JPH07107570B2 - 光ファイバケーブルの分岐接続部 - Google Patents
光ファイバケーブルの分岐接続部Info
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- JPH07107570B2 JPH07107570B2 JP1289322A JP28932289A JPH07107570B2 JP H07107570 B2 JPH07107570 B2 JP H07107570B2 JP 1289322 A JP1289322 A JP 1289322A JP 28932289 A JP28932289 A JP 28932289A JP H07107570 B2 JPH07107570 B2 JP H07107570B2
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/4471—Terminating devices ; Cable clamps
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は光フアイバケーブルの分岐接続、特に普通の
接続部が形成されていない任意の箇所のケーブル部分か
らの分岐接続、いわゆる後分岐を容易に行うことができ
る分岐接続部に関するものである。
接続部が形成されていない任意の箇所のケーブル部分か
らの分岐接続、いわゆる後分岐を容易に行うことができ
る分岐接続部に関するものである。
[従来の技術] 光フアイバケーブル線路における接続部には、通常光フ
アイバ心線の接続部の前後に十分な余長部を持たせて接
続部が構成される。
アイバ心線の接続部の前後に十分な余長部を持たせて接
続部が構成される。
このようにするのは、光フアイバ心線の接続には特殊な
工具、治具等を必要とし、作業に際してファイバ心線の
接続部分をその工具、治具の設置場所まで引き出す必要
があり、この引き出しのために、またはのちに光フアイ
バ心線を再接続または分岐接続するために、余長部を設
けておくことが行なわれているのである。
工具、治具等を必要とし、作業に際してファイバ心線の
接続部分をその工具、治具の設置場所まで引き出す必要
があり、この引き出しのために、またはのちに光フアイ
バ心線を再接続または分岐接続するために、余長部を設
けておくことが行なわれているのである。
その従来の分岐接続部の構造の1例を第2図および第3
図に示す。1a、1bは切断された被分岐光フアイバケーブ
ル、2はその外被、3は外被2を剥ぎ取つて露出された
ケーブルコア、4はその光フアイバ心線支持用スペー
サ、5はスペーサ4の外表面に螺旋状にまたは波状に設
けられた複数条の溝に収納された光フアイバ心線、6は
スペーサ4の中心に設けられた抗張力線、7aはケーブル
1a側の分岐されないフアイバ心線5の余長部、7bはケー
ブル1b側の分岐されないフアイバ心線5の余長部、7cは
ケーブル1b側の分岐されるフアイバ心線5の余長部、9
は分岐されないフアイバ心線5の余長部7a、7bおよびそ
の接続部(図面では隠れた位置にあるために見えな
い。)を収納した収納体例えば収納トレーであって、各
心線ごとに1個の収納体に収納されている。21は上記の
一方の側の被分岐フアイバケーブル1aに並列に配設され
た分岐光フアイバケーブル、22はその外被、23は外被22
の端部を剥ぎ取つて露出されたケーブルコア、24はその
光フアイバ心線支持用スペーサ、25はスペーサ24の外表
面にらせん状にまたは波状に設けられた複数状の溝に収
納された光フアイバ心線、26はスペーサ24の中心に設け
られた抗張力線、27は光フアイバ心線25の余長部、28は
この余長部27の先端と前記ケーブル1b側の分岐されるフ
アイバ心線5の余長部7cの先端との接続部、29は上記余
長部27、7cおよびそれらの接続部28を収納した収納体例
えば収納トレーであつて、各心線ごとに1個の収納体に
収納され、前記収納トレー9とともに被分岐ケーブル1a
および分岐ケーブル21と被分岐ケーブル1bとの口出し端
部間に整列配置される。
図に示す。1a、1bは切断された被分岐光フアイバケーブ
ル、2はその外被、3は外被2を剥ぎ取つて露出された
ケーブルコア、4はその光フアイバ心線支持用スペー
サ、5はスペーサ4の外表面に螺旋状にまたは波状に設
けられた複数条の溝に収納された光フアイバ心線、6は
スペーサ4の中心に設けられた抗張力線、7aはケーブル
1a側の分岐されないフアイバ心線5の余長部、7bはケー
ブル1b側の分岐されないフアイバ心線5の余長部、7cは
ケーブル1b側の分岐されるフアイバ心線5の余長部、9
は分岐されないフアイバ心線5の余長部7a、7bおよびそ
の接続部(図面では隠れた位置にあるために見えな
い。)を収納した収納体例えば収納トレーであって、各
心線ごとに1個の収納体に収納されている。21は上記の
一方の側の被分岐フアイバケーブル1aに並列に配設され
た分岐光フアイバケーブル、22はその外被、23は外被22
の端部を剥ぎ取つて露出されたケーブルコア、24はその
光フアイバ心線支持用スペーサ、25はスペーサ24の外表
面にらせん状にまたは波状に設けられた複数状の溝に収
納された光フアイバ心線、26はスペーサ24の中心に設け
られた抗張力線、27は光フアイバ心線25の余長部、28は
この余長部27の先端と前記ケーブル1b側の分岐されるフ
アイバ心線5の余長部7cの先端との接続部、29は上記余
長部27、7cおよびそれらの接続部28を収納した収納体例
えば収納トレーであつて、各心線ごとに1個の収納体に
収納され、前記収納トレー9とともに被分岐ケーブル1a
および分岐ケーブル21と被分岐ケーブル1bとの口出し端
部間に整列配置される。
このように構成するには、ケーブルを切断したのち、切
断されたケーブル1a、1bのそれぞれの外被2の端部を、
フアイバ心線5の十分な長さの余長部が取ることができ
るように、剥ぎ取り、口出しされたケーブルコア3のス
ペーサ4のらせん溝に撚り込まれているフアイバ心線5
をその中かららせんの撚りを戻して引き出して余長部を
取り、その余長部を収納する空間を作るように、スペー
サ4および抗張力線6を、上記外被2の剥ぎ取り端部か
ら少し突き出たところで、切断除去する。そして分岐し
ないフアイバ心線5の被分岐ケーブル1a側と1b側との余
長部7a、7bを接続する。一方分岐ケーブル21を前記の切
断された一方の被分岐ケーブル1aに並列に配設して、そ
の端部の外被22を剥ぎ取つてケーブルコア23を口出し
し、そのスペーサ24のらせん溝の中かららせんの撚りを
戻しながらフアイバ心線25を引き出して、さらにスペー
サ24および抗張力線26の先端を切断することにより十分
な長さの余長部27を取り、その先端と前記の被分岐ケー
ブル1b側のフアイバ心線5の分岐する余長部7cの先端と
を接続する。こうして作られた余長部7a、7bとその接続
部(図面では隠れて見えない。)および余長部7c、27と
その接続部28は各心線ごとに収納体9、29に収納されて
整列配置される。
断されたケーブル1a、1bのそれぞれの外被2の端部を、
フアイバ心線5の十分な長さの余長部が取ることができ
るように、剥ぎ取り、口出しされたケーブルコア3のス
ペーサ4のらせん溝に撚り込まれているフアイバ心線5
をその中かららせんの撚りを戻して引き出して余長部を
取り、その余長部を収納する空間を作るように、スペー
サ4および抗張力線6を、上記外被2の剥ぎ取り端部か
ら少し突き出たところで、切断除去する。そして分岐し
ないフアイバ心線5の被分岐ケーブル1a側と1b側との余
長部7a、7bを接続する。一方分岐ケーブル21を前記の切
断された一方の被分岐ケーブル1aに並列に配設して、そ
の端部の外被22を剥ぎ取つてケーブルコア23を口出し
し、そのスペーサ24のらせん溝の中かららせんの撚りを
戻しながらフアイバ心線25を引き出して、さらにスペー
サ24および抗張力線26の先端を切断することにより十分
な長さの余長部27を取り、その先端と前記の被分岐ケー
ブル1b側のフアイバ心線5の分岐する余長部7cの先端と
を接続する。こうして作られた余長部7a、7bとその接続
部(図面では隠れて見えない。)および余長部7c、27と
その接続部28は各心線ごとに収納体9、29に収納されて
整列配置される。
なお図中10は被分岐ケーブルの抗張力線6の口出し端部
に取り付けられた固定具、11はその固定具10に併設され
た、分岐ケーブル21の抗張力線26の口出し端部を把持固
定する固定具、12はケーブルの外被2の剥ぎ取り端部上
に取り付けられた固定具、13はその固定具12に併設され
た、分岐ケーブル21の外被22の端部の固定具、14は上記
の両側の抗張力線の固定具10および固定具11を連結する
連結具、15は外被の固定具12、13と抗張力線の固定具1
0、11とを連結する連結具、16は上記の各部のすべてを
覆つて被分岐ケーブル1a、1bおよび分岐ケーブル21の外
被2、22の剥ぎ取り端部間に設けられた接続箱、17は接
続箱16の端部のケーブルが貫通される部分の水密シール
部例えばシール用テープの巻き上げ、18は接続箱16のま
だ分岐ケーブルが併設されない部分の挿通孔、19はその
封止具である。
に取り付けられた固定具、11はその固定具10に併設され
た、分岐ケーブル21の抗張力線26の口出し端部を把持固
定する固定具、12はケーブルの外被2の剥ぎ取り端部上
に取り付けられた固定具、13はその固定具12に併設され
た、分岐ケーブル21の外被22の端部の固定具、14は上記
の両側の抗張力線の固定具10および固定具11を連結する
連結具、15は外被の固定具12、13と抗張力線の固定具1
0、11とを連結する連結具、16は上記の各部のすべてを
覆つて被分岐ケーブル1a、1bおよび分岐ケーブル21の外
被2、22の剥ぎ取り端部間に設けられた接続箱、17は接
続箱16の端部のケーブルが貫通される部分の水密シール
部例えばシール用テープの巻き上げ、18は接続箱16のま
だ分岐ケーブルが併設されない部分の挿通孔、19はその
封止具である。
上記は光フアイバケーブルの予め接続部が形成されてい
ないケーブル部分に分岐接続部を構成する場合を説明し
たが、予め接続部が構成されている所では、第2図およ
び第3図において、収納体9、29には被分岐ケーブルの
切断された両側のすべてのフアイバ心線の余長部とその
接続部が各心線ごとに収納されており、かかる接続部か
らその分岐すべき部分のみを処理して分岐接続部が構成
されることになる。なお被分岐ケーブル1a側の一部の切
断されたフアイバ心線5はとりあえずは切断されたまま
として残される。
ないケーブル部分に分岐接続部を構成する場合を説明し
たが、予め接続部が構成されている所では、第2図およ
び第3図において、収納体9、29には被分岐ケーブルの
切断された両側のすべてのフアイバ心線の余長部とその
接続部が各心線ごとに収納されており、かかる接続部か
らその分岐すべき部分のみを処理して分岐接続部が構成
されることになる。なお被分岐ケーブル1a側の一部の切
断されたフアイバ心線5はとりあえずは切断されたまま
として残される。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように、光フアイバケーブルのケーブル部分から
フアイバ心線を分岐させる場合は、一旦ケーブルをすな
わちすべてのフアイバ心線を切断し、すべての心線に余
長部を形成してのち、分岐しないフアイバ心線同士のお
よび分岐するフアイバ心線の接続を行つている。このよ
うに従来はケーブルを分岐するのに、分岐すべきフアイ
バ心線と一緒に分岐しなくてもよい心線をも切断と接続
とを行つており、分岐しなくてよいフアイバ心線は当然
接続による伝送損失の増加を来たすことになるばかりで
なく、また手を触れなくてもよいフアイバ心線に徒らに
触れることになつて、健全フアイバ心線に傷を付けたり
する恐れを生じ、好ましいことではない。さらにまた、
そのような接続部の中での余長部の形成のために、光フ
アイバケーブルのフアイバ心線の中の分岐をしなくても
よい心線をも切断して接続をするという手間をかけねば
ならなかつた。
フアイバ心線を分岐させる場合は、一旦ケーブルをすな
わちすべてのフアイバ心線を切断し、すべての心線に余
長部を形成してのち、分岐しないフアイバ心線同士のお
よび分岐するフアイバ心線の接続を行つている。このよ
うに従来はケーブルを分岐するのに、分岐すべきフアイ
バ心線と一緒に分岐しなくてもよい心線をも切断と接続
とを行つており、分岐しなくてよいフアイバ心線は当然
接続による伝送損失の増加を来たすことになるばかりで
なく、また手を触れなくてもよいフアイバ心線に徒らに
触れることになつて、健全フアイバ心線に傷を付けたり
する恐れを生じ、好ましいことではない。さらにまた、
そのような接続部の中での余長部の形成のために、光フ
アイバケーブルのフアイバ心線の中の分岐をしなくても
よい心線をも切断して接続をするという手間をかけねば
ならなかつた。
[問題点を解決するための手段] この発明は、光フアイバケーブルの接続部が形成されて
いない任意の箇所からでも分岐を容易に取ることがで
き、しかもその際分岐しないフアイバ心線には切断、接
続等の何等の処理を加えなくてもよい接続方法と接続部
を提供しようとするもので、被分岐光ファイバケーブル
の外被を剥ぎ取って露出したケーブルコアから、切断し
て撚りを戻して外部に取り出した光ファイバ心線と、上
記の外被を有する一方の側の被分岐光ファイバケーブル
に併設した分岐光ファイバケーブルから、口出しして余
長が十分に露出した光ファイバ心線と、上記被分岐光フ
ァイバケーブルの外被を剥ぎ取った部分に隣合いかつ分
岐光ファイバケーブルの先端の延長に作られた空間部に
配置した、上記の被分岐光ファイバケーブルから取り出
した光ファイバ心線と分岐光ファイバケーブルの口出し
した光ファイバ心線との接続部および上記余長のみを各
心線ごとに収納した収納体と、からなることを特徴とす
るものである。
いない任意の箇所からでも分岐を容易に取ることがで
き、しかもその際分岐しないフアイバ心線には切断、接
続等の何等の処理を加えなくてもよい接続方法と接続部
を提供しようとするもので、被分岐光ファイバケーブル
の外被を剥ぎ取って露出したケーブルコアから、切断し
て撚りを戻して外部に取り出した光ファイバ心線と、上
記の外被を有する一方の側の被分岐光ファイバケーブル
に併設した分岐光ファイバケーブルから、口出しして余
長が十分に露出した光ファイバ心線と、上記被分岐光フ
ァイバケーブルの外被を剥ぎ取った部分に隣合いかつ分
岐光ファイバケーブルの先端の延長に作られた空間部に
配置した、上記の被分岐光ファイバケーブルから取り出
した光ファイバ心線と分岐光ファイバケーブルの口出し
した光ファイバ心線との接続部および上記余長のみを各
心線ごとに収納した収納体と、からなることを特徴とす
るものである。
[作用] この発明の分岐接続部によれば、ケーブルの分岐にあた
つて、被分岐ケーブルの外被を剥ぎ取つてケーブルコア
を露出させ、そこから分岐する光フアイバ心線のみを切
断し、撚りを戻して外部に取り出して分岐ケーブルのフ
アイバ心線と接続するので、分岐接続作業を行うにあた
つては、分岐されないフアイバ心線に切断、接続等の手
を加えることをしなくてもよい。
つて、被分岐ケーブルの外被を剥ぎ取つてケーブルコア
を露出させ、そこから分岐する光フアイバ心線のみを切
断し、撚りを戻して外部に取り出して分岐ケーブルのフ
アイバ心線と接続するので、分岐接続作業を行うにあた
つては、分岐されないフアイバ心線に切断、接続等の手
を加えることをしなくてもよい。
[実施例] 第1図を参照してこの発明の光フアイバケーブルの分岐
接続部を説明する。この図面において、第2図および第
3図で用いられた符号と同一の符号は、同一の部分を指
示している。この第1図はこの発明によつて構成された
光フアイバケーブルの分岐接続部の実施例を示し、1は
光フアイバケーブル、2はその外被、3はケーブルコア
で、上記外被2の所定長が剥ぎ取られることにより露出
されている。4はケーブルコア3のフアイバ心線支持用
スペーサ、5は光フアイバ心線で、スペーサ4の外表面
に設けられたらせん溝20の中に収納支持されている。こ
こでらせん溝は1〜2ピツチ程度ごとにその方向を反転
させた波状の溝であつてもよい。5aは分岐されない光フ
アイバ心線、5b、5cは分岐されるために切断された光フ
アイバ心線で、5bは切断されたままのもの、5cは分岐接
続されるフアイバ心線である。なおスペーサ4の中心に
は抗張力線が設けられている。21は上記被分岐ケーブル
1の外被2を有する一方の側のケーブル部分に並列に配
設された分岐光フアイバケーブル、22はその外被、23は
端部の外被22を剥ぎ取つて口出しされたケーブルコア、
24はフアイバ心線支持用のスペーサ、25はその外表面に
設けられたらせん溝または波状のらせん溝に収納支持さ
れたフアイバ心線、26はスペーサ24の中心に設けられて
いる抗張力線、27は上記の口出しされたフアイバ心線25
の先端に設けられた分岐接続作業に十分な長さの余長部
で、その先端で被分岐ケーブル1の前記フアイバ心線5c
と接続されている。29は収納体で、その中に上記フアイ
バ心線5cのらせんの撚りが戻されて引き出された部分、
フアイバ心線25の余長部27、およびフアイバ心線5cと余
長部27の接続部が、各心線ごとに、収納されている。図
面ではトレー状のものが示されているが、これはプラス
チツクシートよりなる封筒状のものであつてもよい。こ
の収納体29の複数は、前記被分岐ケーブル1の外被2が
剥ぎ取られてケーブルコア3が露出されている部分に隣
合いかつ分岐ケーブルの先端の延長上に作られた空間部
に整列して配置される。
接続部を説明する。この図面において、第2図および第
3図で用いられた符号と同一の符号は、同一の部分を指
示している。この第1図はこの発明によつて構成された
光フアイバケーブルの分岐接続部の実施例を示し、1は
光フアイバケーブル、2はその外被、3はケーブルコア
で、上記外被2の所定長が剥ぎ取られることにより露出
されている。4はケーブルコア3のフアイバ心線支持用
スペーサ、5は光フアイバ心線で、スペーサ4の外表面
に設けられたらせん溝20の中に収納支持されている。こ
こでらせん溝は1〜2ピツチ程度ごとにその方向を反転
させた波状の溝であつてもよい。5aは分岐されない光フ
アイバ心線、5b、5cは分岐されるために切断された光フ
アイバ心線で、5bは切断されたままのもの、5cは分岐接
続されるフアイバ心線である。なおスペーサ4の中心に
は抗張力線が設けられている。21は上記被分岐ケーブル
1の外被2を有する一方の側のケーブル部分に並列に配
設された分岐光フアイバケーブル、22はその外被、23は
端部の外被22を剥ぎ取つて口出しされたケーブルコア、
24はフアイバ心線支持用のスペーサ、25はその外表面に
設けられたらせん溝または波状のらせん溝に収納支持さ
れたフアイバ心線、26はスペーサ24の中心に設けられて
いる抗張力線、27は上記の口出しされたフアイバ心線25
の先端に設けられた分岐接続作業に十分な長さの余長部
で、その先端で被分岐ケーブル1の前記フアイバ心線5c
と接続されている。29は収納体で、その中に上記フアイ
バ心線5cのらせんの撚りが戻されて引き出された部分、
フアイバ心線25の余長部27、およびフアイバ心線5cと余
長部27の接続部が、各心線ごとに、収納されている。図
面ではトレー状のものが示されているが、これはプラス
チツクシートよりなる封筒状のものであつてもよい。こ
の収納体29の複数は、前記被分岐ケーブル1の外被2が
剥ぎ取られてケーブルコア3が露出されている部分に隣
合いかつ分岐ケーブルの先端の延長上に作られた空間部
に整列して配置される。
なお図中、11は分岐ケーブル21の抗張力線26の固定具、
12、13は被分岐ケーブル1の外被2および分岐ケーブル
21の外被22の固定具、14は左右に置かれた抗張力線の固
定具11の間を連結する連結具、15は左右に置かれた外被
の固定具12、13間を連結する連結具、16は被分岐ケーブ
ル1の両側の外被2の端部間に上記の各部材を覆つて被
せられた接続箱、17は被分岐ケーブル1および分岐ケー
ブル21と接続箱16との間を水密にシールする水密シール
部、18は接続箱16に図面では左側に設けられている分岐
ケーブル挿通孔で、分岐ケーブルがまだ据え付けられな
い間は封止具19で封止されている。
12、13は被分岐ケーブル1の外被2および分岐ケーブル
21の外被22の固定具、14は左右に置かれた抗張力線の固
定具11の間を連結する連結具、15は左右に置かれた外被
の固定具12、13間を連結する連結具、16は被分岐ケーブ
ル1の両側の外被2の端部間に上記の各部材を覆つて被
せられた接続箱、17は被分岐ケーブル1および分岐ケー
ブル21と接続箱16との間を水密にシールする水密シール
部、18は接続箱16に図面では左側に設けられている分岐
ケーブル挿通孔で、分岐ケーブルがまだ据え付けられな
い間は封止具19で封止されている。
この実施例を参照しながら分岐接続の方法を説明すれ
ば、布設されている光フアイバケーブル線路において、
接続部が形成されていない任意のケーブル部分からフア
イバ心線を分岐して取り出す必要が生じた場合、分岐さ
れるすなわち被分岐ケーブル1のある長さの外被を剥ぎ
取り、そこに露出されたケーブルコア3のスペーサ4の
らせん溝20に収納されている光フアイバ心線5の中から
分岐されるべき光フアイバ心線のみを選択して溝20の中
で切断する。この場合図面に示してあるように、左側か
らのフアイバ心線を分岐しようとするときは、露出され
たケーブルコアのできるだけ右側において分岐すべきフ
アイバ心線を切断すれば、左側から右側の切断箇所まで
溝20の中のらせんに撚り込まれたフアイバ心線5cがケー
ブルコア3から撚り戻されて、上記の剥ぎ取り長さの範
囲で最も長くフアイバ心線5cを引き出すことができる。
こうすることにより例えば心線融着接続装置が置かれた
位置までフアイバ心線5cを引き出し、分岐ケーブル21か
ら口出しされたフアイバ心線25との融着接続を行うこと
ができる。こうしてその接続部とフアイバ心線25の余長
部27とを収納体29に収納し、接続箱を被せて分岐接続は
完了する。
ば、布設されている光フアイバケーブル線路において、
接続部が形成されていない任意のケーブル部分からフア
イバ心線を分岐して取り出す必要が生じた場合、分岐さ
れるすなわち被分岐ケーブル1のある長さの外被を剥ぎ
取り、そこに露出されたケーブルコア3のスペーサ4の
らせん溝20に収納されている光フアイバ心線5の中から
分岐されるべき光フアイバ心線のみを選択して溝20の中
で切断する。この場合図面に示してあるように、左側か
らのフアイバ心線を分岐しようとするときは、露出され
たケーブルコアのできるだけ右側において分岐すべきフ
アイバ心線を切断すれば、左側から右側の切断箇所まで
溝20の中のらせんに撚り込まれたフアイバ心線5cがケー
ブルコア3から撚り戻されて、上記の剥ぎ取り長さの範
囲で最も長くフアイバ心線5cを引き出すことができる。
こうすることにより例えば心線融着接続装置が置かれた
位置までフアイバ心線5cを引き出し、分岐ケーブル21か
ら口出しされたフアイバ心線25との融着接続を行うこと
ができる。こうしてその接続部とフアイバ心線25の余長
部27とを収納体29に収納し、接続箱を被せて分岐接続は
完了する。
上記の実施例では接続箱として従来から使用されている
もの、すなわち第2図、第3図に示されたものと同じ構
造のものを適用した場合を示したが、第1図中、左側の
分岐ケーブル挿通孔18の必要のないときはそれのない接
続箱を用いてもよく、その場合には左側の抗張力線の固
定具も不要となる。
もの、すなわち第2図、第3図に示されたものと同じ構
造のものを適用した場合を示したが、第1図中、左側の
分岐ケーブル挿通孔18の必要のないときはそれのない接
続箱を用いてもよく、その場合には左側の抗張力線の固
定具も不要となる。
[発明の効果] この発明の光ファイバケーブルの分岐接続部によれば、
被分岐光ファイバケーブルを切断することなく、切断さ
れるフアイバ心線は分岐されるフアイバ心線のみであつ
て、分岐されないフアイバ心線にはなんら手に触れるこ
とないので、従来のように分岐の際に被分岐ケーブルま
で切断し、そして接続するという手間は省略されるのみ
ならず、分岐しないフアイバ心線に触れて、傷を付けた
りする恐れはなく、また分岐されないフアイバ心線の接
続による伝送損失の増加の恐れは全くない。しかも、収
納体が、被分岐光ファイバケーブルから取り出した光フ
ァイバ心線と分岐光ファイバケーブルの口出しした光フ
ァイバ心線との接続部および余長部のみを各心線ごとに
収納するため、収納体の大きさを小さくした上で、各接
続部および余長部同士を分断することができる。
被分岐光ファイバケーブルを切断することなく、切断さ
れるフアイバ心線は分岐されるフアイバ心線のみであつ
て、分岐されないフアイバ心線にはなんら手に触れるこ
とないので、従来のように分岐の際に被分岐ケーブルま
で切断し、そして接続するという手間は省略されるのみ
ならず、分岐しないフアイバ心線に触れて、傷を付けた
りする恐れはなく、また分岐されないフアイバ心線の接
続による伝送損失の増加の恐れは全くない。しかも、収
納体が、被分岐光ファイバケーブルから取り出した光フ
ァイバ心線と分岐光ファイバケーブルの口出しした光フ
ァイバ心線との接続部および余長部のみを各心線ごとに
収納するため、収納体の大きさを小さくした上で、各接
続部および余長部同士を分断することができる。
第1図はこの発明の光フアイバケーブルの分岐接続部の
実施例を示す一部断面の平面図、第2図および第3図は
従来の光フアイバケーブルの分岐接続部の一部断面の平
面図および側面図である。 1、1a、1b;被分岐光フアイバケーブル、2;外被、3;ケ
ーブルコア、4;スペーサ、5;光フアイバ心線、5a;分岐
されないフアイバ心線、5b;分岐されるために切断され
たままのフアイバ心線、5c;分岐されるフアイバ心線、
6;抗張力線、7a、7b;余長部、9;収納体、10、11;抗張力
線の固定具、12、13;外被の固定具、14、15;連結具、1
6;接続箱、17;水密シール部、18;分岐ケーブル挿通孔、
19;封止具、20;らせん溝、21;分岐光フアイバケーブ
ル、22;外被、23;ケーブルコア、24;スペーサ、25;光フ
アイバ心線、26;抗張力線、27;余長部、29;収納体。
実施例を示す一部断面の平面図、第2図および第3図は
従来の光フアイバケーブルの分岐接続部の一部断面の平
面図および側面図である。 1、1a、1b;被分岐光フアイバケーブル、2;外被、3;ケ
ーブルコア、4;スペーサ、5;光フアイバ心線、5a;分岐
されないフアイバ心線、5b;分岐されるために切断され
たままのフアイバ心線、5c;分岐されるフアイバ心線、
6;抗張力線、7a、7b;余長部、9;収納体、10、11;抗張力
線の固定具、12、13;外被の固定具、14、15;連結具、1
6;接続箱、17;水密シール部、18;分岐ケーブル挿通孔、
19;封止具、20;らせん溝、21;分岐光フアイバケーブ
ル、22;外被、23;ケーブルコア、24;スペーサ、25;光フ
アイバ心線、26;抗張力線、27;余長部、29;収納体。
Claims (1)
- 【請求項1】被分岐光ファイバケーブルの外被を剥ぎ取
って露出したケーブルコアから、切断して撚りを戻して
外部に取り出した光ファイバ心線と、 上記の外被を有する一方の側の被分岐光ファイバケーブ
ルに併設した分岐光ファイバケーブルから、口出しして
余長が十分に露出した光ファイバ心線と、 上記被分岐光ファイバケーブルの外被を剥ぎ取った部分
に隣合いかつ分岐光ファイバケーブルの先端の延長に作
られた空間部に配置した、上記の被分岐光ファイバケー
ブルから取り出した光ファイバ心線と分岐光ファイバケ
ーブルの口出しした光ファイバ心線との接続部および上
記余長部のみを各心線ごとに収納した収納体と、 からなることを特徴とする光ファイバケーブルの分岐接
続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1289322A JPH07107570B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 光ファイバケーブルの分岐接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1289322A JPH07107570B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 光ファイバケーブルの分岐接続部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149507A JPH03149507A (ja) | 1991-06-26 |
JPH07107570B2 true JPH07107570B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=17741694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1289322A Expired - Lifetime JPH07107570B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 光ファイバケーブルの分岐接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107570B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5440665A (en) * | 1993-04-16 | 1995-08-08 | Raychem Corporation | Fiber optic cable system including main and drop cables and associated fabrication method |
US7609925B2 (en) * | 2007-04-12 | 2009-10-27 | Adc Telecommunications, Inc. | Fiber optic cable breakout configuration with tensile reinforcement |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02156206A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Nippon Kosoku Tsushin Kk | 光ファイバケーブル |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1289322A patent/JPH07107570B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03149507A (ja) | 1991-06-26 |
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