JPH07110930B2 - 通気性粘着テープもしくはシートの製造方法 - Google Patents
通気性粘着テープもしくはシートの製造方法Info
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- JPH07110930B2 JPH07110930B2 JP2007759A JP775990A JPH07110930B2 JP H07110930 B2 JPH07110930 B2 JP H07110930B2 JP 2007759 A JP2007759 A JP 2007759A JP 775990 A JP775990 A JP 775990A JP H07110930 B2 JPH07110930 B2 JP H07110930B2
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- Japan
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- pressure
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- water
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば治療用テープ等に用いられる通気性粘
着テープもしくはシートの製造方法に関し、より特定的
には、粘着剤層を形成する方法が改良されるものに関す
る。
着テープもしくはシートの製造方法に関し、より特定的
には、粘着剤層を形成する方法が改良されるものに関す
る。
治療用等に用いられる粘着テープは、適当な通気性を有
することが求められる。通気性を有しない場合には、皮
膚の炎症等を引き起こすからである。
することが求められる。通気性を有しない場合には、皮
膚の炎症等を引き起こすからである。
そこで、従来より、粘着テープに通気性を持たせるため
の種々の製造方法が提案されている。
の種々の製造方法が提案されている。
例えば、特公昭51−8653号には、粘着剤液中に、粘着剤
と相溶性を有しない気体または液散液を用いた製造方法
が開示されている。この方法では、離形紙の表面に、気
泡または液泡の径の1.2倍以下の厚みとなるように分散
液を塗布し、加熱・乾燥させることにより、気泡または
液泡を破泡させて気孔を形成している。
と相溶性を有しない気体または液散液を用いた製造方法
が開示されている。この方法では、離形紙の表面に、気
泡または液泡の径の1.2倍以下の厚みとなるように分散
液を塗布し、加熱・乾燥させることにより、気泡または
液泡を破泡させて気孔を形成している。
また、特公昭58−13116号には、水系凝固抽出液により
常温抽出可能な有機溶剤を用いた粘着剤組成物を、通気
性支持体上に塗布した後に、抽出液に浸漬して有機溶剤
を抽出させると共に粘着剤組成物を凝固させる方法が開
示されている。この方法では、有機溶剤と水との置換に
より多数の気孔が粘着剤層に形成される。
常温抽出可能な有機溶剤を用いた粘着剤組成物を、通気
性支持体上に塗布した後に、抽出液に浸漬して有機溶剤
を抽出させると共に粘着剤組成物を凝固させる方法が開
示されている。この方法では、有機溶剤と水との置換に
より多数の気孔が粘着剤層に形成される。
さらに、特公昭63−41585号には、ゴム系またはアクリ
ル系感圧接着剤の有機溶楳溶液に、水または水と吸収性
高分子物質とを均一に分散させてなる分散液を、剥離シ
ートに塗布し、乾燥し、しかる後多孔性基材を積層する
方法が開示されている。この方法では、内部に水が分散
された感圧接着剤層を乾燥することにより、水が接着剤
の融着を防止し、該水の存在した部分に開孔が形成され
る。
ル系感圧接着剤の有機溶楳溶液に、水または水と吸収性
高分子物質とを均一に分散させてなる分散液を、剥離シ
ートに塗布し、乾燥し、しかる後多孔性基材を積層する
方法が開示されている。この方法では、内部に水が分散
された感圧接着剤層を乾燥することにより、水が接着剤
の融着を防止し、該水の存在した部分に開孔が形成され
る。
しかしながら、特公昭51−8653号に開示されている方法
や、特公昭63−41585号に開示されている方法では、気
孔を形成するために粘着剤と相溶性を有しない気体や液
体が均一に分散された分散液、あるいは水または水と吸
水性高分子物質とを均一に分散させてなる分散液を用意
しなければならない。また、この分散液において、気
泡、液泡または水等が均一に分散された状態を維持しな
ければ、気孔が均一に分散された通気性粘着テープを得
ることはできない。
や、特公昭63−41585号に開示されている方法では、気
孔を形成するために粘着剤と相溶性を有しない気体や液
体が均一に分散された分散液、あるいは水または水と吸
水性高分子物質とを均一に分散させてなる分散液を用意
しなければならない。また、この分散液において、気
泡、液泡または水等が均一に分散された状態を維持しな
ければ、気孔が均一に分散された通気性粘着テープを得
ることはできない。
以上のように、従来の通気性粘着テープもしくはシート
の製造方法では、分散液の調製や分散状態のコントロー
ルが煩雑であった。また、通気性の点においても、より
優れたものが求められている。
の製造方法では、分散液の調製や分散状態のコントロー
ルが煩雑であった。また、通気性の点においても、より
優れたものが求められている。
従って、本発明の目的は、より一層通気性に優れた粘着
テープもしくはシートを比較的簡単な工程により得るこ
とが可能な製造方法を提供することにある。
テープもしくはシートを比較的簡単な工程により得るこ
とが可能な製造方法を提供することにある。
上述したような課題を満たすものとして、本願発明者ら
は、有機溶剤に粘着剤を溶解した粘着剤溶液を剥離シー
ト上に塗布した後、粘着剤溶液が未乾燥状態にある間に
水をその表面に散布し、乾燥させることにより粘着剤層
に気孔を形成する方法を創案した。この方法によれば、
比較的簡単な工程により、十分な通気性を有する粘着テ
ープもしくはシートを得ることができる。
は、有機溶剤に粘着剤を溶解した粘着剤溶液を剥離シー
ト上に塗布した後、粘着剤溶液が未乾燥状態にある間に
水をその表面に散布し、乾燥させることにより粘着剤層
に気孔を形成する方法を創案した。この方法によれば、
比較的簡単な工程により、十分な通気性を有する粘着テ
ープもしくはシートを得ることができる。
本願発明者らは、上記した新規な通気性粘着テープもし
くはシートの製造方法を用いてさらに通気性を高めるべ
く検討した結果、粘着剤として、マクロモノマーを共重
合して得られたアクリル系粘着剤を用いればよいことを
見出し、本発明をなすに至った。
くはシートの製造方法を用いてさらに通気性を高めるべ
く検討した結果、粘着剤として、マクロモノマーを共重
合して得られたアクリル系粘着剤を用いればよいことを
見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、マクロモノマーを共重合して得ら
れるアクリル系粘着剤が有機溶楳に溶解されている粘着
剤溶液を用意する工程と、この粘着剤溶液を剥離シート
上に塗布し粘着剤溶液層を形成する工程と、粘着剤溶液
層が未乾燥状態の間に、その表面に水を散布する工程
と、水の散布された粘着剤溶液層を乾燥する工程と、乾
燥された粘着剤層を通気性基材と積層する工程とを備え
ることを特徴とする。
れるアクリル系粘着剤が有機溶楳に溶解されている粘着
剤溶液を用意する工程と、この粘着剤溶液を剥離シート
上に塗布し粘着剤溶液層を形成する工程と、粘着剤溶液
層が未乾燥状態の間に、その表面に水を散布する工程
と、水の散布された粘着剤溶液層を乾燥する工程と、乾
燥された粘着剤層を通気性基材と積層する工程とを備え
ることを特徴とする。
本発明において用いるマクロモノマーとしては、少なく
とも1個のビニル基を持った分子量1000〜20000のマク
ロモノマーが用いられる。このようなマクロモノマーと
しては、ポリスチレン系、ポリメチルメタクリレート
系、またはポリスチレン/アクリロニトリル系のマクロ
モノマーが挙げられる。より具体的には、亜鉛合成化学
工業株式会社製の商品名AS−6(ポリスチレンマクロモ
ノマー)、商品名AA−6(ポリメチルメタクリレートマ
クロモノマー)及び商品名AN−6(ポリスチレン/アク
リロニトリルマクロモノマー)等のように、末端にメタ
クリロイル基を有するものが好適に用いられる。
とも1個のビニル基を持った分子量1000〜20000のマク
ロモノマーが用いられる。このようなマクロモノマーと
しては、ポリスチレン系、ポリメチルメタクリレート
系、またはポリスチレン/アクリロニトリル系のマクロ
モノマーが挙げられる。より具体的には、亜鉛合成化学
工業株式会社製の商品名AS−6(ポリスチレンマクロモ
ノマー)、商品名AA−6(ポリメチルメタクリレートマ
クロモノマー)及び商品名AN−6(ポリスチレン/アク
リロニトリルマクロモノマー)等のように、末端にメタ
クリロイル基を有するものが好適に用いられる。
上記マクロモノマーを共重合して得られたアクリル系粘
着剤を溶解する有機溶媒としては、例えばトルエン、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、ベンゼ
ン、ヨードベンゼン、ヘキサデカン、ノニルベンゼン、
ノナン、二硫化炭素、ドデカン、四塩化炭素、o,p,m−
キシレン、オクタンまたはエチルベンゼン等の溶媒を用
いることができる。また、有機溶媒としては、上記のよ
うな純溶媒だけでなく、任意の少なくとも2種の有機溶
媒を混合した混合溶媒を用いてもよい。
着剤を溶解する有機溶媒としては、例えばトルエン、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、ベンゼ
ン、ヨードベンゼン、ヘキサデカン、ノニルベンゼン、
ノナン、二硫化炭素、ドデカン、四塩化炭素、o,p,m−
キシレン、オクタンまたはエチルベンゼン等の溶媒を用
いることができる。また、有機溶媒としては、上記のよ
うな純溶媒だけでなく、任意の少なくとも2種の有機溶
媒を混合した混合溶媒を用いてもよい。
剥離シートとしては、従来より粘着テープもしくはシー
トの製造に用いられている適宜のものを用いることがで
きる。代表的な物としては、表面をシリコーン処理した
剥離紙またはフイルムが挙げられる。
トの製造に用いられている適宜のものを用いることがで
きる。代表的な物としては、表面をシリコーン処理した
剥離紙またはフイルムが挙げられる。
また、剥離シート上の粘着剤溶液層上に水を散布するに
際しては、スプレーガン等の適宜の散布装置を用いて行
い得る。散布に際しては、粒径が10〜1000μm程度の水
滴を、5〜200g/m2程度の割合で散布すればよい。
際しては、スプレーガン等の適宜の散布装置を用いて行
い得る。散布に際しては、粒径が10〜1000μm程度の水
滴を、5〜200g/m2程度の割合で散布すればよい。
散布後の乾燥は、110℃前後の温度に数分間保持するこ
とにより行う。この乾燥により、粘着剤溶液層中に入り
込んだ水が乾燥され、水の存在していた部分に気孔が形
成される。
とにより行う。この乾燥により、粘着剤溶液層中に入り
込んだ水が乾燥され、水の存在していた部分に気孔が形
成される。
乾燥された粘着剤層と積層する通気性基材としては、従
来より通気性粘着テープもしくはシートの製造に用いら
れている適宜のもの、例えば合成樹脂製不織布等を用い
ることができる。
来より通気性粘着テープもしくはシートの製造に用いら
れている適宜のもの、例えば合成樹脂製不織布等を用い
ることができる。
本発明では、粘着剤溶液層上に水を散布させて乾燥する
という単純な工程で、水が存在した部分に気孔が形成さ
れる。すなわち、従来法のような分散液を用意したり、
分散度を均一に維持するといった煩雑な操作を必要とし
ない。
という単純な工程で、水が存在した部分に気孔が形成さ
れる。すなわち、従来法のような分散液を用意したり、
分散度を均一に維持するといった煩雑な操作を必要とし
ない。
また、粘着剤としてマクロモノマーを共重合して得られ
たアクリル系粘着剤を用いるため、効果的に気孔を形成
することができる。すなわち、有機溶剤を溶媒とする粘
着剤溶液に水を散布させて気孔を設ける方法では、有機
溶剤だけでなく水までも乾燥しなければならず、乾燥に
高温を必要とする。一般に、合成樹脂系の粘着剤は架橋
を必要とし、乾燥工程中では未だ架橋は十分に起こって
おらず、高温になると粘着剤が流動する。その結果、流
動した粘着剤により形成された気孔が塞がれるおそれが
ある。
たアクリル系粘着剤を用いるため、効果的に気孔を形成
することができる。すなわち、有機溶剤を溶媒とする粘
着剤溶液に水を散布させて気孔を設ける方法では、有機
溶剤だけでなく水までも乾燥しなければならず、乾燥に
高温を必要とする。一般に、合成樹脂系の粘着剤は架橋
を必要とし、乾燥工程中では未だ架橋は十分に起こって
おらず、高温になると粘着剤が流動する。その結果、流
動した粘着剤により形成された気孔が塞がれるおそれが
ある。
これに対して、マクロモノマーを用いた本発明では、接
着剤がある程度高温にさらされたとしても流動せず、気
孔を塞がない。従って、上記のような比較的簡単な工程
で気孔を形成する方法において、通気性をより一層効果
的に高めることが可能となる。
着剤がある程度高温にさらされたとしても流動せず、気
孔を塞がない。従って、上記のような比較的簡単な工程
で気孔を形成する方法において、通気性をより一層効果
的に高めることが可能となる。
本発明は、通気性が要求される粘着テープもしくはシー
トの製造一般に適用することができ、特に、医療用粘着
テープもしくはシートの製造に好適に用いられる。
トの製造一般に適用することができ、特に、医療用粘着
テープもしくはシートの製造に好適に用いられる。
以下、本発明の非限定的な実施例につき説明する。
実施例1 2−エチルヘキシルアクリレート88重量部と、アクリル
酸1重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
重量部と、スチレンのマクロモノマーAS−6(商品名;
東亜合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイル基
を有する数平均分子量6000のポリスチレンマクロモノマ
ー)10重量部とからなるモノマー組成物を、シクロヘキ
サンで重合し、固形分が40%となるように調整して粘着
剤溶液を用意した。この溶液の粘度は、7000cpsであっ
た。
酸1重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
重量部と、スチレンのマクロモノマーAS−6(商品名;
東亜合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイル基
を有する数平均分子量6000のポリスチレンマクロモノマ
ー)10重量部とからなるモノマー組成物を、シクロヘキ
サンで重合し、固形分が40%となるように調整して粘着
剤溶液を用意した。この溶液の粘度は、7000cpsであっ
た。
次に、上記粘着剤溶液を、剥離紙上に100g/m2の割合で
塗布し、粘着剤溶液層を形成した後、該粘着剤溶液層が
未乾燥状態の間に、その表面に粒径が100〜200μmの水
粒子を100g/m2の割合となるようにスプレーで散布し、1
10℃の温度に5分間保持することにより乾燥し、粘着剤
層を形成した。
塗布し、粘着剤溶液層を形成した後、該粘着剤溶液層が
未乾燥状態の間に、その表面に粒径が100〜200μmの水
粒子を100g/m2の割合となるようにスプレーで散布し、1
10℃の温度に5分間保持することにより乾燥し、粘着剤
層を形成した。
次に、この粘着剤層を通気性基材(テトロン不織布;デ
ュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを得た。
ュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを得た。
得られた通気性粘着テープの通気性をデンソメーターを
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに、
1.0秒を要した。
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに、
1.0秒を要した。
比較例1 2−エチルヘキシルアクリレート93重量部と、アクリル
酸1重量部と、2、ヒドロキシエチルメタクリレート1
重量部と、メチルメタクリレート5重量部とからなるモ
ノマー組成物を、シクロヘキサンで重合し、固形分が40
%となるように調製した。この溶液の粘度は、7000cps
であった。得られた溶液に、コロネートL(日本ポリウ
レタン社製)を、粘着剤固形分100重量部に対して0.5重
量部添加し、十分に撹拌することにより粘着剤溶液を調
製した。
酸1重量部と、2、ヒドロキシエチルメタクリレート1
重量部と、メチルメタクリレート5重量部とからなるモ
ノマー組成物を、シクロヘキサンで重合し、固形分が40
%となるように調製した。この溶液の粘度は、7000cps
であった。得られた溶液に、コロネートL(日本ポリウ
レタン社製)を、粘着剤固形分100重量部に対して0.5重
量部添加し、十分に撹拌することにより粘着剤溶液を調
製した。
得られた粘着剤溶液を剥離紙に100g/m2の割合で塗布し
た後、該粘着剤溶液層が未乾燥の間に、その表面に粒径
が100〜200μmの水粒子を100g/m2の割合となるように
スプレーで散布し、しかる後110℃の温度で5分間乾燥
させた。
た後、該粘着剤溶液層が未乾燥の間に、その表面に粒径
が100〜200μmの水粒子を100g/m2の割合となるように
スプレーで散布し、しかる後110℃の温度で5分間乾燥
させた。
次に、形成された粘着剤層を通気性基材(テトロン不織
布;デュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを得
た。
布;デュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを得
た。
得られた通気性粘着テープの通気性をデンソメーターを
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに8.0
秒を有した。
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに8.0
秒を有した。
実施例2 2−エチルヘキシルアクリレート88重量部と、アクリル
酸3重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.
5重量部と、ビニルピロリドン1.5重量部と、ポリメチメ
タクリレートのマクロモノマー、AA−6(商品名:東亜
合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイル基を有
する数平均分子量6000のポリメチルメタクリレートマク
ロモノマー)7重量部とからなるモノマー組成物を、ト
ルエンで重合し、固形分が40%となるように調整し、粘
着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の粘度は6000cpsであ
った。
酸3重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.
5重量部と、ビニルピロリドン1.5重量部と、ポリメチメ
タクリレートのマクロモノマー、AA−6(商品名:東亜
合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイル基を有
する数平均分子量6000のポリメチルメタクリレートマク
ロモノマー)7重量部とからなるモノマー組成物を、ト
ルエンで重合し、固形分が40%となるように調整し、粘
着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の粘度は6000cpsであ
った。
得られた粘着剤溶液を剥離紙上に100g/m2の割合で塗布
した後、該粘着剤溶液層が未乾燥の間に、その表面に粒
径が100〜200μmの水粒子を100g/m2の割合となるよう
にスプレーにて散布し、しかる後110℃で5分間乾燥さ
せた。
した後、該粘着剤溶液層が未乾燥の間に、その表面に粒
径が100〜200μmの水粒子を100g/m2の割合となるよう
にスプレーにて散布し、しかる後110℃で5分間乾燥さ
せた。
さらに、形成された粘着剤層を通気性基材(テトロン不
織布;デュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを
得た。
織布;デュポン社製)に転移させ、通気性粘着テープを
得た。
得られた通気性粘着テープの通気性をデンソメーターを
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに1.2
秒を要した。
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに1.2
秒を要した。
実施例3 2−エチルヘキシルアクリレート85重量部と、アクリル
酸3重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.
5重量部と、ビニルピロリドン4.5重量部と、ポリスチレ
ン/アクリロニトリルのマクロモノマー,AN−6(商品
名:東亜合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイ
ル基を有する数平均分子量6000のポリメチル/アクリル
ニトリルマクロモノマー)7重量部とからなるモノマー
組成物を、シクロヘキサンで重合し、固形分が30%とな
るように調整し、粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の
粘度は3000cpsであった。
酸3重量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.
5重量部と、ビニルピロリドン4.5重量部と、ポリスチレ
ン/アクリロニトリルのマクロモノマー,AN−6(商品
名:東亜合成化学工業株式会社製;末端にメタクリロイ
ル基を有する数平均分子量6000のポリメチル/アクリル
ニトリルマクロモノマー)7重量部とからなるモノマー
組成物を、シクロヘキサンで重合し、固形分が30%とな
るように調整し、粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の
粘度は3000cpsであった。
得られた粘着剤溶液を剥離紙上に150g/m2の割合で塗布
し、次に該粘着剤溶液層が未乾燥状態の間に、その表面
に粒径が100〜200μmの水粒子を150g/m2の割合となる
ようにスプレーにて散布し、110℃で5分間乾燥した。
し、次に該粘着剤溶液層が未乾燥状態の間に、その表面
に粒径が100〜200μmの水粒子を150g/m2の割合となる
ようにスプレーにて散布し、110℃で5分間乾燥した。
乾燥により得られた粘着剤層を通気性基材(テトロン不
織布;デュポン社製)転移させ、通気性粘着テープを得
た。
織布;デュポン社製)転移させ、通気性粘着テープを得
た。
得られた通気性粘着テープの通気性をデンソメーターを
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに0.5
秒を要した。
用いて測定したところ、300ccの空気が通過するのに0.5
秒を要した。
Claims (2)
- 【請求項1】マクロモノマーを共重合して得られたアク
リル系粘着剤が有機溶楳に溶解されている粘着剤溶液を
用意する工程と、 前記粘着剤溶液を剥離シート上に塗布し粘着剤溶液層を
形成する工程と、 前記粘着剤溶液層が未乾燥状態の間に、該粘着剤溶液層
の表面に水を散布する工程と、 次に、水の散布された粘着剤溶液層を乾燥させ粘着剤層
を得る工程と、 乾燥された粘着剤層を、通気性の基材と積層する工程と
を備えることを特徴とする通気性粘着テープもしくはシ
ートの製造方法。 - 【請求項2】前記マクロモノマーとして、少なくとも1
個のビニル基を有する分子量1000〜20000のポリスチレ
ンマクロモノマー、ポリメチルメタクリレートマクロモ
ノマー、及びポリスチレン/アクリロニトリルマクロモ
ノマーからなる群から選択した少なくとも一種を用いる
請求項1に記載の通気性粘着テープもしくはシートの製
造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007759A JPH07110930B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 通気性粘着テープもしくはシートの製造方法 |
CA002023097A CA2023097C (en) | 1990-01-16 | 1990-08-10 | Method for producing an air-permeable adhesive tape |
US07/565,789 US5049417A (en) | 1990-01-16 | 1990-08-13 | Method for producing an air-permeable adhesive tape |
EP90308901A EP0437916B1 (en) | 1990-01-16 | 1990-08-13 | A method for producing an air-permeable adhesive tape |
DE90308901T DE69005434T2 (de) | 1990-01-16 | 1990-08-13 | Verfahren zur Herstellung eines luftdurchlässigen Klebebands. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007759A JPH07110930B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 通気性粘着テープもしくはシートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03212473A JPH03212473A (ja) | 1991-09-18 |
JPH07110930B2 true JPH07110930B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=11674620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007759A Expired - Lifetime JPH07110930B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 通気性粘着テープもしくはシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110930B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090130188A9 (en) * | 2005-09-29 | 2009-05-21 | National Starch And Chemical Investment Holding Company | Acrylic pressure sensitive adhesives |
KR101940543B1 (ko) * | 2014-12-24 | 2019-01-21 | 주식회사 엘지화학 | 아크릴계 점착 시트, 의료용 점착 테이프 및 제조방법 |
-
1990
- 1990-01-16 JP JP2007759A patent/JPH07110930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03212473A (ja) | 1991-09-18 |
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