JPH0711132Y2 - 焼結装置 - Google Patents

焼結装置

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JPH0711132Y2
JPH0711132Y2 JP1989033550U JP3355089U JPH0711132Y2 JP H0711132 Y2 JPH0711132 Y2 JP H0711132Y2 JP 1989033550 U JP1989033550 U JP 1989033550U JP 3355089 U JP3355089 U JP 3355089U JP H0711132 Y2 JPH0711132 Y2 JP H0711132Y2
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JP
Japan
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casing
tray
green compact
works
work
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Application number
JP1989033550U
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JPH02125930U (ja
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直樹 相沢
大石  徹
誠 岡田
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は焼結装置に関し、詳しくは圧粉体ワークを移動
トレイに載置し、上記移動トレイの移動に伴って圧粉体
ワークを移動させつつ加熱を行なう焼結装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のトレイプッシャ型焼結装置を示すもので
あり、炉床Aには複数個のトレイBが移動自在に載置さ
れている。トレイB上には複数枚の敷板Cが載置され、
各敷板Cの上には、、圧粉体ワークDが数段に積み重ね
られている。さらにトレイBには周壁と天壁とから成る
ケーシングEが設けられており、トレイB上の全ての圧
粉体ワークD,D,……は、トレイBとケーシングEとによ
って囲繞されている。
上記各圧粉体ワークD,D,……は、トレイBによって炉内
を移動することにより加熱されて焼結が行なわれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、圧粉体ワークDには潤滑剤として例えばステ
アリン酸亜鉛等が添加されており、圧粉体ワークDの焼
結に際しては、上記添加剤を除去するための脱ろうを行
なう必要がある。このため圧粉体ワークDは、450℃〜5
50℃の熱源を備えた炉内の脱ろうゾーンを通過するので
あるが、このとき、圧粉体ワークDはケーシングEを介
して急激に加熱され、圧粉体ワークDの表面において急
激に脱ろう現象が進行する。これにより、焼結後のワー
ク表面には、肌荒れと呼ばれる焼結不良が発生してい
た。
本考案は、上記実状に鑑みて、圧粉体ワークの焼結不良
を可及的に防止し得るともに、焼結後におけるワークの
寸法誤差や歪みの発生を抑えることの可能な焼結装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案では、移動トレイに段積みされた複数個の
圧粉体ワークを囲繞する態様で移動トレイに載置される
とともに圧粉体ワークとの間隙を該圧粉体ワークにおけ
る周壁の肉厚よりも狭く設定して成る第1のケーシング
と、移動トレイに載置された複数個の第1のケーシング
を囲繞する態様で移動トレイに載置された第2のケーシ
ングとを設け、第1のケーシングと第2のケーシングと
を介して圧粉体ワークを加熱して焼結するよう構成し
た。
〔作用〕
上記構成によれば、圧粉体ワークは炉内において徐々に
加熱され、また第1のケーシング内において段積みされ
た複数個の圧粉体ワークがずれても、そのずれ量を最小
限に止めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的な構成を、実施例を示す図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に関わる焼結装置をトレイプッシャ型焼
結装置に適用した例を示すものであり、炉床1上にはセ
ラミックから成る複数個のトレイ2,2,……が互いに当接
し、かつ移動自在に配置されている。トレイ2上には、
同じくセラミックから成る複数個の敷板3,3,……が載置
されており、さらに各敷板3上には、それぞれ圧粉体ワ
ーク4が3段づつ積み重ねられている。なお、上記ワー
ク4は、薄肉のハブ4aとリム4bとから成るエンジン用カ
ムシャフトプーリである。
上記敷板3には、積み上げられたワーク4,4,……の周囲
を囲う円筒体5が設けられており、該円筒体5の上部に
は蓋体6が設けられている。上記敷板3、円筒体5、お
よび蓋体6によって第1のケーシング10が構成されてお
り、積み上げられた一郡のワーク4,4,4は上記第1のケ
ーシング10によって囲繞されている。なお、円筒体5
は、耐熱鋳鋼材(SCH13若しくはSCH15)から成る精密鋳
造品、あるいはアルミナ系セラミックから作られてい
る。また、蓋体6は、耐熱鋳鋼材(SCH13若しくはSCH1
5)から成る精密鋳造品である。
上記トレイ2には、該トレイ2上に載置された複数の上
記第1のケーシング10,10,10の周囲をまとめて囲う筒体
7が設けられており、該筒体7の上部には蓋体8が設け
られている。上記トレイ2、筒体7、および蓋体8によ
って第2のケーシング20が構成されており、トレイ2上
の一郡の第1のケーシング10,10,10は、上記第2のケー
シング20に囲繞されている。
いま、トレイ2の移動によってワーク4,4,……が炉内の
脱ろうゾーンに占位すると、熱源からの熱は、第2のケ
ーシング20と第1のケーシング10との両者を介してワー
ク4に到達する。このためワーク4は、急速に加熱され
ることなく徐々に熱が加えられるので、急激な脱ろう現
象を抑えることができ、肌荒れの発生が防止される。
ところで、第3図に示した従来のトレイプッシャ型焼結
装置では、トレイBが移動し始める時、あるいは停止す
る際に、そのショックで積み重ねたワークD、D……が
ずれ動いてしまうことがあり、ワーク4がずれて積み重
ねられた状態で焼結を行なった場合、焼結されたワーク
は、1個ごとに寸法が異なっていたり、歪みを生じたり
して不良品を多く生じる要因となっていた。
そこで本例では、第2図に示すように、積み重ねられた
ワーク4,4,4,と、該ワーク4を囲う円筒体5との間の間
隙Lを、ワーク4におけるリム4bの肉厚Mよりも小さく
設定している。これにより、積み重ねられたワーク4が
万一ずれた場合でも、そのずれ量が最小限に留まり、焼
結後のワークの寸法誤差や歪みの発生が抑えられる。
なお、本考案は、トレイプッシャ型焼結装置に留まら
ず、各種焼結装置に有効に適用できることは言うまでも
ない。
〔考案の効果〕
以上、詳述した如く、本考案に関わる焼結装置によれ
ば、移動トレイに段積みされた複数個の圧粉体ワークを
囲繞する態様で移動トレイに載置される第1のケーシン
グと、移動トレイに載置された複数個の第1のケーシン
グを囲繞する態様で移動トレイに載置された第2のケー
シングとを設け、上記第1のケーシングと第2のケーシ
ングとの両者を介して圧粉体ワークを徐々に加熱するよ
う構成したので、急激な脱ろう現象が抑えられ、肌荒れ
等の焼結不良の発生を可及的に防止することが可能とな
った。
また、本考案に関わる焼結装置によれば、段積みされた
複数個の圧粉体ワークを囲繞する第1のケーシングにお
ける圧粉体ワークとの間隙を、該圧粉体ワークにおける
周壁の肉厚よりも狭く設定したので、第1のケーシング
内において積み重ねられた圧粉体ワークがずれた場合で
も、そのずれ量は圧粉体ワークにおける周壁の肉厚以下
に抑えられ、もって焼結後におけるワークの寸法誤差や
歪みの発生を可及的に防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関わる焼結装置の断面側面図、第2図
は同じく本考案に関わる焼結装置の要部断面側面図であ
り、第3図は従来の焼結装置の断面側面図である。 1……炉床、2……トレイ、3……敷板、4……圧粉体
ワーク、5……円筒体、6……蓋体、7……筒体、8…
…蓋体、10……第1のケーシング、20……第2のケーシ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧粉体ワークを移動トレイに載置し、上記
    移動トレイの移動に伴って上記圧粉体ワークを移動させ
    つつ加熱を行なう焼結装置であって、 上記移動トレイに段積みされた複数個の上記圧粉体ワー
    クを囲繞する態様で上記移動トレイに載置され、かつ上
    記圧粉体ワークとの間隙を上記圧粉体ワークにおける周
    壁の肉厚よりも狭く設定して成る第1のケーシングと、 上記移動トレイに載置された複数個の上記第1のケーシ
    ングを囲繞する態様で上記移動トレイに載置された第2
    のケーシングとを備え、 上記第1のケーシングと第2のケーシングとを介して上
    記圧粉体ワークを加熱するようにしたことを特徴とする
    焼結装置。
JP1989033550U 1989-03-25 1989-03-25 焼結装置 Expired - Lifetime JPH0711132Y2 (ja)

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JP1989033550U JPH0711132Y2 (ja) 1989-03-25 1989-03-25 焼結装置

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Publication Number Publication Date
JPH02125930U JPH02125930U (ja) 1990-10-17
JPH0711132Y2 true JPH0711132Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=31537297

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JP1989033550U Expired - Lifetime JPH0711132Y2 (ja) 1989-03-25 1989-03-25 焼結装置

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JP (1) JPH0711132Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410197Y2 (ja) * 1986-05-06 1992-03-13

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JPH02125930U (ja) 1990-10-17

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