JPH07110207B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JPH07110207B2
JPH07110207B2 JP60172758A JP17275885A JPH07110207B2 JP H07110207 B2 JPH07110207 B2 JP H07110207B2 JP 60172758 A JP60172758 A JP 60172758A JP 17275885 A JP17275885 A JP 17275885A JP H07110207 B2 JPH07110207 B2 JP H07110207B2
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重夫 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はアイスクリームシェークやソフトアイスクリー
ム等に代表される冷菓を製造する冷菓製造装置に関する
ものである。
(ロ)従来の技術 特開昭57−181650号公報には、冷媒ガス圧縮機と、液状
食品またはアイスクリームミツクスを収容および/また
は処理するための容器に対して熱交換関係に配設されて
おり、出口端を前記圧縮機の吸入側に接続された蒸発器
と、一端を該圧縮機の冷媒吐出側に接続され、他端を蒸
発器の入口端に接続された凝縮器と、凝縮器と蒸発器の
間に介設された膨張弁とから成るガス圧縮型冷凍ユニッ
トを装備したアイスクリーム製造機において、食製品ま
たはアイスクリームミツクスを殺菌する方法であって、
前記凝縮器および膨張弁をバイパスさせて前記圧縮機か
らの高温の圧縮冷媒ガスを前記蒸発器に通し、該蒸発器
から圧縮機へ循環させ、蒸発器と熱交換関係にある上記
アイスクリーム製造機の各部内が所望の殺菌温度に達す
るまで該高温冷媒ガスの循環を継続し、次いで、冷媒ガ
スバイパス回路を遮断するとともに、凝縮器および膨張
弁を再び冷媒ガス回路に接続することによって冷凍サイ
クルを再開することを特徴とする殺菌方法が開示されて
いる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 斯かる従来技術の殺菌方法は、冷凍サイクル→殺菌→冷
凍サイクルを行なうものであるが、この場合、特に問題
となる点は殺菌前の冷凍サイクルを殺菌後に再開するこ
とである。殺菌前に行なう冷凍サイクルは、製品を供給
するためにミックスを冷却するサイクルであるから、例
えば1日の販売を終了した閉店時に冷凍サイクルを停止
して製品の殺菌を行ない、その後冷凍サイクルを再開
し、製品の供給が一切行なわれない夜間に製品供給のと
きと同様な冷凍サイクルで機械が運転されたとすると、
冷却室内のミツクス中の水粒子が過度に成長して商品価
値を著しく低下させ、品質の低下を招くに至っていた。
そこで、本発明は殺菌終了後のミツクスを最も良好な状
態で保存するように、冷却室内のミツクスを冷却するよ
うにした冷菓製造装置を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、供給された冷菓原液を冷却する冷却室の前面
に取出し器を備え、開閉手段の作動により取出し器に形
成した通路を開放して取出口から半凍結状態に冷却され
た冷菓原液を外部供給する冷菓製造装置において、前記
冷却室内の冷菓原液を半凍結状態に冷却するように冷凍
系の冷却手段の運転を制御する冷却制御手段と、前記冷
却室内で冷却された冷菓原液を加熱殺菌するための加熱
手段と、前記冷却室内の冷菓原液を前記冷却制御手段が
制御する温度より高い低温の液状態に冷却するように前
記冷却手段の運転を制御する保冷制御手段と、前記冷却
制御手段に基づく冷却動作状態から前記加熱手段に基づ
く殺菌動作状態へ移行させるための手動のスイッチ手段
と、殺菌動作状態から前記保冷制御手段に基づく保冷動
作状態へ自動的に移行させる制御手段を設けた冷菓製造
装置である。
(ホ)作用 上記構成において、冷却室に供給された冷菓原液、即ち
ミツクスは冷却制御手段に基づく冷却動作によって半凍
結状態に冷却され、これが取出し器から適宜供給され
る。例えば一日の販売を終了した閉店時に保冷スイツチ
を押すと、半凍結状態にある冷却室内の冷菓原液は加熱
手段によって加熱殺菌され、殺菌を終了すると自動的に
保冷制御手段に基づく保冷動作に移行して冷菓原液を低
温の液状態に保冷する。これによって、ミツクスの安定
性と乳成分の結合ないし吸着性と乳成分自身の水和性が
高められる。
(ヘ)実施例 以下に本発明の一実施例をアイスクリームシエーク製造
装置において説明する。第1図は本発明のシステム構成
図を示しており、(1)は液状アイスクリームミツクス
を貯蔵するミツクスタンクで、ミツクスの補給を行なう
ために上面を着脱自在な蓋(1A)によって閉塞される。
(2)はミツクスタンク(1)のミツクス量を検出する
電極式のミツクス切れ検出装置、(3A)、(3B)、(3
C)及び(3D)はチヨコレート、ストロベリー、バニラ
及びヨーグルト等のように夫々異なった液状シロツプを
貯蔵するシロツプタンクで、シロツプタンク(3A)に図
示するように電極式のシロツプ切れ検出装置(4)が全
てのシロツプタンクに備え付けられている。(5)は前
面に冷菓取出し器(6)を着脱自在に装着し、後部にミ
ツクス流入口(5A)を備えた冷却室である。(7)は炭
酸ガス或いは窒素ガス等の圧縮ガスを貯蔵する圧縮ガス
ボンベである。
而して、ガスボンベ(7)はその出口に一次圧レギユレ
ータ(8)を備え、該レギユレータ(8)の出口に一端
を接続した気相管(9)の他端は二次圧レギユレータ
(10)を介して分岐継手(11)に接続される。分岐継手
(11)の4つの出口には4本のシロツプ押圧管(12
A)、(12B)、(12C)及び(12D)の一端を接続し、他
端を夫々逆止弁(13A)、(13B)、(13C)及び(13D)
を介してシロツプタンク(3A)、(3B)、(3C)及び
(3D)に接続する。シロツプタンク(3A)、(3B)、
(3C)及び(3D)の底部から延出するシロツプ供給管
(14A)、(14B)、(14C)及び(14D)は取出し器
(6)に接続され、その途中には上流側にシロツプ流量
調整用のニードル弁(15A)、(15B)、(15C)及び(1
5D)を接続し、下流側にシロツプ供給電磁弁(16A)、
(16B)、(16C)及び(16D)を接続している。
一方、ミツクスタンク(1)内のミツクスを冷却室
(5)へ給送するためのポンプ装置(17)の吸込側には
他端をミツクスタンク(1)の底部近傍に開口するミツ
クス吸入管(18)が接続され、吐出側には他端を冷却室
(5)の後部流入口(5A)に接続したミツクス供給管
(19)が接続されており、ポンプ装置(17)の駆動モー
タ(17A)は、ミツクス供給管(19)に接続して冷却室
(5)内のミツクス量を圧力によって間接的に検知する
圧力検出装置(20)によって制御される。また、ミツク
ス吸入管(18)から分岐して大気に開放する空気導入管
(21)は、ミツクス中に空気を混入して適当なオーバー
ランを出すために重要である。なお、図中(22)は取出
し器(6)の内部を洗浄及び殺菌するための給湯装置で
あり、熱湯供給管(22A)はコネクタ(23)の使用によ
って取出し器(6)と接続することが可能で、通常は給
湯電磁弁(24)によって熱湯の流れを遮断される。
次に、第2図において、上記冷却室(5)を冷却するた
めの冷却手段を含んでシステム化された冷却システムに
ついて説明する。実施例の冷却システムは、前コンプレ
ツサ(25)、後空冷コンデンサ(26)、詳図しないが内
管を水が通り外管を冷媒が通る二重管式の前水冷コンデ
ンサ(27)、前レシーバータンク(28)、前冷却電磁弁
(29)、減圧装置として採用した前膨張弁(30)、前蒸
発パイプ(31)及び前アキームレータ(32)を環状に接
続した前冷却システムと、後コンプレツサ(33)、後空
冷コンデンサ(34)、前記前水冷コンデンサ(27)と同
構成の後水冷コンデンサ(35)、後レシーバータンク
(36)、後冷却電磁弁(37)、減圧装置として採用した
後膨張弁(38)、後蒸発パイプ(39)及び後アキユーム
レータ(40)を環状に接続した後冷却システムによって
構成される。
而して、前冷却システムのなかの前蒸発パイプ(31)を
冷却室(5)の前部外周に巻回し、後冷却システムのな
かの後蒸発パイプ(39)を冷却室(5)の後部外周に巻
回する。これによって、冷却室(5)の略全幅に蒸発パ
イプが巻回され、冷却室(5)の前部は前冷却システム
によって独立して冷却され、冷却室(5)の後部は後冷
却システムによって独立して冷却される。なお、実施例
は前蒸発パイプ(31)の巻回領域の略2倍に後蒸発パイ
プ(39)の巻回領域を設定しているが、これは前コンプ
レツサ(33)の能力等に鑑みて決定されるものであり、
必ずしも実施例の比率に限定されるものではなく、この
他、後蒸発パイプ(39)は分岐構成に限定されず、1本
のパイプによる巻回構成であってもよい。更に、パイプ
巻回方式に限定されず前蒸発領域と後蒸発領域を構成す
るものであればよい。
また、前冷却システムに関係して構成される装置とし
て、前空冷コンデンサ(26)及び前水冷コンデンサ(2
7)の両者を冷却する前送風機(41)と、凝縮圧力に応
答し該圧力が所定の高圧に達したとき開弁する前節水弁
(42)を備え、これと同様に後冷却システムも後空冷コ
ンデンサ(34)及び後水冷コンデンサ(35)の両者を冷
却する後送風機(43)と、後節水弁(44)を備えてい
る。更に、前冷却システムには一端を前コンプレツサ
(25)と前空冷コンデンサ(26)の間に接続し、他端を
前膨張弁(30)と前蒸発パイプ(31)の入口側との間に
接続した前バイパス管(45)と、該バイパス管(45)に
接続した前ホツトガス電磁弁(46)とが付設され、後冷
却システムには一端を後コンプレツサ(33)と後空冷コ
ンデンサ(34)の間に接続し、他端を後膨張弁(38)と
後蒸発パイプ(39)の入口側との間に接続した後バイパ
ス管(47)と、該バイパス管(47)に接続した後ホツト
ガス電磁弁(48)とが付設される。そして、これらバイ
パス管(45)及び(47)と電磁弁(46)及び(48)の構
成は、後述する殺菌時に有効に活用される。
そして、前冷却システムは例えばサーミスタを使用した
前温度検出素子(49)の感温動作に基づいて冷却運転を
独立して制御され、後冷却システムは例えばサーミスタ
を使用した後温度検出素子(50)の感温動作に基づいて
冷却運転を独立して制御されるものであり、前サーミス
タ(49)は冷却室(5)の前端外面に取付けられた銅管
(51)の中に位置し、後サーミスタ(50)は冷却室
(5)の後端外面に取付けられた銅管(52)の中に位置
づけられる。なお、実施例はこの様に前サーミスタ(4
9)と後サーミスタ(50)を冷却室(5)の外面に取付
けて冷却室(5)内のミツクス温度を感知する間接温度
検知方式を採用しているが、これらを冷却室(5)内の
前端と後端に配置する直接温度検知方式を採用すること
も可能である。
以上説明したほとんどの装置は、第3図に概要配置図を
示す如く本体(53)と該本体(53)の後部に並設した冷
蔵庫(54)に収納される。冷蔵庫(54)は断熱構造の冷
蔵室(55)とその上方に画成された機械室(56)より成
り、機械室(56)にはコンプレツサ(57)、コンデンサ
(58)、該コンデンサ(58)の冷却用送風機(59)が配
設され、これらは冷蔵室(55)の天壁(55A)に形成し
た開口部(60)に配設したエバポレータ(61)と共に冷
却装置を構成する。そして、冷却装置の運転によって発
生する冷気はエバポレータ(61)の下方に配置された送
風機(62)によって冷蔵室(55)に送気される。また冷
蔵室(55)は多数の通風孔(63)を形成した仕切り板
(64)によって上下二室に区画され、ここに上述したミ
ツクスタンク(1)とシロツプタンク(3A)、(3B)、
(3C)及び(3D)が開閉扉(65)及び(66)を開いて収
納される。
一方、本体(53)の下部には上述した前冷却システムと
後冷却システムの各コンプレツサ(25)及び(33)、各
空冷コンデンサ(26)及び(34)、各水冷コンデンサ
(27)及び(35)、各送風機(41)及び(43)、そして
給湯装置(22)が配設され、空冷コンデンサ(26)及び
(34)に対向する本体前面には吸込口(67)が形成さ
れ、図示しないが本体(53)の側面には吹出口が形成さ
れる。また本体(53)の上部には撹拌器(68)を内蔵し
た前記冷却室(5)が配設され、冷却室(5)の前面に
装着された前記取出し器(6)の下方にはカツプ(69)
を載置するし支持具(70)が構成される。撹拌器(68)
は該撹拌器(68)から冷却室(5)の外方に延びる回動
軸(71)に連結した従動プーリ(72)と撹拌モータ(7
3)の出力軸に連結した主動プーリ(74)との間に無端
ベルト(75)を掛けわたすことにより、駆動モータ(7
3)の回転を伝達される。更に、本体(53)の最上部に
はカツプ(69)を多数収納したカツプデイスペンサー
(76)が構成される。なお、圧縮ガスボンベ(7)は本
体(53)及び冷蔵庫(54)のいずれにも収納されず別置
となる。以上の様に、各種機器を収納した本体(53)及
に冷蔵庫(54)はそれらの下面に取付けられた複数のキ
ヤスター(77)によって移動自在となる。
次に、第4図、第5図及び第6図に基づいて、上記取出
し器(6)の構造を詳述する。冷却室(5)の前面開口
を閉塞する着脱自在な樹脂製のカバー(78)には両端を
開口する円筒状の縦穴(79)と該縦穴(79)の略中間か
ら冷却室(5)の方向に延び端部を開口して冷却室
(5)に連通する円筒状の横穴(80)が形成される。こ
の横穴(80)の冷却室(5)側開口端縁には、下部に流
出口(81)を形成した軸受板(82)が螺着されており、
該軸受板(82)は傘状のバルブ(83)から後方に延在す
る可動軸(84)をスライド可能に支持する。また軸受板
(82)とバルブ(83)の間には可動軸(84)を包囲して
コイル発条(85)を配置し、通常横穴(80)の中間部に
形成した段部(86)にバルブ(83)を押圧して該バルブ
(83)が横穴(80)を閉塞するように作用させる。な
お、バルブ(83)はステンレスを主体として構成されて
いるが、段部(86)に押圧される部分をシリコン材にて
形成し、シール性の向上を図っている。
一方、前記コイル発条(85)に抗してバルブ(83)を後
方に移動せしめ横穴(80)を開通するための機構は、後
端がバルブ(83)の先端に対接し前端がカバー(78)を
挿通して前方に突出したスライド可能な作動杆(87)
と、該作動杆(87)を往復動させるべく下部を作動杆
(87)の前部に回動可能に連結し、この上位にてカバー
(78)に連結された回動支点(88)を有するレバー(8
9)と、該レバー(89)の上部後面に直交する作動ピン
(90)を連結したプランジヤ(91A)を有するソレノイ
ド装置(91)、そしてレバー(89)を通常位置に復帰さ
せる復帰発条(92)によって構成されている。この構成
によると、バルブ(83)はソレノイド装置(91)の動作
に追随して自動的に開閉される他、レバー(89)を手動
操作することによっても開閉することができる。
また、縦穴(82)の下部は下端開口を取出し口(93A)
とした混合室(93)として使用される。該混合室(93)
には多数の通孔(94A)を形成した撹拌羽根(94)が配
設され、この撹拌羽根(94)は縦穴(82)の上部に着脱
自在に螺着されたすべり軸受(95)を挿通して上方に延
在する回転シヤフト(96)の下部に連結される。一方、
回転シヤフト(96)の上端は保護チユーブ(97)内を通
る可撓ケーブル(98)に着脱自在に連結され、このケー
ブル(98)の端部は第3図に示す如くモータ(99)に連
結することによって回転を伝達されるものである。
更に、第4図、第5図及び第6図に示される取出し器
(6)以外の構成として、カバー(78)の後面に螺着し
た円筒軸受(100)は撹拌器(68)の前端を支持する。
また、第1図及び第2図にも示す如く、蒸発パイプ(3
1)及び(39)の外面には巻回した面状電気ヒータ(10
1)は後述する冷却室(5)及び冷却室(5)に供給さ
れたミツクスを殺菌するために準備されるものである。
ところで、前にも述べたように取出し器(6)に接続さ
れるシロツプ供給管(14A)、(14B)、(14C)及び(1
4D)は冷蔵庫(54)から本体(53)の内部空間を通り、
本体(53)の前方に導出される部分を分離可能な可撓性
の透明管(14A1)、(14B1)、(14C1)及び(14D1)に
て形成している。この透明管(14A1)乃至(14D1)は末
端に備わるノズル(14A2)、(14B2)、(14C2)及び
(14D2)を混合室(93)の上部において、該室(93)の
内方に突出する如く接続され、他端には自封式カツプリ
ング(14A3)、(14B3)、(14C3)及び(14D3)を備え
る。一方、シロツプ供給管(14A)乃至(14D)の端部に
は本体(53)の前面板(53A)に固定された自封式カツ
プリング(14A4)、(14B4)、(14C4)及び(14D4)を
備える。そして、透明管(14A1)乃至(14D1)側の自封
式カツプリング(14A3)乃至(14D3)をシロツプ供給管
(14A)乃至(15D)側の自封式カツプリング(14A4)乃
至(14D4)に接続することにより、シロツプタンク(3
A)乃至(3D)と混合室(93)の間に4つのシロツプ通
路が確立されることが可能となる。
次に、本発明の電気回路構成を第7図のシステムブロツ
ク図に基づき説明する。(113)は自動復帰式の冷却ス
イツチ、(231)は本システムへの電源投入を検出して
「H」の信号を出力し、その後リセツト端子(231A)に
「H」に信号が入力されると出力信号が「L」に変わる
電源投入検出回路、(232)は第1のスイツチ回路(11
4)の出力とインバータ(233)を介した検出回路(23
1)の出力を夫々入力するアンド回路、(234)は第1の
スイツチ回路(114)の出力と検出回路(231)の出力を
夫々入力するアンド回路、(114)は冷却スイツチ(113
の閉路にて所定の出力パルスを発生する第1のスイツチ
回路、(115)は自動復帰式の保冷スイツチ、(116)保
冷スイツチ(115)の閉路にて所定の出力パルスを発生
する第2のスイツチ回路、(117)は入力ポート
(D0)、(D1)、(D2)及び(D3)と、これらに対応す
る出力ポート(Q0)、(Q1)、(Q2)、及び(Q3)を有
するラツチ回路で、入力ポートに「H」レベルの信号が
入力されると、該信号をラツチしてこれと対応する出力
ポートからラツチした「H」レベルの信号を出力すると
共にそれまでラツチしていた信号を解除するものであ
る。而して、アンド回路(232)の出力はラツチ回路(1
17)の入力ポート(D0)に接続され、アンド回路(23
4)の出力は入力ポート(D1)に接続され、第2スイツ
チ回路(116)の出力はラツチ回路(117)の入力ポート
(D2)に接続される。ラツチ回路(117)の出力ポート
(Q0)はインバータ(118)を介して「L」レベルの入
力信号でスタートする第1タイマー回路(119)に接続
され、該タイマー回路(119)の出力は入力ポート
(D1)に接続される。更に、出力ポート(Q0)は後で詳
述する洗浄回路(120)に接続され、該洗浄回路(120)
の出力は上記給湯電磁弁(24)及びシーズヒータ(10
2)を制御する。出力ポート(Q1)は給湯電磁弁(24)
を制御する洗浄回路(120)の出力をインバータ(131)
を介して入力するアンド回路(132)の他方の入力に接
続されると共に電源投入検出回路(231)の出力信号
「H」を解除するために電源投入検出回路(231)のリ
セツト端子(231A)に接続される。アンド回路(132)
の出力は後で詳述する冷却回路(121)に接続され、該
冷却回路は前及び後コンプレツサ(25)及び(33)、前
及び後冷却電磁弁(29)及び(37)、そして撹拌モータ
(73)を制御する。出力ポート(Q2)は後で詳述する殺
菌回路(122)に接続され、該殺菌回路(122)は前及び
後コンプレツサ(25)及び(33)、前及び後ホツトガス
電磁弁(46)及び(48)、そして上記面状ヒータ(10
1)を制御する。出力ポート(Q3)は後で詳述する保冷
回路(123)に接続され、該保冷回路(123)の出力は前
コンプレツサ(25)、前冷却電磁弁(29)及び撹拌モー
タ(73)を制御する。また、殺菌回路(122)の出力は
インバータ(124)を介してナンド回路(125)の一方の
入力に接続され、出力ポート(Q2)の出力はナンド回路
(125)の他方の入力に接続される。このナンド回路(1
25)の出力はインバータ(126)を介して洗浄回路(12
0)に接続されると共に「L」レベルの入力信号でスタ
ートする第2のタイマー回路(127)の入力に接続さ
れ、該タイマー回路(127)の出力は入力ポート(Q3
に接続される。更に、出力ポート(Q0)乃至(Q3)の出
力を夫々入力するノア回路(128)の出力、冷却回路(1
21)の出力、出力ポート(Q0)及び(Q2)の出力、そし
て保冷回路(123)の出力はオア回路(129)に入力され
る。このオア回路(129)の出力は「L」レベルの入力
信号でスタートする第3タイマー回路(130)に入力さ
れ、該タイマー回路(130)の出力は撹拌モータ(73)
を制御する。
次に、以上に説明した主要ブロツク図の内部回路構成に
ついて説明する。第8図は冷却回路(121)の内部回路
構成を示しており、該冷却回路(121)は上述した前冷
却システムを独立して制御する前冷却回路(121A)と後
冷却システムを独立して制御する後冷却回路(121B)に
よって構成される。まず前冷却回路(121A)中の、(14
8)は上記前サーミスタ(49)、抵抗(150)、(15
1)、(152)、(153)及び設定温度調整用の可変抵抗
(154)にて構成されるブリツジ回路、(155)は前サー
ミスタ(49)の抵抗値の変化によってブリツジに生じる
非平衡電圧を増幅する増幅器、(156)は抵抗(157)と
(158)の中点をプラズマ入力端子に接続し、増幅器(1
55)の出力をマイナス入力端子に接続したコンパレー
タ、(159)は増幅器(155)の出力をプラス入力端子に
接続し、抵抗(158)と(160)の中点をマイナス入力端
子に接続したコンパレータであり、前記コンパレータ
(156)の出力はダイオード(161)を介してトランジス
タ(162)のベースとトランジスタ(163)のコレクタ間
に接続され、コンパレータ(159)の出力はダイオード
(164)を介してトランジスタ(162)のコレクタとトラ
ンジスタ(163)のベース間に接続されている。(165)
はトランジスタ(163)のコレクタとグランド間に接続
した分割抵抗(166)と(167)を介して接続したトラン
ジスタであり、該トランジスタ(165)のコレクタ出力
と上記アンド回路(132)の出力は夫々アンド回路(16
8)の入力に接続され、アンド回路(168)の出力はトラ
ンジスタ(169)のベースに接続されると共に上記オア
回路(129)の入力に接続され、トランジスタ(169)の
コレクタには第2リレー(170)を接続する。
一方、後冷却回路(121B)中の、(171)は上記後サー
ミスタ(50)、抵抗(172)、(173)、(174)、(17
5)及び設定温度調整用の可変抵抗(176)にて構成され
るブリツジ回路、(177)は後サーミスタ(50)の抵抗
値の変化によってブリツジに生じる非平衡電圧を増幅す
る増幅器、(178)は抵抗(179)と(180)の中点をプ
ラス入力端子に接続し、増幅器(177)の出力をマイナ
ス入力端子に接続したコンパレータ、(181)は増幅器
(177)の出力をプラス入力端子に接続し、抵抗(180)
と(182)の中点をマイナス入力端子に接続したコンパ
レータであり、前記コンパレータ(178)の出力はダイ
オード(183)を介してトンラジスタ(184)のベースと
トランジスタ(165)のコレクタ間に接続され、コンパ
レータ(181)の出力はダイオード(186)を介してトラ
ンジスタ(184)のコレクタとトランジスタ(185)のベ
ース間に接続されている。(187)はトランジスタ(18
5)のコレクタとグランド間に接続した分割抵抗(188)
と(189)を介して接続したトランジスタであり、該ト
ランジスタ(187)のコレクタ出力と上記アンド回路(1
32)の出力は夫々アンド回路(190)の入力に接続さ
れ、該アンド回路(190)の出力はトランジスタ(191)
のベースに接続されると共に上記オア回路(129)の入
力に接続され、トランジスタ(191)のコレクタライン
には第3リレー(192)を接続する。
ところで、以上に説明した前冷却回路(121A)と後冷却
回路(121B)において相違する点は、前冷却回路(121
A)より後冷却回路(121B)の方が若干高い温度でON、O
FFする様に夫々の可変抵抗(154)と(176)により設定
されることである。実施例では前冷却回路(121A)は前
サーミスタ(49)が−3.1℃を検出したとき冷却を停止
し、−3.0℃を検出したとき冷却を開始する様に設定さ
れ、後冷却回路(121B)は後サーミスタ(50)が−1.5
℃を検出したと冷却を停止し、−1.4℃を検出したとき
冷却を開始する様に設定されている。
第9図は上記殺菌回路(122)の内部回路構成を示して
おり、(193)は上記前冷却回路(121A)に使用された
前サーミスタ(49、抵抗(150)及び(151)に生じる変
動電圧をプラス入力とし、抵抗(194)と設定温度調整
用の可変抵抗(195)で分割された基準電圧をマイナス
入力としたコンパレータ、(196)はコンパレータ(19
3)の出力と上記ラツチ回路(117)の出力ポート(Q2
に発生する出力を夫々入力するアンド回路、(197)は
該アンド回路(196)の出力をセツト入力とし、前記出
力ポート(Q2)に発生する出力をインバータ(198)を
介してリセツト入力とするRSフリツプフロツプ、(19
9)は該フリツプフロツプ(197)の出力と出力ポート
(Q2)の出力を夫々入力するアンド回路、(200)はベ
ースを出力ポート(Q2)に接続したトランジスタ、(20
1)は該トランジスタ(200)のコレクタラインに接続し
た第4リレー、(202)は上記インバータ(124)の入力
に接続されるアンド回路(199)の出力をベースに接続
したトランジスタ、(203)は該トランジスタ(202)の
コレクタラインに接続した第5リレー、(204)は増幅
器、発振器及び比較器等から主構成され、前サーミスタ
(49)、抵抗((150)及び(151)に生じる変動電圧に
対応するパルスを最終的に出力するパルス幅変調回路、
(205)は該変調回路(204)の出力と出力ポート(Q2
に発生する出力を夫々入力するアンド回路、(206)は
アンド回路(205)の出力が「H」のとき発光する発光
素子(206A)と受光素子(206B)より成るホトカプラ、
(207)は受光素子(206B)のONによってOFFするトラン
ジスタ、(208)はトランジスタ(207)のOFFによって
トリガされONするサイリスタ、(209)は整流器、(21
0)はトライアツク、(101)はトライアツク(210)と
直列に接続した冷却室(5)加熱用の上記面状ヒータで
ある。
次に第10図は上記保冷回路(123)の内部回路構成図を
示しており、保冷回路(123)は上記前冷却回路(121
A)と同一構成になっている。この中で(211)は上記前
サーミスタ(49)、上記抵抗(150)及び(151)、そし
て抵抗(212)、(213)及び設定温度調整用の可変抵抗
(214)にて構成したブリツジ回路で、このうち、前サ
ーミスタ(49)と抵抗(150)及び(151)は上記前冷却
回路(121A)のそれと共通で使用している。(215)は
前サーミスタ(49)の抵抗値の変化によってブリツジに
生じる非平衡電圧を増幅する増幅器、(216)は抵抗(2
17)と(218)の中点をプラス入力端子に接続し、増幅
器(215)の出力をマイナス入力端子に接続したコンパ
レータ、(219)は増幅器(215)の出力をプラス入力端
子に接続し、抵抗(218)と(220)の中点をマイナス入
力端子に接続したコンパレータであり、前記コンパレー
タ(216)の出力はダイオード(221)を介してトランジ
スタ(222)のベースとトランジスタ(223)のコレクタ
間に接続され、コンパレータ(219)の出力はダイオー
ド(224)を介してトランジスタ(222)のコレクタとト
ランジスタ(223)のべーす間に接続されている。(22
5)はトランジスタ(223)のコレクタとグランド間に接
続した分割抵抗(226)と(227)を介して接続したトラ
ンジスタであり、該トランジスタ(225)のコレクタ出
力と上記出力ポート(Q3)の出力は夫々アンド回路(22
8)の入力に接続され、該アンド回路(228)の出力はト
ランジスタ(229)のベースに接続されると共に上記オ
ア回路(129)の入力に接続され、トランジスタ(229)
のコレクタラインには第6リレー(230)を接続する。
ところで、保冷回路(123)と上記冷却回路(121)との
相違点は、冷却回路(121)より高い温度、即ち冷蔵温
度にミツクス温度を制御することである。実施例では全
サーミスタ(49)が1℃を検出したとき冷却を停止し、
2℃を検出したとき冷却を開始する様に可変抵抗(21
4)により設定されている。
なお、第7図のブロツク図の中で第1タイマー回路(11
9)及び第2タイマー回路(127)はスタートから所定時
間(実施例はいずれも30分)経過後に「H」を出力す
る。また、第3タイマー回路(130)は第11図に示す如
く、スタート後T3時間(実施例は3分)の「L」とT4
間(実施例は30秒)の「H」を繰返し出力するタイマー
素子(130A)と、該タイマー素子(130A)の出力によっ
て制御されるトランジスタ(231)と、該トランジスタ
(231)のコレクタラインに接続した第7リレー(232)
を備えている。
而して、以上に説明した第2リレー乃至第7リレー(17
0)、(192)、(201)、(203)、(230)及び(232)
によって開閉されるリレー接点は、第12図に示すように
各装置と接続される。即ち、上記前冷却電磁弁(29)は
第2リレー(170)の常開接点(170A)と第6リレー(2
30)の常開接点(230A)の並列回路と直列に接続され、
上記前コンプレツサ(25)は第2リレー(170)の常開
接点(170B)、第5リレー(230)の常開接点(203A)
及び第6リレー(230)の常開接点(230B)との並列回
路と直列に接続され、上記後冷却電磁弁(37)は第3リ
レー(192)の常開接点(192C)と直列に接続され、上
記後コンプレツサ(33)は第3リレー(192)の常開接
点(192A)と第5リレー(203)の常開接点(203B)と
の並列回路と直列に接続され、上記撹拌モータ(73)は
第2リレー(170)の常開接点(170C)、第3リレー(1
92)の常開接点(192B)、第4リレー(210)常開接点
(210A)、第6リレー(230)の常開接点(230C)及び
第7リレー(232)の常開接点(232A)との並列回路と
直列に接続され、上記前ホツトガス電磁弁(46)と後ホ
ツトガス電磁弁(48)の並列回路は第5リレー(203)
の常開接点(203C)と直列に接続される。
次に、以上の構成に基づき本発明の動作を説明する。ま
ず、全システムへ電源が投入された状態で、ポンプ装置
(17)が作動するとミツクスタンク(1)内のミツクス
は吸入管(18)から吸込まれ、この際空気導入管(21)
から吸入される適量の空気と共にミツクス供給管(19)
を通って冷却室(5)の後部流入口(5A)から該冷却室
(5)内へ供給される。そして、冷却室(5)に所定量
のミツクスが供給されたらポンプ装置(17)を停止して
ミツクスの供給を終了する。
一方、システムへの電源投入によって電源投入検出回路
(231)は「H」レベルの信号を出力しており、アンド
回路(232)の一方の入力は「L」、アンド回路(234)
の一方の入力は「H」の状態にある。この状態におい
て、冷却スイツチ(113)を押すと、第1のスイツチ回
路(114)から出力パルスが発生してアンド回路(232)
と(234)に夫々入力されるため、一方の入力が「L」
であるアンド回路(232)の出力は「L」、一方の入力
が「H」であるアンド回路(234)の出力は「H」とな
る。これによって、ラツチ回路(117)の入力ポート
(D)に「H」が入力され、これに対応する出力ポート
(Q1)から「H」が出力される。この出力と、このとき
「H」であるインバータ(131)の出力を夫々入力する
アンド回路(132)の出力は「H」となって冷却回路(1
21)に入力され、冷却システムの運転を開始する。この
具体的動作を第8図に基づき説明する。まず、前冷却回
路(121A)において、冷却室(5)に供給されたばかり
のミツクス温度は比較的高温であるから、前サーミスタ
(49)の抵抗値は小さく、このために増幅器(155)の
プラス入力電圧は高くその出力も高くなる。この増幅器
(155)の出力はコンパレータ(156)のマイナス入力端
子及びコンパレータ(159)のプラス入力端子に夫々入
力される。ここで増幅器(155)の出力電圧はミツクス
温度が設定温度より高いとき固定電圧(V1)及び(V2
より高くなるように予め設定されると共にミツクス温度
が設定温度より低いとき固定電圧(V1)及び(V2)より
低くなるように予め設定されている。これにより、コン
パレータ(156)の出力は「L」、コンパレータ(159)
の出力は「H」となる。このとき、(V3)の電圧はダイ
オード(161)を通して「L」に引かれるため、トラン
ジスタ(162)はOFFとなり、(V4)の電圧はダイオード
(164)の逆バイアスのため、トランジスタ(162)のOF
Fにより、「H」となってトランジスタ(163)もOFFと
なる。更にトランジスタ(163)のコレクタ電圧が
「L」のためトランジスタ(165)もOFFする。従って、
トランジスタ(165)のコレクタ電圧は「H」となる。
一方、後冷却回路(121B)も前冷却回路(121A)と同様
の動作を行なうもので、後サーミスタ(50)は設定温度
より高温のミツクス温度を検出するから最終的にトラン
ジスタ(187)のコレクタ電圧は「H」となる。
これによって、アンド回路(132)の出力とトランジス
タ(165)のコレクタ電圧を夫々入力するアンド回路(1
68)の出力は「H」となり、アンド回路(132)の出力
とトランジスタ(187)のコレクタ電圧を夫々入力する
アンド回路(190)の出力も「H」となる。従って、ト
ランジスタ(169)及び(191)がONし、第2リレー(17
0)と第3リレー(192)が励磁されて第12図に示す常開
接点(170A)、(170B)及び(170C)と常開接点(192
A)、(192B)及び(192C)を閉路する。これによっ
て、前コンプレツサ(25)が運転され前冷却電磁弁(2
9)が開弁して前冷却システムによる冷却運転が開始さ
れると共に後コンプレツサ(33)が運転され後冷却電磁
弁(37)が開弁して後冷却システムによる冷却運転も開
始され、更に撹拌モータ(73)が駆動して撹拌器(68)
は回転する。
而して、冷却室(5)に供給されたミツクスが冷却され
ると、該ミツクスは徐々にその粘性を増加して硬化し、
半凍結状のアイスクリームシエークのベースとして仕上
げられる。このシエークベースの温度が低下していくと
前サーミスタ(49)及び後サーミスタ(50)の抵抗値は
増加する。ここで前冷却回路(121A)より後冷却回路
(121B)の方が設定温度の高いため、まず後サーミスタ
(50)がシエークベースの所定の低下温度(−1.5℃)
を検出し、これにより、増幅器(177)のプラス入力電
圧が低くなり、増幅器(177)の出力電圧も低くなる。
このとき、増幅器(177)の出力は電圧は固定電圧
(V5)及び(V6)より低くなり、コンパレータ(178)
の出力は「H」コンパレータ(181)の出力は「L」な
る。これにより、(V7)の電圧はダイオード(183)の
逆バイアスにより影響を受けず、(V8)の電圧はダイオ
ード(186)を通してコンパレータ(181)の出力「L」
に引かれるため、トランジスタ(185)のベース、エミ
ツタ間に電位差が生じて該トランジスタ(185)がON
し、トランジスタ(184)もONする。更にトランジスタ
(185)のコレクタ電圧が「H」であるからトランジス
タ(187)もONし、該トランジスタ(187)のコレクタ電
圧は「L」となる。これによって、アンド回路(190)
の出力は「L」となり、トランジスタ(191)はOFFして
第3リレー(192)の励磁を解除する。すると、第3リ
レー(192)の常開接点(192A)、(192B)及び(192
C)開路して後コンプレツサ(33)が停止すると共に後
冷却電磁弁(37)が閉弁して後冷却システムの運転が停
止される。
その後、前サーミスタ(49)がシエークベースの所定の
低下温度(−3.1℃)を検出すると、上述した後冷却シ
ステムの運転停止動作と同様に前冷却回路(121A)は働
いて、最終的にトランジスタ(165)のコレクタ電圧を
「L」とする。これによって、アンド回路(168)の出
力は「L」となり、トランジスタ(169)はOFFして第2
リレー(170)の励磁を解除する。すると、第2リレー
(170)の常開接点(170A)、(170B)及び(170C)が
開路して前コンプレツサ(25)が停止すると共に前冷却
電磁弁(29)が閉弁して前冷却システムの運転が停止さ
れる。
その後、シエークベースの温度が上昇して前サーミスタ
(49)が所定の上昇温度(−3.0℃)を検出すると前冷
却システムは運転を再開し、後サーミスタ(50)が所定
の上昇温度(−1.4℃)を検出すると後冷却システムは
運転を再開する。しかし、実際のところ、冷却室(5)
内に仕上げられたシエークベースの外部取出しが全くな
い場合、或いはほとんどない場合、冷却室(5)内で撹
拌されるシエークベースの温度は後サーミスタ(50)の
設定温度よりも低い前サーミスタ(49)の設定温度に近
づき、これによって、この様な場合、後冷却システムは
ほとんど運転を再開せず、前冷却システムによる運転と
停止の繰返しとなる。従って、冷却室(5)外へ取出さ
れるシエークベースの理想的な温度は前冷却回路(121
A)によって設定しておく。なお後冷却回路(121B)の
制御温度を前冷却回路(121A)の制御温度より高くする
理由については後述する取出し動作を説明する際に詳述
する。
ところで、上記前後の冷却システムの運転が共に停止し
てアンド回路(168)及び(190)の出力が「L」になる
と、第7図に示すオア回路(129)の全ての入力は
「L」となり、これにより第3タイマー回路(130)に
「L」レベルの信号が入力され、第11図に示すタイマー
素子(130A)はスタートし、T3時間(3分)の「L」と
T4時間(30秒)の「H」を繰返し出力する。この出力に
応答してトランジスタ(231)がOFFとONを繰り返し、更
に第7リレー(232)もこれに従い、常開接点(232A)
を制御する。これによって、撹拌モータ(73)に連動す
る撹拌器(68)は前後の冷却システムの運転が停止して
いる間、前記時間で周期的にシエークベースを撹拌す
る。
次に、以上の様にして冷却室(5)内で仕上げられたシ
エークベースと、シロツプを混合して最終的に作られる
アイスクリームシエークの取出し動作を以下に説明す
る。例えば、チヨコレート風味のアイスクリームシエー
クを希望する場合は、例えばチヨコレートと表示された
スイツチを押すと、第13図に示す如くソレノイド装置
(91)が励磁され、プランジヤ(91A)が吸引されて作
動ピン(90)はレバー(89)を前方に引く。すると、レ
バー(89)は支点(88)に中心に回動して作動杆(87)
を冷却室(5)の方向に移動せしめる。この作動杆(8
7)の移動によりバルブ(83)はコイル発条(85)に抗
して後方に押され横穴(80)を開放する。これによっ
て、冷却室(5)内のシエークベースは撹拌器(68)に
よって流出口(81)から横穴(80)を経て混合室(93)
へ送出される。これと同時に、シロツプ供給電磁弁(15
AFが開弁し、気相管(9)、シロツプ押圧管(12A)を
経てシロツプタンク(3A)にかかっている圧縮ガスの押
圧によって該タンク(3A)内のチヨコレートシロツプは
シロツプ供給管(14A)、透明管(14A1)を経てノズル
(14A2)から混合室(93)に給送される。
この様にして、混合室(93)へ供給されたシエークベー
スとチヨコレートシロツプは駆動モータ(99)に連動す
る撹拌羽(94)によって極めて速い速度で撹拌混合され
てチヨコレート風味のアイスクリームシエークに仕上げ
られ、取出し口(93A)からカツプ(69)に連続して抽
出される。
而して、アイスクリームシエークの抽出停止は、スイツ
チ操作、計量、時間等が考えられるが、いずれにせよ停
止信号が出ると、まずシロツプ供給電磁弁(15A)が閉
弁して混合室(93)へのチヨコレートシロツプの給送を
停止する。続いて、ソレノイド装置(91)への励磁が解
除されてレバー(89)は復帰発条(92)の作用により第
5図に示す如く通常位置へ戻され、これに追随する作動
杆(87)も前方位置へ復帰する。これによって、バルブ
(83)はコイル発条(85)によって横穴(80)の段部
(86)に押圧され、横穴(80)を閉塞する。
以上は、チヨコレート風味のアイスクリームシエークを
取出すための動作を説明したが、ストロベリー風味のア
イスクリームシエークを希望するならシロツプ供給電磁
弁(15B)が開弁され、バニラ風味のアイスクリームシ
エークを希望するならシロツプ供給電磁弁(15C)が開
弁され、ヨーグルト風味のアイスクリームシエークを希
望するならシロツプ供給電磁弁(15D)が夫々に対応す
るスイツチの操作によって開弁される。
以上の如き取出し動作において、冷却室(5)内のシエ
ークベースが混合室(93)へ送出されると、圧力検出装
置(20)は冷却室(5)内の圧力降下を検出してポンプ
装置(17)を作動し、冷却室(5)にミツクスを補給す
る。斯様なミツクスの補給動作はアイスクリームシエー
クの取出しに応答するものであるが、特に、アイスクリ
ームシエークの取出しが連続的に行なわれると、一度に
大量のミツクスが冷却室(5)に補給されることにな
る。
この様なとき、上記後冷却回路(121B)が有効に働くこ
とになる。即ち、前冷却回路(121A)より設定温度の高
い後冷却回路(121B)は、後サーミスタ(50)が大量の
ミツクス補給による急激な温度上昇を速やかに検出し、
後冷却システムの冷却運転を開始して速やかに理想的な
粘性のシエークベースに近づけることが可能となる。
以上の説明によって、本発明の冷却動作とアイスクリー
ムシエークの取出し動作が理解された。以下は、1日の
取出し業務を終了した後、例えば閉店後に行なわれる保
冷動作について説明する。
この場合、保冷スイツチ(115)を押すと、第2スイツ
チ回路(116)から出力パルスが発生し、ラツチ回路(1
17)の入力ポート(D2)に入力する。するとこれに対応
するラツチ回路(117)の出力ポート(Q2)から「H」
が出力され、出力ポート(Q1)の出力は「L」となる。
これによって、冷却回路(121)による冷却動作を終了
し、出力ポート(Q2)の出力「H」を受ける殺菌回路
(122)が殺菌動作を開始する。この具体的動作を第9
図に基づき説明する。まず、出力ポート(Q2)の出力
「H」を受けてトランジスタ(200)がONし、第4リレ
ー(201)が励磁して常開接点(201A)を閉路する。こ
れにより、撹拌モータ(73)が駆動して撹拌器(68)が
回転する。この撹拌器(68)の回転は出力ポート(Q2
の出力「H」が断たれるまで継続する。一方、殺菌動作
開始直後のミツクス温度は当然低いから前サーミスタ
(49)の抵抗値は大きく、コンパレータ(193)のプラ
ス入力電圧は低くなり、これがマイナス入力電圧に比較
して低いからコパレータ(193)の出力電圧は「L」と
なる。これによって、フリツプフロツプ(197)のセツ
ト入力端子にはアンド回路(196)の出力「L」が入力
され、リセツト端子にはインバータ(198)によって出
力ポート(Q2)の反転出力「L」が入力されるため、フ
リツプフロツプ(197)の出力電圧は「H」となる。
この出力と出力ポート(Q2)の出力を夫々入力するアン
ド回路(199)の出力が「H」なり、これによりトラン
ジスタ(202)がONし、第5リレー(203)が励磁され常
開接点(203A)(203B)及び(203C)を閉路する。従っ
て、前及び後コンプレツサ(25)及び(33)が運転さ
れ、前及び後ホツトガス電磁弁(46)及び(48)が開弁
する。
而して、高温冷媒ガス、即ちホツトガスがバイパス管
(45)及び(47)を通って蒸発パイプ(31)及び(39)
に循環され、冷却室(5)、更には冷却室(5)内のミ
ツクスを加熱する。
一方、殺菌動作開始直後は最もミツクス温度が低いから
パルス幅変調回路(204)の入力電圧は極めて低く、該
変調回路(204)の「H」の出力パルス幅は長くなる。
この出力と出力ポート(Q2)の出力をうけるアンド回路
(205)の出力は「H」となり、発光素子(206A)に電
流が流れて該素子(206A)が発光し、受光素子(206B)
はONする。これにより、トランジスタ(207)がOFFする
ため該トランジスタ(207)のコレクタ電圧が「H」と
なってサイリスタ(208)がトリガされてONする。該サ
イリスタ(208)のONによってトライアツク(210)もON
し、面状ヒータ(101)にAC200Vが印加され該ヒータ(1
01)は発熱する。
以上の様に、保冷スイツチ(115)が押されると、蒸発
パイプ(31)及び(39)にホツトガスが循環されると共
にヒータ(101)に通電され、冷却室(5)及び該室
(5)内のミツクスをホツトガスとヒータ(101)の併
用によって加熱する殺菌動作が開始される。
而して、殺菌動作が進行するとミツクス温度は徐々に上
昇し、前サーミスタ(49)が所定の殺菌温度(実施例で
は焦臭が発生しない程度の例えば75℃設定)を検出する
とコンパレータ(193)がプラス入力電圧がマイナス入
力電圧より高くなり、コンパレータ(193)の出力は
「L」から「H」に変わる。すると、アンド回路(19
6)の出力は「H」となり、これがフリツプフロツプ(1
97)のセツト入力端子に入力されるためフリツプフロツ
プ(197)の出力は「L」となる。これにより、アン
ド回路(199)の出力は「L」となり、トランジスタ(2
02)がOFFして第5リレー(203)の励磁は解除され、常
開接点(203A)、(203B)及び(203C)を開路する。従
って、前及び後コンプレツサ(25)及び(33)の運転が
停止され、前及び後ホツトガス電磁弁(46)及び(48)
も閉弁する。この様に、ミツクス温度が所定の殺菌温度
に達したとき、まずホツトガスによるミツクスの加熱を
終了する。しかし、ヒータ(101)によるミツクスの加
熱はアンド回路(205)の一方の入力である出力ポート
(Q2)の出力「H」が断たれない限り、パルス幅変調回
路(204)の出力に基づき継続される。
即ち、ミツクス温度が殺菌温度に近づくに連れてパルス
幅変調回路(204)の入力電圧が高くなり、この結果、
変調回路(204)の出力パルス「H」の間隔は徐々に短
かくなり、「L」の間隔は徐々に長くなっていく。而し
て、変調回路(204)から「H」が出力されているとき
は上述の如くヒータ(101)は通電され、変調回路(20
4)から「L」が出力されると、アンド回路(205)の出
力が「L」となり、発光素子(206A)は発光せず受光素
子(206B)はOFFする。これにより、トランジスタ(20
7)がONするためそのコレクタ電圧は「L」となってサ
イリスタ(208)はOFFし、更にトライアツク(210)がO
FFしてヒータ(101)の通電は断たれる。この様に、ヒ
ータ(101)の通電の割合をミツクス温度に基づいて変
化させることによって、ミツクス温度は殺菌温度に保持
される。
而して、第2タイマー回路(127)が所定時間を経過す
ると、該タイマー回路(127)は「H」を出力しラツチ
回路(117)の入力ポー(D3)に入力する。すると、ラ
ツチ回路(117)の出力ポート(Q3)の出力は「H」と
なり、出力ポート(Q2)の出力は「L」となる。従っ
て、殺菌回路(122)は殺菌動作を終了する。
そして、出力ポート(Q3)の出力「H」を受ける保冷回
路(123)が保冷動作を開始する。この具体的動作を第1
0図に基づき説明する。殺菌動作を終了したばかりの冷
却室(5)内のミツクス温度は略殺菌温度にあるから、
前サーミスタ(49)の抵抗値は極めて小さく、このため
に増幅器(215)のプラス入力電圧は高くその出力も高
くなる。この増幅器(215)の出力はコンパレータ(21
6)のマイナス入力端子及びコンパレータ(219)のプラ
ス入力端子に夫々入力される。ここで増幅器(215)の
出力電圧はミツクス温度が設定温度より高いとき固定弾
圧(V9)及び(V10)より高くなるように予め設定され
ると共にミツクス温度が設定温度より低いとき固定電圧
(V11)及び(V12)より低くなるように予め設定されて
いる。これにより、コンパレータ(216)の出力は
「L」、コンパレータ(219)の出力は「H」となる。
このとき(V11)の電圧はダイオード(221)を通して
「L」に引かれるため、トランジスタ(222)はOFFとな
り、(V12)の電圧はダイオード(224)の逆バイアスの
ため、トランジスタ(222)のOFFにより「H」となって
トランジスタ(223)もOFFとなる。更にトランジスタ
(223)のコレクタ電圧が「L」のためトランジスタ(2
25)もOFFする。従って、トランジスタ(225)のコレク
タ電圧は「H」となる。
これによって、ラツチ回路(117)の出力ポート(Q3
の出力「H」とトランジスタ(225)のコレクタ電圧
「H」を夫々入力するアンド回路(228)の出力は
「H」となり、トランジスタ(229)はONし第6リレー
(230)が励磁されてその常開接点(230A)、(230B)
及び(230C)を閉路する。これによって、前コンプレツ
サ(25)が運転され前冷却電磁弁(29)が開弁して前冷
却システムよる保冷運転が開始される。更に撹拌モータ
(73)が駆動して撹拌器(68)は回転する。
而して、略殺菌温度にある冷却室(5)内のミツクスは
冷却されていき、遂に、前サーミスタ(49)がミツクス
の所定の低下温度(1℃)を検出すると、このときの増
幅器(215)の出力電圧は固定電圧(V9)及び(V10)よ
り低くなるから、コンパレータ(216)の出力は
「H」、コンパレータ(219)の出力は「L」となる。
これにより、(V11)の電圧はダイオード(221)の逆バ
イアスにより影響を受けず、(V12)電圧はダイオード
(224)を通してコンパレータ(219)の出力「L」に引
かれるため、トランジスタ(223)のベース、エミツタ
間に電位差が生じて該トランジスタ(223)がONし、ト
ランジスタ(222)もONする。更にトランジスタ(223)
のコレクタ電圧がせ「H」であるからトランジスタ(22
5)もONし、該トランジスタ(225)のコレクタ電圧は
「L」となる。これによって、アンド回路(228)の出
力は「L」となり、トランジスタ(229)はOFFして第6
リレー(230)の励磁を解除しその常開接点(230A)、
(230B)及び(230C)を開路する。従って、前コンプレ
ツサ(25)が運転を停止すると共に前冷却電磁弁(29)
が閉弁して前冷却システムの保冷運転が停止される。更
に撹拌モータ(73)が停止して撹拌器(68)の回転は止
まる。
ところで、前冷却システムの運転が停止してアンド回路
(228)の出力が「L」になると、第7図に示すオア回
路(129)の全ての入力は「L」となり、これによっ
て、第3タイマー回路(130)に「L」レベルの信号が
入力され、第11図に示すタイマー素子(130A)はスター
トし、T3時間(3分)の「L」とT4時間(30秒)の
「H」を繰返し出力する。この出力に応答してトランジ
スタ(231)がOFFとONを繰返し、更に第7リレー(23
2)もこれに従い、常開接点(232A)を制御する。これ
によって、撹拌モータ(73)に連動する撹拌器(68)は
前冷却システムの運転が停止している間、前記時間周期
でミツクスを撹拌する。
その後、ミツクス温度が上昇して前サーミスタ(49)が
所定の上昇温度(2℃)を検出すると、前冷却システム
は冷却運転を再開する。
以上の様に保冷回路(123)は冷却室(5)内のミツク
ス温度を0℃より若干高い所定の冷蔵温度にコントロー
ルすることによってミツクスを液状態に維持する。この
様な保冷回路(123)による保冷運転は冷却スイツチ(1
13)が押されるまで継続されるのである。
而して、翌朝例えば開店前に、冷却スイツチ(113)を
押すと、第1のスイツチ回路(114)から出力パルスが
発生してアンド回路(232)と(234)に夫々入力とれ
る。この際、電源投入検出回路(231)の出力は、上述
の説明でラツチ回路(117)の出力ポート(Q1)から
「H」が出力された時点で「L」となるから、アンド回
路(232)の他方の入力はインバータ(233)の反転出力
「H」、アンド回路(234)の他方の入力は「L」とな
っている。従って、ラツチ回路(117)の入力ポート(D
0)に「H」が入力され、出力ポート(Q0)から「H」
が出力されると共に出力ポート(Q3)の出力が「L」と
なる。これにより、保冷回路(123)は保冷動作を終了
し、出力ポート(Q0)の出力「H」を受ける洗浄回路
(120)が動作を開始する。この具体的動作については
本発明の要旨でないため省略する。
そして、第1タイマー回路(119)による所定時間を経
過すると洗浄動作を終了し、これに基づき、インバータ
(131)からアンド回路(132)に「H」が出力されると
冷却回路(121)は上述した冷却動作を開始する。
なお、本発明は後冷却システムと後冷却回路を削除し、
前蒸発パイプ(31)を冷却室(5)の略全幅に巻回して
前冷却システム単独によって冷却室(5)内のミツクス
冷却、殺菌、保冷するように構成してもよい。
また、以上に説明した本発明の冷菓製造装置は、アイス
クリームシエークに代表されるアイスクリームシエーク
製造装置を一例として説明してきたが、本発明は本発明
の精神を逸脱しない範囲において、アイスクリームシエ
ークと類似する例えばソフトアイスクリーム等の製造装
置にも適用することができるものである。この場合、実
施例のアイスクリームシエークの取出し理想温度範囲が
−2.5℃乃至−3.5℃であるのに対して、ソフトアイスク
リームの取出し理想温度範囲は、アイスクリームシエー
クのそれより数度低い−5℃乃至−10℃程度が望まれ
る。そして、これらの保冷理想温度範囲は、0℃より高
温で食品衛生法で定められた10℃より低温であることが
望ましい。
(ト)発明の効果 本発明は以上の様に、保冷スイツチの操作によって半凍
結状態に冷菓原液を冷却する冷却運転を停止して冷菓原
液の加熱殺菌動作を開始し、殺菌動作終了後は自動的に
保冷回路による保冷動作を行なうことにより、冷菓の取
出しを長時間一切行なわない例えば夜間に、冷却室内の
冷菓原液を取出しに適した冷凍温度で引続き制御した場
合に生じる従来の問題点を確実に解消する。即ち、冷却
室内の冷菓原液を低温の液状態に維持させる殺菌終了後
の保冷動作は、冷菓原液の安定性と乳成分の結合ないし
吸着性と乳性分自身の水和性を高め、冷菓原液を高品質
状態で保存できる極めて顕著な効果を奏する。
また、保冷運転は冷却運転に比較して運転率が低下する
ため、省エネルギー効果を併せて奏するものである。
更に、殺菌動作から保冷動作へ自動的に移行するから、
過度の殺菌が防止されこの点にも品質維持の効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するアイスクリームシエーク製造
装置のシステム構成図、第2図は冷却システム構成図、
第3図はアイスクリームシエーク製造装置の装置配置を
示す内部概略配置図、第4図は冷却室の前部及び取出し
器の一部を破断した側断面図、第5図は冷却室の前部及
び取出し器の全体を断面した側断面図、第6図は一部を
省略した取出し器の正面断面図、第7図は本発明の電気
回路構成を示すシステムブロツク図、第8図は前記ブロ
ツク図に示す冷却回路の内部回路図、第9図は同じく殺
菌回路の内部回路図、第10図は同じく保冷回路の内部回
路図、第11図は同じく第3タイマー回路の内部回路図、
第12図は第8図乃至第11図に示す各リレーによって開閉
されるリレー接点と各装置との接続関係を示す電気回路
図、第13図は冷菓の取出し状態を示す取出し器の側断面
図である。 (5)……冷却室、()……取出し器、(25)……前
コンプレツサ、(29)……前冷却電磁弁、(33)……後
コンプレツサ、(37)……後冷却電磁弁、(46)……前
ホツトガス電磁弁、(48)……後ホツトガス電磁弁、
(101)……電気ヒータ、(115)……保冷スイツチ、
(121)……冷却回路、(122)……殺菌回路、(123)
……保冷回路、(127)……第2タイマー回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 靖夫 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東 京三洋電機株式会社内 (72)発明者 柿沼 盈 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東 京三洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 重夫 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東 京三洋電機株式会社内 (72)発明者 杉山 成機 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東 京三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−181650(JP,A) 特開 昭53−94079(JP,A) 実開 昭56−136590(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された冷菓原液を冷却する冷却室の前
    面に取出し器を備え、開閉手段の作動により取出し器に
    形成した通路を開放して取出口から半凍結状態に冷却さ
    れた冷菓原液を外部供給する冷菓製造装置において、前
    記冷却室内の冷菓原液を半凍結状態に冷却するように冷
    凍系の冷却手段の運転を制御する冷却制御手段と、前記
    冷却室内で冷却された冷菓原液を加熱殺菌するための加
    熱手段と、前記冷却室内の冷菓原液を前記冷却制御手段
    が制御する温度より高い低温の液状態に冷却するように
    前記冷却手段の運転を制御する保冷制御手段と、前記冷
    却制御手段に基づく冷却動作状態から前記加熱手段に基
    づく殺菌動作状態へ移行させるための手動のスイッチ手
    段と、殺菌状態から前記保冷制御手段に基づく保冷動作
    状態へ自動的に移行させる制御手段を設けた事を特徴と
    する冷菓製造装置。
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IT1145915B (it) * 1981-02-27 1986-11-12 Carpigiani Bruto Mach Metodo per la pastorizzazione di prodotti o miscele alimentari e per la sterilizzazione delle parti a contatto con tali prodotti o miscele nelle macchine per la fabbricazione di gelati e o nelle macchine per la pastorizzazione di miscele liquide alimentari munite di gruppi relative macchine

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