JPH07106829A - 面状アンテナ装置 - Google Patents

面状アンテナ装置

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JPH07106829A
JPH07106829A JP24537393A JP24537393A JPH07106829A JP H07106829 A JPH07106829 A JP H07106829A JP 24537393 A JP24537393 A JP 24537393A JP 24537393 A JP24537393 A JP 24537393A JP H07106829 A JPH07106829 A JP H07106829A
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JP
Japan
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feeding
antenna element
pair
conductors
side portions
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Application number
JP24537393A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Arai
宏之 新井
Hiroshi Takera
宏 武良
Hideo Sakata
英夫 佐方
Yasunori Sueyoshi
康則 末吉
Takahiro Mizoguchi
高宏 溝口
Motoaki Furuno
元昭 古野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工の際等にアンテナ素子が切断することに
よって受信が困難になるのを防止する。 【構成】 一対の長辺部2a,2bと一対の短辺部3
a,3bとを有する矩形状のアンテナ素子1を備え、ア
ンテナ素子1の対向する辺部の中途部が一対の給電点4
a,4bとされた面状アンテナ装置において、アンテナ
素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3bの幅W
が、4mm以上に形成され、又はアンテナ素子1の長辺
部2a,2b及び短辺部3a,3bが、夫々複数本の細
線部36により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナ装置本体を屋
根材や壁材等の建築材に組み込んで建築材用として使用
される受信用面状アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在TV受信用アンテナ装置として八木
・宇田アンテナが広く普及しているが、一部の豪雪地域
では、積雪によって受信用アンテナ装置の破損、性能劣
化が起こり受信障害をきたしている。そこで、雪害を受
けにくいアンテナ装置を実現するために、軒下に設置可
能な面状アンテナ装置が提案されている。このアンテナ
装置は、広く普及している八木・宇田アンテナと同等の
性能を持つものとして、アマチュア無線家等によって使
用されている。
【0003】上記面状アンテナ装置は、図24に示すよ
うに、矩形状のアンテナ素子51が、同一平面上に複数
個並んで設けられ、前記各アンテナ素子51の一対の長
辺部の中途部が夫々一対の給電点52a,52bとされ
ている。隣合うアンテナ素子51の対応する給電点52
a,52b同志が一対の第一給電導体53a,53bに
より夫々接続され、これにより隣合うアンテナ素子51
同志を組み合わせて成るアンテナユニット54が複数個
形成されている。そして、前記隣合うアンテナユニット
54の対応する第一給電導体53a,53bの中途部同
志が一対の第二給電導体55a,55bにより夫々接続
され、該一対の第二給電導体55a,55bの中途部が
一対の第三給電導体56a,56bにより夫々受信機側
に接続されるようになっている。
【0004】ところで、上記面状アンテナ装置は、その
アンテナ装置本体が建築物の屋根や軒下等に外部に露出
した状態で設置されていると、面状アンテナ装置によっ
て住宅等の建築物の外観上の体裁を損ねる恐れがあり、
また風雨等の外的な要因によって面状アンテナ装置に損
傷や電波障害を生じさせたりする恐れも大である。そこ
で、建築物の外観上の体裁を損ねたり風雨等の外的な要
因によって損傷や電波障害を生じさせたりする恐れない
ようにするために、前記アンテナ素子51及び給電導体
を有するアンテナ装置本体を、屋根材や壁材等の建築材
に組み込んで建築材用として使用することが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
アンテナ素子51は、シート材の表面に導電性塗料を塗
布し又は導電性テープを貼り付けることにより形成され
ていたが、上記面状アンテナ装置を屋根材や壁材等の建
築材に組み込んで建築材用として使用した場合、面状ア
ンテナ装置を例えば屋根材固定用釘によって取付部に取
り付ける際に釘でアンテナ素子51の中途部を切断した
り、また施工の際にアンテナ素子51が他の物との衝当
や接触等により損傷したり、或いは機械的な歪みが直接
掛かかって切断することがあり、このために建築材用の
受信用面状アンテナ装置による電波の受信が困難になる
ことがあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、施工の際等
にアンテナ素子が切断することによって受信が困難にな
るのを防止できる建築材用の受信用面状アンテナ装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の第一の技術的手段は、一対の長辺部2
a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有する矩形状の
アンテナ素子1を備え、アンテナ素子1の対向する辺部
の中途部が一対の給電点4a,4bとされた面状アンテ
ナ装置において、前記アンテナ素子1の長辺部2a,2
b及び短辺部3a,3bの幅Wが、4mm以上に形成さ
れている点にある。
【0008】本発明の第二の技術的手段は、一対の長辺
部2a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有する矩形
状のアンテナ素子1を備え、アンテナ素子1の対向する
辺部の中途部が一対の給電点4a,4bとされた面状ア
ンテナ装置において、前記アンテナ素子1の長辺部2
a,2b及び短辺部3a,3bが、夫々複数本の細線部
36により形成されている点にある。
【0009】
【作用】アンテナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺部
3a,3bの幅Wが、4mm以上に形成され、又はアン
テナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3b
が、夫々複数本の細線部36により形成されているの
で、面状アンテナ装置を例えば屋根材固定用釘によって
取付部に取り付ける際に、釘でアンテナ素子1の中途部
を部分的の損傷させることはあっても、中途部を完全に
切断したり、また施工の際にアンテナ素子1が他の物と
の衝当や接触等により損傷したり、或いは機械的な歪み
が直接掛かかって切断する確率が非常に少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
る。図1において、1は矩形状のアンテナ素子で、一対
の長辺部2a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有す
る。このアンテナ素子1は同一平面上に四個設けられ、
一対の長辺部2a,2bが順次平行に並びかつ短辺部3
a,3b方向に所定間隔を置くように並んで配置されて
いる。各アンテナ素子1の対向する長辺部2a,2bの
中途部が夫々一対の給電点4a,4bとされている。受
信する電波の波長をλとすると、例えば一対の長辺部2
a,2bの長さは0.50λ、一対の短辺部3a,3b
の長さは0.27λに設定されている。そして、前記各
アンテナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3
bの幅Wは、4mm以上に形成されている。
【0011】6a,6bは一対の第一給電導体で、隣合
うアンテナ素子1の対応する給電点4a,4b同志を夫
々接続し、これにより隣合うアンテナ素子1同志を組み
合わせて成るアンテナユニット7を二個形成している。
各第一給電導体6a,6bは、給電点4a,4bからア
ンテナ素子1内方に突出した給電基部8a,8bとU字
状の給電本体9a,9bとを有している。
【0012】10a,10b,11a,11bは二組設
けられた一対の第二給電導体で、前記隣合うアンテナユ
ニット7の対応する第一給電導体6a,6bの中途部同
志を夫々接続している。一方の組の前記一対の第二給電
導体10a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続
位置が、第一給電導体6a,6bの中央部である。他方
の組の前記一対の第二給電導体11a,11bの第一給
電導体6a,6bへの接続位置が、第一給電導体6a,
6bの中央部から寸法δAだけ同一方向に夫々ずらされ
ている。
【0013】13a,13b,14a,14bは二組設
けられた一対の第三給電導体で、第二給電導体10a,
10b又は第二給電導体11a,11bの中途部を夫々
受信機側に接続するものである。一対の第三給電導体1
3a,13b,の一端部は第二給電導体11a,11b
の中途部に接続され、他端部は受信機側に接続するため
の一対の給電部16a,16bとされている。一対の第
三給電導体14a,14b,の一端部は第二給電導体1
2a,12bの中途部に接続され、他端部は受信機側に
接続するための一対の給電部17a,17bとされてい
る。
【0014】一方の組の前記一対の第三給電導体13
a,13bの第二給電導体10a,10bへの接続位置
が第二給電導体10a,10bの中央部である。他方の
組の前記一対の第三給電導体14a,14bの第二給電
導体11a,11bへの接続位置が、第二給電導体11
a,11bの中央部から寸法δBだけ同一方向に夫々ず
らされている。
【0015】上記の如く一方の組の前記一対の第二給電
導体10a,10bの第一給電導体6a,6bへの接続
位置が、第一給電導体6a,6bの中央部であり、一方
の組の前記一対の第三給電導体13a,13bの第二給
電導体10a,10bへの接続位置が第二給電導体10
a,10bの中央部であるから、各アンテナ素子1の給
電点4a,4bから給電部16a,16bに到る給電導
体の長さは、同一である。
【0016】前記寸法δBは寸法δAの二倍の長さに設
定されている。従って、各アンテナ素子1の給電点4
a,4bから給電部17a,17bに到る給電導体の長
さが、順次寸法δBずつ異なっている。即ち、給電点4
a,4bから給電部17a,17bに到る給電導体の長
さを、左側のアンテナ素子1からL1,L2,L3,L
4とすると、 L1=L+3×δB L2=L+2×δB L3=L+δB L4=L となっている。
【0017】なお、図1の図示例では、第一給電導体6
a,6bは縦方向の長さが順次異なっているが、これは
単に給電導体の接続関係が分かりやすくなるように図示
したもので、実際には第一給電導体6a,6bの縦方向
の長さはともに同一であり、従って、第一給電導体6
a,6bの第二給電導体側は互いに重合した状態になっ
ている。又、同様に第二給電導体10a,10b,11
a,11bの縦方向の長さも順次異なっているが、実際
には各第二給電導体10a,10b,11a,11bの
縦方向の長さはともに同一であり、従って、各第二給電
導体10a,10b,11a,11bの第三給電導体側
は互いに重合した状態になっている。
【0018】そして、各アンテナ素子1の給電点4a,
4bから給電部16a,16bに到る給電導体の長さ
が、同一であることによって、一方の組の前記一対の第
三給電導体13a,13b(給電部16a,16b)を
介してアンテナ素子1を受信機側に接続すると、アンテ
ナ装置のビーム指向角が図12に示すように垂直方向
(角度0°の方向)になる。また、各アンテナ素子1の
給電点4a,4bから給電部17a,17bに到る給電
導体の長さが、順次寸法δBずつ異なっていることによ
って、他方の組の前記一対の第三給電導体14a,14
b(給電部17a,17b)を介してアンテナ素子1を
受信機側に接続すると、アンテナ装置のビーム指向角が
図12に示すように垂直方向(角度0°の方向)からア
ンテナ素子1の並ぶ方向に角度δ(=30°)だけ振れ
るようになっている。
【0019】なお、前記寸法δBと角度δとの関係は次
のようになる。 δB=Dsin(δ) 但し、Dは隣合うアンテナ素子1の位置ずれの幅であ
る。前記アンテナ素子1、一対の第一給電導体6a,6
b、一対の第二給電導体10a,10b,11a,11
b及び一対の第三給電導体13a,13b,14a,1
4bは、複数のシート材に施されると共に、該複数のシ
ート材が積層されて、アンテナ素子1、一対の第一給電
導体6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b,
11a,11b及び一対の第三給電導体13a,13
b,14a,14bを有するアンテナ装置本体29が形
成されている。
【0020】即ち、図3に示すように前記アンテナ素子
1及び各第一給電導体6a,6bの給電基部8a,8b
が、シート材18の表面に、導電性塗料の塗布又は導電
性テープの貼り付けによって施され、図4に示すように
第一給電導体6aの給電本体9aが、シート材19の表
面に、導電性塗料の塗布又は導電性テープの貼り付けに
よって施され、図5に示すように第二給電導体10a及
び第三給電導体13aが、シート材20の表面に、導電
性塗料の塗布又は導電性テープの貼り付けによって施さ
れ、図6に示すように第一給電導体6bの給電本体9b
が、シート材21の表面に、導電性塗料の塗布又は導電
性テープの貼り付けによって施され、図7に示すように
第二給電導体10b及び第三給電導体13bが、シート
材21の表面に、導電性塗料の塗布又は導電性テープの
貼り付けによって施され、図8に示すように第二給電導
体11a及び第三給電導体14aが、シート材23の表
面に、導電性塗料の塗布又は導電性テープの貼り付けに
よって施され、図9に示すように第二給電導体11b及
び第三給電導体14bが、シート材24の表面に、導電
性塗料の塗布又は導電性テープの貼り付けによって施さ
れている。各シート材18,19,20,21,22,
23,24は、透明、半透明又は不透明のアクリル樹脂
等により構成され、図10に示すように順次積層され
て、アンテナ装置本体29を形成している。このアンテ
ナ装置本体29の厚みは1〜3mm程度である。
【0021】前記複数のシート材18,19,20,2
1,22,23,24間の前記アンテナ素子1、一対の
第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導体10a,
10b,11a,11b及び一対の第三給電導体13
a,13b,14a,14bの電気的接続は、図11に
示すように複数のシート材17,18,19,20,2
1に挿通した複数の導電性ピン25によりなされてい
る。
【0022】即ち、前記複数のシート材18,19,2
0,21、22,23,24に、各シート材18,1
9,20,21,22,23,24に設けた貫通孔26
を介して筒状の導電性ピン25が挿通され、該導電性ピ
ン25のシート材18,19,20,21,22,2
3,24から外方突出した両端部27,28は、周方向
に鋸刃状になっており、この両端部27,28が、シー
ト材18,19,20,21,22,23,24の貫通
孔26縁部に食い込むように外周側に折り返されて、複
数のシート材18,19,20,21,22,23,2
4を圧着すると共に、導電性ピン25の両端部27,2
8で複数のシート材18,19,20,21,22,2
3,24間のアンテナ素子1、一対の第一給電導体6
a,6b、一対の第二給電導体10a,10b,11
a,11b及び一対の第三給電導体13a,13b,1
4a,14bを電気的に接続している。
【0023】具体的には、この実施例では導電性ピン2
5は十八個設けられていて、該導電性ピン25によっ
て、シート材18の給電基部8a先端とシート材19の
給電本体9a先端との四箇所、シート材18の給電基部
8b先端とシート材21の給電本体9b先端との四箇
所、シート材19の第一給電導体6aの給電本体9a中
途部とシート材20の第二給電導体10a先端の二箇
所、シート材19の第一給電導体6aの給電本体9a中
途部とシート材23の第二給電導体11a先端の二箇
所、シート材21の第一給電導体6bの給電本体9b中
途部とシート材22の第二給電導体10b先端との二箇
所、シート材21の第一給電導体6bの給電本体9b中
途部とシート材24の第二給電導体11b先端との二箇
所を夫々接続している。
【0024】前記アンテナ素子1及び給電導体を有する
アンテナ装置本体29は、図1及び図2に示すように屋
根材31の下側表面に接着剤等によって接着されてい
る。図13は、各アンテナ素子1の長辺部2a,2b及
び短辺部3a,3bの幅による釘打ち切断試験結果を示
すグラフである。試験条件は各アンテナ素子1上に掛か
るように10本の直径3.15mmの屋根材固定用釘を
打ち込み、切断したアンテナ素子1を計測したものであ
る。このグラフからわかるようにアンテナ素子1の長辺
部2a,2b及び短辺部3a,3bの幅Wが4mmより
も小になると、アンテナ素子1の切断欠損率が大きくな
り、良好なアンテナ装置の機能が期待できなくなる。ま
た、同様にしてアンテナ素子1の長辺部2a,2b及び
短辺部3a,3bの幅Wが4mmよりも小になると、施
工の際にアンテナ素子1が他の物との衝当や接触等によ
り損傷したり、或いは機械的な歪みが直接掛かかって切
断する確率が非常に大きくなって、面状アンテナ装置に
よる良好な電波の受信が困難になると考えられる。従っ
て、実施例の如く各アンテナ素子1の長辺部2a,2b
及び短辺部3a,3bの幅Wを、4mm以上に形成して
おくと、施工の際にアンテナ素子1が切断等によって受
信困難になるのを効果的に防止できる。
【0025】上記実施例の構成によれば、一方の組の前
記一対の第三給電導体13a,13bを介してアンテナ
素子1を受信機側に接続すると、アンテナのビーム指向
角がアンテナ装置の垂直方向を向き、他方の組の前記一
対の第三給電導体14a,14bを介してアンテナ素子
1を受信機側に接続すると、アンテナ装置のビーム指向
角が垂直方向からアンテナ素子1の並ぶ方向に角度δだ
け振れる。従って、アンテナ装置を設置する際に、受信
機側に接続する第三給電導体13a,13b、14a,
14bを選択し、かつ面状アンテナ装置を左右逆になる
ように裏返して設置したり、天地を逆にして設置するこ
とによって、アンテナ装置のビーム指向角を変えること
ができ、これによってアンテナ装置のビーム指向角を送
信所側により一層細かい精度で近づけることが可能にな
る。
【0026】そして、実際に面状アンテナ装置を設置す
る場合には、受信機側に接続する第三給電導体13a,
13b又は第三給電導体14a,14bを択一的に選択
して、その選択した給電部16a,16b又は給電部1
7a,17bの一方のみを受信機に接続する。選択しな
かった他方の給電部17a,17b又は給電部16a,
16b側の第二給電導体及び第三給電導体を、これらが
受信に悪影響を及ぼさないように第一給電導体6a,6
bから切断しておく必要がある。例えば、給電部16
a,16bを受信機に接続する場合には、シート材19
の第一給電導体6aの給電本体9a中途部とシート材2
3の第二給電導体11a先端とを接続する導電性ピン2
5と、シート材21の第一給電導体6bの給電本体9b
中途部とシート材24の第二給電導体11b先端とを接
続する導電性ピン25とを、面状アンテナ装置から抜き
取って、第一給電導体6a,6bから第二給電導体11
a及び第二給電導体11bを切断すればよい。また、給
電部17a,17bを受信機に接続する場合には、シー
ト材19の第一給電導体6aの給電本体9a中途部とシ
ート材20の第二給電導体10a先端を接続する導電性
ピン25と、シート材21の第一給電導体6bの給電本
体9b中途部とシート材22の第二給電導体10b先端
とを接続する導電性ピン25とを、面状アンテナ装置か
ら抜き取って、第一給電導体6a,6bから第二給電導
体10a及び第二給電導体10bを切断すればよい。
【0027】なお、選択しなかった側の第二給電導体及
び第三給電導体を、第一給電導体6a,6bから切断す
る方法は、導電性ピン25を抜き取る以外にカッターで
切断したり予め設けたスイッチを利用して切断するよう
にしてもよい。図14及び図15は他の実施例を示し、
前記アンテナ素子1及び給電導体を有するアンテナ装置
本体29は、壁材32の内側表面に接着剤等によって接
着されている。その他の点は前記実施と同様な構成であ
り、アンテナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3
a,3bの幅Wが、4mm以上に形成されている。
【0028】図16は他の実施例を示し、アンテナ素子
1、一対の第一給電導体6a,6b、一対の第二給電導
体10a,10b,11a,11b及び一対の第三給電
導体13a,13b,14a,14bが、導電性を有す
る縒り線により構成され、シート材18,19,20,
21,22,23,24に形成した凹部35に夫々収納
配置されている。その他の点は前記実施例と同様の構成
であり、導電性を有する縒り線により構成したアンテナ
素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3bの幅W
が、4mm以上に形成されている。
【0029】図17は他の実施例を示し、アンテナ素子
1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3bが、夫々複
数本の細線部36により形成されている。従って、この
場合アンテナ素子1の幅Wが4mm以上に形成されてい
るのと同様に、施工の際にアンテナ素子1が切断等によ
って受信困難になるのを防止できる。その他の点は前記
実施と同様な構成である。なお、この場合アンテナ素子
1は、シートに導電性塗料で描いて構成してもよいし、
シートに導電性テープを貼り付けて構成してもよいし、
また図16に示す如く導電性を有する縒り線により構成
してもよい。
【0030】図18乃至図20は他の実施例を示し、屋
根材31の下面側表面(壁材32の内側表面でもよい)
に、アンテナ素子1、一対の第一給電導体6a,6b、
一対の第二給電導体10a,10b,11a,11b及
び一対の第三給電導体13a,13b,14a,14b
が、導電性塗料の塗布又は導電性テープの貼り付けによ
って、直接に施され、アンテナ素子1、第一給電導体6
a,6b、第二給電導体10a,10b,11a,11
b及び第三給電導体13a,13b,14a,14bが
交差又は重合する部分に、絶縁シート又は絶縁塗料等の
絶縁材30を介在するようにしたものである。その他の
点は前記実施例と同様の構成である。
【0031】図21は他の実施例を示し、矩形状のアン
テナ素子1が一個設けられ、該アンテナ素子1の対向す
る一対の長辺部2a,2bの中途部が夫々一対の給電点
4a,4bとされ、該給電点4a,4bを給電導体6
a,6bを介して受信機側に接続するようにしている。
各給電導体6a,6bは、給電点4a,4bからアンテ
ナ素子1内方に突出した給電基部8a,8bとU字状の
給電本体9a,9bとを有し、給電本体9a,9bの先
端部が受信機側に接続するための一対の給電部16a,
16bとされている。
【0032】そして、図22に示すように前記アンテナ
素子1及び各第一給電導体6a,6bの給電基部8a,
8bが、シート材18の表面に、導電性塗料の塗布、導
電性テープの貼り付け又は導電性を有する縒り線によっ
て形成され、図23に示すように第一給電導体6aの給
電本体9aが、シート材19の表面に、導電性塗料の塗
布、導電性テープの貼り付け又は導電性を有する縒り線
によって形成され、各シート材18,19が積層され
て、アンテナ装置本体29を形成している。その他の点
は前記実施例と同様であり、図示省略しているが、前記
実施例と同様に前記アンテナ素子1及び給電導体を有す
るアンテナ装置本体29が、屋根材31の下側表面又は
外壁材32の内側表面に接着材等によって接着されてい
る。また、アンテナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺
部3a,3bの幅Wが、4mm以上に形成され、或いは
アンテナ素子1の長辺部2a,2b及び短辺部3a,3
bが、夫々複数本の細線部36により形成されている。
【0033】なお、前記実施例では、アンテナ装置のビ
ーム指向角が角度0°、角度30°だけ振れるようにな
っているが、アンテナ装置のビーム指向角が振れる角度
はこれらに限定されず、例えば一方の組の前記一対の第
三給電導体13a,13bを介してアンテナ素子1を受
信機側に接続すると、アンテナのビーム指向角が角度1
5°だけ振れ、他方の組の前記一対の第三給電導体14
a,14bを介してアンテナ素子1を受信機側に接続す
ると、アンテナ装置のビーム指向角が角度45°だけ振
れるようにしてもよい。
【0034】また、前記実施例では、アンテナ素子1及
び給電導体を有するアンテナ装置本体29が、屋根材3
1の下側表面又は外壁材32の内側表面に接着材等によ
って接着されていが、これに代え、アンテナ素子1及び
給電導体を有するアンテナ装置本体29を、屋根材31
の上側表面又は外壁材32の外側表面に接着材等によっ
て接着するようにしてもよいし、またアンテナ装置本体
29の屋根材31又は外壁材32への固定はビスその他
の締結具によって行うようにしてもよい。
【0035】また、前記実施例では、一対の長辺部2
a,2bと一対の短辺部3a,3bとを有する矩形状の
アンテナ素子1が、一対の長辺部2a,2bが順次平行
に並びかつ短辺部3a,3b方向に所定間隔を置くよう
に、同一平面上に複数個並んで設けられ、前記各アンテ
ナ素子1の対向する長辺部2a,2bの中途部が夫々一
対の給電点4a,4bとされているが、これに代え、ア
ンテナ素子1を、一対の短辺部3a,3bが順次平行に
並びかつ長辺部2a,2b方向に所定間隔を置くよう
に、同一平面上に複数個並べるようにしてもよいし、ま
た対向する短辺部3a,3bの中途部を夫々一対の給電
点4a,4bとしてもよい。
【0036】また、前記実施例では、一対の第二給電導
体10a,10b,11a,11b及び一対の第三給電
導体13a,13b、14a,14bを二組ずつ設けて
いるが、これに代え、一方の組の前記一対の第二給電導
体10a,10b及び一方の組の前記一対の第三給電導
体13a,13bのみを設けるようにしてもよいし、一
対の第二給電導体、一対の第三給電導体を三組以上ずつ
設けるようにしてもよい。
【0037】また、各シート材18,19,20,21
等に施される前記アンテナ素子1、一対の第一給電導体
6a,6b、一対の第二給電導体10a,10b,11
a,11b及び一対の第三給電導体13a,13b,1
4a,14bの組合せは、前記実施例の場合に限定され
ず、種々の組合せが考えられる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナ素子1の長辺
部2a,2b及び短辺部3a,3bの幅Wが、4mm以
上に形成され、又はアンテナ素子1の長辺部2a,2b
及び短辺部3a,3bが、夫々複数本の細線部36によ
り形成されているので、面状アンテナ装置を例えば屋根
材固定用釘によって取付部に取り付ける際に釘でアンテ
ナ素子1の中途部を切断したり、また施工の際にアンテ
ナ素子1が他の物との衝当や接触等により損傷したり、
或いは機械的な歪みが直接掛かかって切断することも非
常に少なくなり、施工の際にアンテナ素子1の切断によ
って受信が困難になるのを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す原理的構成の正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図3】シート材18の正面図である。
【図4】シート材19の正面図である。
【図5】シート材20の正面図である。
【図6】シート材21の正面図である。
【図7】シート材22の正面図である。
【図8】シート材23の正面図である。
【図9】シート材24の正面図である。
【図10】アンテナ装置の断面図である。
【図11】導電性ピン部分の断面図である。
【図12】アンテナ装置の指向特性を示すグラフであ
る。
【図13】アンテナ素子の幅による釘打ち切断試験の結
果を示すグラフである。
【図14】他の実施例を示す原理的構成の正面図であ
る。
【図15】側面図である。
【図16】他の実施例を示す断面図である。
【図17】他の実施例を示すシート材18の正面図であ
る。
【図18】他の実施例を示す原理的構成の正面図であ
る。
【図19】側面図である。
【図20】正面図である。
【図21】他の実施例を示す原理的構成の正面図であ
る。
【図22】シート材18の正面図である。
【図23】シート材19の正面図である。
【図24】従来例を示す原理的構成の正面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ素子 2a 長辺部 2b 長辺部 3a 短辺部 3b 短辺部 4a 給電点 4b 給電点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 康則 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 溝口 高宏 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 古野 元昭 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の長辺部(2a),(2b)と一対
    の短辺部(3a),(3b)とを有する矩形状のアンテ
    ナ素子(1)を備え、アンテナ素子(1)の対向する辺
    部の中途部が一対の給電点(4a),(4b)とされた
    面状アンテナ装置において、 前記アンテナ素子(1)の長辺部(2a),(2b)及
    び短辺部(3a),(3b)の幅Wが、4mm以上に形
    成されていることを特徴とする面状アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 一対の長辺部(2a),(2b)と一対
    の短辺部(3a),(3b)とを有する矩形状のアンテ
    ナ素子(1)を備え、アンテナ素子(1)の対向する辺
    部の中途部が一対の給電点(4a),(4b)とされた
    面状アンテナ装置において、 前記アンテナ素子(1)の長辺部(2a),(2b)及
    び短辺部(3a),(3b)が、夫々複数本の細線部
    (36)により形成されていることを特徴とする面状ア
    ンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ素子(1)が、シートに導
    電性塗料で描いて成ることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の面状アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ素子(1)が、シートに導
    電性テープを貼り付けて成ることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の面状アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ素子(1)が、導電性を有
    する縒り線により構成されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の面状アンテナ装置。
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