JPH07107122A - デジタル信号伝送回路 - Google Patents

デジタル信号伝送回路

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JPH07107122A
JPH07107122A JP5249164A JP24916493A JPH07107122A JP H07107122 A JPH07107122 A JP H07107122A JP 5249164 A JP5249164 A JP 5249164A JP 24916493 A JP24916493 A JP 24916493A JP H07107122 A JPH07107122 A JP H07107122A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波形劣化のないパルス伝送を可能とし、パル
ス巾の短い信号を高速に伝送するデジタル信号伝送回路
を提供する。 【構成】 パルスを入力し、2本の2相信号に変換する
位相変調手段と、位相変調手段によって駆動される第1
及び第2の伝送線と、この第1及び第2の伝送線上の信
号の位相差を検出してパルスに復元する位相デコード手
段とを有するデジタル信号伝送回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル信号伝送回路に
関し、特に大きな容量性負荷に接続されかつ大きな配線
容量や配線抵抗を有するグローバルな信号線上を短かい
パルス幅のタイミングパルスを正確に伝送するにあたっ
て有用な伝送回路に関する。
【0002】一般に半導体集積回路は局所配置された制
御回路によって生成された共通のパルス群によって制御
されるので、こうしたパルスをチップの所定の回路まで
伝送する伝送回路が必要である。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、第2図
(a)に示すようにパルス入力端子SPを入力としカス
ケード接線された2段のインバータ20,21によっ
て、伝送線TLが駆動され、伝送線TLからは適宜配線
が引き出され複数の受信回路22,23に入力される構
成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構成
においては、伝送線TLが長くまた受信回路が多数有る
場合それらの負荷容量や負荷抵抗によって、図2 (b)
に示すように伝送線TLの遠端でそのパルス波形が入力
端子SPの波形に対して著しく劣化するという問題があ
る。このため高速なパルス伝送が困難であり、特にラッ
チのストローブ信号等に要する巾の短かいパルスを正確
なタイミングで伝送する事が非常に困難であった。こう
した問題を部分的に解決する方法として、図3 (a)に
示すように伝送線TLに波形整形回路30を設ける事も
知られている。この波形整形回路としては例えば図3
(b)に示すようなものがあり、図中のRST端子がL
レベルである場合、入出力端子ioのLレベルからHレ
ベルへの変化がインバータ31と帰還手段32とによっ
てより速いものに加速される。しかし、こうした従来の
波形整形回路においては以下の2つの問題がある。その
1つは、LレベルからHレベルへの遷移か、Hレベルか
らLレベルへの遷移のいずれか一方しか加速できない事
である。次にもう1つの問題について述べる。
【0005】例えば図3 (b)の回路においては入出力
端子ioがLレベルからHレベルヘ変化した後にRST
端子をHレベルにする事で帰還手段をディスエーブルに
して、次の入出力端子ioのHレベルからLレベルへの
遷移に備える必要がある。即ち入出力端子ioのレベル
遷移の度々RST端子のレベルをも遷移させる必要があ
る。
【0006】ところが、図3 (a)に示すように一般に
上記RST端子は局所配置された制御回路によって、伝
送線TLと同様の長い制御線(RST線)を介して制御
されており、このRST線の動作速度の制約から回路全
体の高速化が図れなかった。また、多数の伝送線の各波
形を改善するためには、各波形整形回路の数だけ新たな
制御線を必要とし、チップサイズが大きくなるという問
題があった。このように従来の波形整形回路を用いた伝
送回路においては、伝送線のレベル遷移の後穴の遷移ま
での間に該波形整形回路の帰還手段をイネーブル及びデ
ィスエーブルのいずれかにトグル制御する必要があるた
め、高速なパルス伝送が難かしく、特にパルス巾の短か
いものの伝送は上記帰還手段の制御が間に合わず極めて
困難であった。また新たに多数の配線をも必要とすると
いう問題をも有していた。
【0007】一方、高速なパルス伝送を実現するために
図4に示すような回路構成とする事も知られている。即
ち伝送線を例えばセグメント1、セグメント2…に多分
割し、各セグメント間に2段のインバータ41及び42
から成るリピータを設ける構成である。なお、図の他の
部分において第2図(a)と同一のものは同じ記号を付
して説明を略す。こうした構成においては、以下の利点
がある。例えば伝送線を2分割した場合、各セグメント
の分割された伝送線の負荷抵抗及び負荷容量が共に分割
しない場合の1/2になる事から伝送線上の波形の劣化
を小さなものにする事ができる。しかし、伝送線の最遠
端においては、分割前の伝送遅延時間をt0 、伝送線の
分割数をmとし、インバータ各1段の伝播遅延時間をt
DINVとすると、分割により新たな伝送遅延時間tは、t
(1/4)m 0 +2(m−1)tDINVとなり、リピ
ータの遅延時間のために分割の効果が減殺されるという
問題がある。
【0008】本発明は以上に述べた従来回路における、 1)波形劣化のないパルス伝送が難かしい。
【0009】2)波形整形回路の帰還手段の高速制御が
難かしい。
【0010】3)リピータの遅延時間のため伝送線分割
による高速化が妨げられる。
【0011】という問題点を解決し、以下に述べる高速
性に優れたデジタル信号伝送回路を提供し、さらに低消
費電力でチップ上の占有面積の小さなデジタル信号伝送
回路を提供する事を目的とする。即ち、 波形劣化のないパルス伝送を可能とし、パルス巾の
短かい信号を高速に伝送するデジタル信号伝送回路を提
供する。
【0012】 帰還手段の高速制御の困難さを除去
し、制御用配線が少なく高速な信号伝送を可能とする波
形整形回路及びこれを含むデジタル信号伝送回路を提供
する。
【0013】 リピータの遅延時間を低減し、高速性
の優れたデジタル信号伝送回路を提供する。
【0014】 伝送線の配線容量及び受信回路の入力
容量によって生じる消費電力を低減したデジタル伝送回
路を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明においては、
パルスを入力し2本の2相信号に変換する位相変調手段
と、この位相変調手段によって駆動される第1及び第2
の伝送線と、該第1及び第2の伝送線上の信号の位相差
を検出してパルスに復元する位相デコード手段とを備え
た。
【0016】上記構成においては、各伝送線間の位相差
が伝送線の有する負荷抵抗及び負荷容量の影響を受けに
くい事から、従来のようにパルス巾の短かい信号が伝送
による波形劣化のため失なわれてしまうという事がな
く、送信時のパルス巾とほとんど等しい受信パルスが得
られ、高速なパルス伝送が可能になる。
【0017】第2の発明においては、逐次的に発生する
n発のパルスを入力しn+1相の多相信号に変換してn
+1本の伝送線へ送出する位相変調手段と、上記n+1
本の伝送線に接続され送出された各多相信号間の位相差
からn発のパルスを復元する位相デコーダとを備え、こ
の位相デコーダは、k番目とk+1番目の伝送線上の信
号の位相差をk番目のデコード手段によって検出してk
番目のパルスを復元するごとく構成した。
【0018】上記構成においては、位相デコーダにおい
て例えばk番目の伝送線のレベル遷移がk番目の出力の
パルスの立ち下がりとk+1番目の出力のパルスの立ち
上がりのトリガを兼ねる事ができるので、発明1による
効果に加えて、伝送線の本数を低減できチップサイズを
小さくできるという利点がある。さらに、各伝送線の動
作周波数が変調及び復元されるパルスの周波数の1/2
となる事から、信号伝送による消費電力を低減できる。
【0019】第3の発明においては、複数の伝送線とこ
れに接続される波形整形回路を備えるデジタル信号伝送
回路において、上記波形整形回路を次のように構成し
た。即ち、入出力端子ioとこの入出力端子ioの信号
を反転して出力端子oに出力するインバータと、上記出
力端子oの信号を再度反転して入出力端子ioの電位変
化を加速させる帰還手段と、該帰還手段に接続されこの
帰還動作をイネーブルあるいはディスエーブルにする制
御端子gとを備えて構成した。また、上記波形整形回路
を次のように接続した。
【0020】即ちk番目の波形整形回路の入出力端子i
oをk番目の伝送線に接続し、制御端子gをk+1番目
の伝送線に接続した。上記構成においては、各波形整形
回路ごとに新たに制御線を設ける必要性がないのでチッ
プサイズの低減が図れる。
【0021】また、k番目の波形整形回路の帰還を制御
する信号もまたk+1番目の波形整形回路によってその
波形が急峻なものに改善されるので、高速なデジタル信
号の伝送が実現できる。
【0022】第4の発明においては、発明3の波形整形
回路を入出力端子ioに入力が接続され出力端子oにそ
の出力の接続されたインバータと、出力端子oに第1の
入力端子が接続され制御端子gに第2の入力端子が接続
され入出力端子ioにその出力が接続される帰還手段と
で構成し、この帰還手段を以下のごとくに構成した。
【0023】即ち、出力端子と第1の電位供給端子との
間に直列に接続した第1及び第2のNMOSトランジス
タと、出力端子と第2の電位供給端子との間に直列に接
続した第1及び第2のPMOSトランジスタとで構成
し、上記第1のNMOSのゲートと第1のPMOSのゲ
ートとを第1の入力端子に接続し、上記第2のNMOS
のゲートと第2のPMOSのゲートとを第2の入力端子
に接続して構成した。
【0024】上記構成においては、各伝送線のLレベル
からHレベルへの遷移とHレベルからLレベルへの遷移
の両方向の遷移を加速する事ができ、高速なデジタル信
号の伝送が可能となる。
【0025】第5の発明においては、発明3の波形整形
回路を入出力端子ioに入力が接続され出力端子oにそ
の出力の接続されたインバータと、出力端子oに第1の
入力端子が接続され制御端子gに第2の入力端子が接続
され入出力端子ioにその出力が接続される帰還手段と
で構成し、この帰還手段を以下のごとくに構成した。
【0026】即ち、出力端子と第1の電位供給端子との
間に接続されたNMOSトランジスタと、出力端子と第
2の電位供給端子との間に接続されたPMOSトランジ
スタと、上記NMOSトランジスタのゲートに出力の接
続されたNORゲートと、上記PMOSトランジスタの
ゲートに出力の接続されたNANDゲートとを備え、上
記NORゲートの第1の入力端子と上記NANDゲート
の第1の入力端子とを該帰還手段の第1の入力端子に接
続し、上記NORゲートの第2の入力端子と上記NAN
Dゲートの第2の入力端子とを該帰還手段の第2の入力
端子に接続して構成した。
【0027】上記構成においては、電流駆動能力のより
大きな帰還手段が得られる事から、発明4のものと比べ
て、より改善された急峻な波形が得られ、より高速なデ
ジタル信号伝送が可能となる。
【0028】第6の発明においては、複数の伝送線とこ
れに接続される波形整形回路を備えるデジタル信号伝送
回路において、上記波形整形回路を発明の3、4、5に
おけるものと同様に構成し、この波形整形回路を以下の
ように接続した。即ち、k番目の波形整形回路の入出力
端子ioをk番目の伝送線に接続し、制御端子gをイン
バータを介してk+1番目の波形整形回路の出力端子o
と接続した。
【0029】上記構成においては、発明3において述べ
た効果に加えて以下の効果がある。即ち制御端子gの入
力容量が各伝送線の負荷容量と切り離されるので、波形
整形回路の帰還手段に電流駆動能力の高いトランジスタ
を用いても伝送線の負荷を重くする怖れがない。従って
発明3のものより高速なデジタル信号の伝送が実現でき
る。
【0030】第7の発明においては、位相変調手段と、
この位相変調手段によって駆動される複数の伝送線と、
これらの伝送線に接続される位相デコード手段を備える
デジタル信号伝送回路において、上記各伝送線を複数の
セグメントに分割し各セグメント間をリピータとして働
らく1段のインバータを介して接続した。
【0031】上記構成においては、伝送線上の各信号を
全て反転した場合でも位相デコード手段の出力応答に変
化のない事から、どのセグメントに接続された位相デコ
ード手段の出力端子においても同じ受信パルスが得られ
る。よって本発明では従来の2段のインバータを要する
リピータに対してリピータの伝播遅延時間が半分近くに
低減でき、伝送線の分割による高速化が減殺される事な
く、高速なデジタル信号伝送が実現できる。
【0032】第8の発明においては位相変調手段と、こ
の位相変調手段によって駆動される複数の伝送線とこれ
らの伝送線に接続される位相デコード手段を備えるデジ
タル信号伝送回路において、上記各伝送線を複数のセグ
メントに分割し、各セグメント間に発明の4もしくは発
明5における波形整形回路を設け以下のように接続し
た。即ち、j番目のセグメントの一端と上記波形整形回
路の入出力端子ioとを接続し、上記波形整形回路の出
力端子oとj+1番目のセグメントの一端とを接続し
た。前述したごとく波形整形回路は入出力端子ioと出
力端子oの間にインバータを備えて構成されているので
発明7と同様に伝送線の分割による効果的な高速化が達
成でき、また、発明3、4、5、6において述べたよう
に、波形整形回路との効果により、各伝送線のセグメン
トにおける信号波形がより急峻なものに改善される。し
かも、この構成においては、以下に述べる如く各発明の
単独の実施では得られない効果が有る。
【0033】即ち、伝送線上の信号のレベル遷移の周期
を送出復元されるパルスの巾より充分長くできるので、
パルス巾の短かいものを伝送する場合にも波形整形回路
の帰還手段の制御が確実に行なえる。従って極めて高速
なデジタル信号の伝送が達成される。
【0034】
【作用】以下説明したように第1〜第8の発明によれ
ば、 波形劣化のないパルス伝送を可能とし、パルス巾の
短かい信号を高速に伝送することができる。
【0035】 帰還手段の高速制御の困難さを除去
し、制御用配線が少なく高速な信号伝送が可能となる。
【0036】 リピータの遅延時間を低減し、高速性
を優れたものとすることができる。
【0037】 伝送線の配線容量及び受信回路の入力
容量によって生じる消費電力を低減させることができ
る。
【0038】
【実施例】図1は発明1のデジタル信号伝送回路の一実
施例であって、位相変調手段10とこれによって駆動さ
れる2本の伝送線TL1 及びTL2 と、この伝送線TL
1,TL2 に接続される複数の位相デコード手段11
1,112とで構成されている。位相変調手段10はパ
ルス入力端子SPと初期設定端子INTと伝送線TL1
に接続される第1の出力端子o1 と伝送線TL2 に接続
される第2の出力端子o2 とポジライブ・エッジT型フ
リップ・フロップ101 (以下フリップ・フロップをF
/Fと記す)とネガティブ・エッジT型F/F102と
を備え、以下のように構成されている。即ち上記ポジテ
ィブ・エッジT型F/F101のリセット端子Rとネガ
ティブ・エッジT型F/F102のリセット端子Rとが
上記初期設定端子INTに接続され、ポジティブ・エッ
ジT型F/F101のクロック端子CKとネガティブ・
エッジT型F/F102のクロック端子CKBとが上記
パルス入力端子SPと接続され、ポジティブ・エッジT
型F/F101の出力端子oが上記第1の入力端子o1
に、ネガティブ・エッジT型F/F102の出力端子o
が上記第2の出力端子o2 に接続されて構成されてい
る。各位相デコード手段111,112,…は伝送線T
1 ,TL2 に入力の接続された排他論理和ゲートEX
により構成され、この排他論理和ゲートEXの出力が位
相デコード手段111,112,…の各出力DP11,D
12…に接続されている。なお図示しないが、上記位相
デコード手段の各出力DP11,DP12,…が受信回路を
駆動している。
【0039】次に動作について説明する。図5は、上記
発明1の一実施例であるデジタル信号伝送回路の各ノー
ドの動作波形である。動作の開始にあたって、まずIN
T端子に正のパルスが加えられ各F/Fは初期化され、
伝送線TL1 ,TL2 は共にレベル状態となり、デコー
ド手段の各出力DP11,DP12…は全てLレベルとなっ
ている。この初期化は例えば回路へ電源が投入された直
後に1度なされればよい。ここで図のようにパルス入力
端子SPに1発目のパルスP1 が印加されると、伝送線
TL1 のレベルは該パルスP1 のポジティブ・エッジで
LレベルからHレベルへと遷移し、伝送線TL2 のレベ
ルは該パルスP1 のネガティブ・エッジでLレベルから
Hレベルへと遷移する。よって、伝送線TL1 と伝送線
TL2 の信号間には入力パルスP1 のパルス巾に等しい
時間tに対応した位相差が生じ、この位相差が検出され
て位相デコード手段の各出力DP11,DP12,…にパル
ス巾tの受信パルスP1 ′が得られる。パルス入力端子
SPに2発目のパルスP2が印加されると、伝送線TL
1 のレベルは該パルスP2 のポジティブ・エッジでHレ
ベルからLレベルへと遷移し、伝送線TL2 のレベルは
該パルスP2 のネガティブ・エッジでHレベルからLレ
ベルへと遷移する。よってこの場合においても伝送線T
1 と伝送線TL2 の信号間には入力パルスP2 に対応
した位相差が生じ、位相デコード手段の各出力DP11
DP12,…に受信パルスP2 ′が得られる。
【0040】このように大きな負荷抵抗及び負荷容量を
有する伝送線上に直接パルスを伝送するのでなく、多相
信号に一度変換して伝送するので、各伝送線上の信号の
周波数を送出、受信するパルスのものに対して1/2に
でき、より高い周波数のパルス伝送が実現できる。また
伝送線の負荷容量や負荷抵抗による各伝送線の信号波形
の劣化は同程度のものとなるため、伝送線間の信号の位
相差そのものの負荷抵抗や負荷容量による影響は小さ
く、入力パルスとほぼ同じパルス巾の受信パルスが得ら
れる。
【0041】従って、短かいパルス巾のものをも波形劣
化なく受信する事が可能であり、高速なデジタル信号の
伝送が実現できる。
【0042】図6 (a)は発明2の一実施例であるデジ
タル信号伝送回路の回路図である。回路は逐次的に発生
されるn発のパルスを入力するパルス入力端子SP0
SP1 ,…SPn と、これらのパルス入力端子に接続さ
れる位相変調手段600と、位相変調手段600によっ
て駆動されるn+1本の伝送線TL1 ,TL2 ,…TL
n+1 とこれら伝送線に接続される複数の位相デコーダ6
11,612,…とで構成されている。位相変調手段6
00は、1/2分周回路として働くポジティブ・エッジ
T型F/F601,602,…を備え、このうちnケの
F/Fのクロック端子CKが対応するパルス入力端子S
0 ,SP1 ,…SPn にそれぞれ直接に接続されてい
る。また、パルス入力端子SPn に接続されn発目のパ
ルスに続いて逐次的にn+1発目のダミーパルスを発生
するダミーパルス発生手段DPGが設けられこのダミー
パルス発生手段DPGの出力がn+1番目のF/Fのク
ロック端子CKに接続されている。このダミーパルス発
生手段DPGは例えば遅延回路等によって実現される。
また、n+1ケのF/Fのリセット端子Rが共通に初期
化のためのINT端子に接続されている。
【0043】各位相デコーダは、図6 (b)に示すよう
にnケの排他論理和ゲートEX1 ,EX2 ,…EXn
ら構成され、k番目の排他論理和ゲートEXk の第1の
入力がk番目の伝送線TLk に、第2の入力がk+1番
目の伝送線TLk+1 にそれぞれ接続され、これらの排他
論理和ゲートの各出力は位相デコーダの対応する各出力
端子DP1 ,DP2 ,…DPn に接続されている。な
お、上記位相デコーダの各出力端子が各受信回路に接続
されて用いられる。
【0044】図7は、上記発明2のデジタル信号伝送回
路のタイミングチャートである。回路は、上記INT端
子により動作開始時点で初期化されているものとする。
本実施例においては、nケのパルス入力端子SP1 ,S
2 ,…SPn には図のように各動作サイクルごとにパ
ルスP1 ,P2 ,…が逐次的に印加される。
【0045】位相変調手段は、これらの各パルスのポジ
ティブ・エッジで各伝送線のレベルを遷移させる。この
結果伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn+1 には図のように
入力パルスの時系列に対応して位相シフトされたn+1
相の信号が得られ、この多相信号は位相デコーダによっ
て例えば動作サイクル1においては次のようにデコード
される。即ち、伝送線TL1 の波形のポジティブ・エッ
ジにより出力端子、DP1 のレベルが立ちあげられ
る。次に伝送線TL2 の波形のポジティブ・エッジに
より出力端子DP1 のレベルが立ち下げられ、出力端子
DP2 のレベルが立ち上げられる。
【0046】次に伝送線TL3 の波形のポジティブ・エ
ッジにより出力端子DP2 のレベルが立ち下げられ、
出力端子DP3 のレベルが立ち上げられる。
【0047】このようにして各出力端子DP1 ,D
2 ,…DPn において受信パルスP1′,P2 ′,…
n ′が得られる。なお、動作サイクル2においては上
記説明における伝送線の波形のエッジの極性をネガティ
ブに置き替えて全く同様な動作がなされ、そのサイクル
の終了後、回路は再び動作サイクル1の開始状態へと移
行する。
【0048】この構成においても、各パルスを多相信号
に変換して伝送する事から波形劣化のない受信パルスが
得られ高速なデジタル信号の伝送が可能である。さら
に、上記構成の位相デコーダにおいては前述したごと
く、k番目の伝送線上の信号レベルの遷移をk番目の出
力のレベルの立ち下げとk+1番目の出力のレベルの立
ち上げに用いたので、n+1本の伝送線によってn発の
パルス伝送が可能である。従ってn発のパルスの伝送に
2n本の伝送線を必要とする発明1のものに対して大幅
に配線線を低減でき、回路面積の小さなものが実現でき
る。また、各伝送線の総負荷容量をCとし、伝送線の信
号の電圧振幅をVとすると、伝送線上の信号の周波数は
送出受信される各パルスの周波数fの1/2となる事か
ら、伝送による消費電流IccはIcc=(n+1)f
CV/2で与えられる。一方、従来の回路における消費
電流はIcc′=nfCVとなり、本発明においては従
来のものの約1/2の消費電流でパルスの伝送を行なう
事が可能となる。
【0049】図8 (a)は発明3の一実施例であるデジ
タル信号伝送回路の回路図である。回路は逐次的にその
レベルが遷移するnケの入力信号を印加するためのnケ
の入力端子IN1 ,IN2 ,…INn とこれに接続され
る例えば2段のインバータより成るドライバDV1 ,D
2 ,…DVn と、このドライバによって各々駆動され
るn本の伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn と、各伝送線
の遠端に接続されるn個の波形整形回路SH1 ,S
2 ,…SHn とで構成されている。また上記伝送線T
1 ,TL2 ,…には図示しないが適宜受信回路が接続
される。各波形整形回路は、例えば同図中に示すような
従来のものと同一の回路でもよく、入出力端子ioとこ
れと入力との接続されたインバータ31とこのインバー
タ31の出力に接続される出力端子oと、帰還手段32
とを備え、帰還手段32の第1の入力が上記出力端子o
に、帰還手段の第2の入力が該波形整形回路の入力端子
gに、帰還手段32の出力が該波形整形回路の入出力端
子ioに接続されている。この帰還手段32は例えば出
力と電位供給端子Vccとの間に直列に設けられたPM
OSトランジスタ(以下PMOSと記す)33及び34
とで構成され、PMOS33のゲートが該帰還手段32
の第1の入力端子1にPMOS34のゲートが該帰還手
段32の第2の入力端子2に接続されている。これらの
波形整形回路は次のように接続されている。即ち、k
(<n)番目の波形整形回路SHk の入出力端子ioが
k番目の伝送線TLk に接続され制御端子gがk+1番
目の伝送線TLk+1 に接続されている。さらにn番目の
波形整形回路SHn の入出力端子ioが1番目の波形整
形回路の出力端子oに接続されている。
【0050】次に動作について述べる。図9は、本実施
例の動作の一部を示す電圧波形である。動作初期におい
ては各伝送線は全てLレベルとなっている。従ってn番
目の波形整形回路SHn 以外のものの制御端子gはLレ
ベルであり、1〜n−1番目までの波形整形回路の帰還
手段の各PMOS34がオンしており、即ち帰還手段が
イネーブルにされている。一方n番目の波形整形回路S
n の制御端子gはHレベルであり帰還手段はディスエ
ーブルにされている。ここで伝送線TL1 のレベルが立
ち上がり始めると波形整形回路SH1 の出力端子oはH
レベルからLレベルに変化し、インバータ31とイネー
ブル状態の該波形整形回路SH1 の帰還手段32によっ
て入出力端子io及びこれと接続する伝送線TL1 に正
帰還がかかりそのレベルの変化が加速され波形は急峻に
立ち上がる。また、同時にn番目の波形整形回路SHn
の帰還手段がイネーブルにされる。次に伝送線TL2
レベルが立ち上がり始めると同様に波形整形回路SH2
によってその変化が加速されて波形に急峻に立ち上が
る。一方、伝送線TL2 がHレベルとなる事で、波形整
形回路SH1 の帰還手段はディスエーブルにされる。こ
のようにして各伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn のLレ
ベルからHレベルへの遷移が加速される。全ての伝送線
のレベルがHレベルになった時点でn番目の波形整形回
路を除く他のものの帰還手段はディスエーブルに変化し
ている。次に伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn におい
て、HレベルからLレベルへの遷移が順番に行なわれ
る。
【0051】前述したようにこの時点で波形整形回路S
1 ,SH2 ,…SHn-1 の帰還はディスエーブル状態
になっているため、伝送線のレベル遷移が帰還手段から
の電流流入によって妨げられる事なく、比較的高速な遷
移がなされる。また、伝送線TL1 がHレベルからLレ
ベルへ変化した時点でn番目の波形整形回路の帰還手段
もディスエーブルにされるので、伝送線TLn のHレベ
ルからLレベルへの遷移についても同様である。
【0052】以上のごとく本実施例においてはn個の信
号の伝送においてk番目の伝送信号の波形整形を行なう
回路の制御をk+1番目の伝送信号を用いて行なう事か
ら、波形整形回路の制御のために新たにn本の制御線を
設ける必要がなく、回路面積を小さくできる。また、上
記波形整形回路の制御信号自体も他の波形整形回路によ
って互いに急峻な波形のものに改善される事から、高速
なデジタル信号の伝送が実現できる。
【0053】図10 (a)は発明4の一実施例であるデ
ジタル信号伝送回路の回路図であって、本実施例におい
ては発明3の実施例である図8のものに対して各伝送線
TL1 ,TL2 ,…TLn の遠端に接続される初期設定
手段INTC1 ,INTC2,…INTCn を新たに設
けると共に、各波形整形回路は図10 (b)に示すごと
く構成される。即ち、入出力端子ioとこれを入力とす
るインバータ101とこのインバータ101の出力と接
続される出力端子oと帰還手段102とで構成され、帰
還手段102の第1の入力端子が該波形整形回路の出力
端子oに第2の入出端子が該波形回路の制御端子gに出
力端子が該波形整形回路の入出力端子ioに接続されて
いる。この帰還手段102は、出力端子と電位供給端子
Vssとの間に直列接続されたNMOS103及びNM
OS104と、出力端子と電位供給端子Vccとの間に
直列に接続されたPMOS105及びPMOS106で
構成され、NMOS103のゲートとPMOS105の
ゲートとが第1の入力端子に、NMOS104のゲート
とPMOS106のゲートとが第2の入力端子にそれぞ
れ接続されている。一方、上記初期設定手段INT
1 ,INTC2 ,…INTCn は例えば図10 (a)
に示すように各伝送線と電位供給端子Vssとの間に設
けられたNMOSであって、全ての初期設定手段のNM
OSのゲートが共通に端子INTに接続されている。な
お、同図の他の部分は発明3の実施例の図8のものと同
じであるので説明を略す。
【0054】次に動作の説明を行なう。まず波形整形回
路の動作について述べる。この波形整形回路は入出力端
子ioにおけるLレベルからHレベルへの遷移とHレベ
ルからLレベルへの遷移とのいずれの遷移をも以下のよ
うに加速する事ができる。制御端子gがLレベルであれ
ばPMOS106がオンでありNMOS104がオフで
あるから、入出力端子ioのLレベルからHレベルへの
遷移に対する正帰還がイネーブルされ、一方Hレベルか
らLレベルへの遷移に対する正帰還がディスエーブルに
され、入出力端子ioにおいて急峻な立ち上がりの波形
が得られる。また、制御端子gがHレベルになると、P
MOS106がオフしNMOS104がオンとなる。よ
って、入出力端子ioのLレベルからHレベルへの遷移
に対する正帰還がディスエーブルされ、一方Hレベルか
らLレベルへの遷移に対する正帰還がイネーブルにさ
れ、入出力端子ioにおいて急峻な立ち下がりの波形が
得られる。
【0055】次にデジタル信号伝送回路全体の動作につ
いて述べる。図11は、本実施の回路の一部動作波形で
ある。回路動作の開始時点では端子INTに正のパルス
が印加され各伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn はLレベ
ルに初期化される。この初期化は例えば回路へ電源を投
入した直後に少なくとも1度行なえばよいので、動作速
度を律速する怖れはない。この状態では、波形整形回路
SH1 ,SH2 ,…SHn-1 においては入出力端子io
のLからHレベルへの遷移に対する正帰還がイネーブル
されている。よって伝送線TL1 のレベルが上がり始め
るとその変化が波形整形回路SH1 で加速され急峻な立
ち上がりの波形が得られる。また、この結果、波形整形
回路SHn においても入出力端子ioのLからHレベル
への遷移に対する正帰還がイネーブルされる。次に、伝
送線TL2 のレベルが上がり始めると、その変化が波形
整形回路SH2 で加速される。こうして伝送線TL2
Hレベルになると、波形整形回路SH1 においては、入
出力端子ioのLからHレベルへの遷移に対する正帰還
がディスエーブルされ、HからLレベルへの遷移がイネ
ーブルにされる。同様に伝送線TL3 ,TL4 ,…TL
n のレベル遷移が高速になされる。全ての伝送線がHレ
ベルへと変化した時点では、波形整形回路SH1 ,SH
2 ,…SHn-1 はそれぞれの入出力端子ioのHからL
レベルへの遷移に対する正帰還がイネーブルされた状態
になっている。
【0056】次に、伝送線TL1 ,TL2 ,…TLn
おいてHレベルからLレベルへの遷移が順番に行なわれ
るが、前述したように波形整形回路SH1 ,SH2 ,…
SHn-1 は各入力端子ioのHからLレベルへの遷移を
加速する状態になっているので、いずれの伝送線上でも
急峻な立ち下がりの波形が得られる。また、波形整形回
路SHn についても、伝送線TL1 がLレベルになった
時点でその入出力端子ioのHからLレベルへの遷移を
加速する状態へと変化し、伝送線TLn でも他と同様な
高速な立ち下がり波形が得られる。
【0057】このように、本実施例では発明3の効果に
加えて、伝送線の立ち上がり及び立ち下がりのいずれに
おいても急峻な波形が得られて、高速なデジタル信号の
伝送が達成される。
【0058】発明の5においては、発明4の一実施例で
ある図10 (a)のデジタル信号伝送回路において各波
形整形回路SH1 ,SH2 ,…SHn は図12 (a)の
ごとくに構成される。即ち入出力端子ioとこれを入力
するインバータ101とインバータ101の出力と接続
される出力端子oと、帰還手段122とで構成され、帰
還手段122の第1の入力端子と該波形整形回路の出力
端子とが接続され、第2の入力端子と該波形整形回路の
制御端子gとが接続され、その出力と該波形整形回路の
入出力端子ioとが接続されている。また、上記帰還手
段122は以下のように構成される。即ち出力端子と電
位供給端子Vssとの間に接続されたNMOS123
と、出力端子と電子供給端子Vccとの間に接続された
PMOS124と、上記NMOS123のゲートにその
出力の接続されたNORゲート125と、上記PMOS
124のゲートにその出力の接続されたNANDゲート
126とで構成され、NORゲート125の第1の入力
とNANDゲート126の第1の入力とが該帰還手段の
第1の入力端子に、NORゲート125の第2の入力と
NANDゲート126の第2の入力とが該帰還手段の第
2の入力端子に接続されている。
【0059】上記構成の論理的な動作自体は発明4のも
のと全く同一であり、各伝送線において先の説明と同様
に急峻な波形が得られる。また、本発明4の構成におい
ては、必要な素子数が多い反面次のような新たな効果が
得られる。即ち、本実施例の波形整形回路においては、
入出力端子ioと各電位供給端子Vcc及びVssとの
間にはそれぞれPMOS124及びNMOS123が一
個ずつ接続されているのみであるので、2個のMOSが
直列に接続されている発明3のものよりも、より高い電
流駆動能力が得られる。従って、発明4のものよりもよ
り優れた高速性能が得られる。
【0060】(発明5の変形例1)図12 (b)は発明
5における波形整形回路の別な実施例であり、図12
(a)の回路のPMOS124のゲートと電位供給端子
Vccとの間に初期設定手段INTPを新たに設けた。
この初期設定手段INTPは例えばPMOS125であ
ってそのゲートが全ての波形整形回路について共通に初
期設定端子INTに接続されている。
【0061】本実施例においては、上記のごとく各波形
整形回路ごとに初期設定手段を設けたので図13の各伝
送線に接続された初期設定手段INTC1 、INT
2 、…INTCn を除去でき以下のような利点があ
る。即ち、初期設定において、該初期設定手段は、大き
な負荷抵抗及び負荷容量を有する伝送線を直接駆動する
必要がなく各々波形整形回路の帰還手段のMOSトラン
ジスタの一部を駆動するのみでよい。従って速やかな初
期設定が可能である。
【0062】(発明5の変形例2)図12 (c)は発明
5における波形整形回路の別な実施例であり、図12
(a)の回路のNANDゲート126を3入力NAND
ゲートに変え、第3の入力を初期設定端子INITに接
続した。こうする事で初期設定時の貫通電流が防止でき
前記実施例のものに対して消費電力を低減できる。
【0063】図13 (a)は発明6におけるデジタル信
号伝送回路の一実施例であって、n本の伝送線と、発明
3、4、5において述べたごとく構成されたn個の波形
整形回路とn−1個のインバータとが以下のごとく接続
されている。即ち、k(<n)番目の波形整形回路SH
k の入出力端子ioがk番目の伝送線TLk に接続さ
れ、その制御端子gがインバータINVk の出力と接続
されこのインバータINVk の入力がk+1番目の波形
整形回路SHk+1 の出力端子oに接続されるとともに、
n番目の波形整形回路SHn の入出力端子ioがn番目
の伝送線TLn に接続されその制御端子gがインバータ
INVn を介して1番目の伝送線TL1 に接続されてい
る。また必要なら、各伝送線に初期設定手段INT
1 ,INTC2 ,…INTCn が接続される。
【0064】本実施例の論理的動作は、先に説明した発
明3、4、5のものと同様である。なぜなら、例えばk
番目の波形整形回路SHk の制御端子gは、インバータ
INVk と波形整形回路SHk+1 内にインバータとの2
段目のインバータを介してk+1番目の伝送線TLk+1
に接続されており、論理レベルでは発明3、4のごとく
波形整形回路SHk の制御端子gを伝送線TLk+1 に直
結したものと同一動作を行なうからである。しかし、上
記のごとく構成する事で、本実施例のものにおいては以
下に述べるような新たな効果がある。即ち、本実施例で
は、各波形整形回路の帰還手段のMOSトランジスタの
ゲートに各伝送線が直結されていないので、該伝送線の
負荷を増やす事なく上記帰還手段のMOSトランジスタ
の電流駆動能力を大きくして高速化を図る事ができる。
従って発明3、4、5のものより高速なデジタル信号の
伝送が可能となる。
【0065】図13 (b)は発明6における別の実施例
であって、初期設定手段INTC1,INTC2 ,…I
NTCn に替えてINTP1 ,INTP2 ,…INTP
n がインバータINV1 ,INV2 ,…INVn の各出
力ごとに設けられ、各初期設定手段INTPk は例えば
ゲートが初期設定端子INTにソースが電位供給端子V
ccにドレインが上記インバータINVk の出力に接続
され構成されている。なお他の点は図13 (a)のもの
と同一であり説明を略す。この実施例においては、初期
設定時に各初期設定手段が大きな負荷容量及び負荷抵抗
を駆動する必要がないので、その初期設定時間を短縮で
きる。
【0066】図14は発明7のデジタル信号伝送回路の
一実施例であって、1つもしくは複数のパルス入力端子
SP1 ,SP2 ,…を有する位相変調手段140と、2
本以上の伝送線TL1 ,TL2 ,…とこれら伝送線に接
続される位相デコード手段141,142,…を備える
デジタル信号伝送回路において、上記各伝送線(例えば
伝送線TL1 )を複数のセグメント(TL1S1 ,TL
1S2 ,…)に分割し、各セグメントの分割された伝送線
間(TLIS1 とTLIS2 との間)をリピータとして働ら
く1段のインバータRP1 ,RP2 ,…で接続した。こ
こで、上記位相変調手段及び位相デコード手段は発明1
もしくは発明2に記載されるものが用いられ、各位相デ
コード手段はパルス入力端子SP1 ,SP2 ,…に対応
する1つまたは複数のパルス出力端子DP1Sj ,DP
2Sj ,…(j=1,2,…)を備える。
【0067】図15は本実施例において発明1の位相変
調手段を用いた場合の一部動作波形である。パルス入力
端子SP1 にパルスP1 が印加されると、これに対応し
てセグメント1の伝送線TL1S1 とTL1s2 のレベルが
順次LレベルからHレベルに変化し、先に発明1、2で
述べたごとく該セグメント内の位相デコード手段111
によって入力パルスに対応した出力パルスP1 が端子O
1S1 に得られる。一方、セグメント2においては、セ
グメント1における各伝送線の信号がインバータR
1 ,RP2 ,…により反転されて伝送される。その結
果、まず伝送線TL1S2 がHレベルからLレベルへと変
化し、伝送線TL1S2 とTL2S2 との間に位相差が生じ
て、セグメント2に属する位相デコード手段142の出
力端子DP1S2 がLレベルからHレベルへと変化する。
次に伝送線TL2S2 がHレベルからLレベルへ変化して
伝送線TL1S2 とTL2S2 との位相差がなくなると、位
相デコード手段142の出力端子DP1S2 はHレベルか
らLレベルへと変化し、該端子においても、入力パルス
に対応した受信パルスP1 ″が得られる。
【0068】このように、本実施例では伝送線上の各信
号を全て反転しても位相デコード手段の出力応答に変化
はなくどのセグメントに接続された位相デコード手段の
出力端子においても同じ受信パルスが得られる。よって
本実施例では従来の2段のインバータより成るリピータ
のものと比べてその伝播遅延時間を低減でき、伝送線の
分割による効果を減殺する事なく高速なデジタル信号伝
送が実現できる。特に、伝送線を多分割した場合、分割
前の伝送遅延時間をt0 、分割数をm、リピータとして
働くインバータの伝播遅延時間をtDINVとすると、新た
な伝送遅延時間tはt(1/4)m 0 +(m−1)
DINVとなってmが大きい場合、従来の伝送遅延時間
t′(1/4)m 0 +2(m−1)tDINVよりも大
巾に小さくできる。
【0069】図16は発明8のデジタル信号伝送回路の
一実施例であって1つもしくは複数のパルス入力端子S
1 ,SP2 ,…を有する位相変調手段10と2本以上
の伝送線TL1 ,TL2 ,…とこれら伝送線に接続され
る位相デコード手段111,112,…を備えるデジタ
ル信号伝送回路において、上記各伝送線(例えばT
1 )を複数のセグメント(TL1S1 ,TL1S2 ,…)
に分割し、各セグメント間の分割された伝送線(TL
1S1 とTL1S2 )間に波形整形回路SH1 ,SH2 ,…
を設けた。この波形整形回路は発明の3、4、5に述べ
たごとく構成され、各セグメントごとに分割された伝送
線と発明3もしくは6で述べたごとく接続されている。
例えばセグメント1においては伝送線TL1S1 が波形整
形回路SH1 の入出力端子ioと接続され、この波形整
形回路SH1 の制御端子gが伝送線TL2S1 に接続され
ている。また、上記波形整形回路SH1 の出力端子f0
がセグメント2の伝送線TL1S2 と接続されている。
【0070】本実施例においては、以下の効果がある。
まず発明3、4、5、6において述べたごとく波形整形
回路によってセグメントごとに分割された伝送線の信号
波形が急峻なものに改善され高速化が図れる。また、各
波形整形回路はその入出力端子ioと出力端子oとの間
に1段のインバータを備えており、これがリピータとし
て働く。従って発明7で述べたように、伝送線分割の効
果の減殺される事のない高速なデジタル信号の伝送がで
きる。しかも、以下に述べるごとく各発明の単独の実施
では得られない効果がある。即ち、本実施例においては
分割された伝送線上の信号のレベル遷移の周期を送出復
元されるパルスの巾より充分長くできるので、パルス巾
の短いものを伝送する場合にも波形整形回路の帰還手段
の制御が確実に行なえる。従って極めて高速なデジタル
信号の伝送が達成される。
【0071】なお本発明はその趣旨に反しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば発明1、2の位相変調手
段のF/Fのクロック端子についてその極性のポジティ
ブとネガティブとを入れ替えてネガティブ・パルスを入
力とし送出し位相デコーダにおいてはポジティブ・パル
スを受信パルスとして得る事ができる。また、位相デコ
ーダの排他論理和ゲートに替えて否定型の排他論理和ゲ
ート(Exclusive・NOR)を用いてポジティ
ブ・パルスを送出しネガティブ・パルスを受信する事も
できる。また各伝送線を全てHレベルに初期設定する事
もできる。この場合、発明3、6の各初期設定手段にお
いてPMOSとNMOSとを、かつ電位供給端子Vcc
とVssとをそれぞれ入れ換えて理解されたい。またこ
の場合発明5の変形例1においては初期設定手段は波形
整形回路の帰還手段におけるPMOSのゲートでなくN
MOSのゲートに接続され、かつ該初期設定手段のPM
OSがNMOSに電位供給端子VccがVssに置きか
えられる。
【0072】また発明5の変形例2においては、波形整
形回路のNORゲートの方が3入力NORゲートに置き
かえられ該3入力NORゲートの3番目の入力が初期設
定端子INTに接続されて上記動作のものが得られる。
【0073】
【発明の効果】以上に詳述したように、第1の発明にお
いては、伝送線の負荷抵抗や負荷容量によって劣化する
事のない受信パルスが得られるので、高速なパルス伝送
が可能になる。
【0074】第2の発明においては発明1の効果に加え
て伝送線の本数を低減できかつ信号伝送に要する消費電
力も低減できる。
【0075】第3の発明においては、波形整形回路の制
御線を新たに設ける必要がなくチップサイズの低減が図
れるとともに、上記制御線上の信号も別な波形整形回路
によって急峻な波形のものに改善されるので、高速なデ
ジタル信号の伝送ができる。
【0076】第4の発明においては各伝送線のLレベル
からHレベルへの遷移とHレベルからLレベルへの遷移
の両方向の遷移を加速でき、いずれの遷移においても急
峻な波形が得られる。
【0077】第5の発明においては、発明4の効果に加
えてより電流駆動能力の高い波形整形回路が得られるの
でより高速なデジタル信号の伝送が可能となる。
【0078】第6の発明においては、伝送線の負荷を重
くする事なく波形整形回路の電流駆動能力を上げる事が
でき発明3のものに比べてより高速なデジタル信号の伝
送が可能となる。また第6の発明の変形例1において
は、回路の初期設定の高速化が図れる。また第6の発明
の変形例2においては、回路の初期設定時の消費電力が
低減できる。
【0079】第7の発明においては、従来のものに対し
てリピータの伝播遅延時間を大巾に低減でき高速なデジ
タル信号の伝送が可能となる。
【0080】第8の発明においては、第3ないし第6の
発明の効果により急峻な波形が得られ、第7の発明の効
果によりデータ線分割による効果的な高速化が達成でき
る。さらに、各波形整形回路に接続される分割された伝
送線のレベル遷移の周期を送出受信されるパルスのパル
ス巾よりも充分長いものにできるので、極めて短いパル
ス巾のパルス伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のデジタル信号伝送回路を示す図で
ある。
【図2】従来の伝送回路を示す図である。
【図3】従来の波形整形回路を示す図である。
【図4】分割された伝送線を備える従来の伝送回路を示
す図である。
【図5】図1の回路の動作波形図である。
【図6】第2の発明のデジタル信号伝送回路を示す図で
ある。
【図7】図6の回路の動作波形図である。
【図8】第3の発明のデジタル信号伝送回路を示す図で
ある。
【図9】図8の回路の一部動作波形図である。
【図10】第4の発明のデジタル信号伝送回路を示す図
である。
【図11】図10の回路の一部動作波形図である。
【図12】第5の発明の波形整形回路を示す図である。
【図13】第6の発明のデジタル信号伝送回路を示す図
である。
【図14】第7の発明のデジタル信号伝送回路を示す図
である。
【図15】図14の回路の一部動作波形図である。
【図16】第8の発明のデジタル信号伝送回路を示す図
である。
【符号の説明】
10 位相変調手段 101 ポジティブ・エッジT型フリップ・フロップ 102 ネガティブ・エッジT型フリップ・フロップ 111,112 位相デコード手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスを入力し、2本の2相信号に変換
    する位相変調手段と、位相変調手段によって駆動される
    第1及び第2の伝送線と、該第1及び第2の伝送線上の
    信号の位相差を検出してパルスに復元する位相デコード
    手段とを備えた事を特徴とするデジタル信号伝送回路。
  2. 【請求項2】 上記位相変調手段は、パルス入力端子
    と、各伝送線に接続される2つの出力端子と、ポジティ
    ブ・エッジ型の第1のTフリップ・フロップとネガティ
    ブ・エッジ型の第2のTフリップ・フロップとを備え、
    上記第1のTフリップ・フロップのクロック入力と第2
    のTフリップ・フロップのクロック入力とがパルス入力
    端子と接続され、第1のTフリップ・フロップの出力が
    伝送線に接続される第1の出力端子に、第2のTフリッ
    プ・フロップの出力が伝送線に接続される第2の出力端
    子に、それぞれ接続されて成る事を特徴とする請求項1
    記載のデジタル信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 上記位相デコード手段は、第1の伝送線
    に接続される第1の入力端子と、第2の伝送線に接続さ
    れる第2の入力端子を備える排他論理和回路で構成され
    る事を特徴とする請求項1記載のデジタル信号伝送回
    路。
  4. 【請求項4】 逐次的に発生するn発のパルスを入力し
    てn+1相の多相信号に変換してn+1本の伝送線へ送
    出する位相変調手段と、上記n+1本の伝送線に接続さ
    れ送出されたn+1相の多相信号の各信号間の位相差か
    らn発のパルスを復元する位相デコーダとを備えた事を
    特徴とするデジタル信号伝送回路。
  5. 【請求項5】 上記位相変調手段は、n発目のパルスか
    らn+1発目のダミーパルスを逐次的に発生するパルス
    発生手段と、上記n発のパルスとダミーパルスとを入力
    して1/2分周するn+1個のTフリップ・フロップ
    と、を備え、上記Tフリップ・フロップの各出力が伝送
    線に接続される該位相変調手段の出力端子と接続されて
    構成されている事を特徴とする請求項4記載のデジタル
    信号伝送回路。
  6. 【請求項6】 上記位相デコーダはk番目の伝送線が第
    1の入力端子にk+1番目の伝送線が第2の入力端子に
    接続されるn個の排他論理和回路で構成されている事を
    特徴とする請求項4記載のデジタル信号伝送回路。
  7. 【請求項7】 m本の伝送線と、該伝送線に接続される
    m個の波形整形回路とを備えるデジタル信号伝送回路に
    おいて、 上記波形整形回路は入出力端子ioとこの入出力端子i
    oの信号を反転して出力端子oに出力するインバータと
    上記出力端子oの信号を再度反転して入出力端子ioの
    電位変化を加速する帰還手段と該帰還手段に接続されこ
    の帰還動作をイネーブルまたはディスエーブルにする制
    御端子gとを備え、 k(<m)番目の波形整形回路の入出力端子ioがk番
    目の伝送線に接続され制御端子gがk+1番目の伝送線
    に接続されている事を特徴とするデジタル信号伝送回
    路。
  8. 【請求項8】 m本の伝送線と該伝送線に接続されるm
    個の波形整形回路とを備えるデジタル信号伝送回路にお
    いて、 上記波形整形回路は入出力端子ioとこの入出力端子i
    oの信号を反転して出力端子oに出力するインバータと
    上記出力端子oの信号を再度反転して入出力端子ioの
    電位変化を加速させる帰還手段と該帰還手段に接続され
    この帰還動作をイネーブルまたはディスエーブルにする
    制御端子gとを備え、 k(<m)番目の波形整形回路の入出力端子ioがk番
    目の伝送線に接続され、制御端子gがインバータを介し
    てk+1番目の波形整形回路の出力端子oに接続されて
    いる事を特徴とするデジタル信号伝送回路。
  9. 【請求項9】 上記インバータの各出力ごとに初期設定
    手段が接続されている事を特徴とする請求項8記載のデ
    ジタル信号伝送回路。
  10. 【請求項10】 上記波形整形回路は、入出力端子io
    とこの入出力端子ioに入力の接続されたインバータ
    と、このインバータの出力に接続される出力端子oと帰
    還手段を備え、 上記帰還手段は上記入出力端子ioと第1の電位供給端
    子Vssとの間に直列に接続された第1及び第2のNM
    OSトランジスタと、上記入出力端子ioと第2の電位
    供給端子Vccとの間に直列に接続された第1及び第2
    のPMOSトランジスタとを備え、上記第1のNMOS
    トランジスタのゲートと第1のPMOSトランジスタの
    ゲートとが上記出力端子oに接続され、上記第2のNM
    OSトランジスタのゲートと第2のPMOSトランジス
    タのゲートとが該波形整形回路の制御端子gに接続され
    ている事を特徴とする請求項7もしくは請求項8記載の
    デジタル信号伝送回路。
  11. 【請求項11】 上記波形整形回路は、入出力端子io
    とこの入出力端子ioに入力の接続されたインバータ
    と、このインバータの出力に接続される出力端子oと帰
    還手段とを備え、 上記帰還手段は上記入出力端子ioと第1の電位供給端
    子Vssとの間に接続された第1のNMOSトランジス
    タと、上記入出力端子ioと第2の電位供給端子Vcc
    との間に接続された第1のPMOSトランジスタと、上
    記第1のNMOSトランジスタのゲートに出力の接続さ
    れたNORゲートと上記第1のPMOSトランジスタの
    ゲートに出力の接続されたNANDゲートとを含み、上
    記NORゲートの第1の入力とNANDゲートの第1の
    入力とが上記出力端子oに接続され、上記NORゲート
    の第2の入力とNANDゲートの第2の入力とが該波形
    整形回路の制御端子gに接続されている事を特徴とする
    請求項7または請求項8記載のデジタル信号伝送回路。
  12. 【請求項12】 上記波形整形回路の第1のPMOSト
    ランジスタのゲートと第2の電位供給端子Vccとの間
    に初期設定手段が設けられている事を特徴とする請求項
    11記載のデジタル信号伝送回路。
  13. 【請求項13】 上記波形整形回路の第1のNMOSト
    ランジスタのゲートと第1の電位供給端子Vssとの間
    に初期設定手段が設けられている事を特徴とする請求項
    11記載のデジタル信号伝送回路。
  14. 【請求項14】 上記波形整形回路のNANDゲートの
    第3の入力が初期設定端子に接続されている事を特徴と
    する請求項11記載のデジタル信号伝送回路。
  15. 【請求項15】 上記波形整形回路のNORゲートの第
    3の入力が初期設定端子に接続されている事を特徴とす
    る請求項11記載のデジタル信号伝送回路。
  16. 【請求項16】 上記伝送線は各々複数のセグメントに
    分割され、j番目のセグメントの伝送線の一端がインバ
    ータに入力され該インバータの出力とj+1番目のセグ
    メントの伝送線の一端とが接続されている事を特徴とす
    る請求項1または請求項4記載のデジタル信号伝送回
    路。
  17. 【請求項17】 複数セグメントに分割されたn本の伝
    送線と、 入出力端子ioと出力端子oと制御端子gを備える複数
    の波形整形回路を有し、 j番目のセグメントにおいて、k(<n)番目の分割さ
    れた伝送線とk番目の波形整形回路の入出力端子ioと
    が接続されこのk番目の波形整形回路の制御端子gとk
    +1番目の分割された伝送線とが接続されるとともに、 上記j番目のセグメントにおけるk番目の波形整形回路
    の出力端子oがj+1番目のセグメントに属するk番目
    の分割された伝送線と接続されている事を特徴とする請
    求項1または請求項4記載のデジタル信号伝送回路。
  18. 【請求項18】 複数セグメントに分割されたn本の伝
    送線と入力端子ioと出力端子oと制御端子gとを備え
    る複数の波形整形回路を有し、 j番目のセグメントにおいて、k(<n)番目の分割さ
    れた伝送線とk番目の波形整形回路の入力端子とが接続
    されこのk番目の波形整形回路の制御端子gがインバー
    タを介してk+1番目の波形整形回路の出力端子oと接
    続されているとともに、上記j番目のセグメントにおけ
    るk番目の波形整形回路の出力端子oがj+1番目のセ
    グメントに属するk番目の分割された伝送線と接続され
    ている事を特徴とする請求項1または請求項4記載のデ
    ジタル信号伝送回路。
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