JPH0711141Y2 - 光フアイバ母材製造用の支持棒 - Google Patents

光フアイバ母材製造用の支持棒

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JPH0711141Y2
JPH0711141Y2 JP1986033019U JP3301986U JPH0711141Y2 JP H0711141 Y2 JPH0711141 Y2 JP H0711141Y2 JP 1986033019 U JP1986033019 U JP 1986033019U JP 3301986 U JP3301986 U JP 3301986U JP H0711141 Y2 JPH0711141 Y2 JP H0711141Y2
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JP
Japan
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rod
metal
support rod
tip
optical fiber
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JP1986033019U
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JPS62144945U (ja
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一久 柏原
邦弘 松原
康郎 古井
康弘 上倉
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は光ファイバ母材を製造する際、多孔質母材を支
持するために使用される支持棒に関する。
『従来の技術』 第4図は、気相軸付法による光ファイバ母材の製造方法
を示すもので、支持棒1は駆動装置2によって上下動及
び回転自在に支持され、該支持棒1の先端部には種棒3
が取付けられており、該種棒3にガラス微粒子が堆積さ
れる。
4は酸水素ガスと原料ガスとが供給されるバーナーであ
って、火炎加水分解反応によりガラス微粒子が形成さ
れ、該ガラス微粒子が種棒3に堆積される。
このようなガラス微粒子の生成及び種棒3への堆積は、
ベルジャー5と上部筒6とからなる容器内で行われる。
7はガラス微粒子の堆積物8の下端面9の位置を検出す
るレーザ制御装置であって、該装置7からの信号により
駆動装置で制御され、堆積物8の下端面9が一定の位置
にくるように支持棒3が引上げられる。
10は排気管であって、種棒3に堆積されなかったガラス
微粒子及び反応によって生成したガス等が該排気管10か
ら排出される。
『考案が解決しようとする問題点』 上記のような従来例では、支持棒1として石英ガラスが
用いられているが、石英ガラス製の支持棒は鉛直方向の
精度が悪く、堆積物8の偏心及び曲がりの原因となって
いたばかりでなく、ガラス化後の屈折率プロファイルの
調整をも困難にしていた。
さらに石英ガラスは高価であるという難点も有してい
る。
そこで支持棒1を金属製にすることも考えられるが、容
器内は火炎加水分解の際に生ずる副生物HC1や酸素と水
素の反応で生成するH2O等の存在により、腐食性雰囲気
となっており、しかも支持棒1と種棒3との接合部は高
温となるため、金属製の支持棒1を用いた場合、金属腐
食により支持棒1と種棒3との接合部における精度が悪
くなり、さらに金属腐食物により堆積物が汚染されるこ
とになる。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、高精度で安価な光ファイバ母材の支持棒を得ること
を目的とする。
『問題点を解決するための手段』 本発明は、気相軸付法により形成される多孔質母材を支
持するための支持棒において、長い棒状の金属部と、金
属部の先端に連続する短い棒状の耐食性部とを備え、耐
食性部の少なくとも表面部分が非晶質材またはセラミッ
ク材からなることを特徴として、所期の目的を達成す
る。
『作用』 気相軸付法を実施するための容器は、第4図を参照して
説明したとおり、ベルジャー5と上部筒6とからなり、
バーナー4の先端がベルジャー5の底部側からその内部
に挿入され、排気管10がベルジャー5の上部側に設けら
れる。
かかる容器内において気相軸付法を実施すべく種棒を初
期位置にセットするときは、支持棒の先端で支持された
種棒が、上部筒6側からベルジャー5内の所定位置まで
挿入される。このセッティング状態において、種棒がバ
ーナー4の先端と向かい合い、支持棒の先端部がベルジ
ャー5内へ進入する。
以下、種棒が支持棒とともに回転し、バーナー4の先端
から回転状態の種棒先端に向けてガラス微粒子が噴射か
つ堆積され、その堆積物の成長速度に応じて種棒付き支
持棒が引き上げられる。
このようにして気相軸付法を実施しているとき、ベルジ
ャー5内にある種棒および支持棒の先端部は、金属腐食
性ガスを含む高温の雰囲気に曝されるが、支持棒の中間
部(上端の吊元部と先端部との間)が介在している上部
筒6の内部は、つぎの理由から、このような雰囲気にな
らない。
上部筒6がバーナー4から遠ざかった位置にあるの
で、上部筒6の内部が高温化しない。
排気管10を介してベルジャー5の内部を排気するの
で、上部筒6内には金属腐食性ガスがほとんど侵入しな
い。
ベルジャー5内を排気しているときに、上部筒6の
開放端側からその内部に外気が取りこまれるので、上部
筒6内の温度上昇、上部筒6内への金属腐食性ガス侵入
がこの点からも抑制される。
したがって、上部筒6内に金属棒を介在させても、これ
が腐食されることはない。
本発明に係る支持棒は、既述のとおり、金属部と耐食性
部とを備え、耐食性部の少なくとも表面部分が非晶質材
またはセラミック材からなる。
本発明支持棒の場合は、気相軸付法の実施に際して、耐
食性部の先端に種棒が連結され、これが第4図の容器内
に挿入される。すなわち、種棒と支持棒の耐食性部とが
ベルジャー5内にまで入り込み、支持棒の金属部が上部
筒6内に留まる。
このような状況下で気相軸付法を実施した場合、耐食性
部は、自明の耐食性を有するので、金属腐食性ガスを含
む高温の雰囲気に曝されても腐食せず、金属部は、上部
筒6内にあるので腐食されない。
それゆえ、本発明の支持棒を用いて気相軸付法を実施例
するときは、支持棒と種棒との接合不良(接合精度の低
下)、堆積物の汚染が生じない。
『実施例』 以下本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案にかかる支持棒を示すもので、11は各部
位の寸法が高精度に加工されかつクロム等のメッキが施
された中空の金属棒であって、その先端部は石英棒12の
一端部に形成された取付孔13に嵌合されたかつ石英棒12
の径方向に伸張し石英棒12と金属棒11とを貫通する貫通
孔14に第1ピン15を挿通することによって石英棒12に固
定されている。
石英棒12の他端部には保持孔16が形成され、該保持孔16
には種棒17の一端が嵌合されかつ該種棒17は、石英棒12
の径方法に延び石英棒12と種棒17とを貫通する貫通孔18
に第12ピン19を挿入することによって石英棒12に固定さ
れる。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、第1図と異
なる点は石英棒12の代りにセラミックコーティング20A
を施した接続用金属棒20が用いられていることにある。
その他の構成は第1図と同様であるので説明を省略す
る。
第3図は本考案のさらに異なる他の実施例を示すもの
で、第2図とは接続用金属棒20の機能を金属棒11の先端
部に兼ねさせた点で相違している。
つまり、金属棒11の先端部にセラミックコーティング21
を施しかつピン22で金属棒11に種棒17を固定したもので
ある。
『考案の効果』 本発明に係る支持棒は、つぎのような効果を有する。
その一つは、支持棒の先端部であって種棒との接合部で
もある耐食性部が、非晶質材またはセラミック材からな
る表面部分を有するので、これが気相軸付法の雰囲気
(金属腐食性ガスを含む高温の雰囲気)に曝されても腐
食しないことである。したがって、気相軸付法を実施し
ているときに、支持棒と種棒との接合精度が低下した
り、堆積物が腐食物によって汚染されることがない。
他の一つは、支持棒の耐食性部を除いた部分すなわち金
属部が、石英よりも安価な金属材からなることである。
したがって、金属部を用いた分だけ支持棒のコストを下
げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる支持棒の断面図、第2図および
第3図は本考案の他の実施例を示す断面図、第4図は気
相軸付法の模式図である。 8……堆積物(多孔質母材) 11……金属棒(金属部) 12……石英棒(耐食性部) 20……接合用金属棒(金属部) 21……セラミックコーティング(耐食性部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気相軸付法により形成される多孔質母材を
    支持するための支持棒において、長い棒状の金属部と、
    金属部の先端に連続する短い棒状の耐食性部とを備え、
    耐食性部の少なくとも表面部分が非晶質材またはセラミ
    ック材からなることを特徴とする光ファイバ母材製造用
    の支持棒。
JP1986033019U 1986-03-07 1986-03-07 光フアイバ母材製造用の支持棒 Expired - Lifetime JPH0711141Y2 (ja)

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JP1986033019U JPH0711141Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07 光フアイバ母材製造用の支持棒

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JPS62144945U JPS62144945U (ja) 1987-09-12
JPH0711141Y2 true JPH0711141Y2 (ja) 1995-03-15

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2622210B2 (ja) * 1991-07-23 1997-06-18 信越化学工業株式会社 光ファイバ母材製造用タ−ゲット支持部材
JP2622214B2 (ja) * 1991-09-26 1997-06-18 信越化学工業株式会社 光ファイバ母材延伸用支持部材
JP2583429Y2 (ja) * 1993-01-27 1998-10-22 古河電気工業株式会社 光ファイバ母材の支持部

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JPS58115034A (ja) * 1981-12-21 1983-07-08 コ−ニング・グラス・ワ−クス 管状ガラス物品の製造方法および装置
JPS617215U (ja) * 1984-06-14 1986-01-17 昭和電線電纜株式会社 バスダクト
JPS62162636A (ja) * 1986-01-13 1987-07-18 Hitachi Cable Ltd 光フアイバ用多孔質母材焼結装置

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