JPH07249921A - 偏波可変アンテナ - Google Patents

偏波可変アンテナ

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JPH07249921A
JPH07249921A JP6064493A JP6449394A JPH07249921A JP H07249921 A JPH07249921 A JP H07249921A JP 6064493 A JP6064493 A JP 6064493A JP 6449394 A JP6449394 A JP 6449394A JP H07249921 A JPH07249921 A JP H07249921A
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antenna
excitation element
parasitic
gap
parasitic element
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Hisamatsu Nakano
久松 中野
Hiroaki Mimaki
宏彬 三牧
Toru Matsuoka
徹 松岡
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NIPPON DENGIYOU KOSAKU KK
Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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NIPPON DENGIYOU KOSAKU KK
Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】例えば円偏波による衛星放送の受信用に好適な
平面アンテナを実現する。 【構成】平面状反射体の前面に円形のル−プ状の励振素
子を設ける。平面状反射体の裏面に設けた同軸接栓の外
部導体を平面状反射体に接続し、同軸接栓の内部導体を
給電線を介して励振素子の給電点に接続する。励振素子
の前面に放射波長に比し十分狭い間隔を隔てて円形の無
給電素子を設け、その一部に、放射波長に比し十分狭い
間隙を設ける。給電線を介して高周波電力を励振素子に
加えると、励振素子に高周波電流が分布し、この電流に
よって無給電素子に高周波電流が誘導される。励振素子
の給電点と、励振素子及び無給電素子の共通中心点とを
結ぶ線と、無給電素子の間隙の中心と、励振素子及び無
給電素子の共通中心点とを結ぶ線とのなす角度を適当に
調整すると、間隙を有する無給電素子が摂動素子として
作用し、励振素子に進行波電流が流れて円偏波放射が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば円偏波による衛
星放送の受信用平面アンテナ又は移動通信における移動
局用平面アンテナ或はレ−ダ用平面アンテナ等に好適な
アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】12GHz 帯でサ−ビスされている衛星放送
においては、チャンネル間の干渉を防ぎ、又は軽減する
ために右旋円偏波と左旋円偏波の使用割当が国際的に定
められている。したがって、例えば右旋円偏波の使用地
域から左旋円偏波の使用地域へ移動したような場合に
は、偏波を右旋円偏波から左旋円偏波に変えるために、
受信偏波の制御が可能なアンテナを必要とし、又、例え
ば右旋円偏波使用地域と左旋円偏波使用地域との境界近
くで受信するような場合には、チャンネル間の干渉が生
じ易いので、干渉を低減するために受信偏波の制御が可
能なアンテナを用いる必要がある。又、レ−ダ用アンテ
ナは、降雨時に性能劣化を来す場合があり、このような
性能劣化を低減するために、アンテナの偏波制御が要求
される場合がある。図12は、従来用いられている偏波
変換器を示す斜視図で、121 ないし1211は適宜間隔を隔
てて平行に配設された帯状導体で、各帯状導体の側縁に
よって形成される包絡面がアンテナ(図示していない)
の放射中心軸(一点鎖線で示してある)と直角となるよ
うにアンテナの前面に設けられる。
【0003】アンテナからの放射波の電界成分Eが帯状
導体121 ないし1211の各面と直交する場合には、放射波
の電界成分は帯状導体121 ないし1211による影響をほと
んど受けることなく、偏波が変化することはない。然し
ながら、帯状導体121 ないし1211がアンテナの放射中心
軸の周りに或る角度だけ回転すると、アンテナからの放
射波の電界成分と帯状導体121 ないし1211の各面とが斜
めに交差し、放射波の電界成分は、帯状導体121 ないし
1211の各面に直角な成分と帯状導体121 ないし1211の各
面に平行な成分とに分解され、両分解成分の伝播モ−ド
が互いに異なり、偏波変換器を通過した後の二つの成分
は互いに位相が異なることとなる。アンテナからの放射
波の電界成分と帯状導体121 ないし1211の各面との交角
が45°の場合には、帯状導体121 ないし1211の各面に直
角な成分と帯状導体121 ないし1211の各面に平行な成分
の大きさが互いに等しくなるから、帯状導体121 ないし
1211の各幅L及び各間隔Sを適当に選定して、両分解成
分が偏波変換器を通過した後における両分解成分の位相
差が90°となるように形成することによって、アンテナ
からの直線偏波を円偏波に変換することができる。直線
偏波を円偏波に変換するための各部の具体数値例を示す
と、帯状導体121ないし1211の各間隔Sが 0.671λO
(λO は設計周波数の自由空間波長)、帯状導体121
いし1211の各幅Lが 3λo/4 である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した従来の
偏波変換器は、帯状導体121 ないし1211の各側縁が形成
する包絡面の面積が比較的大で、変換器の厚さ、即ち、
帯状導体121 ないし1211の幅Lも比較的大であるから偏
波変換器自体が大型で重量も大となり、このような偏波
変換器を含むアンテナ全体も大型となり、特にその姿勢
が高くなるのを避けることができないから、アンテナ全
体として平面形状が要求される場合には、このような偏
波変換器を設けたアンテナを用いることができない。
又、上記従来の偏波変換器をアンテナの放射素子に近接
して設けると、放射素子の放射特性に悪影響を与えるお
それがあるので、放射素子から適当な間隔を隔てて設け
る必要があるため、この点からもアンテナ全体の姿勢が
高くなるのを避けることができない。上記従来の偏波変
換器は、その変換作動から明らかなように、入射波が平
面波であることが必要であるから、例えば放射素子が1
個より成る場合、又は少数の放射素子より成るアレ−ア
ンテナの場合のように、放射波面が球面をなす場合に
は、放射素子から比較的大なる間隔を隔てた箇所、即
ち、放射球面波の一部が近似的に平面波と見なすことが
できる箇所に偏波変換器を設ける必要があるため、アン
テナ全体の姿勢は極めて高いものとなるのを免れること
ができない。更に、上記従来の偏波変換器を通過した放
射波が、例えば右旋円偏波の場合、これを左旋円偏波に
変えるためには、偏波変換器をアンテナの放射中心軸の
周りに90°回転させる必要があるが、前記のように、大
型で重量も大なる偏波変換器を回転させることは容易で
はない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平面状反射体
の前面に設けたル−プ状励振素子と、ル−プ状励振素子
の一部に接続された給電線と、ル−プ状励振素子の前面
に、放射波長に比し十分狭い間隔を隔てて設けられ、一
部に放射波長に比し十分狭い1個の間隙を有するか、中
心に対して対称の2箇所に放射波長に比し十分狭い間隙
を有する無給電素子とを備えたアンテナを実現すること
によって、従来の偏波変換器を設けたアンテナの欠点を
除こうとするものである。
【0006】
【作用】給電線を介して高周波電力を励振素子に加える
と、励振素子に高周波電流が分布し、この電流によって
無給電素子に高周波電流が誘導される。励振素子の給電
点と励振素子及び無給電素子の共通の中心点とを結ぶ線
と、無給電素子の間隙の中心と励振素子及び無給電素子
の共通の中心点とを結ぶ線とのなす角度を適当に調整す
ると、間隙を有する無給電素子が摂動素子として作用
し、励振素子に進行波電流が流れて円偏波放射が行われ
る。
【0007】
【実施例】図1(a)は、本発明の一実施例の要部を示
す平面図、図1(b)は、図1(a)におけるX軸を含
み、紙面に垂直な面から紙面に向かって上側を見た断面
図である。尚、図1(a)において後述する励振素子1
の中心を原点とし、水平方向にX軸を、X軸に直角方向
にY軸を、紙面に垂直方向にZ軸を、それぞれとるもの
とする。図1において、1は線又は条等の導体より成る
円形のル−プ状励振素子、2は導体板より成る反射体、
3は入出力端子で、例えば同軸接栓より成り、その外部
導体を反射体2に接続してある。4は給電線で、一端を
同軸接栓3の内部導体に接続し、他端を励振素子1の任
意箇所における給電点に接続してある。図には、給電線
4が、同軸接栓3の内部導体の延長方向に沿って垂直に
上昇し、励振素子1の形成する面内において直角に屈曲
してX軸方向に延びるように形成した場合、即ち、同軸
接栓3の内部導体の内端と励振素子1の給電点間を逆L
字型の給電線で接続した場合を例示したが、同軸接栓3
の内部導体の内端と励振素子1の給電点間を直線状に結
ぶ斜めの給電線で接続してもよく、同軸接栓3を図示の
ように励振素子1の中心点(座標軸の原点)の直下に設
ける代りに、励振素子1の下方任意の箇所、例えば励振
素子1を形成する線又は条の任意箇所の直下に同軸接栓
3を設け、同軸接栓3の内部導体の内端と励振素子1を
形成する線又は条の任意箇所における給電点とを垂直に
延びる直線状の給電線で接続するように形成してもよ
い。次に、5は線又は条等の導体を彎曲させて、一部に
間隙6を有する円形状に形成した無給電素子で、励振素
子1と中心を共有すると共に、励振素子1の前面(放射
波の放射方向)に放射波長に比し十分狭い間隔を隔てて
励振素子1と平行に設け、間隙6の長さΔP が放射波長
に比し十分小なるように形成してある。励振素子1、反
射体2、給電線4及び無給電素子5等を所要箇所に位置
させ、機械的所要関係を保持させるために、例えば励振
素子1と反射体2の間に固体誘電体を介在させると共
に、励振素子1と無給電素子5との間に固体誘電体を介
在させ、これらの固体誘電体、励振素子1、反射体2及
び無給電素子5等を一体に結合する。
【0008】以上は、励振素子1、給電線4及び無給電
素子5を線又は条等の導体で形成し、反射体2を導体板
で形成した場合を例示したが、例えばガラス布基材フッ
素樹脂銅張積層板を用い、プリント配線の場合と同様の
エッチング手法によって不要の金属皮膜を除き、基板の
表面に残した金属皮膜によって励振素子1及び給電線4
の一部を形成した第1の誘電体基板と、同様の手法によ
って表面に金属皮膜より成る反射体2を設け、裏面に同
軸接栓3を取り付けた第2の誘電体基板と、同様の手法
によって表面に金属皮膜より成る無給電素子5を設けた
第3の誘電体基板とを準備し、下から第2の誘電体基
板、第1の誘電体基板、第3の誘電体基板の順序で重
ね、第1の誘電体基板に設けた給電線4の一部の一端と
第2の誘電体基板の裏面に取り付けた同軸接栓3の内部
導体とをスル−ホ−ルを介して接続し、第1ないし第3
の誘電体基板を一体に結合するようにしてもよい。第1
ないし第3の誘電体基板の各表面に本発明アンテナの構
成素子を設ける代りに、例えば第1の誘電体基板の裏面
に励振素子1及び給電線4の一部を設けた場合には、こ
れらの励振素子1及び給電線4の一部と第2の誘電体基
板の表面に設けた反射体2が短絡するのを防ぐために、
第1及び第2の各誘電体基板の間に絶縁板を介在させる
等の手段を講じ、又、第1ないし第3の誘電体基板の各
間に適当な間隔を持たせる必要のある場合にも適当な厚
さを有する絶縁板を介在させて本発明アンテナを形成す
ることができる。ガラス布基材フッ素樹脂銅張積層板の
代りに通常の誘電体板を用い、その表面又は裏面に蒸着
等の手法によって所要箇所に所要形状の金属皮膜を付着
させて本発明アンテナを形成することも可能である。図
2(a)は、本発明の他の実施例の要部を示す平面図、
図2(b)は、図2(a)におけるX軸を含み、紙面に
垂直な面から紙面に向かって上側を見た断面図である。
尚、図2における直角座標軸のとり方は、図1と同様で
ある。図2において、51及び52は無給電素子、61及び62
は間隙で、これらの無給電素子51、52及び間隙61、6
2は、励振素子1の中心を中心とする円周上に配設さ
れ、間隙61及び62は前記中心に対して対称の2点に設け
られ、放射波長に比し十分に狭い間隙に形成してある。
他の符号及び構成は、図1に示したものと全く同様であ
る。
【0009】図1及び図2に示した何れの実施例におい
ても、同軸接栓3に加えられた高周波電力は、給電線4
を介して励振素子1に入力され、励振素子1に高周波電
流が分布し、この分布電流によって無給電素子5(図1
の場合)又は51及び52(図2の場合)に誘導電流が生ず
る。図3は、図1及び図2に示した各実施例における励
振素子1の円周長を放射波の1波長に、励振素子1を含
む面と反射体2との間隔を0.0667波長に、間隙6の長さ
を含む無給電素子5の円周長(図1の場合)又は間隙61
及び62の各長さを含む無給電素子51及び52の円周長(図
2の場合)を1.25波長に、励振素子1及び無給電素子5
又は51、52を形成する線の外径を0.025 波長に、それぞ
れ選定し、X軸から反時計方向に測った無給電素子5の
間隙6の中心までの角度(図1の場合)又は無給電素子
51及び52の間隙62の中心までの角度(図2の場合)φP
を変化させながら、Z軸方向の測定点における偏波特性
の実測値を軸比で示したもので、横軸はX軸から反時計
方向に測った無給電素子5(又は51及び52)の間隙6
(又は62)の中心までの角度φP (deg) 、縦軸は軸比(d
B)、白丸は図1に示した実施例の実測値、黒丸は図2に
示した実施例の実測値である。図から明らかなように、
図1及び図2に示した何れの実施例においても、X軸と
無給電素子5(又は51及び52)における間隙6(又は
62)の中心との角度φPを変化させた場合、良好な軸比
が現れる角度φP が存在し、直線偏波が円偏波に変換さ
れる。
【0010】図4は、励振素子1の円周長、励振素子1
を含む面と反射体2との間隔、間隙6(又は61及び62
を含む無給電素子5(又は51及び52)の円周長、励振素
子1及び無給電素子5又は51、52を形成する線の外径の
各寸法を、図3について説明した偏波測定の場合と同様
に選定すると共に、励振素子1の給電点と無給電素子の
間隙6又は62の中心との角度φP を、軸比が最適となる
ように調整した際における利得及び軸比の周波数特性の
実測値を示すもので、横軸は設計周波数fOに対する比周
波数、fOは設計波長λO に対応する周波数、縦軸は軸比
(dB)及び利得(dB)、白丸は図1に示した実施例の実測
値、黒丸は図2に示した実施例の実測値、ほぼV字型の
曲線は軸比の周波数特性を示し、ほぼ直線に近い曲線は
利得の周波数特性を示す。図5は、図1に示した実施例
における励振素子1の円周長、励振素子1を含む面と反
射体2との間隔、間隙6を含む無給電素子5の円周長、
励振素子1及び無給電素子5を形成する線の外径の各寸
法を、図3について説明した偏波測定の場合と同様に選
定すると共に、軸比が最適となるように、励振素子1の
給電点と無給電素子の間隙6の中心との角度φP を調整
した際における励振素子1上における電流の位相推移を
観測した結果を示すもので、横軸は図1における励振素
子1のa点、即ち、給電点を始点として反時計方向に測
った励振素子1の導体長で、a、b、c及びd点は、図
1におけるa、b、c及びd点に対応する。又、縦軸は
位相(deg) で、図中における実線は励振素子1上におけ
る位相推移を、破線は自由空間における位相推移を、そ
れぞれ示す。図1に示したアンテナにおいて無給電素子
5を配設していないと仮定した場合における励振素子1
上における電流の位相推移は、導体長の変化に対して、
ほとんど変化しない領域と比較的大きく変化する領域と
からなり、全体として、階段状の形態となる。この形態
は励振素子1上の電流分布が定在波分布である場合に現
われる特性で、直線偏波が放射されること周知のとおり
である。然しながら、図1に示した本発明アンテナのよ
うに、間隙6を有する無給電素子5を配設し、励振素子
1の給電点aと無給電素子5の間隙6の中心との角度φ
P を適当に調整すると、無給電素子5は摂動素子として
動作するため、励振素子1に進行波電流が流れて導体長
の変化に対する位相推移が傾斜を有する特性となる。
特に、図5に示すように、励振素子1における電流の位
相推移の傾斜と自由空間における位相推移の傾斜とが、
ほぼ一致するような場合には良好な円偏波放射が行われ
る。
【0011】図6は、図2に示した実施例における励振
素子1の円周長、励振素子1を含む面と反射体2との間
隔、間隙61及び62を含む無給電素子51及び52の円周長、
励振素子1及び無給電素子51、52を形成する線の外径の
各寸法を、図3について説明した偏波測定の場合と同様
に選定すると共に、軸比が最適となるように、励振素子
1の給電点と無給電素子の間隙62の中心との角度φP
調整した際における励振素子1上における電流の位相推
移を観測した結果を示すもので、横軸は図2における励
振素子1のa点、即ち、給電点を始点として反時計方向
に測った励振素子1の導体長で、a、b、c及びd点
は、図2におけるa、b、c及びd点に対応する。又、
縦軸は位相(deg) で、図中における実線は励振素子1上
における位相推移を、破線は自由空間における位相推移
を、それぞれ示す。図1に示したアンテナの場合と同様
に、図2に示したアンテナにおいても無給電素子51及び
52を配設していないと仮定した場合における励振素子1
上における電流の位相推移は、導体長の変化に対して、
ほとんど変化しない領域と比較的大きく変化する領域と
からなり、全体として、階段状の形態となり、この形態
は励振素子1上の電流分布が定在波分布である場合に現
われる特性で、直線偏波が放射されること前述のとおり
である。図2に示した本発明アンテナの場合にも図示の
ように、間隙61及び62を有する無給電素子51及び52を配
設し、励振素子1の給電点aと無給電素子51及び52の間
隙62の中心との角度φP を適当に調整すると、無給電素
子51及び52は摂動素子として動作し、励振素子1に進行
波電流が流れて導体長の変化に対する位相推移が傾斜を
有する特性となり、特に、図6に示すように、励振素子
1における電流の位相推移の傾斜と自由空間における位
相推移の傾斜とが、ほぼ一致するような場合には良好な
円偏波放射が行われる。尚、図1における励振素子1の
給電点aと無給電素子5における間隙6の中心との間の
角度φP が、ほぼ+45°(又はほぼ− 135°)の場合、
励振素子1上における電流の位相が図5に示すように、
励振素子1上のd点、c点、b点及びa点の順に遅れて
左旋円偏波が放射される。角度φP が、ほぼ−45°(又
はほぼ+ 135°)の場合には、図1におけるd点をb点
に、b点をd点に置き換え、励振素子1の長さを給電点
aを始点として時計方向に計るものとすると、励振素子
1上における電流の位相は、置き換えたd点(図1にお
けるb点)、c点、置き換えたb点(図1におけるd
点)及びa点の順に遅れて右旋円偏波が放射される。図
2に示した実施例においても上記の関係、即ち、角度φ
P と放射円偏波の旋回方向の関係は、図1に示した実施
例の場合とほぼ同様である。
【0012】図7は、図1に示した実施例における励振
素子1の円周長、励振素子1を含む面と反射体2との間
隔、間隙6を含む無給電素子5の円周長、励振素子1及
び無給電素子5を形成する線の外径の各寸法を、図3に
ついて説明した偏波測定の場合と同様に選定すると共
に、軸比が最適となるように、励振素子1の給電点aと
無給電素子5の間隙6の中心との角度φP を調整して、
励振素子1上における位相推移を図5に示した状態にし
た場合における指向性を示すもので、図7(a)は、X
−Z面の指向性を、図7(b)は、Y−Z面の指向性
を、それぞれ示すもので、θはZ軸からの傾斜角であ
る。図8は、図2に示した実施例における励振素子1の
円周長、励振素子1を含む面と反射体2との間隔、間隙
61及び62を含む無給電素子51及び52の円周長、励振素子
1及び無給電素子51、52を形成する線の外径の各寸法
を、図3について説明した偏波測定の場合と同様に選定
すると共に、軸比が最適となるように、励振素子1の給
電点aと無給電素子51及び52の間隙62の中心との角度φ
P を調整して、励振素子1上における位相推移を図6に
示した状態にした場合における指向性を示すもので、図
8(a)は、X−Z面の指向性を、図8(b)は、Y−
Z面の指向性を、それぞれ示すもので、θはZ軸からの
傾斜角である。図7及び図8に示した何れの指向性にお
いても、Z軸方向に最大放射を有し、図7(a)と図7
(b)における各ビ−ム幅がほぼ等しく、図8(a)と
図8(b)における各ビ−ム幅もまたほぼ等しいから、
図1及び図2に示した何れのアンテナも単独で使用して
優れたものであり、平面アレ−アンテナの構成素子とし
ても優れたアンテナということができる。本発明アンテ
ナは、無給電素子5又は51及び52を省いた状態において
も図7又は図8に示した指向性と同様の指向性を呈する
ので、指向性に影響を与えることなく、偏波のみを制御
しようとする場合等に好適である。例えば、レ−ダにお
いては、降雨に際して、大気中の雨滴からの反射妨害波
と、物標からの反射波とを識別するための最も効果的な
方法として円偏波を放射する方法が用いられている。こ
の方法における識別原理は、雨滴のような球体からの反
射円偏波の旋回方向は、放射円偏波の旋回方向と逆向き
となるに対して、複雑な形状を有し、種々の材質から成
る物標からの反射波は、楕円偏波となることを利用して
反射妨害波と物標からの反射波とを識別するものであ
る。本発明アンテナにおける励振素子1でレ−ダアンテ
ナを形成して、常時は直線偏波を放射し、降雨時には無
給電素子5又は51、52を取り付けて円偏波を放射するよ
うにすると、直線偏波による利点、即ち、物標からの反
射波のレベルが高く、遠距離の探索が可能なことと、円
偏波による利点、即ち、降雨時における反射妨害波と物
標からの反射波との識別が可能となることの両利点を備
えさせることができる。
【0013】図9(a)は、本発明の他の実施例の要部
を示す平面図、図9(b)は、図9(a)におけるX軸
を含み、紙面に垂直な面から紙面に向かって上側を見た
断面図である。尚、図9における直角座標軸のとり方
は、図1と同様である。本実施例は、励振素子1及び無
給電素子5の輪郭形状を正方形に形成した点が図1に示
した実施例と異なるのみで、他の符号、構成及び作用は
図1に示した実施例とほぼ同様である。図10(a)も
また本発明の他の実施例の要部を示す平面図、図10
(b)は、図10(a)におけるX軸を含み、紙面に垂
直な面から紙面に向かって上側を見た断面図である。
尚、図10における直角座標軸のとり方は、図1と同様
である。本実施例は、励振素子1及び無給電素子51及び
52の輪郭形状を正方形に形成した点が図2に示した実施
例と異なるのみで、他の符号、構成及び作用は図1に示
した実施例とほぼ同様である。尚、図1、図2、図9及
び図10に示した各実施例において、無給電素子5又は
51及び52を誘電体板に設けているような場合には、軸比
を調整するために、励振素子1の給電点と無給電素子5
又は51及び52における間隙6又は62の中心との間の角度
φP を変化させるに当たって、無給電素子5又は51及び
52を設けた誘電体板を、無給電素子5又は51及び52の中
心の周りに回転させ得るように構成することによって、
容易に目的を達することができる。
【0014】図11(a)及び図11(b)は、図1に
示した本発明アンテナを素子アンテナとして矩形平面ア
レ−アンテナを構成した一例を示す正面図で、複数個の
素子アンテナにおける各励振素子を同一平面上に配設
し、各無給電素子を、励振素子の配設平面の前面におけ
る同一平面に配設し、各素子アンテナにおける励振素子
及び無給電素子の共通中心の位置間隔を縦横方向に等し
く保つと共に、各素子アンテナの給電点の位置、無給電
素子における間隙の位置等がすべて同じ位置にあるよう
に形成してある。図11(a)に示したアレ−アンテナ
は、紙面から手前に右旋円偏波を放射し、図11(b)
に示したアレ−アンテナは、紙面から手前に左旋円偏波
を放射する。図11には、図1に示した本発明アンテナ
を素子アンテナとしてアレ−アンテナを形成した場合を
例示したが、図2、図9及び図10に各示した本発明ア
ンテナの何れかを素子アンテナとし、素子アンテナの相
互関係及び励振素子と無給電素子の配設関係等を図11
について説明した関係と同様にすることによって、矩形
平面アレ−アンテナを形成することができる。図1、図
2、図9及び図10に各示した本発明アンテナを素子ア
ンテナとし、各素子アンテナの配設関係、各素子アンテ
ナにおける励振素子及び無給電素子の配設関係を前記の
ように定めると共に、各励振素子を配設した誘電体板の
中心軸と、各無給電素子を配設した誘電体板の中心軸と
を一致させ、各励振素子を配設した誘電体板の中心軸の
周りに、各無給電素子を配設した誘電体板を回転自在及
び取り外し自在に取り付けると、各無給電素子を配設し
た誘電体板を90°回転させることによって、各励振素子
の給電点と各無給電素子の間隙の相互関係を、図11
(a)の状態から図11(b)の状態に、逆に図11
(b)の状態から図11(a)の状態に変化させて、右
旋円偏波と左旋円偏波の変換を容易迅速に行うことがで
き、又、各無給電素子を配設した誘電体板を取り除くこ
とによって、各素子アンテナの偏波を直線偏波に変更す
ることができる。各無給電素子をアンテナのレド−ムの
内表面に設けるようにすれば、アンテナの姿勢を高める
ことなくレド−ムの取り付けが可能である。
【0015】以上は、励振素子及び無給電素子を円形又
は正方形に形成した場合について説明したが、両素子を
円形又は正方形に類似の形状、例えば楕円形又は長方形
或は折れ線で円形又は楕円形に類似させた形状、即ち、
任意の多角形等に形成して本発明を実施することができ
る。又、以上は、本発明アンテナの作動説明の便宜上、
励振素子及び無給電素子の各輪郭形状が相似形で、両素
子の中心が一致し、励振素子が含まれる平面と無給電素
子が含まれる平面とが平行である場合について説明した
が、励振素子と無給電素子の各輪郭形状が相似形ではな
い場合、両素子の中心が一致しない場合、又は、励振素
子が含まれる平面と無給電素子が含まれる平面とが平行
でない場合等の何れの場合にも本発明を実施することが
できる。
【0016】
【発明の効果】本発明アンテナは、構成が極めて簡潔
で、重量が極めて軽く、姿勢も低く構成し得るから、移
動通信における移動局アンテナのように姿勢の高さが制
限されるアンテナとして好適なばかりでなく、従来のよ
うに大型で重量の大なる偏波変換器を回転させて円偏波
の制御を行うものに較べて、本発明アンテナにおいても
回転操作によって円偏波の制御を行うことは従来と同様
であるが、回転対象である無給電素子は比較的小型で重
量も軽いから円偏波の制御は極めて容易で、又、構成部
品の共通化によるコストの大幅な低減が可能であるか
ら、地域によって右旋円偏波と左旋円偏波のように偏波
の異なる衛星放送の受信用アンテナとして使用可能であ
り、更にレ−ダ用アンテナとしても好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】本発明アンテナの作動説明のための図である。
【図4】本発明アンテナの作動説明のための図である。
【図5】本発明アンテナの作動説明のための図である。
【図6】本発明アンテナの作動説明のための図である。
【図7】本発明アンテナの指向性を示す図である。
【図8】本発明アンテナの指向性を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す図である。
【図11】本発明アンテナを用いて構成したアレ−アン
テナを示す図である。
【図12】従来の偏波変換器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 励振素子 2 反射体 3 入出力端子 4 給電線 5 無給電素子 6 間隙 51、52 無給電素子 61、62 間隙 121 〜1211 帯状導体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面状反射体の前面に設けたル−プ状励振
    素子と、 前記ル−プ状励振素子の一部に接続された給電線と、 前記ル−プ状励振素子の前面に、放射波長に比し十分狭
    い間隔を隔てて設けられ、一部に放射波長に比し十分狭
    い間隙を1個有する無給電素子とを備えたことを特徴と
    する偏波可変アンテナ。
  2. 【請求項2】ル−プ状励振素子の輪郭形状が、円形又は
    円形に類似の形状である請求項1に記載の偏波可変アン
    テナ。
  3. 【請求項3】無給電素子の輪郭形状が、円形又は円形に
    類似の形状である請求項1に記載の偏波可変アンテナ。
  4. 【請求項4】ル−プ状励振素子の輪郭形状が、正方形又
    は正方形に類似の形状である請求項1に記載の偏波可変
    アンテナ。
  5. 【請求項5】無給電素子の輪郭形状が、正方形又は正方
    形に類似の形状である請求項1に記載の偏波可変アンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】平面状反射体の前面に設けたル−プ状励振
    素子と、 前記ル−プ状励振素子の一部に接続された給電線と、 前記ル−プ状励振素子の前面に、放射波長に比し十分狭
    い間隔を隔てて設けられ、中心に対して対称の2箇所に
    放射波長に比し十分狭い間隙を有する無給電素子とを備
    えたことを特徴とする偏波可変アンテナ。
  7. 【請求項7】ル−プ状励振素子の輪郭形状が、円形又は
    円形に類似の形状である請求項6に記載の偏波可変アン
    テナ。
  8. 【請求項8】無給電素子の輪郭形状が、円形又は円形に
    類似の形状である請求項6に記載の偏波可変アンテナ。
  9. 【請求項9】ル−プ状励振素子の輪郭形状が、正方形又
    は正方形に類似の形状である請求項6に記載の偏波可変
    アンテナ。
  10. 【請求項10】無給電素子の輪郭形状が、正方形又は正
    方形に類似の形状である請求項6に記載の偏波可変アン
    テナ。
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