JPH07109099A - 階段用荷揚げ装置 - Google Patents
階段用荷揚げ装置Info
- Publication number
- JPH07109099A JPH07109099A JP28001993A JP28001993A JPH07109099A JP H07109099 A JPH07109099 A JP H07109099A JP 28001993 A JP28001993 A JP 28001993A JP 28001993 A JP28001993 A JP 28001993A JP H07109099 A JPH07109099 A JP H07109099A
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- rail
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイドレールを安定させて階段に設置でき、
円滑な台車の上げ下ろしが可能な階段用荷揚げ装置を提
供することにある。 【構成】 階段110上に該階段110の勾配に合わせ
て設置される梯子状ガイドレール10と、梯子状ガイド
レール10の上部を支持する上部支持部材13および下
端を支持する下端支持部材11と、梯子状ガイドレール
10に案内されて移動可能な荷揚用の台車20と、を含
み、梯子状ガイドレール10は、複数のガイド部材10
aが軸方向に間断なく接続されてなり、上部で曲線を描
いて階段110の最上段の床面上でほぼ水平になり、上
部支持部材13は高さ調整可能に形成されて梯子状ガイ
ドレール10を支持角度変化可能に支持し、下端支持部
材11は、くさび22を介して梯子状ガイドレール10
の横滑りを防止し、かつ、受け部11bにて固定部材1
4を支持して梯子状ガイドレール10の勾配に対応して
支持できることを特徴とする。
円滑な台車の上げ下ろしが可能な階段用荷揚げ装置を提
供することにある。 【構成】 階段110上に該階段110の勾配に合わせ
て設置される梯子状ガイドレール10と、梯子状ガイド
レール10の上部を支持する上部支持部材13および下
端を支持する下端支持部材11と、梯子状ガイドレール
10に案内されて移動可能な荷揚用の台車20と、を含
み、梯子状ガイドレール10は、複数のガイド部材10
aが軸方向に間断なく接続されてなり、上部で曲線を描
いて階段110の最上段の床面上でほぼ水平になり、上
部支持部材13は高さ調整可能に形成されて梯子状ガイ
ドレール10を支持角度変化可能に支持し、下端支持部
材11は、くさび22を介して梯子状ガイドレール10
の横滑りを防止し、かつ、受け部11bにて固定部材1
4を支持して梯子状ガイドレール10の勾配に対応して
支持できることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階段用荷揚げ装置に関
し、特に、階段の勾配や長さに対応しうる階段用荷揚げ
装置に関する。
し、特に、階段の勾配や長さに対応しうる階段用荷揚げ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の高所に荷物を搬送する荷揚げ装置
として、梯子状のガイドレールとこの梯子状ガイドレー
ルに回動自在に係合するローラを有する台車とを含み、
梯子状ガイドレールを建物の壁面に立て掛けて、台車に
連結したワイヤを上方に巻き上げて台車を引き上げ、台
車に積まれた荷物を高所に搬送するものがある。
として、梯子状のガイドレールとこの梯子状ガイドレー
ルに回動自在に係合するローラを有する台車とを含み、
梯子状ガイドレールを建物の壁面に立て掛けて、台車に
連結したワイヤを上方に巻き上げて台車を引き上げ、台
車に積まれた荷物を高所に搬送するものがある。
【0003】この荷揚げ装置は、建物の外から上階の窓
等の搬入口を経て、荷物を建物内に搬入できるようにし
たものである。したがって、この荷揚げ装置によれば、
荷物をほぼ垂直に持ち上げるようになっており、搬入口
の高さに対応できるように、2つのガイドレールの一部
を重複させ、この重複させた部分の長さを調整して、梯
子状ガイドレール全体の長さを変化できるようになって
いる。
等の搬入口を経て、荷物を建物内に搬入できるようにし
たものである。したがって、この荷揚げ装置によれば、
荷物をほぼ垂直に持ち上げるようになっており、搬入口
の高さに対応できるように、2つのガイドレールの一部
を重複させ、この重複させた部分の長さを調整して、梯
子状ガイドレール全体の長さを変化できるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、荷物を搬送
するときに作業者の負担となるのが、階段の上り下りで
ある。そこで、この階段での荷物の荷揚げ作業におい
て、上記荷揚げ装置を適用することも考えられる。
するときに作業者の負担となるのが、階段の上り下りで
ある。そこで、この階段での荷物の荷揚げ作業におい
て、上記荷揚げ装置を適用することも考えられる。
【0005】しかし、上記従来例によれば、垂直方向に
荷物を持ち上げるので、梯子状ガイドレールの下端にお
ける摩擦力が大きくなって横滑りすることが少なく、こ
の梯子状ガイドレールを安定させるのが容易であった
が、階段においては、この階段の勾配によって梯子状ガ
イドレールが横滑りし易くなるという問題があった。
荷物を持ち上げるので、梯子状ガイドレールの下端にお
ける摩擦力が大きくなって横滑りすることが少なく、こ
の梯子状ガイドレールを安定させるのが容易であった
が、階段においては、この階段の勾配によって梯子状ガ
イドレールが横滑りし易くなるという問題があった。
【0006】また、階段の上部において、梯子状ガイド
レールを支持するときに、階段の勾配が階段毎に異なる
ので、梯子状ガイドレールに固着された支持手段によっ
ては、この支持手段を真っ直ぐに位置させて適切に支持
することができないという問題があった。
レールを支持するときに、階段の勾配が階段毎に異なる
ので、梯子状ガイドレールに固着された支持手段によっ
ては、この支持手段を真っ直ぐに位置させて適切に支持
することができないという問題があった。
【0007】さらに、上記荷揚げ装置によれば、梯子状
ガイドレールの長さ調節のために、2つのガイドレール
を重複させて設けていたが、この構成では梯子状ガイド
レールに段差が生じてしまうので、この梯子状ガイドレ
ールを階段に載せたときの安定性に劣り、台車の円滑な
上げ下ろしができないという問題があった。
ガイドレールの長さ調節のために、2つのガイドレール
を重複させて設けていたが、この構成では梯子状ガイド
レールに段差が生じてしまうので、この梯子状ガイドレ
ールを階段に載せたときの安定性に劣り、台車の円滑な
上げ下ろしができないという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ガイドレールを安定させて階
段に設置でき、円滑な台車の上げ下ろしが可能な階段用
荷揚げ装置を提供することにある。
れたもので、その目的は、ガイドレールを安定させて階
段に設置でき、円滑な台車の上げ下ろしが可能な階段用
荷揚げ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、階段上に該階段の勾配に合
わせて設置されるガイドレールと、該ガイドレールの上
部を支持する上部支持部材および前記ガイドレールの下
端を支持する下端支持部材と、前記ガイドレールに案内
されて移動可能な荷揚用の台車と、この台車を引き上げ
るスピードコントロールウインチと、を含み、前記ガイ
ドレールは、複数のレール部材が軸方向に間断なく接続
されてなり、上部で曲線を描いて前記階段の最上段の床
面上でほぼ水平になり、前記上部支持部材は、高さ調整
可能に形成され、前記ガイドレールとの支持角度を変化
可能に該ガイドレールを前記床面上で支持し、前記下端
支持部材は、仮固定手段を介して前記ガイドレールの横
滑りを防止し、前記ガイドレールとの支持角度を変化可
能に該ガイドレールを支持する、ことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、階段上に該階段の勾配に合
わせて設置されるガイドレールと、該ガイドレールの上
部を支持する上部支持部材および前記ガイドレールの下
端を支持する下端支持部材と、前記ガイドレールに案内
されて移動可能な荷揚用の台車と、この台車を引き上げ
るスピードコントロールウインチと、を含み、前記ガイ
ドレールは、複数のレール部材が軸方向に間断なく接続
されてなり、上部で曲線を描いて前記階段の最上段の床
面上でほぼ水平になり、前記上部支持部材は、高さ調整
可能に形成され、前記ガイドレールとの支持角度を変化
可能に該ガイドレールを前記床面上で支持し、前記下端
支持部材は、仮固定手段を介して前記ガイドレールの横
滑りを防止し、前記ガイドレールとの支持角度を変化可
能に該ガイドレールを支持する、ことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
おいて、前記下端支持部材は、くさびを打ち込んで前記
ガイドレールの横滑りを防止することを特徴とする。
おいて、前記下端支持部材は、くさびを打ち込んで前記
ガイドレールの横滑りを防止することを特徴とする。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2において、前記台車は、前記スピードコ
ントロールウインチにより前記ガイドレール上を移動す
ることを特徴とする。
または請求項2において、前記台車は、前記スピードコ
ントロールウインチにより前記ガイドレール上を移動す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、ガイドレールが、複数のレー
ル部材を軸方向に間断なく接続してなるので、階段の長
さに応じてレール部材の数を変えて、ガイドレール全体
の長さを変えることができる。
ル部材を軸方向に間断なく接続してなるので、階段の長
さに応じてレール部材の数を変えて、ガイドレール全体
の長さを変えることができる。
【0013】また、上部支持部材は、ガイドレールの高
さに対応する高さに調整できて、しかもガイドレールと
なす支持角度を変化させることができる。したがって、
種々の階段の勾配や長さに対応して、ガイドレールを支
持し、安定を図ることができる。
さに対応する高さに調整できて、しかもガイドレールと
なす支持角度を変化させることができる。したがって、
種々の階段の勾配や長さに対応して、ガイドレールを支
持し、安定を図ることができる。
【0014】そして、下端支持部材は、仮固定手段を介
してガイドレールを横滑りしないようにするとともに、
この下端支持部材も、ガイドレールとなす支持角度を変
化できるので、種々の階段の勾配に対応させることがで
きる。
してガイドレールを横滑りしないようにするとともに、
この下端支持部材も、ガイドレールとなす支持角度を変
化できるので、種々の階段の勾配に対応させることがで
きる。
【0015】こうして、本願発明によれば、階段上にガ
イドレールをしっかりと設置することができる。
イドレールをしっかりと設置することができる。
【0016】そして、本発明では、台車はスピードコン
トロールウインチにて引き上げられるので、階段の最上
段の床面上で水平になるガイドレールに対応して、台車
が水平になるときに安全性を保てるように該台車の速度
を調節して、積荷を安全に取り込むことができる。
トロールウインチにて引き上げられるので、階段の最上
段の床面上で水平になるガイドレールに対応して、台車
が水平になるときに安全性を保てるように該台車の速度
を調節して、積荷を安全に取り込むことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る荷揚装置につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、階段上に設置された荷揚装置の下
部を示す側面概略図であり、図2は、この荷揚装置の上
部を示す側面概略図である。なお、本実施例において、
階段110は地盤100上に構築されている。
部を示す側面概略図であり、図2は、この荷揚装置の上
部を示す側面概略図である。なお、本実施例において、
階段110は地盤100上に構築されている。
【0019】荷揚装置1は、梯子状ガイドレール10
と、下端支持部材11および上部支持部材13と、台車
20と、巻上装置30とを有してなる。そして、図3
は、台車20および梯子状ガイドレール10の拡大斜視
図である。
と、下端支持部材11および上部支持部材13と、台車
20と、巻上装置30とを有してなる。そして、図3
は、台車20および梯子状ガイドレール10の拡大斜視
図である。
【0020】梯子状ガイドレール10は、図3に示すよ
うに、一対のレール部材12、12をほぼ平行に配置し
て複数の固定部材14にて固定したもので、アルミニウ
ム合金等の金属で製作される。また、この梯子状ガイド
レール10は、複数のガイド部材10aに分解可能にな
っており、各ガイド部材10aに形成された嵌合用凸部
と嵌合用凹部(図示せず)とを嵌め込んで軸方向に接続
して、梯子状ガイドレール10が構成されるようになっ
ている。
うに、一対のレール部材12、12をほぼ平行に配置し
て複数の固定部材14にて固定したもので、アルミニウ
ム合金等の金属で製作される。また、この梯子状ガイド
レール10は、複数のガイド部材10aに分解可能にな
っており、各ガイド部材10aに形成された嵌合用凸部
と嵌合用凹部(図示せず)とを嵌め込んで軸方向に接続
して、梯子状ガイドレール10が構成されるようになっ
ている。
【0021】また、梯子状ガイドレール10は、図2に
示すように、上部が曲線を描いて階段110の最上部の
床面とほぼ平行になるよう形成されている。このため、
梯子状ガイドレール10の上端部には、曲線部を有する
上部ガイド部材10bが取り付けられており、この上部
ガイド部材10bは、荷揚装置1を設置する階段110
の勾配に対応した曲線を描くのに最も適した形状になっ
ている。
示すように、上部が曲線を描いて階段110の最上部の
床面とほぼ平行になるよう形成されている。このため、
梯子状ガイドレール10の上端部には、曲線部を有する
上部ガイド部材10bが取り付けられており、この上部
ガイド部材10bは、荷揚装置1を設置する階段110
の勾配に対応した曲線を描くのに最も適した形状になっ
ている。
【0022】レール部材12は、断面コ字状の部材で
(図7参照)、コ字状の凹部17を互いに外側に向けて
固定部材14にて固定されており、このコ字状の凹部1
7にて台車20のローラ40を案内するようになってい
る。
(図7参照)、コ字状の凹部17を互いに外側に向けて
固定部材14にて固定されており、このコ字状の凹部1
7にて台車20のローラ40を案内するようになってい
る。
【0023】梯子状ガイドレール10の下端は、下端支
持部材11にて支持されている。この下端支持部材11
の側面図を図4(1)に示し、平面図を同図(2)に示
す。これらの図において、下端支持部材11は、平板状
本体11aの中央に受け部11bが設けられ、平板状本
体11aの一対の対向辺に固定リング11cが設けられ
ている。
持部材11にて支持されている。この下端支持部材11
の側面図を図4(1)に示し、平面図を同図(2)に示
す。これらの図において、下端支持部材11は、平板状
本体11aの中央に受け部11bが設けられ、平板状本
体11aの一対の対向辺に固定リング11cが設けられ
ている。
【0024】そして、受け部11bにて梯子状ガイドレ
ール10の固定部材14を支持し、固定部材14がヒン
ジ軸となって、梯子状ガイドレール10と下端支持部材
11との支持角度を変化可能にして、この梯子状ガイド
レール10を支持できるようになっている。また、固定
リング11cには、図1に示すように、くさび22を打
ち込んで下端支持部材11を仮固定して、梯子状ガイド
レール10の下端をしっかり支持し、梯子状ガイドレー
ル10が横滑りしないようになっている。こうして、梯
子状ガイドレール10は、階段110の勾配に対応した
支持角度でしっかりと下端支持部材11にて支持され
る。
ール10の固定部材14を支持し、固定部材14がヒン
ジ軸となって、梯子状ガイドレール10と下端支持部材
11との支持角度を変化可能にして、この梯子状ガイド
レール10を支持できるようになっている。また、固定
リング11cには、図1に示すように、くさび22を打
ち込んで下端支持部材11を仮固定して、梯子状ガイド
レール10の下端をしっかり支持し、梯子状ガイドレー
ル10が横滑りしないようになっている。こうして、梯
子状ガイドレール10は、階段110の勾配に対応した
支持角度でしっかりと下端支持部材11にて支持され
る。
【0025】また、梯子状ガイドレール10の上部は上
部支持部材13にて支持され、この上部支持部材13
は、第1支持部材16と第2支持部材18とからなる。
そして、第1支持部材16は、梯子状ガイドレール10
において曲線部付近を支持し、第2支持部材18は梯子
状ガイドレール10の端部を支持している。図5(1)
は第1支持部材16の側面図、同図(2)は第1支持部
材16の正面図であり、図6(1)は第2支持部材18
の側面図、同図(2)は第2支持部材18の正面図であ
る。
部支持部材13にて支持され、この上部支持部材13
は、第1支持部材16と第2支持部材18とからなる。
そして、第1支持部材16は、梯子状ガイドレール10
において曲線部付近を支持し、第2支持部材18は梯子
状ガイドレール10の端部を支持している。図5(1)
は第1支持部材16の側面図、同図(2)は第1支持部
材16の正面図であり、図6(1)は第2支持部材18
の側面図、同図(2)は第2支持部材18の正面図であ
る。
【0026】図5において、第1支持部材16は、パイ
プをほぼ逆U字状に屈曲成形した支持本体16aに、脚
部となる支持脚部16bを挿入して、調節ねじ16cに
て高さを調整できるようになっている。また、この第1
支持部材16は、上部にフック16dが取り付けられ
て、図2に示すように、このフック16dを締結ねじ1
6eにて固定部材14に締め付けて梯子状ガイドレール
10を支持できるようになっている。また、フック16
dは、固定部材14を引っ掛けて締め付けるものなの
で、この第1支持部材16が直立するように、梯子状ガ
イドレール10と支持本体16aとの支持角度を調整し
てから締め付けられるようになっている。
プをほぼ逆U字状に屈曲成形した支持本体16aに、脚
部となる支持脚部16bを挿入して、調節ねじ16cに
て高さを調整できるようになっている。また、この第1
支持部材16は、上部にフック16dが取り付けられ
て、図2に示すように、このフック16dを締結ねじ1
6eにて固定部材14に締め付けて梯子状ガイドレール
10を支持できるようになっている。また、フック16
dは、固定部材14を引っ掛けて締め付けるものなの
で、この第1支持部材16が直立するように、梯子状ガ
イドレール10と支持本体16aとの支持角度を調整し
てから締め付けられるようになっている。
【0027】図6において、第2支持部材18は、ほぼ
逆U字状に屈曲成形された2本のパイプを平行に並べて
これらのパイプの上端が連結棒にて連結された支持本体
18aに、脚部となる支持脚部18bを挿入して、調節
ねじ18cにて高さを調整できるようになっている。ま
た、この第2支持部材18にも、上部にフック18dが
取り付けられて、図2に示すように、このフック18d
を締結ねじ18eにて固定部材14に締め付けて梯子状
ガイドレール10を支持できるようになっている。ま
た、フック18dも、固定部材14を引っ掛けて締め付
けるものなので、この第2支持部材18が直立するよう
に、梯子状ガイドレール10と支持本体18aとの支持
角度を調整してから締め付けられるようになっている。
逆U字状に屈曲成形された2本のパイプを平行に並べて
これらのパイプの上端が連結棒にて連結された支持本体
18aに、脚部となる支持脚部18bを挿入して、調節
ねじ18cにて高さを調整できるようになっている。ま
た、この第2支持部材18にも、上部にフック18dが
取り付けられて、図2に示すように、このフック18d
を締結ねじ18eにて固定部材14に締め付けて梯子状
ガイドレール10を支持できるようになっている。ま
た、フック18dも、固定部材14を引っ掛けて締め付
けるものなので、この第2支持部材18が直立するよう
に、梯子状ガイドレール10と支持本体18aとの支持
角度を調整してから締め付けられるようになっている。
【0028】こうして、第1支持部材16および第2支
持部材16にて、梯子状ガイドレール10を安定して支
持することができる。
持部材16にて、梯子状ガイドレール10を安定して支
持することができる。
【0029】次に、台車20は、図2に示すように、移
動台50と荷台60と連結部材70とを有してなる。
動台50と荷台60と連結部材70とを有してなる。
【0030】移動台50には脚部54が設けられ、この
脚部54の端部にローラ40が回動自在に設けられてい
る。そして、ローラ40は、レール部材12の断面コ字
状の凹部17に係合して案内されるようになっている。
脚部54の端部にローラ40が回動自在に設けられてい
る。そして、ローラ40は、レール部材12の断面コ字
状の凹部17に係合して案内されるようになっている。
【0031】このレール部材12の凹部17とローラ4
0との係合状態を、これら以外の部材を省略して図7に
示す。同図において、ローラ40は、小径ローラ40a
と大径ローラ40bとが結合されてなり、小径ローラ4
0aはレール部材12の凹部17内側で回動可能な大き
さを有し、大径ローラ40bは前記凹部17の開口端1
7aにて側面が摺接する大きさを有している。そして、
小径ローラ40aの外周面が前記凹部17の内側面17
bにて案内され、大径ローラ40bの側面が前記凹部1
7の開口端17aにて案内される。
0との係合状態を、これら以外の部材を省略して図7に
示す。同図において、ローラ40は、小径ローラ40a
と大径ローラ40bとが結合されてなり、小径ローラ4
0aはレール部材12の凹部17内側で回動可能な大き
さを有し、大径ローラ40bは前記凹部17の開口端1
7aにて側面が摺接する大きさを有している。そして、
小径ローラ40aの外周面が前記凹部17の内側面17
bにて案内され、大径ローラ40bの側面が前記凹部1
7の開口端17aにて案内される。
【0032】次に、荷台60は荷物を積載する台である
が、荷物は一般にこの荷台60よりも大きいものである
ので、図3に示すように単に枠体60aのみで荷物を積
載するようになっている。
が、荷物は一般にこの荷台60よりも大きいものである
ので、図3に示すように単に枠体60aのみで荷物を積
載するようになっている。
【0033】そして、枠体60aの前部に脚部61が設
けられ、この脚部61の直ぐ後方に連結部材70との接
続用の接続部材68が固着されている。
けられ、この脚部61の直ぐ後方に連結部材70との接
続用の接続部材68が固着されている。
【0034】脚部61の下端部には、揺動台72が揺動
自在にピン結合され、この揺動台72の前後端部には、
ローラ40が回動自在にピン結合されている。この揺動
台72のローラ40も、上記台車20のローラ40と同
様に形成されて、レール部材12に係合して案内される
ようになっている。また、揺動台72が揺動すること
で、梯子状ガイドレールの曲線部に沿ってこの揺動台7
2が案内される。
自在にピン結合され、この揺動台72の前後端部には、
ローラ40が回動自在にピン結合されている。この揺動
台72のローラ40も、上記台車20のローラ40と同
様に形成されて、レール部材12に係合して案内される
ようになっている。また、揺動台72が揺動すること
で、梯子状ガイドレールの曲線部に沿ってこの揺動台7
2が案内される。
【0035】次に、連結部材70は、図2に示すよう
に、一端が、荷台60に固着された接続部材68に回動
自在にピン結合され、他端が、移動台50の前端部に動
かないよう固着されている。こうして連結部材70が荷
台60と移動台50とを連結するので、上記揺動台72
のローラ40が梯子状ガイドレール10の曲線部を通る
にしたがって、荷台60が図2中矢印方向に回動する。
に、一端が、荷台60に固着された接続部材68に回動
自在にピン結合され、他端が、移動台50の前端部に動
かないよう固着されている。こうして連結部材70が荷
台60と移動台50とを連結するので、上記揺動台72
のローラ40が梯子状ガイドレール10の曲線部を通る
にしたがって、荷台60が図2中矢印方向に回動する。
【0036】次に、巻上装置30は、移動台50の後端
部に一端が連結されたワイヤ32と、複数の案内ローラ
34で案内してこのワイヤ32を巻き取る駆動装置36
とを有してなり、ワイヤ32を巻き取ることで台車20
が梯子状ガイドレール10に沿って上昇し、ワイヤ32
を巻き戻すことで台車20が下降するようになってい
る。そして、駆動装置36は、図示しない制御回路に
て、台車20が水平になる手前で速度を落とし、安全な
速度で台車を水平状態にできるようになっている。
部に一端が連結されたワイヤ32と、複数の案内ローラ
34で案内してこのワイヤ32を巻き取る駆動装置36
とを有してなり、ワイヤ32を巻き取ることで台車20
が梯子状ガイドレール10に沿って上昇し、ワイヤ32
を巻き戻すことで台車20が下降するようになってい
る。そして、駆動装置36は、図示しない制御回路に
て、台車20が水平になる手前で速度を落とし、安全な
速度で台車を水平状態にできるようになっている。
【0037】本実施例は上記のように構成されており、
荷揚装置1にて荷揚げを行うには、まず、図1に示すよ
うに、地盤100の所定位置に下端支持部材11を設置
し、固定リング11cにくさび22を打ち込んで下端支
持部材11を固定する。そして、この下端支持部材11
の受け部11bに、梯子状ガイドレール10の固定部材
14を支持させて階段110上に、この梯子状ガイドレ
ール10を設置する。また、梯子状ガイドレール10の
上部においては、上述したようにして固定部材に第1支
持部材16および第2支持部材18を取り付けて、この
梯子状ガイドレール10の支持を図る。
荷揚装置1にて荷揚げを行うには、まず、図1に示すよ
うに、地盤100の所定位置に下端支持部材11を設置
し、固定リング11cにくさび22を打ち込んで下端支
持部材11を固定する。そして、この下端支持部材11
の受け部11bに、梯子状ガイドレール10の固定部材
14を支持させて階段110上に、この梯子状ガイドレ
ール10を設置する。また、梯子状ガイドレール10の
上部においては、上述したようにして固定部材に第1支
持部材16および第2支持部材18を取り付けて、この
梯子状ガイドレール10の支持を図る。
【0038】そして、台車20を梯子状ガイドレール1
0の下部に位置させて、荷台60に荷物を積載し、駆動
装置36の電源スイッチ(図示せず)をいれて、ワイヤ
32を巻き上げて台車20を引き上げる。そうすると、
台車20は梯子状ガイドレール10に案内されて上昇す
る。
0の下部に位置させて、荷台60に荷物を積載し、駆動
装置36の電源スイッチ(図示せず)をいれて、ワイヤ
32を巻き上げて台車20を引き上げる。そうすると、
台車20は梯子状ガイドレール10に案内されて上昇す
る。
【0039】そして、台車20の揺動台72が、梯子状
ガイドレール10の曲線部に差し掛かると、この揺動台
72は、後続する移動台50の進行方向と交差する方向
に進行し、移動台50に固着された連結部材70にて荷
台60が水平方向に回動させられて、荷台60に載置さ
れた荷物を下ろしやすくなる。こうして、荷揚装置1に
よる荷揚げ作業を行う。
ガイドレール10の曲線部に差し掛かると、この揺動台
72は、後続する移動台50の進行方向と交差する方向
に進行し、移動台50に固着された連結部材70にて荷
台60が水平方向に回動させられて、荷台60に載置さ
れた荷物を下ろしやすくなる。こうして、荷揚装置1に
よる荷揚げ作業を行う。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、上記実施例では、嵌合用凸部と嵌合用
凹部とを嵌め込んでガイド部材10a同士を接続した
が、この接続の方法はかかる手段による場合に限定され
ない。例えば、ガイド部材10a同士を継手にて接続し
ても良い。
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、上記実施例では、嵌合用凸部と嵌合用
凹部とを嵌め込んでガイド部材10a同士を接続した
が、この接続の方法はかかる手段による場合に限定され
ない。例えば、ガイド部材10a同士を継手にて接続し
ても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガイドレールが複数のレール部材を軸方向に間断なく接
続してなるので、ガイドレール全体の長さを階段の長さ
に応じたものにできるという効果がある。
ガイドレールが複数のレール部材を軸方向に間断なく接
続してなるので、ガイドレール全体の長さを階段の長さ
に応じたものにできるという効果がある。
【0042】また、上部支持部材および下端支持部材に
よって、種々の階段の勾配や長さに対応させてガイドレ
ールをしっかり支持でき、安定を図ることができるとい
う効果がある。
よって、種々の階段の勾配や長さに対応させてガイドレ
ールをしっかり支持でき、安定を図ることができるとい
う効果がある。
【0043】そして、スピードコントロールウインチに
台車の速度を調節して、台車が水平になるときに安全性
を保って、積荷を安全に取り込むことができるという効
果がある。
台車の速度を調節して、台車が水平になるときに安全性
を保って、積荷を安全に取り込むことができるという効
果がある。
【図1】階段上に設置された荷揚装置の下部を示す側面
概略図である。
概略図である。
【図2】図1の荷揚装置の上部を示す側面概略図であ
る。
る。
【図3】台車および梯子状ガイドレールの拡大斜視図で
ある。
ある。
【図4】(1)は下端支持部材の側面図、(2)は下端
支持部材の平面図である。
支持部材の平面図である。
【図5】(1)は第1支持部材の側面図、(2)は第1
支持部材の正面図である。
支持部材の正面図である。
【図6】(1)は第2支持部材の側面図、(2)は第2
支持部材の正面図である。
支持部材の正面図である。
【図7】レール部材の凹部とローラとの係合状態を、こ
れら以外の部材を省略して示した斜視図である。
れら以外の部材を省略して示した斜視図である。
1 荷揚装置 10 梯子状ガイドレール 10a ガイド部材 11 下端支持部材 11b 受け部 13 上部支持部材 14 固定部材 20 台車 22 くさび 60 荷台 110 階段
Claims (3)
- 【請求項1】 階段上に該階段の勾配に合わせて設置さ
れるガイドレールと、該ガイドレールの上部を支持する
上部支持部材および前記ガイドレールの下端を支持する
下端支持部材と、前記ガイドレールに案内されて移動可
能な荷揚用の台車と、この台車を引き上げるスピードコ
ントロールウインチと、を含み、 前記ガイドレールは、複数のレール部材が軸方向に間断
なく接続されてなり、上部で曲線を描いて前記階段の最
上段の床面上でほぼ水平になり、 前記上部支持部材は、高さ調整可能に形成され、前記ガ
イドレールとの支持角度を変化可能に該ガイドレールを
前記床面上で支持し、 前記下端支持部材は、仮固定手段を介して前記ガイドレ
ールの横滑りを防止し、前記ガイドレールとの支持角度
を変化可能に該ガイドレールを支持する、 ことを特徴とする階段用荷揚げ装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記下端支持部材は、くさびを打ち込んで前記ガイドレ
ールの横滑りを防止することを特徴とする階段用荷揚げ
装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記台車は、前記スピードコントロールウインチにより
前記ガイドレール上を移動することを特徴とする階段用
荷揚げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28001993A JPH07109099A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 階段用荷揚げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28001993A JPH07109099A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 階段用荷揚げ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109099A true JPH07109099A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17619172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28001993A Withdrawn JPH07109099A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 階段用荷揚げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109099A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6399523B1 (en) | 1995-12-06 | 2002-06-04 | Asahi Doken Kabushiki Kaisha | Water retention net |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP28001993A patent/JPH07109099A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6399523B1 (en) | 1995-12-06 | 2002-06-04 | Asahi Doken Kabushiki Kaisha | Water retention net |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |