JPH07107652A - 通信ケーブル用クロージャ向ガス漏れ防止方法 - Google Patents

通信ケーブル用クロージャ向ガス漏れ防止方法

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JPH07107652A
JPH07107652A JP25044293A JP25044293A JPH07107652A JP H07107652 A JPH07107652 A JP H07107652A JP 25044293 A JP25044293 A JP 25044293A JP 25044293 A JP25044293 A JP 25044293A JP H07107652 A JPH07107652 A JP H07107652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower half
communication cable
closure
gas
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25044293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Maruyama
恒夫 丸山
Kiyoshi Takahashi
潔 高橋
Nobutoshi Uchiyama
信利 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通信用ケーブルの接続部を密閉するクロージャ
の各締め付ネジを増締してもガス漏洩が止まらない場合
にこのガス漏れに対してクロージャを分解せず、そのま
まの状態で必要最小限の簡便な処置によってガス漏れを
防止する方法を提供する。 【構成】通信ケーブルαの接続部2を内部に密閉するク
ロージャ1内からのガス漏れを防止する方法において、
上下半割端面板3a,3bに対する通信ケーブルα貫通
隙間を捲層シールするエアタイトテープ4捲層間に完璧
シール自在にワッシャ18付木ネジ17を螺子込み挿入
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ケーブル接続部を
密閉するクロージャのエアタイトテープ捲層間からのガ
ス漏れ防止に供する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すよう、地下のマンホールAや
とう道Bに設置している通信ケーブルαは、それ自身の
劣化や外的要因等によって穴、亀裂等を生じる。この部
分から浸水が始まり、故障などの障害を透起している。
これを防ぐために図6に図示したように、ガス区間Zに
おいてケーブルα内には乾燥空気や窒素ガス等を封入
し、一定の圧力をかけておくことにより、ケーブルα内
への浸水が防がれている。図中、Cはガス供給装置、D
は主配線盤(MDF)、Eはビル、Fはガスダム、α′
は架空ケーブルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通信ケーブルαの接続
部を密閉、カバーしている図7乃至図8に示すクロージ
ャ1は、接続部分2の保護部品として用いられている。
ここからガスが漏れ出した場合は、ほとんどの場合、ク
ロージャ1の対合環板形成自在な上下半割端面板3a、
3b対合中心孔部の通信ケーブルαとの隙間を密閉する
ために用いられるエアタイトテープ4捲層間からのガス
漏れである。クロージャ1のバンド5用締め付ネジ6や
対合フランジ7用締め付ネジ8を増し締めしてもガスの
流出が止まらなければ、解体修理する以外に修理方法は
なかった。図中、9,10は対合円筒形成自在な上下半
割スリーブ、11はスリーブガスケット、12は端面板
ガスケット、13は合わせ用シール、14はケーブル把
持金具、15,16は対合中心孔部を形成する上下半割
ケーブル貫通筒部である。
【0004】また修理においては図9に示すように、ク
ロージャ1′の位置するマンホールA′に最も近いマン
ホールAから窒素ガスボンベGのガスを送り込んで、ガ
ス圧の低下を防いでいた。しかし、この方法では修理完
了までの間ガスを流し続けなければならず、膨大なガス
を消費してしまっていた。また、ボンベGの取り替えに
伴う付帯作業の増加、夜間作業の実施等効率的な修理、
復旧作業が行えなかった。
【0005】本発明は、前記従来のクロージャのガス漏
れ対策に鑑み、クロージャの従来の各締め付ネジを増し
締めしてもガスの濡洩が止まらなかった場合に、このガ
ス漏れに対してケーブル内のガスを抜くことなく、必要
最低限の簡便な処置によってガス漏れを止める通信ケー
ブル用クロージャ向ガス漏れ防止方法を提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法を採用すること
により達成される。即ち、本発明の第1の特徴は、対合
円筒形成自在な上下半割スリーブと当該対合した上下半
割スリーブの両端をそれぞれ閉鎖する対合環板形成自在
な上下半割端面板とからなり、当該対合した上下半割端
面板の対合中心孔部をそれぞれ貫通した通信ケーブル端
相互の接続部を内部に密封するクロージャ内からのガス
漏れを防止する方法において、前記上下半割端面板の前
記対合中心孔部に対する前記通信ケーブル貫通隙間を捲
層シールするエアタイトテープ捲層間に完壁シール自在
にワッシャ付防錆ネジを螺子込み挿入してなる通信ケー
ブル用クロージャ向ガス漏れ防止方法である。
【0007】本発明の第2の特徴は、対合円筒形成自在
な上下半割スリーブと当該対合した上下半割スリーブの
両端をそれぞれ閉鎖する対合環板形成自在な上下半割端
面板とからなり、当該対合した上下半割端面板の対合中
心孔部をそれぞれ貫通した通信ケーブル端相互の接続部
を内部に密封するクロージャ内からのガス漏れを防止す
る方法において、前記上下半割端面板の前記対合中心孔
部に対する前記通信ケーブル貫通隙間を捲層シールする
エアタイトテープ捲層間にワッシャ付防錆ネジを螺子込
み挿入した後、当該防錆ネジと当該エアタイトテープと
に亙り完璧シール自在にプラスチック樹脂塗料で塗布シ
ールしてなる通信ケーブル用クロージャ向ガス漏れ防止
方法である。
【0008】
【作用】本発明は、前記手法を構じ、エアタイトテープ
捲層間にワッシャ付防錆ネジをねじ込み挿入することに
よってエアタイトテープは通信ケーブル外周側と端面板
のケーブル貫通半割筒部内周側に圧迫され、エアタイト
テープ捲層間または通信ケーブルとエアタイトテープの
隙間から漏れ出していたガスをストップすることができ
る。
【0009】その際、ワッシャは防錆ネジの隙間から漏
れ出るガスをもストップすることが可能である。これで
ガス漏れ止めにある程度充分であるが、その上にさらに
防錆ネジとエアタイトテープに亙ってプラスチック樹脂
塗料を塗布すれば完璧を期することが出来る。
【0010】
【実施例】(実施例1)本発明の第1実施例を図面につ
いて説明する。図1は本実施例の施工状態を説明する正
面図、図2は同側面図、図3は木ネジの拡大斜面図、図
4はプラスチックワッシャの拡大正面図である。図中、
17は木ネジ、18はプラスチックワッシャ、19はド
ライバである。なお、図7乃至図8に示す従来のクロー
ジャと同一部材は同一符号を付した。
【0011】本実施例の施工は、まず、ガスの漏洩箇所
が、上下半割端面板3a,3bのエアタイトテープ4捲
層部分からであることを確認して、漏洩している箇所ま
たはその近傍に、ワッシャ18付きの木ネジ17をねじ
込み挿入した。これによって、ガスの漏洩が停止したこ
とを石鹸水等を塗布して泡が発生しないこと、およびケ
ーブルα内のガス圧力低下速度が減少することから確認
できた。
【0012】木ネジ17をねじ込み挿入する位置は特に
限定はされない。エアタイトテープ4捲層間からガス漏
れしている部分が発見できれば、この部分に木ネジ17
をねじ込めば良いことは自明のことである。木ネジ17
は図3に示すような例えば、長さ25mmおよび太さ3mm
寸法の大きさの物を用いることができるが、この大きさ
に限定されるものではない。
【0013】木ネジ17に大きなものを用いると前記作
用で述べた圧迫力は大きく成るが、今度は木ネジ17と
エアタイトテープ4間の隙間が無視できないほどに大き
くなるので、例示した木ネジ17の前記大きさが妥当で
ある。特に材質には影響されないが、錆の問題を考慮す
るならば、ステンレス製やプラスチック製の防錆ネジが
望ましい。
【0014】ワッシャ18をこの木ネジ17に用いるこ
とによって、木ネジ17の隙間から漏れ出てくるガスを
このワッシャ18でストップすることが可能になり、本
実施例の機能をより顕著なものとすることができる。ワ
ッシャ18の大きさは大きいほど広い面積にわたってガ
ス漏れを防止することが可能になるが、大きすぎるとケ
ーブルαに干渉するので、例えば内径3mmおよび外径6
mmの大きさが妥当である。ワッシャ18の厚さに関して
は、特に限定はされないが、あまり薄過ぎるとたわみに
よってガス漏れを止めることができないので注意が必要
である。
【0015】(実施例2)本発明の第2実施例を図面に
ついて説明する。図5は本実施例の施工状態を説明する
正面図である。図中、20はポリエーテル樹脂塗料であ
る。なお、図1乃至図4に示す前記第1実施例と同一部
材は同一符号を付した。
【0016】本実施例の施工は、まず、ガスの漏洩箇所
が、上下半割端面板3a,3bのエアタイトテープ4捲
層部分からであることを確認して、漏洩している箇所ま
たはその近傍にワッシャ18付きの木ネジ17をねじ込
み挿入した。この後、図5に示すごとく、木ネジ17と
エアタイトテープ4に亙りポリエーテル系樹脂塗料20
を塗布した。
【0017】これによって、ガスの漏洩が停止したこと
を石鹸水等を塗布して泡が発生しないこと、およびケー
ブルα内のガス圧力低下速度が減少することから確認で
きた。この場合のガス漏洩防止方法が他の実施例に比較
して最もガス漏れが少なく効果的であることがわかっ
た。
【0018】ポリエーテル系樹脂塗料20については、
木ネジ17とエアタイトテープ4間の隙間に含浸された
後、固化して隙間を樹脂で密閉できれば他のプラスチッ
ク樹脂塗料でも良く、特に成分、粘度等に限定はされな
い。ガスが漏れるときの圧力がかかることを考慮する
と、樹脂塗料は速乾性であるほうがよい。
【0019】
【発明の効果】かくして、本発明の方法によって、エア
タイトテープ部分またはその近傍からのガス漏れを内部
にガス圧が加わった状態で修理する簡便な作業により、
安全にかつ迅速に停止できる。本発明によるガス漏洩防
止方法のその産業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の施工状態を説明する正面
図である。
【図2】同上、側面図である。
【図3】木ネジの拡大斜面図である。
【図4】プラスチックワッシャの拡大正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の施工状態を説明する正面
図である。
【図6】一般的な地下設備構成図である。
【図7】従来のクロージャの一部破断斜面図である。
【図8】同上における上下半割端面板の対合した正面図
である。
【図9】地下設備におけるクロージャからのガス漏洩現
象を説明する図であって、意図的にガス漏れした部分に
水を注入している。
【符号の説明】
A,A′…マンホール B…とう道 C…ガス供給装置 D…主配線盤 E…ビル F…ガスダム G…ボンベ Z…ガス区間 α…通信ケーブル α′…架空ケーブル 1,1′…クロージャ 2…接続部 3a,3b…上下半割端面板 4…エアタイトテープ 5…バンド 6,8…締め付ネジ 7…対合フランジ 9,10…上下半割スリーブ 11…スリーブガスケット 12…端面板ガスケット 13…合わせ用シール 14…ケーブル把持金具 15,16…上下半割ケーブル貫通筒部 17…木ネジ 18…プラスチックワッシャ 19…ドライバ 20…ポリエーテル樹脂塗料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対合円筒形成自在な上下半割スリーブと当
    該対合した上下半割スリーブの両端をそれぞれ閉鎖する
    対合環板形成自在な上下半割端面板とからなり当該上下
    半割端面板の対合中心孔部をそれぞれ貫通した通信ケー
    ブル端相互の接続部を内部に密封するクロージャ内から
    のガス漏れを防止する方法において、 前記上下半割端面板の前記対合中心孔部に対する前記通
    信ケーブル貫通隙間を捲層シールするエアタイトテープ
    捲層間に完壁シール自在にワッシャ付防錆ネジを螺子込
    み挿入したことを特徴とする通信ケーブル用クロージャ
    向ガス漏れ防止方法。
  2. 【請求項2】対合円筒形成自在な上下半割スリーブと当
    該対合した上下半割スリーブの両端をそれぞれ閉鎖する
    対合環板形成自在な上下半割端面板とからなり当該上下
    半割端面板の対合中心孔部を貫通した通信ケーブル端相
    互の接続部を内部に密封するクロージャ内からのガス漏
    れを防止する方法において、 前記上下半割端面板の前記対合中心孔部に対する前記通
    信ケーブル貫通隙間を捲層シールするエアタイトテープ
    捲層間にワッシャ付防錆ネジを螺子込み挿入した後、当
    該防錆ネジと当該エアタイトテープとに亙り完璧シール
    自在にプラスチック樹脂塗料で塗布シールしたことを特
    徴とする通信ケーブル用クロージャ向ガス漏れ防止方
    法。
JP25044293A 1993-10-06 1993-10-06 通信ケーブル用クロージャ向ガス漏れ防止方法 Pending JPH07107652A (ja)

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JP (1) JPH07107652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011486A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー クロージャの補修用部材、加熱部材、封止部材、及び、クロージャの補修方法。

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011486A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー クロージャの補修用部材、加熱部材、封止部材、及び、クロージャの補修方法。

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