JPH0710989B2 - 石油系炭素質固体−水スラリ−用分散剤 - Google Patents

石油系炭素質固体−水スラリ−用分散剤

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JPH0710989B2
JPH0710989B2 JP62099650A JP9965087A JPH0710989B2 JP H0710989 B2 JPH0710989 B2 JP H0710989B2 JP 62099650 A JP62099650 A JP 62099650A JP 9965087 A JP9965087 A JP 9965087A JP H0710989 B2 JPH0710989 B2 JP H0710989B2
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acrylate
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petroleum
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健二 楽谷
義幸 穂積
政幸 坂田
隆清 後藤
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Nippon Shokubai Co Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤に関す
る。より詳しくは、石油系炭素質固体粉末を水中に分散
させ、高濃度でも流動性を有し、しかも長期間にわたっ
て粉末の沈降量が極めて少ない石油系炭素質固体−水ス
ラリーを与える分散剤に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) 従来、主要なエネルギー源として石油が広く使用されて
いるが、価格上昇あるいは供給上の制約等の問題があ
る。このような状況の下、エネルギー源の多様化が進
み、石炭や石油ピッチ、石油コークスなどの固体燃料の
有効利用が注目されてきている。固体燃料の中でも、石
油ピッチや石油コークスなどの石油系炭素質固体は、石
油の蒸溜残渣が有効に利用でき、また石炭に比較して灰
分の含有量が極めて少ないため脱灰などのプロセスや燃
焼後の配分処理が不要であり、しかも炭素含有率が高い
ため発熱量が大きいことなどから、固体燃料として極め
て有用である。
しかしながら、これらの固体燃料は形状が固体であるた
め、貯蔵・輸送や燃焼などに際して取り扱い上の問題が
ある。このような欠点を改善する方法として、近年固体
燃料を粉末化し、水と混合してスリラー化する方法が提
案されている。
このような石油系炭素質固体−水スラリーを燃料として
使用するには、貯蔵・輸送や燃焼の効率を高めるため、
スラリー中の固形分濃度が高いこと、スラリーの流
動性に優れる、たとえば粘度が低いこと、固体粉末の
凝集や沈降が生じず安定であることなどが重要な課題で
ある。
このような課題を解決するために、従来、種々の石油系
炭素質固体−水スラリー用分散剤が提案されている。た
とえば脂肪酸石ケン、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レンブロック共重合体、ポリスチレンスルホン酸塩、無
水マレイン酸−α−オレフィン共重合体、(メタ)アク
リル酸−α−オレフィン共重合体、ナフタリンスルホン
酸ホルマリン縮合物の塩などの界面活性剤や水溶性共重
合体がある。しかし、これらの分散剤はいずれも得られ
る石油系炭素質固体−水スラリーの流動性が不充分であ
ったり、固体粉末の沈降が起こりやすいという欠点があ
り、また分散剤の添加量を多く必要としコスト的にも問
題があるなどのため、実用化するには満足できるものと
はいえなかった。
本発明者らは、貯蔵・輸送効率や燃焼効率の極めて高い
石油系炭素質固体−水スラリーを与える分散剤を得るべ
く鋭意研究を続けた結果、分散剤としてある特定の共重
合体が際めて優れた効果を発揮することを見出し、本発
明に到達した。すなわち、本発明は、高濃度の固体粉末
を含んでいてもすぐれた流動性を有し、しかも固体粉末
の沈降が起こりにくく安定な石油系炭素質固体−水スラ
リー用分散剤を提供するものである。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明は、一般式 (ただし式中、R1は水素またはメチル基、Xは開環付加
した2価の炭素数2〜4のアルキレンオキシド残基、m
は平均で1〜100の数であり、R2は水素、炭素数1〜3
のアルキル基または炭素数2〜3のアルケニル基を示
す。)で表わされるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート系単量体(A)20〜90重量%、 一般式 (ただし式中、R3は水素またはメチル基であり、R4は炭
素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基、
アリール基を置換基としてもつアルキル基、環状アルキ
ル基、環状アルケニル基、または複素環式化合物より誘
導された1価の有機基を示す。)で表わされる(メタ)
アクリレート系単量体(b−1)、 一般式 (ただし式中、R5は水素またはメチル基、Yは開環付加
した2価の炭素数2〜4のアルキレンオキシド残基、n
は平均で1〜30の数であり、R6は炭素数4〜30のアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、アリール基を置換基
としてもつアルキル基、環状アルキル基、環状アルケニ
ル基または複素環式化合物より誘導された1価の有機基
を示す。)で表わされるポリアルキレングリコールモノ
(メタ)アクリレート系単量体(b−2)および 一般式 (ただし式中、R7は水素またはメチル基であり、R8は炭
素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基、
環状アルキル基、環状アルケニル基、または複素環式化
合物より誘導された1価の有機基を示す。)で表わされ
るビニル系単量体(b−3)よりなる群から選ばれた少
なくとも一種の単量体(B)10〜80重量%、 並びにこれらの単量体と共重合可能な非イオン性単量体
(C)0〜30重量%(ただし、単量体(A)、(B)お
よび(C)の合計は100重量%である。)からなる単量
体成分を重合して得られる非イオン性共重合体よりなる
石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤に関する。
本発明の分散剤を適用できる石油系炭素質固体は、石油
蒸溜の際の重質残渣あるいはこれに準ずるものから導か
れる固体状物質であり、たとえば該重質残渣をプロパン
・ブタン等の溶剤で油分を抽出した後の抽出残渣、重質
油から熱分解や接触分解などの方法により軽質油を製造
する際に得られる副正残渣などがあり、一般にアスファ
ルト、アスファルテン、石油ピッチ、石油コークスなど
と称されているものの中の1種または2種以上を挙げる
ことができる。これらの中でも石油ピッチおよび/また
は石油コークスが特に好ましい。
石油系炭素質固体は、通常湿式または乾式粉砕すること
により粉末状としてスラリー化するのに用いられている
が、平均粒径としては200メッシュパス率50重量%以
上、好ましくは80重量%以上の粉末状物が望ましい。
本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤として
有効な非イオン性共重合体は、前記単量体(A)、
(B)および(C)を、該単量体(A)が20〜90重量
%、該単量体(B)が10〜80重量%、該単量体(C)が
0〜30重量%(ただし、単量体(A)、(B)および
(C)の合計は100重量%である。)となる比率で用い
て重合することにより導かれる共重合体である。
単量体(A)は前記一般式(I)で表わされるものであ
り、公知の方法で得ることができる。単量体(A)の例
としては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレートなどのポリアルキレング
リコールモノ(メタ)アクリレート;メトキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエ
チレングリコール−ポリプロピレングリコール(メタ)
アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコー
ル−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートな
どの炭素数1〜3のアルキル基でアルコキシ化されたア
ルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレー
ト;アリロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レートなどの炭素数2〜3のアルケニル基でアルケノキ
シ化されたアルケノキシポリアルキレングリコール(メ
タ)アクリレートなどをあげることができ、これらの1
種または2種以上を用いることができる。
単量体(A)の中でも、石油系炭素質固体の分散能に優
れた共重合体を与えるものとして、エチレンオキシドの
付加モル数が全アルキレンオキシド付加モル数に対して
50モル%以上である単量体が特に好ましい。
単量体(B)は、前記一般式(II)で表わされる単量体
(b−1)、前記一般式(III)で表わされる単量体
(b−2)および前記一般式(IV)で表わされる単量体
(b−3)よりなる群から選ばれた少なくとも一種の単
量体であり、いずれも公知の方法で得ることができる。
単量体(b−1)の例としては、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシ
ル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレー
ト、ナフチル(メタ)アクリレート、p−メチルフェニ
ル(メタ)アクリレート、オクチルフェニル(メタ)ア
クリレート、ノニルフェニル(メタ)アクリレート、ジ
ノニルフェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ピリジン(メタ)アクリレート、チエニル(メタ)
アクリレートなどの他、炭素数1〜30のアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アリール基を置換基としても
つアルキル基、環状アルキル基、環状アルケニル基、複
素環式化合物より誘導された1価の有機基を有する(メ
タ)アクリレートがあげられる。
単量体(b−2)の例としては、ブトキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、ブトキシポリプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、オクチロキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、オクチロ
キシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ナフトキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキ
シポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ナ
フトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレート、p−メチルフェノキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、ベンジロ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、シ
クロヘキソキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、シクロペンテノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ピリジロキシポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、チエニロキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレートなどの他、ポリアル
キレングリコール鎖の末端基として炭素数4〜30のアル
キル基、アルケニル基、アリール基、アリール基を置換
基としてもつアルキル基、環状アルキル基、環状アルケ
ニル基、複素環式化合物より誘導された1価の有機基を
有する末端エーテル型ポリアルキレングリコールモノ
(メタ)アクリレートがあげられる。
単量体(b−3)の例としては、1−ブチレン、イソブ
チレン、1−オクテン、イソオクテン、1−ノネン、1
−デセン、1−ドデセン、ビニルシクロヘキサンなどの
脂肪族ビニル化合物;スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、3−フェニル−1−プロペン、ビ
ニルナフタリンなどの芳香族ビニル化合物;ビニルピリ
ジン、N−ビニルピロリドンなどの複素環を有するビニ
ル化合物などがあげられる。
これらの単量体(B)の中でも、容易に入手でき、かつ
優れた分散能を有する共重合体を与える単量体として、
炭素数1〜20のアルキル基を有するアルキル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、炭素数1
〜10のアルキル基を置換基として有するアルキルフェニ
ル(メタ)アクリレート、スチレンおよびα−メチルス
チレンよりなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
が特に好ましい。
また、単量体(C)は、単量体(A)および(B)と共
重合可能な非イオン性単量体であり、本発明の効果を損
なわない範囲で必要により用いることができる。単量体
(C)の例としては、(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミドなどの各種(メタ)ア
クリルアミド、酢酸ビニル、酢酸プロペニル、塩化ビニ
ルなどをあげることができ、これらの1種または2種以
上を用いることができる。
これらの単量体(A)、(B)および(C)を前記配合
比率の範囲をはずれて使用すると、得られる共重合体の
分散能が低下する。また、石油系炭素質固体−水スラリ
ー用分散剤としての分散能を充分発揮し、しかも取り扱
い易い共重合体とするには、該共重合体が水溶性である
ことが望ましいため、使用する単量体の親水性あるいは
疎水性に応じて、単量体(A)、(B)および(C)を
前記配合比率の範囲内で配合比率を適宜選択して使用す
るのが望ましい。。
本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤は、い
ずれも非イオン性の前記単量体(A)、(B)および
(C)を共重合して得られる非イオン性共重合体である
ため、これを石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤と
して使用すれば、高濃度の炭素質固体を含む流動性にす
ぐれたスラリーが得られるだけでなく、長期にわたって
固体粉末の沈降が起こりにくく安定な石油系炭素質固体
−水スラリーが得られる。これに対し、イオン性の単量
体を用いて得られるイオン性共重合体では分散能が不充
分であり、スラリー中の炭素質固体濃度を高めると増粘
し易く、しかも特に固体粉末の沈降が起こりやすい石油
系炭素質固体−水スラリーしか得られない。したがっ
て、本発明において、単量体(A)、(B)および
(C)に少量のイオン性単量体を共重合しても支障ない
が、その場合には得られる共重合体の分散剤としての効
果を損なわない範囲でイオン性単量体を使用する必要が
ある。一般にイオン性単量体の使用比率は、前記非イオ
ン性単量体(A)、(B)および(C)の合計100重量
部に対して、0〜5重量部の範囲が望ましい。5重量部
より大きい比率で用いると、前述したように分散能の不
充分な共重合体が得られる。
このようなイオン性単量体の例としては、(メタ)アク
リル酸(塩)、マレイン酸(塩)、フマル酸(塩)、ク
ロトン酸(塩)、イタコン酸(塩)などの各種不飽和カ
ルボン酸(塩)や、スチレンスルホン酸(塩)、ビニル
スルホン酸(塩)、(メタ)アリルスルホン酸(塩)、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
(塩)などの各種スルホン酸(塩)をあげることができ
る。
本発明において、共重合体を製造するには、重合開始剤
を用いて公知の方法により前記単量体成分を共重合させ
ればよい。共重合は溶媒中での重合や塊状重合などの方
法により行うことができる。
溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行うことがで
き、その際使用される溶媒としては、水;メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の
低級アルコール;ベンゼン、トルエン、キシレン、シク
ロヘキサン、n−ヘキサン、ジオキサン等の芳香族ある
いは脂肪族あるいは複素環式脂肪族炭化水素;酢酸エチ
ル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン化合物等
が挙げられる。原料単量体成分および得られる共重合体
の溶解性並びに該共重合体の使用時の便利さからは、炭
素数1〜4の低級アルコールよりなる群から選ばれた少
なくとも1種、あるいはこれらの低級アルコールと水と
の混合物を用いることが好ましい。炭素数1〜4の低級
アルコールの中でもメチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコールが特に有効である。
水/低級アルコール混合媒体中で重合を行う時は、重合
開始剤としてアンモニウムまたはアルカリ金属の過硫酸
塩あるいは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使用さ
れる。この際亜硫酸水素ナトリウム等の促進剤を併用す
ることもできる。また、低級アルコール、芳香族炭化水
素、脂肪族炭化水素、酢酸エチルあるいはケトン化合物
を溶媒とする重合には、ベンゾイルパーオキシドやラウ
ロイルパーオキシド等のパーオキシド;クメンハイドロ
パーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソ
ブチロニトリル等の脂肪族アゾ化合物等が重合開始剤と
して用いられる。この際アミン化合物等の促進剤を併用
することもできる。重合温度は、用いられる溶媒や重合
開始剤により適宜定められるが、通常0〜120℃の範囲
内で行われる。
塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド
やラウロイルパーオキシド等のパーオキシド;クメンハ
イドロパーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビ
スイソブチロニトリル等の脂肪族アゾ化合物等を用い、
50〜150℃の温度範囲内で行われる。
本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤として
有効な非イオン性共重合体の分子量は広い範囲のものが
使用できるが、分散剤としての分散能を充分発揮するた
めには、1000〜50万の範囲、特に5000〜30万の範囲が好
ましい。
また、このように共重合して得られた非イオン性共重合
体は、そのままでも石油系炭素質固体−水スラリー用分
散剤として使用できるが、必要に応じて、アルカリ金属
もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物および炭
酸塩、アンモニア、有機アミンなどの塩基性物質をpH調
整剤として添加したのち使用してもよい。
本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤の使用
量は特に限定されるものではなく、広い添加量範囲で有
効であるが、分散効果および経済性を考慮すれば、スラ
リー中の炭素質固体重量(ドライベース)に対して0.05
〜5重量%好ましくは0.1〜2重量%の範囲が望まし
い。
本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤は、微
粉砕された石油ピッチ、石油コークスなどの石油系炭素
質固体粉末、水および該分散剤を配合した水系スラリー
とすることにより用いられるが、スラリー化法としては
特に限定されるものではなく、いかなる方法も適用でき
る。たとえば、あらかじめハンマーミルやアトマイザー
などを用いて乾式微粉砕した石油系炭素質固体と水およ
び分散能剤とをニーダーあるいはホモジナイザーなどに
より混練してスラリー化する方法や、あらかじめ粗粉砕
された石油系炭素質固体と水および分散剤とをボールミ
ル・ロールミル・サイドミル・コロイドミルなどを用い
て湿式微粉砕してスラリー化する方法などが適用でる。
後者の場合、湿式微粉砕後、さらにニーダーやホモジナ
イザーなどを用いて混練してもよい。本発明の分散剤
は、水を含まない状態で使用してもよく、あらかじめ分
散剤を水に溶解または分散させてから用いてもよい。ま
た分散剤の所定量を全量一度に用いても、分割して用い
てもよい。
また、本発明の分散剤は、必要に応じて分散能を有する
各種重合体や界面活性剤、安定化剤、防錆剤、防食剤、
酸化防止剤、消泡剤、静電気帯電防止剤、可溶化剤など
と併用して用いてもよい。
(発明の効果) 本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤は、あ
る特定の非イオン性共重合体からなっており、石油系炭
素質固体の水中への分散能に極めて優れているため、少
量の添加でも高濃度で高流動性を有し、しかも長期間固
体粉末の沈降が起こりにくく安定な石油系炭素質固体−
水スラリーを提供できるものである。
本発明の分散剤を用いて得られる高濃度石油系炭素質固
体−水スラリーは、タンク貯蔵、パイプライン輸送、ボ
イラー直接燃焼などが効率よく行えるため、工業的に極
めて有用なエネルギー源となり、したがって、本発明の
石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤は固体燃料の利
用技術に大きく貢献できるものである。
(実施例) 次に本発明の石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤に
ついて、比較例および実施例をあげてさらに詳細に説明
するが、本発明はこれだけに限定されるものではない。
なお、例中特にことわりのない限り、部は重量部を表わ
すものとする。
参考例1 温度計、攪拌機、2本の滴下ロート、ガス導入管および
還流冷却器を備えたフラスコにトルエン50部を仕込み、
攪拌下にフラスコ内を窒素置換し、窒素気流下に100℃
に加熱した。その後、窒素気流下に同温度に維持しなが
ら、単量体(A)としてメトキシポリエチレングリコー
ルメタクリレート(1分子当り平均で23個のエチレンオ
キシド単位を含むもの、平均分子量1112)75部、単量体
(B)として2−エチルヘキシルメタクリレート(分子
量198)25部、およびトルエン50部からなる単量体混合
溶液を120分かけて滴下し、同時にもう一方の滴下ロー
トから、アゾビスイソブチロニトリル1.5部およびトル
エン50部からなる混合物を180分かけて滴下した。滴下
終了後さらに同温度で60分間維持し、重合を完結させ
た。次いで、トルエンを留去した後、得られた共重合体
を水400部に溶解させ、共重合体(1)の水溶液を得
た。この共重合体(1)の平均分子量は、ポリエチレン
グリコールを標品としてGPC法により測定した(以下の
参考例においても同様)結果、4万であった。
参考例2 参考例1において、単量体(A)として、ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート(商品名“ブレンマーPE
350"日本油脂(株)製、1分子当り平均で8個のエチレ
ンオキシド単位を含むもの、平均分子量438)10部およ
びメトキシポリエチレングリコールメタクリレート(1
分子当り平均で23個のエチレンオキシド単位を含むも
の、平均分子量1112)60部を用い、単量体(B)とし
て、スチレン(分子量104)30部を用い、さらにアゾビ
スイソブチロニトリルの量を3.0部とした以外は、参考
例1と同様の方法で重合を行ない、平均分子量1万の共
重合体(2)の水溶液を得た。
参考例3 参考例1において、単量体(A)として、エトキシポリ
エチレングリコールアクリレート(1分子当り平均で20
個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量98
0)60部を用い、単量体(B)として、フェノキシポリ
プロピレングリコール−ポリエチレングリコールアクリ
レート(1分子当り平均で15個のプロピレンオキシドと
5個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量12
38)30部および1−ブテン(分子量56)10部を用い、さ
らにアゾビスイソブチロニトリルの量を0.45部とした以
外は、参考例1と同様の方法で重合を行ない、平均分子
量10万の共重合体(3)の水溶液を得た。
参考例4 温度計、攪拌機、滴下ロート、ガス導入管および還流冷
却器を備えたフラスコに、トルエン100部並びに単量体
(A)としてメトキシポリエチレングリコール−ポリプ
ロピレングリコールアクリレート(1分子当り平均で40
個のエチレンオキシド10個のプロピレンオキシド単位を
含むもの、平均分子量2426)80部および単量体(B)と
してドデシルアクリレート(分子量240)20部からなる
単量体混合溶液を仕込み、攪拌下にフラスコ内を窒素置
換し、窒素気流下に80℃に加熱した。その後、窒素気流
下に同温度に維持しながら、滴下ロートから重合触媒と
してベンゾイルパーオキシド1部およびトルエン50部か
らなる混合物を240分かけて滴下した。滴下終了後さら
に同温度で120分間維持し、重合を完結させた。次い
で、トルエンを留去した後、得られた共重合体を水400
部に溶解させ、平均分子量20万の共重合体(4)の水溶
液を得た。
参考例5 参考例1において、単量体(A)としてエトキシポリエ
チレングリコールメタクリレート(1分子当り平均で50
個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量231
4)80部を用い、単量体(B)としてα−メチルスチレ
ン(分子量118)15部および1−デセン(分子量140)5
部を用い、さらにアゾビスイソブチロニトリルの量を0.
75部とした以外は、参考例1と同様の方法で重合を行な
い、平均分子量6万の共重合体(5)の水溶液を得た。
参考例6 温度計、攪拌機、2本の滴下ロート、ガス導入管および
還流冷却器を備えたフラスコにイソプロピルアルコール
50部を仕込み、攪拌下に窒素置換し、窒素気流下に80℃
に加熱した。その後、窒素気流下に同温度に維持しなが
ら、単量体(A)としてメトキシポリエチレングリコー
ルメタクリレート(1分子当り平均で35個のエチレンオ
キシド単位を含むもの、平均分子量1640)50部、単量体
(B)としてエチルメタクリレート(分子量114)25部
とスチレン(分子量104)15部、単量体(C)としてア
クリルアミド(分子量71)10部およびイソプロピルアル
コール50部からなる単量体混合溶液を120分かけて滴下
し、同時にもう一方の滴下ロートから、アゾビスジメチ
ルバレロニトリル1.5部およびイソプロピルアルコール5
0部からなる混合物を180分かけて滴下した。滴下終了
後、さらに同温度で60分間維持し、重合を完結させた。
次いで、イソプロピルアルコールを留去した後、得られ
た共重合体を水400部に溶解させ、平均分子量4万の共
重合体(6)の水溶性を得た。
参考例7 参考例6において、単量体(A)としてメトキシポリエ
チレングリコールアクリレート(1分子当り平均で50個
のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量2286)
58部、単量体(B)としてノニルフェノキシポリプロピ
レングリコール−ポリエチレングリコールメタクリレー
ト(1分子当り平均で10個のプロピレンオキシドと5個
のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量1089)
40部、イオン性単量体としてアクリル酸(分子量72)2.
0部およびイソプロピルアルコール50部からなる単量体
混合溶液を用いた以外は、参考例6と同様の方法で重合
を行ない、その後イソプロピルアルコールを留去した
後、得られた共重合体を25%アンモニア水1.5部と水か
らなる希アンモニア水400部に溶解させ、平均分子量4
万の共重合体(7)の水溶液を得た。
参考例8 参考例1において、単量体(A)としてn−プロポキシ
ポリエチレングリコールメタクリレート(1分子当り平
均で70個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子
量3208)60部を用い、単量体(B)としてフェニルアク
リレート(分子量148)40部を用い、さらにアゾビスイ
ソブチロニトリルの量を0.5部とした以外は、参考例1
と同様の方法で重合を行ない、平均分子量8万の共重合
体(8)の水溶液を得た。
参考例9 参考例1において、単量体(A)としてエトキシポリエ
チレングリコールアクリレート(1分子当り平均で20個
のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量980)9
5部を用い、単量体(B)としてスチレン(分子量104)
5部を用いた以外は、参考例1と同様の方法で重合を行
ない、平均分子量2万の比較共重合体(1)の水溶液を
得た。
参考例10 参考例6において、単量体(A)としてメトキシポリエ
チレングリコールアクリレート(1分子当り平均で40個
のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分子量1846)
50部、単量体(B)としてドデシルメタクリレート(分
子量254)30部、イオン性単量体としてアクリル酸(分
子量72)20部およびイソプロピルアルコール50部からな
る単量体混合溶液を用いた以外は、参考例6と同様の方
法で重合を行ない、その後イソプロピルアルコールを留
去した後、得られた共重合体を25%アンモニア水19部と
水からなる希アンモニア水400部に溶解させ、平均分子
量3万の比較共重合体(12)の水溶液を得た。
参考例11 参考例4において、トルエンの代わりにベンゼン100部
を用い、単量体(B)として1−デセン(分子量140)4
6.8部およびイオン性単量体として無水マレイン酸(分
子量98)32.6部からなる単量体混合溶液を用い、さらに
重合触媒としてベンゾイルパーオキシド2部およびベン
ゼン50部からなる混合物を用いた以外は、参考例4と同
様の方法により重合を行ない、その後ベンゼンを留去し
た後、得られた共重合体を6.65重合%水酸化ナトリウム
水溶液400部に溶解させ、平均分子量1万の比較共重合
体(3)の水溶液を得た。
参考例12 参考例6において、単量体(B)として2−エチルヘキ
シルアクリレート(分子量184)60部、イオン性単量体
としてアクリル酸(分子量72)40部およびイソプロピル
アルコール50部からなる単量体混合溶液を用いた以外
は、参考例6と同様の方法で重合を行ない、その後イソ
プロピルアルコールを留去した後、得られた共重合体を
25%アンモニア水38部と水からなる希アンモニア水400
部に溶解させ、平均分子量2万の比較共重合体(4)の
水溶液を得た。
参考例13 参考例1と同じ反応容器に水100部を仕込み、攪拌下に
フラスコ内を窒素置換し、窒素気流下に95℃に加熱し
た。その後、窒素気流下に同温度に維持しながら、単量
体(A)としてメトキシポリエチレングリコールアクリ
レート(1分子当り平均で40個のエチレンオキシド単位
を含むもの、平均分子量1846)60部、イオン性単量体と
してスチレンスルホン酸ナトリウム(分子量206)40部
および水150部からなる単量体混合溶液を120分かけて滴
下し、同時にもう一方の滴下ロートから過硫酸アンモニ
ウム1.0部および水50部からなる水溶液を140分かけて滴
下した。滴下終了後さらに同温度で60分間維持して重合
を完結させ、平均分子量5万の比較共重合体(5)の水
溶液を得た。
実施例1〜8 参考例1〜8で得られた共重合体(1)〜(8)のそれ
ぞれを分散剤として用いて、以下の方法により石油ピッ
チ−水スラリーを調製し、その粘度および静置安定性を
測定した。
内容積1の卓上型ニーダー(株式会社入江商会製、PN
V−1型)に、予め200メッシュパス率95重量%に微粉砕
された石油ピッチ(軟化点142℃、残留炭素分43%、灰
分0.1%以下)375部および共重合体(1)〜(8)のそ
れぞれを第1表の分散添加量となるように所定量溶解さ
せた水溶液125部をそれぞれとり、40rpmで30分間混練す
ることにより、75重量%の石油ピッチ粉末を含有する石
油ピッチ−水スラリーを調製した。
得られた石油ピッチ−水スラリーの粘度をブルックフィ
ールド型粘度計(ローターNO.4、50rpm)を用いて25℃
で測定した。
また、得られたスラリーをそれぞれ100mlの共栓付シリ
ンダーに100mlとり、室温で放置した。放置後、10日、2
0日および30日間経過後、ガラス棒を挿入してシリンダ
ー底部の石油ピッチ沈降層の量を測定することにより、
スラリーの静置安定性を評価した。なお評価基準は次の
とおりとした。
○:沈降量3vol%未満(対スラリー全量) △:沈降量3vol%以上10vol%未満 ×:沈降量10vol%以上 各実施例において使用した分散剤およびその添加量並び
に得られた石油ピッチ−水スラリーの粘度および静置安
定性の評価結果を第1表に示した。
比較例1〜9 参考例9〜13で得られた比較共重合体(1)〜(5)、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB17.
1)ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロッ
ク共重合体(HLB15.0)、ポリスチレンスルホン酸ナト
リウム(平均分子量1万)、およびナフタリンスルホン
酸ナトリウムのホルマリン縮合物(縮合度8)をそれぞ
れ分散剤として用いた以外は実施例1と同様の方法で石
油ピッチ−水スラリーの調製を試みたが、いずれも粘度
が高く、流動性のあるスラリーは得られなかった。
実施例9〜12 参考例1、3、5および7で得られた共重合体(1)、
(3)、(5)および(7)のそれぞれを分散剤として
用いて、以下の方法により石油コークス−水スラリーを
調製し、その粘度および静置安定性を測定した。
実施例1で使用したものと同じ卓上型ニーダーに、予め
200メッシュパス率86重量%に微粉砕された石油コーク
ス(残留炭素分92%、灰分0.1%以下)325部および共重
合体(1)、(3)、(5)、(7)のそれぞれを1.95
部(対石油コークスドライベース0.6重量%)溶解させ
た水溶液175部をそれぞれとり、40rpmで30分間混練する
ことにより、65重量%の石油コークス粉末を含有する石
油コークス−水スラリーを調製した。
得られた石油コークス−水スラリーの粘度および静置安
定性を実施例1と同様の方法で評価した。評価結果を第
2表に示した。
比較例10〜18 比較例1〜9で用いたものと同じ分散剤をそれぞれ用
い、実施例9と同様の方法で石油コークス−水スラリー
の調製を試みたが、いずれも粘度が高く、流動性のある
スラリーは得られなかった。
フロントページの続き (72)発明者 坂田 政幸 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14番1号 日 本触媒化学工業株式会社川崎研究所内 (72)発明者 後藤 隆清 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14番1号 日 本触媒化学工業株式会社川崎研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (ただし式中、R1は水素またはメチル基、Xは開環付加
    した2価の炭素数2〜4のアルキレンオキシド残基、m
    は平均で1〜100の数であり、R2は水素、炭素数1〜3
    のアルキル基または炭素数2〜3のアルケニル基を示
    す。)で表わされるポリアルキレングリコールモノ(メ
    タ)アクリレート系単量体(A)20〜90重量%、 一般式 (ただし式中、R3は水素またはメチル基であり、R4は炭
    素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基、
    アリール基を置換基としてもつアルキル基、環状アルキ
    ル基、環状アルケニル基、または複素環式化合物より誘
    導された1価の有機基を示す。)で表わされる(メタ)
    アクリレート系単量体(b−1)、 一般式 (ただし式中、R5は水素またはメチル基、Yは開環付加
    した2価の炭素数2〜4のアルキレンオキシド残基、n
    は平均で1〜30の数であり、R6は炭素数4〜30のアルキ
    ル基、アルケニル基、アリール基、アリール基を置換基
    としてもつアルキル基、環状アルキル基、環状アルケニ
    ル基または複素環式化合物より誘導された1価の有機基
    を示す。)で表わされるポリアルキレングリコールモノ
    (メタ)アクリレート系単量体(b−2)および 一般式 (ただし式中、R7は水素またはメチル基であり、R8は炭
    素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基、
    環状アルキル基、環状アルケニル基、または複素環式化
    合物より誘導された1価の有機基を示す。)で表わされ
    るビニル系単量体(b−3)よりなる群から選ばれた少
    なくとも一種の単量体(B)10〜80重量%、 並びにこれらの単量体と共重合可能な非イオン性単量体
    (C)0〜30重量%(ただし、単量体(A)、(B)お
    よび(C)の合計は100重量%である。)からなる単量
    体成分を重合して得られる非イオン性共重合体よりなる
    石油系炭素質固体−水スラリー用分散剤。
  2. 【請求項2】単量体(A)として、開環付加した2価の
    アルキレンオキシド残基としてエチレンオキシド残基を
    含んでなり、かつエチレンオキシドの付加モル数が全ア
    ルキレンオキシドの付加モル数に対して50モル%以上で
    あるものを用いる特許請求の範囲第1項に記載の分散
    剤。
  3. 【請求項3】単量体(B)が、炭素数1〜20のアルキル
    基を有するアルキル(メタ)アクリレート、フェニル
    (メタ)アクリレート、炭素数1〜10のアルキル基を置
    換基として有するアルキルフェニル(メタ)アクリレー
    ト、スチレンおよびα−メチルスチレンよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種の単量体である特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載の分散剤。
  4. 【請求項4】石油系炭素質固体が石油ピッチおよび/ま
    たは石油コークスである特許請求の範囲第1〜3項のい
    ずれかに記載の分散剤。
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