JPH07112550B2 - 電気集塵装置の運転方法 - Google Patents
電気集塵装置の運転方法Info
- Publication number
- JPH07112550B2 JPH07112550B2 JP62021602A JP2160287A JPH07112550B2 JP H07112550 B2 JPH07112550 B2 JP H07112550B2 JP 62021602 A JP62021602 A JP 62021602A JP 2160287 A JP2160287 A JP 2160287A JP H07112550 B2 JPH07112550 B2 JP H07112550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust
- electrostatic precipitator
- collection chamber
- dust collection
- hammering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は複数のガス通路により区劃された集塵室とこ
の集塵室に直流高電圧を荷電する電源装置とを有する電
気集塵装置の運転方法に係り、特に一部のガス通路を閉
路している際にこの集塵室の荷電を複数回ON−OFFを繰
り返す運転制御信号を形成する運転方法に関する。
の集塵室に直流高電圧を荷電する電源装置とを有する電
気集塵装置の運転方法に係り、特に一部のガス通路を閉
路している際にこの集塵室の荷電を複数回ON−OFFを繰
り返す運転制御信号を形成する運転方法に関する。
従来のこの種の電気集塵装置の運転方法を火力発電所を
例にとつて説明する。
例にとつて説明する。
第１図は火力発電所のボイラ排ガス清浄用電気集塵装置
の模式図である。
の模式図である。
電気集塵装置は、ボイラ側の条件又は運転条件により、
２系列に分割又は１系列にて構成される。以下の説明は
簡単にするため１系列の場合について行なう。
２系列に分割又は１系列にて構成される。以下の説明は
簡単にするため１系列の場合について行なう。
電気集塵装置は放電極、集塵極、槌打装置より成る集塵
室1,2と、入口ダンパ３、出口ダンパ４、および仕切板
５により区劃された入口出口ガス通路6,7、更には集塵
室放電極部に直流高圧を荷電する直流電源装置8,9より
構成され、ボイラからの排ガスは入口煙道10を経由し電
気集塵装置内に導びかれ塵埃を捕集された清浄ガスは出
口煙道11を経て、煙突より大気に放出される。
室1,2と、入口ダンパ３、出口ダンパ４、および仕切板
５により区劃された入口出口ガス通路6,7、更には集塵
室放電極部に直流高圧を荷電する直流電源装置8,9より
構成され、ボイラからの排ガスは入口煙道10を経由し電
気集塵装置内に導びかれ塵埃を捕集された清浄ガスは出
口煙道11を経て、煙突より大気に放出される。
第２図は電気集塵装置の運転方法のダイアグラム、第３
図は第２図の部分拡大図であり両図共横軸Ｔは時間軸を
示す。
図は第２図の部分拡大図であり両図共横軸Ｔは時間軸を
示す。
集塵室2Aを槌打する時に捕集灰が再飛散し、煙突より可
視煙として発生することを防止するために集塵室2Aを槌
打する時に入口ダンパ3Aおよび出口ダンパ4Aを全閉して
ガス通路6Aを閉路し、集塵室2A内へのガスの流入を防止
する。
視煙として発生することを防止するために集塵室2Aを槌
打する時に入口ダンパ3Aおよび出口ダンパ4Aを全閉して
ガス通路6Aを閉路し、集塵室2A内へのガスの流入を防止
する。
即ち、第１図の場合は、全ガス量をガス通路6B,6C,6Dに
流入させる。出口ダンパ4Aが全閉次第、集塵室2Aは（t4
＋t5）時間荷電停止し、t4時間槌打し、塵埃第１沈降時
間t5を経て再荷電され、第２沈降時間t6を経た後に出口
ダンパ4Aを開き、更に入口ダンパ3Aを開き、完了後隣接
の集塵室2Bへ移行するように構成されている。
流入させる。出口ダンパ4Aが全閉次第、集塵室2Aは（t4
＋t5）時間荷電停止し、t4時間槌打し、塵埃第１沈降時
間t5を経て再荷電され、第２沈降時間t6を経た後に出口
ダンパ4Aを開き、更に入口ダンパ3Aを開き、完了後隣接
の集塵室2Bへ移行するように構成されている。
尚、類似例としては、 （ｉ） 集塵室2A槌打時間中も荷電停止しない。
（ii） 集塵室1A槌打時も集塵室2A槌打時と同様に集塵
室1Aを荷電停止する。
室1Aを荷電停止する。
などの方法が用いられる場合もある。
通常この種の電気集塵装置の大きさや、ガス通路数や第
２図に示す運転間隔は電気集塵装置に流入し得る最大の
ガス量や、最大の塵埃量を想定して計画されており、ボ
イラが軽負荷運転されている場合や、発塵量の少ない燃
料を使用されている場合に集塵室2Aの槌打間隔T2を長く
設定することや、電源装置８および９の出力電流を省電
力の観点より抑制設定して運転されていた。
２図に示す運転間隔は電気集塵装置に流入し得る最大の
ガス量や、最大の塵埃量を想定して計画されており、ボ
イラが軽負荷運転されている場合や、発塵量の少ない燃
料を使用されている場合に集塵室2Aの槌打間隔T2を長く
設定することや、電源装置８および９の出力電流を省電
力の観点より抑制設定して運転されていた。
このような運転においては、ボイラの負荷上昇時又はス
ートブロー時に電源装置８および９の出力電流を急増し
た場合に電気集塵装置の集塵室１および２に堆積付着し
た塵埃は出力電流急増によるイオン風の影響により、再
飛散し煙突からの可視煙として確認される場合がある。
ートブロー時に電源装置８および９の出力電流を急増し
た場合に電気集塵装置の集塵室１および２に堆積付着し
た塵埃は出力電流急増によるイオン風の影響により、再
飛散し煙突からの可視煙として確認される場合がある。
この発明の目的は、前記従来技術の問題点を解消し、第
２図および第３図に示す。槌打時の付着塵埃の剥離効果
を増し、ボイラ負荷増加やスートブロー時などの際の電
源装置の出力電流を急増する時の再飛散塵埃の少ない電
気集塵装置の運転方法を提供するにある。
２図および第３図に示す。槌打時の付着塵埃の剥離効果
を増し、ボイラ負荷増加やスートブロー時などの際の電
源装置の出力電流を急増する時の再飛散塵埃の少ない電
気集塵装置の運転方法を提供するにある。
この発明は電源装置の出力電流急増時の塵埃の再飛散が
集塵装置内の付着堆積塵埃のイオン風によるものである
ことを確認し、この付着、堆積塵埃の量を減らすこと、
即ち、槌打時の剥離効果を増加して付着、堆積塵埃を解
消する手段として一部のガス通路を閉路している時間中
に、この集塵室の槌打を行い、次にこの集塵室の荷電の
ON−OFFを複数回繰り返すように運転制御信号を構成し
たものである。
集塵装置内の付着堆積塵埃のイオン風によるものである
ことを確認し、この付着、堆積塵埃の量を減らすこと、
即ち、槌打時の剥離効果を増加して付着、堆積塵埃を解
消する手段として一部のガス通路を閉路している時間中
に、この集塵室の槌打を行い、次にこの集塵室の荷電の
ON−OFFを複数回繰り返すように運転制御信号を構成し
たものである。
第４図はこの発明に係る電気集塵装置の運転方法の一実
施例のダイアグラムを示す。
施例のダイアグラムを示す。
例えば第１〜４図において、ガス通路6Aが閉路されてい
るときは他のガス通路6B,6C,6Dは開路されている。電気
集塵装置の集塵室1A〜1D、2A〜2Dの槌打は第２図に示す
ように順次行われる。集塵室2A〜2Dの槌打時は第３図お
よび第４図に示すように、電気集塵装置の入口ダンパ3A
〜3D、出口ダンパ4A〜4D、電源装置８および９が槌打装
置に連動するように構成されている。ガス通路6Aの閉路
時は一般的には第３図に示すように構成されているが、
この実施例では槌打終了後の塵埃室１沈降時間t5の後、
再荷電、荷電休止、再再荷電、荷電休止と荷電のON−OF
Fを繰り返し、第２沈降時間〔t6−t7×ｎ回−t8×（ｎ
−１）回〕を経た後に出口ダンパ4Aを開き、更に入口ダ
ンパ3Aを開き、完了後隣接の集塵室2Bへ移行するように
構成したもので、荷電時間t7、荷電休止時間t8はタイマ
より成り、各々数秒間に設定されている。又、荷電時間
t7の荷電状態は電源装置の定格（最大）出力電流迄出力
し、瞬時荷電によるイオン風の効果により、t4時間の槌
打により剥離されなかつた塵埃や、槌打結果により新た
に集塵室内に付着、堆積した塵埃を吹き飛ばす効果が得
られた。
るときは他のガス通路6B,6C,6Dは開路されている。電気
集塵装置の集塵室1A〜1D、2A〜2Dの槌打は第２図に示す
ように順次行われる。集塵室2A〜2Dの槌打時は第３図お
よび第４図に示すように、電気集塵装置の入口ダンパ3A
〜3D、出口ダンパ4A〜4D、電源装置８および９が槌打装
置に連動するように構成されている。ガス通路6Aの閉路
時は一般的には第３図に示すように構成されているが、
この実施例では槌打終了後の塵埃室１沈降時間t5の後、
再荷電、荷電休止、再再荷電、荷電休止と荷電のON−OF
Fを繰り返し、第２沈降時間〔t6−t7×ｎ回−t8×（ｎ
−１）回〕を経た後に出口ダンパ4Aを開き、更に入口ダ
ンパ3Aを開き、完了後隣接の集塵室2Bへ移行するように
構成したもので、荷電時間t7、荷電休止時間t8はタイマ
より成り、各々数秒間に設定されている。又、荷電時間
t7の荷電状態は電源装置の定格（最大）出力電流迄出力
し、瞬時荷電によるイオン風の効果により、t4時間の槌
打により剥離されなかつた塵埃や、槌打結果により新た
に集塵室内に付着、堆積した塵埃を吹き飛ばす効果が得
られた。
この発明は、複数のガス通路により区劃された集塵室と
この集塵室に直流高電圧を荷電する電源装置とを有する
電気集塵装置の一部のガス通路を閉路している時間中
に、この集塵室の槌打を行い、次にこの集塵室の荷電ON
−OFFを複数回繰り返す運転制御信号を形成する運転方
法を採用したから、ボイラ負荷上昇時および、スートブ
ロー時の直流電源装置の出力電流を急増した際の集塵装
置出口の塵埃のピーク値を1/2以下に低下させることが
できる。
この集塵室に直流高電圧を荷電する電源装置とを有する
電気集塵装置の一部のガス通路を閉路している時間中
に、この集塵室の槌打を行い、次にこの集塵室の荷電ON
−OFFを複数回繰り返す運転制御信号を形成する運転方
法を採用したから、ボイラ負荷上昇時および、スートブ
ロー時の直流電源装置の出力電流を急増した際の集塵装
置出口の塵埃のピーク値を1/2以下に低下させることが
できる。
第１図はこの発明に係る運転方法を適用する火力発電所
のボイラ排ガス清浄用電気集塵装置の模式図、第２図は
電気集塵装置の運転方法のダイヤグラム、第３図は第２
図の部分拡大図、第４図はこの発明に係る電気集塵装置
の運転方法の１実施例のダイヤグラムを示す。 1,2……集塵室， 6A……閉路されたガス通路， 6B,6C,6D……開路されたガス通路。
のボイラ排ガス清浄用電気集塵装置の模式図、第２図は
電気集塵装置の運転方法のダイヤグラム、第３図は第２
図の部分拡大図、第４図はこの発明に係る電気集塵装置
の運転方法の１実施例のダイヤグラムを示す。 1,2……集塵室， 6A……閉路されたガス通路， 6B,6C,6D……開路されたガス通路。
Claims (1)
- 【請求項１】複数のガス通路により区割された集塵室と
この集塵室に直流高電圧を荷電する電源装置とを有する
電気集塵装置の運転方法において、 一部のガス通路を閉路している時間中にこの集塵室の槌
打を行い、次にこの集塵室の荷電ON−OFFを複数回繰り
返す運転制御信号を形成することを特徴とする電気集塵
装置の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62021602A JPH07112550B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 電気集塵装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62021602A JPH07112550B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 電気集塵装置の運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63190665A JPS63190665A (ja) | 1988-08-08 |
| JPH07112550B2 true JPH07112550B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=12059584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62021602A Expired - Lifetime JPH07112550B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 電気集塵装置の運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112550B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2514411B2 (ja) * | 1988-10-07 | 1996-07-10 | 日立プラント建設株式会社 | 電気集麈装置の清掃方法 |
| WO2014196310A1 (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-11 | 東京博善株式会社 | 火葬システム |
| JP2015047529A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 | 電気集塵装置用の電源制御装置及び方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245782A (en) * | 1975-08-06 | 1977-04-11 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Re-dispersion-preventing type electric dust collecting apparatus based on ion wind |
| JPS5245949A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-12 | Central Glass Co Ltd | Recording system of two pen type |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP62021602A patent/JPH07112550B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63190665A (ja) | 1988-08-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109290057A (zh) | 用于清洁静电除尘器的方法及装置 | |
| JPH0398614A (ja) | ガスの清浄化方法及び清浄化装置 | |
| JP2010525937A (ja) | 除塵およびガス清浄用の静電式再循環のプロセスおよび装置 | |
| JPH07112550B2 (ja) | 電気集塵装置の運転方法 | |
| WO1998058744A1 (fr) | Electrofiltre et electrode d'electrofiltre utilisee pour celui-ci | |
| US3988127A (en) | Electrostatic precipitator apparatus and method | |
| CN212594797U (zh) | 一种多场分区细颗粒物高效脱除的装置 | |
| JP3527690B2 (ja) | 電気集塵装置 | |
| JP2514411B2 (ja) | 電気集麈装置の清掃方法 | |
| AU644310B2 (en) | Method for dry electrostatic cleaning of dust and pollutant containing exhaust gases | |
| JPH10216560A (ja) | 電気集塵装置の灰処理方法 | |
| JP2608872B2 (ja) | 含塵媒体を追加清浄するための装置 | |
| JPS6245362A (ja) | 電気集塵装置の運転方法 | |
| JP5876537B2 (ja) | 発電所運用システム | |
| CN211273876U (zh) | 一种可移动式收尘口可开闭调整装置 | |
| JP3531707B2 (ja) | 電気集塵装置の運転方法 | |
| JP2687268B2 (ja) | 乾式電気集塵装置 | |
| JP2010012382A (ja) | 電気集じん器の集じん極槌打方法 | |
| JP3020797B2 (ja) | 再飛散防止型の電気集塵装置 | |
| JPS6025558A (ja) | 電気集塵装置 | |
| RU2109577C1 (ru) | Способ регулирования работы n-секционного электрофильтра | |
| JPH07108189A (ja) | 複合電気集塵機 | |
| JP2963335B2 (ja) | 区分ダンパーの操作方法 | |
| JPH06114288A (ja) | 電気集塵機の運転方法 | |
| JP2000288423A (ja) | ボイラ排煙処理設備における電気集塵装置の運転方法 |