JP2016063412A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型でかつ簡単な構造により良好な無指向性特性を得る。
【解決手段】各々線状をなす2個のダイポールアンテナ素子11,12を何れも略半円形状に湾曲形成して、これらの半円形状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態で配置することで、線状水平偏波ダイポールアンテナを構成し、上記ダイポールアンテナ素子11,12の給電部11a,12aに対し給電するようにしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】各々線状をなす2個のダイポールアンテナ素子11,12を何れも略半円形状に湾曲形成して、これらの半円形状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態で配置することで、線状水平偏波ダイポールアンテナを構成し、上記ダイポールアンテナ素子11,12の給電部11a,12aに対し給電するようにしたものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば携帯電話システム等の移動無線通信システムにおける基地局用アンテナ装置として使用されるアンテナ装置に関する。
移動無線通信は、その利用の急速な普及とともに、通信容量が大容量化し、通信速度が高速化している。このため、1つの周波数帯では十分な通信容量、通信速度が得られなくなり、各通信業者とも第2、第3の周波数帯を割り当てることで、通信容量、通信速度を確保している。1つの移動無線通信に複数の周波数帯を用いるとき、アンテナを周波数帯ごとに別々に構成して使用することが好ましいが、基地局の立地条件等から別々に構成することが困難な場合がある。
そこで、多周波共用アンテナが提案されている。多周波共用アンテナには、指向性タイプと無指向性タイプの2種類があるが、PHS等の基地局では、サービスエリアを扇形のエリアに分割することなく、円形のエリアで形成することが多いことから、基地局周辺に均一に電波を送信するために無指向性タイプが多く採用されている。
また、移動無線通信においては、近年のブローバンド化に伴うユーザのサービス利用量の増加とともに、さらなる通信品質の向上が求められており、電波の受信効率を上げるため水平偏波用のアンテナが使用されている。また、各通信業者がユーザに対して高品質な通信サービスを提供できるようにするため、移動無線通信に用いるアンテナとしては、高利得が確保できことも要請されている。
水平面無指向化を可能にするアンテナ装置としては、2つの半波長ダイポールアンテナを十字型に直交させて配置し、それぞれのアンテナに90°の位相を持たせて給電することで水平偏波水平面無指向性を得るターンスタイルアンテナや、1つのダイポールアンテナを円状に構成することで水平偏波水平面無指向性を得るアンテナ、さらには例えば特許文献1又は非特許文献1に開示されているようにループアンテナ素子を使用したアンテナが知られている。
米国特許第4547776号明細書
ところが、従来の水平面無指向性アンテナには次のような解決すべき課題があった。
すなわち、ターンスタイルアンテナは、2個の半波長ダイポールアンテナを十字型に直交させた状態で配置するため、アンテナ径がダイポールの素子長に依存し、アンテナの小型化が困難である。また、ターンスタイルアンテナは、垂直面指向性の上下方向の指向性を抑圧していないため利得低下が生じ、利得値がダイポールアンテナの半分程度となってしまう。
すなわち、ターンスタイルアンテナは、2個の半波長ダイポールアンテナを十字型に直交させた状態で配置するため、アンテナ径がダイポールの素子長に依存し、アンテナの小型化が困難である。また、ターンスタイルアンテナは、垂直面指向性の上下方向の指向性を抑圧していないため利得低下が生じ、利得値がダイポールアンテナの半分程度となってしまう。
1個のダイポールアンテナを円状に構成したアンテナは、ターンスタイルアンテナより小型化が図れるが、ダイポールアンテナの基本形状から大きく形状を変更しているため電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio:VSWR)特性の劣化が避けられず、また水平面無指向性が得られる周波数帯域の狭小化が避けられない。さらに、垂直面指向性特性はダイポールアンテナのような8の字をすべての方向で一様に得ることができず、利得の低下を招く。
ループアンテナ素子を用いたアンテナは、比較的良好な水平面無指向性が得られるが、ループアンテナ素子をループ面が垂直方向となるように配置する必要があり、また水平面無指向性を得るために2個のループアンテナ素子を互いに直交配置する必要がある。このため、2個のループアンテナ素子に供給する電力の位相を90°シフトさせる回路等が必要不可欠となる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、小型でかつ簡単な構造により良好な無指向性特性を得ることが可能なアンテナ装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の態様は、線状をなす一対の導体を半円状に形成し当該各導体に給電する給電部を備えた第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子を具備し、これら第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子をその内周部が水平方向に互いに向き合うように対向配置するように構成したものである。
この発明の第2の態様は、板状をなす一対の導体を半円筒状に形成し当該各導体に給電する給電部を備えた第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子を具備し、これら第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子をその内周面が水平方向に互いに向き合うように対向配置するように構成したものである。
上記第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子の垂直方向の長さは、送受信対象となる周波数帯域の中心周波数に対応する波長をλとするとき、約0.5λ以下に設定するとよい。
この発明の第1の態様によれば、それぞれ半円形状に形成した第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子を向かい合わせて配置しているので、1個のダイポールアンテナを円形状に形成する場合に比べ、アンテナの形状をダイポールアンテナの基本形状から大きく変更せずに済み、これによりVSWR特性の劣化が抑制される。また、同形状の素子を対向して配置して構成されているため、広い周波数帯域において水平面無指向性を得ることが可能となる。また、第1及び第2の線状水平偏波ダイポールアンテナ素子は互いに逆位相の関係となり、これにより垂直面指向性の上下方向の指向性が抑圧される。このため、垂直面方向において良好な8の字指向性が得られ、利得特性の向上が期待できる。さらに、半円形状に形成した第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子を向かい合わせて配置したことで、ターンスタイルアンテナと比較して、アンテナ素子の水平方向のサイズを小さくすることが可能となり、アンテナ装置の小径化を図ることができる。
この発明の第2の態様によれば、それぞれ半円筒状に形成した第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子を向かい合わせて配置しているので、第1の態様と同様の理由により、広い周波数帯域において良好なVSWR特性や水平面無指向性を得ることができる。また、素子を半円筒状としていることで、第1の態様と比較してさらなる広帯域化を図ることができる。また、垂直面方向において良好な8の字指向性が得られることから優れた利得特性を得ることができる。さらに、2個のダイポールアンテナ素子をそれぞれ円筒状に形成してこれらの向かい合わせたことで、ターンスタイルアンテナよりもアンテナ素子の水平方向のサイズを小さくすることができる。
しかも、第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子の垂直方向の長さを、送受信対象となる周波数帯域の中心周波数に対応する波長をλとするとき、約0.5λ以下に設定することで、1個のダイポールアンテナ対を使用するだけでありながら、スタック効果により利得特性を高めることができる。その結果、アンテナ特性を大きく劣化させずに、第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子の素子長を短縮(例えば1/2波長から1/4波長に)することが可能となり、これによりアンテナ装置のさらなる小径化を図ることが可能となる。
すなわちこの発明によれば、小型でかつ簡単な構造により良好な無指向性特性を得ることが可能なアンテナ装置を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係るアンテナ装置は、各々線状をなす2個のダイポールアンテナ素子11,12を何れも略半円形状に湾曲形成し、これらの半円形状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態で配置している。以後、これらのアンテナ素子11,12を線状水平偏波ダイポールアンテナ素子と呼称する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係るアンテナ装置は、各々線状をなす2個のダイポールアンテナ素子11,12を何れも略半円形状に湾曲形成し、これらの半円形状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態で配置している。以後、これらのアンテナ素子11,12を線状水平偏波ダイポールアンテナ素子と呼称する。
また、これらの線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12が形成する空間には、給電ユニットが配置される。給電ユニットは、無線回路13と、平行二線からなる給電線路15,16が形成された給電基板14とを備え、無線回路13を上記給電線路15,16を介して上記線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12の給電部11a,12aにそれぞれ接続している。なお、上記給電線路15,16は平行2線に限らず、ストリップラインや同軸ケーブルを用いてもよい。
上記線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12の外形寸法は、例えば送受信対象とする周波数帯域の中心周波数に対応する波長をλとするとき、約φ0.37λ〜約φ0.44λに設定される。また上記線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12の垂直方向の幅寸法は、機構的に保持できる太さに設定される。
このような構成であるから、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12に無線回路13から電力が給電されると、当該線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12により水平面方向に無指向性が形成される。図2は、より具体的な実施形態として後述する第2の実施形態に係るアンテナ素子を2素子使用したアンテナ装置により得られるVSWR特性の一例を示すもので、2.35GHz〜3GHzの帯域において良好なVSWR特性を得ることができる。
また、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12は水平方向に対向配置されることで互いに逆位相の関係となり、これにより垂直面指向性の上下方向の指向性が抑圧される。このため、垂直面指向性は良好な8の字指向性が得られ、約1.5dBiが得られる。そのため、従来技術(ターンスタイルアンテナ等)に対して利得を約2.5dB以上アップさせることができる。図3は、より具体的な実施形態として後述する第2の実施形態に係るアンテナ素子を2素子使用したアンテナ装置による水平面及び垂直面の指向性特性の一例を示したもので、(a)に示す2.4GHzから(d)に示す3.0GHzの範囲で良好な8の字特性が得られる。また、水平面については略円形の理想的な無指向性が得られる。
すなわち、第1の実施形態に係るアンテナ装置によれば、約23%以上の比帯域特性が得られ、良好なVSWR特性と水平偏波水平面無指向性の偏差を提供することができる。また、垂直面において、一般的なダイポールアンテナと同様に8の字指向性が得られ、これにより利得の低下を防ぐことができる。さらに、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12を略円状に湾曲形成しこれを向かい合わせた状態に配置しているため、直線状のダイポールアンテナ素子を用いる一般的なダイポールアンテナに比べアンテナを細径化することができ、これにより受風面積を減らして支柱(鉄塔)にかかる負担を軽減することができる。
[第2の実施形態]
図4は、この発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。
第2の実施形態に係るアンテナ装置は、各々板状をなす2個のダイポールアンテナ素子21,22を何れも略半円筒状に湾曲形成し、これらの半円筒状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態に配置している。以後、これらのアンテナ素子21,22を円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子と呼称する。
図4は、この発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。
第2の実施形態に係るアンテナ装置は、各々板状をなす2個のダイポールアンテナ素子21,22を何れも略半円筒状に湾曲形成し、これらの半円筒状のダイポールアンテナ素子11,12を水平面内において一定の間隔を隔てて互いに向かい合わせた状態に配置している。以後、これらのアンテナ素子21,22を円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子と呼称する。
また、上記円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22が形成する内部空間には、給電ユニットが配置される。給電ユニットは、図1と同様に無線回路13を上記給電線路15,16を介して上記円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22の給電部21a,22aに接続したものとなっている。なお、上記無線回路13をアンテナ外に配置し、この無線回路13を給電ケーブルを介して上記円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22の給電部21a,22aに接続するようにしてもよい。
上記円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22の外形寸法は、例えば送受信対象とする周波数帯域の中心周波数に対応する波長をλとするとき、例えばφ0.26λ〜φ0.37λに設定される。また、上記円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22の垂直方向の長さは、約0.5λ以下に設定される。
このような構成であるから、円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22に無線回路13から電力が給電されると、当該円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22により第1の実施形態と同様に水平面方向に無指向性が形成される。また、円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22は水平方向に対向配置されることで互いに逆位相の関係となり、これにより垂直面指向性の上下方向の指向性が抑圧され、垂直面指向性は良好な8の字指向性となる。この結果、従来技術に対して利得を高めることができる。
さらに、円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22は垂直方向に引き伸ばした形状となっており、これにより利得特性を高めることができる。このため、第1の実施形態に比べ、所定値以上の利得を確保した上でダイポールアンテナ素子21,22の径を小さくすることが可能となる。この結果、アンテナをさらに細径化して受風面積を低減することが可能となり、支柱(鉄塔)に加わる負荷を軽減することが可能となる。また、比帯域23%以上の広帯域化を実現できる。
また、素子21,22を垂直方向に引き伸ばしたことでスタック効果が得られ、これにより垂直面指向性がさらに抑圧されて約2.8dBiが得られる。このため、従来技術に対し利得を約3.7dB以上高めることが可能となる。
[第3の実施形態]
図5は、この発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第3の実施形態に係るアンテナ装置は、第1の実施形態において説明した、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12を用いて構成した2個のアンテナユニット(以後線状水平偏波ダイポールアンテナと称する)A1,A2を、支柱Eに所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、2個のアンテナユニットA1,A2は、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図5は、この発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第3の実施形態に係るアンテナ装置は、第1の実施形態において説明した、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12を用いて構成した2個のアンテナユニット(以後線状水平偏波ダイポールアンテナと称する)A1,A2を、支柱Eに所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、2個のアンテナユニットA1,A2は、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
なお、上記各線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2の給電部11a,12aは給電ケーブル等を介して共通の無線回路に接続される。また、支柱Eは絶縁物又は金属により構成される。但し、金属の場合、アンテナ素子との接合部分については物理寸法及び要求される所要性能を考慮した材質及び寸法が選ばれる。
線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2の取着間隔は、その給電部同士の間隔が約0.5λ〜約1.5λとなるように設定される。
このように構成すると、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2を用いたスタックアンテナを構成することができ、線状水平偏波ダイポールアンテナを1個のみ用いる場合に比べ、垂直面指向性がさらに抑圧されてより高利得のアンテナ装置を提供することができる。
[第4の実施形態]
図6は、この発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図4と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第4の実施形態に係るアンテナ装置は、第2の実施形態で説明した、円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22を用いて構成した2個のアンテナユニット(以後円筒状水平偏波ダイポールアンテナと称する)B1,B2を、支柱Eに所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、上記各円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2の給電部21a,22aは給電ケーブル等を介して共通の無線回路に接続される。また、本実施形態においても、2個のアンテナユニットA1,A2は、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図6は、この発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図4と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第4の実施形態に係るアンテナ装置は、第2の実施形態で説明した、円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子21,22を用いて構成した2個のアンテナユニット(以後円筒状水平偏波ダイポールアンテナと称する)B1,B2を、支柱Eに所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、上記各円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2の給電部21a,22aは給電ケーブル等を介して共通の無線回路に接続される。また、本実施形態においても、2個のアンテナユニットA1,A2は、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2の取着間隔は、その給電部同士の間隔が約0.5λ〜約1.5λとなるように設定される。
このように構成すると、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2を用いたスタックアンテナを構成することができ、その結果円筒状水平偏波ダイポールアンテナを1個のみ用いる場合に比べ、垂直面指向性がさらに抑圧されてより高利得のアンテナ装置を提供することができる。
[第5の実施形態]
図7(a),(b)は、この発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図5と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第5の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図7(a),(b)は、この発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図5と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第5の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図7(a)は線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットの上方側に線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを配置した場合を、また図7(b)は線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2と線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2とを交互に配置した場合をそれぞれ示している。
線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2は、2本の線状ダイポールアンテナ素子をコ字型に折曲形成し、これらのコ字型ダイポールアンテナ素子31,32を給電部31a,32aを中心に互いに背中合わせとなるように配置したもので、上記給電部31a,32aを図示しない給電ケーブルを介して共通の無線回路に接続している。この線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2は、垂直面方向に無指向性を形成する。なお、線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2の構成は上記構成に限るものではなく、垂直偏波を形成するものであればどのような構成であってもよい。
このような構成であるから、水平面方向及び垂直面方向にそれぞれ無指向性を形成するスタック型アンテナ装置を提供することができる。また、図7(b)に示すように線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2と線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2とを交互に配置するタイプでは、線状垂直偏波ダイポールアンテナC1とC2との間(例えば0.5λ〜1.0λ)に発生する空きスペースを利用して線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2の1つを配置することができる。このため、図7(a)に示したタイプに比べアンテナ装置の垂直方向の長さを短縮することができる。
[第6の実施形態]
図8(a),(b)は、この発明の第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図5と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第6の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、上記各円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2の給電部21a,22aは給電ケーブル等を介して共通の無線回路に接続される。また、本実施形態においても、上記2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図8(a),(b)は、この発明の第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図5と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第6の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、上記各円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2の給電部21a,22aは給電ケーブル等を介して共通の無線回路に接続される。また、本実施形態においても、上記2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図8(a)は線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットの上方側に円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを配置した場合を、また図8(b)は線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2とを交互に配置した場合をそれぞれ示している。
円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2は、円筒形状をなす2個の垂直偏波ダイポールアンテナ素子41,42を給電部41a,42aを中心に互いに背中合わせとなるように垂直方向に配置したもので、給電部41a,42aは図示しない給電ケーブルを介して共通の無線回路に接続される。この円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2は、垂直面方向に無指向性を形成する。なお、円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2の構成は上記構成に限るものではなく、垂直偏波を形成するものであればどのような構成であってもよい。
このような構成であるから、第5の実施形態と同様に、水平面方向及び垂直面方向にそれぞれ無指向性を形成するスタック型アンテナ装置を提供することができる。また、この実施形態においても、図8(b)に示すように線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2とを交互に配置するタイプであれば、円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1とD2との間に発生する空きスペースを利用して線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2の1つを配置することができる。このため、図8(a)に示したタイプに比べアンテナ装置の垂直方向の長さを短縮することができる。
[第7の実施形態]
図9(a),(b)は、この発明の第7の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第7の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図9(a),(b)は、この発明の第7の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第7の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図9(a)は円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットの上方側に線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットを配置した場合を、また図9(b)は円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2と線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2とを交互に配置した場合をそれぞれ示している。
このような構成によっても、第5及び第6の各実施形態と同様に、水平面方向及び垂直面方向にそれぞれ無指向性を形成するスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第8の実施形態]
図10(a),(b)は、この発明の第8の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第8の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図10(a),(b)は、この発明の第8の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
第8の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを、所定の間隔を隔てて取着したものである。なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
図10(a)は円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットの上方側に円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットを配置した場合を、また図10(b)は円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2とを交互に配置した場合をそれぞれ示している。
このような構成によっても、第5乃至第7の各実施形態と同様に、水平面方向及び垂直面方向にそれぞれ無指向性を形成するスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第9の実施形態]
図11(a),(b)は、この発明の第9の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図7(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
図11(a),(b)は、この発明の第9の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図7(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
この発明の第9の実施形態に係るアンテナ装置は、第5の実施形態で説明した、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットとからなるアンテナセットを、異なる2つの周波数帯域(中心周波数f1,f2(f1<f2))に対応して2セット用意し、これらのアンテナセットを1本の支柱Eに垂直方向に所定の間隔を隔てて取着するようにしたものである。
具体的には、図11(a)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に配置し、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットは、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA11,A21のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC11,C21のユニットとからなる。中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットは、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA12,A22のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC12,C22のユニットとからなる。
一方、図11(b)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側にそれぞれ配置する点は上記図11(a)と同じである。しかし、中心周波数f1を含む帯域用アンテナセットを、線状水平偏波ダイポールアンテナA11,A21と線状垂直偏波ダイポールアンテナC11,C21とを交互に配置したものとし、また中心周波数f2を含む帯域用アンテナセットについても線状水平偏波ダイポールアンテナA12,A22と線状垂直偏波ダイポールアンテナC12,C22とを交互に配置したものとしている。
このような構成であるから、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットと中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する多周波対応のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第10の実施形態]
図12(a),(b)は、この発明の第10の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図8(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
図12(a),(b)は、この発明の第10の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図8(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
この発明の第10の実施形態に係るアンテナ装置は、第6の実施形態で説明した、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA1,A2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットとからなるアンテナセットを、異なる2つの周波数帯域(中心周波数f1,f2(f1<f2))に対応して2セット用意し、これらのアンテナセットを1本の支柱Eに垂直方向に所定の間隔を隔てて取着するようにしたものである。
具体的には、図12(a)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に配置し、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットは、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA11,A21のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD11,D21のユニットとからなる。中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットは、2個の線状水平偏波ダイポールアンテナA12,A22のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD12,D22のユニットとからなる。
一方、図12(b)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側にそれぞれ配置する点は上記図12(a)と同じである。しかし、中心周波数f1を含む帯域用アンテナセットを、線状水平偏波ダイポールアンテナA11,A21と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD11,D21とを交互に配置したものとし、また中心周波数f2を含む帯域用アンテナセットについても線状水平偏波ダイポールアンテナA12,A22と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD12,D22とを交互に配置したものとしている。
このような構成であるから、第9の実施形態と同様に、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットと中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する多周波対応のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第11の実施形態]
図13(a),(b)は、この発明の第11の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図9(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
図13(a),(b)は、この発明の第11の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図9(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
この発明の第11の実施形態に係るアンテナ装置は、第7の実施形態で説明した、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2のユニットとからなるアンテナセットを、異なる2つの周波数帯域(中心周波数f1,f2(f1<f2))に対応して2セット用意し、これらのアンテナセットを1本の支柱Eに垂直方向に所定の間隔を隔てて取着するようにしたものである。
具体的には、図13(a)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に配置し、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットは、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B21のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC11,C21のユニットとからなる。中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットは、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB12,B22のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナC12,C22のユニットとからなる。
一方、図13(b)に示す形態では、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを下方側に、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側にそれぞれ配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。この点は上記図13(a)と同じである。しかし、中心周波数f1を含む帯域用アンテナセットを、円筒状水平偏波ダイポールアンテナB11,B21と線状垂直偏波ダイポールアンテナC11,C21とを交互に配置したものとし、また中心周波数f2を含む帯域用アンテナセットについても円筒状水平偏波ダイポールアンテナB12,B22と線状垂直偏波ダイポールアンテナC12,C22とを交互に配置したものとしている。
このような構成であるから、第9及び第10の各実施形態と同様に、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットと中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する多周波対応のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第12の実施形態]
図14(a),(b)は、この発明の第12の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図10(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
図14(a),(b)は、この発明の第12の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。なお、同図において前記図10(a),(b)と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
この発明の第12の実施形態に係るアンテナ装置は、第8の実施形態で説明した、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B2のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD1,D2のユニットとからなるアンテナセットを、異なる2つの周波数帯域(中心周波数f1,f2(f1<f2))に対応して2セット用意し、これらのアンテナセットを1本の支柱Eに垂直方向に所定の間隔を隔てて取着するようにしたものである。
具体的には、図14(a)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に配置し、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットは、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB1,B21のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD11,D21のユニットとからなる。中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットは、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナB12,B22のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD12,D22のユニットとからなる。
一方、図14(b)に示す形態では、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットを下方側に、中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを上方側にそれぞれ配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。この点は上記図14(a)と同じである。しかし、中心周波数f1を含む帯域用アンテナセットを、円筒状水平偏波ダイポールアンテナB11,B21円筒線状垂直偏波ダイポールアンテナD11,D21とを交互に配置したものとし、また中心周波数f2を含む帯域用アンテナセットについても円筒状水平偏波ダイポールアンテナB12,B22と円筒状垂直偏波ダイポールアンテナD12,D22とを交互に配置したものとしている。
このような構成であるから、第9乃至第11の各実施形態と同様に、中心周波数f1を含む帯域用のアンテナセットと中心周波数f2を含む帯域用のアンテナセットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する多周波対応のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第13の実施形態]
図15(a),(b)は、この発明の第13の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。
第13の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットを、所定の間隔を隔てて取着している。2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットおよび2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットは、いずれも中心周波数f1を含む帯域と、中心周波数f2を含む帯域の両方を送受信可能に構成されている。
図15(a),(b)は、この発明の第13の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。
第13の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットを、所定の間隔を隔てて取着している。2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットおよび2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットは、いずれも中心周波数f1を含む帯域と、中心周波数f2を含む帯域の両方を送受信可能に構成されている。
なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
具体的には、図15(a)に示す形態では、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットを下方側に配置し、中心周波数f1,f2共用の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。
一方、図15(b)に示す形態では、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、中心周波数f1,f2共用の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットを上下方向に交互に配置している。なお、この場合も周波数帯における配置場所は問わない。
このような構成であるから、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、中心周波数f1,f2共用の線状垂直偏波ダイポールアンテナH10,H20のユニットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する広帯域のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[第14の実施形態]
図16(a),(b)は、この発明の第14の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。
第14の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットを、所定の間隔を隔てて取着している。2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットおよび2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットは、いずれも中心周波数f1を含む帯域と、中心周波数f2を含む帯域の両方を送受信可能に構成されている。
図16(a),(b)は、この発明の第14の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す正面図である。
第14の実施形態に係るアンテナ装置は、1本の支柱Eに、2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットを、所定の間隔を隔てて取着している。2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットおよび2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットは、いずれも中心周波数f1を含む帯域と、中心周波数f2を含む帯域の両方を送受信可能に構成されている。
なお、本実施形態においても、上記2個の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、2個の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットは、必ずしも支柱Eに取着する必要はなく、平板上の基板などに並べて配置するようにしてもよい。
具体的には、図16(a)に示す形態では、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットを下方側に配置し、中心周波数f1,f2共用の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットを上方側に配置している。なお、周波数帯における配置場所は問わない。
一方、図16(b)に示す形態では、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、中心周波数f1,f2共用の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットを上下方向に交互に配置している。なお、この場合も周波数帯における配置場所は問わない。
このような構成であるから、第13の実施形態と同様に、中心周波数f1,f2共用の円筒状水平偏波ダイポールアンテナG10,G20のユニットと、中心周波数f1,f2共用の円筒状垂直偏波ダイポールアンテナI10,I20のユニットを配置したことで、中心周波数f1及びf2の周波数帯域のそれぞれにおいて、水平面方向及び垂直面方向に無指向性を形成する広帯域のスタック型アンテナ装置を提供することができる。
[その他の実施形態]
前記各実施形態で述べたアンテナ素子群を、強化プラスチック(FRP)などの誘電材料からなるレドーム内に収容するとよい。このようにすると、アンテナ素子群がレドームの誘電材料により包囲されて波長短縮効果が得られることになり、これによりアンテナ素子のさらなる細径化が可能となる。例えば、アンテナ素子群を厚さが約2.5mmのFRPカバーで覆うことで、アンテナ素子の外形を約0.2λ程度にまで細径化することが可能となる。
前記各実施形態で述べたアンテナ素子群を、強化プラスチック(FRP)などの誘電材料からなるレドーム内に収容するとよい。このようにすると、アンテナ素子群がレドームの誘電材料により包囲されて波長短縮効果が得られることになり、これによりアンテナ素子のさらなる細径化が可能となる。例えば、アンテナ素子群を厚さが約2.5mmのFRPカバーで覆うことで、アンテナ素子の外形を約0.2λ程度にまで細径化することが可能となる。
また、前記第1の実施形態で述べた線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12は、水平基板上に半円形状に形成した銅箔等の金属パターンにより構成してもよい。また、アンテナがレドーム内に収容される場合には、線状水平偏波ダイポールアンテナ素子11,12の金属パターンをレドームの内周面に印刷等により形成してもよい。つまり、アンテナ素子の材質は金属であれば問わず、その設置は方法についても問わない。
さらに、前記第3乃至第14の各実施形態では同種のダイポールアンテナのユニットを2個ずつ設置した場合を示したが、3個以上設置するようにしてもよい。その個数は、アンテナ装置に対し要求される性能と、アンテナ素子の物理的寸法や支柱の長さ等の条件を考慮して設定される。
また、前記第3乃至第12の各実施形態では2種類の周波数ユニットを設置した場合を示したが、3種以上設置するようにしてもよい。その場合の設置条件は、アンテナ装置に対し要求される性能と、アンテナ素子の物理的寸法や支柱の長さ等の条件を考慮して設定される。
さらに、前記第7の実施形態では、円筒水平偏波ダイポールアンテナB1,B2と線状垂直偏波ダイポールアンテナC1,C2を相互に所定の間隔を隔てて支柱Eに取着したが、アンテナ特性の劣化が許容される範囲で、円筒水平偏波ダイポールアンテナB1の円筒内に線状垂直偏波ダイポールアンテナC2の一部が入り込んだ状態で配置してもよい。このようにすると、アンテナ装置の垂直方向の長さをさらに短縮することが可能となる。
その他、ダイポールアンテナの形状や寸法、給電部の位置、給電線路の構成、複数のダイポールアンテナをスタックする際のアンテナの配置関係等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
11,12…線状水平偏波ダイポールアンテナ素子、21,22…円筒状水平偏波ダイポールアンテナ素子、31,32…線状垂直偏波ダイポールアンテナ素子、41,42…円筒状垂直偏波ダイポールアンテナ素子、11a,12a,21a,22a,31a,32a,41a,42a…給電部、13…無線回路、14…給電基板、15,16…給電線路、A1,A2,A11,A12,A21,A22…線状水平偏波ダイポールアンテナ、B1,B2,B11,B12,B21,B22,G10,G20…円筒状水平偏波ダイポールアンテナ、C1,C2,C11,C12,C21,C22,H10,H20…線状垂直偏波ダイポールアンテナ、D1,D2,D11,D12,D21,D22,I10,I20…円筒状垂直偏波ダイポールアンテナ。
Claims (3)
- 線状をなす一対の導体を半円状に形成し、当該各導体に給電する給電部を備えた第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子を具備し、
前記第1及び第2の線状ダイポールアンテナ素子を、その内周部が水平方向に互いに向き合うように対向配置したことを特徴とするアンテナ装置。 - 板状をなす一対の導体を半円筒状に形成し、当該各導体に給電する給電部を備えた第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子を具備し、
前記第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子を、その内周面が水平方向に互いに向き合うように対向配置したことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第1及び第2の円筒状ダイポールアンテナ素子の垂直方向の長さを、送受信対象となる周波数帯域の中心周波数に対応する波長をλとするとき、約0.5λ以下に設定することを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
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