JPH0711021Y2 - スクータの盗難防止構造 - Google Patents

スクータの盗難防止構造

Info

Publication number
JPH0711021Y2
JPH0711021Y2 JP1989009485U JP948589U JPH0711021Y2 JP H0711021 Y2 JPH0711021 Y2 JP H0711021Y2 JP 1989009485 U JP1989009485 U JP 1989009485U JP 948589 U JP948589 U JP 948589U JP H0711021 Y2 JPH0711021 Y2 JP H0711021Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
seat
engine
lock mechanism
theft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989009485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02100888U (ja
Inventor
光次 倉田
雄二 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1989009485U priority Critical patent/JPH0711021Y2/ja
Publication of JPH02100888U publication Critical patent/JPH02100888U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0711021Y2 publication Critical patent/JPH0711021Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスクータの盗難防止構造に関する。
(従来の技術) 従来、スクータの盗難防止装置の例として、例えばロ
ック機構によりハンドルの回動を阻止するようにしたス
テアリングロック装置や、キー操作により作動するロ
ック部材に連動するスイッチをバッテリとスタータリレ
ーとの間に設けたステアリングロック装置(特開昭63-2
0282号公報参照)がある。またチェーンを用いて車輪と
車体の一部を連結し、車輪の回動を阻止して盗難防止を
図ることも多く行なわれている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来のスクータの盗難防止装置
には次のような問題点があった。
上述したのステアリングロック装置の場合、ロック機
構に施錠されていないと点火系の直結始動によりエンジ
ンがかかることになり、この点盗難防止上その効果は必
ずしも高くなかった。
上述したのステアリング装置の場合、一般にロック機
構を外部に露出して設けている。このため、盗難防止上
その防止効果が余り高くなかった。また、スイッチはロ
ック機構の近傍に設けられるが、ロック機構と同様に外
部に露出する状態で設けられると、風雨を受けて電気的
信頼性が低下することになる。防水対策を施したスイッ
チを用いて電気的信頼性を高くすることが考えられる
が、この分スイッチは複雑かつ高価になってしまう。
チェーンを用いて車輪と車体の一部を連結する場合、不
自然な姿勢をしなければならず連結作業に手間取ってし
まう。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、電気的信
頼性が高く、かつ簡易な操作で確実に盗難防止の防止効
果を高められるスクータの盗難防止構造を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、シートの前部に設
けたヒンジによりシートを車体に開閉自在に軸支し、閉
状態における該シートの下側に該シート及びフレームカ
バーからなる空間部を形成し、 ハンドルの近傍にイグニションスイッチを設け、エンジ
ンキーにより前記シートを閉状態にロックするロック機
構を設け、 前記空間部の後壁の上下方向の略中間位置に、前記イグ
ニッションスイッチに直列接続したスイッチを設けたこ
とを特徴とする。
(作用) 本考案は、上記構成によって、ロック機構を解除してシ
ートを開けスイッチを操作可能状態にすると共に、この
スイッチ及びイグニッションスイッチの両者を操作して
はじめてエンジンが作動する。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図において、フレーム1の中央部には斜め上方向に向け
てシート部フレーム2を設けてある。フレーム1の中央
部にはエンジン25が取り付けられている。
フレーム1にはフレーム1の中央部や後部をおおうよう
にフレームアッパカバー6が取付けられている。フレー
ムアッパカバー6の上面部がシート載置部7になってお
り、このシート載置部7に孔7aが形成してある。シート
載置部7の前方には、シート10の前部に設けたヒンジ11
を介してシート11が取付けられており、シート載置部7
に対して回動自在になっている。シート10は孔7aより若
干大きい形状を成し、回動によって孔7aを開閉でき、か
つ閉じた状態でシート載置部7に保持されるようになっ
ている。また、シート10を載置した状態でフレームアッ
パカバー6とシート10との間に空間部13が形成されてい
る。
孔7a近傍のフレームアッパカバー6にはエンジンキー16
で解・施錠されるロック機構14が設けられており、施錠
することによってシート10の回動を阻止できるようにな
っている。
空間部13の後部側には、フレーム1に取付けたスイッチ
取付板(後壁)15が配置されている。スイッチ取付板15
の上下方向の略中間位置には、エンジンキー16の操作で
オン・オフするスイッチ17がビス18(第2図参照)を介
して取付けてある。スイッチ17には点火系コード19を接
続してある。
スイッチ17はハンドルバー20の近傍にあり、かつバッテ
リー3に接続したイグニッションスイッチ21に点火系コ
ード19を介して直列接続している(第3図参照)。この
ように接続していることにより、イグニッションスイッ
チ21およびスイッチ17が少なくとも共にオンした状態で
なければ電気回路が作動せず、ひいてはエンジンをかけ
ることができないようになっている。
以上のように構成されたスクータの盗難防止構造の動作
について説明する。
まず、エンジン停止してエンジンキー16がイグニッショ
ンスイッチ21から抜かれると、このイグニッションスイ
ッチ21はオフする。次に、ロック機構14を解錠してシー
ト10のロックを解き、シート10を回動してスイッチ17を
空間部13に露出状態にする。そして、スイッチ17にエン
ジンキー16が挿し込まれて回転されると、スイッチ17は
オフする。この場合、スイッチ17は回転するだけで良い
ので、操作に手間取らなくなる。この状態でエンジンキ
ー16が抜かれてシート10が載置状態に戻されてスイッチ
17はカバーされ、風雨にさらされないようになる。そし
て、ロック機構14に施錠されてシート10の回動が阻止さ
れた状態になる。この結果、第3者がエンジンをかけよ
うとしてもイグニッションスイッチ20がオンされ、
ロック機構14が解錠され、さらにロック機構14の解錠
状態でスイッチ17がオンされるという3つの条件がとも
にそろわないかぎり、電気系統に通電されないのでエン
ジンをかけることができない。この結果盗難防止上の防
止効果が高くなる。
また、スイッチ17はシート10によってカバーされてお
り、風雨にさらされることがないので、風雨によって劣
化されることがなくなって電気系統の信頼性を高く維持
できる。また、風雨にさらされないのでスイッチ17を防
水構造などにする必要がなくなって構成を簡素化でき
る。運用条件によっては接点がむき出しのスイッチを用
いてもよい。このように簡素化できることによってスイ
ッチ17のコスト低下を図ることもできる。
スイッチ17を、空間部13の後方にあるスイッチ取付板15
の上下方向の略中間位置に設けたので、スイッチ17操作
時に、空間部13に収納した例えばヘルメット等の収納物
への接触を必要最小限に抑えられ操作性を良好なものに
できる。シート10の前部にヒンジ11を設け、かつスイッ
チ17を空間部13の後方側に設けたので、スイッチ17を操
作する際シート10が邪魔にならずこの分、更にスイッチ
17の操作性が良好なものになる。また、エンジンキー16
及びスイッチ17の操作により盗難防止及びその解除を図
ることができるので、従来のチェーン等にくらべ操作に
手間取らなくなる。
また、ロック機構14の施錠を忘れた場合にもエンジンを
かけるためにはスイッチ17およびイグニッションスイッ
チ21をともに作動する必要があるので、盗難防止上多い
に役立つことになる。
なお、スイッチ17に代えて第4図に示すように押しボタ
ン式のスイッチ22を設けてもよい。このスイッチ22によ
れば、エンジンキー16の操作が不要になって操作が簡易
になる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案はロック機構を解除してシ
ートを開けスイッチを操作可能状態にすると共に、この
スイッチ及びイグニッションスイッチの両者を操作しな
ければエンジンをかけるとができないので、盗難防止に
おける防止効果を高められる。スイッチをシートの下側
の空間部に設けるので、スイッチが風雨に影響されなく
なって電気的信頼性が高くなり、かつスイッチ設置のた
めに専用箇所を設けなくて済みその分だけ簡易な構成と
なる。
スイッチを、空間部の後壁の上下方向の略中間位置に設
けたので、スイッチ操作時に空間部の収納物への接触を
必要最小限に抑えられ操作性を良好なものにできる。シ
ートが前ヒンジであり、かつスイッチを空間部の後壁側
に設けたので、スイッチを操作する際シートが邪魔にな
らずこの分、更にスイッチ操作性が良好なものになる。
また、エンジンキー及びスイッチの操作により盗難防止
及びその解除を図ることができるので、従来のチェーン
形施錠装置等にくらべ操作に手間取らなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のスクータの盗難防止構造を
用いたスクータを模式的に示した図、第2図は同盗難防
止構造におけるスイッチを示す断面図、第3図は同盗難
防止構造における配線を示す回路図、第4図は他の実施
例におけるスイッチを示す断面図である。 1……フレーム 7……シート載置部 10……シート 13……空間部 14……ロック機構 16……エンジンキー 17……スイッチ 21……イグニッションスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの前部に設けたヒンジによりシート
    を車体に開閉自在に軸支し、閉状態における該シートの
    下側に該シート及びフレームカバーからなる空間部を形
    成し、 ハンドルの近傍にイグニションスイッチを設け、エンジ
    ンキーにより前記シートを閉状態にロックするロック機
    構を設け、 前記空間部の後壁の上下方向の略中間位置に、前記イグ
    ニッションスイッチに直列接続したスイッチを設けたこ
    とを特徴とするスクータの盗難防止構造。
JP1989009485U 1989-01-30 1989-01-30 スクータの盗難防止構造 Expired - Lifetime JPH0711021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989009485U JPH0711021Y2 (ja) 1989-01-30 1989-01-30 スクータの盗難防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989009485U JPH0711021Y2 (ja) 1989-01-30 1989-01-30 スクータの盗難防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02100888U JPH02100888U (ja) 1990-08-10
JPH0711021Y2 true JPH0711021Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=31216268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989009485U Expired - Lifetime JPH0711021Y2 (ja) 1989-01-30 1989-01-30 スクータの盗難防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711021Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067389A (ja) * 2013-01-21 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2013100098A (ja) * 2013-01-21 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016209092A1 (de) * 2016-05-25 2017-11-30 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verriegelungsvorrichtung für eine Sitzbank eines Motorrades

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058216Y2 (ja) * 1986-09-04 1993-03-02

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067389A (ja) * 2013-01-21 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2013100098A (ja) * 2013-01-21 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02100888U (ja) 1990-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6623071B2 (en) Seat fitting structure for motor scooter type vehicle
JP4097132B2 (ja) 自動二輪車における盗難防止装置
US6428076B2 (en) Remote control type vehicular trunk
EP2003045B1 (en) Motorcycle
EP1088951B1 (en) Cylinder lock protector for motor vehicle.
JPH0711021Y2 (ja) スクータの盗難防止構造
JP3380309B2 (ja) スクータ型自動二輪車の収納装置
JP3923284B2 (ja) 二輪車におけるリモコンロック操作システム
JPH11157474A (ja) 盗難防止装置付き電動自転車
JP3120855B2 (ja) 自動2輪車のスタンドロック装置
JP2861008B2 (ja) 自動2輪車の物品収納ボックス装置
JPH0215412Y2 (ja)
WO1987006897A1 (en) Anti-theft device
JPH0629180Y2 (ja) シート錠止め装置付きオートバイ
JPH0615781Y2 (ja) 自動2輪車等のハンドルロツク装置
JP3213749B2 (ja) 電動自転車用錠前
JP2001301673A (ja) 自動二輸車のロック装置
JP2925104B2 (ja) 車両用ハンドルロック機構の取付構造
JPH0364673B2 (ja)
JPS61159570U (ja)
JPH0347084Y2 (ja)
JPH0318603Y2 (ja)
JPH0345506Y2 (ja)
JP2000289668A (ja) 電動車両のロックシステム
JP3716900B2 (ja) 車両用フードロック装置