JP5115804B2 - バスバー固定構造及びバスバー固定部材 - Google Patents
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Description
このとき、第一部材が、台座部に対向する面に、台座部に対する取付位置を規制するための規制突起を有するので、規制突起により第一部材の台座部への取付位置が規制される。よって、第一部材を台座部へ取り付ける際の位置決めが容易となる。
更に、規制突起が、台座部の幅方向外側に向かうにしたがって台座部側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有するので、第一部材を台座部へ取り付ける際に第一部材が台座部に対して多少ずれて配置されていたとしても、締付力が加わったときに第一部材が傾斜面に沿ってスライドする。よって、容易に第一部材を適切な位置に配置させることができる。
を備え、前記第一部材は、前記台座部に対向する面に、前記台座部に対する取付位置を規制するための規制突起を有し、前記規制突起は、前記台座部の幅方向外側に向かうにしたがって前記台座部側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有する点にある。
このとき、第一部材が、台座部に対向する面に、台座部に対する取付位置を規制するための規制突起を有するので、規制突起により第一部材の台座部への取付位置が規制される。よって、第一部材を台座部へ取り付ける際の位置決めが容易となる。
更に、規制突起が、台座部の幅方向外側に向かうにしたがって台座部側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有するので、第一部材を台座部へ取り付ける際に第一部材が台座部に対して多少ずれて配置されていたとしても、締付力が加わったときに第一部材が傾斜面に沿ってスライドする。よって、容易に第一部材を適切な位置に配置させることができる。
以下に、本発明に係るバスバー固定構造の第一の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、一例として、本発明をハイブリッド車両用の駆動装置が備えるモータ及びジェネレータを制御するインバータユニット1に適用した場合について説明する。図1は、本発明に係るバスバー固定構造を適用したインバータユニット1の分解斜視図であり、図2は、バスバー34の取付構造を示す分解斜視図である。図3は、バスバー34が固定された支持ブラケット3の上面図であり、図4は、バスバー34が固定された支持ブラケット3の側面図である。図5は、バスバー固定部材5を示す斜視図であり、(a)は全体像を、(b)はバスバー34を固定した状態を示している。図6は、本実施形態に係るバスバー固定部材5の正面図であり、図7は、バスバー固定部材5の側面図であり、図8は、バスバー固定部材5の背面図である。図9は、バスバー固定部材5にバスバー34が固定された状態における断面図である。
まず、インバータユニット1の全体の概略構造について説明する。図1に示すように、このインバータユニット1は、モータ及びジェネレータを駆動(制御)するためのインバータを構成するスイッチング素子モジュール41と、スイッチング素子モジュール41等の動作を制御する制御基板47と、入力電源を平滑する平滑コンデンサ43と、スイッチング素子モジュール41が固定されたインバータケース2と、このインバータケース2に支持され、一方の面(上面)に制御基板47が固定され、他方の面(下面)に平滑コンデンサ43が固定された支持ブラケット3と、を備えている。
次に、本実施形態に係るバスバーの固定位置について説明する。図2に示すように、支持ブラケット3は、その側壁部54に台座部31を有する。台座部31は、支持ブラケット3の側壁部54の高さ方向(インバータケース2からインバータカバー4へと向かう方向、図1における上下方向)の全体に亘って一定の幅をもって側壁部54から突出して形成されており、後述するバスバー固定部材5が取り付けられるための取付面31aを有している。また、台座部31には一対のボルト穴32が設けられている。後述するように本実施形態においてはバスバー固定部材5により第一バスバー34aが固定されており、一対のボルト穴32は、少なくとも当該第一バスバー34aの幅に重複しない間隔で配置されている。ここで「第一バスバー34aの幅に重複しない」とは、第一バスバー34aの幅よりも一対のボルト穴32どうしの間の最近接距離の方が大きいことを意味する。
次に、バスバー固定部材5の構成について説明する。バスバー固定部材5は、図5から図8に示すように、ベース部材10とカバー部材20とを備えている。なお、詳しくは後で述べるが、バスバー固定部材5による第一バスバー34aの固定は、図5(b)に示すように、ベース部材10とカバー部材20とで第一バスバー34aを挟み込んだ状態で行われる。
バスバー34を固定する手順について説明する。
まず、スイッチング素子モジュール41及びリアクトル42が固定されたインバータケース2の載置取付部51に、平滑コンデンサ43、昇圧用コンデンサ45及びノイズフィルタ46が固定された支持ブラケット3が載置されてボルトで締結固定される。絶縁紙35及び両面接着テープを介して互いに接着されて一体となった第一バスバー34a、第二バスバー34b及び第三バスバー34cが、それぞれ所定の端子55にボルトで締結される。このとき、支持ブラケット3に設けられた台座部31は、先に説明した、第一バスバー34aが一枚のみとなる部位に位置しており、台座部31に設けられた一対のボルト穴32を結ぶ方向と第一バスバー34aの長手方向は略直交している。台座部31と第一バスバー34aとの間は、一定の間隔を空けて隔てられている。
本発明に係るバスバー固定構造の第二の実施形態について図面を参照して説明する。図10は、本実施形態に係るバスバー固定部材5のベース部材10の斜視図であり、図11は、図10のベース部材10を反対側から見た斜視図である。図12は、本実施形態に係るバスバー固定部材5にバスバー34が固定された状態における断面図である。本実施形態では、バスバー固定部材5の具体的構成が第一の実施形態と一部相違している。以下では、第一の実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、本実施形態におけるバスバー固定部材5は連結部30を有しておらず、ベース部材10とカバー部材20とが別部材として構成されている。また、これに伴い、第一の実施形態とはベース部材10の材質が異なる。つまり、本実施形態においてはこれらの部材を折り曲げる必要がないので、柔軟性は要求されない。そのため、第一バスバー34aと支持ブラケット3の台座部31との間に配置されるベース部材10の材質が、電気絶縁性及び耐熱性に特に優れたPBT−GF(ガラス繊維強化ポリブチレンテレフタレート)とされている。
(1)上記の各実施形態においては、カバー部材20に凹部22が形成された例について説明した。しかし、バスバー34を幅方向に収容することができれば、ベース部材10に凹部22が形成されていても良い。
5 バスバー固定部材
10 ベース部材(第一部材)
11 第一ボルト挿通部
12 幅広部
13 規制突起
14 傾斜面
20 カバー部材(第二部材)
21 第二ボルト挿通部
22 凹部
23 カラー部材
24 弾性部材
25 嵌合凸部
30 連結部
31 台座部
32 ボルト穴
33 ボルト
34 バスバー
34a 第一バスバー
34b 第二バスバー
34c 第三バスバー
Claims (8)
- 導電性の支持部材にバスバーを固定するためのバスバー固定構造であって、
前記支持部材は、周囲の壁部から突出して形成され且つ前記バスバーの幅に重複しない間隔で配置された一対のボルト穴が設けられた台座部を有し、
少なくとも前記バスバーに接する部位に、前記バスバーの長手方向の前記台座部の幅よりも広く形成された幅広部を有するとともに、前記一対のボルト穴と略同じ間隔で設けられた一対の第一ボルト挿通部を有する非導電性の第一部材と、
前記一対のボルト穴と略同じ間隔で設けられた一対の第二ボルト挿通部を有する非導電性の第二部材と、を備え、
前記第一部材は、前記台座部に対向する面に、前記台座部に対する取付位置を規制するための規制突起を有し、
前記規制突起は、前記台座部の幅方向外側に向かうにしたがって前記台座部側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有し、
前記第一部材が前記台座部に当接させて配置され、前記バスバーが前記第一部材の前記幅広部に接するように配置され、前記第二部材が前記バスバーを挟んで前記第一部材に対向させて配置された状態で、前記第一ボルト挿通部及び前記第二ボルト挿通部に挿通されたボルトが前記ボルト穴に締結され、前記第一部材と前記第二部材とが前記支持部材に共締めされてなるバスバー固定構造。 - 前記第一部材及び前記第二部材の少なくとも一方に、前記バスバーを幅方向に収容する凹部が形成されている請求項1に記載のバスバー固定構造。
- 前記凹部は前記バスバーの厚さよりも深く設定されるとともに、
前記第一部材及び前記第二部材の少なくとも一方と前記バスバーとの間に弾性部材が配置され、
前記バスバーの厚さと前記弾性部材の厚さの和が、前記凹部の深さよりも大きく設定されている請求項2に記載のバスバー固定構造。 - 前記第一ボルト挿通部及び前記第二ボルト挿通部の一方が、他方の内周に嵌合する嵌合凸部を有する請求項1から3のいずれか一項に記載のバスバー固定構造。
- 前記嵌合凸部の内周に、当該嵌合凸部よりも硬い材質であって、当該嵌合凸部のボルト軸方向長さよりも長い軸方向長さを有するカラー部材が嵌合されている請求項4に記載のバスバー固定構造。
- 前記第一部材と前記第二部材とが、前記バスバーの幅方向の一端部において折り曲げ可能に連結されている請求項1から5のいずれか一項に記載のバスバー固定構造。
- 前記バスバーは、複数枚が重なっている部位と一枚のみの部位とを有し、
当該一枚のみの部位において前記バスバーが固定されている請求項1から6のいずれか一項に記載のバスバー固定構造。 - 周囲の壁部から突出して形成され且つ一対のボルト穴が設けられた台座部を有する導電性の支持部材にバスバーを固定するためのバスバー固定部材であって、
少なくとも前記バスバーに接する部位に、前記バスバーの長手方向の前記台座部の幅よりも広く形成された幅広部を有するとともに、前記バスバーの幅に重複しない間隔で設けられた一対の第一ボルト挿通部を有する非導電性の第一部材と、
前記一対の第一ボルト挿通部と略同じ間隔で設けられた一対の第二ボルト挿通部を有する非導電性の第二部材と、
を備え、
前記第一部材は、前記台座部に対向する面に、前記台座部に対する取付位置を規制するための規制突起を有し、
前記規制突起は、前記台座部の幅方向外側に向かうにしたがって前記台座部側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有するバスバー固定部材。
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