JPH07107872B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
- Publication number
- JPH07107872B2 JPH07107872B2 JP2202423A JP20242390A JPH07107872B2 JP H07107872 B2 JPH07107872 B2 JP H07107872B2 JP 2202423 A JP2202423 A JP 2202423A JP 20242390 A JP20242390 A JP 20242390A JP H07107872 B2 JPH07107872 B2 JP H07107872B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- induction heating
- storage box
- heating coil
- molding material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- General Induction Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、誘導加熱装置に関し、さらに詳しくいう
と、被加熱物を酸化防止雰囲気ガス中で誘導加熱する誘
導加熱装置に関するものである。
と、被加熱物を酸化防止雰囲気ガス中で誘導加熱する誘
導加熱装置に関するものである。
〔従来の技術〕 第２図は、例えば実公昭58−43191号公報に記載された
従来の誘導加熱装置を示し、図において、（１）は被加
熱物、（２）は加熱コイル、矢印（３）は被加熱物
（１）からの蒸発物を示している。また、（４）は換気
扇、（５）は耐火物、（６）は加熱コイル（２）の収納
箱、（７）は絶縁気体（８）の封入口である。
従来の誘導加熱装置を示し、図において、（１）は被加
熱物、（２）は加熱コイル、矢印（３）は被加熱物
（１）からの蒸発物を示している。また、（４）は換気
扇、（５）は耐火物、（６）は加熱コイル（２）の収納
箱、（７）は絶縁気体（８）の封入口である。
以上の構成により、加熱コイル（２）を収納箱（６）に
収納するとともに、この収納箱（６）に絶縁気体（８）
を強制封入するようにしたもので、これにより収納箱
（６）の内圧が高められ、不要個所への灰燼および蒸発
物（３）の侵入が防止され、さらに、合わせ目（収納箱
（６）と耐火物（５）とのすき間、あるいは収納箱
（６）のすき間）から絶縁気体（８）が噴出することに
よって加熱コイル（２）内壁周囲が絶縁気体（８）で膜
状に覆われ、耐火物（５）が保護される。
収納するとともに、この収納箱（６）に絶縁気体（８）
を強制封入するようにしたもので、これにより収納箱
（６）の内圧が高められ、不要個所への灰燼および蒸発
物（３）の侵入が防止され、さらに、合わせ目（収納箱
（６）と耐火物（５）とのすき間、あるいは収納箱
（６）のすき間）から絶縁気体（８）が噴出することに
よって加熱コイル（２）内壁周囲が絶縁気体（８）で膜
状に覆われ、耐火物（５）が保護される。
従って、耐火物（５）の劣化や加熱コイル（２）の絶縁
劣化を防止することができる。
劣化を防止することができる。
以上のような従来の誘導加熱装置では、加熱コイルは収
納箱に絶縁気体を強制封入することで、設置場所の雰囲
気と異なった環境を作り出し、加熱コイルの絶縁耐力の
維持向上を図っているが、被加熱物周囲に酸化防止雰囲
気ガス（例えば水素と窒素の混合ガス或いはCOガスと窒
素の混合ガス）を導入し、酸化防止雰囲気ガス中で被加
熱物を加熱するような場合には、収納箱に絶縁気体を封
入するだけで、収納箱の外部にH2,COガスなどを漏らさ
ないようにするには不充分であった。
納箱に絶縁気体を強制封入することで、設置場所の雰囲
気と異なった環境を作り出し、加熱コイルの絶縁耐力の
維持向上を図っているが、被加熱物周囲に酸化防止雰囲
気ガス（例えば水素と窒素の混合ガス或いはCOガスと窒
素の混合ガス）を導入し、酸化防止雰囲気ガス中で被加
熱物を加熱するような場合には、収納箱に絶縁気体を封
入するだけで、収納箱の外部にH2,COガスなどを漏らさ
ないようにするには不充分であった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもの
で、被加熱物周囲の酸化防止雰囲気ガスを加熱コイル収
納箱の外に漏らさない誘導加熱装置を得ることを目的と
する。
で、被加熱物周囲の酸化防止雰囲気ガスを加熱コイル収
納箱の外に漏らさない誘導加熱装置を得ることを目的と
する。
この発明に係る誘導加熱装置は、加熱コイルを、内外周
囲をモールド状耐火物で覆い、その外周面を柔軟性のあ
るコーティング材で被覆した。
囲をモールド状耐火物で覆い、その外周面を柔軟性のあ
るコーティング材で被覆した。
この発明においては、柔軟性のあるコーティング材は断
熱材または耐火材の割れ目からのガス漏れを防止する。
熱材または耐火材の割れ目からのガス漏れを防止する。
第１図はこの発明の一実施例を示し、（９）は酸化防止
雰囲気ガス、（13）は加熱コイル（２）を埋め込んであ
る耐火または断熱モールド材、（10）はモールド材（1
3）と収納箱（６）との間の耐熱性パッキン材、（11）
はモールド材（13）の外周面を覆う柔軟性コーティング
材である。（12）は隣接機器との結合用ジャバラであ
る。
雰囲気ガス、（13）は加熱コイル（２）を埋め込んであ
る耐火または断熱モールド材、（10）はモールド材（1
3）と収納箱（６）との間の耐熱性パッキン材、（11）
はモールド材（13）の外周面を覆う柔軟性コーティング
材である。（12）は隣接機器との結合用ジャバラであ
る。
その他、第２図と同一符号は同一ないし相当部分であ
る。
る。
従来は被加熱物（１）の表面付着物等が誘導加熱によっ
て、蒸発し、耐火物の割れ目、スキ間等から侵入し、加
熱コイル（２）の絶縁劣化防止を目的としていたが、こ
の実施例では、被加熱物（１）の誘導加熱で酸化皮膜が
発生することを防止する目的で、酸化防止雰囲気ガス
（９）中で加熱する。この場合色々の問題が発生する。
例えば雰囲気ガス（９）として、H2,COガス等を混入さ
せることによつて、還元性雰囲気を作り出した場合、H2
では爆発性、火災等、COガスでは人間に対する毒性から
の安全性確保が重要である。
て、蒸発し、耐火物の割れ目、スキ間等から侵入し、加
熱コイル（２）の絶縁劣化防止を目的としていたが、こ
の実施例では、被加熱物（１）の誘導加熱で酸化皮膜が
発生することを防止する目的で、酸化防止雰囲気ガス
（９）中で加熱する。この場合色々の問題が発生する。
例えば雰囲気ガス（９）として、H2,COガス等を混入さ
せることによつて、還元性雰囲気を作り出した場合、H2
では爆発性、火災等、COガスでは人間に対する毒性から
の安全性確保が重要である。
いずれの場合も収納箱（６）の外に上記ガスを漏洩させ
ることは不可につき、収納箱（６）と加熱コイル（２）
との空隙を絶縁気体（例えばN2ガス）（８）で封入する
ことで大方は上記のガス漏れを防止できるが、より安全
性および経年劣化等での耐火物（13）の割れおよび収納
箱（６）との隙間からのガス漏れ防止として、耐火物
（13）外表面にコーテイング材（11）の塗布と、さらに
は、隙間へのパッキング材（10）の挿入で、よりシール
性向上を達成することができる。
ることは不可につき、収納箱（６）と加熱コイル（２）
との空隙を絶縁気体（例えばN2ガス）（８）で封入する
ことで大方は上記のガス漏れを防止できるが、より安全
性および経年劣化等での耐火物（13）の割れおよび収納
箱（６）との隙間からのガス漏れ防止として、耐火物
（13）外表面にコーテイング材（11）の塗布と、さらに
は、隙間へのパッキング材（10）の挿入で、よりシール
性向上を達成することができる。
以上のように、この発明によれば、加熱コイルのモール
ド外表面に柔軟性コーティングを施したので、酸化防止
雰囲気ガス中で被加熱物の誘導加熱を行っても、収納箱
の外部、即ち加熱コイルの設置場所に酸化防止雰囲気ガ
スが漏洩するのを防止できる効果がある。
ド外表面に柔軟性コーティングを施したので、酸化防止
雰囲気ガス中で被加熱物の誘導加熱を行っても、収納箱
の外部、即ち加熱コイルの設置場所に酸化防止雰囲気ガ
スが漏洩するのを防止できる効果がある。
第１図はこの発明の一実施例の縦断面図、第２図は従来
の誘導加熱装置の縦断面図である。 （１）……被加熱物、（２）……誘導加熱コイル、
（６）……収納箱、（９）……酸化防止雰囲気ガス、
（10）……パッキン、（11）……柔軟性のあるコーテイ
ング材、（13）……モールド。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
の誘導加熱装置の縦断面図である。 （１）……被加熱物、（２）……誘導加熱コイル、
（６）……収納箱、（９）……酸化防止雰囲気ガス、
（10）……パッキン、（11）……柔軟性のあるコーテイ
ング材、（13）……モールド。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】耐火材及び断熱材の少なくともいずれか一
方からなるモールド材に埋め込まれており、内側の空間
内に配置される被加熱物を酸化防止雰囲気ガス中で加熱
する加熱コイルと、 上記モールド材及び上記加熱コイルを収納し、上記モー
ルド材との間の空隙に絶縁気体が封入される収納箱と、 上記モールド材の外周面を覆う柔軟性コーティング材と を備えていることを特徴とする誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202423A JPH07107872B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202423A JPH07107872B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 誘導加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495379A JPH0495379A (ja) | 1992-03-27 |
| JPH07107872B2 true JPH07107872B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=16457267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2202423A Expired - Lifetime JPH07107872B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07107872B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843191U (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-23 | パイオニア株式会社 | スイツチング電源回路 |
| JPS6482473A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | Heating coil |
-
1990
- 1990-08-01 JP JP2202423A patent/JPH07107872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495379A (ja) | 1992-03-27 |
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