JPH07107394B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH07107394B2
JPH07107394B2 JP28911990A JP28911990A JPH07107394B2 JP H07107394 B2 JPH07107394 B2 JP H07107394B2 JP 28911990 A JP28911990 A JP 28911990A JP 28911990 A JP28911990 A JP 28911990A JP H07107394 B2 JPH07107394 B2 JP H07107394B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高速運転可能な密閉形圧縮機に関する。
(従来の技術) 従来、この種の密閉形圧縮機は、例えば実公平2−2926
4号公報に記載され、かつ、第5図に示すごとく、密閉
ケーシング(C)の内方上部に、ステータ(ST)とロー
タ(RT)とをもつモータ(M)を、また、このモータ
(M)の下部側には、シリンダ(S)と、該シリンダ
(S)の上下部位に取付けられ、前記モータ(M)と連
結する駆動軸(K)の軸受部を備えるフロント及びリヤ
ヘッド(FH)(RH)とから成る圧縮要素(CP)を配設す
ると共に、前記フロントヘッド(FH)に前記圧縮要素
(CP)で圧縮したガス冷媒を吐出する吐出孔(A)を設
けて、前記フロントヘッド(FH)の上部側に、前記吐出
孔(A)を覆うマフラー(MF)を取付け、該マフラー
(MF)の上面に孔(B)を形成し、前記圧縮要素(CP)
で圧縮されたガス冷媒を、前記吐出孔(A)から前記マ
フラー(MF)内に吐出させて吐出脈動の緩和や騒音の低
減化を図った後に、該マフラー(MF)の孔(B)から、
前記ケーシング(C)におけるモータ(M)の下部側一
次空間(S1)へと吐出させ、前記モータ(M)のステー
タ(ST)とロータ(RT)との間に形成するエアギャップ
(G)、または、図示してはいないが、前記ロータ(R
T)を上下方向に貫通する貫通孔を通過させて前記モー
タ(M)の上方の二次空間(S2)へ吐出させ、前記ケー
シング(C)の上部に開口した吐出管(D)から外部へ
吐出すようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、以上説明した従来の密閉形圧縮機では、
前記圧縮要素(CP)から吐出したガス冷媒は、前記マフ
ラー(MF)内に吐出されて、該マフラー(MF)により吐
出アス冷媒の脈動がある程度は緩和されるが、前記圧縮
要素(CP)を高速回転させるとき等は、前記マフラー
(MF)内において吐出ガス冷媒の脈動を抑えきれず、前
記一次空間(S1)には前記マフラー(MF)の孔(B)か
らガス冷媒が周期的に吐出され、該一次空間(S1)がこ
の吐出時に圧力が高くなって脈動を起こし、高圧の前記
一次空間(S1)と低圧の二次空間(S2)との間に生じる
差圧が前記脈動に合わせて変動して、前記モータ(M)
のロータ(RT)と前記駆動軸(K)とが上下振動を起こ
し、圧縮機の騒音を発生させる問題があった。
しかして、本発明は以上の問題に鑑みてなしたもので、
その目的は、高速回転運転時においても圧縮要素から吐
出するガス冷媒によって一次空間に脈動が生じても、モ
ータのロータや駆動軸がこの脈動によって上下振動を起
こすことなく、該上下振動による圧縮機の騒音を防止す
るようにした密閉形圧縮機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、密閉ケーシング
(1)の上部にステータ(21)とロータ(22)とを備え
るモータ(2)を、下部に圧縮要素(3)を内装し、前
記モータ(2)のロータ(22)の上下に貫通する貫通孔
(22a)を設けると共に、モータ上部の二次空間(5)
に吐出管(12)を開口した密閉形圧縮機において、前記
ロータ(22)の上部エンドリング(24)に、中央部に流
出穴(61)をもつ油分離板(6)を配設すると共に、前
記ロータ(22)の貫通孔(22a)から流出する流体を前
記分離板(6)の流出穴(61)へ導くガス集合通路(7
1)をもつ誘導体(7)を設ける一方、前記ステータ(2
1)の上部コイルエンド(25)に、前記ロータ(22)の
上部を覆い、かつ、前記分離板(6)の上方に、該分離
板(6)の上方を閉鎖して加圧室(8)を形成する閉鎖
体(9)を配設し、該閉鎖体(9)における前記エンド
リング(24)の外周側に、前記加圧室(8)から所定流
量のガス冷媒を前記二次空間(5)に放出し、前記加圧
室(8)に前記ロータ(22)を下向きに押圧する押圧力
を発生させる放出部(91)を設けたのである。
(作用) 前記圧縮要素(3)から一次空間に吐出したガス冷媒の
一部を、ロータ(22)に設ける貫通孔(22a)を通過さ
せて、ロータ(22)上部側へと流出させ、該貫通孔(22
a)から流出するガス冷媒を、前記誘導体(7)のガス
集合通路(71)を通過させて、前記油分離板(6)の中
央部の流出穴(61)へと導き、該流出穴(61)から、該
分離板(6)の上方に設ける前記加圧室(8)へと流出
させると共に、該加圧室(8)のガス冷媒の前記二次空
間(5)への放出量を前記放出部(91)により調整する
ことにより前記加圧室(8)内の圧力を前記一時空間の
圧力以上に高くでき、この加圧室(8)の高圧ガスによ
り前記油分離板(6)が下方に押さえ付けられるので、
前記ロータ(22)を常に下方に押さえ付けることができ
るのであり、前記ロータ(22)及び駆動軸が前記一次空
間での吐出ガス冷媒による脈動により上下動するのを防
止でき、その結果、上下動による騒音を防止することが
できるのである。
また、前記貫通孔(22a)を通過する吐出ガス冷媒中に
混入する潤滑油を、該貫通孔(22a)から流出後、潤滑
油のもつ粘性により前記誘導体(7)周壁に付着させて
上方へ移動させて前記油分離板(6)の流出穴(61)か
ら該分離板(6)の上面へ流出させ、該油分離板(6)
の遠心力により径方向外方に向かって移動させて前記コ
イルエンド(25)に衝突させてガス冷媒と分離できるも
のであり、また、ガス冷媒は前記閉鎖体(9)に設ける
放出部(91)から該閉鎖体(9)の上部の二次空間
(5)へと放出させることができるので、潤滑油の分離
効果も充分発揮できるのである。
(実施例) 第1図は、インバータ制御運転可能な密閉形圧縮機を示
しており、吸入管(11)と吐出管(12)とを接続した密
閉ケーシング(1)の内方上部側に、ステータ(21)と
ロータ(22)とから成るモータ(2)を配設すると共
に、該モータ(2)の下方側に圧縮要素(3)を配設し
て、この圧縮要素(3)を前記ロータ(22)から延びる
駆動軸(23)で回転駆動させるようにしている。
前記圧縮要素(3)は、シリンダ室(31a)をもったシ
リンダ(31)の上下部位に、フロント及びリヤヘッド
(32)(33)をそれぞれ配設して、これら各ヘッド(3
2)(33)の外部側に、マフラー(34)(35)をそれぞ
れ被冠させると共に、前記シリンダ室(31a)の内部
に、前記駆動軸(23)で偏心回転されるローラ(36)を
内装している。
斯くして、前記吸入管(11)から前記シリンダ室(31
a)に吸入したガス冷媒を前記ローラ(36)の偏心回転
により圧縮して、この圧縮ガス冷媒を、前記各ヘッド
(32)(33)に設けた各吐出孔から前記各マフラー(3
4)(35)内へと吐出させ、該各マフラー(34)(35)
の内部からそれぞれ個別に前記モータ(2)の下部側に
画成された一次空間(4)へと吐出し、この一次空間
(4)から前記ステータ(21)とロータ(22)との間に
設けたエアギャップ(G)と、前記ロータ(22)に上下
方向に向けて貫通形成した貫通孔(22a)とを経て、前
記モータ(2)の上部側に画成された二次空間(5)へ
と案内し、該二次空間(5)に開口された前記吐出管
(12)から外部に取出すのである。
また、前記駆動軸(23)の軸心内部には、上下方向中間
高さまで延びる給油通路(23a)を形成し、この給油通
路(23a)の上端部近くに、径方向外方に延び、先端が
前記一次空間(4)に開口されるガス抜き孔(23b)を
設けて、前記ケーシング(1)の底部油溜(1a)から前
記給油通路(23a)へと油を汲上げ、前記圧縮要素
(3)の各潤滑部位などに給油するようにしている。
しかして、以上の密閉形圧縮機において、前記ロータ
(22)の上部エンドリング(24)に、中央部に流出穴
(61)をもつ油分離板(6)を配設するとともに、前記
ロータ(22)の貫通孔(22a)から流出する流体を前記
分離板(6)の流出穴(61)へ導くガス集合通路(71)
をもつ誘導体(7)を設ける一方、前記ステータ(21)
の上部コイルエンド(25)に、前記ロータ(22)の上部
を覆い、かつ、前記油分離板(6)の上方に、該分離板
(6)の上方を閉鎖して加圧室(8)を形成する閉鎖体
(9)を配設し、該閉鎖体(9)における前記エンドリ
ング(24)の外周側に、前記加圧室(8)から所定流量
のガス冷媒を前記二次空間(5)に放出し、前記加圧室
(8)に前記ロータ(22)を下向きに押圧する押圧力を
発生させる放出部(91)を設けるのである。
具体的には、第2図乃至第4図に示すように、前記エン
ドリング(24)の上部に前記油分離板(6)をボルト
(62)で固定すると共に、該油分離板(6)の中央部に
前記ロータ(22)の貫通孔(22a)から流出するガス冷
媒を前記油分離板(6)の上方に流出させる流出穴(6
1)を形成している。さらに、前記エンドリング(24)
の内周面側には、下端部において前記内周面の径よりも
大きい外径をもつ筒状の前記誘導体(7)を圧入して固
定するものであり、該誘導体(7)は、下端部開口部
(72)の内径を前記貫通孔(22a)の形成位置よりも径
方向外方になるような大きさにすると共に、前記誘導体
(7)に、該誘導体(7)の内周面の径が前記開口部
(72)から上方にむかって順次小さくなるようなテーパ
部をもつ第1ガス集合通路(71a)と、該誘導体(7)
の上下方向中間部において前記第1ガス集合通路(71
a)と連続し、かつ、前記油分離板(6)の流出穴(6
1)の径と等しい径をもち、該流出穴(61)に連続する
第2ガス集合通路(71b)とから成るガス集合通路(7
1)を形成するのである。尚、前記実施例では、前記誘
導体(7)を前記エンドリング(24)に圧入して固定し
たが、前記油分離板(6)により押さえ付けて前記ロー
タ(22)の上部に固定するようにしてもよいし、前記油
分離板(6)と一体に形成してもよい。
また、前記分離板(6)の上方を閉鎖して加圧室(8)
を形成する前記閉鎖体(9)は、主として合成樹脂等で
形成するのであり、前記コイルエンド(25)の上面のほ
ぼ全体を覆う円板形状をなす閉鎖体本体(92)と、該本
体(92)の外周複数箇所においてそれぞれ前記コイルエ
ンド(25)の外側面に沿って下方側へと延びる弾性脚部
(93)を一体に設け、この各脚部(93)の先端側に前記
コイルエンド(25)の下部側に係合する爪部(94)をそ
れぞれ一体に設けるのであり、前記閉鎖体(9)を前記
コイルエンド(25)の上部側に載置して、前記本体(9
2)を下方側に押圧することにより、前記各爪部(94)
が前記コイルエンド(25)に弾性的に係合され、固定さ
れるごとく成し、該閉鎖体(9)の本体(92)によっ
て、前記コイルエンド(25)の上部を覆って前記油分離
板(6)と前記閉鎖体(9)との間に前記加圧室(8)
を形成するのである。しかも、前記閉鎖体(9)の前記
本体(92)には、前記エンドリング(24)上部側との対
向位置に前記加圧室(8)のガス冷媒を前記閉鎖体
(9)の上部側の二次空間(5)へと放出する放出部
(91)を少なくとも1つ(本実施例では4つ形成)形成
するのであり、該放出部(91)の大きさ及び個数は、前
記加圧室(8)の圧力を前記一次空間(4)の圧力以上
の高圧状態に保つようにガス冷媒を前記二次空間(5)
に放出する大きさに形成するのである。尚、前記実施例
では、前記閉鎖体(9)の前記コイルエンド(25)への
固定を前記弾性脚部(93)により固定したが、前記閉鎖
体本体(92)をコ字形のクリップで前記コイルエンド
(25)に抱きかかえるようにして挟んで固定するように
してもよいし、また前記本体(92)を紐で前記コイルエ
ンド(25)に固定するようにしてもよいのであって、そ
の固定方法は限定されるものでない。
しかして以上説明した密閉形圧縮機によれば、前記圧縮
要素(3)から一次空間に吐出したガス冷媒の一部は、
ロータ(22)に設ける貫通孔(22a)を通過して、ロー
タ(22)上部側へと流出され、該貫通孔(22a)から流
出するガス冷媒は、前記誘導体(7)のガス集合通路
(71)の前記第1ガス集合通路(71a)のテーパ部に沿
って上方へ導かれ、前記第2ガス集合通路(71b)を通
過して、前記油分離板(6)の中央部の流出穴(61)へ
と導かれ、該流出穴(61)から、該分離板(6)の上方
に設ける前記加圧室(8)へと流出するのであって、該
加圧室(8)に流出したガス冷媒は、圧力が高く、ま
た、前記加圧室(8)は前記閉鎖体(9)を前記ステー
タ(21)のコイルエンド(25)に固定して形成すると共
に、該加圧室(8)のガス冷媒の前記二次空間(5)へ
の放出量を前記放出部(91)により調整しているので、
前記加圧室(8)内の圧力を前記一次空間(4)の圧力
以上に高くでき、この加圧室(8)の高圧ガスにより前
記油分離板(6)が下方に押さえ付けられるので、前記
ロータ(22)を常に下方に押さえ付けることができるの
であるから、圧縮機を高速回転で運転するときでも、前
記ロータ(22)及び駆動軸(23)が前記一次空間(4)
での吐出ガス冷媒による脈動により上下動するのを防止
できるのである。
また、前記貫通孔(22a)を通過する吐出ガス冷媒中に
混入する潤滑油を、該貫通孔(22a)からの流出後に、
潤滑油のもつ粘性により前記誘導体(7)の第1ガス集
合通路(71a)のテーパ状の周壁に付着させて上方へ移
動させ、前記第2ガス集合通路(71b)を通過させて前
記油分離板(6)の流出穴(61)から該分離板(6)の
上面へ流出させ、該油分離板(6)の遠心力により径方
向外方に向かって移動させて前記コイルエンド(25)に
衝突させてガス冷媒と分離できるのであり、また、ガス
冷媒は前記閉鎖体(9)に設ける放出部(91)から該閉
鎖体(9)の上部の二次空間(5)へと放出されるの
で、潤滑油の分離効果も充分発揮できるのである。
(発明の効果) 以上のように、本発明は、前記ロータ(22)の上部エン
ドリング(24)に、中央部に流出穴(61)をもつ油分離
板(6)を配設すると共に、前記ロータ(22)の貫通孔
(22a)から流出する流体を前記分離板(6)の流出穴
(61)へ導くガス集合通路(71)をもつ誘導体(7)を
設ける一方、前記ステータ(21)の上部コイルエンド
(25)に、前記ロータ(22)の上部を覆い、かつ、前記
分離板(6)の上方に、該分離板(6)の上方を閉鎖し
て加圧室(8)を形成する閉鎖体(9)を配設し、該閉
鎖体(9)における前記エンドリング(24)の外周側
に、前記加圧室(8)から所定流量のガス冷媒を前記二
次空間(5)に放出し、前記加圧室(8)に前記ロータ
(22)を下向きに押圧する押圧力を発生させる放出部
(91)を設けたから、前記圧縮要素(3)から一次空間
に吐出したガス冷媒の一部を、ロータ(22)に設ける貫
通孔(22a)を通過させて、ロータ(22)上部側へと流
出させ、該貫通孔(22a)から流出するガス冷媒を、前
記誘導体(7)のガス集合通路(71)を通過させて、前
記油分離板(6)の中央部の流出穴(61)へと導き、該
流出穴(61)ら、該分離板(6)の上方に設ける前記加
圧室(8)へと流出させると共に、該加圧室(8)のガ
ス冷媒の前記二次空間(5)への放出量を前記放出部
(91)により調整することにより前記加圧室(8)内の
圧力を前記一次空間の圧力以上に高くでき、この加圧室
(8)の高圧ガスにより前記油分離板(6)が下方に押
さえ付けられるので、前記ロータ(22)を常に下方に押
さえ付けることができるのであるから、圧縮機を高速回
転で運転するときでも、前記ロータ(22)及び駆動軸が
前記一次空間での吐出ガス冷媒による脈動により上下動
するのを防止でき、その結果、上下動による騒音を防止
することができるのである。
また、前記貫通孔(22a)を通過する吐出ガス冷媒中に
混入する潤滑油を、該貫通孔(22a)からの流出後、潤
滑油のもつ粘性により前記誘導体(7)周壁に付着させ
て上方へ移動させて前記油分離板(6)の流出穴(61)
から該分離板(6)の上面へ流出させ、該油分離板
(6)の遠心力により径方向外方に向かって移動させて
前記コイルエンド(25)に衝突させてガス冷媒と分離で
きるのであり、また、ガス冷媒は前記閉鎖体(9)に設
ける放出部(91)から該閉鎖体(9)の上部の二次空間
(5)へと放出させることができるので、潤滑油の分離
効果も充分発揮できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の密閉形圧縮機を示す縦断面図、第2図
は第1図の要部拡大断面図、第3図は油分離板の上面
図、第4図は閉鎖体の上面図、第5図は従来例を示す断
面図である。 (1)……密閉ケーシング (12)……吐出管 (2)……モータ (21)……ステータ (22)……ロータ (22a)……貫通孔 (24)……エンドリング (25)……コイルエンド (3)……圧縮要素 (5)……二次空間 (6)……油分離板 (61)……流出穴 (7)……誘導体 (71)……ガス集合通路 (8)……加圧室 (9)……閉鎖体 (91)……放出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉ケーシング(1)の上部にステータ
    (21)とロータ(22)と備えるモータ(2)を、下部に
    圧縮要素(3)を内装し、前記モータ(2)のロータ
    (22)に上下に貫通する貫通孔(22a)を設けると共
    に、モータ上部の二次空間(5)に吐出管(12)を開口
    した密閉形圧縮機において、前記ロータ(22)の上部エ
    ンドリング(24)に、中央部に流出穴(61)をもつ油分
    離板(6)を配設すると共に、前記ロータ(22)の貫通
    孔(22a)から流出する流体を前記分離板(6)を流出
    穴(61)へ導くガス集合通路(71)をもつ誘導体(7)
    を設ける一方、前記ステータ(21)の上部コイルエンド
    (25)に、前記ロータ(22)の上部を覆い、かつ、前記
    分離板(6)の上方に、該分離板(6)の上方を閉鎖し
    て加圧室(8)を形成する閉鎖体(9)を配設し、該閉
    鎖体(9)における前記エンドリング(24)の外周側
    に、前記加圧室(8)から所定流量のガス冷媒を前記二
    次空間(5)に放出し、前記加圧室(8)に前記ロータ
    (22)を下向きに押圧する押圧力を発生させる放出部
    (91)を設けたことを特徴とする密閉形圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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