JPH07106833A - 受信用面状アンテナ装置 - Google Patents
受信用面状アンテナ装置Info
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- JPH07106833A JPH07106833A JP24537493A JP24537493A JPH07106833A JP H07106833 A JPH07106833 A JP H07106833A JP 24537493 A JP24537493 A JP 24537493A JP 24537493 A JP24537493 A JP 24537493A JP H07106833 A JPH07106833 A JP H07106833A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 面状アンテナ装置を建築物の屋根等の傾斜部
に設置した場合でも、アンテナ装置のビーム指向角を送
信所の向きにより一致させて電波を良好に受信し得るよ
うにする。 【構成】 矩形状の各アンテナ素子の対応する給電点
が、受信機側に接続するための一対の給電部に夫々給電
導体を介して接続された受信用面状アンテナ装置におい
て、アンテナ装置本体29が建築物30の屋根31等の
傾斜勾配のある傾斜部に設置され、アンテナ装置のビー
ム指向角が水平方向を向くように、一方のアンテナ素子
1の給電点から給電部に到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子の給電点から給電部に到る給電導体の長さ
とが、異ならされている。
に設置した場合でも、アンテナ装置のビーム指向角を送
信所の向きにより一致させて電波を良好に受信し得るよ
うにする。 【構成】 矩形状の各アンテナ素子の対応する給電点
が、受信機側に接続するための一対の給電部に夫々給電
導体を介して接続された受信用面状アンテナ装置におい
て、アンテナ装置本体29が建築物30の屋根31等の
傾斜勾配のある傾斜部に設置され、アンテナ装置のビー
ム指向角が水平方向を向くように、一方のアンテナ素子
1の給電点から給電部に到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子の給電点から給電部に到る給電導体の長さ
とが、異ならされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信用面状アンテナ装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在TV受信用アンテナ装置として八木
・宇田アンテナが広く普及しているが、一部の豪雪地域
では、積雪によって受信用アンテナ装置の破損、性能劣
化が起こり受信障害をきたしている。そこで、雪害を受
けにくいアンテナ装置を実現するために、屋根や軒下等
に設置可能な面状アンテナ装置が提案されている。この
アンテナ装置は、広く普及している八木・宇田アンテナ
と同等の性能を持つものとして、アマチュア無線家等に
よって使用されている。
・宇田アンテナが広く普及しているが、一部の豪雪地域
では、積雪によって受信用アンテナ装置の破損、性能劣
化が起こり受信障害をきたしている。そこで、雪害を受
けにくいアンテナ装置を実現するために、屋根や軒下等
に設置可能な面状アンテナ装置が提案されている。この
アンテナ装置は、広く普及している八木・宇田アンテナ
と同等の性能を持つものとして、アマチュア無線家等に
よって使用されている。
【0003】上記面状アンテナ装置は、図12に示すよ
うに、矩形状のアンテナ素子51が、同一平面上に複数
個並んで設けられ、前記各アンテナ素子51の一対の長
辺部の中途部が夫々一対の給電点52a,52bとされ
ている。隣合うアンテナ素子51の対応する給電点52
a,52b同志が一対の第一給電導体53a,53bに
より夫々接続されている。そして、前記隣合う第一給電
導体53a,53bの中央部同志が一対の第二給電導体
55a,55bにより夫々接続され、該一対の第二給電
導体55a,55bの中央部が一対の第三給電導体56
a,56bにより夫々受信機側に接続されるようになっ
ていた。
うに、矩形状のアンテナ素子51が、同一平面上に複数
個並んで設けられ、前記各アンテナ素子51の一対の長
辺部の中途部が夫々一対の給電点52a,52bとされ
ている。隣合うアンテナ素子51の対応する給電点52
a,52b同志が一対の第一給電導体53a,53bに
より夫々接続されている。そして、前記隣合う第一給電
導体53a,53bの中央部同志が一対の第二給電導体
55a,55bにより夫々接続され、該一対の第二給電
導体55a,55bの中央部が一対の第三給電導体56
a,56bにより夫々受信機側に接続されるようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
一対の第二給電導体55a,55bの第一給電導体53
a,53bへの接続位置が、第一給電導体6a,6bの
中央部であり、また一対の第三給電導体56a,56b
の第二給電導体55a,55bへの接続位置が、第二給
電導体55a,55bの中央部であるため、面状アンテ
ナ装置のビーム指向角は、図13に示すように単に該ア
ンテナ装置の垂直方向を向いていた。
一対の第二給電導体55a,55bの第一給電導体53
a,53bへの接続位置が、第一給電導体6a,6bの
中央部であり、また一対の第三給電導体56a,56b
の第二給電導体55a,55bへの接続位置が、第二給
電導体55a,55bの中央部であるため、面状アンテ
ナ装置のビーム指向角は、図13に示すように単に該ア
ンテナ装置の垂直方向を向いていた。
【0005】従って、面状アンテナ装置を例えば住宅等
の建築物の屋根に設置すると、屋根には傾斜勾配がある
ため、アンテナ装置のビーム指向角が斜め上方を向き、
この為アンテナ装置のビーム指向角が送信所の向きに対
して相当ずれてしまい、受信が困難になった。本発明
は、上記問題点に鑑み、面状アンテナ装置を建築物の屋
根等の傾斜部に設置した場合でも、アンテナ装置のビー
ム指向角を送信所の向きにより一致させて電波を良好に
受信し得るようにしたものである。
の建築物の屋根に設置すると、屋根には傾斜勾配がある
ため、アンテナ装置のビーム指向角が斜め上方を向き、
この為アンテナ装置のビーム指向角が送信所の向きに対
して相当ずれてしまい、受信が困難になった。本発明
は、上記問題点に鑑み、面状アンテナ装置を建築物の屋
根等の傾斜部に設置した場合でも、アンテナ装置のビー
ム指向角を送信所の向きにより一致させて電波を良好に
受信し得るようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、矩形状のアンテナ素子
1が同一平面上に所定間隔を置いて複数個設けられ、該
各アンテナ素子1の対向する一対の辺部の中途部が夫々
一対の給電点4a,4bとされ、各アンテナ素子1の対
応する給電点4a,4bが、受信機側に接続するための
一対の給電部16a,16bに夫々給電導体を介して接
続された受信用面状アンテナ装置において、前記アンテ
ナ素子1、一対の給電部16a,16b及び給電導体を
有するアンテナ装置本体29が建築物30の屋根31等
の傾斜勾配のある傾斜部に設置され、アンテナ装置のビ
ーム指向角が水平方向を向くように、一方のアンテナ素
子1の給電点4a,4bから給電部16a,16bに到
る給電導体の長さと、他方のアンテナ素子1の給電点4
a,4bから給電部16a,16bに到る給電導体の長
さとが、異ならされている点にある。
るための本発明の技術的手段は、矩形状のアンテナ素子
1が同一平面上に所定間隔を置いて複数個設けられ、該
各アンテナ素子1の対向する一対の辺部の中途部が夫々
一対の給電点4a,4bとされ、各アンテナ素子1の対
応する給電点4a,4bが、受信機側に接続するための
一対の給電部16a,16bに夫々給電導体を介して接
続された受信用面状アンテナ装置において、前記アンテ
ナ素子1、一対の給電部16a,16b及び給電導体を
有するアンテナ装置本体29が建築物30の屋根31等
の傾斜勾配のある傾斜部に設置され、アンテナ装置のビ
ーム指向角が水平方向を向くように、一方のアンテナ素
子1の給電点4a,4bから給電部16a,16bに到
る給電導体の長さと、他方のアンテナ素子1の給電点4
a,4bから給電部16a,16bに到る給電導体の長
さとが、異ならされている点にある。
【0007】
【作用】一方のアンテナ素子1の給電点4a,4bから
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、異なっていることに
よって、建築物30の屋根31等の傾斜勾配のある傾斜
部に設置したアンテナ装置のビーム指向角が面状アンテ
ナ装置の垂直方向(角度0°の方向)から角度δだけ振
れて、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向く。
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、異なっていることに
よって、建築物30の屋根31等の傾斜勾配のある傾斜
部に設置したアンテナ装置のビーム指向角が面状アンテ
ナ装置の垂直方向(角度0°の方向)から角度δだけ振
れて、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向く。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
る。図2において、1は矩形状のアンテナ素子で、一対
の長辺部2a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有す
る。このアンテナ素子1は、同一平面上に八個設けら
れ、そのうちの四個ずつが、一対の長辺部2a,2bが
順次平行に並びかつ短辺部3a,3b方向に所定間隔を
置くように横方向に並んで配置され、またアンテナ素子
1の二個ずつが、一対の短辺部3a,3bが順次平行に
並びかつ長辺部2a,2b方向に所定間隔を置くように
縦方向に並んで配置されている。各アンテナ素子1の対
向する長辺部2a,2bの中途部が夫々一対の給電点4
a,4bとされている。受信する電波の波長をλとする
と、例えば一対の長辺部2a,2bの長さは0.50
λ、一対の短辺部3a,3bの長さは0.27λに設定
されている。
る。図2において、1は矩形状のアンテナ素子で、一対
の長辺部2a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有す
る。このアンテナ素子1は、同一平面上に八個設けら
れ、そのうちの四個ずつが、一対の長辺部2a,2bが
順次平行に並びかつ短辺部3a,3b方向に所定間隔を
置くように横方向に並んで配置され、またアンテナ素子
1の二個ずつが、一対の短辺部3a,3bが順次平行に
並びかつ長辺部2a,2b方向に所定間隔を置くように
縦方向に並んで配置されている。各アンテナ素子1の対
向する長辺部2a,2bの中途部が夫々一対の給電点4
a,4bとされている。受信する電波の波長をλとする
と、例えば一対の長辺部2a,2bの長さは0.50
λ、一対の短辺部3a,3bの長さは0.27λに設定
されている。
【0009】6a,6bは一対の第一給電導体で、横方
向に隣合うアンテナ素子1の対応する給電点4a,4b
同志を夫々接続している。各第一給電導体6a,6b
は、給電点4a,4bからアンテナ素子1内方に突出し
た給電基部8a,8bとU字状の給電本体9a,9bと
を有している。10a,10bは一対の第二給電導体
で、前記横方向に隣合う第一給電導体6a,6bの中途
部同志を夫々接続している。これにより、横方向に並ん
だ四個のアンテナ素子1を組み合わせて成るアンテナユ
ニット12を縦方向に二個形成している。
向に隣合うアンテナ素子1の対応する給電点4a,4b
同志を夫々接続している。各第一給電導体6a,6b
は、給電点4a,4bからアンテナ素子1内方に突出し
た給電基部8a,8bとU字状の給電本体9a,9bと
を有している。10a,10bは一対の第二給電導体
で、前記横方向に隣合う第一給電導体6a,6bの中途
部同志を夫々接続している。これにより、横方向に並ん
だ四個のアンテナ素子1を組み合わせて成るアンテナユ
ニット12を縦方向に二個形成している。
【0010】13a,13bは一対の第三給電導体で、
前記縦方向に隣合うアンテナユニット12の対応する第
二給電導体10a,10bの中途部同志を夫々接続して
いる。15a,15bは一対の第四給電導体で、第三給
電導体13a,13bの中途部を夫々受信機側に接続す
るものである。一対の第四給電導体15a,15b,の
一端部は第三給電導体13a,13bの中途部に接続さ
れ、他端部は受信機側に接続するための一対の給電部1
6a,16bとされている。
前記縦方向に隣合うアンテナユニット12の対応する第
二給電導体10a,10bの中途部同志を夫々接続して
いる。15a,15bは一対の第四給電導体で、第三給
電導体13a,13bの中途部を夫々受信機側に接続す
るものである。一対の第四給電導体15a,15b,の
一端部は第三給電導体13a,13bの中途部に接続さ
れ、他端部は受信機側に接続するための一対の給電部1
6a,16bとされている。
【0011】なお、図2の図示例では、第一給電導体6
a,6bは縦方向の長さがやや異なっているが、これは
単に給電導体の接続関係が分かりやすくなるように図示
したもので、実際には第一給電導体6a,6bの縦方向
の長さはともに同一であり、従って、第一給電導体6
a,6bの第二給電導体側は互いに重合した状態になっ
ている。又、同様に各第二給電導体10a,10bの縦
方向の長さもともに同一である。
a,6bは縦方向の長さがやや異なっているが、これは
単に給電導体の接続関係が分かりやすくなるように図示
したもので、実際には第一給電導体6a,6bの縦方向
の長さはともに同一であり、従って、第一給電導体6
a,6bの第二給電導体側は互いに重合した状態になっ
ている。又、同様に各第二給電導体10a,10bの縦
方向の長さもともに同一である。
【0012】前記アンテナ素子1、一対の第一給電導体
6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b、一対
の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導体
15a,15bは、複数のシート材に施されると共に、
該複数のシート材が積層されて、アンテナ素子1、一対
の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体10
a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び一
対の第四給電導体15a,15bを有する面状アンテナ
装置本体29が形成されている。
6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b、一対
の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導体
15a,15bは、複数のシート材に施されると共に、
該複数のシート材が積層されて、アンテナ素子1、一対
の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体10
a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び一
対の第四給電導体15a,15bを有する面状アンテナ
装置本体29が形成されている。
【0013】即ち、図3に示すように前記各アンテナ素
子1及び各第一給電導体6a,6bの給電基部8a,8
bが、シート材18の表面に、導電性塗料の塗布又は導
電性テープの貼り付けによって施され、図4に示すよう
に第一給電導体6aの給電本体9a、第二給電導体10
a、第三給電導体13a及び第四給電導体15aが、シ
ート材19の表面に、導電性塗料の塗布又は導電性テー
プの貼り付けによって施され、図5に示すように第一給
電導体6bの給電本体9b、第二給電導体10b、第三
給電導体13b及び第四給電導体15bが、シート材2
0の表面に、導電性塗料の塗布又は導電性テープの貼り
付けによって施されている。各シート材18,19,2
0は、透明、半透明又は不透明のアクリル樹脂等により
構成され、図6に示すように順次積層されて、面状アン
テナ装置本体29を形成している。この面状アンテナ装
置本体29の厚みは1〜3mm程度である。
子1及び各第一給電導体6a,6bの給電基部8a,8
bが、シート材18の表面に、導電性塗料の塗布又は導
電性テープの貼り付けによって施され、図4に示すよう
に第一給電導体6aの給電本体9a、第二給電導体10
a、第三給電導体13a及び第四給電導体15aが、シ
ート材19の表面に、導電性塗料の塗布又は導電性テー
プの貼り付けによって施され、図5に示すように第一給
電導体6bの給電本体9b、第二給電導体10b、第三
給電導体13b及び第四給電導体15bが、シート材2
0の表面に、導電性塗料の塗布又は導電性テープの貼り
付けによって施されている。各シート材18,19,2
0は、透明、半透明又は不透明のアクリル樹脂等により
構成され、図6に示すように順次積層されて、面状アン
テナ装置本体29を形成している。この面状アンテナ装
置本体29の厚みは1〜3mm程度である。
【0014】前記複数のシート材18,19,20間の
前記アンテナ素子1、一対の第一給電導体6a,6b、
一対の第二給電導体10a,10b、一対の第三給電導
体13a,13b及び一対の第四給電導体15a,15
bの電気的接続は、図7に示すように複数のシート材1
8,19,20に挿通した複数の導電性ピン25により
なされている。
前記アンテナ素子1、一対の第一給電導体6a,6b、
一対の第二給電導体10a,10b、一対の第三給電導
体13a,13b及び一対の第四給電導体15a,15
bの電気的接続は、図7に示すように複数のシート材1
8,19,20に挿通した複数の導電性ピン25により
なされている。
【0015】即ち、 前記複数のシート材18,19,
20に、各シート材18,19,20に設けた貫通孔2
6を介して筒状の導電性ピン25が挿通され、該導電性
ピン25のシート材18,19,20から外方突出した
両端部27,28は、周方向に鋸刃状になっており、こ
の両端部27,28が、シート材18,19,20の貫
通孔26縁部に食い込むように外周側に折り返されて、
複数のシート材18,19,20を圧着すると共に、導
電性ピン25の両端部27,28で複数のシート材1
8,19,20間のアンテナ素子1、一対の第一給電導
体6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b、一
対の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導
体15a,15bを電気的に接続している。
20に、各シート材18,19,20に設けた貫通孔2
6を介して筒状の導電性ピン25が挿通され、該導電性
ピン25のシート材18,19,20から外方突出した
両端部27,28は、周方向に鋸刃状になっており、こ
の両端部27,28が、シート材18,19,20の貫
通孔26縁部に食い込むように外周側に折り返されて、
複数のシート材18,19,20を圧着すると共に、導
電性ピン25の両端部27,28で複数のシート材1
8,19,20間のアンテナ素子1、一対の第一給電導
体6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b、一
対の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導
体15a,15bを電気的に接続している。
【0016】具体的には、この実施例では導電性ピン2
5は十六個設けられていて、該導電性ピン25によっ
て、シート材18の給電基部8a先端とシート材19の
給電本体9a先端との八箇所、シート材18の給電基部
8b先端とシート材20の給電本体9b先端との八箇所
を夫々接続している。前記面状アンテナ装置本体29
は、図1に示すように住宅等の建築物30の屋根31に
設置されている。この屋根31は45°程度の傾斜勾配
を有している。面状アンテナ装置本体29は、屋根31
に対して傾斜勾配の下側に一方(図2の上段側)のアン
テナユニット12が位置し、傾斜勾配の上側に他方(図
2の下段側)のアンテナユニット12が位置するよう
に、屋根31の傾斜勾配に沿って配置されている。そし
て、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向くよう
に、一方のアンテナユニット12の各アンテナ素子1の
給電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給電
導体の長さと、他方のアンテナユニット12の各アンテ
ナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,16b
に到る給電導体の長さとが、異ならされている。
5は十六個設けられていて、該導電性ピン25によっ
て、シート材18の給電基部8a先端とシート材19の
給電本体9a先端との八箇所、シート材18の給電基部
8b先端とシート材20の給電本体9b先端との八箇所
を夫々接続している。前記面状アンテナ装置本体29
は、図1に示すように住宅等の建築物30の屋根31に
設置されている。この屋根31は45°程度の傾斜勾配
を有している。面状アンテナ装置本体29は、屋根31
に対して傾斜勾配の下側に一方(図2の上段側)のアン
テナユニット12が位置し、傾斜勾配の上側に他方(図
2の下段側)のアンテナユニット12が位置するよう
に、屋根31の傾斜勾配に沿って配置されている。そし
て、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向くよう
に、一方のアンテナユニット12の各アンテナ素子1の
給電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給電
導体の長さと、他方のアンテナユニット12の各アンテ
ナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,16b
に到る給電導体の長さとが、異ならされている。
【0017】即ち、図2に示すように前記一対の第二給
電導体10a,10bの第一給電導体6a,6bへの接
続位置は、第一給電導体6a,6bの中央部とされ、前
記一対の第三給電導体13a,13bの第二給電導体1
0a,10bへの接続位置は、第二給電導体10a,1
0bの中央部とされているが、前記一対の第四給電導体
14a,14bの第二給電導体11a,11bへの接続
位置は、第二給電導体11a,11bの中央部から夫々
ずらされており、一対の第三給電導体13a,13bの
一方のアンテナユニット12側から第四給電導体15
a,15bまでの長さがL1とされ、前記一対の第三給
電導体13a,13bの他方のアンテナユニット12側
から第四給電導体15a,15bまでの長さがL2とさ
れている。従って、一方のアンテナユニット12におけ
る各アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16
a,16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナユ
ニット12における各アンテナ素子1の給電点4a,4
bから給電部16a,16bに到る給電導体の長さと
が、寸法δA(=L1−L2)だけ異なっている。
電導体10a,10bの第一給電導体6a,6bへの接
続位置は、第一給電導体6a,6bの中央部とされ、前
記一対の第三給電導体13a,13bの第二給電導体1
0a,10bへの接続位置は、第二給電導体10a,1
0bの中央部とされているが、前記一対の第四給電導体
14a,14bの第二給電導体11a,11bへの接続
位置は、第二給電導体11a,11bの中央部から夫々
ずらされており、一対の第三給電導体13a,13bの
一方のアンテナユニット12側から第四給電導体15
a,15bまでの長さがL1とされ、前記一対の第三給
電導体13a,13bの他方のアンテナユニット12側
から第四給電導体15a,15bまでの長さがL2とさ
れている。従って、一方のアンテナユニット12におけ
る各アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16
a,16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナユ
ニット12における各アンテナ素子1の給電点4a,4
bから給電部16a,16bに到る給電導体の長さと
が、寸法δA(=L1−L2)だけ異なっている。
【0018】そして、一方のアンテナユニット12側の
各アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16
a,16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナユ
ニット12側の各アンテナ素子1の給電点4a,4bか
ら給電部16a,16bに到る給電導体の長さとが、寸
法δAだけ異なっていることによって、アンテナ装置の
ビーム指向角が、図1及び図8に示すように面状アンテ
ナ装置の垂直方向(角度0°の方向)からアンテナユニ
ット12の並ぶ方向に角度δだけ振れて、アンテナ装置
のビーム指向角が水平方向を向くようになっている。
各アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16
a,16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナユ
ニット12側の各アンテナ素子1の給電点4a,4bか
ら給電部16a,16bに到る給電導体の長さとが、寸
法δAだけ異なっていることによって、アンテナ装置の
ビーム指向角が、図1及び図8に示すように面状アンテ
ナ装置の垂直方向(角度0°の方向)からアンテナユニ
ット12の並ぶ方向に角度δだけ振れて、アンテナ装置
のビーム指向角が水平方向を向くようになっている。
【0019】なお、前記寸法δAと角度δとの関係は次
のようになる。 δA=Dsin(δ) 但し、Dは縦方向に隣合うアンテナ素子1の位置ずれの
幅である。なお、前記実施例では、アンテナユニット1
2における一対の第二給電導体10a,10bの第一給
電導体6a,6bへの接続位置は、第一給電導体6a,
6bの中央部とされ、一対の第三給電導体13a,13
bの第二給電導体10a,10bへの接続位置は、第二
給電導体10a,10bの中央部とされており、従って
各アンテナユニット12における各アンテナ素子1の給
電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給電導
体の長さは、夫々同一であり、このため、各アンテナユ
ニット12におけるアンテナ素子1の並ぶ方向(前記横
方向)に関しては、アンテナ装置のビーム指向角が面状
アンテナ装置の垂直方向を向いているが、これに代え、
各アンテナユニット12における一対の第二給電導体1
0a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続位置
を、第一給電導体6a,6bの中央部からずらすと共
に、一対の第三給電導体13a,13bの第二給電導体
10a,10bへの接続位置を、第二給電導体10a,
10bの中央部からずらし、これによって各アンテナユ
ニット12における各アンテナ素子1の給電点4a,4
bから給電部16a,16bに到る給電導体の長さを、
順次一定寸法ずつ異ならせるようにしてもよく、このよ
うにすれば、アンテナ装置のビーム指向角を各アンテナ
ユニット12におけるアンテナ素子1の並ぶ方向(屋根
31の傾斜方向と直交する方向)に所定角度だけ振れさ
せて、アンテナ装置のビーム指向角を水平面内で変更調
整できるようになり、アンテナ装置のビーム指向角をよ
り送信所の向きに近づけることが可能になる。
のようになる。 δA=Dsin(δ) 但し、Dは縦方向に隣合うアンテナ素子1の位置ずれの
幅である。なお、前記実施例では、アンテナユニット1
2における一対の第二給電導体10a,10bの第一給
電導体6a,6bへの接続位置は、第一給電導体6a,
6bの中央部とされ、一対の第三給電導体13a,13
bの第二給電導体10a,10bへの接続位置は、第二
給電導体10a,10bの中央部とされており、従って
各アンテナユニット12における各アンテナ素子1の給
電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給電導
体の長さは、夫々同一であり、このため、各アンテナユ
ニット12におけるアンテナ素子1の並ぶ方向(前記横
方向)に関しては、アンテナ装置のビーム指向角が面状
アンテナ装置の垂直方向を向いているが、これに代え、
各アンテナユニット12における一対の第二給電導体1
0a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続位置
を、第一給電導体6a,6bの中央部からずらすと共
に、一対の第三給電導体13a,13bの第二給電導体
10a,10bへの接続位置を、第二給電導体10a,
10bの中央部からずらし、これによって各アンテナユ
ニット12における各アンテナ素子1の給電点4a,4
bから給電部16a,16bに到る給電導体の長さを、
順次一定寸法ずつ異ならせるようにしてもよく、このよ
うにすれば、アンテナ装置のビーム指向角を各アンテナ
ユニット12におけるアンテナ素子1の並ぶ方向(屋根
31の傾斜方向と直交する方向)に所定角度だけ振れさ
せて、アンテナ装置のビーム指向角を水平面内で変更調
整できるようになり、アンテナ装置のビーム指向角をよ
り送信所の向きに近づけることが可能になる。
【0020】図9は他の実施例を示し、一枚のシート材
33の表面に、アンテナ素子1、一対の第一給電導体6
a,6b、一対の第二給電導体10a,10b及び一対
の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導体
15a,15bが、導電性塗料の塗布又は導電性テープ
の貼り付けによって施され、アンテナ素子1、第一給電
導体6a,6b、第二給電導体10a,10b、第三給
電導体13a,13b及び第四給電導体15a,15b
が交差又は重合する部分に、絶縁シート又は絶縁塗料等
の絶縁材34を介在するようにしたものである。その他
の点は前記実施例と同様の構成である。
33の表面に、アンテナ素子1、一対の第一給電導体6
a,6b、一対の第二給電導体10a,10b及び一対
の第三給電導体13a,13b及び一対の第四給電導体
15a,15bが、導電性塗料の塗布又は導電性テープ
の貼り付けによって施され、アンテナ素子1、第一給電
導体6a,6b、第二給電導体10a,10b、第三給
電導体13a,13b及び第四給電導体15a,15b
が交差又は重合する部分に、絶縁シート又は絶縁塗料等
の絶縁材34を介在するようにしたものである。その他
の点は前記実施例と同様の構成である。
【0021】図10は他の実施例を示し、矩形状のアン
テナ素子1が同一平面上に所定間隔をおいて二個設けら
れ、これらアンテナ素子1は一対の短辺部3a,3bが
順次平行に並びかつ長辺部2a,2b方向に所定間隔を
置くように縦方向に並んで配置されている。各アンテナ
素子1の対応する前記給電点4a,4b同志が一対の第
一給電導体6a,6bにより夫々接続され、該一対の第
一給電導体6a,6bの中途部が、一対の第二給電導体
10a,10bによって夫々受信機側に接続されるよう
になっている。一対の第二給電導体10a,10bの一
端部は第一給電導体6a,6bの中途部に接続され、他
端部は受信機側に接続するための一対の給電部16a,
16bとされている。
テナ素子1が同一平面上に所定間隔をおいて二個設けら
れ、これらアンテナ素子1は一対の短辺部3a,3bが
順次平行に並びかつ長辺部2a,2b方向に所定間隔を
置くように縦方向に並んで配置されている。各アンテナ
素子1の対応する前記給電点4a,4b同志が一対の第
一給電導体6a,6bにより夫々接続され、該一対の第
一給電導体6a,6bの中途部が、一対の第二給電導体
10a,10bによって夫々受信機側に接続されるよう
になっている。一対の第二給電導体10a,10bの一
端部は第一給電導体6a,6bの中途部に接続され、他
端部は受信機側に接続するための一対の給電部16a,
16bとされている。
【0022】そして、前記二個のアンテナ素子1、一対
の第一給電導体6a,6b及び一対の第二給電導体10
a,10bを有する面状アンテナ装置本体29は、屋根
31に対して傾斜勾配の下側に一方のアンテナ素子1が
位置し、傾斜勾配の上側に他方にアンテナ素子1が位置
するように、屋根31の傾斜勾配に沿って配置されてい
る。また、前記一対の第二給電導体10a,10bの第
一給電導体6a,6bへの接続位置が、第一給電導体6
a,6bの中央部から同一方向に夫々ずらされ、一方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナ素子1
の給電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給
電導体の長さとが、寸法δAだけ異なっている。このた
めアンテナ装置のビーム指向角が面状アンテナ装置の垂
直方向(角度0°の方向)からアンテナ素子1の並ぶ方
向に角度δだけ振れて、アンテナ装置のビーム指向角が
水平方向を向くようになっている。その他の点は前記実
施例と同様な構成である。
の第一給電導体6a,6b及び一対の第二給電導体10
a,10bを有する面状アンテナ装置本体29は、屋根
31に対して傾斜勾配の下側に一方のアンテナ素子1が
位置し、傾斜勾配の上側に他方にアンテナ素子1が位置
するように、屋根31の傾斜勾配に沿って配置されてい
る。また、前記一対の第二給電導体10a,10bの第
一給電導体6a,6bへの接続位置が、第一給電導体6
a,6bの中央部から同一方向に夫々ずらされ、一方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さと、他方のアンテナ素子1
の給電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給
電導体の長さとが、寸法δAだけ異なっている。このた
めアンテナ装置のビーム指向角が面状アンテナ装置の垂
直方向(角度0°の方向)からアンテナ素子1の並ぶ方
向に角度δだけ振れて、アンテナ装置のビーム指向角が
水平方向を向くようになっている。その他の点は前記実
施例と同様な構成である。
【0023】図11は他の実施例を示し、二個のアンテ
ナ素子1は一対の長辺部2a,2bが順次平行に並びか
つ短辺部3a,3b方向に所定間隔を置くように横方向
に並んで配置されている。そして、前記二個のアンテナ
素子1、一対の第一給電導体6a,6b及び一対の第二
給電導体10a,10bを有する面状アンテナ装置本体
29は、屋根31に対して傾斜勾配の下側に一方のアン
テナ素子1が位置し、傾斜勾配の上側に他方にアンテナ
素子1が位置するように、屋根31の傾斜勾配に沿って
配置されている。また、前記一対の第二給電導体10
a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続位置が、
第一給電導体6a,6bの中央部から同一方向に夫々ず
らされ、一方のアンテナ素子1の給電点4a,4bから
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、寸法δAだけ異なっ
ている。このためアンテナ装置のビーム指向角が面状ア
ンテナ装置の垂直方向(角度0°の方向)からアンテナ
素子1の並ぶ方向に角度δだけ振れて、アンテナ装置の
ビーム指向角が水平方向を向くようになっている。その
他の点は前記実施例と同様な構成である。
ナ素子1は一対の長辺部2a,2bが順次平行に並びか
つ短辺部3a,3b方向に所定間隔を置くように横方向
に並んで配置されている。そして、前記二個のアンテナ
素子1、一対の第一給電導体6a,6b及び一対の第二
給電導体10a,10bを有する面状アンテナ装置本体
29は、屋根31に対して傾斜勾配の下側に一方のアン
テナ素子1が位置し、傾斜勾配の上側に他方にアンテナ
素子1が位置するように、屋根31の傾斜勾配に沿って
配置されている。また、前記一対の第二給電導体10
a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続位置が、
第一給電導体6a,6bの中央部から同一方向に夫々ず
らされ、一方のアンテナ素子1の給電点4a,4bから
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、寸法δAだけ異なっ
ている。このためアンテナ装置のビーム指向角が面状ア
ンテナ装置の垂直方向(角度0°の方向)からアンテナ
素子1の並ぶ方向に角度δだけ振れて、アンテナ装置の
ビーム指向角が水平方向を向くようになっている。その
他の点は前記実施例と同様な構成である。
【0024】なお、前記実施例では、面状アンテナ装置
本体29は、住宅等の建築物30の屋根31に設置され
ているが、面状アンテナ装置本体29の設置場所は屋根
31に限定されず、傾斜勾配を有する建築物の外壁その
他の傾斜部であってもよい。また、前記実施例では、一
対の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体10
a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び一
対の第四給電導体15a,15bが、導電性塗料又は導
電性テープによって構成されているが、これに代えて、
一対の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体1
0a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び
一対の第四給電導体15a,15bをワイヤーケーブル
により構成するようにしてもよい。
本体29は、住宅等の建築物30の屋根31に設置され
ているが、面状アンテナ装置本体29の設置場所は屋根
31に限定されず、傾斜勾配を有する建築物の外壁その
他の傾斜部であってもよい。また、前記実施例では、一
対の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体10
a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び一
対の第四給電導体15a,15bが、導電性塗料又は導
電性テープによって構成されているが、これに代えて、
一対の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体1
0a,10b、一対の第三給電導体13a,13b及び
一対の第四給電導体15a,15bをワイヤーケーブル
により構成するようにしてもよい。
【0025】また、前記実施例では、面状アンテナ装置
は、アンテナ素子1を八個又は二個備えているが、アン
テナ素子1の個数は実施例の場合に限定されない。ま
た、前記実施例では、各アンテナ素子1の対向する長辺
部2a,2bの中途部が夫々一対の給電点4a,4bと
されているが、これに代え、対向する短辺部3a,3b
の中途部を夫々一対の給電点4a,4bとしてもよい。
は、アンテナ素子1を八個又は二個備えているが、アン
テナ素子1の個数は実施例の場合に限定されない。ま
た、前記実施例では、各アンテナ素子1の対向する長辺
部2a,2bの中途部が夫々一対の給電点4a,4bと
されているが、これに代え、対向する短辺部3a,3b
の中途部を夫々一対の給電点4a,4bとしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナ装置本体29
が建築物30の屋根31等の傾斜勾配のある傾斜部に設
置され、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向く
ように、一方のアンテナ素子1の給電点4a,4bから
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、異ならされているの
で、面状アンテナ装置を建築物30の屋根31等の傾斜
部に設置した場合でも、アンテナ装置のビーム指向角が
従来のように斜め上方を向くようなことがなくなり、ア
ンテナ装置のビーム指向角を送信所の向きにより一致さ
せて電波を良好に受信し得る。
が建築物30の屋根31等の傾斜勾配のある傾斜部に設
置され、アンテナ装置のビーム指向角が水平方向を向く
ように、一方のアンテナ素子1の給電点4a,4bから
給電部16a,16bに到る給電導体の長さと、他方の
アンテナ素子1の給電点4a,4bから給電部16a,
16bに到る給電導体の長さとが、異ならされているの
で、面状アンテナ装置を建築物30の屋根31等の傾斜
部に設置した場合でも、アンテナ装置のビーム指向角が
従来のように斜め上方を向くようなことがなくなり、ア
ンテナ装置のビーム指向角を送信所の向きにより一致さ
せて電波を良好に受信し得る。
【図1】本発明の一実施例を示すアンテナ装置本体を屋
根に設置され状態の側面図である。
根に設置され状態の側面図である。
【図2】アンテナ装置の原理的構成を示す正面図であ
る。
る。
【図3】シート材18の正面図である。
【図4】シート材19の正面図である。
【図5】シート材20の正面図である。
【図6】アンテナ装置の断面図である。
【図7】導電性ピン部分の断面図である。
【図8】アンテナ装置の指向特性を示すグラフである。
【図9】他の実施例を示す原理的構成の正面図である。
【図10】他の実施例を示す原理的構成の正面図であ
る。
る。
【図11】他の実施例を示す原理的構成の正面図であ
る。
る。
【図12】従来例を示す原理的構成の正面図である。
【図13】アンテナ装置の指向特性を示すグラフであ
る。
る。
1 アンテナ素子 2a 長辺部 2b 長辺部 3a 短辺部 3b 短辺部 4a 給電点 4b 給電点 6a 第一給電導体 6b 第一給電導体 10a 第二給電導体 10b 第二給電導体 13a 第三給電導体 13b 第三給電導体 15a 第四給電導体 15b 第四給電導体 16a 給電部 16b 給電部 30 建築物 31 屋根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 康則 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 溝口 高宏 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内
Claims (1)
- 【請求項1】 矩形状のアンテナ素子(1)が同一平面
上に所定間隔を置いて複数個設けられ、該各アンテナ素
子(1)の対向する一対の辺部の中途部が夫々一対の給
電点(4a),(4b)とされ、各アンテナ素子(1)
の対応する給電点(4a),(4b)が、受信機側に接
続するための一対の給電部(16a),(16b)に夫
々給電導体を介して接続された受信用面状アンテナ装置
において、 前記アンテナ素子(1)、一対の給電部(16a),
(16b)及び給電導体を有するアンテナ装置本体(2
9)が建築物(30)の屋根(31)等の傾斜勾配のあ
る傾斜部に設置され、アンテナ装置のビーム指向角が水
平方向を向くように、一方のアンテナ素子(1)の給電
点(4a),(4b)から給電部(16a),(16
b)に到る給電導体の長さと、他方のアンテナ素子
(1)の給電点(4a),(4b)から給電部(16
a),(16b)に到る給電導体の長さとが、異ならさ
れていることを特徴とする受信用面状アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24537493A JPH07106833A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 受信用面状アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24537493A JPH07106833A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 受信用面状アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106833A true JPH07106833A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17132715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24537493A Pending JPH07106833A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 受信用面状アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106833A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521711A (ja) * | 1997-04-18 | 2001-11-06 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン | アンテナ性能パラメータおよびアンテナ構成を改良するための方法 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24537493A patent/JPH07106833A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521711A (ja) * | 1997-04-18 | 2001-11-06 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン | アンテナ性能パラメータおよびアンテナ構成を改良するための方法 |
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