JPH04200003A - 車載用ルーフ埋め込み型アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は、平面ハイコニカルアンテナを用いた車載用ル
ーフ埋込型アンテナ（こおいて、無指向性の総合放射パ
ターンを実現し、またスペースダイパーシティ効果も期
待てきるようにし、更には薄い樹脂性ルーフ内での給電
ケーブルの平面的な引回しが行えるようにすることを目
的とし、２つの平面バイコニカルアンテナを同一平面内
で隔離し、且つ直交する向きに配置して車両の樹脂製ル
ーフ内に埋設した構造とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、平面ハイコニカルアンテナを用いた車載用ル
ーフ埋め込み型アンテナに関する。

車載用の受信機でＦＭ放送やＴＶ放送を受信する場合は
、車両の移動に伴ない受信電界か頻繁に変動するため、
ダイバーシティシステムを構成することか望ましい。ま
た、車両の移動に伴ない放送局の方向か変化するため、
使用するアンテナは無指向性であることか望ましい。さ
らに、この種の車載用アンテナをルーフ埋め込み型とす
るには、平坦な形状であることか好ましい。

〔従来の技術〕

第５図（ａ）に示す平面バイコニカルアンテナは、三角
形の２枚の金属平板ＡＩ、Ａ２の中心を給電端とする。

このハイコニカルアンテナは、対比するために示した同
し長さのダイポールアンテナＤより帯域か広いのて、Ｆ
ＭやＴＶの様に所定の周波数帯域を有する放送の受信に
向いている。

但し、破線で示すように放射パターンに指向性かあるた
め、無指向性とするには、同図（ｂ）または（Ｃ）のよ
うに指向性か直交する他の／＜イコニカルアンテナＢｌ
、Ｂ２を組合せる必要かある。

これらの方法はいずれも２つのバイコニカルアンテナを
十字状に重ね合せたものであるか、給電方法に違いかあ
る。即ち、第５図（ｂ）の例は入力インピーダンスの高
いバイコニカルアンテナと特性インピーダンスの低い給
電ケーブル（図示せず）のインピーダンスをマツチング
させるためにバランｌａ、ｌｂを用いている。

これに対し第５図（Ｃ）の例はバランを使用せずに給電
ケーブル２ａ、２ｂの芯線を直接平板Ａ１、Ｂ１に接続
し、またバランを使用しない関係で該ケーブルのグラン
ド線に流れる漏れ電流を消すため、該グランド線を平板
Ａ２．Ｂ２に一様に接続している。

〔発明か解決しようとする課題］ 第５図（ｂ）の方式では給電ケーブルをアンテナ平面か
ら外して設置する必要かあるため、第４図のように車両
ｌＯの樹脂製ルーフ１１にアンテナＡ、Ｂを埋め込んだ
場合、給電ケーブルを２′のようにルーフ１１の中央部
から車室内に引込む必要かあり、実用化しにくい。

一方、第５図（ｃ）の方式ではＡ２．Ｂ２か同電位とな
るため、Ａ１からＢ２へ向かう電気力線とＢ１からＡ２
へ向かう不要な電気力線か強くなり、ＡＩからＡ２へ、
またＢｌから８２へ向かう本来の電気力線が弱くなって
放射パターンか変動し、無指向性でなくなる（Ａ２，８
２間の利得か低下する）。

本発明は、平面バイコニカルアンテナを用いた車載用ル
ーフ埋込型アンテナにおいて、無指向性の総合放射パタ
ーンを実現し、またスペースダイバーシティ効果も期待
てきるようにし、更には薄い樹脂性ルーフ内での給電ケ
ーブルの平面的な引回しか行えるようにすることを目的
としている。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理図で、Ａは金属平板Δｌ。

Ａ２からなる第１の平面ハイコニカルアンテナ、Ｂは金
属平板Ｂｌ、Ｂ２からなる第２の平面ハイコニカルアン
テナである。これらのアンテナＡ。

Ｂは同一平面内で隔離され、且つ直交する向きに配置さ
れている。図中の１点鎖線Ｃは両アンテナＡ、Ｂの接近
限界である。

〔作用〕

アンテナＡ、　　Ｂか直交しているとそれらの指向性も
直交するため総合放射パターンとしては無指向性になる
。また、アンテナＡ、Ｂは平面内で分散配置されている
ためスペースダイパーシティの効果も期待できる。更に
、給電ケーブルとの接続にバランを用いてもケーブルと
エレメントが近接しないため給電テーブルを水平に引回
すことかできる。また、給電ケーブルとの接続にバラン
を用いない方式でも、グランド線に接続する金属平板を
２つのアンテナＡ、Ｂで離れた位置に置くことかできる
ため、放射メカニズムの変化を少なくてきる。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例の構成図で、１１は車両の樹脂
製ルーフ（平面）、Ａ、Ｂは第１および第２の平面バイ
コニカルアンテナ、２ａ、２ｂは各アンテナに接続され
た給電用同軸ケーブル、２１．２２はケーブル２ａ、２
ｂの出力を分岐する分波器、２３はＦＭ放送の受信機、
２４はＴＶ放送の受信機、２５はＡＭ放送の受信機であ
る。

給電ケーブル２ａは芯線３ａを平板Ａ１に接続し、また
グランド線４ａは平板Ａ２に一様に接続しである。同様
に給電ケーブル２ｂは芯線３ｂを平板Ｂ１に接続し、ま
たグランド線４ｂは平板Ｂ２に一様に接続しである。

アンテナＡ、　　Ｂの長辺を１ｍ、短辺を５０ｃｍとし
た場合、両アンテナは２ａｃｍはと離して配置しである
。一般適なルーフ１１の長手方向の寸法は１２０Ｃｍ程
度であるのて、上記の条件でアンテナＡ、Ｂを埋設でき
る。またケーブル２はいずれも第４図に示すように車両
１０のピラー内部を通することができる。

アンテナＢにおいてグランド線４ｂを接続した平板Ｂ２
はアンテナＡから遠い側である。従って、アンテナＡの
平板Ａ１からの電気力線は大半か平板Ａ２に集中する。

これに対し、アンテナＢの平板Ｂ１に対しアンテナへの
平板Ａ１．Ａ２は等距離にあるため、平板Ｂ１からの電
気力線は平板Ｂ２に向かうものだけでなく平板Ａ２に向
かうものもある。しかし、その度合いはアンテナＡ、Ｂ
間に距離があるため、第５図（Ｃ）の場合よりはるかに
小さく、総合放射パターンは無指向性に近いものとなる
。

分波器２１，２２．の出力はＦＭ受信機２３とＴＶ受信
機２４のいずれにも入力するので、これらの受信機では
指向性ダイパーシティ受信を行うこともできる。このと
き同時にスペースダイバーシティの効果も期待できる。

本例では分波器２１（または２２）の出力をＡＭ受信機
２５にも入力している。これはバランを用いない本方式
がケーブルを直接エレメントに接続しているため、ＡＭ
放送帯（’５００ＫＨｚ〜１７００ＫＨ２，波長λ＝　
１７６ｍ　〜６００ｍ）ではホイップアンテナと同様の
微小アンテナとして機能するためである。この場合、ア
ンテナの長さか長いほど、或いは面積か広いほと受信感
度かあかる。

第３図は本発明の実施例２の構成図である。本例におけ
るアンテナＡ、Ｂの配置は第２図と同じであるか、ケー
ブル２ａ、２ｂとの接続にバランｌａ、ｌｂを使用して
いる点か第２図と異なる。

バラン１を使用するとケーブル２とアンテナＡ。

Ｂとのインピーダンス整合か良好になり、給電部でのロ
スか減って高利得になる。第５図（ｂ）との違いはバラ
ン１からのケーブルをアンテナが形成されている平面の
アンテナのない部分に引出すことかできるため、このケ
ーブル２を第４図のように車両１０のピラ一部分に通す
ことかてきる点である。但し、この場合は第２図のよう
にＡＭ受信機を接続することはできない。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、平面バイコニカルア
ンテナを用いた車載用゛ルーフ埋込型アンテナにおいて
、無指向性の総合放射パターンを実現し、またスペース
ダイバーシティ効果も期待てきるようにし、更には薄い
樹脂性ルーフ内での給電ケーブルの平面的な引回しを行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の実施例１の構成図、 第３図は本発明の実施例２の構成図、 第４図は車両ルーフの構造図、 第５図は従来のバイコニカルアンテナの説明図である。 図中、Ａ、Ｂは平面バイコニカルアンテナ、１はパター
ン、２は給電ケーブル、１１は樹脂製ルーフである。 出　願　人　富士通テン株式会社 代理人弁理士　　青　　　柳　　　　　　稔本発明の実
に例１の構成図 第２図 車両ルーフの栖迄区 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）
（ｃｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆ
ｄｌ従来の７・イコニカルア／テナの駁明図第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、２つの平面バイコニカルアンテナ（Ａ、Ｂ）を同一
   平面内で隔離し、且つ直交する向きに配置して車両の樹
   脂製ルーフ（１１）内に埋設してなることを特徴とする
   車載用ルーフ埋め込み型アンテナ。