JPH07107639A - パネルへの配線器具の取り付け構造 - Google Patents

パネルへの配線器具の取り付け構造

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JPH07107639A
JPH07107639A JP5242948A JP24294893A JPH07107639A JP H07107639 A JPH07107639 A JP H07107639A JP 5242948 A JP5242948 A JP 5242948A JP 24294893 A JP24294893 A JP 24294893A JP H07107639 A JPH07107639 A JP H07107639A
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JP
Japan
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panel
heat insulating
insulating material
wiring
repair
Prior art date
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Pending
Application number
JP5242948A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Matsumoto
和彦 松本
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工数やコストを増加させないでパネルの断熱
性能の低下や結露の発生を防止することができるように
する。 【構成】 パネル1の表面材30の内面に断熱材5を設
けると共に表面材30と断熱材5を貫通して取付穴6を
パネル1に設ける。弾性体で形成される補修用断熱材7
を取付穴6の断熱材5側の開口を塞いで配設する。配線
器具9を取付穴6に取り付ける共に配線器具9に接続し
た配線11を補修用断熱材7を通してパネル1内に配設
する。取付穴6を形成した時にできる断熱材5の欠損部
分に補修用断熱材7を配設することで、断熱材5が欠損
した取付穴6からの熱の損失を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンセントやスイッチ
等の配線器具を壁パネル等に取り付ける構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5にはコンセントを取り付けた壁パネ
ルが示してある。パネル1はパネル枠10の両側に内装
材2と外装材3とをそれぞれ設けて形成してあり、パネ
ル1の内部において内装材2の内面にはウレタンフォー
ムやフェノールフォーム等で形成される断熱材5が接着
されていると共に、この断熱材5と外装材3の内面との
隙間をパネル1を縦断する配線収納部4として形成して
ある。パネル1の内装材2にはコンセント12を取り付
けるための取付穴6が穿設してあって、取付穴6は内装
材2と断熱材5を貫通して配線収納部4と連通させてあ
る。そしてパネル1の上部から配線11を配線収納部4
に導入して収納すると共に配線11の先端を取付穴6か
らパネル1の外に導出し、コンセント12に配線11の
先端を電気的に接続すると共に配線11を取付穴6に入
れながらコンセント12を取付穴6の開口縁に取り付け
ることによって、パネル1にコンセント12を配設する
ようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようにし
てコンセント12を取り付けると、断熱材5を配線収納
部4にまで貫通させて取付穴6を形成するので、取付穴
6の部分において断熱材5に欠損が生じることになり、
コンセント12から取付穴6を通って熱が出入りするよ
うになってパネルの断熱性能が低下したりコンセント1
2の表面に結露が生じるという問題があった。そこで施
工現場で取付穴6にウレタンを注入発泡して取付穴6を
埋めることがおこなわれているが、工数の増加やコスト
の面で問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、工数やコストを増加させないでパネルの断熱性能
の低下や結露の発生を防止することができるパネルへの
配線器具の取り付け構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネルへの
配線器具の取り付け構造は、パネル1の表面材30の内
面に断熱材5を設けると共に表面材30と断熱材5を貫
通して取付穴6をパネル1に設け、弾性体で形成される
補修用断熱材7を取付穴6の断熱材5側の開口を塞いで
配設し、配線器具9を取付穴6に取り付ける共に配線器
具9に接続した配線11を補修用断熱材7を通してパネ
ル1内に配設して成ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】弾性体で形成される補修用断熱材7を取付穴6
の断熱材5側の開口を塞いで配設したので、取付穴6を
形成した時にできる断熱材5の欠損部分に補修用断熱材
7を配設することで、断熱材5が欠損した取付穴6から
の熱の損失を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。パネ
ル1はパネル枠10の両側に表面材30として内装材2
と外装材3とをそれぞれ設けて形成してあり、パネル1
の内部には断熱材5が設けられている。この断熱材5は
ウレタンフォームやフェノールフォームを注入発泡して
形成され、断熱材5の自己接着性によって内装材2の内
面に接着されている。また断熱材5と外装材3の内面と
の隙間はパネル1を縦断する配線収納部4として形成さ
れている。配線収納部4としてはパネル1内に紙管等を
縦断させて配設するようにしてもよい。またパネル1に
は内装材2と断熱材5を貫通して配線収納部4と連通す
る取付穴6が穿設してある。取付穴6の大きさや穿設位
置は設計に応じて適宜決定されるが、パネル1の下端か
ら高さ220mmの位置に直径70mmの取付穴6をホ
ールソー等で穿孔するとよい。さらにパネル1のパネル
枠10の上側のパネル枠には配線収納部4と連通する配
線導入口(図示省略)が形成してある。
【0008】補修用断熱材7は、軟質のプラスチックフ
ォーム、例えばウレタン、ポリエチレン、エチレンプロ
ピレンジエンゴム(EPDM)等で形成される弾性を有
するもので、大きさは取付穴6よりも大きく、約120
mm×120mmの正方形で、厚さ60mm、密度22
kg/m3 程度のものを使用する。補修用断熱材7には
ドライバー等で表裏に貫通する配線導出孔8を形成す
る。
【0009】配線器具9としては照明器具をオンオフす
るスイッチやアンテナの端子等を例示することができる
が、本実施例では配線器具9としてコンセント12を用
いる。コンセント12は円板状の平板部12aの裏面の
上下に支持部12bを突設すると共に支持部12bの間
に端子部12cを設けて形成してある。そして図2
(a)に示すように壁として立設されたパネル1の配線
導入口から電線等の配線11をパネル1内の配線収納部
4に挿入すると共に配線11の先端を取付穴6から引き
出す。このとき図2(b)に示すように配線11の先端
の絶縁被覆11aを取り除いて導線11bを露出させて
ある。次に配線11の先端を補修用断熱材7の配線導出
孔8内に裏面の開口から差し込んで表面の開口から導出
し、配線11の先部に補修用断熱材7を取り付ける。次
に図3(a)、(b)に示すように取付穴6の内装材2
側の外面の開口に補修用断熱材7を位置させ、この補修
用断熱材7を手で圧縮して取付穴6内を通して配線収納
部4内に押し込む。こうすることで補修用断熱材7は配
線収納部4内で圧縮状態から元の大きさに膨張し、図3
(c)、(d)に示すように補修用断熱材7の表面と裏
面が取付穴6の断熱材5側の開口縁と外装材3の内面に
それぞれ弾接して係止される。また補修用断熱材7は断
熱材5や外装材3の内面と密着して隙間が形成されない
状態になっている。その後導線11bをコンセント12
の端子部12cを接続し、取付穴6内にコンセント12
の支持部12bを差し込むと共に取付穴6の内装材2側
開口縁にコンセント12の平板部12aを取り付けるこ
とによって、図1(a)、(b)、(c)に示すように
パネル1にコンセント12を取り付けることができる。
尚、図1(d)に示すように補修用断熱材7を取付穴6
内に先端を位置させるようにして取付穴6の内側に断熱
材5と密着させて配設するようにしてもよい。またコン
セント12がマローコンセントであれば端子部12cに
導線11bを差し込むだけコンセント12と配線11と
を電気的に接続することができる。
【0010】上記のようにしてコンセント12を取り付
けると、取付穴6を穿設することによって断熱材5が欠
損したとしても、取付穴6と外装材3との間に補修用断
熱材7を設けることができ、熱が取付穴6を通って出入
りしないようにすることができる。また補修用断熱材7
を弾性体で形成したので、硬質の断熱材と違ってパネル
1を形成した後に取付穴6に挿入して取り付けることが
でき、またパネル1の断熱材5とのなじみ性(密着性)
を高く得ることができて断熱材5と補修用断熱材7との
間に隙間ができないようにすることができる。しかも施
工現場でウレタン等を注入発泡する必要がなくて施工が
簡単にでき、またコストも低く押さえることができる。
【0011】図4には他の実施例が示してあり、パネル
1及びパネル1の取付穴6、コンセント12は上記実施
例と同様にして形成される。図4(a)に示すようにコ
ンセント12の支持部12bには発泡ゴム等で形成され
る弾性を有する補修用断熱材7がボルト13で取り付け
てある。この補修用断熱材7は直径90mm、厚さ5m
m程度の板状のものを使用し、その略中央部には表裏に
開口する配線導出孔8が穿設してある。
【0012】そして壁として立設されたパネル1の配線
導入口から電線等の配線11をパネル1内の配線収納部
4に挿入すると共に配線11の先端を取付穴6から引き
出す。次に配線11の先部の絶縁被覆11aを取り除い
て導線11bを露出させ、配線11の先端を補修用断熱
材7の配線導出孔8内に裏面の開口から差し込んで表面
の開口から導出し、導線11bをコンセント12の端子
部12cを接続する。最後に図4(b)に示すように補
修用断熱材7を取付穴6に挿入すると共にコンセント1
2の支持部12bを取付穴6内に差し込んで、取付穴6
の内装材2側開口縁にコンセント12の平板部12aを
取り付けることによって、図4(c)に示すようにパネ
ル1にコンセント12を配設することができる。
【0013】このようにしてコンセント12を取り付け
ると、補修用断熱材7の周面を取付穴6の内側に弾接す
ることができると共にパネル1の断熱材5とのなじみ性
(密着性)を高く得ることができ、断熱材5と補修用断
熱材7との間に隙間ができないようにすることができ
る。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、弾性体で形成さ
れる補修用断熱材を取付穴の断熱材側開口を塞いで配設
したので、補修用断熱材で断熱材が欠損した取付穴から
の熱の損失を防ぐことができ、パネルの断熱性能の低下
や結露の発生を防止することができるものである。しか
も施工現場で取付穴にウレタンを注入発泡して取付穴を
埋めるような作業を必要としないので、工数の増加やコ
ストの増加をしないで、簡単に安価にパネルの断熱性能
の低下が防止できるものである。さらに補修用断熱材を
弾性体で形成したので、圧縮状態で取付穴内に挿入され
た補修用断熱材が取付穴内で元の状態に膨張しようとす
る力によって断熱材に弾接することになり、補修用断熱
材を取り付けるのに接着剤を必要とせず、また断熱材と
補修用断熱材との間に隙間が形成されないようにするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す(a)は側面断面図、
(b)は上面断面図、(c)は正面図、(d)は補修用
断熱材の他の取り付け構造を示す側面断面図である。
【図2】同上の(a)はパネル内に配線を通した時の概
略図、(b)は配線の先端の斜視図、(c)は配線に補
修用断熱材を取り付けた時の斜視図である。
【図3】同上の(a)はパネルに補修用断熱材を取り付
ける前の上面断面図、(b)はパネルに補修用断熱材を
取り付ける前の斜視図、(c)はパネルに補修用断熱材
を取り付けた後の上面断面図、(d)はパネルに補修用
断熱材を取り付けた後の斜視図である。
【図4】同上の他の実施例を示す(a)はコンセントに
取り付けた補修用断熱材を示す斜視図、(b)はパネル
にコンセントを取り付ける前の斜視図、(c)は側面断
面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 パネル 5 断熱材 6 取付穴 7 補修用断熱材 9 配線器具 11 配線 30 表面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 25/00 H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの表面材の内面に断熱材を設ける
    と共に表面材と断熱材を貫通して取付穴をパネルに設
    け、弾性体で形成される補修用断熱材を取付穴の断熱材
    側の開口を塞いで配設し、配線器具を取付穴に取り付け
    る共に配線器具に接続した配線を補修用断熱材を通して
    パネル内に配設して成ることを特徴とするパネルへの配
    線器具の取り付け構造。
JP5242948A 1993-09-29 1993-09-29 パネルへの配線器具の取り付け構造 Pending JPH07107639A (ja)

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Effective date: 19960514