JP2009188737A - 平面アンテナ - Google Patents

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静憲 藤田
Takeshi Tanaka
健 田中
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Abstract

【課題】小形化を図りながら水平偏波無指向性とすることができ、電波遮蔽空間における再送信アンテナとして使用できる平面アンテナを提供する。
【解決手段】導体板21上の対向する2つの角部に(+)給電素子31a及び(−)給電素子31bからなる第1のL形ダイポールアンテナ30と、(+)給電素子41a及び(−)給電素子41bからなる第2のL形ダイポールアンテナ40を対称に配置する。上記第1のL形ダイポールアンテナ30と第2のL形ダイポールアンテナ40との間隙部分に無給電素子51a、51bを配置し、素子先端部分を電磁結合させる。また、導体板21の下面中央部に同軸コネクタ22を設け、2分配器23を介してL形ダイポールアンテナ30、40に給電する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばビルの屋内、地下街、地下鉄構内などの電波遮蔽空間において、移動通信や放送などのサービスを行うための平面アンテナに関する。
従来、例えば地下街、地下鉄構内、デパートの屋内などの電波遮蔽空間において、移動通信やテレビ放送などのサービスを行う際には、見通しの良い天井などを選定してアンテナを設置している(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記のように天井等に設置して使用する水平偏波無指向性アンテナとして、同心円上に複数個のダイポールアンテナを配置してなるアンテナがある。このアンテナは、水平偏波無指向性とすることができるが、ダイポールアンテナの一辺が約λ/2(λは使用周波数における波長)になるためにアンテナが大きくなってしまうという問題がある。
上記の問題を解決するため、従来では図15に示すように半波長ダイポールアンテナを直角に折り曲げた2個のV形アンテナ11、12をループ状に組み合わせて構成した平面アンテナ10が考えられている。この平面アンテナ10は、V形アンテナ11、12の中央の給電点Fから給電し、矢印で示すようにループ上を同一方向に電流が同位相で流れるようにしたもので、側方の長さLが約0.34λとなり、小形化することができる。
図16は上記平面アンテナ10のxz面の放射指向性を示したもので、双峰性のビームを形成する。
図17は上記平面アンテナ10において、図16の最大放射方向(θ=75°)のxy面の指向性を示している。このxy面の指向性は、指向性偏差が約7dBで大きい。
特開平9−93011号公報
上記従来の平面アンテナ10は、同心円上に複数個のダイポールアンテナを配置したアンテナに比較して小形化を図ることができるが、xy面の指向性偏差が大きく偏った指向性になることから、通信領域を確保するためにアンテナの方向調整が必要になると共に、調整を行っても所定の通信領域を確保できない場合もある。
また、例えば細長い地下街やトンネル等においては細長い通信領域が要求されるが、従来の平面アンテナでは指向性を調整することができず、所望の通信領域に指向性を対応させることができないという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、小形化を図りながら水平偏波無指向性とすることができ、電波遮蔽空間における再送信アンテナとして使用できる平面アンテナを提供することを目的とする。
また、本発明は、指向性を調整して細長い通信領域に対応させることが可能な平面アンテナを提供することを目的とする。
第1の発明に係る平面アンテナは、同一平面において対称に配置した第1のL形ダイポールアンテナ及び第2のL形ダイポールアンテナと、前記第1のL形ダイポールアンテナと第2のL形ダイポールアンテナとの間隙部分に配置され、該第1及び第2のL形ダイポールアンテナに電磁結合させてなる第1及び第2の無給電素子と、前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナに給電する給電手段とを具備することを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係る平面アンテナにおいて、所望の放射特性となるように前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナと第1及び第2の無給電素子との電磁結合量を設定することを特徴とする。
第3の発明は、第1のL形ダイポールアンテナ及び第2のL形ダイポールアンテナを同一平面において対称に配置し、該第1及び第2のL形ダイポールアンテナ間隙部分に第1及び第2の無給電素子を配置してなるVHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナと、前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナの内側中央部分に配置されるUHF帯垂直偏波水平面無指向性アンテナとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、小形化を図りながら水平面無指向性あるいはビーム状の指向性を持たせることができ、例えば地下街、地下鉄構内、デパートの屋内などの電波遮蔽空間における再送信アンテナとして使用することができる。
また、VHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナ及びUHF帯垂直偏波水平面無指向性アンテナを備えた複合アンテナとすることにより、VHF帯及びUHF帯の周波数帯域に利用でき、小形化を図りながら非常に広帯域とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る平面アンテナ20Aの構成を示す斜視図で、図2は図1におけるA矢視側面図である。この第1実施形態に係る平面アンテナ20Aは、VHFの周波数帯で使用されるアンテナを例として示している。
図1及び図2において、21は各辺の長さL1が約500mmの導体板で、この導体板21の下面中央部に同軸コネクタ22が設けられると共に、上面中央部に2分配器23が設けられる。この2分配器23は、基板24上にストリップ線路により2分配回路(図示せず)が形成されている。上記同軸コネクタ22は、外導体が導体板21に接続され、中心導体が導体板21に設けられた透孔内を挿通して2分配器23に接続される。
また、上記導体板21の上面には、対向する2つの角部に第1のL形ダイポールアンテナ30及び第2のL形ダイポールアンテナ40が対称に配置される。上記第1のL形ダイポールアンテナ30は、(+)(プラス)給電素子31a、(−)(マイナス)給電素子31bからなり、それぞれ誘電体からなるスペーサ32a〜32dによって所定の高さH1に保持される。上記(+)給電素子31a及び(−)給電素子31bの近接する端部には、給電点33a、33bが設けられる。
第2のL形ダイポールアンテナ40は、(+)給電素子41a、(−)給電素子41bからなり、それぞれ誘電体からなるスペーサ42a〜42dによって所定の高さH1に保持される。上記(+)給電素子41a及び(−)給電素子41bの近接する端部には、給電点43a、43bが設けられる。
上記L形ダイポールアンテナ30、40の寸法は、例えば次のように設定される。
L形ダイポールアンテナ30、40の各素子の長さL2は約280mm、素子幅W1は約50mm、高さH1は約40mmに設定される。
そして、送信機から給電ケーブルを介して同軸コネクタ22に給電された信号は、2分配器23で2分配され、図示しないがそれぞれ給電線路及びバラン(balun:平衡変換器)を介して第1のL形ダイポールアンテナ30の給電点33a、33b、及び第2のL形ダイポールアンテナ40の給電点43a、43bに給電される。この場合、2分配器23で2分配された信号の(+)側は、第1のL形ダイポールアンテナ30の(+)給電素子31a、第2のL形ダイポールアンテナ40の(+)給電素子41aに給電され、2分配器23で2分配された信号の(−)側は、第1のL形ダイポールアンテナ30の(−)給電素子31b、第2のL形ダイポールアンテナ40の(−)給電素子41bに給電される。なお、(+)、(−)の給電極性は、逆にしても良い。
また、導体板21の上面には、第1のL形ダイポールアンテナ30と第2のL形ダイポールアンテナ40との間隙、すなわちL形ダイポールアンテナ30、40間に位置する角部に例えばL形に形成された第1の無給電素子51a及び第2の無給電素子51bが設けられ、誘電体からなるスペーサ52a、52b、53a、53bによって所定の高さH2に保持される。この場合、無給電素子51a、51bは、L形ダイポールアンテナ30、40とは異なる高さ、例えばL形ダイポールアンテナ30、40より高い位置に設けられる。また、無給電素子51a、51bは、両先端部がL形ダイポールアンテナ30、40の素子先端とそれぞれ所定幅dだけ重なり、電磁結合するように設けられる。
上記無給電素子51a、51bは、例えば側部の長さL3が約205mm、素子幅W2が給電素子と同じ約50mm、高さH2が約45mmに設定される。また、L形ダイポールアンテナ30、40と無給電素子51a、51bとの交差部分の幅dは、約10mmに設定される。
上記のように第1のL形ダイポールアンテナ30と第2のL形ダイポールアンテナ40を対称に配置して、給電素子極性を(+)(−)(+)(−)となるようにループを構成し、第1のL形ダイポールアンテナ30と第2のL形ダイポールアンテナ40との間隙に第1の無給電素子51a及び第2の無給電素子51bをそれぞれ配置して平面アンテナ20Aを構成することにより、図3に示すVSWR特性、図4及び図5に示す放射指向性が得られる。
図3は上記平面アンテナ20AのVSWR特性を示し、約180〜240MHzの周波数範囲でVSWRが「3.0」以下となっている。
図4は上記平面アンテナ20Aのxz面の放射指向性、図5は図4における最大放射方向θ=60°のxy面指向性である。図5のxy面における指向性の偏差は0.5dB以下であり、偏差の少ない指向性が得られる。
また、図6は上記平面アンテナ20Aにおいて、L形ダイポールアンテナ30、40と無給電素子51a、51bとの間の電磁結合量を少なくした場合の最大放射方向θ=60°のxy面指向性であり、指向性偏差3dBのビームを形成した場合の特性例を示している。
上記のようにL形ダイポールアンテナ30、40と無給電素子51a、51bとの間の電磁結合量を調整することにより、上記図6に示したようにxy面指向性を調整することが可能である。
上記L形ダイポールアンテナ30、40と無給電素子51a、51bとの間の電磁結合量は、例えば図7(a)〜(c)にようにして調整することができる。
図7は第2のL形ダイポールアンテナ40の(+)給電素子41aと無給電素子51aとの間の電磁結合量を調整する場合の例を示したもので、同図(a)(b)は無給電素子51aの長さを変えることにより、(+)給電素子41aと無給電素子51aとの交差部分の幅dを変えて電磁結合量を調整している。(+)給電素子41aと無給電素子51aの交差部分の幅dを図7(a)に示す状態に設定したときに図5に示すxy面における指向性が得られたものとすると、同図(b)に示すように第1の無給電素子51aの長さを短くして交差部分の幅dを少なくすると、電磁結合量が減少して図6に示したように指向性偏差3dBのビームを形成することができる。
また、図7(c)は(+)給電素子41aと無給電素子51aとの間隔hによって電磁結合量を調整する場合の例を示したものである。図7(c)に示すように(+)給電素子41aと無給電素子51aとの間隔hを同図(a)の場合より広くすると電磁結合量が少なくなり、図6に示したように指向性偏差3dBのビームを形成することができる。
上記のようにL形ダイポールアンテナ30、40と無給電素子51a、51bとの電磁結合量によって指向性を調整でき、水平面の指向性を無指向性あるいはビーム状とすることができる。従って、例えば細長い地下街やトンネル等において細長い通信領域が要求される場合には、ビーム状の指向性が得られるように調整し、領域の長い方向に強い電波を放射させ、短い方向に弱い電波を放射させることができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係る平面アンテナについて説明する。
図8は本発明の第2実施形態に係る平面アンテナ20Bの構成を示す斜視図である。この第2実施形態に係る平面アンテナ20Bは、上記第1実施形態における無給電素子51a、51bを第1のL形ダイポールアンテナ30及び第2のL形ダイポールアンテナ40の内側に位置するように設け、無給電素子51a、51bをL形ダイポールアンテナ30、40と同じ高さに保持するように構成したものである。その他の構成は、第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第2実施形態に係る平面アンテナ20Bにおいても、第1実施形態に係る平面アンテナ20Aと同様の特性を得ることができる。
また、第1実施形態と同様に無給電素子51a、51bの長さによってL形ダイポールアンテナ30、40との電磁結合量を調整し、指向性を調整することが可能である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態に係る平面アンテナについて説明する。
図9は本発明の第3実施形態に係る平面アンテナ20Cの構成を示す斜視図である。この第3実施形態に係る平面アンテナ20Cは、上記第1実施形態において、第1のL形ダイポールアンテナ30、第2のL形ダイポールアンテナ40及び無給電素子51a、51bを円形に形成した場合の例を示したものである。その他の構成は、第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第3実施形態に係る平面アンテナ20Cにおいても、第1実施形態に係る平面アンテナ20Aと同様の特性を得ることができる。
また、第1実施形態と同様に無給電素子51a、51bの長さ、あるいは無給電素子51a、51bとL形ダイポールアンテナ30、40の間隔によって電磁結合量を調整し、指向性を調整することが可能である。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態に係る平面アンテナについて説明する。
図10は本発明の第4実施形態に係る平面アンテナ20Dの構成を示す斜視図である。図11(a)はUHF帯の垂直偏波水平面無指向性アンテナ部分の詳細な構成を示す平面図、同図(b)は同アンテナの給電部分の構成を示す斜視図である。
この第4実施形態に係る平面アンテナ20Dは、図10に示すように外側にVHF帯の水平偏波水平面無指向性アンテナ61を配置し、内側中央部にUHF帯の垂直偏波水平面無指向性アンテナ62を配置して構成した複合アンテナである。
上記水平偏波水平面無指向性アンテナ61は、第1実施形態に係る平面アンテナ20Aを使用したもので、各部の寸法も第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、この実施形態では、導体板21の上面中央部に垂直偏波水平面無指向性アンテナ62を配置しているので、第1実施形態で示した2分配器23は、図示しないが導体板21上の他の空き領域に配置し、また、同軸コネクタ22も2分配器23に対応した位置となるように中心位置からずらして配置する。
一方、垂直偏波水平面無指向性アンテナ62としては、円板状のアンテナ素子71を使用している。このアンテナ素子71は、例えばアルミニウム等の金属板を用いて円板状に形成され、導体板21の上面中央部に複数例えば4個のスペーサ72a〜72dにより無給電素子51a、51bと同じ高さ、この場合の例では約45mmに保持される。
上記アンテナ素子71は、図11に詳細を示すように直径W11が約0.38λ(λは使用周波数帯における最低周波数の波長)の大きさに設定され、例えば扇状の4つの切欠き73a〜73dによって中心部を基準とする4つの放射素子74a〜74dが設けられる。すなわち、アンテナ素子71は、4つの切欠き73a〜73dを設けることによって、中心部を基準とした4つの放射素子74a〜74dを等角度で放射状に形成すると共に外周縁に沿ってリング形素子75を形成し、中心部すなわち放射素子74a〜74dの始端側を給電点76としている。上記4つの放射素子74a〜74dは、例えば導体板21の四隅方向に一致するように設けられる。
上記のように4本の放射素子74a〜74dを等角度で形成した場合、各素子の配置角度は90°となり、十字形状となる。上記放射素子74a〜74dの幅W12は約0.055λに設定され、リング形素子75の幅W13は放射素子74a〜74dの幅W12と略同じ値に設定される。
また、上記リング形素子75の外側には、放射素子74a〜74dの延長線上において、短絡素子としてショート板(スタブ)77a〜77dが導体板21との間に設けられる。
そして、上記放射素子74a〜74dの給電点76には、図10(b)に示すように給電用同軸コネクタ(図示せず)の中心導体81により給電される。上記給電用同軸コネクタは、導体板21の下面中央部に設けられ、その中心導体81が導体板21の中央部に設けられた透孔内を挿通して上記放射素子74a〜74dの給電点76に接続される。
また、導体板21の上面には、同軸コネクタの中心導体81を中心として、その同心円上に1個以上例えば4個の整合用無給電素子82a〜82dがほぼ等間隔に設けられる。
上記無給電素子82a〜82dは、例えば金属板を使用して上部を外側方向、すなわち、中心導体81とは反対方向に約90°折り返して逆L字状に形成したもので、折返し部83a〜83dを備えている。上記無給電素子82a〜82dの高さは、上端部すなわち折返し部83a〜83dが放射素子74a〜74dの下面近傍に位置するように設定される。上記無給電素子82a〜82dは、同心円上であれば回転した位置に設置しても問題はなく、任意の位置に設置することができる。無給電素子82a〜82dは、その設置位置によって特性を微調整することが可能である。
上記のように構成された平面アンテナ20Dにおいて、VHF帯の水平偏波水平面無指向性アンテナ61は、第1実施形態で示したものと同じ特性、すなわち図3に示したVSWR特性が得られると共に、図4に示したxz面放射指向性及び図5に示したxy面放射指向性が得られる。
また、UHF帯の垂直偏波水平面無指向性アンテナ62は、図12ないし図14に示す特性が得られる。図12は垂直偏波水平面無指向性アンテナ62のVSWR特性を示したもので、約420MHz〜780MHzの周波数範囲でVSWRが約「3」以下となっている。
図13及び図14は、垂直偏波水平面無指向性アンテナ62の放射指向性を示したもので、図13は600MHzの周波数におけるxz面放射指向性、図14は600MHzの周波数におけるxy面放射指向性を示す図である。
上記平面アンテナ20Dは、VHF帯においては第1実施形態における図5のxy面放射指向性に示したように水平偏波水平面無指向性とすることができ、UHF帯においては図14のxy面放射指向性に示されているように垂直偏波水平面無指向性とすることができる。
上記第4実施形態によれば、VHF帯の水平偏波水平面無指向性アンテナ61及びUHF帯の垂直偏波水平面無指向性アンテナ62を備えた複合アンテナであり、VHF帯及びUHF帯の周波数帯域に利用でき、小形化を図りながら非常に広帯域とすることができる。
水平偏波無指向性アンテナを広帯域化すると一般的にはアンテナが大きくなってしまうが、上記実施形態によれば広帯域化を図った場合においても小形化が可能であり、特にアンテナの高さを約λ/30(λはVHF帯における中心周波数における波長)にすることができる。例えば上記実施形態で示したように水平偏波水平面無指向性アンテナ61における無給電素子51a、51bの高さ及び垂直偏波水平面無指向性アンテナ62におけるアンテナ素子71の高さを45mmに設定した場合、λをVHF帯における中心周波数210MHzにおける波長としたとき、アンテナの高さは約λ/30となり、薄型化を図ることができる。また、水平偏波水平面無指向性アンテナ61及び垂直偏波水平面無指向性アンテナ62は、偏波が異なるので相互の結合でアンテナ特性が劣化することはない。
なお、上記各実施形態では、導体板21上にアンテナ素子を配置した場合について示したが、特に導体板21を設けなくても良い。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係る平面アンテナの構成を示す斜視図である。 同実施形態における平面アンテナのA矢視側面図である。 同実施形態における平面アンテナのVSWR特性図である。 同実施形態における平面アンテナのxz面の放射指向性を示す図である。 図4における最大放射方向のxy面指向性を示す図である。 同実施形態に係る平面アンテナにおいて、給電素子と無給電素子との間の電磁結合量を少なくした場合の最大放射方向のxy面指向性を示す図である。 同実施形態に係る平面アンテナにおいて、給電素子と無給電素子との間の電磁結合量を調整する方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る平面アンテナの構成を示す斜視図である。 (a)は同実施形態における垂直偏波水平面無指向性アンテナの詳細な構成を示す平面図、(b)は給電部分の構成を示す斜視図である。 同実施形態における垂直偏波水平面無指向性アンテナのVSWR特性図である。 同実施形態に係る平面アンテナの600MHzの周波数におけるxz面放射指向性を示す図である。 同実施形態に係る平面アンテナの600MHzの周波数におけるxy面放射指向性を示す図である。 従来の平面アンテナの概略構成図である。 従来の平面アンテナのxz面指向性を示す図である。 図16における最大放射方向のxy面指向性を示す図である。
符号の説明
20A…第1実施形態に係る平面アンテナ、20B…第2実施形態に係る平面アンテナ、20C…第3実施形態に係る平面アンテナ、20D…第4実施形態に係る平面アンテナ、21…導体板、22…同軸コネクタ、23…分配器、24…基板、30…第1のL形ダイポールアンテナ、31a…(+)給電素子、31b…(−)給電素子、32a〜32d…スペーサ、33a、33b…給電点、40…第2のL形ダイポールアンテナ、41a…(+)給電素子、41b…(−)給電素子、42a〜42d…スペーサ、43a、43b…給電点、51a、51b…無給電素子、52a、52b…スペーサ、61…水平偏波水平面無指向性アンテナ、62…垂直偏波水平面無指向性アンテナ、71…アンテナ素子、72a〜72d…スペーサ、73a〜73d…切欠き、74a〜74d…放射素子、75…リング形素子、76…給電点、77a〜77d…ショート板、81…中心導体、82a〜82d…整合用無給電素子、83a〜83d…折返し部。

Claims (3)

  1. 同一平面において対称に配置した第1のL形ダイポールアンテナ及び第2のL形ダイポールアンテナと、前記第1のL形ダイポールアンテナと第2のL形ダイポールアンテナとの間隙部分に配置され、該第1及び第2のL形ダイポールアンテナに電磁結合させてなる第1及び第2の無給電素子と、前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナに給電する給電手段とを具備することを特徴とする平面アンテナ。
  2. 所望の放射特性となるように前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナと第1及び第2の無給電素子との電磁結合量を設定することを特徴とする請求項1に記載の平面アンテナ。
  3. 第1のL形ダイポールアンテナ及び第2のL形ダイポールアンテナを同一平面において対称に配置し、該第1及び第2のL形ダイポールアンテナ間隙部分に第1及び第2の無給電素子を配置してなるVHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナと、
    前記第1及び第2のL形ダイポールアンテナの内側中央部分に配置されるUHF帯垂直偏波水平面無指向性アンテナと、
    を具備することを特徴とする平面アンテナ。
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