JPH07112490B2 - 芳香供給装置 - Google Patents

芳香供給装置

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JPH07112490B2
JPH07112490B2 JP1035726A JP3572689A JPH07112490B2 JP H07112490 B2 JPH07112490 B2 JP H07112490B2 JP 1035726 A JP1035726 A JP 1035726A JP 3572689 A JP3572689 A JP 3572689A JP H07112490 B2 JPH07112490 B2 JP H07112490B2
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JP
Japan
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chamber
aroma
fragrance
cartridge
valve
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JP1035726A
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康久 阿久津
朗 望月
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、使用している芳香剤の芳香成分が装置内に残
香として存在しないように供給する芳香供給装置に関す
る。
従来の技術 芳香供給装置の中には、例えば特開昭56−83352号公報
に示されたものがある。これは、芳香カートリッジを着
脱自在に装置本体としてのケーシングに取り付けてお
き、ファンの回転により芳香剤から揮発した芳香成分を
供給する構造になっている。
発明が解決しようとする課題 芳香カートリッジを交換することにより、花の香り,柑
橘類の香り,木の香り,甘い香り,針葉樹の香り等好み
の香りを提供することができるものの、使用している芳
香カートリッジの芳香剤の芳香成分がケーシング内に存
在して残香が残る。このため、芳香剤の芳香成分系統が
異なる芳香カートリッジに交換した場合に、交換前の芳
香成分と交換後の芳香成分とが混合し、交換前後の芳香
成分の具合によっては悪臭になることがある。
課題を解決するための手段 芳香剤を含有するカートリッジと、該カートリッジを着
脱自在に取り付ける第1室と、該第1室と弁機構を介し
て連通する第2室と、第1室内の空気を第2室へ通風さ
せるファンとを備えた芳香供給装置であって、弁機構の
閉弁後所定の時間だけファンを回転させる制御手段を設
けてある。
作用 弁機構が閉弁動作して、芳香剤の放出が遮断した後も、
ファンが所要時間回転し、第2室に残存する芳香剤を装
置外に放出する。
実施例 第1実施例 第1〜3図に示すように、この第1実施例の芳香供給装
置は大まかには、ケーシング1と芳香カートリッジ2と
第1室3と第2室4と絞り部5と弁6とファン7とスイ
ッチ8と制御手段9とを備えている。
ケーシング1は装置本体を構成するものであって、密閉
箱形になっており、その一側壁には空気導入口10が形成
され、その前壁他半部には空気導出口11が形成されてい
る。
芳香カートリッジ2はベースブロック20と、これに装着
した繊維質棒に芳香液を染み込ませた芳香剤21と、芳香
剤21を被覆してベースブロック20に装着したカバー22と
で構成されている。カバー22の頂壁には貫通孔23を形成
してある。
第1室3は芳香カートリッジ2を着脱自在に取り付ける
ものであって、ケーシング1の前壁とこれに取り付けた
箱体30とでケーシング1内に画成されている。第1室3
の空気導入口側壁と頂壁とには貫通孔31,32を形成して
ある。空気導入口側壁の貫通孔31は空気導入口10にダク
ト33を介して連通されている。頂壁側壁の貫通孔32は芳
香カートリッジ2を第1室3に取り付けた状態において
芳香カートリッジ2の貫通孔23と位置が対応する。第1
室3の前壁には受容孔34を貫通形成してあり、受容孔34
から芳香カートリッジ2のカバー22を挿入し、受容孔34
にベースブロック20を挿入し、ベースブロック20の周面
に設けた突起24を受容孔34の孔壁面に設けた凹部35に嵌
合することにより、芳香カートリッジ2が第1室3に着
脱自在に取り付けられる。
第2室4は密閉型の箱型に形成されており、第2室4の
第1室側壁と反空気導入口側壁とには貫通孔40,41が形
成されている。第1室側壁の貫通孔40は第1室3の頂壁
に形成した貫通孔32に絞り部5を構成するパイプを介し
て連通されている。
弁機構である弁6は絞り部5内に設けられており、第1
室3と第2室4との外側に組み付けられたアクチュエー
タとしてのソレノイド60により開閉する電磁駆動型にな
っており、開弁動作により第1室3から第2室4への芳
香成分の放出を許容するとともに、閉弁動作により第1
室3から第2室4への芳香成分の放出を遮断する。
ファン7はアクチュエータとしてのモータ70の出力軸に
取り付けられており、ケーシング1の前壁の空気導出口
11を設けた他半部と箱体71とでケーシング1内に画成さ
れたファン収納室72内に収納配置されている。モータ70
はケーシング1に取り付けられている。ファン収納室72
の頂壁には貫通孔73が形成されている。貫通孔73は第2
室4の反空気導入孔側壁に形成した貫通孔41にダクト74
を介して連通されている。
スイツチ8はケーシング1の前壁の一半部で芳香カート
リッジ未配置部分に取り付けられている。
制御手段9はケーシング1内に取り付けられ、スイッチ
8のオン動作により、制御手段9に予め設定されている
プログラムにしたがって、ソレノイド60とモータ70とに
電力を供給し、弁6を開弁動作するとともにファン7を
回転する一方、スイッチ8のオン動作から第1所要時
間、例えば3分間が経過したときに、ソレノイド50への
電力を遮断して弁6を閉弁動作し、更に弁6の閉弁動作
から第2所要時間、例えば1分間の時間遅れをもってモ
ータ70への電力を遮断してファン7の回転を停止する。
以上の第1実施例構造によれば、芳香カートリッジ2を
第1室3に取り付けておき、スイッチ8をオン動作する
と、制御手段9が予め設定されたプログラムにしたがっ
て弁6とファン7とを駆動制御する。これを第3図に示
したフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ステップS1でスイッチ8がオン動作しているか否
かを判断する。そしてスイッチ8がオン動作している
と、ステップS2で弁6を開弁動作し、ステップS3でファ
ン7を回転する。ファン7の回転と弁6の開弁動作とに
より、第1図に矢印Xで示すように、ケーシング1外の
空気が空気導入口10→ダクト33→貫通孔31→第1室3→
貫通孔32→弁6→絞り部5→貫通孔40→第2室4→貫通
孔41→ダクト74→貫通孔73→ファン収納室72→空気導出
口11を経てケーシング1外に送風される。この送風の過
程において、第1図に矢印Yで示すように芳香カートリ
ッジ2の芳香剤21からカバー22内に揮発している芳香成
分が第1室3から絞り部5を経て第2室4側に流れる空
気流により、芳香カートリッジ2の貫通孔23から絞り部
5に放出される際に緊急縮少を受けて速やかに導出さ
れ、絞り部5から第2室4内に放出される際に断熱膨張
を受けて第2室4内に拡散し、第2室4内で空気と十分
に混合され、芳香成分を含む空気となって空気導出口11
から放出される。
次に、ステップS4で、制御手段9中の図外の第1タイマ
で設定されている第1所要時間、つまり上記スイッチ8
のオン動作から第1所要時間、例えば3分間が経過した
か否かを判断する。この第1所要時間が経過すると、ス
テップS5で弁6を閉弁動作する。この後、ステップS6
で、制御手段9中の図外の第2タイマで設定されている
第2所要時間、つまり上記弁6の閉弁動作から第2所要
時間、例えば1分間が経過したか否かを判断する。この
第2所要時間が経過すると、ステップS7でファン7の回
転を停止し、ステップS8でスイッチ8がオフ動作してい
るか否かを判断し、スイッチ8がオフ動作したら終わ
る。即ち、ステップS5〜S7から明らかなように、弁6の
閉弁動作による第1室3から第2室4への芳香成分Yの
放出を遮断した後も、ファン7が第2所要時間(1分
間)回転して、第2室4内に残存する芳香成分Yをケー
シング1外に放出して、装置全体の残香を低減できる。
ところで上述のように、スイッチ8がオフ動作し、弁6
が閉弁動作し、ファン7の回転が停止している芳香供給
装置の停止状態において、芳香カートリッジ2を第1室
3から取り外し、別の芳香カートリッジ2を第1室3に
取り付けるというように、芳香カートリッジ2を交換す
る。この芳香カートリッジ2の交換後に、スイッチ8を
オン動作すると、弁6の開弁動作とファン7の回転とに
より、前述と同様に第1所要時間、芳香剤21の芳香成分
を含む空気が空気導出口11から放出する。この第1所要
時間が経過すると、弁6が閉弁動作し、この弁6の閉弁
動作から第2所要時間の時間遅れをもってファン7の回
転が停止し、交換後の芳香成分もケーシング1外に放出
され、装置全体の残香を低減できる。
第2実施例 第4図に示すようにこの第2実施例では、芳香カートリ
ッジ2Aがカバー22の頂部に蓋体25をスライド可能に装着
し、蓋体25により貫通孔23を開放,閉鎖可能に構成して
あり、芳香カートリッジ2Aを第1室3に取り付ける時に
蓋体25を開扉操作して貫通孔23を開放する一方、芳香カ
ートリッジ2Aを第1室3から取り外した時に蓋体25を閉
扉操作して貫通孔23を閉鎖するようにした点に特徴があ
り、それ以外の構造は第1実施例と基本的には同一にな
っている。したがってこの第2実施例によれば、芳香カ
ートリッジ2Aの使用中での芳香成分の放出に支障を招く
ことなく、芳香カートリッジ2Aの未使用中での芳香成分
の放出を阻止できる。
第3実施例 第5図に示すようにこの第3実施例では、芳香カートリ
ッジ2Bがカバー22を第1室3の内壁面に密接するように
構成し、第2室4をケーシング1内の第1室3とファン
収納室72とを除いた空間で構成し、絞り部5を貫通孔2
3,32で構成し、第1室3の貫通孔31とダクト33,74とを
省略した点に特徴があり、それ以外の構造は第1実施例
と基本的には同一になっている。したがってこの第3実
施例によれば、第5図のようにソレノイド60で弁6を開
弁動作することにより貫通孔23,32が開放され、この弁
6が開弁動作した状態において、ファン7を回転する
と、ケーシング1外の空気が矢印Xで示すように空気導
入口10→第2室4(ケーシング1内の空間)→貫通孔73
→ファン収納室72→空気導出口11を経てケーシング1外
に送風される。この送風過程において、芳香剤21から発
揮している芳香成分が第1室3外側の弁6周りを流れる
空気流により貫通孔23,32を通って第2室4内に放出さ
れる際に、緊急縮少と断熱膨張とを受けて、空気と十分
に混合される。また芳香カートリッジ2Bを第1室3に取
り付けた状態においては、カバー22の貫通孔23周りの頂
壁が第1室3に密接しているので、カバー22内に揮発し
た芳香成分が第1室3に流入することはない。よって芳
香成分が第1室3内壁面に着臭することなく、装置全体
としての残香をより低減できる。
ここで残香度合い、つまり残香の臭気強度について、下
記〜の場合に別けて、3分間の芳香供給を1日5回
づつ、1週間行った後、測定したところ、第7図に示す
結果を得た。
芳香カートリッジ2にカバー22を付けて、ファン7の
回転を弁6の開閉動作から1分間継続した。
芳香カートリッジ2からカバー22を取り外して、ファ
ン7の回転を弁6の閉弁動作から1分間継続した。
芳香カートリッジ2にカバー22を付けて、ファン7の
回転を弁6の閉弁動作と同時に停止した。
芳香カートリッジ2からカバー22を取り外して、ファ
ン7の回転を弁6の閉弁動作と同時に停止した。
この測定結果を考察すると、従来の芳香供給装置に相当
するの場合は人間の嗅覚ではっきりと分かる程度であ
ったのに対して、本発明の芳香供給装置に相当するの
場合は人間の嗅覚でかすかに分かる程度であった。この
の残香の臭気強度は芳香供給に際して交換前後の芳香
成分が混じり合っても、交換後の芳香が交換前の芳香に
打ち勝ち、人間の嗅覚では交換後の芳香だけであると感
じられるものであった。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例
えば第6図に示すように、芳香カートリッジ2Cの弁機構
である蓋体25Aをスプリング26とアクチュエータ27とで
開閉させることもできる。また図示は省略するが、繊維
質棒に芳香液を染み込ませた芳香剤21を合成樹脂製のフ
ィルムで被覆し、芳香剤21の露出量により芳香剤21の揮
発量を制御したり、あるいは芳香剤21の交換時はフィル
ムが巻いてあるため、芳香剤21を手で持っても芳香液が
手に付かないようにしたりすることもできる。さらに第
1タイマで設定する第1所要時間を変えることにより芳
香供給時の臭気強度を変更したり、あるいは第2タイマ
で設定する第2所要時間を変えることにより残香の臭気
強度を変更したりすることも可能である。又、前述の実
施例ではファンにより室の空気を通流させたが、ラム圧
により通流させることもできる。更に前述の実施例では
第1室と第2室を設けているが、カートリッジの側に芳
香剤の供給を停止する装置を設ければ、室を1つにする
こともできる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、弁が閉弁動作して、芳香
剤成分の放出が遮断した後も、ファンが所要時間回転
し、残存する芳香剤成分を装置外に放出することができ
るので、芳香カートリッジを交換した場合に、交換前の
芳香剤成分と交換後の芳香剤成分とが交じりあって悪臭
となる不都合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は同
第1実施例の電気的な構成図、第3図は同第1実施例の
フローチャート、第4図は本発明の第2実施例を示す断
面図、第5図は本発明の第3実施例を示す断面図、第6
図は本発明の芳香カートリッジの異なる例を示す断面
図、第7図は本発明の残香の臭気強度の測定結果図であ
る。 2,2A,2B,2C……芳香カートリッジ、3……第1室、4…
…第2室、5……絞り部、6……弁、7……ファン、9
……制御手段、21……芳香剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香剤を含有するカートリッジと、該カー
    トリッジを着脱自在に取り付ける第1室と、該第1室と
    弁機構を介して連通する第2室と、第1室内の空気を第
    2室へ通風させるファンとを備えた芳香供給装置であっ
    て、弁機構の閉弁後所定の時間だけファンを回転させる
    制御手段を設けたことを特徴とする芳香供給装置。
  2. 【請求項2】芳香剤カートリッジの芳香成分を放出する
    通路の途中に絞り部が形成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の芳香供給装置。
  3. 【請求項3】絞り部が第1室と第2室との間に形成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の芳
    香供給装置。
JP1035726A 1989-02-15 1989-02-15 芳香供給装置 Expired - Lifetime JPH07112490B2 (ja)

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JPH02215469A JPH02215469A (ja) 1990-08-28
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