JP4431275B2 - 無残存式揮発性物質拡散器 - Google Patents

無残存式揮発性物質拡散器 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、揮発性物質の拡散器に関するものである。
【0002】
欧州特許第0104758号には、本体と揮発性物質のしみ込んだ製品のカートリッジとから成る揮発性物質拡散器が開示されている。この本体は、カートリッジを取り外し可能に収容できるようになっている。カートリッジの下部の空気をラジエターで加熱することができ、加熱された空気をカートリッジに通して内部の揮発性物質を拡散させるべく本体内の上部開口から外部へ逃せるようになっている。拡散を停止するにはカートリッジを本体から取り外すことが必要で、取り外したカートリッジは保護材で密封シールしておく必要がある。これらの操作には比較的長時間を要する。更には、カートリッジを本体から取り外した場合には、カートリッジが保護材でカバーされない限り、拡散物質が拡散し続けることになる。従って、この拡散器では拡散の停止は相当長い時間をかけて極めて緩慢にしか行われず、ユーザーがその停止を希望してから大分後になって停止する。こうして残存香が残ってしまうが、次に別の香りの揮発性物質の好適な拡散を行うには、前の残存香が完全に無くなるまで待たなければならないことになる。
【0003】
別の文献、フランス特許第1500142号には同心状の2つの円筒チューブを備えた香気拡散器が開示されており、これら円筒チューブには複数の横向き開口が設けられ、双方のチューブの開口同士を徐々に合致させるように相対回転させることで内側のチューブ内に収容された物質の香気を外部に拡散できるようになっている。この拡散器を使用する場合、残存香の影響を無くすには2つのチューブ間の気密シールが不可避である。この場合、そのようなシールは製造上かなり複雑な形態となる。
【0004】
本発明の主な課題は、拡散を急速に停止でき、しかも製造が容易な拡散器を提供することにある。
【0005】
この課題を達成するため、本発明では、少なくとも1つの開口を有する本体と揮発性物質含有製品のための収容具とを備え、該収容具が本体内で前記製品を通過して開口に気体を流すことのできる拡散位置と前記製品を開口から遮断する閉鎖位置との間で変位できるように本体に取り付けられ、収容具と本体とが互いに対面して延在する表面をそれぞれ有する拡散器であって、前記各表面のうちの一方を球面とした拡散器を提供するものである。
【0006】
このような球面を備えていることにより、本発明ではシールの形状を製造容易な形状、例えば円形にすることができる。このシールは全周シールであるため、閉鎖位置においては香気は全く拡散されることがない。収容具を閉鎖位置にすると揮発性物質の拡散は迅速に停止し、残存香の影響も生じない。従って、別の香気物質の拡散への切換を迅速に行うことができる。しかも拡散の停止操作は簡単且つ迅速に行うことができる。
【0007】
本発明の好適な態様において、前記球面は収容具の表面である。
【0008】
本発明の別の好適な態様において、収容具は本体に対し回転により変位可能とされている。
【0009】
この場合、収容具は、その拡散位置とその閉鎖位置との双方において本体内で同じ場所を占めるように、同一位置で回転により変位できるようにすることが好ましい。
【0010】
これにより、収容具の変位を本体内の狭い占有空間で果たすことができる。
【0011】
特に好ましくは、収容具は、製品を通過する気流の方向に対して直角な軸心周りで回転変位できるようにする。
【0012】
また、前記各表面はそれぞれ回転の軸心に関して回転対称面とすることが好ましい。
【0013】
これらの各表面は好ましくは共に球面とする。
【0014】
本発明の更に別の好適な態様では、収容具が球状内面を有している。
【0015】
本発明の更に別の好適な態様では、前記開口を第1の開口とすると、本体は第2の開口を有し、この第2の開口は、収容具が拡散位置にあるときに気体が第2の開口内に流入してから製品を通過して第1の開口に流入するよう設けられている。
【0016】
本発明の更に別の好適な態様においては、収容具の閉鎖位置において本体と収容具との間をシールする少なくとも1つの要素を備えている。
【0017】
本発明の更に別の好適な態様においては、収容具が前記製品を収容した取り外し可能なカ一トリッジを備えている。
【0018】
本発明の更に別の好適な態様では、前記製品は揮発性物質を吸着状態で含有する粒状物を備えている。
【0019】
この粒状物は多量の揮発性物質を吸着でき、粒状物間の隙間によって揮発性物質の拡散のための気流と粒状物との交換に充分な領域を提供可能である。
【0020】
本発明の更に別の好適な態様によれば、収容具は複数の小穴の開いた壁を有しており、各小穴は球状の前記粒状物が小穴に引っ掛かっても気体の通路を確保できるような輪郭形状を有している。
【0021】
この場合、壁は、例えば縦向きをはじめとして如何なる壁の姿勢においても粒状物を壁の後に留め、従って小穴が粒状物によって塞がれることはない。
【0022】
各小穴は、好ましくは歪んだ円形状の輪郭形状を有するものとする。
【0023】
また、壁は起伏形状を有することが好ましい。
【0024】
この場合、小穴は特に簡単な様式で歪んだ形状にすることができる。
【0025】
本発明はまた、上述の本発明による拡散器を少なくとも一つと、これら拡散器を同時に保持可能な支持体とを備えたことを特徴とする揮発性物質拡散装置も提供する。
【0026】
この場合、支持体は各拡散器を一緒にクリップ形式で保持できるように設計しておくことが好ましい。
【0027】
本発明の好適な態様によれば、支持体は特定又は各々の拡散器の収容具の位置を制御する手段を備えている。
【0028】
本発明の別の好適な態様によれば、支持体は拡散位置において特定又は各々の拡散器を通じて気体を循環させる手段を備えている。
【0029】
この気体循環手段としては、製品の加熱及び拡散される揮発性物質の劣化を回避するための送風機を用いることが好ましく、或いは更に静粛性に優れたタービン送風機を用いることが好ましい。
【0030】
本発明の更に別の好適な態様によれば、支持体は少なくとも2個の拡散器を含んでおり、この場合、気体循環手段は各拡散器に共通の送風機とすることが好ましい。
【0031】
本発明の更に別の好適な態様によれば、拡散装置は拡散器を支持体内の少なくとも1つの予め定められた位置に受け入れる極性化手段を備えている。
【0032】
本発明の更に別の好適な態様によれば、拡散装置は予め定められた少なくとも1つの拡散器を支持体内に受け入れる極性化手段を備えている。
【0033】
本発明の上述以外の特徴と利点は、限定を意図しない単なる例示のための第1と第2の実施形態による以下の詳細な説明から明らかである。
【0034】
図1及び図3を参照すると、本発明の第1実施形態による拡散器2は、例えば立方体などの任意形状の外表面6を有する本体4を備えている。本体4は軸心10をもつ筒状ダクト8を有し、このダクトは本体の中心を貫通して本体の二つの対向面、すなわち前面と後面で開口し、前方開口11と後方開口11とを定めている。本体4はまた、軸心10に直角な軸心14に沿って本体の中心において軸心10と幾何学的に交差する筒状ダクト12も備えている。この筒状ダクト12は本体の下面側で外部に開口している。
【0035】
本体4は軸心14に関して回転対称の内面16を有している。本実施形態において内面16は凹球面であり、その中心は本体の中心と一致している。この凹球面16は筒状ダクト8及び筒状ダクト12と幾何学的に交差している。本体4はエラストマー製の円形リング形状の二つのシール19を備えており、これらシールリング19は、凹球面16によって互いに離隔された二カ所の筒状ダクト8に隣接する部分で凹球面16上に配置されている。
【0036】
図2及び図3を参照すると、拡散器2はスプール20も備えており、このスプールは本体4内の凹球面16とほぼ同じ半径の凸球面の外面22を有する球体であるので、スプール20を本体4内に配置すると凹球面16と凸球面22は互いに接することになる。スプール20は軸心26上に筒状ダクト24を有し、この筒状ダクト24は凸球面に直交して径方向に貫通している。スプール20には、球体中心からの放射方向に向いた軸心30上にシャフト28が固定されており、このシャフト28の軸心30は前記軸心26に対して直角である。シャフト28は凸球面の外面22から突き出している。
【0037】
図3〜図5を参照すると、スプール20はカートリッジ32を備えており、このカートリッジは、筒状ダクト24の内面と面接触する筒状外面と、前方及び後方の二つの端面壁34を有している。これら端面壁34は概略平らな円形状であるが、縦断面の輪郭形状においては各端面壁34は起伏を有している。更に各端面壁は、平面図で見ると円形の複数の小穴36を有しており、これら小穴は端面壁の局所的な非平面部分に形成されている。従って、これらの小穴36は実際には歪んだ非平面状の輪郭を備えている。カートリッジ32には製品35が入っており、この製品は、本実施形態では香水のような揮発性物質を吸着状態で含有するプラスチック粒状物である。このような粒状物としては、例えばエルフ・アトケミ社(ELF ATOCHEM)から商標PEBAXで市販されているポリマー粒子を使用することができる。本実施形態では、スプール20とカートリッジ32が本発明で言う収容具を構成している。
【0038】
スプール20は、シャフト28が筒状ダクト12内に延在して本体4から外部へ突き出るように本体4内に配置される。スプール20は、同軸となった軸心14と30の周りで本体4と相対的に回転移動可能である。スプール20は、軸心14周りの回転位置がどこにあっても本体内の同じ場所を占めている。シャフト28を駆動することによりスプール20は以下に述べる位置のいずれかをとることができる。まず開放位置、即ち拡散位置では両側の筒状ダクト8と24が同軸となり、互いに連らなった状態になる。両側の開口11のうちの一方、即ち第1の開口に空気が流入すると、この空気は、一方の筒状ダクト8、筒状ダクト24の一端部、カートリッジ32の一方の端面壁34、製品35、カートリッジの他方の端面壁34、筒状ダクト24の他端部、他方の筒状ダクト8、そして第2の開口11を順に通過して連続的に流れる。この空気は、製品35内の粒状物の間を通過する際に粒状物から揮発した香気を帯び、これが第2の開口11から外部へ拡散する。カートリッジ32の端面壁34を起伏形状にしておくと、粒状物による小穴36の閉塞を生じることなくカートリッジ32内に粒状物を一杯に充填しておくことができ、カートリッジに正しく空気を通過させることができる。
【0039】
次に閉鎖位置では、スプール20はその筒状ダクト24の軸心26を本体4の筒状ダクト8の軸心10と直角となる方向に向けている。即ち、スプール20の閉じた外壁面が両側の二つの筒状ダクト8の部分に面している。これによりカートリッジ32は本体4及び開口11から隔離され、この隔離は、シールリング19の働きによって密閉下に行われる。
【0040】
勿論、筒状ダクト8と24との軸心10、26が互いに僅かに傾いた状態、即ち部分的な開放位置(又は閉鎖位置)をとることも可能である。このような状態では、一方の開口11から他方の開口へ向かってカートリッジ32を通過する空気の流れを少量に制限することが可能である。
【0041】
スプール20を拡散器2の本体内へ導入可能とするため、本体は、片側の例えば第1の開口11側の内部半分を拡げた空所にして軸線10と同心のネジを切った内側ハウジングとした主本体部2aを備えている。この本体2は、主本体部2aの内側ハウジング内にネジ込まれるネジ付き円筒状のアタッチメント部2bを更に備え、このアタッチメント部に第1の開口11が設けられている。これら二部材の主本体部2aとアタッチメント部2bは、それぞれが内部の凹球面16の半球部分を定めている。スプール20は、主本体部2aがアタッチメント部2bに取り付けられる前に主本体部2a内に収納される。
【0042】
図6及び図7を参照して、本発明の好適な1実施形態による拡散装置は香水オルガンとでも呼ぶべきものであり、複数の拡散器2を前方開口11が同じ向きとなるように並置可能とする一連の場所を有する支持体40を備えている。これら一連の場所はモジュールを構成している。この支持体は、クリップ形式で複数の拡散器をそれぞれの場所に一緒に保持する手段を備えている。各場所には、その場所に置かれた拡散器2の軸心30上でスプール20を本体4に対して相対的に変位操作するための図示しないアクチュエーターが設けられている。支持体40は主ダクト42を備え、この主ダクトは内部に送風機44を装備して一連の二次パイプ46に通じており、これら二次パイプがそれぞれ各拡散器の筒状ダクト8の後方開口11に面する個々の場所に通じている。支持体40はまた、送風機44の起動停止と、各拡散器2の閉鎖、部分的開放、全開放の各位置の選択とを制御する制御装置を備えている。各拡散器2は、互いに異なる例えば香水などの揮発性物質を装填したカートリッジ32を備えている。各拡散器は、いずれも支持体40の後部で空気を取り入れる共通の空気共通源、即ち送風機44により空気の供給を受けるようになっている。
【0043】
全ての拡散器2が閉鎖位置にある状態において、1種または複数種の香気を拡散するには、その香気に対応する一つ又は複数の拡散器2を部分的もしくは完全に開いた状態、即ち拡散位置にするだけでよい。この場合、送風機44がこれら拡散位置にある一つまたは複数の拡散器に空気を供給する。この拡散器を用いた揮発性物質の拡散は温度上昇を伴わず、従って拡散物質の品質劣化は生じない。閉鎖位置にある拡散器は送風機44によって僅かに上昇した圧力に曝されるが、これらの閉鎖位置にある拡散装置2は、この程度の上昇圧力を受けても香気の放出を阻止する性能を有している。
【0044】
拡散位置で開いていた拡散器2を閉鎖位置にすると、その拡散器からの香気の拡散が瞬時に停止する。同時に、その拡散器内部のカートリッジ32も外部から隔離される。従って、香気が持続するという残存現象は起こらない。しかも香水を含有している製品35は外気から遮断され、従ってそのまま長期保存可能となる。支持体40には、各拡散器2をその場所で正確な位置に装着するための極性化手段を設けることが好ましい。拡散器2が支持体上で適正な位置にない場合に拡散器を香気拡散操作できないようにすることは公知の手段で可能である。また上述の部分的な開放位置に操作することにより、拡散される香気の強さを調節することが可能である。例えばステッピングモーターによって各拡散器の部分的な開放位置をかなり正確に選択することができる。
【0045】
次に、図8〜図27を参照して第2実施形態について説明する。尚、これらの図では各部の符号が第1実施形態の相当部分に対して100を加算した番号となっている。
【0046】
図8及び図9に示す支持体140は、図10〜図20に示す拡散器102を受け入れることができる。拡散器102は、中空ケーシング105を有する本体104を備えている。この本体の外形は全体的にほぼ立方体形状であり、また内部形状は全体的にほぼ円筒形である。ケーシング105は、軸心110を有する円筒内面116及び軸心114を有する下部小穴112を備え、軸心110と114は互いに直角に交差する。円筒内面116は、軸心114に直角な面内に延在する平坦部121で切欠かれており、この平坦部の中央部を小穴112が貫通している。ケーシング105は、その軸方向の両端部にそれぞれプレート収容部123を備えている。本体104の両端部には、図15及び図16に示すようにそれぞれ2個の同軸状ディスク部分からなるアダプタープレート127が2つの肩部を形成するように背中合わせでそれぞれ取り付けられている。直径が大きい方のディスク部分は対応するプレート収容部123に嵌合するようになっており、直径が小さい方のディスク部分は嵌合部分の円筒内面116に貫入する。大きい方のディスク部分は直径上の2個のネジによりケーシング105に固定される。ケーシング105と両アダプタープレート127は、このためのネジ位置を有している。これらのアダプタープレートが開口111を形成している。
【0047】
図17〜図20に示すように、拡散器102はスプール120を備えており、このスプールは、本実施形態においても凸球面の外面122と、この凸球面と同心の軸心126を有する円筒内面124とを備えている。円筒内面124は、その軸方向両端部近傍にそれぞれ環状溝129を備えている。これらの環状溝129には、第1実施形態における端面壁34に類似した円形格子板134がそれぞれ填め込まれる。スプール120の内部には、円筒内面124と二つの円形格子板134の間にチャンバーが画定されており、このチャンバー内に揮発性物質を含有する粒状物が充填される。従って、本例の場合、スプールのほぼ全体の内部容積を実際に粒状物で占めることができる。スプールは軸心126と平行に平坦な下部外面131及びそれよりも軸心側にへこんだ位置に平坦な底面を有する矩形凹部133を備えている。
【0048】
図20に示すように、スプール120は本体104内に同軸状に収納される。スプールの外側凸球面122はアダプタープレート127及びケーシング105の円筒内面116に対面する形で延在している。各アダプタープレートは、図20及び図27に示すように円形リング形状のシール119を受け入れる内方肩部をそれぞれ備えている。このシールは、V字状の断面形状を有している。即ち、このシールは、軸心110に平行なベース部173と該ベース部の最も内側の縁部に連なるリップ部135とを備え、リップ部はスプールの凸球面122と局部的に平行となる部分を含んでいて、この部分で凸球面122と接している。図20に示す開放位置においては、両側のシール119は円形格子板134の外周縁に極めて近接している。閉鎖位置においては、円形格子板134はケーシング内の両シール間に位置する円筒内面116に対面し、両シールがこれらの円形格子板を外部から隔離する。
【0049】
図8及び図9に示したように、支持体140はハウジングを画定する壁141を備えており、このハウジングは拡散器102の開口111に対面する2つの開口143を有すると共に拡散器とほぼ同じ形状の空間を形成している。このハウジングは、拡散器を下方にスライドさせて導入するための上部開口146を備えている。また支持体140は、空気を上流側の開口143内に送り込むことのできる送風機144を備えている。好適には、この送風機は騒音の低いタービン送風機とする。
【0050】
ハウジングを形成する縦の側壁141は下流側の開口143に最も近い位置に縦リブ145を備えている。拡散器102の縦の側壁にも図10に示したようにリブ145を受け入れることのできる対応した縦スロット147が設けられている。これらのリブとスロットは拡散器102を所定の正確な位置及び向きでハウジング内に導入する極性化手段を構成している。
【0051】
更に、拡散器102は電子認識手段を備えていても良く、これは、例えば図10に示したように拡散器の側面上で外部からアクセス可能な読み取り端143を備えたICチップで構成可能である。この場合、支持体140にはマイクロプロセッサーの他に、ハウジング内に収納された拡散器の読み取り端143との応答用の手段149を設ける。これら各種の電子要素は、支持体140の使用状況に応じて或る特定の香気の拡散器102のみを支持体内に収容しようとする場合にその極性化の目的で支持体140に導入した拡散器102を電子的に認識する手段を構成するものである。これは、例えば1種類以上の香水の販売促進の目的で支持体を使用する場合、即ち、一つ又は複数の香水に対応する一つ又は複数個の拡散器のみをハウジングに導入しなければならない場合に有効である。
【0052】
支持体140内において、ハウジングを形成する下部壁141はそれを貫通する形で縦軸心を有する駆動軸151を備え、この駆動軸の上端部153は曲面からなる三角形状とされてハウジング内に突出している。この駆動軸については図25及び図26に図解してある。下部壁141の下側において駆動軸151にはピニオン155が取り付けられ、このピニオンは、電動機159の出力軸に取り付けられたピニオン157及びバランスピニオン161と噛み合っている。拡散器102は図21〜図24に示す駆動軸163を備えている。この駆動軸163は、その下面に支持体140の駆動軸151の上端部153を受け入れてそれにより回転される空洞部165を備えている。拡散器の駆動軸163は、その上端部に平坦な突出部167を有しており、この突出部はスプール120を回転駆動するためにスプール120の矩形凹部133内に係合する。これは、電動機159の駆動軸の回転が位置制御の目的のために支持体140の駆動軸151に伝達され、次いで拡散器の駆動軸163とスプール120に伝達される場合である。2次軸たる駆動軸163の空洞部165は、拡散器120が支持体内に収納されていないときにユーザーによるスプール120の操作を制限する。拡散器の駆動軸151は軸心と直交する筒状ダクト169を備えていても良く、このダクトに駆動軸151の回転限界を定めるために支持体のどこかと当接するような棒を挿入しておくことができる。
【0053】
図28は変形実施形態を示しており、この形態においてはスプール120の内面は更に大量の粒状物を収納できるように凹球面124となっている。
【0054】
二つのアダプタープレート127の内の一方を中空ケーシング105と一体に成形して単一部品とすることも可能である。また、二つのアダプタープレートの少なくとも一方を例えば超音波でケーシングに溶接してユーザーが粒状物を交換できないようにし、拡散器102を消耗品として設計するようなことも可能である。
【0055】
支持体140には拡散器の部分的な開放の指令を与える指示目盛付きの可変抵抗器を付加してもよい。
【0056】
支持体140は、特に公衆が使用する場合に備えて、単一の押しボタンで操作できるように設計してもよい。この押しボタン操作で送風機144の起動スイッチの投入と同時に拡散器の開放操作を行うこともできる。また、或る時間遅れで拡散器を閉鎖し、調整可能な所定時限の終了で送風機の通電を遮断するようにしてもよい。この方式は販売現場での香水の試験的拡散に好適である。
【0057】
図29は、上記のような単一押しボタン操作を可能とする支持体140のための電子制御回路の一例である。この場合、使用者が押しボタンを押すと送風機が始動してスプールによる弁が開く。所定の時限(約10秒間)が経過した時点で送風機が停止し、弁が再び閉じる。使用者がこのボタンを再び押しすとこのサイクルが再開される。同様に、使用者がこのボタンを押し続けていると、サイクルの持続時間が延長される。
【0058】
上記時限動作は、リトリガブル単安定マルチバイブレータとして回路基板に搭載されているIC装置NE555(U3)によって与えられている。遅延時間Tは次式に従って調整可能である。
T=0.693×(R13+R2)×C4(秒)
ここで、C4=47μF、R2=16kΩ、R13=0〜470kΩ(可変)である。
【0059】
従って、この場合の遅延時間は0.5秒〜15.8秒の範囲で変動可能である。尚、特定の製品シリーズにおいては可変抵抗器を無くして固定抵抗R1で代替してもよく、その抵抗値を所要の遅延時間に対応して予め定めておけばよい。本例では、この可変抵抗器のノブを時計方向に回すと遅延時間が長くなるようにしてある。
【0060】
送風機144は、IC装置NE555の出力によりトランジスター増幅器G1を介して制御される。ダイオードD4は逆起電力による過電圧を抑制するフライホイールダイオードとして機能する。
【0061】
電動機159(U1)は二連式のパワー増幅器L222(U1A,U1B)で制御される。電動機に電力を印加する時限はRC回路(R14,C3)で設定され、この時間は0〜5秒の範囲で調整可能である。
【0062】
部品D1,R11,C1,R12,F1及びF2は保護回路用部品である。
【0063】
D1は逆極性に対する保護ダイオードである。
【0064】
抵抗R11及びコンデンサーC1は、電流スパイクを制御して電磁環境適合性(EMC)を改善するためのRC回路を形成している。
【0065】
R12は過電圧クリップ用のバリスターである。
【0066】
F1とF2は回路の短絡に対する断路用の保護フューズである。このうちF1は故障の場合に回路基板を確実に非動作状態にするフィラメント型フューズであり、F2は故障が起きたときのみ回路基板を非動作状態にするリセット可能なフューズである。従ってフューズF2を装備した回路基板は保守が簡略となる。
【0067】
回路基板には、室内の壁の電源コンセントから少なくとも6VA、非平滑12V、500mAの直流で給電する。ちなみに、スプールによる弁開閉動作に用いる電動機159の速度を正確に維持するには、負荷状態で12Vの電圧が保証されるようにすることが好ましい。電源が貧弱であるとスプールによる弁動作で完全な解放状態が得られなくなる恐れがある。
【0068】
回路基板の電子回路が通電状態にあることは緑色のLED(D2)によって視覚的に表示される。
【0069】
前述の電動機、送風機、押しボタン及び電源ジャックに対する回路基板の接続部は8ピンのミニKKコネクターからなる。
【0070】
尚、本発明による上記のような拡散装置は、コンピュータのUSBポートで制御するようにしてマルチメディア対応形とすることもできる。
【0071】
また、前述した極性化機能は、或る特定の拡散器102のみを支持体140の特定の場所に装着可能とするように駆動軸151と163とのカップリングに特定の凹凸嵌合形状を与えることでも実現可能である。
【0072】
更に、円形格子板134のうちの一方はスプール120と一体的に成形してもよい。
【0073】
更にまた、拡散器に取り付けたICチップは、製造日付、製品コード等などの各種データを記憶させる目的に使用することもできる。
【0074】
更にまた、使用者の位置に応じて香りを捉える最適状態が得られるように、支持体の出口には着脱式の方向調整可能なノズルを付設しても良い。
【0075】
尚、拡散器2又は102は本体1又は104のみを凹球面のものとし、スプール20又は120は円筒外面のものとすることもできる。
【0076】
また、本体とスプールの一方又は双方の球面は、スプール回転軸心に対して径方向の面内で曲線を描く輪郭で且つこの曲線が常に同じ方向、即ち屈曲点の無い曲線であるような曲面に置き換えることもできる。
【0077】
更に別の実施形態として、支持体40を使用せずに拡散器2だけを単独使用することもできる。この場合、強制送気を行うことなく香気を拡散できる。このような拡散器は、例えば使用者の首に掛けて使用することも可能である。また、この拡散器は密閉状態にすることができるので、使用者は拡散器を装着したまま風呂に浸かることもできる。
【0078】
拡散すべき物質は、例えば特定の場所で嗅覚にアピールしたり、店舗内に香りを供したりするための香水であっても良い。また、昆虫又は動物を撃退或いは惹き寄せたりするためのフェロモン物質であっても良い。使用者がこの拡散器を装着すれば、危険な虫に対する有効な防護策となる。更に拡散すべき物質として脱臭、消毒又は殺菌物質を用いることもできる。
【0079】
更にまた、小穴36は、平板の端面壁34又は134に例えば楕円形又は多角形などの非円形の穴として形成することもできる。
【0080】
粒状物を保持する端面壁の小穴に関する仕様は、拡散器の各表面の形状とは無関係に選定可能である。
【0081】
更にまた、送風機44、144の代わりに、支持体40、140に不活性ガスの圧縮供給源を装備することもできる。
【0082】
拡散装置の支持体40、140は、それぞれ複数の拡散器2,102からなるモジュールを複数装備して、多数の拡散器2,102からなる矩形マトリックスを構成するようにしても良い。
【0083】
本発明による拡散器は、以上に述べたものから大きく異なる種々の構成を有していても良い。
【0084】
本発明による拡散器及び拡散装置は、特定の環境下、特に公衆環境下で臭いの拡散に対する公的な規制により使用が禁止されている特にアルコールなどの溶剤を全く使用することなく臭い又は香気を拡散することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施態様による拡散器の本体を半裁縦断面と共に示す斜視図である。
【図2】 図1の拡散器のスプール状収容具の斜視図である。
【図3】 図1と図2の本体とスプール状収容具の組立状態を示す閉鎖位置の縦断面図である。
【図4】 図3におけるカートリッジの壁の平面図である。
【図5】 図4における壁のV−V線矢視断面図である。
【図6】 図3による拡散器を複数個保持した拡散装置の斜視図である。
【図7】 図6の装置の横断面図である。
【図8】 本発明の第2実施態様による拡散装置の上方から見た断面図である。
【図9】 同じく図8の拡散装置を正面から見た断面図である。
【図10】 図8と図9の拡散装置の支持体に収容される拡散器のハウジングの右側面図である。
【図11】 同じく図10の拡散器のハウジングの正面図である。
【図12】 図10のXII−XII線矢視断面図である。
【図13】 図11のXIII‐XIII線矢視断面図である。
【図14】 図11のXIV−XIV線矢視断面図である。
【図15】 図10図〜図14の拡散器のハウジング用のアダプタープレートの縦断面図である。
【図16】 同じく図15のアダプタープレートの正面図である。
【図17】 図10〜図14の拡散器のハウジング内に収納されるスプール状収容具の底面図である。
【図18】 同じく図17の収容具の正面図である。
【図19】 同じく図17の収容具の縦断面図である。
【図20】 図15に示すアダプタープレート2枚の間に配置された状態の図19のスプール状収容具を示す縦断面図である。
【図21】 図10の拡散器のための駆動軸を示す正面図である。
【図22】 図21の駆動軸の縦断面図である。
【図23】 図21の駆動軸の平面図である。
【図24】 図21の駆動軸の底面図である。
【図25】 図8の支持体のための駆動軸を一部断面で示す側面図である。
【図26】 図25の駆動軸の平面図である。
【図27】 図10の拡散器のシール部分を示す断面図である。
【図28】 図20に示した拡散器と類似した別の実施形態を示す縦断面図である。
【図29】 支持体の電子制御回路の一例を示す回路図である。

Claims (18)

  1. 二つの対向面にそれぞれ少なくとも1つの開口(11;111)を有する本体(4;104)と、本体内に配置される揮発性物質含有製品(35)のための収容具(20;120)とを備え、前記本体の二つの対向面における各開口が本体の中心を貫通する軸心上で同軸状に開口し、前記収容具(20;120)が前記二つの対向面のうちの一方の開口から本体(4;104)内で前記製品を通過して他方の開口(11;111)に気体を流すことのできる拡散位置と、前記製品(35)を各開口(11;111)から遮断する閉鎖位置との間で変位できるように本体に取り付けられ、収容具と本体とが互いに対面して延在する表面(22、16;122,116)をそれぞれ有する拡散器(2;102)であって、収容具(20;120)が本体(4;104)に対して回転により変位可能であること、前記各表面(22、16;122,116)のうち収容具側の表面が収容具の回転の軸心(14;114)に関して回転対称な球面であること、及び閉鎖位置において本体(4;104)と収容具(20;120)との間をシールする少なくとも1つの円形全周シール要素(19;119)を備えたことを特徴とする揮発性物質拡散器。
  2. 収容具(20;120)が本体の中心を貫通する軸心上に中心を有する球体の外形を有することを特徴とする請求項1に記載の拡散器。
  3. 収容具(20;120)を本体(4;104)に対して回転変位させるためのシャフト(28)が収容具に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の拡散器。
  4. 収容具(20;120)を本体(4;104)に対して回転変位させるための駆動軸と係合する矩形凹部(133)が収容具に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の拡散器。
  5. 前記各表面(16,22;116,122)が共に球面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の拡散器。
  6. 収容具(120)が球状内面(124)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の拡散器。
  7. 開口(11;111)が第1の開口であり、本体(4;104)が第2の開口(11;111)を有し、この第2の開口は、収容具が拡散位置にある際に気体が第2の開口(11;111)内に流入してから前記製品(35)を通過して第1の開口(11;111)に流入するように設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の拡散器。
  8. 収容具(20)が前記製品(35)を収容した取り外し可能なカ一トリッジ(32)を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の拡散器。
  9. 前記製品(35)が揮発性物質を吸着状態で含有する粒状物を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の拡散器。
  10. 収容具(20;120)が複数の小穴(36)の開いた壁(34;134)を有し、各小穴は球状の前記粒状物が小穴に引っ掛かっても気体の通路を確保できるような輪郭形状を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の拡散器。
  11. 各小穴(36)が歪んだ円形状の輪郭形状を有することを特徴とする請求項10に記載の拡散器。
  12. 壁(34;134)が起伏形状を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の拡散器。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の拡散器(2;102)を少なくとも一つと、これら拡散器(2;102)を同時に保持可能な支持体(40;140)とを備えたことを特徴とする揮発性物質拡散装置。
  14. 支持体(40)が特定又は各々の拡散器(2;102)の収容具(20;120)の位置を制御する手段(159)を備えたことを特徴とする請求項13に記載の拡散装置。
  15. 支持体(40;140)が拡散位置において特定又は各々の拡散器(2;102)を通じて気体を循環させる手段(44;144)を備えたことを特徴とする請求項13又は14に記載の拡散装置。
  16. 支持体(40)が少なくとも2個の拡散器(2)を含み、気体循環手段(44)が各拡散器に共通であることを特徴とする請求項15に記載の拡散装置。
  17. 拡散器(2;102)を予め定められた位置及び向きで支持体(4;140)内に受け入れるために、拡散器(2;102)の外側壁と支持体(40;140)の内側壁にリブ(145)と該リブを受け入れるスロット(147)とからなる嵌合構造を備えたことを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の拡散装置。
  18. 拡散器(102)が固有の電子認識手段(143)を備え、支持体(140)が前記電子認識手段に応答して拡散器を電子的に認識する応答用電子手段(149)を備えたことを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の拡散装置。
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