JPH07106613B2 - 着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体 - Google Patents
着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体Info
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- JPH07106613B2 JPH07106613B2 JP62301785A JP30178587A JPH07106613B2 JP H07106613 B2 JPH07106613 B2 JP H07106613B2 JP 62301785 A JP62301785 A JP 62301785A JP 30178587 A JP30178587 A JP 30178587A JP H07106613 B2 JPH07106613 B2 JP H07106613B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車のウインドガラスのかわりに周縁部に黒
色塗膜を有し、かつハードコート処理されたポリカーボ
ネート板あるいはアクリル樹脂板と金属枠体との接着体
に関する。
色塗膜を有し、かつハードコート処理されたポリカーボ
ネート板あるいはアクリル樹脂板と金属枠体との接着体
に関する。
[従来技術] 自動車ガラスは一般に窓枠に取りつけるにあたり、その
周囲をゴムからなるウェザーストリップに嵌め込むよう
にしているが、より視界を広くするために、ガラス周縁
部を直接窓枠に接着し、この接着部を外部から隠すた
め、周縁部のみを黒く塗装を施すようにしている。従っ
て軽量化のためウインドガラスのかわりにプラスチック
材料、特に耐衝撃性、透明性に優れたポリカーボネート
板あるいはアクリル樹脂板を用いる場合においてもこの
ような塗装を施す必要がある。しかるに、これらプラス
チック材料は耐摩耗性が十分ではなく、傷つきやすいた
めハードコート処理されるのが一般的である。このハー
ドコート処理面は親水性に乏しく、しかも化学的に安定
であるためハードコート面が最外層である場合には、こ
れを窓枠に直接接着するのは容易ではない。
周囲をゴムからなるウェザーストリップに嵌め込むよう
にしているが、より視界を広くするために、ガラス周縁
部を直接窓枠に接着し、この接着部を外部から隠すた
め、周縁部のみを黒く塗装を施すようにしている。従っ
て軽量化のためウインドガラスのかわりにプラスチック
材料、特に耐衝撃性、透明性に優れたポリカーボネート
板あるいはアクリル樹脂板を用いる場合においてもこの
ような塗装を施す必要がある。しかるに、これらプラス
チック材料は耐摩耗性が十分ではなく、傷つきやすいた
めハードコート処理されるのが一般的である。このハー
ドコート処理面は親水性に乏しく、しかも化学的に安定
であるためハードコート面が最外層である場合には、こ
れを窓枠に直接接着するのは容易ではない。
[問題点を解決するための具体的手段] 本発明者らは上記問題点に鑑み鋭意検討の結果本発明に
到達したものである。すなわち本発明は透明樹脂成形体
の上にビニル・アクリル樹脂系、ビニル・メタクリル樹
脂系、変性ポリエステル樹脂系のうちから選ばれる少な
くとも1種の着色層、ポリメチルメタクリレート系プラ
イマー層、シリコーン系ハードコート層が順次形成され
てなる透明樹脂体と金属とがウレタン系接着層を介して
接着されてなることを特徴とする着色層を有する透明樹
脂体と金属との接着体である。
到達したものである。すなわち本発明は透明樹脂成形体
の上にビニル・アクリル樹脂系、ビニル・メタクリル樹
脂系、変性ポリエステル樹脂系のうちから選ばれる少な
くとも1種の着色層、ポリメチルメタクリレート系プラ
イマー層、シリコーン系ハードコート層が順次形成され
てなる透明樹脂体と金属とがウレタン系接着層を介して
接着されてなることを特徴とする着色層を有する透明樹
脂体と金属との接着体である。
本発明においては着色層形成ののちハードコート処理を
施すものであるが、この場合、平坦な樹脂板に着色層を
形成すればよく、スクリーン印刷により制度の高い印刷
を容易に行うことができる。反対にハードコート処理を
施したのちに着色層を形成する場合には、ハードコート
層が硬いためハードコート層形成ののちに湾曲成形する
ことができず予め湾曲成形をする必要がある。従って着
色層形成にあたってはスクリーン印刷ができず、スプレ
ー等の手段を用いることとなるが、マスキングを要する
上、精度の高い着色が困難であり、作業環境も悪くなり
好ましくない。
施すものであるが、この場合、平坦な樹脂板に着色層を
形成すればよく、スクリーン印刷により制度の高い印刷
を容易に行うことができる。反対にハードコート処理を
施したのちに着色層を形成する場合には、ハードコート
層が硬いためハードコート層形成ののちに湾曲成形する
ことができず予め湾曲成形をする必要がある。従って着
色層形成にあたってはスクリーン印刷ができず、スプレ
ー等の手段を用いることとなるが、マスキングを要する
上、精度の高い着色が困難であり、作業環境も悪くなり
好ましくない。
本発明の対象とする透明樹脂成形体としては、ポリカー
ボネート、アクリル樹脂等耐衝撃性に優れ、かつ透明度
の高い樹脂が挙げられる。
ボネート、アクリル樹脂等耐衝撃性に優れ、かつ透明度
の高い樹脂が挙げられる。
本発明においては着色層は透明樹脂体とプライマー層に
挾まれる構成となるため、そのいずれともよく馴染むこ
とが必要であることは勿論であるが、着色層形成ののち
のプライマー層形成処理によりプライマー薬剤中の溶剤
等の影響を受け溶出等の起こらないものであることが必
要である。
挾まれる構成となるため、そのいずれともよく馴染むこ
とが必要であることは勿論であるが、着色層形成ののち
のプライマー層形成処理によりプライマー薬剤中の溶剤
等の影響を受け溶出等の起こらないものであることが必
要である。
本発明者らは、かかる観点から、各種の塗料、インクに
つき鋭意検討の結果、ビニル・アクリル樹脂系、ビニル
・メタクリル樹脂系あるいは変性ポリエステル樹脂系の
インクがれらの要求性能を満たすものであることを見い
だしたものであるが、かかるインクとしては例えばビニ
ル・アクリル樹脂系として東洋インキ製造(株)製スク
リーンプロセスインキSS8、ビニル・メタクリル樹脂系
としては(株)長瀬スクリーン印刷研究所製エイト特
別、変性ポリエステル樹脂系として(株)セイコーアド
バンス製PAC II等が挙げられる。これらのインクは一般
には常温で乾燥するものであるが、この層の上に適用す
るプライマーによる変性を防ぐため100℃程度での乾燥
が好ましい。また、本発明で用いるプライマー薬剤とし
てはポリメチルメタクリレート系のものを用いるのが好
ましく、通常エチルセロソルブ等の溶剤により稀釈し
た、例えば、東芝シリコーン(株)製PH91あるいはPH91
等がある。本発明においてはこのプライマー層の上にト
ップコートとしてシリコーン系のハードコート層を形成
するものであるが、薬剤としては、特にコロイダルシリ
カを混入したものが好ましく、東芝シリコーン(株)製
トスガード510等が挙げられる。
つき鋭意検討の結果、ビニル・アクリル樹脂系、ビニル
・メタクリル樹脂系あるいは変性ポリエステル樹脂系の
インクがれらの要求性能を満たすものであることを見い
だしたものであるが、かかるインクとしては例えばビニ
ル・アクリル樹脂系として東洋インキ製造(株)製スク
リーンプロセスインキSS8、ビニル・メタクリル樹脂系
としては(株)長瀬スクリーン印刷研究所製エイト特
別、変性ポリエステル樹脂系として(株)セイコーアド
バンス製PAC II等が挙げられる。これらのインクは一般
には常温で乾燥するものであるが、この層の上に適用す
るプライマーによる変性を防ぐため100℃程度での乾燥
が好ましい。また、本発明で用いるプライマー薬剤とし
てはポリメチルメタクリレート系のものを用いるのが好
ましく、通常エチルセロソルブ等の溶剤により稀釈し
た、例えば、東芝シリコーン(株)製PH91あるいはPH91
等がある。本発明においてはこのプライマー層の上にト
ップコートとしてシリコーン系のハードコート層を形成
するものであるが、薬剤としては、特にコロイダルシリ
カを混入したものが好ましく、東芝シリコーン(株)製
トスガード510等が挙げられる。
また、自動車用窓枠は一般にメラミン系、アクリル系の
熱硬化性樹脂塗料が塗布された鉄板であり、透明樹脂板
を自動車窓枠に直接接着するための接着剤としてはウレ
タン樹脂系の接着剤が好ましく、例えば横浜ゴム(株)
製ウレタンシーラントWS-55-CX、サンスター技研(株)
製ベタシール551(ウレタン系)等が挙げられる。
熱硬化性樹脂塗料が塗布された鉄板であり、透明樹脂板
を自動車窓枠に直接接着するための接着剤としてはウレ
タン樹脂系の接着剤が好ましく、例えば横浜ゴム(株)
製ウレタンシーラントWS-55-CX、サンスター技研(株)
製ベタシール551(ウレタン系)等が挙げられる。
以下、本発明を実施例により、詳細に説明する。
参考例1 50mm×200mm×3mmのポリカーボネート板(帝人化成パン
ライト)に250メッシュのテトロンスクリーンを用いて
各種黒色インクをスクリーン印刷した。100℃、30分間
乾燥ののち着色層の密着性をゴバン目試験により評価
し、100/100のものについてのみトリクロロトリフルオ
ロエタン−エタノール共沸系溶剤(セントラル硝子
(株)製CGトリフロンE)にて洗浄し、次いでプライマ
ーとして東芝シリコーン(株)製プライマーPH91(PMMA
系)を室温下、1分間のディッピングにより塗布した。
洗浄、プライマー処理による黒色インク層の変化を目視
により観察し、異常のないもののみについて25℃、30分
間乾燥ののち、シリコーン系ハードコート剤として東芝
シリコーン(株)製トスガード510を室温下、1分間の
ディッピングにより塗布した。120℃、1時間乾燥して
試験片とし、各種性能テストを行った。この結果を、第
1表に示した。なお、各塗膜層の厚みは、着色層約8
μ、プライマー層約1μ、ハードコート層約5μであっ
た。
ライト)に250メッシュのテトロンスクリーンを用いて
各種黒色インクをスクリーン印刷した。100℃、30分間
乾燥ののち着色層の密着性をゴバン目試験により評価
し、100/100のものについてのみトリクロロトリフルオ
ロエタン−エタノール共沸系溶剤(セントラル硝子
(株)製CGトリフロンE)にて洗浄し、次いでプライマ
ーとして東芝シリコーン(株)製プライマーPH91(PMMA
系)を室温下、1分間のディッピングにより塗布した。
洗浄、プライマー処理による黒色インク層の変化を目視
により観察し、異常のないもののみについて25℃、30分
間乾燥ののち、シリコーン系ハードコート剤として東芝
シリコーン(株)製トスガード510を室温下、1分間の
ディッピングにより塗布した。120℃、1時間乾燥して
試験片とし、各種性能テストを行った。この結果を、第
1表に示した。なお、各塗膜層の厚みは、着色層約8
μ、プライマー層約1μ、ハードコート層約5μであっ
た。
性能テスト方法は次のとおりである。
耐傷付性:JASOM312-'85 5.9のA法による。スチールウ
ール(#000)を用い、面圧66g/cm2、速度600cm/minで
こすりJISD0202-9-1の外観判定基準表15の1級であるか
否か ゴバン目試験:JISK5400-6-15およびJISD0202-8-12に準
じ、JISK5400-6-15表11での評価点数10および接着テー
プ試験で100/100であるか否か 耐沸騰水性:JISK5400-7-3による(2時間) 耐液性:スポイトにて0.3〜0.5ccを滴下し、室温で4時
間放置後90℃±2℃で4時間放置し、JISD0202-9.1の外
観判定基準表15の1級であるか否か(ガソリン、軽油に
ついては室温で8時間放置) 冷熱繰返試験:JASOM312-85-5.1-4-(4)に準じ、高温
はB法による。冷熱サイクルは次のとおりである。
ール(#000)を用い、面圧66g/cm2、速度600cm/minで
こすりJISD0202-9-1の外観判定基準表15の1級であるか
否か ゴバン目試験:JISK5400-6-15およびJISD0202-8-12に準
じ、JISK5400-6-15表11での評価点数10および接着テー
プ試験で100/100であるか否か 耐沸騰水性:JISK5400-7-3による(2時間) 耐液性:スポイトにて0.3〜0.5ccを滴下し、室温で4時
間放置後90℃±2℃で4時間放置し、JISD0202-9.1の外
観判定基準表15の1級であるか否か(ガソリン、軽油に
ついては室温で8時間放置) 冷熱繰返試験:JASOM312-85-5.1-4-(4)に準じ、高温
はB法による。冷熱サイクルは次のとおりである。
110℃×3Hr→室温×0.5Hr→−40℃×2Hr→室温×0.5Hr
→70℃、90%RH×3Hr→室温×0.5Hr→−40℃×14Hr×室
温×0.5Hr(2サイクル以上) JISD0202-9.1外観判定基準表15の1級であるか否か 促進耐候性:JISD0205-1976 7.7表13のサンシャインカー
ボンウュザーメーターによる 耐溶剤性:JISK5400 7.7に準ずる。
→70℃、90%RH×3Hr→室温×0.5Hr→−40℃×14Hr×室
温×0.5Hr(2サイクル以上) JISD0202-9.1外観判定基準表15の1級であるか否か 促進耐候性:JISD0205-1976 7.7表13のサンシャインカー
ボンウュザーメーターによる 耐溶剤性:JISK5400 7.7に準ずる。
また、用いたインクは次のとおりである。
インク:東洋インキ製造(株)製SS8-コンク911墨
(塩ビ酢ビ・アクリル樹脂系) インク:(株)セイコーアドバンス製PAC II銘版用
(変性ポリエステル系) インク:(株)永瀬スクリーン印刷研究所製エイト特
別(塩ビ酢ビ・メタクリル樹脂系) インク:(株)永瀬スクリーン印刷研究所製MPX(変
性塩化ビニル系) インク:藤倉化成(株)製レクラック#72(アクリル
樹脂系) インク:日本油脂(株)製ハイウレタンNo.5000P(ア
クリルポリオール系) また、耐液性テストに用いた液は次のとおりである。
(塩ビ酢ビ・アクリル樹脂系) インク:(株)セイコーアドバンス製PAC II銘版用
(変性ポリエステル系) インク:(株)永瀬スクリーン印刷研究所製エイト特
別(塩ビ酢ビ・メタクリル樹脂系) インク:(株)永瀬スクリーン印刷研究所製MPX(変
性塩化ビニル系) インク:藤倉化成(株)製レクラック#72(アクリル
樹脂系) インク:日本油脂(株)製ハイウレタンNo.5000P(ア
クリルポリオール系) また、耐液性テストに用いた液は次のとおりである。
硫酸 :10%濃度 エンジンオイル:シェル10W-30 炭酸ソーダ溶液:5%濃度 洗剤 :花王 ファミリーフレッシュ 人口汗 :リン酸ナトリウム(無水)3.17g、塩
化ナトリウム8g、 酢酸8gを蒸留水1に溶解 エタノール :特級 ウォッシャー液:AUTO CHEMICAL製 原液 ガソリン :− 軽油 :− 実施例1 参考例1によりインク、およびを用いたものが優
れていることを確認し、この2枚の試験片を100mm×25m
mに切り出し、同寸法の自動車用塗装鉄板[SS41+川上
塗料(株)製アクリカB160(アクリル系)を170℃、25
分間焼付]と各種接着剤を用いてその接着性の試験をお
こなった。用いた接着剤は次のとおりである。
化ナトリウム8g、 酢酸8gを蒸留水1に溶解 エタノール :特級 ウォッシャー液:AUTO CHEMICAL製 原液 ガソリン :− 軽油 :− 実施例1 参考例1によりインク、およびを用いたものが優
れていることを確認し、この2枚の試験片を100mm×25m
mに切り出し、同寸法の自動車用塗装鉄板[SS41+川上
塗料(株)製アクリカB160(アクリル系)を170℃、25
分間焼付]と各種接着剤を用いてその接着性の試験をお
こなった。用いた接着剤は次のとおりである。
接着剤:横浜ゴム(株)製ウレタンシーラントWS-55-
CX[樹脂板側プライマーGC-20(シラン系)+GS-8(ポ
リイソシアネート系)、鉄板側プライマーRS-2(ポリイ
ソシアネート系)] 接着剤:サンスター技研(株)製ベタシール551(ウ
レタン系)[樹脂板側プライマー435-40(シラン系)+
435-95(ポリイソシアネート系)、鉄板側プライマー43
5-95(ポリイソシアネート系)] 接着剤:日本シーカ(株)製シーカフレックス250
(ポリウレタン系)[樹脂板側プライマー;シーカセッ
チクリーナNo.2、鉄板側プライマなし] 接着剤:東芝シリコーン(株)製TSE385(シリコーン
ゴム) また、接着方法は次のとおりである。
CX[樹脂板側プライマーGC-20(シラン系)+GS-8(ポ
リイソシアネート系)、鉄板側プライマーRS-2(ポリイ
ソシアネート系)] 接着剤:サンスター技研(株)製ベタシール551(ウ
レタン系)[樹脂板側プライマー435-40(シラン系)+
435-95(ポリイソシアネート系)、鉄板側プライマー43
5-95(ポリイソシアネート系)] 接着剤:日本シーカ(株)製シーカフレックス250
(ポリウレタン系)[樹脂板側プライマー;シーカセッ
チクリーナNo.2、鉄板側プライマなし] 接着剤:東芝シリコーン(株)製TSE385(シリコーン
ゴム) また、接着方法は次のとおりである。
短辺端部より15mmから25mmの位置に10mm幅、厚み5mmの
接着層を設け、樹脂板と塗装鉄板が互い違いとなるよう
に常温下で接着した。接着剤の場合におけるその構成
を第1図に例示した。
接着層を設け、樹脂板と塗装鉄板が互い違いとなるよう
に常温下で接着した。接着剤の場合におけるその構成
を第1図に例示した。
接着強度は次のようにして測定した。
試験:接着後室温で7日間放置後の強度 試験:接着後24hr室温放置、100℃×168hr、室温1hr
後の強度 試験:接着後24hr室温放置、サンシャインウェザメー
タ1000hr後の強度 強度は東洋ボールドウイン(株)製万能引張試験機(テ
ンシロンUTM-1-5000B)を用い引張速度200mm/minで測定
し、10回の平均値をとった。
後の強度 試験:接着後24hr室温放置、サンシャインウェザメー
タ1000hr後の強度 強度は東洋ボールドウイン(株)製万能引張試験機(テ
ンシロンUTM-1-5000B)を用い引張速度200mm/minで測定
し、10回の平均値をとった。
この結果を第2表に示した。
[発明の効果] 本発明によればポリカーボネート樹脂板、アクリル樹脂
板等の成形体上にスクリーン印刷により密着性に優れた
着色層を容易かつ高精度で形成でき、プライマー層、ハ
ードコート層を順次形成することにより得られた成形体
は耐摩耗性に優れるとともにこれら各層間の密着性が極
めて高く、かつ汎用の接着剤のうち特定の選定された樹
脂系のものを介して金属窓枠と良好に接着させることが
できるものである。
板等の成形体上にスクリーン印刷により密着性に優れた
着色層を容易かつ高精度で形成でき、プライマー層、ハ
ードコート層を順次形成することにより得られた成形体
は耐摩耗性に優れるとともにこれら各層間の密着性が極
めて高く、かつ汎用の接着剤のうち特定の選定された樹
脂系のものを介して金属窓枠と良好に接着させることが
できるものである。
[図面の簡単な説明] 第1図は実施例1の接着剤の場合におけるその構成を
部分拡大した断面図である。
部分拡大した断面図である。
1……接着体、2……透明樹脂成形体、3……着色層、
4……プライマー、5……ハードコート層、6……プラ
イマー、7……接着層、8……プライマー、9……金
属。
4……プライマー、5……ハードコート層、6……プラ
イマー、7……接着層、8……プライマー、9……金
属。
Claims (1)
- 【請求項1】透明樹脂成形体の上にビニル・アクリル樹
脂系ビニル・メタクリル樹脂系、変性ポリエステル樹脂
系のうちから選ばれる少なくとも1種の着色層、ポリメ
チルメタクリレート系プライマー層、シリコーン系ハー
ドコート層が順次形成されてなる透明樹脂体と金属とが
ウレタン系接着層を介して接着されてなることを特徴と
する着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62301785A JPH07106613B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62301785A JPH07106613B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01141735A JPH01141735A (ja) | 1989-06-02 |
JPH07106613B2 true JPH07106613B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=17901141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62301785A Expired - Fee Related JPH07106613B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 着色層を有する透明樹脂体と金属との接着体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348176A (ja) * | 1998-06-09 | 1999-12-21 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | 着色層付き透明樹脂板と金属との接合構造 |
JP2006255928A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Teijin Chem Ltd | 着色層を有する透明樹脂積層体と金属枠との接着体 |
JP2018134750A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 株式会社豊田自動織機 | 樹脂ウインドウ |
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WO1998026929A1 (fr) * | 1996-12-17 | 1998-06-25 | Diafoil Hoechst Company, Ltd. | Film polyester stratifie oriente, destine a etre enduit sur des vitres d'automobile |
EP1316419A3 (en) * | 2001-11-30 | 2004-01-28 | General Electric Company | Weatherable multilayer articles and method for their preparation |
JP2020138371A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 日本カーバイド工業株式会社 | 金属調積層体及び金属調成形体 |
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JPS4881928A (ja) * | 1972-02-05 | 1973-11-01 | ||
JPS53138476A (en) * | 1977-05-10 | 1978-12-02 | Sumitomo Chem Co Ltd | Improvement of surafce hardeness |
JPS5699668A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-11 | Sumitomo Chemical Co | Coating polycarbonate group resin molding article |
JPS59109528A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | 被覆ポリカ−ボネ−ト系樹脂成形物品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4239798A (en) * | 1978-11-01 | 1980-12-16 | General Electric Company | Abrasion resistant silicone coated polycarbonate article |
AU561975B2 (en) * | 1982-05-04 | 1987-05-21 | General Electric Company | Coated and ultraviolet radiation stabilized polycarbonate article |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62301785A patent/JPH07106613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01141735A (ja) | 1989-06-02 |
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