JPH07110990A - ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダ用自動トラッキング回路 - Google Patents
ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダ用自動トラッキング回路Info
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- JPH07110990A JPH07110990A JP5023818A JP2381893A JPH07110990A JP H07110990 A JPH07110990 A JP H07110990A JP 5023818 A JP5023818 A JP 5023818A JP 2381893 A JP2381893 A JP 2381893A JP H07110990 A JPH07110990 A JP H07110990A
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- JP
- Japan
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- head
- magnetic tape
- azimuth
- odd
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
- G11B15/467—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven
- G11B15/4673—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating
- G11B15/4675—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating with provision for information tracking
- G11B15/4676—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating with provision for information tracking using signals recorded in tracks disposed in parallel with the scanning direction
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダにお
いて、磁気テープ上に記録されるデータ量の増大を可能
とする自動トラッキング回路を得る。 【構成】 ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダにお
いて、回転磁気ヘッドスキャナはヘッドホィール１０上
に、奇アジマスデータ再生ヘッド１２、１４と、偶アジ
マスデータ再生ヘッド１６、１８と、奇アジマス検出ヘ
ッド２２と偶アジマス検出ヘッド２０とを有し、自動ト
ラッキングを効果的に行う。奇アジマス検出ヘッド２２
と偶アジマス検出ヘッド２０は、再生された信号エンベ
ロープが等しくない場合にトラッキングエラー信号を発
生する。このエラー信号はキャプスタンサーボを制御す
るために使用され、データヘッドとトラックとの位置合
わせを正確に維持する。
いて、磁気テープ上に記録されるデータ量の増大を可能
とする自動トラッキング回路を得る。 【構成】 ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダにお
いて、回転磁気ヘッドスキャナはヘッドホィール１０上
に、奇アジマスデータ再生ヘッド１２、１４と、偶アジ
マスデータ再生ヘッド１６、１８と、奇アジマス検出ヘ
ッド２２と偶アジマス検出ヘッド２０とを有し、自動ト
ラッキングを効果的に行う。奇アジマス検出ヘッド２２
と偶アジマス検出ヘッド２０は、再生された信号エンベ
ロープが等しくない場合にトラッキングエラー信号を発
生する。このエラー信号はキャプスタンサーボを制御す
るために使用され、データヘッドとトラックとの位置合
わせを正確に維持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ記録再生装置
に係わり、特にヘリカルスキャン（螺旋走査）式磁気テ
ープ記録においてトラッキングのためのトラック信号
（もしくはパイロット信号）を不要とし、これにより磁
気テープ上に記録されるデータ量を増大させることので
きる自動テープトラッキング回路に関する。
に係わり、特にヘリカルスキャン（螺旋走査）式磁気テ
ープ記録においてトラッキングのためのトラック信号
（もしくはパイロット信号）を不要とし、これにより磁
気テープ上に記録されるデータ量を増大させることので
きる自動テープトラッキング回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】ビデオ／オーディオ情報やディジタルデ
ータなどの多量の情報を記録再生するのに磁気テープが
広く用いられている。一般的なヘリカルスキャン式カセ
ットレコーダにおいては、２つのリールを有するカセッ
トに収納された磁気テープは、このカセットから、回転
ヘッドスキャナの周囲のヘリカルパスを含むテープ走行
パスに沿って引き出される。一般的に回転ヘッドスキャ
ナは、ヘッドホイールの向かい合う位置に、２個または
それ以上の磁気ヘッドを有する。磁気ヘッドは対向する
アジマス角だけ傾いたヘッドギャップを有する。磁気テ
ープが、回転する磁気ヘッドに対して相対的にヘリカル
パスを走行するにつれて、ヘッドはテープ幅を浅い傾斜
角度で横切って、テープ上に互いに隣接する傾斜トラッ
クを記録する。
ータなどの多量の情報を記録再生するのに磁気テープが
広く用いられている。一般的なヘリカルスキャン式カセ
ットレコーダにおいては、２つのリールを有するカセッ
トに収納された磁気テープは、このカセットから、回転
ヘッドスキャナの周囲のヘリカルパスを含むテープ走行
パスに沿って引き出される。一般的に回転ヘッドスキャ
ナは、ヘッドホイールの向かい合う位置に、２個または
それ以上の磁気ヘッドを有する。磁気ヘッドは対向する
アジマス角だけ傾いたヘッドギャップを有する。磁気テ
ープが、回転する磁気ヘッドに対して相対的にヘリカル
パスを走行するにつれて、ヘッドはテープ幅を浅い傾斜
角度で横切って、テープ上に互いに隣接する傾斜トラッ
クを記録する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】傾斜トラックに記録さ
れた情報を再生する場合、信号劣化を最小限にして高い
信号／雑音比を維持するためには、磁気ヘッドが記録ト
ラックを正確に走査する必要がある。
れた情報を再生する場合、信号劣化を最小限にして高い
信号／雑音比を維持するためには、磁気ヘッドが記録ト
ラックを正確に走査する必要がある。
【０００４】再生時における磁気ヘッドの正確なトラッ
キングを効果的に行うために、いくつかのトラッキング
方法が提案されてきた。ある方法では、テープの底部に
沿った独立の縦方向制御トラックを使用し、これにタイ
ミング基準信号を記録する。この基準信号は静止磁気ヘ
ッドによって再生され、スキャナ位置信号との同期がと
られる。テープ上に記録されたデータトラックに対して
再生ヘッドの位置を正確に定めるように、キャプスタン
サーボシステムが制御される。しかしながら、制御トラ
ック型の自動トラッキングシステムは、情報記録に使用
できるテープの有効幅が狭く、特別の磁気ヘッドとそれ
に関連する回路を必要とし、装置設計が複雑化するとい
う欠点がある。
キングを効果的に行うために、いくつかのトラッキング
方法が提案されてきた。ある方法では、テープの底部に
沿った独立の縦方向制御トラックを使用し、これにタイ
ミング基準信号を記録する。この基準信号は静止磁気ヘ
ッドによって再生され、スキャナ位置信号との同期がと
られる。テープ上に記録されたデータトラックに対して
再生ヘッドの位置を正確に定めるように、キャプスタン
サーボシステムが制御される。しかしながら、制御トラ
ック型の自動トラッキングシステムは、情報記録に使用
できるテープの有効幅が狭く、特別の磁気ヘッドとそれ
に関連する回路を必要とし、装置設計が複雑化するとい
う欠点がある。
【０００５】８ミリビデオカセットレコーダに使用され
る別の自動トラッキングシステムとして、記録をする前
にデータに付加される低周波パイロットトーンを用いる
ものがある。この方法は、制御トラックとこれに関連す
るヘッドおよび回路とを磁気テープレコーダから省略で
きるが、かわりに低周波パイロットトーンを処理する自
動トラック検出回路を追加することになり、制御トラッ
クを省略するという長所が相殺される。ディジタルオー
ディオテープレコーダ（ＲＤＡＴ）に使用される別の自
動トラッキングシステムには、領域分割式の自動トラッ
ク検出（ＡＴＦ）として知られているものがある。この
トラッキングシステムでは、テープは複数のセクション
に細分され、これらセクションはそれぞれ４つのデータ
トラックを使用してＡＴＦパターンを形成する。この方
法もまた、制御トラックと制御トラックヘッドをレコー
ドスキャナから省略できるが、かわりにＡＦＴ回路を補
う必要があり、やはり簡略化は相殺される。また、この
方法では記録トラックの一部を特にＡＴＦ信号用として
使用するので、テープ上に有効に記録できるデータ量を
増大することができない。
る別の自動トラッキングシステムとして、記録をする前
にデータに付加される低周波パイロットトーンを用いる
ものがある。この方法は、制御トラックとこれに関連す
るヘッドおよび回路とを磁気テープレコーダから省略で
きるが、かわりに低周波パイロットトーンを処理する自
動トラック検出回路を追加することになり、制御トラッ
クを省略するという長所が相殺される。ディジタルオー
ディオテープレコーダ（ＲＤＡＴ）に使用される別の自
動トラッキングシステムには、領域分割式の自動トラッ
ク検出（ＡＴＦ）として知られているものがある。この
トラッキングシステムでは、テープは複数のセクション
に細分され、これらセクションはそれぞれ４つのデータ
トラックを使用してＡＴＦパターンを形成する。この方
法もまた、制御トラックと制御トラックヘッドをレコー
ドスキャナから省略できるが、かわりにＡＦＴ回路を補
う必要があり、やはり簡略化は相殺される。また、この
方法では記録トラックの一部を特にＡＴＦ信号用として
使用するので、テープ上に有効に記録できるデータ量を
増大することができない。
【０００６】米国特許出願第4,120,008 号、第4,905,09
3 号、第4,581,662 号、第4,647,992 号には、種々のト
ラッキング方法が開示されているが、いずれも、費用効
果が高く有効で簡単な自動テープトラッキングシステム
という要求を完全には満たしていない。'992特許は複雑
で高価な差動感応型（differentially sensitive)の磁
気ヘッドを使用する点で不便である。'008特許に開示さ
れた方法は、周期的に記録されるパイロット信号を用い
た特別の記録フォーマットを必要とする点で不便であ
る。この方法はまた、複雑で高価な特別の記録再生回路
を必要とし、また、記録された信号は再生されたデータ
信号を劣化させる可能性がある。
3 号、第4,581,662 号、第4,647,992 号には、種々のト
ラッキング方法が開示されているが、いずれも、費用効
果が高く有効で簡単な自動テープトラッキングシステム
という要求を完全には満たしていない。'992特許は複雑
で高価な差動感応型（differentially sensitive)の磁
気ヘッドを使用する点で不便である。'008特許に開示さ
れた方法は、周期的に記録されるパイロット信号を用い
た特別の記録フォーマットを必要とする点で不便であ
る。この方法はまた、複雑で高価な特別の記録再生回路
を必要とし、また、記録された信号は再生されたデータ
信号を劣化させる可能性がある。
【０００７】
【問題を解決するための手段】本発明によれば、ヘリカ
ルスキャン式磁気テープレコーダに使用される周知の自
動トラッキングを改善した自動トラッキング技術が提供
される。これによれば、テープフォーマットから制御ト
ラックを削除することで、テープ上に記録されるデータ
量を増大させることが可能となる。また、装置から制御
トラック回路が不要となって、電力、重量及びスペース
が節約される。記録されたフォーマットからパイロット
信号を省くことで、トラッキングシステムによるデータ
劣化の可能性が少なくなる。
ルスキャン式磁気テープレコーダに使用される周知の自
動トラッキングを改善した自動トラッキング技術が提供
される。これによれば、テープフォーマットから制御ト
ラックを削除することで、テープ上に記録されるデータ
量を増大させることが可能となる。また、装置から制御
トラック回路が不要となって、電力、重量及びスペース
が節約される。記録されたフォーマットからパイロット
信号を省くことで、トラッキングシステムによるデータ
劣化の可能性が少なくなる。
【０００８】本発明の一態様に係るヘリカルスキャン式
磁気テープレコーダは、異なるアジマス角を有する少な
くとも２つの記録／再生ヘッドと、この記録／再生ヘッ
ドから間隔をおいた別のアジマス検出ヘッドとを備えた
回転ヘッドスキャナを有する。前記アジマス検出ヘッド
は奇アジマストラックと偶アジマストラックとを読み取
って高周波エンベロープ（高周波の包絡線）を生成し、
これら２つの高周波エンベロープは積分されて相互の差
分がとられる。検出された信号の差分は、いずれも、大
きさと方向を示す位置エラー信号として使用される。こ
のエラー信号がキャプスタンサーボに送られて磁気テー
プの速度調整（減速あるいは加速）が行われる。これに
より位置エラーが最小にされ、再生ヘッドはテープ上に
記録されたトラックに対して正しい位置に置かれる。
磁気テープレコーダは、異なるアジマス角を有する少な
くとも２つの記録／再生ヘッドと、この記録／再生ヘッ
ドから間隔をおいた別のアジマス検出ヘッドとを備えた
回転ヘッドスキャナを有する。前記アジマス検出ヘッド
は奇アジマストラックと偶アジマストラックとを読み取
って高周波エンベロープ（高周波の包絡線）を生成し、
これら２つの高周波エンベロープは積分されて相互の差
分がとられる。検出された信号の差分は、いずれも、大
きさと方向を示す位置エラー信号として使用される。こ
のエラー信号がキャプスタンサーボに送られて磁気テー
プの速度調整（減速あるいは加速）が行われる。これに
より位置エラーが最小にされ、再生ヘッドはテープ上に
記録されたトラックに対して正しい位置に置かれる。
【０００９】
【実施例】以下図面に基づき、本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【００１０】図１には、ヘリカルスキャン式磁気テープ
レコーダの回転式再生スキャナヘッドホィール１０が示
されている。ヘッドホィール１０は、奇アジマスデータ
記録／再生ヘッド１２、１４（お互い１８０°離れ、隣
のデータヘッドからは９０°の角度にある）と、偶アジ
マスデータ記録／再生ヘッド１６、１８（お互い１８０
°離れ、隣のデータヘッドからは９０°の角度にある）
と、偶アジマス検出ヘッド２０（隣のデータヘッドから
４５°の角度）と、奇アジマス検出ヘッド２２（隣のデ
ータヘッドから４５°の角度）とを有する。奇アジマス
データ記録／再生ヘッド（以下、奇データヘッドとい
う）１２、１４、および偶アジマス検出ヘッド（以下、
偶検出ヘッドという）２０は、ヘッドを横切る横断線に
対して一方向に傾斜するヘッドギャップをもち、偶アジ
マスデータ記録／再生ヘッド（以下、偶データヘッドと
いう）１６、１８、及び奇アジマス検出ヘッド（以下、
奇検出ヘッドという）２２は、ヘッドを横切る横断線に
対して前記ヘッドとは逆方向に傾斜するヘッドギャップ
を有する。
レコーダの回転式再生スキャナヘッドホィール１０が示
されている。ヘッドホィール１０は、奇アジマスデータ
記録／再生ヘッド１２、１４（お互い１８０°離れ、隣
のデータヘッドからは９０°の角度にある）と、偶アジ
マスデータ記録／再生ヘッド１６、１８（お互い１８０
°離れ、隣のデータヘッドからは９０°の角度にある）
と、偶アジマス検出ヘッド２０（隣のデータヘッドから
４５°の角度）と、奇アジマス検出ヘッド２２（隣のデ
ータヘッドから４５°の角度）とを有する。奇アジマス
データ記録／再生ヘッド（以下、奇データヘッドとい
う）１２、１４、および偶アジマス検出ヘッド（以下、
偶検出ヘッドという）２０は、ヘッドを横切る横断線に
対して一方向に傾斜するヘッドギャップをもち、偶アジ
マスデータ記録／再生ヘッド（以下、偶データヘッドと
いう）１６、１８、及び奇アジマス検出ヘッド（以下、
奇検出ヘッドという）２２は、ヘッドを横切る横断線に
対して前記ヘッドとは逆方向に傾斜するヘッドギャップ
を有する。
【００１１】図２に示されるように、磁気テープ上で隣
接する複数のデータトラックは、奇データトラック２
４、偶データトラック２６、奇データトラック２８、偶
データトラック３０と交互に配置される。ヘリカルスキ
ャン式磁気テープレコーダでは、ヘリカルパス内をテー
プが動いてスキャナの回転ヘッドホィールを通過するに
つれて、トラック２４〜３０は磁気テープ幅を斜めに横
切る角度で記録される。再生時には、奇データトラック
２４は奇データヘッド１２によって、偶データトラック
２６は偶データヘッド１８によって、奇データトラック
２８は奇データヘッド１４によって、偶データトラック
３０は偶データヘッド１６によって読み取られる。偶検
出ヘッド２０は、奇データトラック２４と偶データトラ
ック２６の双方からデータを読み取れるが、異なったア
ジマス角のヘッドで記録データの再生を行った場合には
再生データが大幅に減衰されるので、偶検出ヘッド２０
は偶データトラック２６からのデータを読み取り、奇検
出ヘッド２２は奇数データトラック２８からのデータを
読み取ることとなる。従って、奇検出ヘッド２２と偶検
出ヘッド２０が本来の位置からずれると、角ヘッドで再
生された信号のエンベロープが等しくなくなり、その差
分に応じたトラッキングエラー信号が得られる。
接する複数のデータトラックは、奇データトラック２
４、偶データトラック２６、奇データトラック２８、偶
データトラック３０と交互に配置される。ヘリカルスキ
ャン式磁気テープレコーダでは、ヘリカルパス内をテー
プが動いてスキャナの回転ヘッドホィールを通過するに
つれて、トラック２４〜３０は磁気テープ幅を斜めに横
切る角度で記録される。再生時には、奇データトラック
２４は奇データヘッド１２によって、偶データトラック
２６は偶データヘッド１８によって、奇データトラック
２８は奇データヘッド１４によって、偶データトラック
３０は偶データヘッド１６によって読み取られる。偶検
出ヘッド２０は、奇データトラック２４と偶データトラ
ック２６の双方からデータを読み取れるが、異なったア
ジマス角のヘッドで記録データの再生を行った場合には
再生データが大幅に減衰されるので、偶検出ヘッド２０
は偶データトラック２６からのデータを読み取り、奇検
出ヘッド２２は奇数データトラック２８からのデータを
読み取ることとなる。従って、奇検出ヘッド２２と偶検
出ヘッド２０が本来の位置からずれると、角ヘッドで再
生された信号のエンベロープが等しくなくなり、その差
分に応じたトラッキングエラー信号が得られる。
【００１２】図３には、偶検出ヘッド２０および奇検出
ヘッド２２によって読み取られた信号を演算処理するた
めの自動トラッキング検知回路が示されている。図示さ
れるように、奇検出ヘッド２２によって生成された信号
はエンベロープ検出器３２に送られ、そこで生成された
信号は積分器３４によって積分される。積分器３４で積
分された信号はサンプルアンドホールド回路３６に送ら
れる。同様に、偶ヘッド２０の信号はエンベロープ検出
器３８に送られ、そこで生成された信号は積分器４０に
よって積分される。積分器４０の出力はサンプルアンド
ホールド回路４２に送られる。サンプルアンドホールド
回路３６と４２からの出力は、差分増幅器４４に送られ
る。差分増幅器４４で生成された差分信号はすべて、基
準レベル入力４６を有する総和増幅器４８によってレベ
ル変換される。一回転したヘッドホィールの位置を示す
ヘッドホィール位置信号とヘッドホィールの回転数を示
すタコメータ信号はタイミング発生器５０へ送られる。
このタイミング発生器は、積分ウィンドウ信号を積分器
３４、４０に送るとともに、サンプルアンドホールド信
号をサンプルアンドホールド回路３６、４２に送る。
ヘッド２２によって読み取られた信号を演算処理するた
めの自動トラッキング検知回路が示されている。図示さ
れるように、奇検出ヘッド２２によって生成された信号
はエンベロープ検出器３２に送られ、そこで生成された
信号は積分器３４によって積分される。積分器３４で積
分された信号はサンプルアンドホールド回路３６に送ら
れる。同様に、偶ヘッド２０の信号はエンベロープ検出
器３８に送られ、そこで生成された信号は積分器４０に
よって積分される。積分器４０の出力はサンプルアンド
ホールド回路４２に送られる。サンプルアンドホールド
回路３６と４２からの出力は、差分増幅器４４に送られ
る。差分増幅器４４で生成された差分信号はすべて、基
準レベル入力４６を有する総和増幅器４８によってレベ
ル変換される。一回転したヘッドホィールの位置を示す
ヘッドホィール位置信号とヘッドホィールの回転数を示
すタコメータ信号はタイミング発生器５０へ送られる。
このタイミング発生器は、積分ウィンドウ信号を積分器
３４、４０に送るとともに、サンプルアンドホールド信
号をサンプルアンドホールド回路３６、４２に送る。
【００１３】偶検出ヘッド２０及び奇検出ヘッド２２か
らの高周波エンベロープは、前記ヘッドホィール位置信
号から導かれるタイムウィンドウの間、積分される。こ
の信号は、積分期間の最後に、サンプルアンドホールド
回路３６、４２によってサンプリングされる。ここでサ
ンプリングされた信号は差分増幅器４４へと送られる。
総和増幅器４８は位置エラー信号のレベルを変換し、そ
れをキャプスタンサーボ・位置エラー増幅器５２に送
る。この増幅されたエラー信号はキャプスタンサーボ回
路５４に送られ、このキャプスタンサーボ回路によりキ
ャプスタン５６を減速あるいは加速して磁気テープ５８
の速度を調整する。これにより、偶及び奇のデータヘッ
ド１２〜１８は記録データトラックの真上に直接位置決
めされ、再生信号及び信号／雑音比が最大となる。
らの高周波エンベロープは、前記ヘッドホィール位置信
号から導かれるタイムウィンドウの間、積分される。こ
の信号は、積分期間の最後に、サンプルアンドホールド
回路３６、４２によってサンプリングされる。ここでサ
ンプリングされた信号は差分増幅器４４へと送られる。
総和増幅器４８は位置エラー信号のレベルを変換し、そ
れをキャプスタンサーボ・位置エラー増幅器５２に送
る。この増幅されたエラー信号はキャプスタンサーボ回
路５４に送られ、このキャプスタンサーボ回路によりキ
ャプスタン５６を減速あるいは加速して磁気テープ５８
の速度を調整する。これにより、偶及び奇のデータヘッ
ド１２〜１８は記録データトラックの真上に直接位置決
めされ、再生信号及び信号／雑音比が最大となる。
【００１４】図４には自動トラッキング検知回路の別の
実施例が示されている。図のように、エンベロープ検出
器３２、３８の出力は、エンベロープ選択器６０に送ら
れる。この選択器には、タイミング発生器５０からエン
ベロープ選択信号が供給されるようになっている。積分
器６２は、エンベロープ選択信号に応じて、エンベロー
プ検出器３２から送られてきたエンベロープ信号、もし
くはエンベロープ検出器３８から送られてきたエンベロ
ープ信号のいずれかを積分する。積分器６２の出力はサ
ンプルアンドホールド回路３６または４２のいずれか一
方に送られ、これら回路の出力は差分増幅器４４に送ら
れる。エラー信号は、いずれも、図３の回路で行われた
ように総和増幅器４８によってレベル変換される。
実施例が示されている。図のように、エンベロープ検出
器３２、３８の出力は、エンベロープ選択器６０に送ら
れる。この選択器には、タイミング発生器５０からエン
ベロープ選択信号が供給されるようになっている。積分
器６２は、エンベロープ選択信号に応じて、エンベロー
プ検出器３２から送られてきたエンベロープ信号、もし
くはエンベロープ検出器３８から送られてきたエンベロ
ープ信号のいずれかを積分する。積分器６２の出力はサ
ンプルアンドホールド回路３６または４２のいずれか一
方に送られ、これら回路の出力は差分増幅器４４に送ら
れる。エラー信号は、いずれも、図３の回路で行われた
ように総和増幅器４８によってレベル変換される。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係る自動トラッキング回路は、
オーディオ情報、ビデオ情報、あるいはディジタルデー
タ情報を磁気テープ上に記録・再生するヘリカルスキャ
ン式磁気テープレコーダに適用され、これによりこのよ
うな磁気テープレコーダに使用される周知の自動トラッ
キングを改善した自動トラッキング技術が提供される。
この発明によれば、テープフォーマットから制御トラッ
クを削除することができるためテープ上に記録されるデ
ータ量を増大させることが可能となり、また、制御トラ
ック回路が不要となるため、電力、重量及びスペースが
節約される。さらに、記録されたフォーマットからパイ
ロット信号を省くことで、トラッキングシステムによる
データ劣化の可能性が少なくなるという効果がある。
オーディオ情報、ビデオ情報、あるいはディジタルデー
タ情報を磁気テープ上に記録・再生するヘリカルスキャ
ン式磁気テープレコーダに適用され、これによりこのよ
うな磁気テープレコーダに使用される周知の自動トラッ
キングを改善した自動トラッキング技術が提供される。
この発明によれば、テープフォーマットから制御トラッ
クを削除することができるためテープ上に記録されるデ
ータ量を増大させることが可能となり、また、制御トラ
ック回路が不要となるため、電力、重量及びスペースが
節約される。さらに、記録されたフォーマットからパイ
ロット信号を省くことで、トラッキングシステムによる
データ劣化の可能性が少なくなるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例におけるスキャナヘッドホィ
ールを示す説明図である。
ールを示す説明図である。
【図２】磁気テープ上のデータトラックに対する検出ヘ
ッドの位置関係を示す説明図である。
ッドの位置関係を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例における自動トラッキング検
知回路を示すブロック図である。
知回路を示すブロック図である。
【図４】本発明の他の実施例における自動トラッキング
検知回路を示すブロック図である。
検知回路を示すブロック図である。
１０ ヘッドホィール １２，１４ 奇アジマスデータ記録／再生ヘッド １６，１８ 偶アジマスデータ記録／再生ヘッド ２０ 偶アジマス検出ヘッド ２２ 奇アジマス検出ヘッド ２４，２８ 奇データトラック ２６，３０ 偶データトラック ３２，３８ エンベロープ検出器 ３４，４０ 積分器 ３６，４２ サンプルアンドホールド回路 ４４ 差分増幅器 ４８ 総和増幅器 ５０ タイミング発生器 ５４ キャプスタンサーボ ５６ キャプスタン ５８ 磁気テープ
フロントページの続き (72)発明者 ジョゼ ガダルペ アギラー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ピコ リヴェラ ファー ストリート 4731
Claims (1)
- 【請求項１】 周面上に相互に隔てて配置された奇アジ
マス再生ヘッド及び偶アジマス再生ヘッドを有するヘッ
ドホイールと、前記再生ヘッドを通過する磁気テープの
動きを制御するキャプスタンサーボと、を有するヘリカ
ルスキャン式磁気テープ再生装置において、 前記ヘッドホイールの周面上に、前記奇アジマス再生ヘ
ッド及び偶アジマス再生ヘッドからそれぞれ隔てて配置
された奇アジマス検出ヘッド及び偶アジマス検出ヘッド
と、 前記奇アジマス検出ヘッド及び偶アジマス検出ヘッドに
よって生成された信号を検出し、エラー信号を生成する
自動トラッキング回路手段と、 を有し、 前記エラー信号を前記キャプスタンサーボに送って磁気
テープの速度を調整することにより、磁気テープ上の記
録トラックに対する前記再生ヘッドの相対位置を適正に
維持することを特徴とするヘリカルスキャン式磁気テー
プレコーダ用自動トラッキング回路。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US834965 | 1992-02-14 | ||
| US07/834,965 US5289323A (en) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | Autotracking for a helical scan magnetic tape recorder |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=25268236
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5023818A Withdrawn JPH07110990A (ja) | 1992-02-14 | 1993-02-12 | ヘリカルスキャン式磁気テープレコーダ用自動トラッキング回路 |
Country Status (3)
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