JPH07110488A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH07110488A
JPH07110488A JP27742693A JP27742693A JPH07110488A JP H07110488 A JPH07110488 A JP H07110488A JP 27742693 A JP27742693 A JP 27742693A JP 27742693 A JP27742693 A JP 27742693A JP H07110488 A JPH07110488 A JP H07110488A
Authority
JP
Japan
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sealing material
liquid crystal
moisture
display device
crystal display
Prior art date
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Pending
Application number
JP27742693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Inagaki
雅一 稲垣
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材が吸湿してもこの吸湿された水分が
液晶中に侵入しにくいようにする。 【構成】 シール材8には酢酸ビニル・アクリル酸エス
テル共重合体けん化物等からなる高吸水性物質10が含
有されている。したがって、シール材8が吸湿しても、
この吸湿された水分は高吸水性物質10によって吸収さ
れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサ等の電子機器のディス
プレイとして用いられる液晶表示装置は、一般に、相対
向する面にそれぞれ透明電極および配向膜が設けられた
ガラスや樹脂等からなる2枚の透明基板をエポキシ系等
の熱硬化性樹脂からなるシール材を介して貼り合わせ、
シール材の内側における両透明基板の配向膜間に液晶を
封入した構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示装置では、シール材として用いるエ
ポキシ系等の熱硬化性樹脂がある程度通水性を有してい
るので、高湿度雰囲気中におかれるとシール材が吸湿し
てこの吸湿された水分がシール材の内側における液晶中
に侵入してしまうことがあり、この結果表示欠陥が発生
することがあるという問題があった。この発明の目的
は、シール材が吸湿してもこの吸湿された水分が液晶中
に浸入しにくいようにすることのできる液晶表示装置お
よびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
2枚の透明基板をシール材を介して貼り合わせ、前記シ
ール材の内側における前記両透明基板間に液晶を封入し
た液晶表示装置において、前記シール材中に高吸水性物
質を含有させたものである。請求項2記載の発明は、請
求項1記載の液晶表示装置を製造するに際し、シール材
の材料中に高吸水性物質を混合し、この混合物を少なく
とも一方の透明基板に印刷することにより、高吸水性物
質が含有されたシール材を形成し、このシール材を介し
て2枚の透明基板を貼り合わせるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】この発明によれば、シール材中の水分をその中
に含有された高吸水性物質によって吸収することによ
り、シール材中から水分を除去するができ、したがって
シール材が吸湿してもこの吸湿された水分が液晶中に浸
入しにくいようにすることができる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例における液晶表示
装置の要部を示したものである。この液晶表示装置は、
ポリエチレンテレフタレートやポリエーテルサルフォン
等の樹脂フィルムからなる2枚の透明基板1、2を備え
ている。これら透明基板1、2の相対向する面にはそれ
ぞれ透明電極3、4および配向膜5、6が設けられてい
る。2枚の透明基板1、2は、配向膜5、6間に金属や
ガラス、樹脂等の物質からなる球状のスペーサ7が介在
された状態で、エポキシ系等の熱硬化性樹脂からなるシ
ール材8を介して貼り合わされている。そして、シール
材8の内側における両透明基板1、2の配向膜5、6間
には液晶9が封入されている。
【0007】シール材8中には球状の高吸水性物質10
が含有されている。高吸水性物質10は、高吸水性高分
子からなり、具体的にはポリアクリル酸塩系、酢酸ビニ
ル・アクリル酸エステル共重合体けん化物、PVA・無
水マレイン酸反応物、イソブチレン・マレイン酸共重合
体架橋物、ポリアクリロニトリル系けん化物、ポリエチ
レンオキシド系物質、でんぷん・アクリロニトリルグラ
フト重合体けん化物、でんぷん・アクリル酸グラフト重
合体、カルポキシメチルセルロース架橋体等からなって
いる。なお、シール材8の材料であるエポキシ系等の熱
硬化性樹脂との混合性を考慮した場合には、高吸水性物
質10の材料として酢酸ビニル・アクリル酸エステル共
重合体けん化物が好ましい。高吸水性物質10の直径
は、スペーサ7の直径(8〜10μm程度)と同じかそ
れよりも小さく例えば4〜5μm程度となっている。シ
ール材8中の高吸水性物質10の含有量は、シール材8
による接着強度を考慮すると、50%以下が望ましい。
また、高吸水性物質10は球状に限らず、粉末状、繊維
状等であってもよい。
【0008】このように、この液晶表示装置では、シー
ル材8中に高吸水性物質10を含有させているので、シ
ール材8が吸湿した場合には、この吸湿された水分を高
吸水性物質10によって吸収することにより、シール材
8中から水分を除去することができ、したがって水分が
液晶9中に侵入しにくいようにすることができ、ひいて
は表示欠陥が発生しにくいようにすることができる。
【0009】なお、この液晶表示装置では、両透明基板
1、2の各外面にそれぞれSiO2膜等からなる防湿膜
11、12が設けられている。これら防湿膜11、12
は、透明基板1、2の材質であるポリエチレンテレフタ
レートやポリエーテルサルフォン等の樹脂フィルムがあ
る程度通水性を有しているので、高湿度雰囲気中におか
れると透明基板1、2が吸湿してこの吸湿された水分が
透明基板1、2の内側における液晶9中に侵入してしま
うことがあり、したがってこのようなことを防止するた
めのものである。このような理由から、透明基板1、2
が通水性を有しないガラス基板からなる場合には、防湿
膜11、12を設ける必要はない。
【0010】次に、この液晶表示装置の製造方法につい
て図2(A)〜(C)を順に参照しながら説明する。ま
ず、図2(A)に示すように、下面に防湿膜11が設け
られた樹脂フィルムからなる一方の透明基板1の上面に
透明電極3をパターン形成し、次いで透明電極3を含む
一方の透明基板1の上面に配向膜5を形成し、次いで配
向膜5の上面にスペーサ7をスプレー等を用いて噴霧状
に散布して分散する。次に、図2(B)に示すように、
一方の透明基板1の上面の液晶注入口形成領域を除いた
周囲にシール材8を印刷により形成する。この場合、シ
ール材8の材料中に高吸水性物質10を予め混合してお
き、そしてこの混合物を一方の透明基板1の上面に印刷
することにより、高吸水性物質10が含有されたシール
材8を形成する。次に、図2(C)に示すように、上面
に防湿膜12が設けられているとともに下面に透明電極
4および配向膜6が形成された他方の透明基板2の下面
周囲をシール材8の上面に貼り付け、一方の透明基板1
の上方に他方の透明基板2を対向配置する。次に、図1
に示すように、シール材8に形成された液晶注入口(図
示せず)を介して液晶9を注入し、次いで液晶注入口を
封止すると、この実施例の液晶表示装置が完成する。
【0011】なお、上述した実施例では一方の透明基板
1にのみシール材8を形成した場合について説明した
が、他方の透明基板2にも予めシール材を形成しておく
ようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、シール材中の水分をその中に含有された高吸水性物
質によって吸収することにより、シール材中から水分を
除去することができるので、シール材が吸湿してもこの
吸湿された水分が液晶中に侵入しにくいようにすること
ができ、ひいては表示欠陥が発生しにくいようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における液晶表示装置の要
部の断面図。
【図2】(A)〜(C)はそれぞれ同液晶表示装置の各
製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
1、2 透明基板 8 シール材 9 液晶 10 高吸水性物質

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の透明基板をシール材を介して貼り
    合わせ、前記シール材の内側における前記両透明基板間
    に液晶を封入した液晶表示装置において、 前記シール材中に高吸水性物質を含有させたことを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置を製造する
    に際し、 シール材の材料中に高吸水性物質を混合し、この混合物
    を少なくとも一方の透明基板に印刷することにより、高
    吸水性物質が含有されたシール材を形成し、このシール
    材を介して2枚の透明基板を貼り合わせることを特徴と
    する液晶表示装置の製造方法。
JP27742693A 1993-10-08 1993-10-08 液晶表示装置およびその製造方法 Pending JPH07110488A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105182623A (zh) * 2015-09-09 2015-12-23 京东方科技集团股份有限公司 一种封框胶及其制备方法、显示装置
CN115268147A (zh) * 2022-08-09 2022-11-01 惠科股份有限公司 显示面板及显示装置

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CN115268147A (zh) * 2022-08-09 2022-11-01 惠科股份有限公司 显示面板及显示装置
CN115268147B (zh) * 2022-08-09 2024-05-03 惠科股份有限公司 显示面板及显示装置

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