JP3386109B2 - 電気配線板のバスバー保持装置 - Google Patents
電気配線板のバスバー保持装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂製の電
気配線板上に敷設されたバスバーを保持するのに用いら
れる電気配線板のバスバー保持装置に関するものであ
る。
気配線板上に敷設されたバスバーを保持するのに用いら
れる電気配線板のバスバー保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電気配線板のバスバー保持装置
としては、例えば図8〜図10に示すようなものがあっ
た。
としては、例えば図8〜図10に示すようなものがあっ
た。
【0003】図8に示すバスバー保持装置は、樹脂製の
電気配線板100に、電機部品の配置に対応してバスバ
ー敷設用の溝部101,101を形成し、各溝部101
に通電経路となるバスバー(Busbar)102を収
容する。こののち、図9に示すように、溝部101の両
側の一部を加熱しながら加圧してバスバー102の上面
側に突出する張出し部103を形成し、これにより電気
配線板100上にバスバー102を保持するようにした
ものである。
電気配線板100に、電機部品の配置に対応してバスバ
ー敷設用の溝部101,101を形成し、各溝部101
に通電経路となるバスバー(Busbar)102を収
容する。こののち、図9に示すように、溝部101の両
側の一部を加熱しながら加圧してバスバー102の上面
側に突出する張出し部103を形成し、これにより電気
配線板100上にバスバー102を保持するようにした
ものである。
【0004】また、図10に示すバスバー保持装置は、
同じく樹脂製の電気配線板200に溝部201,201
を形成し、各溝部201にバスバー202を収容したの
ち、電気配線板200にその上面全体を覆う樹脂板20
3を複数のリベット204で固定することにより、電気
配線板200上にバスバー202を保持するようにした
ものである。
同じく樹脂製の電気配線板200に溝部201,201
を形成し、各溝部201にバスバー202を収容したの
ち、電気配線板200にその上面全体を覆う樹脂板20
3を複数のリベット204で固定することにより、電気
配線板200上にバスバー202を保持するようにした
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のバスバー保持装置は、図9に示す張出し部1
03を形成したものにあっては、溝部101内でバスバ
ー102が不動状態に固定されてしまうため、電気配線
板100にねじれや熱膨張などの変形が生じた場合、張
出し部103に過大な応力が発生してバスバー102の
保持機能が損なわれる恐れがあり、また、バスバーと電
機部品との位置ずれを吸収するのが困難であるから、バ
スバーと電機部品との接合部分にも過大な応力が発生し
て同接合部分を破損する恐れがあり、さらには、電気配
線板の一部を塑性変形させて張出し部103を形成する
ことから、修理やリサイクルに供する際の解体性に劣る
という問題があった。
うな従来のバスバー保持装置は、図9に示す張出し部1
03を形成したものにあっては、溝部101内でバスバ
ー102が不動状態に固定されてしまうため、電気配線
板100にねじれや熱膨張などの変形が生じた場合、張
出し部103に過大な応力が発生してバスバー102の
保持機能が損なわれる恐れがあり、また、バスバーと電
機部品との位置ずれを吸収するのが困難であるから、バ
スバーと電機部品との接合部分にも過大な応力が発生し
て同接合部分を破損する恐れがあり、さらには、電気配
線板の一部を塑性変形させて張出し部103を形成する
ことから、修理やリサイクルに供する際の解体性に劣る
という問題があった。
【0006】これに対して、図10に示す樹脂板203
を用いたバスバー保持装置にあっては、溝部201内に
収容したバスバー202の動きをある程度許容し得る構
造であるため、電気配線板が変形しても保持機能を損な
う恐れがなく、バスバー202と電機部品との位置ずれ
を吸収することが可能であると共に、バスバー202と
電機部品との接合部分に過大な応力が発生するような事
態を防止することが可能となるが、電気配線板200の
上面全体を覆う樹脂板203によってコストの大幅な上
昇をまねくと共に、電気配線板200および樹脂板20
3に変形が生じると、リベット204による固定部分に
過大な応力が発生し、破損に至る恐れがあるという問題
があり、これらの問題を解決することが課題であった。
を用いたバスバー保持装置にあっては、溝部201内に
収容したバスバー202の動きをある程度許容し得る構
造であるため、電気配線板が変形しても保持機能を損な
う恐れがなく、バスバー202と電機部品との位置ずれ
を吸収することが可能であると共に、バスバー202と
電機部品との接合部分に過大な応力が発生するような事
態を防止することが可能となるが、電気配線板200の
上面全体を覆う樹脂板203によってコストの大幅な上
昇をまねくと共に、電気配線板200および樹脂板20
3に変形が生じると、リベット204による固定部分に
過大な応力が発生し、破損に至る恐れがあるという問題
があり、これらの問題を解決することが課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、電気配線板に変形が生じた場合であって
も、バスバーの保持機能やバスバーと電機部品との接合
機能などを良好に維持することができると共に、低コス
ト化や解体性の向上などを実現することができる電気配
線板のバスバー保持装置を提供することを目的としてい
る。
されたもので、電気配線板に変形が生じた場合であって
も、バスバーの保持機能やバスバーと電機部品との接合
機能などを良好に維持することができると共に、低コス
ト化や解体性の向上などを実現することができる電気配
線板のバスバー保持装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電気配線
板のバスバー保持装置は、請求項1として、電気配線板
に、バスバー敷設用の溝部と、溝部の両側に配置した複
数の係合部を備えると共に、各係合部に係合した状態に
おいて溝部との間でバスバーを一定量移動可能に保持す
るファスナー部材を備え、係合部とファスナー部材が少
なくとも一方の弾性変形を伴って互いに係合する構成と
し、請求項2として、複数の係合部が、電気配線板から
突出状態に形成され且つ互いに向き合う鉤部を有すると
共に、ファスナー部材が、各係合部の鉤部に係合する係
合片を有する構成とし、請求項3として、略平行な複数
の溝部の両側に複数の係合部を備えると共に、各係合部
に係合するファスナー部材を備えた構成とし、請求項4
として、電気配線板の複数位置に複数の係合部を備える
と共に、個々の位置で各係合部に係合する複数のファス
ナー部材を一体化したファスナー体を備えた構成として
おり、上記の構成を課題を解決するための手段としてい
る。
板のバスバー保持装置は、請求項1として、電気配線板
に、バスバー敷設用の溝部と、溝部の両側に配置した複
数の係合部を備えると共に、各係合部に係合した状態に
おいて溝部との間でバスバーを一定量移動可能に保持す
るファスナー部材を備え、係合部とファスナー部材が少
なくとも一方の弾性変形を伴って互いに係合する構成と
し、請求項2として、複数の係合部が、電気配線板から
突出状態に形成され且つ互いに向き合う鉤部を有すると
共に、ファスナー部材が、各係合部の鉤部に係合する係
合片を有する構成とし、請求項3として、略平行な複数
の溝部の両側に複数の係合部を備えると共に、各係合部
に係合するファスナー部材を備えた構成とし、請求項4
として、電気配線板の複数位置に複数の係合部を備える
と共に、個々の位置で各係合部に係合する複数のファス
ナー部材を一体化したファスナー体を備えた構成として
おり、上記の構成を課題を解決するための手段としてい
る。
【0009】なお、上記の構成において、電気配線板は
例えば樹脂製である。また、複数の係合部は、電気配線
板に一体成形することができ、各係合部およびファスナ
ー部材、あるいはファスナー体は、溝部およびバスバー
の長さに応じてその長手方向における複数位置に設ける
ことが可能である。さらに、ファスナー部材およびファ
スナー体は、例えば電気配線板と同様の樹脂製とするの
がより望ましい。
例えば樹脂製である。また、複数の係合部は、電気配線
板に一体成形することができ、各係合部およびファスナ
ー部材、あるいはファスナー体は、溝部およびバスバー
の長さに応じてその長手方向における複数位置に設ける
ことが可能である。さらに、ファスナー部材およびファ
スナー体は、例えば電気配線板と同様の樹脂製とするの
がより望ましい。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる電気配線板の
バスバー保持装置では、電気配線板に設けた溝部内にバ
スバーを収容したのち、各係合部にファスナー部材を係
合するだけで、電気配線板上にバスバーが保持される。
このとき、ファスナー部材は、係合部との間で少なくと
も一方の弾性変形を伴って互いに係合するので、リベッ
ト類の固定手段を用いずに電気配線板に取付けられ、な
お且つ取外しも可能である。また、当該バスバー保持装
置では、例えば電気配線板にねじれや熱膨張による変形
が生じた場合には、電気配線板とファスナー部材との間
のすべりによって応力が逃げる状態となり、過大な応力
によりバスバーの保持機能が損なわれるような事態が防
止され、しかも、各係合部にファスナー部材を係合した
状態においてバスバーを一定量移動可能に保持するの
で、バスバーと電機部品との位置ずれを吸収し得ること
となり、バスバーと電機部品との接合部分に過大な応力
が発生するような事態も防止される。さらに、当該バス
バー保持装置では、リベット類の固定手段が不要である
とともに部分的に複数の係合部およびファスナー部材を
設けるので、コスト的にも比較的安価なものとなる。
バスバー保持装置では、電気配線板に設けた溝部内にバ
スバーを収容したのち、各係合部にファスナー部材を係
合するだけで、電気配線板上にバスバーが保持される。
このとき、ファスナー部材は、係合部との間で少なくと
も一方の弾性変形を伴って互いに係合するので、リベッ
ト類の固定手段を用いずに電気配線板に取付けられ、な
お且つ取外しも可能である。また、当該バスバー保持装
置では、例えば電気配線板にねじれや熱膨張による変形
が生じた場合には、電気配線板とファスナー部材との間
のすべりによって応力が逃げる状態となり、過大な応力
によりバスバーの保持機能が損なわれるような事態が防
止され、しかも、各係合部にファスナー部材を係合した
状態においてバスバーを一定量移動可能に保持するの
で、バスバーと電機部品との位置ずれを吸収し得ること
となり、バスバーと電機部品との接合部分に過大な応力
が発生するような事態も防止される。さらに、当該バス
バー保持装置では、リベット類の固定手段が不要である
とともに部分的に複数の係合部およびファスナー部材を
設けるので、コスト的にも比較的安価なものとなる。
【0011】本発明の請求項2に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置では、突出状態で鉤部を有する複数の係
合部にファスナー部材の係合片が係合する。このとき、
当該バスバー保持装置では、係合部とファスナー部材の
係合片の少なくとも一方が弾性変形して互いに係合し、
リベット類の固定手段を用いることなく電気配線板にフ
ァスナー部材が取付けられ、その後、係合部あるいは係
合片を弾性変形させることによって電気配線板からファ
スナー部材を取外すことが可能である。
スバー保持装置では、突出状態で鉤部を有する複数の係
合部にファスナー部材の係合片が係合する。このとき、
当該バスバー保持装置では、係合部とファスナー部材の
係合片の少なくとも一方が弾性変形して互いに係合し、
リベット類の固定手段を用いることなく電気配線板にフ
ァスナー部材が取付けられ、その後、係合部あるいは係
合片を弾性変形させることによって電気配線板からファ
スナー部材を取外すことが可能である。
【0012】本発明の請求項3に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置では、略平行な複数の溝部の両側に設け
た複数の係合部と、各係合部に係合するファスナー部材
を備えているので、各溝部内に収容した複数のバスバー
が1つのファスナー部材によって同時に保持される。
スバー保持装置では、略平行な複数の溝部の両側に設け
た複数の係合部と、各係合部に係合するファスナー部材
を備えているので、各溝部内に収容した複数のバスバー
が1つのファスナー部材によって同時に保持される。
【0013】本発明の請求項4に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置では、電気配線板の複数位置に複数の係
合部を備えると共に、個々の位置で各係合部に係合する
複数のファスナー部材を一体化したファスナー体を備え
ているので、1つの溝部の長手方向に複数のファスナー
部材を取付ける場合、間隔が大きい複数の溝部にそれぞ
れのファスナー部材を取付ける場合、あるいは方向が一
定していない複数の溝部にそれぞれのファスナー部材を
取付ける場合などにおいて、ファスナー体により、個々
の位置に対応する複数のファスナー部材の取付けをほぼ
同時に行い得るものとなる。
スバー保持装置では、電気配線板の複数位置に複数の係
合部を備えると共に、個々の位置で各係合部に係合する
複数のファスナー部材を一体化したファスナー体を備え
ているので、1つの溝部の長手方向に複数のファスナー
部材を取付ける場合、間隔が大きい複数の溝部にそれぞ
れのファスナー部材を取付ける場合、あるいは方向が一
定していない複数の溝部にそれぞれのファスナー部材を
取付ける場合などにおいて、ファスナー体により、個々
の位置に対応する複数のファスナー部材の取付けをほぼ
同時に行い得るものとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる電気配線板の
バスバー保持装置によれば、リベット類の固定手段を一
切用いることなく、溝部内にバスバーを収容して各係合
部にファスナー部材を係合するだけで、きわめて簡単な
作業で電気配線板上にバスバーを確実に保持することが
できる。また、各係合部にファスナー部材を係合した状
態においてバスバーを一定量移動可能に保持することか
ら、例えば電気配線板にねじれや熱膨張による変形が生
じた場合であっても、ファスナー部材に過大な応力が発
生するのを防止して、バスバーの保持機能を良好に維持
することができ、しかも、バスバーと電機部品との位置
ずれを吸収することができるので、バスバーと電機部品
との接合部分に過大な応力が発生するような事態も防止
することができ、バスバーと電機部品との接合機能も良
好に維持することができる。さらに、当該バスバー保持
装置によれば、リベット類の固定手段が不要であるとと
もに部分的に複数の係合部およびファスナー部材を設け
ることから、例えば電気配線板の上面全体に樹脂板を設
けた従来の保持装置と比べて、大幅なコストの低減を実
現することができると共に、係合部とファスナー部材の
少なくとも一方が弾性変形することから、その弾性変形
を利用して電気配線板の係合部とファスナー部材との係
合を解除し、ファスナー部材を取外すことが可能であ
り、修理やリサイクルに供する際の解体性を著しく高め
ることができる。
バスバー保持装置によれば、リベット類の固定手段を一
切用いることなく、溝部内にバスバーを収容して各係合
部にファスナー部材を係合するだけで、きわめて簡単な
作業で電気配線板上にバスバーを確実に保持することが
できる。また、各係合部にファスナー部材を係合した状
態においてバスバーを一定量移動可能に保持することか
ら、例えば電気配線板にねじれや熱膨張による変形が生
じた場合であっても、ファスナー部材に過大な応力が発
生するのを防止して、バスバーの保持機能を良好に維持
することができ、しかも、バスバーと電機部品との位置
ずれを吸収することができるので、バスバーと電機部品
との接合部分に過大な応力が発生するような事態も防止
することができ、バスバーと電機部品との接合機能も良
好に維持することができる。さらに、当該バスバー保持
装置によれば、リベット類の固定手段が不要であるとと
もに部分的に複数の係合部およびファスナー部材を設け
ることから、例えば電気配線板の上面全体に樹脂板を設
けた従来の保持装置と比べて、大幅なコストの低減を実
現することができると共に、係合部とファスナー部材の
少なくとも一方が弾性変形することから、その弾性変形
を利用して電気配線板の係合部とファスナー部材との係
合を解除し、ファスナー部材を取外すことが可能であ
り、修理やリサイクルに供する際の解体性を著しく高め
ることができる。
【0015】本発明の請求項2に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置によれば、請求項1と同様の効果を得る
ことができ、とくに、電気配線板の係合部を突出状態に
形成し、ファスナー部材に係合片を設けたことから、係
合部およびファスナー部材のいずれも弾性変形しやすい
構造になり、取付けおよび取外しをより簡単に行うこと
ができる。
スバー保持装置によれば、請求項1と同様の効果を得る
ことができ、とくに、電気配線板の係合部を突出状態に
形成し、ファスナー部材に係合片を設けたことから、係
合部およびファスナー部材のいずれも弾性変形しやすい
構造になり、取付けおよび取外しをより簡単に行うこと
ができる。
【0016】本発明の請求項3に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置によれば、請求項1および2と同様の効
果を得ることができるうえに、複数のバスバーを1つの
ファスナー部材で保持することができるので、部品点数
の削減を実現することができると共に、コストのさらな
る低減や、取付けおよび取外しの作業性のさらなる向上
を実現することができる。
スバー保持装置によれば、請求項1および2と同様の効
果を得ることができるうえに、複数のバスバーを1つの
ファスナー部材で保持することができるので、部品点数
の削減を実現することができると共に、コストのさらな
る低減や、取付けおよび取外しの作業性のさらなる向上
を実現することができる。
【0017】本発明の請求項4に係わる電気配線板のバ
スバー保持装置によれば、請求項1および2と同様の効
果を得ることができるうえに、複数のファスナー部材を
一体化したファスナー体を採用したことにより、部品点
数の削減を実現することができると共に、溝部の様々な
配置にも対応することができ、また、請求項3の構成と
組合わせれば、部品点数のさらなる削減を実現すること
ができると共に、より一層の低コスト化や作業性の向上
に貢献することができる。
スバー保持装置によれば、請求項1および2と同様の効
果を得ることができるうえに、複数のファスナー部材を
一体化したファスナー体を採用したことにより、部品点
数の削減を実現することができると共に、溝部の様々な
配置にも対応することができ、また、請求項3の構成と
組合わせれば、部品点数のさらなる削減を実現すること
ができると共に、より一層の低コスト化や作業性の向上
に貢献することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係わる電気配線板のバスバ
ー保持装置の一実施例を説明する図である。
ー保持装置の一実施例を説明する図である。
【0019】図1(a)に示す電気配線板1は、樹脂製
であって、図示しない電機部品の配置に対応してバスバ
ー敷設用の2本の溝部2a,2bが形成してある。ま
た、電気配線板1において、2本の溝部2a,2bが平
行に配置されている部分の両側には、複数(この実施例
では2つ)の係合部3,3が一体成形してある。
であって、図示しない電機部品の配置に対応してバスバ
ー敷設用の2本の溝部2a,2bが形成してある。ま
た、電気配線板1において、2本の溝部2a,2bが平
行に配置されている部分の両側には、複数(この実施例
では2つ)の係合部3,3が一体成形してある。
【0020】両係合部3,3は、電気配線板1から突出
状態に形成してあると共に、溝部2a,2bを間にして
ほぼ平行に対峙する突片状を成しており、図1(b)に
示すように、互いに向き合う鉤部3a,3aを有してい
る。また、電気配線板1において、各係合部3の周囲に
は、各溝部2a,2bに連通する溝状の薄肉部4が形成
してあり、これにより各係合部3の突出高さを確保する
と共に、両係合部3,3が互いに離間する方向へ弾性変
形しやすくなるようにしている。
状態に形成してあると共に、溝部2a,2bを間にして
ほぼ平行に対峙する突片状を成しており、図1(b)に
示すように、互いに向き合う鉤部3a,3aを有してい
る。また、電気配線板1において、各係合部3の周囲に
は、各溝部2a,2bに連通する溝状の薄肉部4が形成
してあり、これにより各係合部3の突出高さを確保する
と共に、両係合部3,3が互いに離間する方向へ弾性変
形しやすくなるようにしている。
【0021】両係合部3,3間には、各溝部2a,2b
にバスバー6,6を収容したのち、ファスナー部材5が
取付けられる。ファスナー部材5は、例えば電気配線板
1と同じ樹脂製であり、取扱いの際に把持される中央の
摘み部5aと、各係合部3に係合する両側の係合片5
b,5bを有している。
にバスバー6,6を収容したのち、ファスナー部材5が
取付けられる。ファスナー部材5は、例えば電気配線板
1と同じ樹脂製であり、取扱いの際に把持される中央の
摘み部5aと、各係合部3に係合する両側の係合片5
b,5bを有している。
【0022】ファスナー部材5において、摘み部5aと
各係合片5bは、互いの下部で一体化されている。各係
合片5bは、それぞれの係合部3に対して鉤部3aの下
側に係合する。また、各係合片5bは、摘み部5aとの
連続部分が他の部分よりも若干薄肉に形成してあり、こ
れにより摘み部5a側に接近する方向に弾性変形しやす
くしてある。さらに、ファスナー部材5は、その底部中
央に、両溝部2a,2b間の隔壁7に当接する凹部5c
を有している。
各係合片5bは、互いの下部で一体化されている。各係
合片5bは、それぞれの係合部3に対して鉤部3aの下
側に係合する。また、各係合片5bは、摘み部5aとの
連続部分が他の部分よりも若干薄肉に形成してあり、こ
れにより摘み部5a側に接近する方向に弾性変形しやす
くしてある。さらに、ファスナー部材5は、その底部中
央に、両溝部2a,2b間の隔壁7に当接する凹部5c
を有している。
【0023】当該電気配線板1のバスバー保持装置は、
電気配線板1の各溝部2a,2b内にバスバー6,6を
収容したのち、一対の係合部3,3の間にファスナー部
材5を嵌め込むだけで組立て完了となる。つまり、一対
の係合部3,3の間にファスナー部材5を押込んでいく
と、図1(c)に示すように、一対の係合部3,3が互
いに離間する方向に弾性変形すると共に、ファスナー部
材5の2つの係合片5b,5bも互いに摘み部5a側に
弾性変形することとなり、これらの弾性変形を伴って、
図1(d)に示す如く各係合部3の鉤部3aの下側にフ
ァスナー部材5の各係合片5bが係合する。また、溝部
2a,2bの隔壁7にファスナー部材5の凹部5cが当
接した状態となる。この後は、各係合部3および係合片
5bの弾性復帰により双方の係合状態が維持される。
電気配線板1の各溝部2a,2b内にバスバー6,6を
収容したのち、一対の係合部3,3の間にファスナー部
材5を嵌め込むだけで組立て完了となる。つまり、一対
の係合部3,3の間にファスナー部材5を押込んでいく
と、図1(c)に示すように、一対の係合部3,3が互
いに離間する方向に弾性変形すると共に、ファスナー部
材5の2つの係合片5b,5bも互いに摘み部5a側に
弾性変形することとなり、これらの弾性変形を伴って、
図1(d)に示す如く各係合部3の鉤部3aの下側にフ
ァスナー部材5の各係合片5bが係合する。また、溝部
2a,2bの隔壁7にファスナー部材5の凹部5cが当
接した状態となる。この後は、各係合部3および係合片
5bの弾性復帰により双方の係合状態が維持される。
【0024】このように、当該電気配線板1のバスバー
保持装置は、リベット類の固定手段を一切必要とせず、
組立てが至極簡単であって、この実施例では1つのファ
スナー部材5によって2本のバスバー6を同時に保持す
る。また、取付け後においては、ファスナー部材5が、
各係合部3に係合した状態において溝部2a,2bとの
間でバスバー6を一定量移動可能に保持している。
保持装置は、リベット類の固定手段を一切必要とせず、
組立てが至極簡単であって、この実施例では1つのファ
スナー部材5によって2本のバスバー6を同時に保持す
る。また、取付け後においては、ファスナー部材5が、
各係合部3に係合した状態において溝部2a,2bとの
間でバスバー6を一定量移動可能に保持している。
【0025】このため、電気配線板1にねじれや熱膨張
による変形が生じても、電気配線板1とファスナー部材
5との間のすべりによって応力が逃げる状態となるの
で、過大な応力によってバスバー6の保持機能が損なわ
れるような恐れは全く無い。また、溝部2a,2b内に
各バスバー6が遊嵌状態となっているので、各バスバー
6と図示しない電機部品との位置ずれを吸収することが
でき、各バスバー6と電機部品との接合部分に過大な応
力が発生するような事態も防止される。
による変形が生じても、電気配線板1とファスナー部材
5との間のすべりによって応力が逃げる状態となるの
で、過大な応力によってバスバー6の保持機能が損なわ
れるような恐れは全く無い。また、溝部2a,2b内に
各バスバー6が遊嵌状態となっているので、各バスバー
6と図示しない電機部品との位置ずれを吸収することが
でき、各バスバー6と電機部品との接合部分に過大な応
力が発生するような事態も防止される。
【0026】さらに、当該電気配線板1のバスバー保持
装置は、バスバー6の良好な保持状態を維持するにあた
り、溝部2a,2bおよびバスバー6に対して、部分的
に係合部3およびファスナー部材5を設ければ良いの
で、例えば電気配線板1の上面全体に樹脂板を設けるよ
うな従来の保持装置に比べて、コスト的にも安価なもの
となる。また、修理やリサイクルに供するために解体が
必要となったときには、例えば工具類で一対の係合部
3,3を開くように弾性変形させれば、ファスナー部材
5を取外すことができ、バスバー6を外すことも容易で
ある。
装置は、バスバー6の良好な保持状態を維持するにあた
り、溝部2a,2bおよびバスバー6に対して、部分的
に係合部3およびファスナー部材5を設ければ良いの
で、例えば電気配線板1の上面全体に樹脂板を設けるよ
うな従来の保持装置に比べて、コスト的にも安価なもの
となる。また、修理やリサイクルに供するために解体が
必要となったときには、例えば工具類で一対の係合部
3,3を開くように弾性変形させれば、ファスナー部材
5を取外すことができ、バスバー6を外すことも容易で
ある。
【0027】図2〜図6は、本発明に係わる電気配線板
のバスバー保持装置の他の4つの実施例を説明する図で
ある。
のバスバー保持装置の他の4つの実施例を説明する図で
ある。
【0028】図2に示す電気配線板11には、複数の溝
部12a〜12jが形成してあり、各溝部12a〜12
j内には、それぞれのバスバー16a〜16jが収容し
てある。各溝部12a〜12jおよび各バスバー16a
〜16jは、図示しない電機部品の配置に対応して適宜
屈曲し且つ枝分れした状態になっていて、端部や中間部
に、電機部品の端子を接合するための端子接合部18を
有している。なお、電気配線板11は、端子接合部18
に対応する位置に、図4に示す如く端子類の取付け穴1
1aが形成してある。
部12a〜12jが形成してあり、各溝部12a〜12
j内には、それぞれのバスバー16a〜16jが収容し
てある。各溝部12a〜12jおよび各バスバー16a
〜16jは、図示しない電機部品の配置に対応して適宜
屈曲し且つ枝分れした状態になっていて、端部や中間部
に、電機部品の端子を接合するための端子接合部18を
有している。なお、電気配線板11は、端子接合部18
に対応する位置に、図4に示す如く端子類の取付け穴1
1aが形成してある。
【0029】図3は、図2中の矢印Aで示すように、1
本の溝部12cにおける1本のバスバー16cに対する
バスバー保持装置を示す図である。
本の溝部12cにおける1本のバスバー16cに対する
バスバー保持装置を示す図である。
【0030】電気配線板11には、溝部12cの両側
に、突出状態で且つ鍵部13aを有する係合部13が2
個ずつ設けてある。合計4個の係合部13は、約90度
の間隔で配置してある。ファスナー部材15は、摘み部
15aおよび係合片15bを有しており、この実施例の
ように4個の係合部13が形成してある場合には、個々
の係合部13に対応する4個の係合片15bを設けた構
成としたり、2個の係合部13に対応する2個の係合片
15bを設けた構成としたり、全ての係合部13に対応
し得るように円周方向に連続する1個の係合片15bを
設けた構成としたりすることができる。
に、突出状態で且つ鍵部13aを有する係合部13が2
個ずつ設けてある。合計4個の係合部13は、約90度
の間隔で配置してある。ファスナー部材15は、摘み部
15aおよび係合片15bを有しており、この実施例の
ように4個の係合部13が形成してある場合には、個々
の係合部13に対応する4個の係合片15bを設けた構
成としたり、2個の係合部13に対応する2個の係合片
15bを設けた構成としたり、全ての係合部13に対応
し得るように円周方向に連続する1個の係合片15bを
設けた構成としたりすることができる。
【0031】図4は、図2中の矢印Bで示すように、1
本の溝部12bにおける1本のバスバー16bの端子接
合部18に対するバスバー保持装置を示す図である。
本の溝部12bにおける1本のバスバー16bの端子接
合部18に対するバスバー保持装置を示す図である。
【0032】電気配線板11には、端子接合部18を中
心にして、円周上に5個の係合部13が設けてある。フ
ァスナー部材25は、摘み部25aおよび係合片25b
を有すると共に、摘み部25aに、図示しない端子類の
取付けに用いる竪の貫通孔25dを有しており、係合片
25bにあっては、図3の実施例に従ってその数を1〜
5個とすることができる。
心にして、円周上に5個の係合部13が設けてある。フ
ァスナー部材25は、摘み部25aおよび係合片25b
を有すると共に、摘み部25aに、図示しない端子類の
取付けに用いる竪の貫通孔25dを有しており、係合片
25bにあっては、図3の実施例に従ってその数を1〜
5個とすることができる。
【0033】図5は、図2中の矢印Cで示すように、平
行に配置された4本の溝部12g〜12jにおける4本
のバスバー16g〜16jに対するバスバー保持装置を
示す図である。
行に配置された4本の溝部12g〜12jにおける4本
のバスバー16g〜16jに対するバスバー保持装置を
示す図である。
【0034】この実施例のバスバー保持装置は、基本的
に図1の実施例と同様の構成であって、一対の係合部1
3,13の間隔が大きくなっているのに対応して、ファ
スナー部材35における摘み部35aと各係合片35b
との連続部分が薄肉状の平坦部35dとなっている。
に図1の実施例と同様の構成であって、一対の係合部1
3,13の間隔が大きくなっているのに対応して、ファ
スナー部材35における摘み部35aと各係合片35b
との連続部分が薄肉状の平坦部35dとなっている。
【0035】図6は、図2中の矢印Dで示すように、間
隔が大きい3本の溝部12a,12c,12dにおける
3本のバスバー16a,16c,16dに対するバスバ
ー保持装置を示す図である。これらの溝部12a,12
c,12dおよびバスバー16a,16c,16dは、
2本が平行であるが、1本(12a,16a)は斜め方
向に配置されている。
隔が大きい3本の溝部12a,12c,12dにおける
3本のバスバー16a,16c,16dに対するバスバ
ー保持装置を示す図である。これらの溝部12a,12
c,12dおよびバスバー16a,16c,16dは、
2本が平行であるが、1本(12a,16a)は斜め方
向に配置されている。
【0036】電気配線板11には、各溝部12a,12
c,12dに対して、それぞれ4個ずつの係合部13が
設けてある。そして、3か所の各係合部13に対して、
個々の位置で各係合部13に係合する複数のファスナー
部材45を一体化したファスナー体40を備えている。
この場合、係合部13の配置およびファスナー部材45
は図3の実施例と同様であり、ファスナー部材45は摘
み部45aおよび係合片45bを有している。ファスナ
ー体40は、3個のファスナー部材45の摘み部45a
を棒状の連結部40aで一体化させた構造になってい
る。
c,12dに対して、それぞれ4個ずつの係合部13が
設けてある。そして、3か所の各係合部13に対して、
個々の位置で各係合部13に係合する複数のファスナー
部材45を一体化したファスナー体40を備えている。
この場合、係合部13の配置およびファスナー部材45
は図3の実施例と同様であり、ファスナー部材45は摘
み部45aおよび係合片45bを有している。ファスナ
ー体40は、3個のファスナー部材45の摘み部45a
を棒状の連結部40aで一体化させた構造になってい
る。
【0037】図7は、本発明に係わる電気配線板のバス
バー保持装置のさらに他の実施例を説明する図である。
バー保持装置のさらに他の実施例を説明する図である。
【0038】図7(a)に示す電気配線板51には、1
4本の溝部52a〜52nが平行に形成してあり、その
両側に一対の係合部53,53が突出状態で一体成形し
てある。両係合部53,53は、図7(b)にも示すよ
うに、互いに向き合う鉤部53a,53aを有してい
る。そして、各溝部52a〜52nには、それぞれバス
バー56a〜56nが収容してある。ファスナー部材5
5は、摘み部55aと、両側の係合部53,53に係合
する係合片55b,55bを有している。摘み部55a
と各係合片55bは、14本の溝部52a〜52nの幅
に対応して、平坦部55dにより一体化されており、係
合片55bを弾性変形させやすくするために、係合片5
5bと平坦部55dとの連続部分が薄肉部55eとなっ
ている。
4本の溝部52a〜52nが平行に形成してあり、その
両側に一対の係合部53,53が突出状態で一体成形し
てある。両係合部53,53は、図7(b)にも示すよ
うに、互いに向き合う鉤部53a,53aを有してい
る。そして、各溝部52a〜52nには、それぞれバス
バー56a〜56nが収容してある。ファスナー部材5
5は、摘み部55aと、両側の係合部53,53に係合
する係合片55b,55bを有している。摘み部55a
と各係合片55bは、14本の溝部52a〜52nの幅
に対応して、平坦部55dにより一体化されており、係
合片55bを弾性変形させやすくするために、係合片5
5bと平坦部55dとの連続部分が薄肉部55eとなっ
ている。
【0039】以上のように、当該バスバー保持装置は、
様々なバリエーションを得ることが可能であり、図2〜
図7に基づいて説明した各実施例のバスバー保持装置に
あっても、図1に示す実施例と同様の作用および効果を
得ることができる。
様々なバリエーションを得ることが可能であり、図2〜
図7に基づいて説明した各実施例のバスバー保持装置に
あっても、図1に示す実施例と同様の作用および効果を
得ることができる。
【0040】また、図5〜図7に示す実施例のように、
1つのファスナー部材35,55あるいはファスナー体
40で複数のバスバーを同時に保持することにより、部
品点数が削減され、取付けおよび取外しの作業性がより
向上する。さらに、図3、図4および図6に示す実施例
のように、1本の溝部に対して係合部13を3個以上設
けたり、複数のファスナー部材45を一体化してファス
ナー体40としたりすることにより、電気配線板11,
51の面に平行な各方向の力に対して、より一層強固な
係合状態を得ることができる。
1つのファスナー部材35,55あるいはファスナー体
40で複数のバスバーを同時に保持することにより、部
品点数が削減され、取付けおよび取外しの作業性がより
向上する。さらに、図3、図4および図6に示す実施例
のように、1本の溝部に対して係合部13を3個以上設
けたり、複数のファスナー部材45を一体化してファス
ナー体40としたりすることにより、電気配線板11,
51の面に平行な各方向の力に対して、より一層強固な
係合状態を得ることができる。
【図1】本発明に係わる電気配線板のバスバー保持装置
の一実施例を説明する図であって、電気配線板における
バスバー保持位置の平面図(a)、バスバーおよびファ
スナー部材の取付け前の状態を示す断面図(b)、ファ
スナー部材を取付ける状態を示す断面図(c)、および
ファスナー部材の取付け後の状態を示す断面図(d)で
ある。
の一実施例を説明する図であって、電気配線板における
バスバー保持位置の平面図(a)、バスバーおよびファ
スナー部材の取付け前の状態を示す断面図(b)、ファ
スナー部材を取付ける状態を示す断面図(c)、および
ファスナー部材の取付け後の状態を示す断面図(d)で
ある。
【図2】本発明に係わる電気配線板のバスバー保持装置
の4つの他の実施例を説明する平面図である。
の4つの他の実施例を説明する平面図である。
【図3】図2中の矢印A部分のバスバー保持装置を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図4】図2中の矢印B部分のバスバー保持装置を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図5】図2中の矢印C部分のバスバー保持装置を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図6】図2中の矢印D部分のバスバー保持装置を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図7】本発明に係わる電気配線板のバスバー保持装置
のさらに他の実施例を説明する平面図(a)およびファ
スナー部材による保持位置の断面図(b)である。
のさらに他の実施例を説明する平面図(a)およびファ
スナー部材による保持位置の断面図(b)である。
【図8】従来における電気配線板のバスバー保持装置を
説明する図であって、保持前の状態を示す平面図(a)
および断面図(b)である。
説明する図であって、保持前の状態を示す平面図(a)
および断面図(b)である。
【図9】図8に続いて保持後の状態を示す平面図(a)
および断面図(b)である。
および断面図(b)である。
【図10】従来における電気配線板のバスバー保持装置
の他の例を示す断面図である。
の他の例を示す断面図である。
1 11 51 電気
配線板 2a 2b 12a〜12j 52a〜52n 溝部 3 13 53 係合
部 3a 13a 53a 鉤部 5 15 25 35 45 55 ファ
スナー部材 5b 15b 25b 35b 45b 55b 係合
片 6 16a〜16j 56a〜56n バス
バー 40 ファ
スナー体
配線板 2a 2b 12a〜12j 52a〜52n 溝部 3 13 53 係合
部 3a 13a 53a 鉤部 5 15 25 35 45 55 ファ
スナー部材 5b 15b 25b 35b 45b 55b 係合
片 6 16a〜16j 56a〜56n バス
バー 40 ファ
スナー体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H05K 7/06
H05K 3/20
H05K 1/02
B60R 16/02
Claims (4)
- 【請求項1】 電気配線板に、バスバー敷設用の溝部
と、溝部の両側に配置した複数の係合部を備えると共
に、各係合部に係合した状態において溝部との間でバス
バーを一定量移動可能に保持するファスナー部材を備
え、係合部とファスナー部材が少なくとも一方の弾性変
形を伴って互いに係合することを特徴とする電気配線板
のバスバー保持装置。 - 【請求項2】 複数の係合部が、電気配線板から突出状
態に形成され且つ互いに向き合う鉤部を有すると共に、
ファスナー部材が、各係合部の鉤部に係合する係合片を
有することを特徴とする請求項1に記載の電気配線板の
バスバー保持装置。 - 【請求項3】 略平行な複数の溝部の両側に複数の係合
部を備えると共に、各係合部に係合するファスナー部材
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電
気配線板のバスバー保持装置。 - 【請求項4】 電気配線板の複数位置に複数の係合部を
備えると共に、個々の位置で各係合部に係合する複数の
ファスナー部材を一体化したファスナー体を備えたこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気配線
板のバスバー保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11932398A JP3386109B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 電気配線板のバスバー保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11932398A JP3386109B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 電気配線板のバスバー保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11312878A JPH11312878A (ja) | 1999-11-09 |
JP3386109B2 true JP3386109B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=14758627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11932398A Expired - Fee Related JP3386109B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 電気配線板のバスバー保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3386109B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4657025B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-03-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電気接続箱 |
JP5115804B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2013-01-09 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | バスバー固定構造及びバスバー固定部材 |
CN110913639B (zh) * | 2019-12-17 | 2024-08-09 | 合肥联宝信息技术有限公司 | 线材固定机构及电子设备 |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11932398A patent/JP3386109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11312878A (ja) | 1999-11-09 |
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