JPH07108669A - 自動スクリーン捺染機における捺染不良検査方法及び装置 - Google Patents

自動スクリーン捺染機における捺染不良検査方法及び装置

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JPH07108669A
JPH07108669A JP5254467A JP25446793A JPH07108669A JP H07108669 A JPH07108669 A JP H07108669A JP 5254467 A JP5254467 A JP 5254467A JP 25446793 A JP25446793 A JP 25446793A JP H07108669 A JPH07108669 A JP H07108669A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被捺染材料を間欠的にワンリピート長づつ送
給し、スクリーンを通して自動スクリーン捺染を行うに
際し、ワンリピート長の捺染基本画像を複数のブロック
に分割すると共にブロックの順番を定め、この順番に従
って、各ブロック毎の画像をCCDカメラで撮影して、
全ブロックについて基本画像データとして記憶する準備
工程と、以後の捺染工程でワンリピート長毎に、捺染画
像について、準備工程でのブロックの順番に従って、一
定ブロックの画像をCCDカメラで撮影して、得られた
ブロック画像データを記憶されたブロック基本画像デー
タと比較する画像処理工程と、両方の画像データが一致
した場合には捺染を続行し、両方の画像データが異なる
場合には捺染を停止し或いは警報を発する工程とからな
る。 【効果】 大量の不良品発生が未然に防止でき、不良個
所の大きさが極めて微小なものまで検出が可能となり、
ほぼ完全な捺染製品が確保でき、更にロスタイムがな
く、効率を低下させることなしに、捺染不良箇所の検出
が早期にしかも確実にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動スクリーン捺染機に
おいて、捺染不良個所の検視、検出を自動的に行なう方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来自動スクリーン捺染にお
いては、捺染布表面の毛羽、糸屑等がスクリーン裏面に
付着し、これが障害となって色糊が透過せず、捺染面に
局所的な色抜け(白目)が発生する。特に綿その他短繊
維織物、編物に多発する。
【0003】あるいは色糊の供給不足のための色かす
れ、色抜けも発生する。更にスクリーンメッシュの僅か
な破損、又はスクリーン感光膜の剥脱により、正常位置
以外に異色、色糊の付着も発生している。
【0004】このような欠点はその面積が大きい場合早
期に発見可能であるが、微小な面積のものは発見が遅
れ、そのまま気付かずに不良捺染が継続される。
【0005】従来これらの検視は作業員が捺染作業と併
行して行っているが、少人数であり、且つ捺染速度も高
速化されつつあるため、発見が非常に困難であり大量の
不良品発生につながっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動スクリーン捺染に
おける捺染不良状態としては、(1) スクリーンメッ
シュの目つまり(毛羽その他の付着)による局所的な色
抜け(白目)、(2) 色糊供給不足のための色かす
れ、色抜け、(3) スクリーンメッシュの破損、ある
いは感光膜の剥脱による異色の付着、(4) その他正
常捺染時と異なる色糊の付着又は色抜け、が挙げられ
る。
【0007】本発明はこのような不良個所の自動検出の
ため、図1に示し、且つ後記する通り、捺染終了直後に
エンドレスベルト上にて、CCDカメラによる検出装置
を作動させて、良品、正常捺染時の基本画像を取り込み
記憶させておき、以後エンドレスベルトの間欠送りごと
に、区分された1ブロックごとに捺染状態の比較、検査
を自動的に行なう。上記のような異常が検出されると、
異常個所、状態をモニタカラーテレビに表示すると共
に、警報を発する、あるいは捺染機を自動的に停止させ
て、捺染不良品の発生を最少限に止めるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被捺染
材料を間欠的にワンリピート長づつ送給し、スクリーン
を通して自動スクリーン捺染を行うに際し、ワンリピー
ト長の捺染基本画像を複数のブロックに分割すると共に
ブロックの順番を定め、この順番に従って、各ブロック
毎の画像をCCD(CHARGE COUPLED DEVICE)カメラで
撮影して、全ブロックについて基本画像データとして記
憶する準備工程と、以後の捺染工程でワンリピート長毎
に、捺染画像について、準備工程でのブロックの順番に
従って、一定ブロックの画像をCCDカメラで撮影し
て、得られたブロック画像データを記憶されたブロック
基本画像データと比較する画像処理工程と、両方の画像
データが一致した場合には捺染を続行し、両方の画像デ
ータが異なる場合には捺染を停止し或いは警報を発する
工程とからなることを特徴とする自動スクリーン捺染機
における捺染不良検査方法が提供される。
【0009】本発明によればまた、被捺染材料を支持す
るエンドレスベルトと、エンドレスベルトを間欠的にワ
ンリピート長づつ駆動する駆動機構と、エンドレスベル
ト停止時にスクリーンを通して被捺染材料に捺染を行う
捺染ユニットとを備えた自動スクリーン捺染機におい
て;エンドレスベルトの上方で且つ最終捺染ユニットか
らリピート長の整数倍隔てた位置に、枠組みと、枠組み
内をベルトの送り方向及び幅方向に移動し得るように設
けた移動枠と、移動枠に取り付けられて捺染画像を撮影
するCCDカメラと、移動枠を前記送り方向及び幅方向
に数値制御により駆動し、停止させる駆動機構とから成
る検出装置を配置し;ワンリピート長の捺染画像を複数
のブロックに分割すると共にブロックの順番を定め、こ
の順番に従って、各ブロック毎の画像をCCDカメラで
撮影できるように、前記駆動機構を制御するシーケンサ
ー乃至コンピュータ、及びCCDカメラからの画像デー
タを取り込み、これを記憶し、且つ画像データと記憶画
像データとを比較する画像処理装置とを設け;前記検出
装置及びシーケンサー乃至コンピュータは、準備工程に
おいては、全ブロックの画像をCCDカメラで撮影し
て、基本画像データとしてこれを記憶し、以後の捺染工
程では、ワンリピート長毎に、準備工程でのブロックの
順番に従って、一定ブロックの画像をCCDカメラで撮
影し、得られたブロック画像データを記憶されたブロッ
ク基本画像データと比較し、両方の画像データが一致し
た場合にはエンドレスベルトの送りと、次のブロックへ
のCCDカメラの移動を行い且つ両方の画像データが異
なる場合には捺染を停止し或いは警報を発する様に関連
されている自動スクリーン捺染機における捺染不良検査
装置が提供される。
【0010】
【作用】本発明では、自動スクリーン捺染機において、
所定色数の捺染終了直後に捺染機を一時停止させ、エン
ドレスベルト上において1リピート長分の捺染面積、即
ち図1におけるリピート長R×捺染幅Wを、後記する通
り、複数ブロックに分割すると共にブロックの順番も定
め、CCDカメラを用いて各ブロックごとの正常捺染時
の基本画像を取り込み、記憶させておく(準備工程)。
【0011】基本画像の取り込み完了と共に捺染機を再
起動させ、エンドレスベルトの間欠送り停止ごとに、即
ち1リピート長Rごとに、準備工程でのブロックの順番
に従って、分割された各ブロックごとに順次捺染状態を
上記正常捺染時の基本画像と比較しつつ自動検査を行な
う。
【0012】これについて説明すると、捺染画像の内、
1番目の送りでは、1番目のブロックの画像が取り込ま
れて、1番目のブロックの記憶画像と比較され、2番目
の送りでは、2番目のブロックの画像が取り込まれて、
2番目のブロックの記憶画像と比較され、以後同様の順
番で、送り毎に、各番目のブロックの画像の取り込み
と、各番目のブロックの記憶画像との比較が行われる。
【0013】これにより前記する捺染不良があれば自動
的に検出されて、捺染機の自動停止、あるいは警報と共
にモニタカラーテレビに表示されるため、この原因が排
除され、大量の不良品発生が未然に防止できるものであ
る。尚本発明の実施例においては上記不良個所の大きさ
は極めて微小なものまで検出が可能であり、ほぼ完全な
捺染製品が確保される。
【0014】1リピート毎に、捺染画像の全面について
検査を行うとすると、CCDカメラの移動撮影に著しく
長い時間を必要とし、そのため、捺染機の駆動効率が低
下するのを避け得ないが、本発明では、準備工程以後の
捺染工程で、ワンリピート長毎に、捺染画像について、
準備工程でのブロックの順番に従って、一定ブロックの
画像をCCDカメラで撮影して、得られたブロック画像
データを記憶されたブロック基本画像データと比較する
ようにしたので、1リピート毎の撮影は1回でよく、ま
たカメラのブロックから他のブロックへの移動も、エン
ドレスベルトの移動中に行われるので、ロスタイムがな
く、効率を低下させることなしに、捺染不良箇所の検出
が早期にしかも確実に可能となるという利点が達成され
る。
【0015】
【実施例】図1に本発明による自動スクリーン捺染機の
概要平面、及び制御装置の概要を示す。
【0016】捺染機の機台1の前後部には前部ローラ
2、後部ローラ3が設けられ、これにエンドレスベルト
4が張架されて、公知の方法により図の矢印方向に、リ
ピート長Rごとに間欠駆動される。エンドレスベルト4
の表面には被捺染布5が貼りつけられ、複数の捺染ユニ
ット6−1,6−2〜6−nにてスクリーン7を介して
多色捺染が施される。
【0017】所定色数の捺染終了後の被捺染布5を貼り
つけたエンドレスベルト4上には、詳細後記する検出装
置10が、最終捺染ユニット6−nからリピート長Rの
整数倍位置に、機台1上に載架、固定される。
【0018】検出装置10には複数のCCDカメラ22
が、後記するカメラボックス13に一体的に収容され、
これがプログラムシーケンサ(又はコンピュータ)31
からの信号により、モータ(M1)14及びモータ(M
2)18、ボールネジ15,19の作用により、図のX
・Y方向に移動し、エンドレスベルト4の停止時に捺染
状態を検視する。
【0019】検出装置10は図2乃至図4に示す通り、
枠組み11、 移動枠12、複数のCCDカメラ22、
及びこれを一体的に収容したカメラボックス13並びに
モータ(M1)14,(M2)18、ボールネジ15,
19等から構成され、枠組み11は捺染機の機台1上に
移動可能に載架され、前記の通り所定位置に固定され
る。
【0020】CCDカメラ22を収容したカメラボック
ス13は、スライドベアリング17a、スライドガイド
17にて移動枠12に懸架されている。また移動枠12
にはモータ(M1)14が取りつけられ、これからカッ
プリング16を経てボールネジ15が軸承され、これに
カメラボックス13の上部中央に固定されたボールナッ
ト15aが螺合する。これによりカメラボックス13は
移動枠12に対して、図4のX方向に移動可能となって
いる。
【0021】カメラボックス13を下方に吊り下げた移
動枠12は、スライドベアリング21a、スライドガイ
ド21にて枠組み11に懸架されている。枠組み11に
はモータ(M2)18が取りつけられ、これからカップ
リング20を経てボールネジ19が軸承され、これに移
動枠12の上部中央に固定されたボールナット19aが
螺合する。これにより移動枠12は枠組み11に対して
図3のY方向に移動可能となっている。
【0022】上記の構成により複数のCCDカメラ22
を収容したカメラボックス13は、後記する制御装置よ
りの信号を受け、モータ(M1)及びモータ(M2)1
8の駆動により、図のX及びY方向に1リピート長分の
捺染面積(図1におけるR×W)の任意位置に移動し、
エンドレスベルト4の停止時に後記する通り分割ブロッ
クごとに捺染状態を検視する。移動量はパルスゼネレー
タ(PG1)14a及びパルスゼネレータ(PG2)1
8aにて検出、制御装置にフィードバックされる。モー
タ14及び18はA・Cサーボモータを使用し高速で移
動すると共に、パルスゼネレータ14a及び18aのフ
ィードバック信号にて高精度に位置決め停止する。
【0023】図3に示す通りカメラボックス13内に
は、実施例においては4台のCCDカメラ22がY方向
に等間隔に取りつけられている。また照明灯23が設け
られており、CCDカメラ22の検出範囲を明るく照明
する。
【0024】また図5に示すように、CCDカメラ22
の1台の画像検出範囲はx×yの面積を有し、4台直列
の場合の検出範囲はx×y0 となる。実施例においては
x=90mm(実視野約92mm)、y=96mm(実
視野約98mm)の検出範囲を有している。従って4台
の検出範囲x×y0 =90mm×384mmとなる。図
5における矢印X方向はエンドレスベルト4の進行方向
であり、矢印Y方向はこれと直角方向、即ち被捺染布5
の幅W方向となる。
【0025】前記する通りCCDカメラ22による捺染
面の基本画像の取り込み、及び捺染状態の検視は、リピ
ート長R×捺染幅Wの範囲を複数ブロックに分割して、
各ブロックごとに行なわれるが、この詳細を図6に示
す。
【0026】図6においてRはリピート長であり、Wは
捺染幅を示す。一般の自動スクリーン捺染ではRは61
0mm(通称24吋)、Wは1140mm(通常45
吋)程度のものが主体となっていることから、本実施例
はこれに相応した数値にて説明する。
【0027】本実施例では前記の通りCCDカメラ22
が4台使用され、この検出範囲はx×y0 =90mm×
384mmである。これにより図6の通り、R即ちX方
向に7分割、W即ちY方向に3分割、合計R×Wを21
分割して、1リピート長分の捺染面積のすべてを検出す
る。この場合は90mm×7=630mm、384mm
×3=1152mmとなり、上記リピート長R=610
mm、捺染幅W=1140mmに対し、余裕のある検出
範囲を有している。
【0028】4台のCCDカメラ22を内蔵したカメラ
ボックス13は、図6における左下のaに位置しこれを
原点と定める。本実施例の場合カメラボックス13はこ
の原点位置aからb、c…→t、uと点線矢印方向に順
次移動し、R×Wの全体の捺染状態を検出、確認した
後、原点位置aに復帰する。
【0029】捺染機が起動され、捺染ユニット6−1〜
6−nにてn色の捺染が終了した被捺染布5は、エンド
レスベルト4に貼りつけたままで、図1の通り検出装置
10の真下で一時停止され、正常捺染であることを目
視、確認の上、CCDカメラ22を通してこの基本画像
の取り込み、入力が行なわれ、これが以後の捺染状態と
の比較データとなる。
【0030】基本画像の取り込みは図7のフローチャー
トに示す通り、検出装置制御盤30(図1)からのスタ
ート信号により開始され、エンドレスベルト4を停止し
たままで行なわれる。予めプログラムシーケンサ(又は
コンピュータ)31に入力されたプログラムに従って、
図6に示す順序通りにモータ(M1)14及びモータ
(M2)18が自動的に作動し、カメラボックス13が
移動しCCDカメラ22により順次行なわれる。この2
1ブロック全体の基本画像の取り込み作業は約1.5分
で終了する。
【0031】基本画像の取り込み、入力が完了すると、
捺染機を再起動させて捺染を続行する。所定色数の捺染
が終了した被捺染布5は、エンドレスベルト4と共に間
欠送りごとに、リピート長R分が検出装置10の直下に
送られて、1ブロック毎に間欠送りごとに捺染状態の自
動検査が行なわれる。
【0032】捺染状態の自動検査は図8のフローチャー
トに示す通り、エンドレスベルト4の間欠送りごとに、
前記の1ブロックごとに行なわれる。先ずCCDカメラ
22、即ちカメラボックス13が原点位置aにあること
を確認の上、エンドレスベルト4の停止と同時にaブロ
ックの検査を行ない、この検査画像を画像処理装置32
に取り込む。
【0033】aブロックの検査完了と共にエンドレスベ
ルト4が間欠送りされる。この間に上記aブロックの検
査画像と、前記の基本画像との比較が画像処理装置32
にて行なわれ、両者が同一で異常がなければ、カメラボ
ックス13は図6のbブロックに移動する。
【0034】エンドレスベルト4の次の停止と同時にb
ブロックの検査を行ない、以下同様にエンドレスベルト
4の間欠送り停止の都度、cブロック、dブロック……
→uブロックと順次移動、検査し、この各検査画像と基
本画像との比較が順次自動的に行なわれる。
【0035】この間に検査結果に異常があり、冒頭に示
すような欠点が発見されると、異常発見信号によりその
状態、場所(異常ブロック)がモニタカラーテレビ33
に表示され、同時に捺染機の自動停止又は警報が発せら
れる。このため直ちにその原因を取り除くことができ不
良品の大量発生を未然に防止する。
【0036】本実施例ではCCDカメラ22を4台と
し、分割検視ブロック数を21としているが、当然のこ
とながらCCDカメラの台数を増加すれば、分割ブロッ
ク数も必然的に減少できる。またCCDカメラの検出範
囲x×yを拡大することもできるが、これらの事柄は装
置の製造コストと、CCDカメラの検出精度を如何に定
めるかにより、最適の仕様を選択すればよい。
【0037】また図6におけるカメラボックス13の移
動順序、経路は様々に考えられるが、移動時間短縮のた
め長距離の移動は行わずに、効率よく原点位置aに復帰
できる経路が必要である。
【0038】更にリピート長R及び捺染幅Wの変更に伴
ない分割ブロック数も、移動経路も多様に変更する必要
がある。これらは最適条件を事前に定めておき、その都
度の条件をプログラムシーケンサ(又はコンピュータ)
31に入力すればよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、リピート長分の捺染面
積を、複数ブロックに分割すると共にブロックの順番も
定め、CCDカメラを用いて各ブロックごとの正常捺染
時の基本画像を取り込み、記憶させておく準備工程と、
エンドレスベルトの間欠送り停止ごとに、即ち1リピー
ト長Rごとに、準備工程でのブロックの順番に従って、
分割された各ブロックごとに順次捺染状態を上記正常捺
染時の基本画像と比較しつつ自動検査を行なうことによ
り、捺染不良があれば自動的に検出されて、捺染機の自
動停止、あるいは警報と共にモニタカラーテレビに表示
されるため、この原因が排除され、大量の不良品発生が
未然に防止できるものである。本発明では上記不良個所
の大きさは極めて微小なものまで検出が可能であり、ほ
ぼ完全な捺染製品が確保される。
【0040】1リピート毎に、捺染画像の全面について
検査を行うとすると、CCDカメラの移動撮影に著しく
長い時間を必要とし、そのため、捺染機の駆動効率が低
下するのを避け得ないが、本発明では、準備工程以後の
捺染工程で、ワンリピート長毎に、捺染画像について、
準備工程でのブロックの順番に従って、一定ブロックの
画像をCCDカメラで撮影して、得られたブロック画像
データを記憶されたブロック基本画像データと比較する
ようにしたので、1リピート毎の撮影は1回でよく、ま
たカメラのブロックから他のブロックへの移動も、エン
ドレスベルトの移動中に行われるので、ロスタイムがな
く、効率を低下させることなしに、捺染不良箇所の検出
が早期にしかも確実に可能となるという利点が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動スクリーン捺染機の概要平面
及び制御装置の概要図である。
【図2】本発明の検出装置の平面詳細図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】CCDカメラの検出範囲の説明図である。
【図6】捺染範囲の検出のための分割及びCCDカメラ
移動経路の説明図である。
【図7】正常基本画像取り込みの制御のフローチャート
である。
【図8】捺染状態の自動検査制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 機台 2 前部ローラ 3 後部ローラ 4 エンドレスベルト 5 被捺染布 6−1〜6−n 捺染ユニット 7 スクリーン 10 検出装置 11 枠組み 12 移動枠 13 カメラボックス 14 モータ(M1) 14a パルスゼネレータ(PG1) 15 ボールネジ 15a ボールナット 16 カップリング 17 スライドガイド 17a スライドベアリング 18 モータ(M2) 18a パルスゼネレータ(PG2) 19 ボールネジ 19a ボールナット 20 カップリング 21 スライドガイド 21a スライドベアリング 22 CCDカメラ 23 照明灯 30 検出装置制御盤 31 プログラムシーケンサ(又はコンピュータ) 32 画像処理装置 33 モニタカラーテレビ 34 捺染機制御盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被捺染材料を間欠的にワンリピート長づ
    つ送給し、スクリーンを通して自動スクリーン捺染を行
    うに際し、ワンリピート長の捺染基本画像を複数のブロ
    ックに分割すると共にブロックの順番を定め、この順番
    に従って、各ブロック毎の画像をCCDカメラで撮影し
    て、全ブロックについて基本画像データとして記憶する
    準備工程と、以後の捺染工程でワンリピート長毎に、捺
    染画像について、準備工程でのブロックの順番に従っ
    て、一定ブロックの画像をCCDカメラで撮影して、得
    られたブロック画像データを記憶されたブロック基本画
    像データと比較する画像処理工程と、両方の画像データ
    が一致した場合には捺染を続行し、両方の画像データが
    異なる場合には捺染を停止し或いは警報を発する工程と
    からなることを特徴とする自動スクリーン捺染機におけ
    る捺染不良検査方法。
  2. 【請求項2】 被捺染材料を支持するエンドレスベルト
    と、エンドレスベルトを間欠的にワンリピート長づつ駆
    動する駆動機構と、エンドレスベルト停止時にスクリー
    ンを通して被捺染材料に捺染を行う捺染ユニットとを備
    えた自動スクリーン捺染機において、 エンドレスベルトの上方で且つ最終捺染ユニットからリ
    ピート長の整数倍隔てた位置に、枠組みと、枠組み内を
    ベルトの送り方向及び幅方向に移動し得るように設けた
    移動枠と、移動枠に取り付けられて捺染画像を撮影する
    CCDカメラと、移動枠を前記送り方向及び幅方向に数
    値制御により駆動し、停止させる駆動機構とから成る検
    出装置を配置し、 ワンリピート長の捺染画像を複数のブロックに分割する
    と共にブロックの順番を定め、この順番に従って、各ブ
    ロック毎の画像をCCDカメラで撮影できるように、前
    記駆動機構を制御するシーケンサー乃至コンピュータ、
    及びCCDカメラからの画像データを取り込み、これを
    記憶し、且つ画像データと記憶画像データとを比較する
    画像処理装置とを設け、前記検出装置及びシーケンサー
    乃至コンピュータは、準備工程においては、全ブロック
    の画像をCCDカメラで撮影して、基本画像データとし
    てこれを記憶し、以後の捺染工程では、ワンリピート長
    毎に、準備工程でのブロックの順番に従って、一定ブロ
    ックの画像をCCDカメラで撮影し、得られたブロック
    画像データを記憶されたブロック基本画像データと比較
    し、両方の画像データが一致した場合にはエンドレスベ
    ルトの送りと、次のブロックへのCCDカメラの移動を
    行い且つ両方の画像データが異なる場合には捺染を停止
    し或いは警報を発する様に関連されている自動スクリー
    ン捺染機における捺染不良検査装置。
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