JPH07107001B2 - 異性体のノナノール類およびデカノール類の混合物、それの製造方法、それから得られるフタル酸エステルおよび可塑剤としてのその用途 - Google Patents
異性体のノナノール類およびデカノール類の混合物、それの製造方法、それから得られるフタル酸エステルおよび可塑剤としてのその用途Info
- Publication number
- JPH07107001B2 JPH07107001B2 JP5316816A JP31681693A JPH07107001B2 JP H07107001 B2 JPH07107001 B2 JP H07107001B2 JP 5316816 A JP5316816 A JP 5316816A JP 31681693 A JP31681693 A JP 31681693A JP H07107001 B2 JPH07107001 B2 JP H07107001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixture
- pentanal
- decanols
- weight
- nonanols
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/10—Esters; Ether-esters
- C08K5/12—Esters; Ether-esters of cyclic polycarboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/17—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds
- C07C29/175—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds with simultaneous reduction of an oxo group
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/49—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide
- C07C45/50—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide by oxo-reactions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/68—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
- C07C45/72—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
- C07C45/74—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups combined with dehydration
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/76—Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C69/80—Phthalic acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12C—BEER; PREPARATION OF BEER BY FERMENTATION; PREPARATION OF MALT FOR MAKING BEER; PREPARATION OF HOPS FOR MAKING BEER
- C12C11/00—Fermentation processes for beer
- C12C11/02—Pitching yeast
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異性体のノナノール類お
よびデカノール類、それらの製造方法、それらアルコー
ル混合物から得られるフタル酸エステルおよび可塑剤と
してのその用途に関する。
よびデカノール類、それらの製造方法、それらアルコー
ル混合物から得られるフタル酸エステルおよび可塑剤と
してのその用途に関する。
【0002】
【従来技術】フタル酸エステルは、広い範囲で可塑剤と
して、特にポリビニルクロライドの為のそれとして使用
されている。アルコール成分としては専ら炭素原子数8
〜10の第一アルコールが使用され、その中で最も重要
なのは現在では2−エチルヘキサノールである。短鎖ア
ルコールのフタル酸エステルは良好なゲル化力を持つ可
塑剤をもたらす。しかしながらその高い揮発性は欠点で
ある。これに対して長鎖エステルはゆっくりとゲル化し
そして悪い冷間安定性を有している。
して、特にポリビニルクロライドの為のそれとして使用
されている。アルコール成分としては専ら炭素原子数8
〜10の第一アルコールが使用され、その中で最も重要
なのは現在では2−エチルヘキサノールである。短鎖ア
ルコールのフタル酸エステルは良好なゲル化力を持つ可
塑剤をもたらす。しかしながらその高い揮発性は欠点で
ある。これに対して長鎖エステルはゆっくりとゲル化し
そして悪い冷間安定性を有している。
【0003】フタル酸エステル可塑剤の性質はアルコー
ル分子の大きさによる他に炭素鎖の分岐度によっても影
響される。例えば少ない分岐のアルコールは高い耐寒性
のエステル可塑剤をもたらす。それ故に分子中炭素原子
数9〜10の主として線状のアルコールがアルコール成
分としてますます重要に成っている。これを使用する条
件は、このものが多量に且つ安価に入手できることであ
る。
ル分子の大きさによる他に炭素鎖の分岐度によっても影
響される。例えば少ない分岐のアルコールは高い耐寒性
のエステル可塑剤をもたらす。それ故に分子中炭素原子
数9〜10の主として線状のアルコールがアルコール成
分としてますます重要に成っている。これを使用する条
件は、このものが多量に且つ安価に入手できることであ
る。
【0004】ドイツ特許第2,855,421号明細書
によると可塑剤として炭素原子数9のアルコールのフタ
ル酸エステルが使用され、このものは炭素原子数8のオ
レフィンのオキソ反応、その反応生成物の水素化反応お
よび炭素原子数9のアルコールの無水フタル酸とのエス
テル化反応によって得られる。原料オレフィンの3〜2
0重量% は何れの分子鎖にもイソブタン骨格を有し、3
重量% より少ないオレフィンは第四炭素原子を持ちそし
てオレフィンの全量の90重量% より多くがn−オクテ
ン、モノメチルヘプテンおよびジメチルヘキセンとして
存在しているべきである。更にn−オレフィンおよびモ
ノメチルヘプテンの全量とジメチルヘキセンとの重量比
は0.8より大きくあるべきである。
によると可塑剤として炭素原子数9のアルコールのフタ
ル酸エステルが使用され、このものは炭素原子数8のオ
レフィンのオキソ反応、その反応生成物の水素化反応お
よび炭素原子数9のアルコールの無水フタル酸とのエス
テル化反応によって得られる。原料オレフィンの3〜2
0重量% は何れの分子鎖にもイソブタン骨格を有し、3
重量% より少ないオレフィンは第四炭素原子を持ちそし
てオレフィンの全量の90重量% より多くがn−オクテ
ン、モノメチルヘプテンおよびジメチルヘキセンとして
存在しているべきである。更にn−オレフィンおよびモ
ノメチルヘプテンの全量とジメチルヘキセンとの重量比
は0.8より大きくあるべきである。
【0005】炭素原子数10のアルコールを基礎とする
フタル酸エステルはヨーロッパ特許出願第0,366,
089号の対象である。炭素原子数10のアルコール
は、ブテン留分のヒドロホルミル化反応、得られるその
アルデヒド混合物のアルドール縮合反応および続く水素
化反応によって得られる混合物の状態で使用される。ヒ
ドロホルミル化段階はこの方法の説明によると如何なる
制限も受けていない。触媒としてはコバルト並びにロジ
ウムを使用してもよく、三価の燐の有機化合物を添加す
ることが排除されていない。
フタル酸エステルはヨーロッパ特許出願第0,366,
089号の対象である。炭素原子数10のアルコール
は、ブテン留分のヒドロホルミル化反応、得られるその
アルデヒド混合物のアルドール縮合反応および続く水素
化反応によって得られる混合物の状態で使用される。ヒ
ドロホルミル化段階はこの方法の説明によると如何なる
制限も受けていない。触媒としてはコバルト並びにロジ
ウムを使用してもよく、三価の燐の有機化合物を添加す
ることが排除されていない。
【0006】ジデシルフタレート混合物を得る他のルー
トがヨーロッパ特許出願第0,424,767号明細書
で説明されている。このエステルの製造は、ブテン混合
物の二量体化、ヒドロホルミル化および得られるオクテ
ン混合物からノナノール類混合物への水素化、そのノナ
ノール類混合物からノネン混合物を形成する脱水反応お
よびノネン混合物からデカノール類混合物を形成するヒ
ドロホルミル化および水素化によって多段階で行う。
トがヨーロッパ特許出願第0,424,767号明細書
で説明されている。このエステルの製造は、ブテン混合
物の二量体化、ヒドロホルミル化および得られるオクテ
ン混合物からノナノール類混合物への水素化、そのノナ
ノール類混合物からノネン混合物を形成する脱水反応お
よびノネン混合物からデカノール類混合物を形成するヒ
ドロホルミル化および水素化によって多段階で行う。
【0007】ヨーロッパ特許第052,999号明細書
の教示によると、プロピレンとブテンとの2:1〜1:
3のモル比の混合物から可塑剤アルコールが製造され
る。これらのオレフィンは一緒にオキソ反応によってブ
チル−およびアミルアルデヒドの混合物に添加され、こ
れをアルドール縮合反応に委ねる。得られる縮合生成物
を次いで飽和アルコールに水素化する。
の教示によると、プロピレンとブテンとの2:1〜1:
3のモル比の混合物から可塑剤アルコールが製造され
る。これらのオレフィンは一緒にオキソ反応によってブ
チル−およびアミルアルデヒドの混合物に添加され、こ
れをアルドール縮合反応に委ねる。得られる縮合生成物
を次いで飽和アルコールに水素化する。
【0008】可塑剤を製造する為に使用する公知のアル
コールあるいはアルコール混合物は経済的−および技術
的観点から、工業的規模で得られる生成物に要求される
全ての要求を未だ満足していない。即ち、原料が充分な
量で入手できずおよび/または安価に製造できないか、
原料からアルコールへの転化に費用の掛り過ぎる方法を
必要とするか、またはアルコールから製造される可塑剤
の品質が要求どうりなものでない。
コールあるいはアルコール混合物は経済的−および技術
的観点から、工業的規模で得られる生成物に要求される
全ての要求を未だ満足していない。即ち、原料が充分な
量で入手できずおよび/または安価に製造できないか、
原料からアルコールへの転化に費用の掛り過ぎる方法を
必要とするか、またはアルコールから製造される可塑剤
の品質が要求どうりなものでない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高品
質の可塑剤を製造するのに適するアルコールあるいはア
ルコール混合物を開発することである。このものは安価
に入手できる原料から工業的に簡単に得られるべきであ
る。
質の可塑剤を製造するのに適するアルコールあるいはア
ルコール混合物を開発することである。このものは安価
に入手できる原料から工業的に簡単に得られるべきであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、n−ブタナ
ールおよびペンタナールを1:2〜1:10のモル比で
一緒にアルドール縮合し──但しペンタナール混合物が
60〜90重量% のn−ペンタナール、10〜40重量
% の2−メチルブタナールおよび1重量% までの3−メ
チルブタナールより成る混合物である──、アルドール
縮合生成物から飽和アルコールへ水素化しそしてノナノ
ールおよびデカノール類よりも低い沸点の成分を反応混
合物から分離することによって得られる異性体のノナノ
ール類およびデカノール類の混合物によって解決され
る。
ールおよびペンタナールを1:2〜1:10のモル比で
一緒にアルドール縮合し──但しペンタナール混合物が
60〜90重量% のn−ペンタナール、10〜40重量
% の2−メチルブタナールおよび1重量% までの3−メ
チルブタナールより成る混合物である──、アルドール
縮合生成物から飽和アルコールへ水素化しそしてノナノ
ールおよびデカノール類よりも低い沸点の成分を反応混
合物から分離することによって得られる異性体のノナノ
ール類およびデカノール類の混合物によって解決され
る。
【0011】65〜80重量% のn−ペンタナール、2
0〜35重量% の2−メチルブタナールおよび1重量%
までの3−メチルブタナールを含有する、n−ブタナー
ルおよびペンタナールから製造され異性体のノナノール
類およびデカノール類の混合物が特に有利である。
0〜35重量% の2−メチルブタナールおよび1重量%
までの3−メチルブタナールを含有する、n−ブタナー
ルおよびペンタナールから製造され異性体のノナノール
類およびデカノール類の混合物が特に有利である。
【0012】アルコール混合物はn−ブタナールおよび
ペンタナールを1:2〜1:10のモル比で含有する混
合物をアルドール縮合し、次いでアルドール縮合生成物
を水素化しそして生じる2−エチルヘキサノールを分離
することによって得られる。アルデヒドの出所は任意で
あり、特に経済的状況に左右される。しかしながら僅か
しか分岐していないアルコールの形成を要求する為に
は、末端の炭素原子にカルボニル基を持ちそしてペンタ
ナールの場合には、少なくとも十分に分岐していないと
いう条件を満足しなければならない。それ故にペンタナ
ールとしては、60〜90重量% のn−ペンタナール、
10〜40重量% の2−メチルブタナールおよび1重量
% までの3−メチルブタナールを含有している混合物を
使用する。
ペンタナールを1:2〜1:10のモル比で含有する混
合物をアルドール縮合し、次いでアルドール縮合生成物
を水素化しそして生じる2−エチルヘキサノールを分離
することによって得られる。アルデヒドの出所は任意で
あり、特に経済的状況に左右される。しかしながら僅か
しか分岐していないアルコールの形成を要求する為に
は、末端の炭素原子にカルボニル基を持ちそしてペンタ
ナールの場合には、少なくとも十分に分岐していないと
いう条件を満足しなければならない。それ故にペンタナ
ールとしては、60〜90重量% のn−ペンタナール、
10〜40重量% の2−メチルブタナールおよび1重量
% までの3−メチルブタナールを含有している混合物を
使用する。
【0013】プロピレンあるいはブテンをヒドロホルミ
ル化(オキソ合成)することによって製造されるアルデ
ヒドを原料として使用するのが特に有利である。必要と
されるオレフィンは工業的な量で容易に入手できる。プ
ロピレンは炭化水素混合物を水蒸気の存在下に熱分解す
ることによってエチレンを製造する際に並びに二三の精
製プロセス、特に石油留分の接触クラッキングの際に副
生成物として生じる。
ル化(オキソ合成)することによって製造されるアルデ
ヒドを原料として使用するのが特に有利である。必要と
されるオレフィンは工業的な量で容易に入手できる。プ
ロピレンは炭化水素混合物を水蒸気の存在下に熱分解す
ることによってエチレンを製造する際に並びに二三の精
製プロセス、特に石油留分の接触クラッキングの際に副
生成物として生じる。
【0014】ブテン−1およびブテン−2を含有する混
合物も自動車燃料の製造の際におよび高級炭化水素の熱
分解によってエチレンを製造する際に精製副生成物とし
て必然的に多量に得られる。これらは熱分解生成物のC
4 −クラッキング留分から、ブタジエン−1,3を選択
性溶剤で抽出しそして次にイソブテンを好ましくはメチ
ル−第三ブチルエーテルに転化して分離することによっ
て得られる。ブタジエン−1,3を抽出する代わりに、
C4 −クラッキング留分中で部分的に水素化してブテン
を得ることもできる。ブタジエン−1,3を除いた熱分
解生成物を精製液Iと称される。更にイソブテンも分離
した場合には、それを精製液IIと称される。このブテン
−1/ブテン−2−混合物はC10−アルコールに加工す
るのに特に適している。
合物も自動車燃料の製造の際におよび高級炭化水素の熱
分解によってエチレンを製造する際に精製副生成物とし
て必然的に多量に得られる。これらは熱分解生成物のC
4 −クラッキング留分から、ブタジエン−1,3を選択
性溶剤で抽出しそして次にイソブテンを好ましくはメチ
ル−第三ブチルエーテルに転化して分離することによっ
て得られる。ブタジエン−1,3を抽出する代わりに、
C4 −クラッキング留分中で部分的に水素化してブテン
を得ることもできる。ブタジエン−1,3を除いた熱分
解生成物を精製液Iと称される。更にイソブテンも分離
した場合には、それを精製液IIと称される。このブテン
−1/ブテン−2−混合物はC10−アルコールに加工す
るのに特に適している。
【0015】工業的実施される通例の全てのヒドロホル
ミル化法がオレフィンをアルデヒドに転化するのに原則
として適している。これらの方法はコバルト−またはロ
ジウム触媒の存在下にに10〜35MPaの圧力および
120〜180℃の温度で行うことができるし、同様に
コバルト/ホスフィン−触媒の存在下に5〜10MPa
の圧力でまたはホスフィンによって変性されているロジ
ウム触媒の存在下に60〜150℃の温度および1〜8
MPaの圧力のもとで行う。ヒドロホルミル化反応の後
記の変法の場合には、触媒が反応混合物中に均一に溶解
して存在しているかまたは反応混合物と別の相を形成し
得る。
ミル化法がオレフィンをアルデヒドに転化するのに原則
として適している。これらの方法はコバルト−またはロ
ジウム触媒の存在下にに10〜35MPaの圧力および
120〜180℃の温度で行うことができるし、同様に
コバルト/ホスフィン−触媒の存在下に5〜10MPa
の圧力でまたはホスフィンによって変性されているロジ
ウム触媒の存在下に60〜150℃の温度および1〜8
MPaの圧力のもとで行う。ヒドロホルミル化反応の後
記の変法の場合には、触媒が反応混合物中に均一に溶解
して存在しているかまたは反応混合物と別の相を形成し
得る。
【0016】アルデヒドを製造する為には、プロピレン
およびブテンを一緒に、好ましくは別々に反応させる。
ヒドロホルミル化を二相系の不均一反応──例えばドイ
ツ特許第2,627,354号明細書に記載されている
反応──として実施するのが特に有利であることが判っ
ている。オキソ合成のこの実施形態は、二重結合が末端
炭素原子の所に存在するオレフィンから大量にn−アル
デヒドを形成しそして反応の間の二重結合の移動による
オレフィンの異性化が本質的に回避されることを確実に
している。
およびブテンを一緒に、好ましくは別々に反応させる。
ヒドロホルミル化を二相系の不均一反応──例えばドイ
ツ特許第2,627,354号明細書に記載されている
反応──として実施するのが特に有利であることが判っ
ている。オキソ合成のこの実施形態は、二重結合が末端
炭素原子の所に存在するオレフィンから大量にn−アル
デヒドを形成しそして反応の間の二重結合の移動による
オレフィンの異性化が本質的に回避されることを確実に
している。
【0017】二相法は、出発オレフィンおよび反応生成
物を含有している有機相および触媒が溶解している水性
相が存在することに特徴がある。触媒としては、配位子
として水溶性ホスフィンを含有している水溶性ロジウム
錯塩化合物を使用する。ホスフィンには特に、有機残基
がスルホン酸基またはカルボキシル基で置換されている
トリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィンおよ
びアリール化−あるいはアルキル化ジホスフィンが挙げ
られる。それらの製法は公知であり、例えばドイツ特許
第2,627,354号明細書および東ドイツ特許第2
59,194号明細書に開示されている。オレフィンの
反応は70〜150℃、好ましくは100〜130℃の
温度および0.4〜30MPa、特に1〜10MPaの
範囲の圧力のもとで、一酸化炭素および水素を1:10
〜10:1の容量比で含有する水性ガスを用いて実施す
る。ロジウム濃度は触媒水溶液を基準として20〜10
00重量ppm、好ましくは50〜500重量ppmで
あり、1モルのロジウム当たり4〜100モルの水溶性
ホスフィンを使用する。水性相と有機相との容量比は
0.1〜10:1である。
物を含有している有機相および触媒が溶解している水性
相が存在することに特徴がある。触媒としては、配位子
として水溶性ホスフィンを含有している水溶性ロジウム
錯塩化合物を使用する。ホスフィンには特に、有機残基
がスルホン酸基またはカルボキシル基で置換されている
トリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィンおよ
びアリール化−あるいはアルキル化ジホスフィンが挙げ
られる。それらの製法は公知であり、例えばドイツ特許
第2,627,354号明細書および東ドイツ特許第2
59,194号明細書に開示されている。オレフィンの
反応は70〜150℃、好ましくは100〜130℃の
温度および0.4〜30MPa、特に1〜10MPaの
範囲の圧力のもとで、一酸化炭素および水素を1:10
〜10:1の容量比で含有する水性ガスを用いて実施す
る。ロジウム濃度は触媒水溶液を基準として20〜10
00重量ppm、好ましくは50〜500重量ppmで
あり、1モルのロジウム当たり4〜100モルの水溶性
ホスフィンを使用する。水性相と有機相との容量比は
0.1〜10:1である。
【0018】ブテンの転化率は、触媒水溶液に相間移動
剤(可溶化剤)を添加する場合に、明らかに向上する。
特に、一般式 〔A−N(R1 R2 R3 )〕+ E- 〔式中、Aは炭素原子数6〜25の直鎖状または枝分か
れしたアルキル残基であり、R1 、R2 、R3 は互いに
同じでも異なっていてもよく、炭素原子数1〜4の直鎖
状または枝分かれしたアルキル残基を意味しそしてEは
特に硫酸塩、テトラフルオロボラート、アセテート、メ
ソスルファート、ベンゾスルホナート、アルキルベンゾ
スルホナート、トルエンスルホナート、ラクテートまた
はシトラートである。〕で表されるカチオン系可溶化剤
が有利であることが実証されている。
剤(可溶化剤)を添加する場合に、明らかに向上する。
特に、一般式 〔A−N(R1 R2 R3 )〕+ E- 〔式中、Aは炭素原子数6〜25の直鎖状または枝分か
れしたアルキル残基であり、R1 、R2 、R3 は互いに
同じでも異なっていてもよく、炭素原子数1〜4の直鎖
状または枝分かれしたアルキル残基を意味しそしてEは
特に硫酸塩、テトラフルオロボラート、アセテート、メ
ソスルファート、ベンゾスルホナート、アルキルベンゾ
スルホナート、トルエンスルホナート、ラクテートまた
はシトラートである。〕で表されるカチオン系可溶化剤
が有利であることが実証されている。
【0019】プロピレンは説明した方法によると99%
まで転化され、得られるブタナール混合物は95重量%
以上までがn−化合物より成る。ブテン−1/ブテン−
2−混合物を使用する場合には、主としてブテン−1を
反応させる。選択した反応パラメーター次第でブテン−
1あるいはブテン−2は95% より多く転化される。6
0〜90重量% のn−ペンタナールが生じ、残りは2−
メチルブタナールおよび場合によっては3−メチルブタ
ナールより成る。
まで転化され、得られるブタナール混合物は95重量%
以上までがn−化合物より成る。ブテン−1/ブテン−
2−混合物を使用する場合には、主としてブテン−1を
反応させる。選択した反応パラメーター次第でブテン−
1あるいはブテン−2は95% より多く転化される。6
0〜90重量% のn−ペンタナールが生じ、残りは2−
メチルブタナールおよび場合によっては3−メチルブタ
ナールより成る。
【0020】別にまたは一緒に実施するヒドロホルミル
化反応の終了後にアルデヒドを、触媒、未反応成分およ
びその他の反応生成物から分離する。これは不均一反応
の場合には、簡単な相分離によって行う。均一相で反応
する場合には、蒸留が通例の分離法である。
化反応の終了後にアルデヒドを、触媒、未反応成分およ
びその他の反応生成物から分離する。これは不均一反応
の場合には、簡単な相分離によって行う。均一相で反応
する場合には、蒸留が通例の分離法である。
【0021】続くアルドール縮合反応では、1モルのn
−ブタナール当たり2〜10モル、好ましくは7〜10
モルのペンタナールを含有する混合物を使用する。この
アルデヒド混合物の反応は塩基性触媒の影響下に通例の
方法で行う。アルデヒドの前処理、例えば特別の洗浄は
必要ない。しかしながら、ブタナールの場合に、C4−
アルデヒド混合物中のi−ブタナールの割合が約2重量
% を超える場合には、該混合物から蒸留によってi−ブ
タナールを除くのが有利である。触媒としてはアルカリ
炭酸塩またはアルカリ水酸化物、特にナトリウムまたは
カリウムの化合物およびアミン類、好ましくは第三アミ
ン、例えばトリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミ
ン、トリ−n−ブチルアミンを使用する。60〜160
℃、特に80〜130℃の温度および常圧または約1M
Paまでの高めた圧力のもとで実施する。反応時間は二
三分から数時間であり、特に触媒の種類および反応温度
に左右される。反応性が高いので、直鎖状アルデヒドを
反応させるのが有利である。n−ブタナールあるいはn
−ペンタナールの自己縮合によってC8 −あるいはC10
−エナル(enal)類がそしてn−ブタナールおよびn−ペ
ンタナールの縮合反応ではC9 −エナル類が生じる。n
−ブタナールあるいはn−ペンタナールと分岐したペン
タナールとの間の反応は明らかに遅い速度で進行し、分
岐したペンタナール相互の反応は全く目立たない。
−ブタナール当たり2〜10モル、好ましくは7〜10
モルのペンタナールを含有する混合物を使用する。この
アルデヒド混合物の反応は塩基性触媒の影響下に通例の
方法で行う。アルデヒドの前処理、例えば特別の洗浄は
必要ない。しかしながら、ブタナールの場合に、C4−
アルデヒド混合物中のi−ブタナールの割合が約2重量
% を超える場合には、該混合物から蒸留によってi−ブ
タナールを除くのが有利である。触媒としてはアルカリ
炭酸塩またはアルカリ水酸化物、特にナトリウムまたは
カリウムの化合物およびアミン類、好ましくは第三アミ
ン、例えばトリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミ
ン、トリ−n−ブチルアミンを使用する。60〜160
℃、特に80〜130℃の温度および常圧または約1M
Paまでの高めた圧力のもとで実施する。反応時間は二
三分から数時間であり、特に触媒の種類および反応温度
に左右される。反応性が高いので、直鎖状アルデヒドを
反応させるのが有利である。n−ブタナールあるいはn
−ペンタナールの自己縮合によってC8 −あるいはC10
−エナル(enal)類がそしてn−ブタナールおよびn−ペ
ンタナールの縮合反応ではC9 −エナル類が生じる。n
−ブタナールあるいはn−ペンタナールと分岐したペン
タナールとの間の反応は明らかに遅い速度で進行し、分
岐したペンタナール相互の反応は全く目立たない。
【0022】次に、縮合反応によって得られる不飽和ア
ルデヒド混合物を、ノニル−およびデシルアルコール、
その他に2−エチルヘキサノールおよび場合によっては
アルドール縮合反応していないC4 −およびC5 −アル
デヒドの内のブタノールおよびペンタノールを含有する
混合物に水素化する。この水素添加は公知の様に触媒の
存在下に行う。例えばニッケル、クロムまたは銅を基礎
とする水素触媒が適している。一般に100〜180℃
の水素化温度および1〜10MPaの圧力が一般的であ
る。生じるアルコール混合物の内、本発明によれば2−
エチルヘキサノールおよび別のアルコールおよび、ノナ
ノール類およびデカノール類よりも低沸点である不純物
も100〜125℃および1〜4kPa(10〜40m
bar)の圧力で蒸留することによって分離する。
ルデヒド混合物を、ノニル−およびデシルアルコール、
その他に2−エチルヘキサノールおよび場合によっては
アルドール縮合反応していないC4 −およびC5 −アル
デヒドの内のブタノールおよびペンタノールを含有する
混合物に水素化する。この水素添加は公知の様に触媒の
存在下に行う。例えばニッケル、クロムまたは銅を基礎
とする水素触媒が適している。一般に100〜180℃
の水素化温度および1〜10MPaの圧力が一般的であ
る。生じるアルコール混合物の内、本発明によれば2−
エチルヘキサノールおよび別のアルコールおよび、ノナ
ノール類およびデカノール類よりも低沸点である不純物
も100〜125℃および1〜4kPa(10〜40m
bar)の圧力で蒸留することによって分離する。
【0023】ノナノール類およびデカノール類より成る
残留混合物は、可塑剤として使用されるべきフタル酸エ
ステルにおけるアルコール成分として殊に適している。
フタル酸エステルの製法は公知である〔Ullman
n,Encyclopaedie der Techn
ischen Chemie(1979)、第18巻、
第536頁以降参照〕。無水フタル酸をC9 −/C10−
アルコール混合物と1:2〜1:3のモル比で一段階で
反応させるのが有利である。反応速度は触媒によってお
よび/または反応温度を高めることによって早めること
ができる。反応平衡をエステル形成の方向にずらす為に
は、生じた水を反応混合物から除くことが必要である。
残留混合物は、可塑剤として使用されるべきフタル酸エ
ステルにおけるアルコール成分として殊に適している。
フタル酸エステルの製法は公知である〔Ullman
n,Encyclopaedie der Techn
ischen Chemie(1979)、第18巻、
第536頁以降参照〕。無水フタル酸をC9 −/C10−
アルコール混合物と1:2〜1:3のモル比で一段階で
反応させるのが有利である。反応速度は触媒によってお
よび/または反応温度を高めることによって早めること
ができる。反応平衡をエステル形成の方向にずらす為に
は、生じた水を反応混合物から除くことが必要である。
【0024】本発明のノナノール類−/デカノール類−
混合物から得られるフタレートは揮発性が低く且つゲル
化性が良好であることに特徴がある。
混合物から得られるフタレートは揮発性が低く且つゲル
化性が良好であることに特徴がある。
【0025】
【実施例】実施例1 窒素雰囲気で60℃に加温した980.0g の2.5%
濃度NaOH(0.61モル)に、20分の間に27
2.8g (3.17モル)のn−バレルアルデヒド、1
81.8g (2.11モル)の2−メチルブタナールお
よび45.5g (0.63モル)のn−ブチルアルデヒ
ドより成る混合物を添加する。この混合物を還流下に1
時間に88〜90℃に加熱する。30℃に冷却した後に
有機相および水性相を互いに分離する。
濃度NaOH(0.61モル)に、20分の間に27
2.8g (3.17モル)のn−バレルアルデヒド、1
81.8g (2.11モル)の2−メチルブタナールお
よび45.5g (0.63モル)のn−ブチルアルデヒ
ドより成る混合物を添加する。この混合物を還流下に1
時間に88〜90℃に加熱する。30℃に冷却した後に
有機相および水性相を互いに分離する。
【0026】アルドール縮合生成物をニッケル触媒の存
在下に10MPaの圧力および140℃で水素化する。
触媒の濾去後に、ガスクロマトグラフィーで測定した以
下の組成(重量% )の粗アルコール混合物を得る: 初留 0.2 2−メチルブタノール 30.2 n−ペンタノール 0.3 2−エチルヘキサノール 1.6 2−エチル−4−メチルヘキサノール 2.1 2−プロピルヘキサノール 6.4 2−エチルヘプタノール 6.2 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 14.7 2−プロピルヘプタノール 35.4 最終留分 2.9 ペンタノール類および2−エチルヘキサノールの蒸留分
離で、以下の組成(重量% )のアルコール混合物が得ら
れる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 3.2 2−プロピルヘキサノール 9.9 2−エチルヘプタノール 9.6 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 22.6 2−プロピルヘプタノール 54.7 無水フタル酸でのエステル化を触媒としての硫酸および
反応水の共沸除去の為のシクロヘキサンの存在下に実施
する。中和、アルコール分離および乾燥の後に異性体の
ノナノール類およびデカノール類のフタル酸エステル混
合物が得られる。この混合物は20℃で0.967g/
mlの密度および138mPa.sの粘度を示す。
在下に10MPaの圧力および140℃で水素化する。
触媒の濾去後に、ガスクロマトグラフィーで測定した以
下の組成(重量% )の粗アルコール混合物を得る: 初留 0.2 2−メチルブタノール 30.2 n−ペンタノール 0.3 2−エチルヘキサノール 1.6 2−エチル−4−メチルヘキサノール 2.1 2−プロピルヘキサノール 6.4 2−エチルヘプタノール 6.2 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 14.7 2−プロピルヘプタノール 35.4 最終留分 2.9 ペンタノール類および2−エチルヘキサノールの蒸留分
離で、以下の組成(重量% )のアルコール混合物が得ら
れる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 3.2 2−プロピルヘキサノール 9.9 2−エチルヘプタノール 9.6 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 22.6 2−プロピルヘプタノール 54.7 無水フタル酸でのエステル化を触媒としての硫酸および
反応水の共沸除去の為のシクロヘキサンの存在下に実施
する。中和、アルコール分離および乾燥の後に異性体の
ノナノール類およびデカノール類のフタル酸エステル混
合物が得られる。この混合物は20℃で0.967g/
mlの密度および138mPa.sの粘度を示す。
【0027】実施例2 窒素雰囲気で60℃に加温した980.0g の2.5%
濃度NaOH(0.61モル)に、20分の間に21
4.3g (2.49モル)のn−バレルアルデヒド、1
43.0g (1.66モル)の2−メチルブタナールお
よび142.8g(1.98モル)のn−ブチルアルデ
ヒドより成る混合物を滴加する。この混合物を還流下に
1時間に89〜92℃に加熱する。30℃に冷却した後
に有機相および水性相を互いに分離する。
濃度NaOH(0.61モル)に、20分の間に21
4.3g (2.49モル)のn−バレルアルデヒド、1
43.0g (1.66モル)の2−メチルブタナールお
よび142.8g(1.98モル)のn−ブチルアルデ
ヒドより成る混合物を滴加する。この混合物を還流下に
1時間に89〜92℃に加熱する。30℃に冷却した後
に有機相および水性相を互いに分離する。
【0028】実施例1と同様な、縮合生成物の水素化反
応で、ガスクロマトグラフィーで測定した以下の組成
(重量% )の粗アルコール混合物が得られる: 初留 0.2 2−メチルブタノール 20.9 n−ペンタノール 0.2 2−エチルヘキサノール 10.9 2−エチル−4−メチルヘキサノール 5.2 2−プロピルヘキサノール 13.9 2−エチルヘプタノール 13.5 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 10.0 2−プロピルヘプタノール 22.3 最終留分 2.9 ペンタノール類および2−エチルヘキサノールの蒸留分
離で、以下の組成(重量% )のアルコール混合物が得ら
れる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 8.0 2−プロピルヘキサノール 21.4 2−エチルヘプタノール 20.8 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 15.4 2−プロピルヘプタノール 34.4 実施例1と同様な、無水フタル酸とのエステル化反応の
後に、118mPa.sの粘度および0.969g/m
lの密度を有するエステル混合物が得られる。
応で、ガスクロマトグラフィーで測定した以下の組成
(重量% )の粗アルコール混合物が得られる: 初留 0.2 2−メチルブタノール 20.9 n−ペンタノール 0.2 2−エチルヘキサノール 10.9 2−エチル−4−メチルヘキサノール 5.2 2−プロピルヘキサノール 13.9 2−エチルヘプタノール 13.5 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 10.0 2−プロピルヘプタノール 22.3 最終留分 2.9 ペンタノール類および2−エチルヘキサノールの蒸留分
離で、以下の組成(重量% )のアルコール混合物が得ら
れる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 8.0 2−プロピルヘキサノール 21.4 2−エチルヘプタノール 20.8 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 15.4 2−プロピルヘプタノール 34.4 実施例1と同様な、無水フタル酸とのエステル化反応の
後に、118mPa.sの粘度および0.969g/m
lの密度を有するエステル混合物が得られる。
【0029】実施例3 実施例1に従って1016g の2.5% 濃度NaOH
(0.63モル)の存在下に、280.0g (3.25
モル)のn−バレルアルデヒド、120.0g (1.3
9モル)の2−メチルブタナールおよび120.0g
(1.66モル)のn−ブチルアルデヒドより成る混合
物をアルドール反応させる。
(0.63モル)の存在下に、280.0g (3.25
モル)のn−バレルアルデヒド、120.0g (1.3
9モル)の2−メチルブタナールおよび120.0g
(1.66モル)のn−ブチルアルデヒドより成る混合
物をアルドール反応させる。
【0030】実施例1と同様な、縮合生成物の水素化反
応で、以下の組成(重量% )の粗アルコール混合物が得
られる: 初留 0.7 2−メチルブタノール 17.9 n−ペンタノール 0.3 2−エチルヘキサノール 7.0 2−エチル−4−メチルヘキサノール 3.6 2−プロピルヘキサノール 13.8 2−エチルヘプタノール 13.5 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 9.5 2−プロピルヘプタノール 31.7 最終留分 2.0 蒸留後処理の後に、以下の組成(重量% )のアルコール
混合物が得られる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 5.1 2−プロピルヘキサノール 19.2 2−エチルヘプタノール 18.7 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 13.1 2−プロピルヘプタノール 43.9 実施例1に従う、無水フタル酸とのエステル化反応で、
123mPa.sの粘度および0.969g/mlの密
度を有するエステル混合物が得られる。
応で、以下の組成(重量% )の粗アルコール混合物が得
られる: 初留 0.7 2−メチルブタノール 17.9 n−ペンタノール 0.3 2−エチルヘキサノール 7.0 2−エチル−4−メチルヘキサノール 3.6 2−プロピルヘキサノール 13.8 2−エチルヘプタノール 13.5 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 9.5 2−プロピルヘプタノール 31.7 最終留分 2.0 蒸留後処理の後に、以下の組成(重量% )のアルコール
混合物が得られる: 2−エチル−4−メチルヘキサノール 5.1 2−プロピルヘキサノール 19.2 2−エチルヘプタノール 18.7 2−プロピル−4−メチルヘキサノール 13.1 2−プロピルヘプタノール 43.9 実施例1に従う、無水フタル酸とのエステル化反応で、
123mPa.sの粘度および0.969g/mlの密
度を有するエステル混合物が得られる。
【0031】実施例4〜7 実施例4〜7を実施例1に相応して実施するが、エステ
ル混合物、粗アルコール混合物および可塑剤を得るのに
適するアルコール混合物の組成を以下の表に示す。
ル混合物、粗アルコール混合物および可塑剤を得るのに
適するアルコール混合物の組成を以下の表に示す。
【0032】 実施例4 実施例5 実施例6 実施例7 ──────────────────────────────────── 原料混合物: n−バレルアルデヒド (g) 156.7 208.9 139.3 234.8 (モル) 1.82 2.43 1.62 2.73 2−メチルブタナール (g) 17.4 52.0 34.8 26.1 (モル) 0.20 0.60 0.40 0.30 n−ブチルアルデヒド (g) 74.3 22.3 74.3 22.3 (モル) 1.03 0.31 1.03 0.31 2.5% 濃度NaOH (g) 480.5 528.0 480.0 528.5 (モル) 0.30 0.33 0.30 0.33 粗アルコール混合物 (重量%): 初留 0.2 0.2 0.2 0.2 2-メチルブタノール 4.6 13.1 9.9 6.5 n−ペンタノール 0.3 0.3 0.2 0.3 2-エチルヘキサノール 10.2 0.9 10.9 0.9 2-エチル-4- メチルヘキサノール 1.4 0.9 2.8 0.5 2-プロピルヘキサノール 19.0 6.6 17.6 7.0 2-エチルヘプタノール 18.5 6.4 16.9 6.7 2-プロピル-4- メチルヘキサノール 3.3 10.1 6.2 6.1 2-プロピルヘプタノール 40.6 59.6 33.2 69.8 最終留分 1.9 1.9 2.1 2.0可塑剤アルコール混合物 (重量%): 2-エチル-4- メチルヘキサノール 1.8 1.0 3.6 0.6 2-プロピルヘキサノール 22.9 7.9 23.0 7.8 2-エチルヘプタノール 22.3 7.6 22.0 7.4 2-プロピル-4- メチルヘキサノール 4.0 12.1 8.2 6.8 2-プロピルヘプタノール 49.0 71.4 43.2 77.4 本発明に従うアルコール混合物から製造されるフタル酸
エステル−可塑剤の優れたゲル化性を、可塑剤として実
証されているジ(イソデシル)フタレート(DIDP)
と比較して説明する。
エステル−可塑剤の優れたゲル化性を、可塑剤として実
証されているジ(イソデシル)フタレート(DIDP)
と比較して説明する。
【0033】ゲル化性を評価する為に、DIN 53,
408に従う臨界溶解温度を測定する。 下記実施例のアルコール混合物を用 いたフタル酸エステル DIDP 実施例1 実施例2 実施例3 臨界溶解温度(℃) 139 133 135 140 新規のアルコール混合物から得られるフタル酸エステル
の優れたゲル化性は、DIDPの場合よりも低い臨界溶
解温度によって示されている。
408に従う臨界溶解温度を測定する。 下記実施例のアルコール混合物を用 いたフタル酸エステル DIDP 実施例1 実施例2 実施例3 臨界溶解温度(℃) 139 133 135 140 新規のアルコール混合物から得られるフタル酸エステル
の優れたゲル化性は、DIDPの場合よりも低い臨界溶
解温度によって示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・ハイマンス ドイツ連邦共和国、エッセン、カウルバッ ハシュトラーセ、4 (72)発明者 ペーター・ラッペ ドイツ連邦共和国、ディンスラーケン、ア イケンホーフ、34 (72)発明者 トーマス・ミュラー ドイツ連邦共和国、ディンスラーケン、マ ルダーヴェーク、2 (72)発明者 ユルゲン・サマイタート ドイツ連邦共和国、ヴェゼル、パストール −ヴォルフ−シュトラーセ、51 (72)発明者 エルンスト・ヴィーブス ドイツ連邦共和国、オーバーハウゼン、フ ェルディナントシュトラーセ、77 (56)参考文献 特開 昭57−116022(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】 n−ブタナールおよびペンタナールを
1:2〜1:10のモル比で一緒にアルドール縮合し─
─但しペンタナール混合物が60〜90重量%のn−ペ
ンタナール、10〜40重量% の2−メチルブタナール
および1重量%までの3−メチルブタナールより成る混
合物である──、アルドール縮合生成物から飽和アルコ
ールへ水素化しそしてノナノールおよびデカノール類よ
りも低い沸点の成分を反応混合物から分離することによ
って得られる異性体のノナノール類およびデカノール類
の混合物。 - 【請求項2】 ペンタナールが65〜80重量% のn−
ペンタナール、20〜35重量% の2−メチルブタナー
ルおよび1重量% までの3−メチルブタナールより成る
混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の異性
体のノナノール類およびデカノール類の混合物。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の異性体のノナ
ノール類およびデカノール類の混合物を製造する方法に
おいて、プロピレンおよびブテンを互いに別々にヒドロ
ホルミル化し、得られるブタナールおよびペンタナール
の混合物を塩基性触媒の存在下に縮合し、その縮合生成
物を飽和アルコールに水素化しそしてその反応混合物か
ら、ノナノール類およびデカノール類よりも低沸点の成
分を分離することを特徴とする、上記方法。 - 【請求項4】 オレフィンを触媒としてのロジウム−ホ
スフィン−錯塩混合物の水溶液の存在下に70〜150
℃および0.4〜30MPaの圧力のもとでヒドロホル
ミル化する、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 ブタナールおよびペンタナールの混合物
を60〜160℃で第三アミンの存在下に縮合すること
を特徴とする、請求項3または4に記載の方法。 - 【請求項6】 縮合生成物を100〜180℃および1
〜10MPaの圧力のもとで水素化する、請求項3〜5
のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項7】 水素化生成物から100〜125℃およ
び1〜4kPa(10〜40mbar)の圧力のもとで
蒸留することによってノナノール類およびデカノール類
よりも低沸点の水素化生成物成分を分離する請求項3〜
6のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項8】 請求項1または2に従うアルコール混合
物をフタル酸または無水フタル酸でエステル化すること
によって得られる可塑剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4243524A DE4243524A1 (de) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | Gemische isomerer Nonanole und Decanole, ihre Herstellung, aus ihnen erhältliche Phthalsäureester und deren Verwendung als Weichmacher |
DE4243524:2 | 1992-12-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06279335A JPH06279335A (ja) | 1994-10-04 |
JPH07107001B2 true JPH07107001B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=6476147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316816A Expired - Lifetime JPH07107001B2 (ja) | 1992-12-22 | 1993-12-16 | 異性体のノナノール類およびデカノール類の混合物、それの製造方法、それから得られるフタル酸エステルおよび可塑剤としてのその用途 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6482972B1 (ja) |
EP (1) | EP0603630A1 (ja) |
JP (1) | JPH07107001B2 (ja) |
KR (1) | KR100280761B1 (ja) |
BR (1) | BR9305068A (ja) |
CA (1) | CA2111360A1 (ja) |
DE (1) | DE4243524A1 (ja) |
MX (1) | MX9308041A (ja) |
SG (1) | SG54314A1 (ja) |
ZA (1) | ZA939424B (ja) |
Families Citing this family (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE180763T1 (de) * | 1995-01-18 | 1999-06-15 | Exxon Chemical Ltd | Hydroformylierungsverfahren |
ZA96178B (en) * | 1995-01-18 | 1997-06-30 | Exxon Chemical Patents Inc | Organic compounds and processes for their manufacture |
US6265619B1 (en) * | 1996-01-17 | 2001-07-24 | Exxon Chemical Patents Inc. | Oxygenates and processes for their manufacture |
DE19625684A1 (de) * | 1996-06-27 | 1998-01-02 | Buna Sow Leuna Olefinverb Gmbh | Verfahren zur Stabilisierung von Polymer-Monomerweichmacher-Mischungen |
DE19956410A1 (de) | 1999-11-24 | 2001-05-31 | Oxeno Olefinchemie Gmbh | Verfahren zur Durchführung von Aldolkondensationen |
ATE205509T1 (de) | 1999-12-23 | 2001-09-15 | Basf Ag | Mit isomeren nonanolen abgeschlossene polyester, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als weichmacher |
DE10201348A1 (de) * | 2001-09-26 | 2003-04-24 | Oxeno Olefinchemie Gmbh | Phtalsäurealkylestergemische mit kontrollierter Viskosität |
JP4112501B2 (ja) * | 2002-04-26 | 2008-07-02 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | C10−アルカノールアルコキシレート−混合物及び該混合物の使用 |
CN1312099C (zh) * | 2002-04-26 | 2007-04-25 | 巴斯福股份公司 | 烷氧基化物混合物及包含该混合物的洗涤剂 |
GB0322247D0 (en) * | 2003-09-23 | 2003-10-22 | Exxonmobil Chem Patents Inc | Improvement in or relating to an isobutylene containing stream |
US6969735B1 (en) | 2004-05-23 | 2005-11-29 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Plasticizers from less branched decyl alcohols |
US6969736B1 (en) | 2004-05-27 | 2005-11-29 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Plasticizers from less branched nonyl alcohols |
DE102004029732A1 (de) | 2004-06-21 | 2006-01-19 | Basf Ag | Hilfsmittel enthaltend Cyclohexanpolycarbonsäurederivate |
US7291748B2 (en) * | 2005-07-28 | 2007-11-06 | Basf Corporation | C10/C7 ester mixtures based on 2-propylheptanol |
US8329795B2 (en) * | 2009-07-07 | 2012-12-11 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Oil based polyols or diacids esterified with oxo-acids or oxo-alcohols for producing plasticizers |
US20110184105A1 (en) * | 2009-09-29 | 2011-07-28 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Phenylene Oxo-Diester Plasticizers and Methods of Making |
ES2554858T3 (es) | 2009-11-03 | 2015-12-23 | Styrolution Europe Gmbh | Composiciones termoplásticas con fluidez mejorada |
US8604114B2 (en) | 2009-12-24 | 2013-12-10 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Aromatic acylation with cyclic anhydride for plasticizer production |
KR101293818B1 (ko) * | 2010-03-09 | 2013-08-07 | 주식회사 엘지화학 | C9-알데히드의 생성이 극대화된 α, β-불포화 알데히드의 제조방법 |
PL2576674T3 (pl) | 2010-06-01 | 2015-02-27 | Basf Se | Sposób wytwarzania spienialnych kompozycji polimerów styrenowych |
DE102011012846B4 (de) * | 2011-03-03 | 2016-08-18 | Oxea Gmbh | Verfahren zur Durchführung von mehrphasigen Aldolkondensationsreaktionen zu gemischten α,β-ungesättigten Aldehyden |
US8604110B2 (en) | 2011-08-05 | 2013-12-10 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Alkyl aromatic plasticizers and methods of making |
DE102012105878A1 (de) | 2012-07-02 | 2014-01-02 | Oxea Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Isopentanderivaten |
US9085669B2 (en) | 2013-01-28 | 2015-07-21 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alkyl aromatic hydroalkylation for the production of plasticizers |
US8829093B2 (en) | 2013-01-28 | 2014-09-09 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alkyl aromatic hydroalkylation for the production of plastisizers |
US9534104B2 (en) | 2013-01-28 | 2017-01-03 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Plasticizer blends and use thereof |
EP2970045A4 (en) | 2013-03-14 | 2016-03-09 | Exxonmobil Chem Patents Inc | SUBSTITUTED METHYL BIPHENYL COMPOUNDS, THE PRODUCTION THEREOF AND THEIR USE FOR THE MANUFACTURE OF PLASTICIZERS |
BR112015021665A2 (pt) | 2013-03-14 | 2017-07-18 | Exxonmobil Chemical Patents Inc | misturas de isômeros de (metilciclohe-xil)tolueno, sua produção e uso na fabricação de plastificantes |
EP2970050A4 (en) | 2013-03-14 | 2016-04-06 | Exxonmobil Chem Patents Inc | METHYL-SUBSTITUTED BIPHENYL COMPOUNDS, THEIR PRODUCTION AND THEIR USE IN THE MANUFACTURE OF PLASTICIZERS |
US9328053B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-05-03 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Methyl-substituted biphenyl compounds, their production and their use in the manufacture of plasticizers |
US9725377B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-08-08 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Hydroalkylation catalyst and process for use thereof |
US9663417B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-05-30 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Methyl-substituted biphenyl compounds, their production and their use in the manufacture of plasticizers |
US9896393B2 (en) | 2014-06-13 | 2018-02-20 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Process for preparing dialkylbiphenyl isomer mixtures |
US9758447B2 (en) | 2014-10-24 | 2017-09-12 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Activation of dehydrogenation catalysts |
US9856186B2 (en) | 2014-12-19 | 2018-01-02 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Production and use of dialkylbiphenyl isomer mixtures |
EP3170805B1 (de) * | 2015-11-19 | 2018-09-12 | Evonik Degussa GmbH | Beeinflussung der viskosität von auf n-buten basierenden estergemischen durch gezielten einsatz von ethen bei der herstellung der ester-vorprodukte |
LT3384049T (lt) | 2015-12-03 | 2023-09-11 | Regeneron Pharmaceuticals, Inc. | Genetinių variacijų susiejimo su klinikiniais rezultatais būdai pacientams, sergantiems amžine geltonosios dėmės degeneracija, gydytiems anti-vegf |
CN109195940A (zh) | 2016-06-22 | 2019-01-11 | 埃克森美孚化学专利公司 | 芳族酯和聚酯、不使用酯化催化剂的制备和用途 |
US10570084B2 (en) | 2016-11-03 | 2020-02-25 | Exxonmobil Research And Engineering Company | General purpose plasticizers based on naphthalic acid diesters |
WO2019005731A1 (en) | 2017-06-28 | 2019-01-03 | Dow Global Technologies Llc | MIXTURES FOR EASILY BIODEGRADABLE ALCOXYLATES |
ZA201808002B (en) * | 2017-12-01 | 2019-08-28 | Evonik Degussa Gmbh | Method for obtaining alcohols from aldehydes |
ZA201808003B (en) * | 2017-12-01 | 2019-08-28 | Evonik Degussa Gmbh | Method for obtaining alcohols from aldehydes ii |
US10562833B2 (en) | 2017-12-01 | 2020-02-18 | Evonik Degussa Gmbh | Method for obtaining alcohols from aldehydes III |
JP7060414B2 (ja) * | 2018-03-08 | 2022-04-26 | 花王株式会社 | ハロゲン系樹脂用可塑剤 |
US11519020B2 (en) | 2018-05-25 | 2022-12-06 | Regeneron Pharmaceuticals, Inc. | Methods of associating genetic variants with a clinical outcome in patients suffering from age-related macular degeneration treated with anti-VEGF |
WO2020256852A1 (en) | 2019-06-20 | 2020-12-24 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Amphiphilic reaction products from lightly branched olefins and methods for production thereof |
EP3995535A4 (en) * | 2019-07-03 | 2022-09-07 | Mitsubishi Chemical Corporation | PHTHALIC ACID ESTER COMPOSITION |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2852563A (en) * | 1955-10-17 | 1958-09-16 | Eastman Kodak Co | Condensation of isoaldehydes with lower aliphatic aldehydes |
DE3168398D1 (en) * | 1980-11-20 | 1985-02-28 | Monsanto Co | Preparation of plasticizer alcohols from propylene-butene mixtures |
US4426542A (en) * | 1981-04-22 | 1984-01-17 | Monsanto Company | Synthesis of plasticizer and detergent alcohols |
JPS629134A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-17 | Toyo Netsu Kogyo Kk | 建屋の防雪装置 |
DE3530839A1 (de) * | 1985-08-29 | 1987-03-05 | Ruhrchemie Ag | Verfahren zur herstellung von 2-ethylhexanol |
JP2765071B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1998-06-11 | 三菱化学株式会社 | 可塑剤用アルコール |
JP2765072B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1998-06-11 | 三菱化学株式会社 | 可塑剤用アルコール |
JP2765073B2 (ja) * | 1989-07-13 | 1998-06-11 | 三菱化学株式会社 | 可塑剤用アルコール |
DE4210026A1 (de) * | 1992-03-27 | 1993-09-30 | Hoechst Ag | Decylalkoholgemische, daraus erhältliche Phthalsäureester und ihre Verwendung als Weichmacher |
-
1992
- 1992-12-22 DE DE4243524A patent/DE4243524A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-12-07 EP EP93119665A patent/EP0603630A1/de not_active Withdrawn
- 1993-12-07 SG SG1996008598A patent/SG54314A1/en unknown
- 1993-12-14 CA CA002111360A patent/CA2111360A1/en not_active Abandoned
- 1993-12-15 KR KR1019930027738A patent/KR100280761B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-12-15 MX MX9308041A patent/MX9308041A/es not_active IP Right Cessation
- 1993-12-15 ZA ZA939424A patent/ZA939424B/xx unknown
- 1993-12-15 BR BR9305068A patent/BR9305068A/pt not_active Application Discontinuation
- 1993-12-16 JP JP5316816A patent/JPH07107001B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-05-08 US US08/437,221 patent/US6482972B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-12-13 US US10/020,007 patent/US20020133047A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06279335A (ja) | 1994-10-04 |
DE4243524A1 (de) | 1994-06-23 |
CA2111360A1 (en) | 1994-06-23 |
EP0603630A1 (de) | 1994-06-29 |
SG54314A1 (en) | 1998-11-16 |
ZA939424B (en) | 1994-08-10 |
US20020133047A1 (en) | 2002-09-19 |
BR9305068A (pt) | 1994-06-28 |
KR940014282A (ko) | 1994-07-18 |
MX9308041A (es) | 1994-08-31 |
KR100280761B1 (ko) | 2001-02-01 |
US6482972B1 (en) | 2002-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07107001B2 (ja) | 異性体のノナノール類およびデカノール類の混合物、それの製造方法、それから得られるフタル酸エステルおよび可塑剤としてのその用途 | |
US5369162A (en) | Decyl alcohol mixtures, phthalic esters obtainable therefrom and their use as plasticizers | |
JP2519399B2 (ja) | デシルアルコ―ル混合物、これから得られるフタル酸エステル及びこのエステルを可塑剤として使用する方法 | |
EP0052999B1 (en) | Preparation of plasticizer alcohols from propylene-butene mixtures | |
KR100335516B1 (ko) | 1,3-부타디엔의하이드로포밀화방법 | |
AU659293B2 (en) | Decyl alcohol mixtures, phthalic esters obtainable therefrom and their use as plasticizers | |
US5516948A (en) | Process for making a mixture of isomeric decyl alcohols | |
JPH0739362B2 (ja) | 主として枝分かれのない、高級第一アルコールの製造方法 | |
EP0185477B1 (en) | Production of ether/ether-alcohol compositions | |
JP2765071B2 (ja) | 可塑剤用アルコール | |
JP2893869B2 (ja) | 可塑剤用アルコール | |
JP2765072B2 (ja) | 可塑剤用アルコール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970617 |