JPH0893579A - 燃料温度制御システム - Google Patents

燃料温度制御システム

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JPH0893579A
JPH0893579A JP22541194A JP22541194A JPH0893579A JP H0893579 A JPH0893579 A JP H0893579A JP 22541194 A JP22541194 A JP 22541194A JP 22541194 A JP22541194 A JP 22541194A JP H0893579 A JPH0893579 A JP H0893579A
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保利 山中
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Yoshimitsu Inoue
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Koichi Ito
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    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0606Fuel temperature

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒圧縮機の耐久寿命の低下およびエアコン
A/Cの冷房能力低下を招くことなく、エンジンE/G
へ供給される燃料の温度を制御することのできる燃料温
度制御システムSの提供。 【構成】 エンジンE/Gの冷却水回路に接続された温
水回路には、冷却水を熱源として車室内へ送風される空
気を加熱するヒータコア1が介在され、このヒータコア
1より下流には、インジェクタへ燃料を供給するデリバ
リパイプとの間で、冷却水と燃料との熱交換を行なう熱
交換器24が設けられている。温水回路を流れる冷却水
は、温水回路に設けられた流量調節バルブ23によっ
て、ヒータコア1へ流れる冷却水流量と、ヒータコア1
側へ流れることなくエンジンE/Gへ還流する冷却水流
量との割合が調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内燃機関の燃
料温度を制御する燃料温度制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のエンジンに供給する
燃料を冷却するための燃料冷却装置が提案されている
(実開昭62−23号、特開平3−43653号参
照)。この燃料冷却装置は、車両用エアコンの冷凍サイ
クルを循環する低圧側の冷媒によってエンジンに供給さ
れる燃料を冷却するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の燃料
冷却装置では、燃料を冷却することによって冷媒圧縮機
へ還流する冷媒の温度上昇が大きくなるため、冷媒圧縮
機に使用されるシール材等の機能低下に伴って、冷媒圧
縮機の耐久寿命が低下するという不具合を生じる。ま
た、冷媒圧縮機に還流する冷媒温度の上昇によってエア
コンの冷房能力が低下するため、冷媒圧縮機の容量増加
および冷媒凝縮器の大型化が必要となり、その結果、エ
ンジンの損失動力を増加させるという問題が生じる。本
発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的
は、冷媒圧縮機の耐久寿命の低下およびエアコンの冷房
能力低下を招くことなく燃料温度を制御することのでき
る燃料温度制御システムの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1では、水冷式エンジンの冷却水
が循環可能に設けられた温水回路と、この温水回路に介
在されるとともに、車室内へ空気を導くダクト内に配さ
れて、前記エンジンより供給された冷却水を熱源とし
て、通過する空気を加熱するヒータコアと、このヒータ
コアより下流の前記温水回路と前記エンジンへ燃料を供
給する燃料通路との間で、前記ヒータコアより前記エン
ジンへ還流する冷却水と前記エンジンへ供給される燃料
との熱交換を行なう熱交換器と、前記ヒータコアより上
流の前記温水回路に設けられて、前記エンジンより前記
ヒータコアへ供給される冷却水流量を調節する流量調節
手段とを備えた技術的手段を採用する。
【0005】請求項2では、請求項1に記載された燃料
温度制御システムにおいて、前記温水回路は、前記エン
ジンを流出した冷却水が前記ヒータコアおよび前記熱交
換器を迂回して前記エンジンへ還流する還流水路を有
し、前記流量調節手段は、前記還流水路を循環する冷却
水流量と前記ヒータコアへ流れる冷却水流量との割合を
調節することを特徴とする。
【0006】請求項3では、請求項1または2に記載さ
れた燃料温度制御システムにおいて、前記温水回路は、
前記エンジンとラジエータとを連絡する冷却水回路に接
続されて、この冷却水回路に設けられたウォータポンプ
の作動によって冷却水が循環することを特徴とする。
【0007】請求項4では、請求項1〜3に記載された
何れかの燃料温度制御システムにおいて、前記ダクト内
に配されて、通過する空気を冷却する冷却手段を備え、
前記ヒータコアは、前記ダクト内で前記冷却手段の風下
に配されたことを特徴とする。
【0008】請求項5では、請求項4に記載された燃料
温度制御システムにおいて、前記冷却手段は、冷凍サイ
クルの冷媒蒸発器であることを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】上記構成より成る本発明の燃
料温度制御システムは、ヒータコアより下流の温水回路
とエンジンへ燃料を供給する燃料通路とに介在された熱
交換器で、ヒータコアよりエンジンへ還流する冷却水と
エンジンへ供給される燃料との熱交換が行なわれる。こ
の熱交換器で燃料と熱交換される冷却水の温度は、ヒー
タコアを流れる冷却水流量に応じて変動する。つまり、
ヒータコアを流れる冷却水流量が多い時は、ヒータコア
を通過する空気との熱交換による温度低下が小さいこと
から、熱交換器を流れる冷却水の温度は高くなる。ま
た、ヒータコアを流れる冷却水流量が少ない時は、ヒー
タコアを通過する空気との熱交換による温度低下が大き
いことから、熱交換器を流れる冷却水の温度は低くな
る。
【0010】エンジンよりヒータコアへ供給される冷却
水流量は、ヒータコアより上流の温水回路に設けられた
流量調節手段によって調節することができるため、例え
ば、夏場等で燃料温度を下げる必要がある場合は、エン
ジンからヒータコアへ供給される冷却水流量を少なく
し、冬場等で燃料温度を上げる必要がある場合は、エン
ジンからヒータコアへ供給される冷却水流量を多くす
る。
【0011】このように、流量調節手段でヒータコアへ
供給される冷却水流量を調節することにより、熱交換器
を流れる冷却水の温度を調節して、エンジンへ供給され
る燃料の温度を制御することができる。この燃料温度制
御システムは、従来の冷凍サイクルを用いたシステムと
は異なり、ヒータコアからエンジンへ還流する冷却水の
廃熱を利用してエンジンへ供給される燃料を冷却または
加熱することができるため、冷媒圧縮機の耐久寿命低下
およびエアコンの冷房能力低下を招くことがない。その
結果、エンジンの損失動力が増加することもなく、従来
システムと比較して燃費向上を図ることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の燃料温度制御システムの一実
施例を図1〜7に基づいて説明する。図1は燃料温度制
御システムの全体構成図である。本実施例の燃料温度制
御システムSは、エアコンA/Cを搭載する車両におい
て、暖房用熱源としてエンジン冷却水を利用するヒータ
コア1を備え、このヒータコア1よりエンジンE/Gへ
還流する冷却水によってエンジンE/Gへ供給される燃
料を冷却または加熱するシステムである。
【0013】エアコンA/Cは、車室内へ空気を導くダ
クト2、このダクト2内に空気を導入して車室内へ送風
する送風機3、冷房手段としての冷凍サイクル(後述す
る)、暖房手段としてのヒータコア1、およびエアコン
操作パネル4での各種操作に基づいて空調制御を行なう
制御装置5(図3参照)を備える。
【0014】冷凍サイクルは、ダクト2内に冷媒蒸発器
6が配されて、図示しない冷媒圧縮機の作動に伴って供
給された低温低圧の冷媒との熱交換により冷媒蒸発器6
を通過する空気を冷却する周知の構成を成すものであ
る。なお、冷媒蒸発器6は、ダクト2内で冷媒蒸発器6
を迂回する迂回路7が形成されるように配置されてい
る。
【0015】ヒータコア1は、エンジンE/Gの冷却水
回路(後述する)に接続された温水回路(後述する)に
介在されて、ダクト2内で冷媒蒸発器6の風下に配置さ
れ、エンジンE/Gより供給された冷却水を熱源として
ヒータコア1を通過する空気を加熱する。なお、ヒータ
コア1は、ダクト2内で冷媒蒸発器6の迂回路7側に位
置して、ヒータコア1を迂回する迂回路8が形成される
ように配置されている。そして、この迂回路8には、温
度調節を行なうために迂回路8を開閉する開閉ドア9が
設置されている。
【0016】エンジンE/Gの冷却水回路は、エンジン
E/Gのウォータジャケット(図示しない)とラジエー
タ10とを環状に接続する環状水路11と、ラジエータ
10を迂回するバイパス水路12とから成る。なお、エ
ンジンE/Gより流出する冷却水は、アウトレットパイ
プ13を介して三方に分岐して流れるように構成されて
いる。
【0017】この冷却水回路には、エンジンE/Gによ
って駆動されるウォータポンプ14と、ラジエータ10
への冷却水流量を調節するサーモスタット15が配置さ
れている。ラジエータ10は、前面に配置されたクーリ
ングファン(図示しない)の送風を受けてラジエータ1
0内を流れる冷却水の放熱を行なう。なお、ラジエータ
10の車両前方側(図1の上側)には、冷凍サイクルの
冷媒凝縮器16が配置されている。
【0018】また、冷却水回路には、エンジンE/Gの
吸気通路17に設けられたスロットルボディ18での凍
結を防止するアイシング防止回路19が接続されてい
る。このアイシング防止回路19は、エンジンE/Gよ
り流出した高温の冷却水がアウトレットパイプ13を介
して導かれ、スロットルボディ18に設けられた通路
(図示しない)を流れた後、エンジンE/Gへ還流する
ように構成されている。なお、吸気通路17には、吸入
空気をろ過するエアクリーナ20が配置されている。
【0019】サーモスタット15は、冷却水温度に応じ
て環状水路11側の開度とバイパス水路12側の開度と
を相対的に可変するもので、環状水路11側の開度が大
きくなる(つまりバイパス水路12側の開度が小さくな
る)に連れてラジエータ10への冷却水流量が増加す
る。なお、サーモスタット15の開度(環状水路11側
の開度)は、エンジン出口水温が例えば80℃以下の時
に全閉となり、以後、冷却水の温度上昇に応じて開度が
大きくなり、エンジン出口水温が例えば約90℃以上の
時に全開となる。
【0020】温水回路は、エンジンE/Gとヒータコア
1とを環状に結ぶ循環水路21と、エンジンE/Gより
流出した冷却水がヒータコア1側へ流れることなくエン
ジンE/Gへ還流する還流水路22とから成る。この温
水回路には、循環水路21と還流水路22との分岐点に
流量調節バルブ23(本発明の流量調節手段)が配され
ている。
【0021】この流量調節バルブ23は、図示しないア
クチュエータ(例えばサーボモータ)により駆動され
て、ヒータコア1へ流れる冷却水流量と還流水路22を
流れる冷却水流量との割合を調節する。具体的には、冷
房運転時に開度を小さくしてヒータコア1へ供給される
冷却水流量を少なくし、最大冷房時には全閉する。ま
た、暖房運転時に開度を大きくしてヒータコア1へ供給
される冷却水流量を多くし、最大暖房時には全開する。
なお、上記説明における流量調節バルブ23の開度と
は、ヒータコア1側の開口割合のことを言う。
【0022】ヒータコア1より下流の温水回路には、燃
料噴射を行なうインジェクタ(図示しない)へ燃料を供
給するデリバリパイプ25(本発明の燃料通路)との間
で、冷却水と燃料との熱交換を行なう熱交換器24が設
けられている。この熱交換器24は、図2に示すよう
に、デリバリパイプ25の外周に、温水回路の配管21
aを螺旋状に巻回して構成されている。これにより、デ
リバリパイプ25を通過する燃料とヒータコア1よりエ
ンジンE/Gへ還流する冷却水との間で熱交換が行なわ
れる。
【0023】エアコンA/Cの制御装置5は、空調制御
に係わる制御プログラムや各種演算式等が記憶されたマ
イクロコンピュータ(図示しない)を内蔵するもので、
図3に示すように、エアコン操作パネル4より出力され
る操作信号、および各種センサ26(内気センサ、外気
センサ、日射センサ等)からの検出信号に基づいて、各
空調機器(冷媒圧縮機、送風機3、内外気切替ドア、開
閉ドア9、吹出口切替ドア等)および流量調節バルブ2
3を制御する。
【0024】次に、本実施例の作動を説明する。エンジ
ンE/Gより供給されてヒータコア1を流れる冷却水
は、ダクト2内でヒータコア1を通過する空気と熱交換
された後、さらに熱交換器24でデリバリパイプ25を
流れる燃料と熱交換されてエンジンE/Gへ還流する。
ヒータコア1へ供給される冷却水流量は、流量調節バル
ブ23によって調節されるが、冷房運転を行なう夏場は
冷却水流量が少なく、暖房運転を行なう冬場は冷却水流
量が多くなるようにコントロールされる。
【0025】ヒータコア1へ供給される冷却水流量が少
なくなると、ヒータコア1を通過する空気との熱交換に
よる温度低下が大きくなることから、ヒータコア1出口
の冷却水温度は低くなる。また、ヒータコア1へ供給さ
れる冷却水流量が多くなると、ヒータコア1を通過する
空気との熱交換による温度低下が小さいことから、ヒー
タコア1出口の冷却水温度が高くなる。このヒータコア
1を流れる冷却水流量に対するヒータコア1出口の冷却
水温度およびヒータコア1出口の吹出口空気温度の関係
をグラフ化して図4に示す。
【0026】つまり、ヒータコア1より流出する冷却水
の温度は、流量調節バルブ23によってヒータコア1へ
供給される冷却水流量を調節することにより、10℃以
下〜60℃以上の範囲で変動することになる。従って、
燃料温度が上昇する夏場(例えば、燃料温度:約60
℃)では、ヒータコア1より流出する冷却水(即ち熱交
換器24を流れる冷却水)の方がエンジンE/Gへ供給
される燃料より温度が低くなる。また、燃料温度が低下
する冬場(例えば、燃料温度:10℃)では、ヒータコ
ア1より流出する冷却水(即ち熱交換器24を流れる冷
却水)の方がエンジンE/Gへ供給される燃料より温度
が高くなる。
【0027】具体的に、車室内温度を25℃に設定して
エアコンA/Cを起動した場合を説明する。 イ)夏場の冷房運転(図5参照) エアコンA/Cの起動時には、流量調節バルブ23を全
閉にしてマックスクール(最大冷房運転)となる。従っ
て、この場合、エンジンE/Gより供給された冷却水
は、全て還流水路22を流れてエンジンE/Gへ還流
し、ヒータコア1へは流れない。なお、温水回路を流れ
る冷却水の温度は、外気温の高い夏場で約90〜100
℃に調節される。
【0028】その後、車室内の温度低下に伴って流量調
節バルブ23が開かれる(但し開度:小)。この時、ヒ
ータコア1へ流れる冷却水流量を毎分0.5リットル程
度とすると、ヒータコア1出口の冷却水温度は約20℃
となる。一方、燃料温度は、エンジンE/G始動後、約
60℃まで上昇する。
【0029】従って、エンジンE/Gへ供給される燃料
(燃料温度:60℃)は、デリバリパイプ25を通過す
る際に、デリバリパイプ25の外周に巻回された温水回
路の配管21aを流れる冷却水(冷却水温度:20℃)
との熱交換により冷却されて、約50℃まで温度低下す
る(図7参照)。この結果、ガソリン(燃料)のベーパ
発生量を大幅に減少させることができ、ベーパロックを
防止するのに有効である。
【0030】ロ)冬場の暖房運転(図6参照) エアコンA/Cの起動とともに流量調節バルブ23を全
開とする。この時、ヒータコア1へ流れる冷却水流量を
毎分10リットル程度とすると、ヒータコア1出口の冷
却水温度は約60℃となる。なお、温水回路を流れる冷
却水の温度は、外気温の低い冬場で約80〜90℃に調
節される。一方、燃料温度は、エンジンE/G始動後、
約15℃となる。
【0031】従って、エンジンE/Gへ供給される燃料
(燃料温度:15℃)は、デリバリパイプ25を通過す
る際に、デリバリパイプ25の外周に巻回された温水回
路の配管21aを流れる冷却水(冷却水温度:約60
℃)との熱交換により加熱されて、約25℃まで温度上
昇する(図7参照)。この結果、燃料の霧化が促進され
て、エンジンE/Gの始動性が良くなるとともに、燃費
向上を図ることができる。
【0032】このように、本実施例の燃料温度制御シス
テムSでは、ヒータコア1よりエンジンE/Gへ還流す
る冷却水の廃熱を利用してエンジンE/Gへ供給される
燃料の温度を制御(冷却または加熱)することができ
る。このため、冷凍サイクルを循環する低圧側の冷媒に
よって燃料を冷却する従来システムのように、冷媒温度
の上昇により冷媒圧縮機の耐久寿命が低下するようなこ
とはない。また、エアコンA/Cの冷房能力が低下する
こともなく、冷媒圧縮機の容量増加および冷媒凝縮器1
6の大型化が不要であることから、エンジンE/Gの損
失動力が増加することもない。
【0033】〔変形例〕本実施例では、冷却水と燃料と
の熱交換を行なう熱交換器24としてデリバリパイプ2
5の外周に温水回路の配管21aを巻回して構成した
が、デリバリパイプ25に限定する必要はなく、燃料配
管のどこに設けても良い。または、燃料タンク内に温水
回路の配管21aを引き入れて、燃料タンク内の燃料と
配管21aを流れる冷却水との間で熱交換を行なうよう
に構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料温度制御システムの全体構成図である。
【図2】熱交換器の模式図である。
【図3】本実施例の制御系に係わるブロック図である。
【図4】冷却水流量とヒータコア出口水温および吹出空
気温度との関係を示すグラフ。
【図5】冷房運転時の制御例を示す説明図である。
【図6】暖房運転時の制御例を示す説明図である。
【図7】燃料温度の変動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ヒータコア 2 ダクト 6 冷媒蒸発器(冷却手段) 10 ラジエータ 11 環状水路(冷却水回路) 12 バイパス水路(冷却水回路) 14 ウォータポンプ 21 循環水路(温水回路) 22 還流水路(温水回路) 23 流量調節バルブ(流量調節手段) 24 熱交換器 25 デリバリパイプ(燃料通路) E/G 水冷式エンジン S 燃料温度制御システム
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 公一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)水冷式エンジンの冷却水が循環可能に
    設けられた温水回路と、 b)この温水回路に介在されるとともに、車室内へ空気
    を導くダクト内に配されて、前記エンジンより供給され
    た冷却水を熱源として、通過する空気を加熱するヒータ
    コアと、 c)このヒータコアより下流の前記温水回路と前記エン
    ジンへ燃料を供給する燃料通路との間で、前記ヒータコ
    アより前記エンジンへ還流する冷却水と前記エンジンへ
    供給される燃料との熱交換を行なう熱交換器と、 d)前記ヒータコアより上流の前記温水回路に設けられ
    て、前記エンジンより前記ヒータコアへ供給される冷却
    水流量を調節する流量調節手段とを備えた燃料温度制御
    システム。
  2. 【請求項2】前記温水回路は、前記エンジンを流出した
    冷却水が前記ヒータコアおよび前記熱交換器を迂回して
    前記エンジンへ還流する還流水路を有し、 前記流量調節手段は、前記還流水路を循環する冷却水流
    量と前記ヒータコアへ流れる冷却水流量との割合を調節
    することを特徴とする請求項1に記載された燃料温度制
    御システム。
  3. 【請求項3】前記温水回路は、前記エンジンとラジエー
    タとを連絡する冷却水回路に接続されて、この冷却水回
    路に設けられたウォータポンプの作動によって冷却水が
    循環することを特徴とする請求項1または2に記載され
    た燃料温度制御システム。
  4. 【請求項4】前記ダクト内に配されて、通過する空気を
    冷却する冷却手段を備え、 前記ヒータコアは、前記ダクト内で前記冷却手段の風下
    に配されたことを特徴とする請求項1〜3に記載された
    何れかの燃料温度制御システム。
  5. 【請求項5】前記冷却手段は、冷凍サイクルの冷媒蒸発
    器であることを特徴とする請求項4に記載された燃料温
    度制御システム。
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