JPH07108699A - 画像記録方法及び装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置

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JPH07108699A
JPH07108699A JP5257937A JP25793793A JPH07108699A JP H07108699 A JPH07108699 A JP H07108699A JP 5257937 A JP5257937 A JP 5257937A JP 25793793 A JP25793793 A JP 25793793A JP H07108699 A JPH07108699 A JP H07108699A
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JP5257937A
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English (en)
Inventor
Naohiro Ozawa
直弘 小沢
Yasuo Otsuka
康男 大塚
Akihiro Asada
昭広 浅田
Toyota Honda
豊太 本多
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Yasuyuki Kojima
康行 小嶋
Toshio Tanizoe
利生 谷添
Hiroshi Minoda
博 箕田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヘッド温度出力のA/D変換器を他のA/D
変換器と共用して、高速かつ低価格な記録装置。 【構成】 記録ヘッドを備えた記録手段311と、ヘッ
ド温度検出手段と、記録の走査タイミングを制御するモ
ード制御手段401と、記録データの蓄積手段と、記録
データのヘッドへの転送を制御する転送制御手段341
と、ヘッド温度および他の出力信号を切り替える切り替
え手段と、切り替えのタイミングを制御する切り替え信
号4013発生手段と、切り替え手段より出力される信
号をディジタルデータに変換するA/D変換器31によ
り構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録バッファと感熱記
録手段を有し、読み取った画像を記録紙上に記録する、
コピー装置、プリント装置ならびに、ファクシミリ装置
等に関し、特に、記録ヘッドの温度管理手段の安価な画
像記録方法及び装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】画像の感熱記録は、一般に感熱記録ヘッ
ドにより熱エネルギーを供給し、感熱記録紙あるいは、
感熱転写インクと記録紙の組合せによる記録媒体を用い
て、熱エネルギーを画像として記録する方法が知られて
いる。記録紙に印字される画像の濃度は、ヘッドに印加
される記録エネルギー(=印加電力×印加時間)とヘッ
ド温度と環境温度により決定され、印加エネルギーの調
整は印加時間を制御することで行なわれる。従って、記
録に必要な印字濃度を得られる必要記録エネルギーを達
成できる、適切な印加時間を得るためには、ヘッド温度
や環境温度を検出し、温度が低いほど記録エネルギーは
高く、温度が高くなるほど記録エネルギーは低くする印
画制御が必要である。ヘッド温度は、通常サーミスタに
よるアナログ信号をA/D変換器にて変換し、ディジタ
ルデータとして処理を行う。
【0003】これらの公知技術としては、特公昭55−
10383、特公平4−1206などがある。また、コ
ピー装置では、上記記録手段の他に、読み取り手段を必
要とするが、画像の読取りは、一般にCCDなどの光電
変換素子を用いたイメージセンサと光源とを組合せて、
空間サンプリングと時間サンプリングによって、原稿上
の画像を電気信号化する。(大島光雄著:「イメージセ
ンサの選び方・使い方」日刊工業新聞社、ISBN 4
−526−01811−2、昭60)イメージセンサの
信号出力は、アナログ出力のため、多値の階調で信号処
理する場合にはA/D変換器が必要になる。
【0004】以上、説明したように、感熱記録では、温
度検出のためにA/D変換器は必要であり、装置として
みた場合には、他の温度検出や信号などで他のA/D変
換器が必要になる。記録装置と読み取り装置を組み合わ
せたコピー装置の場合には、温度検出のA/D変換器と
イメージセンサ出力のディジタル化のためのA/D変換
器の、少なくとも2つのA/D変換器を必要とする。ま
た、コピー装置では、センサ光電変換による画像読取り
の読取り周期が、一定となるため、これらを組み合わせ
たコピー動作においては、記録周期が長く必要な場合に
は、記録周期に合わせて、読取りにおける光源をの弱く
設定したり、読取り周期が長く必要な場合には、読取り
動作に合わせて記録電圧を調整し、所定の記録エネルギ
ーを得るようにして、コピー動作の周期を、一定にして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の技術においては、記録動作速度は可変であるが、
記録紙搬送手段の軸のねじれやギアの噛み合い、バック
ラッシュを考慮すると、記録周期を変化させると、記録
紙の速度追従性が悪くなり、画質劣化が生じるため、速
度を一定にする必要がある。記録周期は、ヘッドに供給
する電力およびヘッドの温度に大きく依存するため、ヘ
ッド温度と電源の容量を考慮した、適切な記録周期で、
印加エネルギーを記録ヘッドに供給する必要がある。
【0006】また、ユーザが記録を行う場合に、以下の
要望が考えられる。 (1)安価な記録装置が欲しい。 (2)記録時間を短くしたい。(高速な記録装置が欲し
い) 低価格な記録装置を提供するには、装置の構成部品数の
削減が必須であるが、前述した、A/D変換器の兼用
が、新たな技術課題となる。また、コピー装置の場合に
は、読み取りと記録の両動作を同時に行なう、コピー動
作において、センサ出力のA/D変換とサーミスタ出力
のA/D変換を時系列に処理するために、高速でコピー
を行なうことへの障害となる。つまり、画質の劣化がほ
とんど無く、安価で高速な記録が行いたいという要求が
発生するが、従来技術では、これらの要求を満足できな
いという問題点がある。本発明は、係る問題点を解消
し、記録ヘッドの温度検出用サーミスタのA/D変換器
を他のA/D変換器と共用して、高速、かつ、低価格な
記録装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記、問題点を解決する
ためには、記録ヘッド、サーミスタによるヘッド温度検
出手段、搬送ローラ、駆動手段による記録手段と、これ
を制御する記録制御手段と、サーミスタ出力をディジタ
ルデータに変換するA/D変換器と、これに接続した切
り替えスイッチと、記録データを蓄える蓄積手段と、記
録データのヘッドへの転送のタイミングを制御するデー
タ転送制御手段を設けるとともに、記録制御手段中に、
記録ヘッドに通電するストローブデータを記録ヘッドの
温度に応じて蓄えて、発熱を制御するとともに、記録時
には、記録開始直前およびNライン毎(Nは2以上の整
数)に、切り替え手段により、ヘッド温度を読み取り、
該ヘッド温度に応じたストローブデータを記録ヘッドに
送り、データ転送制御手段により選択された画像信号お
よびタイミングで、記録動作を行なうことにより達成で
きる。
【0008】A/D変換器の兼用については、コピー動
作を例として、以下説明する。コピー動作における問題
点を解決するためには、上記のイメージセンサ出力のA
/D変換器と記録ヘッドのサーミスタ出力のA/D変換
器を共用し、該A/D変換器の手前にセンサ出力とサー
ミスタ出力を切り替えるスイッチを設け、該スイッチの
切り替えを、モード制御手段により行ない、1ライン中
(1副走査)に1回センサを走査させ、データを有効と
し、記録ヘッドに送るが、nライン(nは2ライン以
上、記録距離にして1cmから10cm程度)に1回、
スイッチをサーミスタに切り替え、温度データを記録制
御手段に読み込むとともに、読み取り手段においては、
温度を読みとったラインのデータは、前ラインで読みと
ったデータを使用することにより(前値補間)、コピー
動作を行なうことで、達成できる。
【0009】
【作用】上記、記録手段では、記録開始直前、および、
Nライン毎に温度出力を読みとるため、温度によるスト
ローブデータで印字を行い、適切な印字エネルギーにて
記録を行うことができる。また、Nラインに1度だけ、
記録データを前ラインと同じデータで補間するため、ヘ
ッド温度のA/D変換により、他のA/D変換動作を阻
止するような場合でも、ヘッドデータを処理する時間を
解放できるので、動作上の問題を解消する事が可能であ
る。また、上記、コピーの手段では、コピー動作の読み
取りにおいては、1ライン中にセンサを読み取り、記録
を行うが、Nラインに1回、センサ出力を読み取らず、
ヘッド温度を読み取り、記録におけるストローブデータ
を補正するとともに、ヘッド温度読み取りラインの読み
取りデータを、前ラインの読み取りデータで補間するた
め、前記、記録手段と同様な効果により、ヘッド温度の
違いに応じたエネルギーを記録ヘッドに与えることがで
き、十分な発色を得ることができる。
【0010】ただし、本手段の特長は、以下の2点のに
より、記録画質が損なわれる可能性があることである。 (1)サーミスタ温度の読み取りが、nライン毎のた
め、記録するデータによっては、温度上昇を性格に追従
できない。 (2)nラインに1回、副走査方向の線密度が倍になる
ため、記録品質が落ちる。 しかし、例えば200dpi(Dot Per Inc
h)のコピー装置の場合では、 (a)記録ヘッドの温度上昇は、全ドット黒を印字した
場合に、たかだか0.2〜0.5℃/cmであり、通常
の装置の使用温度範囲(5〜60℃)では6ビットのA
/D変換により、温度解像度は約1℃となり、毎ライン
温度を検出、制御をかけるのと、ほぼ同じである。 (b)1ラインの副走査方向幅は、130ミクロンメー
トル程度であり、数cmに1本だけ、260ミクロンメ
ートル幅のラインが存在しても、判別することは難し
い。 という、実験結果が得られており、実用上、問題になら
ないことが確認された。
【0011】
【実施例】図1に、本発明による記録装置の構成図の一
実施例を示す。本実施例では、説明を分かりやすくする
ために、コピー装置における、記録装置による実施例を
示し、A/D変換を共用する信号を、記録ヘッドの温度
出力と読み取りセンサの画像信号として説明する。コピ
ー装置は、全体の制御を行なうコントローラ101と、
システムバス、データバス102と、コピー装置の操作
を行なうための操作パネル103と、原稿2の情報を読
みとる読み取り手段211と、読み取り手段211を制
御して読み取り動作を行なう読み取り制御手段201
と、読み取りデータから単純に或スレッシュレベルによ
り2値画像に変換、あるいはディザ方式や誤差拡散方式
により2値画像による中間調表現を行なう信号処理手段
221と、感熱紙や熱転写インクを用いた熱記録媒体に
よる記録紙3に画像を記録する記録手段311とを備え
る。
【0012】図2に示すように、記録手段311中には
記録ヘッド312上に設けられて、記録ヘッド312の
基板温度を検出するサーミスタ313と、ヘッド温度出
力により記録手段311を最適に制御し、記録動作を行
なわせる記録制御手段301と、記録する画像データを
蓄積する記録バッファ321と、記録バッファ321内
の記録データの記録ヘッド312への転送を制御する転
送制御手段341と、操作パネル103より指示された
動作モードにより、読み取り制御手段201および記録
制御手段301を制御するモード制御手段401と、読
み取り手段211の読みとった画像出力及びサーミスタ
の温度出力を入力し、切り替え信号4013によりいず
れかを選択する選択手段32と、選択手段32の出力を
ディジタルデータに変換するA/D変換器31とにより
構成されたことを特徴としている。
【0013】以上、説明したように、本実施例のコピー
装置では、読み取り手段と記録手段とモード制御手段に
大別される。まず、個別に説明してから、全体の説明を
行なう。記録手段311は、ステップモータ3151と
ギア列3152からなるローラ駆動手段315とを備
え、発熱抵抗体列を発熱させることにより、主走査方向
の記録を行なうラインヘッドである記録ヘッド312
と、該記録ヘッド312に圧着し、熱を加えることによ
り、それ自体が発色する感熱紙やインクリボンを介して
用紙上に記録するような記録紙3を副走査方向に搬送す
るローラ314と、該記録ヘッド312の基板あるいは
ヒートシンク上に設け、ヘッド温度を検出するサーミス
タ313により構成される。記録制御手段301は、ロ
ーラ駆動手段315にラインスタートパルス3150を
出力し、記録手段311には主走査パルス3120を出
力し、サーミスタ313より出力されたヘッド温度信号
3130を、選択手段32を介して、A/D変換器31
により、ディジタル信号に変換した形式で入力する。デ
ータ転送制御手段341では、図3に示す画像信号21
72を蓄えた記録バッファ321を制御して、該記録ヘ
ッド312に、記録すべき1ライン分の主走査方向の記
録データ3210を出力する。
【0014】図3は、図1に示した実施例における、記
録制御手段301の構成を示し、図4は記録動作のタイ
ミング図を示す。記録制御手段301は、モータ駆動波
形発生手段3012とモータ駆動回路3013と、記録
ヘッドストローブ波形発生回路3014により構成す
る。記録手段では、モード制御手段401の記録走査タ
イミング発生手段4031の出力したラインスタートパ
ルス3150を、モータ駆動波形発生手段3012に入
力し、該モータ駆動波形発生手段3012で発生させた
モータ駆動パルス30131をモータ駆動回路3013
により昇圧して、ローラ駆動手段315のモータ315
1に伝え、ローラ314を回転させることにより、記録
紙3を副走査方向に搬送する。また、モード制御手段4
01の記録走査タイミング発生手段4031の出力した
主走査パルス3120と、ヘッド温度3130とを記録
ヘッドストローブ波形発生回路3014で入力し、記録
ストローブ3121、3122を広くヘッド312に供
給し、記録ヘッド312を駆動させる毎に、記録紙3上
に画像を主走査方向に、所定の速度で記録する。モード
制御手段401の記録走査タイミング発生手段4031
の出力した主走査パルス3120は、記録バッファ31
2に出力され、記録バッファ312は、画像データ21
72と転送信号342も入力し、記録ヘッド312に出
力する記録データ3210を選択する。
【0015】記録紙3は、あらかじめ、記録手段311
の内部にセットされている。コントローラ101は、操
作パネル103の操作内容によりコピー操作を受付け、
モード制御手段401にコピー指令1011を出力す
る。記録装置では、記録動作を開始すると、まず、ヘッ
ド温度3130を読み取る。そして、読み取り手段21
1で読みとり、記録バッファ321に蓄えられた、原稿
2の画像データ2172を記録データ3210として記
録ヘッド312に入力し、1ラインの副走査毎に、ライ
ンスタートパルス3150を出力し、モータ駆動パルス
30131を発生し、ローラ314を回転させる。モー
タ3151を駆動させてから、記録紙3が、実際に動き
出すまでは、ギアのバックラッシュや軸のねじれなどに
より、若干の遅延が生じるため、該ラインスタートパル
ス3150に若干遅延させ、主走査パルス3120を1
ライン毎に発生させる。これに同期させ、記録開始直前
に読み取ったヘッド温度3130を考慮した、記録スト
ローブ3121、3122を記録ヘッドストローブ波形
発生回路3014から記録ヘッド312に入力すること
により、記録紙3上に主走査方向の画像を記録する事が
できる。これを繰り返すことにより、一枚の画像を記録
する。
【0016】上記の説明では、記録ヘッド312に印加
するストローブ3121、3122は2分割としたが、
記録ヘッド312の構造と記録電源の容量により、分割
数は一括通電しても、4分割などでも同様であり、有効
である。本実施例の動作タイミングでは、記録開始直前
のみ、ヘッド温度3130を読み取り、以降、1枚の記
録を終えるまで、該ヘッド温度によるストローブデータ
3121、3122により記録を行うことが特徴として
おり、記録中にヘッド温度のA/D変換を行わないこと
により、A/D変換器31を他の動作に解放できる長所
がある。
【0017】図5に、図1に示した実施例の、記録動作
のタイミング図の他の一実施例を示す。記録紙3は、あ
らかじめ、記録手段311の内部にセットされている。
コントローラ101は、操作パネル103の操作内容に
よりコピー操作を受付け、モード制御手段401にコピ
ー指令1011を出力する。記録装置では、記録動作を
開始すると、ヘッド温度3130を読み取り、既に、読
み取り手段211で読みとり、記録バッファ321に蓄
えられた、原稿2の画像データ2172を記録データ3
210として記録ヘッド312に入力し、1ラインの副
走査毎に、ラインスタートパルス3150を出力し、モ
ータ駆動パルス30131を発生し、ローラ314を回
転させる。モータ3151を駆動させてから、記録紙3
が、実際に動き出すまでは、ギアのバックラッシュや軸
のねじれなどにより、若干の遅延が生じるため、該ライ
ンスタートパルス3150に若干遅延させ、主走査パル
ス3120を1ライン毎に発生させ、これに同期させ、
前回読み取ったヘッド温度3130を考慮した、記録ス
トローブ3121、3122を記録ヘッドストローブ波
形発生回路3014から記録ヘッド312に入力するこ
とにより、記録紙3上に主走査方向の画像を記録する事
ができる。
【0018】本タイミングによりN−1ライン(Nは2
以上)の記録を行い、Nライン目に、選択手段32で切
り替え信号4013を温度側の選択に切り替え、A/D
変換器31に入力される信号をヘッド温度3130にし
て、該ヘッド温度3130によるストローブデータを記
録ヘッドストローブ波形発生回路3014にて決定す
る。該Nライン目の記録では、データ転送手段341に
よる転送信号342をOFFにして、記録ヘッド312
への記録データ3210の転送を中止すると、記録ヘッ
ド312は、記録データが入れ替わらないために、前ラ
イン(N−1)と同じ記録データを連続して印字する
(前値補間)。以上、Nライン毎の記録動作を繰り返す
ことにより、画像を記録する。本実施例の動作タイミン
グによれば、記録直前およびNライン毎に、ヘッド温度
3130を読み取り、ストローブデータを変更するの
で、ヘッド温度に依存した、高品質な印字制御を行う事
ができる。
【0019】図6は、記録ヘッドストローブ波形発生回
路3014の内部に記憶された、ストローブデータの概
略を示す。記録ヘッドストローブ波形発生回路3014
では、各ヘッド温度におけるストローブデータ列を持っ
ており、記録を行う時のヘッド温度3130により、ヘ
ッド温度が低いほど長いストローブパルス幅を有し、ヘ
ッド温度が高いほど短いストローブ幅を記録ヘッド31
2に供給して、制御可能になっている。また、各ストロ
ーブ幅Tは、T≦(1ラインの副走査時間/ストローブ
分割数)という条件を満たす必要があり、例えば、記録
速度10ms/ライン、ストローブ分割数2の場合に
は、ストローブ幅は5ms以下になる。
【0020】次に、読み取り手段についての説明を行な
う。図7は、図1に示した実施例における、読み取り手
段211の構成を示す。読み取り手段211は、駆動源
であるステップモータ2121と、駆動力伝達手段のギ
ア列2122とからなるローラ駆動手段212と、光源
216と光電変換素子によるセンサ部217により、原
稿2の画像を主走査方向に読みとる読み取りセンサ21
5と、該読み取りセンサ215に圧着し、原稿2を副走
査方向に搬送するローラ213と、読み取り手段215
の上流側に設置され、原稿2の通過を検出する原稿位置
検出手段214により構成される。読み取り制御手段2
01は、ローラ駆動手段212にラインスタートパルス
2120を出力し、読み取り手段215には、主走査パ
ルス2150を出力し、原稿位置検出手段214より原
稿位置信号2140を入力する。読み取り手段215
は、切り替え信号4013をその他側に設定し、選択手
段32を切り替え、読みとった画像信号2170をA/
D変換器31に出力し、該A/D変換器31でディジタ
ル信号に変換された画像信号は、信号処理手段221へ
出力される。
【0021】図8は、図1に示した実施例における読み
取り制御手段201、および信号処理手段221の構成
を示し、図9は読み取り動作のタイミング図を示す。読
み取り制御手段201は、モータ駆動波形発生手段20
12と、モータ駆動回路2013と、センサ駆動波形発
生回路2014により構成する。信号処理手段221
は、画信号転送制御手段2213と2値化回路2212
により構成する。読み取り手段では、モード制御手段4
01の読み取り系走査タイミング発生手段4021の出
力したラインスタートパルス2120をモータ駆動波形
発生手段2012に入力し、該モータ駆動波形発生手段
2012で発生したモータ駆動パルス20121を、モ
ータ駆動回路2013により昇圧してローラ駆動手段2
12のモータ2121に出力し、ローラ213を回転さ
せることにより原稿2を副走査方向に搬送する。
【0022】また、モード制御手段401の読み取り系
走査タイミング発生手段4021の出力した主走査パル
ス2150をセンサ駆動波形発生回路2014で入力
し、読み取りセンサ215を駆動させる毎に、原稿2上
の画像を主走査方向に読みとる。信号処理手段221で
は、モード制御手段401の読み取り系走査タイミング
発生手段4021の出力した主走査パルス2150と、
切り替え信号4013により、選択手段32で選択され
た画像信号2170をA/D変換器31にてディジタル
変換した画像データ2171を選択して、データバス1
02に画像データ2172として出力し、順次記録バッ
ファ321に蓄積する。
【0023】原稿位置検出手段214の出力がONにな
り、原稿2が、読み取り手段211の内部にセットされ
たことを検知すると、コントローラ101は操作パネル
103の操作内容によりコピー操作を受付け、モード制
御手段401にコピー指令1011を出力する。読み取
り装置では、読み取りセンサ215の光源を点灯させ、
センサ部217で光蓄積を行う。原稿2が読み取りセン
サ215上を通過して、読み取りを開始すると、1ライ
ンの副走査毎に、ラインスタートパルス2120を出力
し、モータ駆動パルス20131を発生し、ローラ21
3を回転させる。モータ2121を駆動させてから、原
稿2が実際に動き出すまでは、ギアのバックラッシュや
軸のねじれなどにより、若干の遅延が生じるため、該ラ
インスタートパルス2120に若干遅れて、主走査パル
ス2150を1ラインに1回の周期で発生させ、読み取
りセンサ215は主走査を行い、原稿2上の画像を読み
取ることができる。読み取りの第1ライン目は、光源2
16の点灯からの光蓄積量を制御できないため、読み取
りセンサ215による読み取り画像データ2172は捨
てる必要がある。
【0024】図10にモード制御手段401の構成図を
示す。モード制御手段401は、記録の動作タイミング
を司る、記録系走査タイミング手段4031と、読み取
りの動作タイミングを司る、読み取り系走査タイミング
手段4021と、動作モード設定手段4011とから構
成される。動作モード設定手段4011は、コントロー
ラ101からの動作開始指令1010と、走査パネル1
03の入力による、動作モード入力1031を入力し、
記録系走査タイミング手段4031および読み取り系走
査タイミング手段4021にコピー指令1011を出力
する。記録系走査タイミング手段4031は、以上の入
力より、記録制御手段301にラインスタートパルス3
150と、主走査パルス3120を出力し、データ転送
制御手段341に選択信号3160を出力する。読み取
り系走査タイミング手段4021は、以上の入力より、
読み取り制御手段201にラインスタートパルス212
0と、主走査パルス2150を出力し、信号処理手段2
21でもこれを入力する。
【0025】以下に、動作について説明する。本実施例
により、読み取り手段211と記録手段311を制御し
て、コピー動作を行なうが、図11に、本発明によるコ
ピー装置の実施例における、読み取りと記録動作を同期
させた、コピー動作のタイミング図を示す。読み取り動
作は図9に示したタイミングを、記録動作は図5に示し
たタイミングを基本としているが、Nラインに1回ヘッ
ド温度3130を取り込み、記録データ3210を前ラ
インのデータで補間することと、読み取りと記録では、
同じ主走査による画像データを処理するラインがずれる
ことが特徴である。図中では、モード制御手段401で
管理するコピー動作のライン番号N−2〜N+2につい
て示した。
【0026】コピー動作は、以下に示すように、読み取
り動作が記録動作に先行する。ライン番号N−2でのラ
インスタートパルス2120に同期した読み取り動作
は、1ライン中に、1回行われ、読み取りセンサ215
の画像データ2171の読みだしは、時間遅れがあるた
め、N−1ライン目の主走査パルス2150に同期して
行われる。切り替え信号4013は、有効になる画像信
号2170の読み取り期間中はその他側に、また、無効
となる読み取り走査期間中は温度側に設定する事によ
り、無効になる画像走査中に、ヘッド温度3130を読
み取ることが出来る。更に、画像データ2172を記録
ヘッド312に転送して、記録動作を行うのは、Nライ
ン目の主走査パルス3120に同期した記録ストローブ
3121、3122により、前記、検出した前回の温度
データ3130に従い、図6に示した記録ヘッドストロ
ーブ波形発生回路3014中のストローブデータを選択
し、毎ライン、ヘッド温度に対応したストローブ幅にて
適正な記録を行うことが可能となる。
【0027】また、選択手段32により画像信号217
0とヘッド温度3130とを切り替えるため、1ライン
の副走査時間では、画像読み取り走査しか行えないた
め、Nライン(Nは2以上の整数)毎に、ヘッド温度3
130のみを読み取るための副走査ラインを設け、本副
走査ラインにおける記録データは、転送信号を、該ライ
ン期間のみOFFに設定し、記録データの書換えを行わ
ないことにより、記録ヘッド312に転送されている前
ライン(N−1)のデータを連続して記録し、補間す
る。温度データ3130を読み取ると、記録ヘッドスト
ローブ波形発生回路では、該温度データにしたがい、ス
トローブ幅を設定し直し、以後、2N+1ライン目で再
度ヘッド温度3130を読み取るまでは、同じストロー
ブ幅による記録を行う。
【0028】本発明による実施例では、以上のタイミン
グにより、コピー動作では、1ライン中に1回の読み取
り動作を行い、データを記録し、Nライン毎に温度デー
タを読み取るとともに、記録データを前値補間して、N
ライン毎に読み取った温度データに従い、記録を行うこ
とにより、高画質な読み取り、記録動作によるコピー装
置を提供する事ができる。本実施例では、読み取り手段
と記録手段の駆動手段に、それぞれ別のモータを使用し
た場合について、記述したが、モータを共用して、ギア
系を工夫する事により、1モータにて、以上示した実施
例と同様の動作、効果があり、有効である。本実施例に
おいては、記録時にNラインに1ラインだけ、半分の線
密度の記録(前値補間)が行われることが特徴である
が、Nを大きく取る事により、前値補間しない場合と同
等の記録品質が得られ、有効である。また、A/D変換
器を共有しているため、装置を低コストで実現できる効
果がある。
【0029】図12に、本発明による画像記録システム
を利用したファクシミリ装置の一実施例の構成図を示し
た。図1に示した実施例において、システムバス102
を介して、通信手段50(モデム)を設けた事が特長で
ある。通信により、得られた画像データを記録バッファ
321に蓄える事により、図1に示した実施例と同様の
記録動作、効果をあげることができ、有効である。ま
た、ファクシミリの場合は、通信手段50がモデムであ
るが、汎用のプリンタ装置では、RC232Cやパラレ
ルインターフェイスによる通信が利用され、記録システ
ムとして有効である。
【0030】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、
ヘッド温度をディジタルデータに変換するA/D変換器
を他の信号のA/D変換器と共通化できるので、部品削
減による、装置の簡素化、小型化を図り、低価格化を図
る事ができる。また、A/D変換器を共用することによ
り、記録中の温度読み取りのサンプリング間隔を長く取
り、記録データを前値補間することにより、記録の温度
制御を可能にし、高画質な印字を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコピー装置の構成図の一実施例。
【図2】図1の実施例のコピー装置の記録手段311の
構成図。
【図3】図1の実施例のコピー装置の記録制御手段30
1の構成図。
【図4】図1の実施例の記録動作のタイミング図の一実
施例。
【図5】図1の実施例の記録動作のタイミング図の他の
一実施例。
【図6】図1の実施例の記録ヘッドストローブ波形概略
図。
【図7】図1に実施例のコピー装置の読み取り手段21
1の構成図。
【図8】図1の実施例のコピー装置の読み取り制御手段
201および信号制御手段221の構成図。
【図9】図1の実施例の読み取り動作のタイミング図。
【図10】図1の実施例のモード制御手段の構成図。
【図11】図1の実施例のコピー動作のタイミング図。
【図12】本発明によるファクシミリ装置の一実施例の
構成図。
【符号の説明】
31 A/D変換器 32 選択手段 101 コントローラ 103 操作パネル 201 読み取り制御手段 211 読み取り手段 221 読み取り制御手段 311 記録手段 301 記録制御手段 321 記録バッファ 341 データ転送制御手段 342 転送信号 401 モード制御手段 3014 記録ヘッドストローブ波形発生手段 4013 切り替え信号 4031 記録系走査タイミング手段 4021 読み取り系走査タイミング手段 4041 切り替え信号発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 豊太 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 白石 幹夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 小嶋 康行 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 谷添 利生 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 箕田 博 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所情報映像メディア事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱記録ヘッドによる記録手段と、記録
    ヘッド温度検出手段と、記録制御手段と、記録バッファ
    と、操作パネルおよびコントローラを有する画像記録装
    置における画像記録方法において、 各副走査工程中に1回記録バッファから画像データを記
    録ヘッドに転送する工程と、 記録ヘッドによる主走査を行なう工程と、 n回(nは2以上)の副走査に1回記録ヘッド温度検出
    手段の温度データを記録制御手段に読み込む工程と、 該副走査における記録画像データを前副走査の記録画像
    データに置き換えて記録を行なう工程と、 からなる画像記録方法。
  2. 【請求項2】 感熱記録ヘッドによる記録手段と、記録
    ヘッド温度検出手段と、記録制御手段と、記録バッファ
    と、読み取り手段と、読み取り制御手段と、信号処理手
    段と、信号切り替え手段と、A/D変換器と、モード制
    御手段と、速度切り替え手段と、操作パネルおよびコン
    トローラを有し、記録ヘッド温度検出手段および読み取
    り手段の出力を信号切り替え手段に入力して、A/D変
    換器に信号を選択して出力する手段を備え、 読み取り時には、1回の副走査中に少なくとも1回の主
    走査を行なってA/D変換器を介して読み取り画像デー
    タを取り込み、 該読み取り画像データの記録時には、1回の主走査を行
    うが、n回(nは2以上の整数)の副走査に1回だけ、
    読み取り手段の主走査を無効とし、信号切り替え手段に
    より記録ヘッド温度を前記A/D変換器を介して取り込
    むとともに、該副走査における読み取り画像データを前
    副走査の読み取り画像データに置き換え、記録を行うモ
    ードにより画像記録動作が制御される画像記録装置。
JP5257937A 1993-08-03 1993-10-15 画像記録方法及び装置 Pending JPH07108699A (ja)

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US08/280,391 US5805312A (en) 1993-08-03 1994-07-26 Thermographical image copier system with real time copying and variable read and record speeds
KR1019940019092A KR0137106B1 (ko) 1993-08-03 1994-08-02 화상 복사 시스템

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