JP3477478B2 - 双指向性アンテナ - Google Patents

双指向性アンテナ

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JP3477478B2
JP3477478B2 JP05828894A JP5828894A JP3477478B2 JP 3477478 B2 JP3477478 B2 JP 3477478B2 JP 05828894 A JP05828894 A JP 05828894A JP 5828894 A JP5828894 A JP 5828894A JP 3477478 B2 JP3477478 B2 JP 3477478B2
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敬三 長
一 兎澤
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双指向性を有する簡易
なプリントアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンドファイヤ方向に指向性を有するア
ンテナとしては、八木アンテナがある。これは図5に示
すように励振素子に平行に無給電素子を複数並べた構造
であり、無給電素子列は導波器部分と反射器部分に分け
られる。反射器は通常1つの無給電素子からなり、励振
素子より長い素子で構成される。一方導波器は複数の素
子からなり、励振素子より短い素子で構成される。各素
子の間隔および長さを適当に選ぶことにより、導波器の
並ぶ方向に単一指向性を有するアンテナとできる。な
お、エンドファイヤ方向とはアンテナ素子の配列方向で
あり、これと直交する方向はブロードサイド方向と呼ば
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動通信で道路に沿う
ゾーンを構成する場合、基地局の両側をゾーンとする必
要があるので双指向性のアンテナが要求される。またビ
ル壁面等への設置を考えた場合、エンドファイヤ方向に
放射することが要求される。しかし八木アンテナは単一
指向性であり、双指向性が得られないという問題があっ
た。また、通信エリアを広くするためには基地局数が多
くなるので、アンテナには製作が容易でかつコストが安
いこともあわせて要求される。
【0004】本発明は上記問題を鑑み、エンドファイヤ
方向に双指向性を有し、アンテナおよび給電回路を一体
化して構成可能なアンテナを実現することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、1枚の誘電体基板と、該基板の両面
に設けられたT字型2分岐構成からなる給電導体に対し
て分岐毎に相互に逆相で給電する給電回路と、第1の分
岐に接続された第1のアンテナ部と、第2の分岐に接続
された第2のアンテナ部とを有し、第1のアンテナ部
は、第1の面に、第1の分岐から第1の向きに伸びるエ
レメントを有するダイポール構成の励振素子と、該励振
素子に平行に配列される少なくとも1つの無給電素子と
を有し、第2の面に、第1の分岐から、第1の向きと反
対の第2の向きに伸びるエレメントを有する励振素子を
有し、第2のアンテナ部は、第1の面に、第2の分岐か
ら、第1のアンテナ部における第1の向きと反対の第2
の向きに伸びるエレメントを有する励振素子と、該励振
素子に平行に配列される少なくとも1つの無給電素子と
を有し、第2の面に、第2の分岐から、第2の向きと反
対の第1の向きに伸びるエレメントを有する励振素子を
有する双指向性アンテナにある。
【0006】また、本発明の特徴は、1枚の誘電体基板
と、該基板に設けられたT字型2分岐構成からなる給電
導体に対して分岐毎に相互に逆相で給電する給電回路
と、第1の分岐に接続された第1のアンテナ部と、第2
の分岐に接続された第2のアンテナ部とを有し、第1の
アンテナ部は、第1の分岐から第1の向きに伸びるエレ
メントを有するダイポール構成の励振素子と、該励振素
子に平行に配列される少なくとも1つの無給電素子とを
有し、第2のアンテナ部は、第2の分岐から、第1のア
ンテナ部における第1の向きと反対の第2の向きに伸び
るエレメントを有する励振素子と、該励振素子に平行に
配列される少なくとも1つの無給電素子とを有してお
り、第1のアンテナ部と第2のアンテナ部のエンドファ
イヤ方向が相互に一致し、指向性の方向が相互に逆とな
るように構成されている双指向性アンテナにある。
【0007】
【作用】本発明は、一枚の誘電体基板上に構成されるア
ンテナにおいて、素子の半分が基板の表にプリントさ
れ、残り半分が基板の裏面にプリントされたダイポール
構成の1つの励振素子と、励振素子に平行にプリントさ
れた少なくとも一つの無給電素子からなるアンテナ部
と、同一基板上に、無給電素子が配列されている方向が
相対する方向になるように配置されたもう一つの該アン
テナ部を具備し、各々の励振素子をプリント回路で構成
した給電線に接続し、逆相で給電する。
【0008】誘電体基板上にプリントした無給電素子
は、八木アンテナと同様に無給電素子の長さと間隔を適
当に選ぶことにより導波器として動作させることができ
る。また本発明では、八木アンテナにおける反射器を配
置せず、励振素子へ平面回路を用いてアンテナと同一平
面上で直接給電できる構成となっている。また、励振素
子と無給電素子からなるアンテナ部を相対する方向に配
置しているため、利得を上げるために無給電素子の数を
増やしても、給電回路は同様の簡易な構成とできる。
【0009】本発明では逆相で給電することにより、ブ
ロードサイド方向の放射をなくすことができ、エンドフ
ァイヤ方向に双方向の指向性が実現できる。
【0010】
【実施例】図1(AおよびB)は本発明の1実施例を示
し、共通の誘電体によるプリント基板3の上に、第1の
アンテナ部Aと第2のアンテナ部Bがもうけられ、各ア
ンテナ部は共通の給電回路4からT分岐4c,4dを介
して給電される。各アンテナ部は1/2波長ダイポール
構成で相互に反対側にのびるエレメント(腕)1a,1
bからなる励振素子1と、励振素子よりやや短く、励振
素子と平行に配列され導波器として作用する複数の無給
電素子2とを有する。この例では各アンテナ部における
励振素子1と無給電素子2の合計数は8素子である。給
電回路4は両アンテナ部の励振素子1のほぼ中心に配置
される。
【0011】各アンテナ部において、励振素子1の一方
のエレメント(腕)1aと無給電素子2はプリント基板
3の表側にもうけられ、他方のエレメント(腕)1bは
基板3の裏側にもうけられる。
【0012】給電回路4は同軸線路により給電され、そ
の中心導体は基板の表面にもうけられる線路4aおよび
T分岐4cおよび線路4eを介して、励振導体1の表側
のエレメント1aに結合する。同軸線路の外部導体は基
板の裏側にもうけられる地板4bおよび線路4fを介し
て励振導体1の裏側のエレメント1bに結合する。線路
4a,4c,4dは地板4bによりマイクロストリップ
線路を構成し、線路4e,4fおよび線路4g,4hは
平衡線路を構成している。平衡線路部の長さは、平衡不
平衡変換を行うため、誘電体中の波長で4分の1波長と
している。
【0013】各アンテナ部において、同相で給電される
エレメント(腕)1a(または1b)は図示のごとく相
互に反対方向にのびている。
【0014】上記構成により2つのアンテナ部は相互に
逆相で給電される。
【0015】図2に図1のアンテナのE面、およびH面
の放射指向性を示す。相対するアンテナ部を同相で給電
すると、図4に示すようにブロードサイド方向にも放射
を有し、利得が小さくなるが、本発明による図2の特性
ではエンドファイヤ方向に双指向性が実現されているこ
とがわかる。
【0016】なお、上記実施例では、2つのアンテナ部
の指向方向が180°の差をもつ例に記述したが、必ず
しも180°に限定されるものではなく各アンテナ部の
配置の方向により他の角度の双指向性をもたせることも
可能である。
【0017】また、各アンテナ部を共通の基板にもう
け、励振素子のエレメント(腕)を基板の表側と裏側に
配置する構造例を記述したが、本発明はこの構造に限定
されるものではなく、請求項1の記載を実現するいろい
ろな構造が可能である。
【0018】図3は本発明の別の一実施例を示す図であ
る。この例は図1のアンテナを縦に2段アレー化したも
のを一枚のプリント基板上に実現した例である。アレー
アンテナの給電点をアンテナの中心に配置することによ
り、簡易な給電回路でE面方向の指向性をさらに絞った
アンテナを実現できる。
【0019】
【発明の効果】一枚のプリント基板上に構成でき、エン
ドファイヤ方向に双指向性を有し、かつ給電構造が簡単
なプリントアンテナを実現した。本アンテナによりエン
ドファイヤ方向に双指向性を有し、構成が簡単で利得の
高いアンテナを簡易な給電回路構成で実現できる。また
一枚の基板上に実現できるため、製造コストを大きく下
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナの実施例を示す。
【図2】図1のアンテナの放射特性を示す。
【図3】本発明によるアンテナの別の実施例を示す。
【図4】同相給電プリント八木アレーアンテナの放射特
性を示す。
【図5】従来の技術によるアンテナを示す。
【符号の説明】
1 励振素子 2 無給電素子 3 プリント基板 4 給電回路 5 励振素子 6 無給電素子 7 導波器 8 反射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−272208(JP,A) 特開 昭62−91005(JP,A) 特開 昭56−129031(JP,A) 特開 昭60−214605(JP,A) 実開 平5−55610(JP,U) 実開 平5−93115(JP,U) 実開 平4−91408(JP,U) 実公 昭60−5620(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 19/30 H01Q 1/38 H01Q 21/28 H01Q 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の誘電体基板と、該基板の両面に設
    けられたT字型2分岐構成からなる給電導体に対して分
    岐毎に相互に逆相で給電する給電回路と、第1の分岐に
    接続された第1のアンテナ部と、第2の分岐に接続され
    た第2のアンテナ部とを有し、 前記第1のアンテナ部は、前記第1の面に、前記第1の
    分岐から第1の向きに伸びるエレメントを有するダイポ
    ール構成の励振素子と、該励振素子に平行に配列される
    少なくとも1つの無給電素子とを有し、前記第2の面
    に、前記第1の分岐から、前記第1の向きと反対の第2
    の向きに伸びるエレメントを有する励振素子を有し、 前記第2のアンテナ部は、前記第1の面に、前記第2の
    分岐から、前記第1のアンテナ部における前記第1の向
    きと反対の第2の向きに伸びるエレメントを有する励振
    素子と、該励振素子に平行に配列される少なくとも1つ
    の無給電素子とを有し、前記第2の面に、前記第2の分
    岐から、前記第2の向きと反対の第1の向きに伸びるエ
    レメントを有する励振素子を有することを特徴とする双
    指向性アンテナ。
  2. 【請求項2】 1枚の誘電体基板と、該基板に設けられ
    たT字型2分岐構成からなる給電導体に対して分岐毎に
    相互に逆相で給電する給電回路と、第1の分岐に接続さ
    れた第1のアンテナ部と、第2の分岐に接続された第2
    のアンテナ部とを有し、 前記第1のアンテナ部は、前記第1の分岐から第1の向
    きに伸びるエレメントを有するダイポール構成の励振素
    子と、該励振素子に平行に配列される少なくとも1つの
    無給電素子とを有し、 前記第2のアンテナ部は、前記第2の分岐から、前記第
    1のアンテナ部における前記第1の向きと反対の第2の
    向きに伸びるエレメントを有する励振素子と、該励振素
    子に平行に配列される少なくとも1つの無給電素子とを
    有しており、 前記第1のアンテナ部と前記第2のアンテナ部のエンド
    ファイヤ方向が相互に一致し、指向性の方向が相互に逆
    となるように構成されていることを特徴とする双指向性
    アンテナ。
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