JPH0266102A - 薄肉円筒焼結品の製造方法 - Google Patents
薄肉円筒焼結品の製造方法Info
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- JPH0266102A JPH0266102A JP21952988A JP21952988A JPH0266102A JP H0266102 A JPH0266102 A JP H0266102A JP 21952988 A JP21952988 A JP 21952988A JP 21952988 A JP21952988 A JP 21952988A JP H0266102 A JPH0266102 A JP H0266102A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、粉末冶金法により焼結歪の少ない薄肉円筒焼
結品を製造する方法に関する。
結品を製造する方法に関する。
[従来の技術]
従来、粉末冶金による焼結は1100〜1200℃の高
温で行なわれるため、焼結晶に歪みが生ずる。焼結晶の
歪みやバラツキを矯正し、寸法精度を向上させるためサ
イジングを行なっている。サイジング矯正量は、通常0
.1〜0゜2%までの寸法変化量に対して有効で、これ
以上になると上下端面や内外径面に切削、研削等の機械
加工を施すことが多い、(日本粉末冶金工業会「焼結機
械部品−その設計と製造−」 (昭和62.10.20
)技術書院)しかし、液相焼結など寸法変化量の大きい
焼結で、焼結時に生じた真円度や平面度の歪みは、後加
工でも修正することが難しく、加工代も大きくなるため
、始めから歪みが小さくなるように焼結する必要がある
。第3図に示すように建設機械の足回りのフローティグ
シール10の径の割に短い円筒状で、しかも真円度や平
面度に対する要求の厳しい部品を焼結晶で312造する
際、焼結中に生じる歪みについては、アルミナトレイ1
1などの耐火材の上に一枚ずつ入れて焼結して、後でサ
イジング又は機械加工を行なうか、又は第4図に示すよ
うに内径収縮を拘束する中子12を挿入し、 芯ズレし
ないように積み重ねて焼結すれば歪みが少ないことが知
られている。フローティグシール10の場合、焼結後は
第5図に示すようにベース材が矢印(A)の方向に収縮
し、内径部13を矯正しなければならない。
温で行なわれるため、焼結晶に歪みが生ずる。焼結晶の
歪みやバラツキを矯正し、寸法精度を向上させるためサ
イジングを行なっている。サイジング矯正量は、通常0
.1〜0゜2%までの寸法変化量に対して有効で、これ
以上になると上下端面や内外径面に切削、研削等の機械
加工を施すことが多い、(日本粉末冶金工業会「焼結機
械部品−その設計と製造−」 (昭和62.10.20
)技術書院)しかし、液相焼結など寸法変化量の大きい
焼結で、焼結時に生じた真円度や平面度の歪みは、後加
工でも修正することが難しく、加工代も大きくなるため
、始めから歪みが小さくなるように焼結する必要がある
。第3図に示すように建設機械の足回りのフローティグ
シール10の径の割に短い円筒状で、しかも真円度や平
面度に対する要求の厳しい部品を焼結晶で312造する
際、焼結中に生じる歪みについては、アルミナトレイ1
1などの耐火材の上に一枚ずつ入れて焼結して、後でサ
イジング又は機械加工を行なうか、又は第4図に示すよ
うに内径収縮を拘束する中子12を挿入し、 芯ズレし
ないように積み重ねて焼結すれば歪みが少ないことが知
られている。フローティグシール10の場合、焼結後は
第5図に示すようにベース材が矢印(A)の方向に収縮
し、内径部13を矯正しなければならない。
[発明が解決しようとする課題〕
しかし、アルミナトレイ11などの耐火材に一枚ずつ入
れて焼結する方法では、炉の作業効率からみて不経済で
、真円度の歪みは防げず。
れて焼結する方法では、炉の作業効率からみて不経済で
、真円度の歪みは防げず。
また中子12、その他の治具を用いる手段も、割れ易い
圧粉体を注意深く治具に入れるのに手間がかかるうえ、
治具自体の熱容量が大きいために炉の熱損失も無視でき
ないが他に方法がなく、やむおえず用いられている。
圧粉体を注意深く治具に入れるのに手間がかかるうえ、
治具自体の熱容量が大きいために炉の熱損失も無視でき
ないが他に方法がなく、やむおえず用いられている。
本発明は係る問題点を解決することを目的としている。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明は円筒状ベース材の
上端面における内径側を突状円筒部に形成し、下端部の
内径側には、他の円筒状ベース材の前記突状円筒部の内
径面が嵌合する突状円筒部を形成するとともに、前記円
筒状ベース材の上端面における突状円筒部以外の上端面
に焼結粉末を載置して、複数のベース材が互いに膨張収
縮を打消し合うようにしたことを特徴としている。
上端面における内径側を突状円筒部に形成し、下端部の
内径側には、他の円筒状ベース材の前記突状円筒部の内
径面が嵌合する突状円筒部を形成するとともに、前記円
筒状ベース材の上端面における突状円筒部以外の上端面
に焼結粉末を載置して、複数のベース材が互いに膨張収
縮を打消し合うようにしたことを特徴としている。
[作用]
上記構成によれば、円筒状ベース材の上端面外周側にリ
ング状の凹部が設けられ、内周側には突起が形成されて
おり、下端面内側には突起と嵌合するリング状の凸部が
設けられているから、ベース材を複数段積み重ねて焼結
すればベース材が互いに膨張収縮を打消し合うのでベー
ス材に歪みが生じない、従って、ベース材上端面四部に
U、置されたリング状圧粉体は歪みのない焼結体となる
。
ング状の凹部が設けられ、内周側には突起が形成されて
おり、下端面内側には突起と嵌合するリング状の凸部が
設けられているから、ベース材を複数段積み重ねて焼結
すればベース材が互いに膨張収縮を打消し合うのでベー
ス材に歪みが生じない、従って、ベース材上端面四部に
U、置されたリング状圧粉体は歪みのない焼結体となる
。
[実施例]
以下に1本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図において、鋼製のベース材10は上端面にリング状
突起2.下端面にはリング状突起3を有している。一方
、約5 TOHの圧力で工形した鉄系組織をもち、平均
粒径50〜70μの粉末圧粉体1をベース材10の上に
乗せる。この際ベース材10と粉末圧粉体1とのクリア
ランス(C)を1〜2mmにとる。この状態で第2図に
示すように各ベース材の上端面と下端面を嵌入し積み重
ねていき、焼結炉の均熱ゾーン(有効加熱域寸法)中に
10〜15段積みにする。最下段はオーステナイト系ス
テンレスpI4製トレー4に入れ、平面度歪みを防止す
る。
1図において、鋼製のベース材10は上端面にリング状
突起2.下端面にはリング状突起3を有している。一方
、約5 TOHの圧力で工形した鉄系組織をもち、平均
粒径50〜70μの粉末圧粉体1をベース材10の上に
乗せる。この際ベース材10と粉末圧粉体1とのクリア
ランス(C)を1〜2mmにとる。この状態で第2図に
示すように各ベース材の上端面と下端面を嵌入し積み重
ねていき、焼結炉の均熱ゾーン(有効加熱域寸法)中に
10〜15段積みにする。最下段はオーステナイト系ス
テンレスpI4製トレー4に入れ、平面度歪みを防止す
る。
以上のように積み上げた圧粉体1とベース材10を真空
炉に挿入し10−2〜10−’TOrrの真空度中で1
5〜b 1140℃で2時間保持することで、圧粉体1が液相を
発生し、この保持時間中に発生した液相でベース材10
と接合する。この時、圧粉体1は収縮するがベース材l
Oのリング状突起2に当たり、それ以上の収縮が止めら
れる。この収縮力による径方向の変形はベース材10の
リング状突起2と一段上のベース材10の下端面リング
状突起3が1戊合され互いに打消さし合うので歪発生の
少ない焼結体が得られる。焼結後は連続的に真空炉中で
20〜50”C/分の冷却速度で急冷して炉外に取出す
。
炉に挿入し10−2〜10−’TOrrの真空度中で1
5〜b 1140℃で2時間保持することで、圧粉体1が液相を
発生し、この保持時間中に発生した液相でベース材10
と接合する。この時、圧粉体1は収縮するがベース材l
Oのリング状突起2に当たり、それ以上の収縮が止めら
れる。この収縮力による径方向の変形はベース材10の
リング状突起2と一段上のベース材10の下端面リング
状突起3が1戊合され互いに打消さし合うので歪発生の
少ない焼結体が得られる。焼結後は連続的に真空炉中で
20〜50”C/分の冷却速度で急冷して炉外に取出す
。
表1 (単位: mm)
表1の従来法と本発明との寸法精度比較から明らかなよ
うに、直径368mmの焼結シールの真円度が0.5m
m以下、平面度が0.3mm以下となる。
うに、直径368mmの焼結シールの真円度が0.5m
m以下、平面度が0.3mm以下となる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明に基づく薄肉円筒焼結品の
y5遣方法によれば1円筒状ベース材の上端面と下端面
とを嵌入し、10数段積み重ねて焼結炉内で加熱するの
で、互いに膨張収縮を打消し合い、真円度および平面度
を高精度に保って焼結することができ、従来の方法に比
べてサイジング又は機械加工を行なう必要がなく生産性
が向上する。
y5遣方法によれば1円筒状ベース材の上端面と下端面
とを嵌入し、10数段積み重ねて焼結炉内で加熱するの
で、互いに膨張収縮を打消し合い、真円度および平面度
を高精度に保って焼結することができ、従来の方法に比
べてサイジング又は機械加工を行なう必要がなく生産性
が向上する。
第1図は本発明のベース材断面図。
第2図は第1図を積み重ねて焼結する説明図。
第3図〜第5図は従来の技術を示す図で、第3図はアル
ミナトレイを入れて焼結する説明図、第4図は中子を挿
入して焼結する説明図第5例は焼結後のベース材の歪み
を示す断面図である。 13−・・・−・矯正部 A−・・−収縮方向 C−・・・−・・クリアランス
ミナトレイを入れて焼結する説明図、第4図は中子を挿
入して焼結する説明図第5例は焼結後のベース材の歪み
を示す断面図である。 13−・・・−・矯正部 A−・・−収縮方向 C−・・・−・・クリアランス
Claims (1)
- 円筒状ベース材の上端面における内径側を突状円筒部に
形成し、下端部の内径側には、他の円筒状ベース材の前
記突状円筒部の内径面が嵌合する突状円筒部を形成する
とともに、前記円筒状ベース材の上端面における突状円
筒部以外の上端面に焼結粉末を載置して、複数のベース
材が互いに膨張収縮を打消し合うようにしたことを特徴
とする薄肉円筒焼結品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952988A JPH0266102A (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 薄肉円筒焼結品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952988A JPH0266102A (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 薄肉円筒焼結品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0266102A true JPH0266102A (ja) | 1990-03-06 |
Family
ID=16736906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21952988A Pending JPH0266102A (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 薄肉円筒焼結品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0266102A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715737U (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼結用治具 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP21952988A patent/JPH0266102A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715737U (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼結用治具 |
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