JPH07106809A - 集中定数型アイソレータ - Google Patents

集中定数型アイソレータ

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JPH07106809A
JPH07106809A JP24413693A JP24413693A JPH07106809A JP H07106809 A JPH07106809 A JP H07106809A JP 24413693 A JP24413693 A JP 24413693A JP 24413693 A JP24413693 A JP 24413693A JP H07106809 A JPH07106809 A JP H07106809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
width
isolator
input
lumped
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24413693A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Norihiko Ono
典彦 小野
Hitoshi Togawa
斉 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH07106809A publication Critical patent/JPH07106809A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一磁界での挿入損失最小点と逆方向損失最
大点との周波数を一致させ、アイソレータの特性向上を
図ること。 【構成】 抵抗接続用のストリップライン1cの幅が、
他の2本(入力用と出力用)のループ状ストリップライ
ン1a,1bの幅と異なっているもので構成されてい
る。抵抗接続される前記ループ状ストリップライン1c
の幅を他の前記ループ状ストリップライン1a,1bの
幅と異なるようにすることによって、抵抗接続によるイ
ンピーダンスミスマッチを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波通信機等に
用いる集中定数型アイソレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集中定数型アイソレータは、図5
及び図6に示すように、中心導体31を備えている。中
心導体31は、互いに絶縁された3本もしくは3組(2
本を1組とした)の帯状のループ状ストリップライン3
1a,31b,及び31cと、これらのループ状ストリ
ップライン31a,31b,及び31cを、等角度間隔
に巻き付けた1個のフェライト円板32とを有してい
る。
【0003】各ループ状ストリップライン31a,31
b及び31cの両端は、入力用、出力用、抵抗接続用の
端側と、アース端側とに分かれている。中心導体31
は、整合用コンデンサ、直流磁界印加用マグネット等を
用いて集中定数型アイソレータを構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3本の
帯状のループ状ストリップライン31a,31b,及び
31cは、これらが同じ幅であり、抵抗を接続したとき
に生じるインピーダンスのミスマッチに対しての調整を
中心導体31で行っていない。このミスマッチが生じる
と、図7に示すように、同一磁界での挿入損失の最大点
Fと逆方向損失の最大点Gとのの周波数fが一致せず、
ずれた状態(ズレ)でのアイソレータとなってしまうと
いう問題がある。
【0005】それ故に、本発明の課題は、抵抗が接続さ
れるループ状ストリップラインの幅を他の2本(入力用
と出力用)のループ状ストリップラインの幅と異なるよ
うにすることによって、抵抗接続によるインピーダンス
ミスマッチを補正し、同一磁界での挿入損失最小点と逆
方向損失最大点との周波数を一致させ、アイソレータの
特性向上を図るようにした集中定数型アイソレータを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フェラ
イト円板と、該フェライト円板に3本もしくは3組がそ
れぞれ互いに絶縁されて交叉状に置かれたループ状スト
リップラインとを有している中心導体を含む集中定数型
アイソレータにおいて、前記ループ状ストリップライン
のうち抵抗に接続する前記ループ状ストリップラインの
幅が、他の入力用及び出力用の前記ループ状ストリップ
ラインの幅とは異なる幅に構成されていることを特徴と
する集中定数型アイソレータが得られる。
【0007】
【作用】本発明の集中定数型アイソレータでは、抵抗接
続されるループ状ストリップラインの幅を他の2本(入
力用と出力用)のループ状ストリップラインの幅と異な
るようにすることによって、意図的に抵抗接続によるイ
ンピーダンスミスマッチを変化させることによって補正
し、同一磁界での挿入損失の最小点と逆方向損失の最大
点との周波数を一致させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の集中定数型アイソレータの一
実施例を、図1乃至図4を用いて説明する。
【0009】まず、図1及び図2を参照して、集中定数
型アイソレータに用いる中心導体1は、互いに絶縁され
た3本もしくは3組(2本を1組とした)の帯状のルー
プ状ストリップライン1a,1b及び1cと、これらの
ループ状ストリップライン1a,1b,及び1cを、等
角度間隔に巻き付けた1個のフェライト円板2とを有し
ている。
【0010】各ループ状ストリップライン1a,1b及
び1cの両端のそれぞれは、図3に示すように、同じ向
きにフェライト円板2の外側までのびている。入力用の
ループ状ストリップライン1aは、その一端側が入力端
4aであり、他端側が入力アース端4bとなる。出力用
のループ状ストリップライン1bは、その一端側が出力
端5aであり、他端側が出力アース端5bとなる。ま
た、図示にないが抵抗接続用のループ状ストリップライ
ン1cの一端側は、抵抗端であり、他端側は抵抗アース
端となる。
【0011】抵抗接続用のループ状ストリップライン1
cの幅は、入力用及びと出力用のループ状ストリップラ
イン1a,1bの幅とは異なった幅に作られている。即
ち、ループ状ストリップライン1a,1b及び1cは、
入力端、出力端、抵抗端及びアース端に分かれている
が、ループ状ストリップライン1a,1b及び1cのう
ち、抵抗に接続されるループ状ストリップライン1c
は、他のループ状ストリップライン1a,1bよりも幅
広になっている。これにより、終端側のインピーダンス
を変化させることができ、抵抗を複数用いた場合等のイ
ンピーダンスミスマッチに対して整合をとる。もちろ
ん、抵抗接続されるループ状ストリップライン1cは、
使用する抵抗によって、幅を狭くして整合をとる場合も
ある。
【0012】また、ループ状ストリップライン1a,1
b及び1cには、入力アース端4b及び出力アース端5
bの近傍に曲げ形成されている凸状部4c,5cにそれ
ぞれ整合用のコンデンサ6a,6b、直流磁界印加用の
リング状マグネット8等が設けられて集中定数型アイソ
レータを構成している。さらに、抵抗接続用のループ状
ストリップライン1cの抵抗アース端の近傍にも凸状部
(図示せず)が形成されており、この凸状部にコンデン
サ6cが設けられている。
【0013】上述したように、中心導体1を用いて、整
合用のコンデンサ6a,6b及び6c、直流印加磁界用
のリング状マグネット8等により、図4に示すように、
挿入損失最大点Aの周波数fと、逆方向損失最小点Bの
周波数fが一致した集中型アイソレータが完成する。
【0014】上述した実施例の中心導体1を用いる集中
定数型アイソレータは、図3に示すように、ケース7
と、このケース7を固定する基台9との間に、円板形状
の下部磁性ヨーク10と、リング状マグネット8と、こ
のリング状マグネット8内に設けられる円板系形状の第
1の絶縁体11と、第1の絶縁体11上に置かれ、リン
グ状マグネット8内に設けられる中心導体1と、中心導
体1の上に設けられる第2の絶縁体12と、第2の絶縁
体12の上に設けられる円板形状の上部磁性ヨーク13
とを有している。
【0015】基台9には、その一面に入力端子面15、
出力端子面16及びアース面17が形成されている。入
力端子面15には入力用のループ状ストリップライン1
aの入力端4aが接続される。出力端子面16には、出
力用のループ状ストリップライン1bの出力端5aが接
続される。抵抗接続用のループ状ストリップライン1c
の抵抗端は、基台9の上に設けられている抵抗19に接
続される。
【0016】また、基台9の縁には、入力端子面15に
接続した入力側端子21と、出力端子面16に接続した
出力側端子22と、アース面17に接続したアース側端
子23とが設けられている。
【0017】リング状マグネット8には、その上面に各
ループ状ストリップライン1a,1b及び1cを幅方向
に対向して一対一に受け入れる3つの切り欠き25が形
成されている。また、切り欠き25には、第2の絶縁体
12の周縁からのびている3つの突片がそれぞれ組み合
わされる。
【0018】
【発明の効果】以上、実施例により説明したように、本
発明の集中定数型アイソレータによれば、ループ状スト
リップラインの抵抗接続用のループ状ストリップライン
の幅を、他の2本(入力用と出力用)と異なるようにす
ることで、抵抗を接続したときのインピーダンスのミス
マッチを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集中定数型アイソレータにおける中心
導体の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の中心導体の上面図である。
【図3】本発明における集中定数型アイソレータの一実
施例を示す斜視図である。
【図4】図1の中心導体の周波数特性を示すグラフであ
る。
【図5】従来の集中定数型アイソレータにおける中心導
体を示す斜視図である。
【図6】図5の中心導体の上面図である。
【図7】従来の中心導体を用いた集中定数型アイソレー
タの周波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1,31 中心導体 1a,31a 入力用のループ状ストリップライン 1b,31b 出力用のループ状ストリップライン 1c,31c 抵抗接続用のループ状ストリップライ
ン 2 フェライト円板 4a 入力端 4b 入力アース端 5a 出力端 5b 出力アース端 6a,6b,6c コンデンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3本の
帯状のループ状ストリップライン31a,31b,及び
31cは、これらが同じ幅であり、抵抗を接続したとき
に生じるインピーダンスのミスマッチに対しての調整を
中心導体31で行っていない。このミスマッチが生じる
と、図7に示すように、同一磁界での挿入損失の最小点
Fと逆方向損失の最大点Gとの周波数fが一致せず、ず
れた状態(ズレ)でのアイソレータとなってしまうとい
う問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上述したように、中心導体1を用いて、整
合用のコンデンサ6a,6b及び6c、直流印加磁界用
のリング状マグネット8等により、図4に示すように、
挿入損失最小点Aの周波数fと、逆方向損失最大点Bの
周波数fが一致した集中型アイソレータが完成する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト円板と、該フェライト円板に
    3本もしくは3組がそれぞれ互いに絶縁されて交叉状に
    置かれたループ状ストリップラインとを有している中心
    導体を含む集中定数型アイソレータにおいて、前記ルー
    プ状ストリップラインのうち抵抗接続する前記ループ状
    ストリップラインの幅が、他の入力用及び出力用の前記
    ループ状ストリップラインの幅とは異なる幅に構成され
    ていることを特徴とする集中定数型アイソレータ。
JP24413693A 1993-09-30 1993-09-30 集中定数型アイソレータ Withdrawn JPH07106809A (ja)

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JP (1) JPH07106809A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5900789A (en) * 1996-07-26 1999-05-04 Hitachi Metals, Ltd. Irreversible circuit element
GB2352564A (en) * 1998-10-13 2001-01-31 Murata Manufacturing Co Nonreciprocal circuit device and communications device
JP2002299915A (ja) * 2001-01-24 2002-10-11 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び通信装置
US6583680B1 (en) 1998-10-13 2003-06-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device and communications device
US6850751B1 (en) 1999-03-09 2005-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-reciprocal circuit device, method of manufacturing, and mobile communication apparatus using the same

Cited By (6)

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JP2002299915A (ja) * 2001-01-24 2002-10-11 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子及び通信装置

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Effective date: 20001226