JPH07108613B2 - 車両用暖房装置 - Google Patents
車両用暖房装置Info
- Publication number
- JPH07108613B2 JPH07108613B2 JP63276934A JP27693488A JPH07108613B2 JP H07108613 B2 JPH07108613 B2 JP H07108613B2 JP 63276934 A JP63276934 A JP 63276934A JP 27693488 A JP27693488 A JP 27693488A JP H07108613 B2 JPH07108613 B2 JP H07108613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- pipe
- medium
- cooling water
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等に用いられる車両用暖房装置のシス
テムに関する。
テムに関する。
従来の自動車等に用いられる車両用暖房装置としては、
例えば実開昭59−16211号公報に示すようなものがあ
る。
例えば実開昭59−16211号公報に示すようなものがあ
る。
しかしながら、かかる従来技術によれば、機関停止後、
媒体がヒートパイプ中に残ると、冬季など低外気温時に
は媒体がエバポレータ以外の位置で凍結してしまうおそ
れがある。このような連結により再始動が困難になるお
それがある。
媒体がヒートパイプ中に残ると、冬季など低外気温時に
は媒体がエバポレータ以外の位置で凍結してしまうおそ
れがある。このような連結により再始動が困難になるお
それがある。
そこで、本発明によれば、かかる従来の課題に鑑み、冬
季など低外気温時であっても、再始動が容易なる車両用
暖房装置を提供することを目的としている。
季など低外気温時であっても、再始動が容易なる車両用
暖房装置を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するため、機関と車室内ヒ
ータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設け、ヒータコア
を循環する冷却水との間で熱交換する空気を供給する送
風ファンを設ける一方、排気通路に設けたエバポレータ
により該排気熱を前記空気に伝達する媒体が運ばれるル
ープ式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮部
を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖房装置
において、 前記機関を停止させた後の前記エバポレータが外気温と
略同一温度までに冷却されたことを検知するセンサ及び
該センサがONになると開いたままに維持される弁手段を
前記凝縮部と前記エバポレータとの間の媒体戻り用パイ
プの途中に介装し、前記媒体の全てをエバポレータに戻
し可能としたことを特徴とする。
ータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設け、ヒータコア
を循環する冷却水との間で熱交換する空気を供給する送
風ファンを設ける一方、排気通路に設けたエバポレータ
により該排気熱を前記空気に伝達する媒体が運ばれるル
ープ式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮部
を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖房装置
において、 前記機関を停止させた後の前記エバポレータが外気温と
略同一温度までに冷却されたことを検知するセンサ及び
該センサがONになると開いたままに維持される弁手段を
前記凝縮部と前記エバポレータとの間の媒体戻り用パイ
プの途中に介装し、前記媒体の全てをエバポレータに戻
し可能としたことを特徴とする。
機関を停止させた後、センサによりエバポレータが外気
温に近い状態に冷えたことを検知すると、センサはONに
なり、弁手段は全開し、ヒートパイプ内の媒体が全てエ
バポレータ内に戻ることになる。仮にエバポレータ内で
媒体が凍結しても機関を再始動すれば、排気熱で直ぐに
凍結状態の媒体は解氷し、システムの再始動が極めて容
易且つ確実に行われることとなる。
温に近い状態に冷えたことを検知すると、センサはONに
なり、弁手段は全開し、ヒートパイプ内の媒体が全てエ
バポレータ内に戻ることになる。仮にエバポレータ内で
媒体が凍結しても機関を再始動すれば、排気熱で直ぐに
凍結状態の媒体は解氷し、システムの再始動が極めて容
易且つ確実に行われることとなる。
第１図及び第２図は、本発明の一実施例を示す図で、符
号１は機関、２は車室内ヒータ、３は冷却水還流用の冷
却水通路、４はヒータコア、５は該ヒータコア４を循環
する冷却水との間で熱交換する空気を供給する送風ファ
ン、６は機関１の排気通路で、キャタライザー７とマフ
ラー８との間の通路に偏芯させた位置にエバポレータ９
を設け、該エバポレータ９の上流側にエバポレータ９に
排気熱を臨ませたり、臨まないよう開閉自在とした扉10
を有する。11はループ式のヒートパイプで、前記エバポ
レータ９及び車室用ヒータコア４の空気出口13側に取り
付けた凝縮部14を連結した第１パイプ15と、前記凝縮部
14及び前記エバポレータ９近傍の第１パイプ15を連結し
た第２パイプ16とよりなり、第２パイプ16中には前記凝
縮部14の下流側に連結した第３パイプ17と、該第３パイ
プ17の下流に連結したリキッドタンク18と、該リキッド
タンク18の下流に配設した弁手段たる電磁弁19と、前記
機関１を停止させた後の前記エバポレータ９の所定条件
を検知するセンサたるアンプ20と、電磁弁19の下流に連
結し第１パイプ15の上流側に連結した第４パイプ21とよ
りなる。
号１は機関、２は車室内ヒータ、３は冷却水還流用の冷
却水通路、４はヒータコア、５は該ヒータコア４を循環
する冷却水との間で熱交換する空気を供給する送風ファ
ン、６は機関１の排気通路で、キャタライザー７とマフ
ラー８との間の通路に偏芯させた位置にエバポレータ９
を設け、該エバポレータ９の上流側にエバポレータ９に
排気熱を臨ませたり、臨まないよう開閉自在とした扉10
を有する。11はループ式のヒートパイプで、前記エバポ
レータ９及び車室用ヒータコア４の空気出口13側に取り
付けた凝縮部14を連結した第１パイプ15と、前記凝縮部
14及び前記エバポレータ９近傍の第１パイプ15を連結し
た第２パイプ16とよりなり、第２パイプ16中には前記凝
縮部14の下流側に連結した第３パイプ17と、該第３パイ
プ17の下流に連結したリキッドタンク18と、該リキッド
タンク18の下流に配設した弁手段たる電磁弁19と、前記
機関１を停止させた後の前記エバポレータ９の所定条件
を検知するセンサたるアンプ20と、電磁弁19の下流に連
結し第１パイプ15の上流側に連結した第４パイプ21とよ
りなる。
前記アンプ20がONになることで、電磁弁19が開き、ヒー
トパイプ11内、特に第２パイプ16内の水等の媒体が全て
エバポレータ９に戻るように、前記凝縮部14と前記エバ
ポレータ９との間の媒体戻り用の第２パイプ16の途中に
電磁弁19を介装したものである。
トパイプ11内、特に第２パイプ16内の水等の媒体が全て
エバポレータ９に戻るように、前記凝縮部14と前記エバ
ポレータ９との間の媒体戻り用の第２パイプ16の途中に
電磁弁19を介装したものである。
前記アンプ20は第２図に示すように、前記エバポレータ
９内に収納したエバポレータ９内部の温度センサ20aに
より、エバポレータ９が外気温近くに下がったことを検
知しても良いし、第３図に示すように、キャピラーリー
チューブ20cを用いてエバポレータ９が所定温度以下に
なることを検知するようにしても良い。
９内に収納したエバポレータ９内部の温度センサ20aに
より、エバポレータ９が外気温近くに下がったことを検
知しても良いし、第３図に示すように、キャピラーリー
チューブ20cを用いてエバポレータ９が所定温度以下に
なることを検知するようにしても良い。
前記第３図の実施例の場合、キャピラリーチューブ20c
が稼働（つまりON）すると、封入されたガス20eにより
弁20dを下方（矢印方向）に引っ張るのでエバポレータ
９とリキッドタンク18との間が第４パイプ21を介して連
通して媒体がエバポレータ９内に流入することになる。
が稼働（つまりON）すると、封入されたガス20eにより
弁20dを下方（矢印方向）に引っ張るのでエバポレータ
９とリキッドタンク18との間が第４パイプ21を介して連
通して媒体がエバポレータ９内に流入することになる。
従って、自動車等が停車していて、機関１が停止状態に
なり、外気温等が低気温である場合にセンサたるアンプ
20が所定値を検知して、その信号により弁手段たる電磁
弁19等が開放されて、エバポレータ９内に媒体が流入す
るので、再始動した時、エバポレータ９内の媒体の解氷
が早く、この為、短時間でシステムの稼働が可能とな
る。
なり、外気温等が低気温である場合にセンサたるアンプ
20が所定値を検知して、その信号により弁手段たる電磁
弁19等が開放されて、エバポレータ９内に媒体が流入す
るので、再始動した時、エバポレータ９内の媒体の解氷
が早く、この為、短時間でシステムの稼働が可能とな
る。
尚、エバポレータ９の上流は機関１が全開状態で300℃
に達するが、扉10をエバポレータ９側（第１図の破線位
置）にすることで、排気は直接マフラー８に達し、動力
性能が劣化するようなことはない。
に達するが、扉10をエバポレータ９側（第１図の破線位
置）にすることで、排気は直接マフラー８に達し、動力
性能が劣化するようなことはない。
以上説明してきたように、この発明によれば、機関と車
室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設け、ヒー
タコアを循環する冷却水との間で熱交換する空気を供給
する送風ファンを設ける一方、排気通路に設けたエバポ
レータにより該排気熱を前記空気に伝達する媒体が運ば
れるループ式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの
凝縮部を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖
房装置において、 前記機関を停止させた後の前記エバポレータが外気温と
略同一温度までに冷却されたことを検知するセンサ及び
該センサがONになると開いたままに維持される弁手段を
前記凝縮部と前記エバポレータとの間の媒体戻り用パイ
プの途中に介装し、前記媒体の全てをエバポレータに戻
し可能としたことを特徴とするから、冬季など外気が比
較的低温時でも排気熱利用ヒータのシステムの再始動が
容易であり、仮に媒体が凍結しても排気熱の加わる部位
にエバポレータが配設されているので、解氷が容易であ
るという実益的効果を有する。
室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設け、ヒー
タコアを循環する冷却水との間で熱交換する空気を供給
する送風ファンを設ける一方、排気通路に設けたエバポ
レータにより該排気熱を前記空気に伝達する媒体が運ば
れるループ式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの
凝縮部を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖
房装置において、 前記機関を停止させた後の前記エバポレータが外気温と
略同一温度までに冷却されたことを検知するセンサ及び
該センサがONになると開いたままに維持される弁手段を
前記凝縮部と前記エバポレータとの間の媒体戻り用パイ
プの途中に介装し、前記媒体の全てをエバポレータに戻
し可能としたことを特徴とするから、冬季など外気が比
較的低温時でも排気熱利用ヒータのシステムの再始動が
容易であり、仮に媒体が凍結しても排気熱の加わる部位
にエバポレータが配設されているので、解氷が容易であ
るという実益的効果を有する。
第１図及び第２図は、本発明の一実施例を示す図で、第
１図は要部説明図、第２図はセンサの一例を示す要部拡
大図、第３図は第２図に開示したものと異なるセンサの
実施例を示す要部拡大図である。 １……機関、２……車室内ヒータ、３……冷却水通路、
４……ヒータコア、５……送風ファン、６……排気通
路、９……エバポレータ、11……ヒートパイプ、14……
凝縮部、16……媒体戻り用パイプたる第２パイプ、19…
…弁手段、20……センサ。
１図は要部説明図、第２図はセンサの一例を示す要部拡
大図、第３図は第２図に開示したものと異なるセンサの
実施例を示す要部拡大図である。 １……機関、２……車室内ヒータ、３……冷却水通路、
４……ヒータコア、５……送風ファン、６……排気通
路、９……エバポレータ、11……ヒートパイプ、14……
凝縮部、16……媒体戻り用パイプたる第２パイプ、19…
…弁手段、20……センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 洋 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−181511（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】機関と車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷
却水通路を設け、ヒータコアを循環する冷却水との間で
熱交換する空気を供給する送風ファンを設ける一方、排
気通路に設けたエバポレータにより該排気熱を前記空気
に伝達する媒体が運ばれるループ式ヒートパイプを配設
し、該ヒートパイプの凝縮部を車室用ヒータコアの空気
出口側に取り付けた暖房装置において、 前記機関を停止させた後の前記エバポレータが外気温と
略同一温度までに冷却されたことを検知するセンサ及び
該センサがONになると開いたままに維持される弁手段を
前記凝縮部と前記エバポレータとの間の媒体戻り用パイ
プの途中に介装し、前記媒体の全てをエバポレータに戻
し可能としたことを特徴とする車両用暖房装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63276934A JPH07108613B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両用暖房装置 |
| US07/429,222 US4982895A (en) | 1988-10-31 | 1989-10-31 | Heating system for automotive vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63276934A JPH07108613B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両用暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02124313A JPH02124313A (ja) | 1990-05-11 |
| JPH07108613B2 true JPH07108613B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=17576444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63276934A Expired - Fee Related JPH07108613B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両用暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108613B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4661839B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2011-03-30 | 株式会社デンソー | 排気熱回収器 |
| JP7159733B2 (ja) * | 2018-09-17 | 2022-10-25 | マツダ株式会社 | 車両用の空調装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH027688Y2 (ja) * | 1987-05-18 | 1990-02-23 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63276934A patent/JPH07108613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02124313A (ja) | 1990-05-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |