JPH07111720A - チェーン状ケーブル保持具 - Google Patents

チェーン状ケーブル保持具

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JPH07111720A
JPH07111720A JP25563093A JP25563093A JPH07111720A JP H07111720 A JPH07111720 A JP H07111720A JP 25563093 A JP25563093 A JP 25563093A JP 25563093 A JP25563093 A JP 25563093A JP H07111720 A JPH07111720 A JP H07111720A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】必要とする部品の種類を減少させてローコスト
化を図ることができるチェーン状ケーブル保持具を提供
する。 【構成】チェーン状ケーブル保持具において、リンク部
材12が、一対の外プレート部20と、一対の内プレー
ト部22と、外プレート部20及び内プレート部22の
下端同士を連結する底プレート部16と、内プレート部
22に形成された略円柱状の突起部22aと、外プレー
ト部20に形成された嵌合穴20aと、底プレート部1
6と外プレート部20との連結部付近に形成され、一対
の外プレート部20の上端部同士が互いに開く方向に変
形し易い様にする低剛性部24と、一対の外プレート部
20に形成され、リンク部材12を外部の部材W1に固
定するための取り付け穴36とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに同一形状に形成
されたリンク部材を複数屈曲可能に連結し、この複数の
リンク部材の内部に、ケーブルを屈曲可能に保持するた
めのチェーン状ケーブル保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボット等の様に、機械本体に対
して相対的に移動する可動部分を有する装置において
は、機械本体と可動部分との間に電気配線を行わなけれ
ばならない場合がしばしば発生する。この様な場合、機
械本体と可動部分とをつなぐ電気ケーブルを裸のままで
放置した場合には、電気ケーブルが外部の部材に接触し
たりして傷みやすく、断線等が発生することが考えられ
る。そのため、従来よりこの様な相対移動する部分に電
気ケーブルを配線する場合には、電気ケーブルを例えば
チェーン状に形成されたフレキシブルなケーブル保持具
の内部に収納し、保護することが行われている。この様
なチェーン状のケーブル保持具は、機械本体と可動部分
の相対移動につれて変形自在に構成されているので、可
動部分の動きに悪影響を与えることなく、電気ケーブル
を外部から保護することが可能である。
【0003】この様なケーブル保持具としては、例え
ば、実公平5−1716号公報に開示されている様なも
のが知られている。この従来技術においては、チェーン
状のケーブル保持具を構成する夫々のリンク部材を密閉
構造とし、電気ケーブル等の保護性をより向上させるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、図5に示す様に、同一形状のリンク
部材52を複数互いに連結させることにより、一連のチ
ェーン状のケーブル保持具50を構成しているのである
が、例えばケーブル保持具の一端部を機械本体に固定
し、他端部を可動部分に固定する様な場合、これらケー
ブル保持具50の端部に、ケーブル保持具50の本体を
構成するリンク部材52とは形状の異なる特別な形状の
固定金具54,56を取り付ける必要があった。そし
て、ケーブル保持具が同一形状のリンク部材52を連結
して構成されている関係上、ケーブル保持具の一端部と
他端部(図5中A側とB側)では連結形状が異なり、ケ
ーブル保持具50のそれぞれの端部に夫々対応する2種
類の固定金具54,56を用意する必要があった。すな
わち、従来のケーブル保持具では、ケーブル保持具本体
を構成する1種類のリンク部材52と、その他に、ケー
ブル保持具50の両端を固定するための2種類の固定金
具54,56が必要となり、合計3種類の部品を用意し
なければならなかった。このように、複数種類の部品を
製造するためには、それぞれの部品形状に対応して、成
形用の型等を複数用意しなければならず、ケーブル保持
具の生産コストが上昇するという問題点があった。
【0005】一方、上記の問題点とは別の問題点もあ
る。
【0006】一般に、チェーン状のケーブル保持具にお
いては、図5の様に同一形状のリンク部材52を互いに
連結するわけであるが、このとき、底プレート58で互
いに連結された一対のサイドプレート60(底プレート
58の紙面手前側と向こう側に存在する)を互いに開い
てリンク部材52の後部に形成された円柱状の突起部6
2に乗り上げさせて、サイドプレート60の前部に形成
された嵌合穴64と突起部62を係合させる様になされ
ている。これによりリンク部材52同士が連結されるわ
けである。
【0007】しかしながら、このようにリンク部材52
同士を連結させるとき、リンク部材の剛性を上げる目的
でサイドプレート60と底プレート58を厚く形成する
と、リンク部材52を組み合わせるとき、あるいは互い
に分離するときに、サイドプレート60を開くために大
きな力を必要とし、特別な工具を用意しなければ、リン
ク部材52同士を連結させたり分離させたりすることが
できないという問題点があった。
【0008】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その第1の目的は、必要とする部品
の種類を減少させてローコスト化を図ることができるチ
ェーン状ケーブル保持具を提供することである。
【0009】また、本発明の第2の目的は、リンク部材
の剛性の低下を防止しながら、リンク部材同士の組立分
解性を向上させることができるチェーン状ケーブル保持
具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のチェーン状ケーブル保持
具は、弾性を有する材料からなり、互いに同一形状に形
成されたリンク部材を複数屈曲可能に連結し、該複数の
リンク部材の内部に、ケーブルを屈曲可能に保持するた
めのチェーン状ケーブル保持具において、前記リンク部
材は、該リンク部材の前部を構成し、その内壁面を互い
に所定距離だけ離間した状態で配置された一対の外プレ
ート部と、前記リンク部材の後部を構成し、その外壁面
の外のり間隔を、前記一対の外プレート部の内壁面間の
間隔よりも僅かに小さく設定された一対の内プレート部
と、前記一対の外プレート部及び前記一対の内プレート
部と一体に形成され、前記一対の外プレートの下端同士
と、前記一対の内プレート部の下端同士を互いに連結す
る底プレート部と、前記一対の外プレート部と前記一対
の内プレート部のうちの一方に、そのプレート面に直交
する方向に突出して形成された略円柱状の突起部と、前
記一対の外プレート部と前記一対の内プレート部のうち
の他方に形成され、前記突起部と嵌合可能な寸法に形成
された嵌合穴と、前記底プレート部と前記一対の外プレ
ート部との連結部付近及び/又は前記底プレート部と前
記一対の内プレート部との連結部付近に形成され、前記
一対の外プレート部の上端部同士及び前記一対の内プレ
ート部の上端部同士が互いに開く方向あるいは互いに閉
じる方向に変形し易い様にする低剛性部と、前記一対の
外プレート部及び/又は底プレート部に形成され、前記
リンク部材を外部の部材に固定するための取り付け穴
と、を具備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるチェーン状ケーブ
ル保持具において、前記低剛性部は、前記外プレート部
及び/又は前記内プレート部に形成され、前記リンク部
材の前後方向に延出する溝から構成されていることを特
徴としている。
【0012】
【作用】以上の様に、この発明に係わるチェーン状ケー
ブル保持具は構成されているので、リンク部材の外プレ
ート部及び/又は底プレート部に外部の部材に固定する
ための取り付け穴が形成されていることにより、特別に
固定金具を用意しなくともケーブル保持具本体を構成す
る1種類のリンク部材だけで対応することが可能とな
り、部品点数を減らしてケーブル保持具のローコスト化
を図ることができる。
【0013】また、リンク部材の底プレート部と外プレ
ート部との接続部付近及び/又は底プレート部と内プレ
ート部との接続部付近に溝状の低剛性部を設けることに
より、この部分がヒンジの様な役割を果たし、外プレー
ト又は内プレートの開閉が容易化されるので、リンク部
材同士の組立分解が容易になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は一実施例のチェーン状ケーブル保持
具を構成するリンク部材の構造を示す斜視図であり、図
2は図1のリンク部材を上方から見た平面図である。
【0016】図1,図2において、リンク部材12は、
水平方向に所定距離を離間して配置された一対のサイド
プレート部14と、これら一対のサイドプレート部14
の下端部を互いに接続するための底プレート部16と、
一対のサイドプレート部14間に電線等のケーブルを収
納した状態で、リンク部材12からケーブルが飛び出さ
ない様にサイドプレート部14の上部を部分的に閉鎖す
るための梁部材18とから概略構成されている。このよ
うに構成されたリンク部材12は合成樹脂等を成形加工
することにより形成されている。
【0017】サイドプレート部14はリンク部材12の
前部(図1中手前側)を構成する一対の外プレート部2
0と、この外プレート部20の後部に一体に接続された
一対の内プレート部22とを備えている。外プレート部
20の内壁同士の間隔は、図2に示す様に距離Dに設定
されており、内プレート部22の外壁の外のり間隔は、
距離Dよりも僅かに小さいD′に設定されている。この
ように、内プレート部22の外のり間隔D′が、外プレ
ート部20の内のり間隔Dよりも僅かに小さく設定され
ていることにより、図1,2に示す様に一対の内プレー
ト部22を、一対の外プレート部20の間に挿入して、
リンク部材12を同形状の他のリンク部材12と組み合
わせることができる。そして、この組み合わせた状態
で、リンク部材12同士が互いに屈曲可能に連結される
様に、内プレート部22の外壁部には、円柱状の突起部
22aが形成されており、外プレート部20には、この
突起部22aと嵌合する嵌合穴20aが形成されてい
る。リンク部材12を、このように複数個連結すること
により図3に示す様な一連のチェーン状ケーブル保持具
10が構成される。
【0018】なお、上記の様にリンク部材12同士を連
結するときに、その連結動作がスムーズに行える様に、
外プレート部20の内壁の前端部には、斜面20bが形
成されており、一方、内プレート部22上に形成された
突起部22aの後端部には斜面22bが形成されてい
る。このように、斜面20bと斜面22bが形成されて
いることにより、2つのリンク部材12を図中矢印Aで
示した方向にスライドさせて連結させるときに、外プレ
ート部20の前端部が突起部22aの後端部に容易に乗
り上げるため、2つのリンク部材12をスムーズに連結
することができる。
【0019】また、外プレート部20の前端部が突起部
22a上に乗り上げるときには、図1に矢印Bで示す様
に、外プレート部20が外側に開く必要があるが、この
外プレート部20が外側に開き易い様に外プレート部2
0の下方、すなわち外プレート部20と底プレート部1
6の連結部の近傍には、低剛性部としての長溝24が形
成されている。このように、外プレート部20の根元部
分に長溝24が形成されていることにより、長溝24の
部分がヒンジの様な役目を果たすため、外プレート部2
0が矢印B方向に開き易くなり、リンク部材12の連結
がより容易に行われる。また、この長溝24は、すでに
連結されているリンク部材12を互いに引き離す場合に
は、より有効な役目を果たすものである。すなわち、リ
ンク部材12を互いに連結する場合には、斜面20bと
斜面22bがその連結動作の助けをしてくれるのである
が、リンク部材12を引き離す場合にはこのような助け
がない。つまり、人手のみにより、外プレート部20を
矢印B方向に開いて、嵌合穴20aから突起部22aを
抜けださせる様にしなければならない。そのため、従来
では、特別に外プレート部20を開くために工具等が必
要であったが、本実施例においては、長溝24の作用に
より特別な工具を必要とすることなく、人間の力により
外プレート部20を開くことができ、連結されたリンク
部材12を引き離すことが可能となった。また、長溝2
4を設けることにより、外プレート部20の一部の剛性
を低下させているだけであるため、リンク部材12全体
の剛性を低下させることなく、外プレート部20の開き
易さを確保することができる。
【0020】内プレート部22の下部にも、外プレート
部20と同様に長溝26が形成されているが、これも長
溝24と同様に、リンク部材12の連結動作及び分解動
作を容易化するためのものである。長溝24は外プレー
ト部20が開き易い様にするためのものであるが、長溝
26は、逆に内プレート部22が閉じる方向に変形し易
くするものである。すなわち長溝24の作用により外プ
レート部20を開き易くし、長溝26の作用により内プ
レート部22を閉じ易くすることにより、外プレート部
20と内プレート部22が互いに反対方向に変形し易く
なり、着脱動作がより容易に行われるわけである。
【0021】次に、外プレート部20の上部には、長方
形状の開口穴28が形成されており、この開口穴28に
梁部材18の両端部に形成された係止突起18aを挿入
することにより、梁部材18がリンク部材12に装着さ
れる。この梁部材18は、リンク部材12内に収納され
た電線等のケーブルがリンク部材12の外に飛び出すこ
とを防止するためのものである。梁部材18をリンク部
材12に装着する際には、外プレート部20をやはり矢
印B方向に開いて、係止突起18aを開口穴28に挿入
しなければならないが、これを助けるために、外プレー
ト部20の上部には斜面30a,30bが形成されてい
る。一方、梁部材18の係止突起18aの下面にも斜面
18bが形成されている。従って、梁部材18をリンク
部材12に装着する際には、梁部材18を上方から外プ
レート部20に押し込むだけで、斜面18bが斜面30
a,30bに沿って滑り込むこととなり、梁部材18を
リンク部材12に容易に装着することが可能である。
【0022】また、外プレート部20の後端部32は上
下方向に沿って直線状に形成されており、一方、外プレ
ート部20の前上部には斜面34が形成されている。こ
れら後端部32と斜面34は、連結されたリンク部材1
2同士の回動角度を規制するためのものであり、図4に
示す様に、チェーン状ケーブル保持具10が曲げられた
ときに、リンク部材12同士が所定の角度以上屈曲しな
い様にするものである。このような屈曲角度の規制がな
い場合には、ケーブルの折り曲げられる曲率半径が必要
以上に小さくなってしまう場合があり、このようにケー
ブルが小さい曲率半径で繰り返し折り曲げられるとケー
ブルの断線等の原因となるので、屈曲角度の規制は必ず
必要なものである。この実施例では、外プレート部20
の内のり間隔Dと内プレート部22の外のり間隔D′が
略等しい関係上、外プレート20の後端部32と内プレ
ート部22の外壁の間には必ず段差が生ずる。そのた
め、このように必ず生ずる段差を利用して、リンク部材
12同士の角度規制を行う様にしている。これにより、
リンク部材12に角度規制のための機能形状部分を特別
に設ける必要がなくなり、リンク部材12を成形加工す
るための型の構造が単純になって、製造コストの削減を
図ることができる。
【0023】なお、図3に示す様に、チェーン状ケーブ
ル保持部10が真っ直ぐになった状態においては、1つ
のリンク部材の底プレート部16の前端部16aと、隣
のリンク部材の底プレート部16の後端部16bとが当
接するため、チェーン状ケーブル保持具10は反対側に
曲がることが防止される。従って、チェーン状ケーブル
保持具10は、図3に示した状態と図4に示した状態の
間でフレキシブルに屈曲することとなる。
【0024】次に、再び図1に戻って説明すると、リン
ク部材12の外プレート部20には、このリンク部材1
2を外部の部材W1(例えば、産業用ロボット等の機械
本体部や、この機械本体部に対して相対移動する可動部
等)に固定するための取り付け穴36が形成されてい
る。この取り付け穴36にビスB1等を挿入してネジ止
めすることによりチェーン状ケーブル保持具10の端部
を外部の部材W1に固定することができる。このよう
に、外プレート部20に取り付け穴36を形成しておく
ことにより、特別な固定金具を用意しなくともチェーン
状ケーブル保持具の端部を外部の部材に固定することが
可能となる。そのため、ケーブル保持具を1種類の部品
(リンク部材12)のみから構成することができ、ケー
ブル保持具のローコスト化を図ることができる。
【0025】なお、取り付け穴36が形成されている外
プレート部20に対向する外プレート部20には、取り
付け穴36に挿入したビスB1を回すドライバー等の工
具を挿入するための工具穴38が形成されており、リン
ク部材12の固定動作に支障がない様に配慮されてい
る。
【0026】また、底プレート部16にも取り付け穴4
0が形成されており、必要に応じて、リンク部材12の
取り付け姿勢を変更できる様になされている。すなわ
ち、リンク部材12の側面を外部の部材W1に固定する
状態と、リンク部材12の底面を外部の部材W2に固定
する状態とを任意に選べる様になされている。これによ
り、様々な取り付け姿勢に広く対応することができる。
【0027】以上説明した様に、一実施例のチェーン状
ケーブル保持具においては、リンク部材自体に取り付け
穴が形成されているので、固定金具を特別に用意しなく
とも、ケーブル保持具の端部を外部の部材に固定するこ
とができるので、ケーブル保持具を1種類の部品から構
成することができ、ローコスト化を図ることができる。
【0028】また、外プレート部と内プレート部の根元
部分に低剛性部が形成されているので、リンク部材同士
の連結動作及び取り外し動作をスムーズに行うことがで
きる。
【0029】また、必ず生ずることになる外プレート部
と内プレート部の段差部分を利用して、リンク部材同士
の屈曲角度を規制する様にしているので、特別に屈曲角
度を規制するための機能部分を形成する場合に比較して
リンク部材の成形用の型の構造が単純化され、ケーブル
保持具のローコスト化を図ることができる。
【0030】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。
【0031】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のチェーン状
ケーブル保持具によれば、リンク部材の外プレート部及
び/又は底プレート部に外部の部材に固定するための取
り付け穴が形成されていることにより、特別に固定金具
を用意しなくともケーブル保持具本体を構成する1種類
のリンク部材だけで対応することが可能となり、部品点
数を減らしてケーブル保持具のローコスト化を図ること
ができる。
【0032】また、リンク部材の底プレート部と外プレ
ート部との接続部付近及び/又は底プレート部と内プレ
ート部との接続部付近に溝状の低剛性部を設けることに
より、この部分がヒンジの様な役割を果たし、外プレー
ト又は内プレートの開閉が容易化されるので、リンク部
材同士の組立分解が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のチェーン状ケーブル保持具を構成す
るリンク部材の構造を示す斜視図である。
【図2】図1のリンク部材を上方から見た平面図であ
る。
【図3】リンク部材を複数連結してチェーン状ケーブル
保持具を構成した状態を示した図である。
【図4】チェーン状ケーブル保持具を屈曲させた状態を
示した図である。
【図5】従来のチェーン状ケーブル保持具を示した図で
ある。
【符号の説明】
10 チェーン状ケーブル保持具 12 リンク部材 14 サイドプレート部 16 底プレート部 18 梁部材 20 外プレート部 22 内プレート部 24,26 長溝 28 開口穴 32 後端部 34 斜面 36 取り付け穴 38 工具穴 40 取り付け穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する材料からなり、互いに同一
    形状に形成されたリンク部材を複数屈曲可能に連結し、
    該複数のリンク部材の内部に、ケーブルを屈曲可能に保
    持するためのチェーン状ケーブル保持具において、 前記リンク部材は、 該リンク部材の前部を構成し、その内壁面を互いに所定
    距離だけ離間した状態で配置された一対の外プレート部
    と、 前記リンク部材の後部を構成し、その外壁面の外のり間
    隔を、前記一対の外プレート部の内壁面間の間隔よりも
    僅かに小さく設定された一対の内プレート部と、 前記一対の外プレート部及び前記一対の内プレート部と
    一体に形成され、前記一対の外プレートの下端同士と、
    前記一対の内プレート部の下端同士を互いに連結する底
    プレート部と、 前記一対の外プレート部と前記一対の内プレート部のう
    ちの一方に、そのプレート面に直交する方向に突出して
    形成された略円柱状の突起部と、 前記一対の外プレート部と前記一対の内プレート部のう
    ちの他方に形成され、前記突起部と嵌合可能な寸法に形
    成された嵌合穴と、 前記底プレート部と前記一対の外プレート部との連結部
    付近及び/又は前記底プレート部と前記一対の内プレー
    ト部との連結部付近に形成され、前記一対の外プレート
    部の上端部同士及び前記一対の内プレート部の上端部同
    士が互いに開く方向あるいは互いに閉じる方向に変形し
    易い様にする低剛性部と、 前記一対の外プレート部及び/又は底プレート部に形成
    され、前記リンク部材を外部の部材に固定するための取
    り付け穴と、 を具備することを特徴とするチェーン状ケーブル保持
    具。
  2. 【請求項2】 前記低剛性部は、前記外プレート部及び
    /又は前記内プレート部に形成され、前記リンク部材の
    前後方向に延出する溝から構成されていることを特徴と
    するチェーン状ケーブル保持具。
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