JPH07106579A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH07106579A
JPH07106579A JP25281993A JP25281993A JPH07106579A JP H07106579 A JPH07106579 A JP H07106579A JP 25281993 A JP25281993 A JP 25281993A JP 25281993 A JP25281993 A JP 25281993A JP H07106579 A JPH07106579 A JP H07106579A
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JP
Japan
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threshold voltage
semiconductor
misfet
semiconductor device
substrate
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JP25281993A
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English (en)
Inventor
Toru Kaga
徹 加賀
Akira Nagai
亮 永井
Masaru Hisamoto
大 久本
Shoji Yadori
章二 宿利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜SOI MOSFETのしきい電圧を変
えるための素子構造、並びに動作時のしきい電圧制御方
法を提供し、回路動作に最適なしきい電圧をもつ薄膜S
OI MOSFETを用いて低電力かつ高速の集積回路
を作る。 【構成】 SOI厚さあるいはゲート酸化膜厚さの異な
る薄膜SOI MOSFETを有する。特定のSOI
MOSFET下のシリコン基体上にはシリコン基体から
電気的に絶縁された電極を有する。 【効果】 薄膜SOI厚さ、またはゲート絶縁膜厚さを
変えることにより、MOSFETのしきい電圧を制御で
きる。また、シリコン基体上の絶縁電極に電圧を印加す
ることにより、SOI MOSFETのしきい電圧を変
化させ、集積回路の低電力動作時には低リーク電流化、
集積回路の高速動作時には大ドレイン電流化を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速低消費電力を特徴と
する薄膜SOI基板を利用したMOS(Metal Oxide Se
miconductor)型ULSI(Ultra Large Scale Integra
tion)とその製造方法に関する。
【0002】薄膜SOI(Silicon On Insulator)基板
を用いたMOS型ULSI。DRAM(Dynamic Random
Access Memory)、SRAM(Static Random Access M
emory)などのメモリLSI、ロジックLSIなどに利
用できる。
【0003】
【従来の技術】発明に最も近い公知例には、例えばジャ
ン チェン等によるアイ・イー・ディ・エム’92、3
5ページ、”ア ハイ スピ−ド エス・オー・アイ
テクノロジ ウイズ 12ピコセコンド/18ピコセコ
ンド ゲート ディレイ オペレーティング アット
5ボルト/1.5ボルト”(Jian Chen et al. "A HIGH
SPEED SOI TECHNOLOGY WITH 12ps/18ps GATE DELAY OPE
RATING AT 5V/1.5V," IEDM'92, p.35)がある。ここで
は、均一な膜厚の薄膜SOI層を持つSOI基板の表面
に、CMOS(Complementaly MOS)FET(Field Eff
ect Transistor)を形成している。形成したMOSFE
Tの種類は3種類で、しきい電圧が約0Vのnチャネル
(n-ch)MOSFETとしきい電圧が−1V程度のデプ
リーション型MOSFET、およびしきい電圧が約−1
Vのpチャネル(p-ch)MOSFETである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、各M
OSFETのしきい電圧がほぼ−1V、0V、1Vの3
種類のいずれかに固定されている。
【0005】エンハンスメント型MOSFETでは、し
きい電圧が−1V(p-ch MOSFET)または1V
(n-ch MOSFET)であり、通常シリコンウエハ上
のMOSFETに比べ(p-ch MOSFETで約−0.
5V、n-ch MOSFETで約0.5V)に比べて絶対
値が大きい。このためSOI MOSFETでは、実効
的なゲート電圧Vgeff(印加したゲート電圧Vg −
しきい電圧Vth)が小さくなる。従って、次式で表
わされるドレイン電流Id、 Id ∝ Vgeff2 = (Vg − Vth)2 (1) も小さくなる。この効果は将来の低電圧電源LSIでは
大きな問題となる。例えば、電源電圧、すなわちゲート
に印加される電圧Vgが1.5Vの場合、このSOI
MOSFETのドレイン電流Idは従来MOSFETに
比較し1/4の電流しか流れない。
【0006】一方、エンハンスメント型MOSFET
で、しきい電圧が0V(p-ch MOSFET、n-ch M
OSFETとも)の場合は、ドレイン電流は大きくなる
が、オフ状態(MOSFETのゲートに0Vを印加した
状態)でも1nA〜1μA程度の電流が流れる問題があ
る。電池駆動機器などで必要とされる低消費電力型LS
Iでは大きな問題である。
【0007】この様に、従来のSOI CMOSFET
ではしきい電圧がほぼ−1V、0V、1Vの3種類に固
定されてしまう問題があり、これによりSOI CMO
SFETを使う場合、LSIの低消費電力化と高速動作
を両立させることが難しかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】SOI基板上の CMO
SFETのしきい電圧を変えるため、以下の手段を発明
した。
【0009】(1)異なるしきい電圧を持つMOSFE
TのSOI膜厚を変えること。SOI MOSFETを
完全空乏化動作させながら、そのしきい電圧を0.1V
程度以上変えるために、SOI膜厚は約0.15μmを
最大とし、かつ、約10nm以上の膜厚差をつける。
【0010】(2)異なるしきい電圧を持つMOSFE
Tのゲート酸化膜厚を変えること。しきい電圧を0.1
V程度以上変えるために、ゲート酸化膜厚は約15nm
を最大とし、かつ、約1nm以上の膜厚差をつける。
【0011】(3)SOI MOSFETの下、支持用
Si基体表面に支持用Si基体の不純物層とは反対導電
型の不純物層を設け、その電位を変えることによってS
OIMOSFETのしきい電圧を制御する。この不純物
層は、絶縁膜に被われた導電層でもよく、また、支持用
Si基体表面ではなく、SOI領域下の厚い絶縁膜中に
設けた導電層であっても良い。
【0012】
【作用】上記(1)を用いるとSOI中の不純物濃度が
2x1017/cm3、ゲート酸化膜厚10nmの場合、
SOI厚さを10nm変えることによってしきい電圧を
約0.1V変えることができる。
【0013】上記(2)を用いると、SOI中の不純物
濃度が2x1017/cm3、SOI厚さが50nmの場
合、ゲート酸化膜厚さを1nm変えることによってしき
い電圧を約0.05V変えることができる。
【0014】上記(3)を用いると、ゲート酸化膜厚7
nmの場合、バックゲートに+3Vまたは−3Vを印加
することによってしきい電圧を約0.2V変えることが
できる。
【0015】また、上記(1)(2)(3)を組み合わ
せて用いることによって、しきい電圧を約0.5Vの範
囲で自由に変化させることができる。さらに、バックゲ
ート電圧をLSIの動作状態に応じて変えることによ
り、しきい電圧を±0.2V以上の幅で変えることがで
きるので、低消費電力動作、あるいは高速動作など、L
SIの動作モードに合わせてMOSFETの電流電圧特
性を変えることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0017】実施例1。
【0018】図1は本発明第1の実施例である。p型シ
リコン半導体基体1およびSiO22上の薄膜シリコン
層に、素子間分離用SiO23で分離された4種類のM
OSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect
Transistor)が形成されている。相対的に厚い薄膜シ
リコン、SOI(Silicon On Insulator)上には相対的
に厚いゲートSiO28が形成されており、p型多結晶
シリコン11をゲート電極に持つ高Vth nチャネル
型MOSFETとn型多結晶シリコン10をゲート電極
に持つ低Vth pチャネル型MOSFETが形成され
ている。相対的に薄い薄膜シリコン、SOI上には相対
的に薄いゲートSiO29が形成されており、n型多結
晶シリコン10をゲート電極に持つ低Vth nチャネ
ル型MOSFETとp型多結晶シリコン11をゲート電
極に持つ高Vth pチャネル型MOSFETが形成さ
れている。
【0019】p型シリコン半導体基体表面の一部にはn
型不純物領域22が形成されている。このn型不純物領
域22は、4種類のMOSFETの内、高Vth nチ
ャネル型MOSFETと高Vth pチャネル型MOS
FETの下に形成されいる。これらのn型不純物領域2
2には、独立の電位を供給できる。また、本実施例のU
LSI装置表面にDRAM(Dynamic Random Access Me
mory)を形成する場合、メモリーセル用MOSFETの
チャネル・リーク電流を減らすためにメモリーセル用M
OSFETを高Vth nチャネルMOSFETと同じ構
造で形成するのが良い。本実施例の場合、メモリーセル
用MOSFET下のn型不純物領域22は高Vth nチ
ャネルMOSFETと共用しているが、独立に形成し、
独立したバックバイアスを与える事もできる。
【0020】本実施例の場合、n型不純物領域22に印
加する電圧は、p型シリコン半導体基体との間に順方向
電流が流れる事を防ぐ為に、p型シリコン半導体基体電
位Vsubにビルト・イン・ポテンシャルVbiを加え
た電位以上でなければならない。
【0021】実施例2。
【0022】図2は本発明第2の実施例である。図1の
実施例から、p型シリコン半導体基体1表面のn型不純
物領域22を削除し、簡単化してある。
【0023】実施例3。
【0024】図3は本発明第3の実施例である。本実施
例は、図1の実施例に示されたn型不純物領域22に対
して電位を供給する方法を示しているここでは、Alを
用いた金属配線13によってn型不純物領域22に電位
を供給している。本実施例では、MOSFETの拡散層
上とn型不純物領域22上と、深さの異なる複数のコン
タクト穴を形成するために、開口径の異なるコンタクト
穴を用いている。これは、ドライエッチングのエッチン
グスピードが大きい穴ほど速い特徴を利用したものであ
る。ここでは、n型不純物領域22上コンタクト穴の開
口径をMOSFETの拡散層上のコンタクト穴の2倍以
上にする事で、n型不純物領域22上のコンタクト穴加
工時間を減らし、従ってMOSFETの拡散層上のコン
タクト穴加工の時間が短くし、オーバーエッチングによ
るSOI層の突き抜けの問題を無くすことができた。
【0025】実施例4。
【0026】図4(a)から図6は、本発明第4の実施
例であり、図1に示した第1の実施例の製造方法を示し
ている。
【0027】まず、図4(a)に示すように、p型シリ
コン半導体基体1および厚さ300nmのSiO22上
の厚さ55nmの均一薄膜シリコン層(SOI層)を加
工する。公知の光リソグラフィ技術を用いて、低Vth
nチャネル型MOSFET領域、および高Vth p
チャネル型MOSFET領域部分が開口するようにレジ
ストパターンを形成し(本図には図示されていない)、
レジストパターンをマスクとして公知のドライエッチン
グ技術によってSOI層を約25nmエッチングする。
従って、この部分のSOI厚さは約30nmである。
【0028】次に、図4(b)に示すように、メモリセ
ル用nチャネルMOSFET領域と高Vth nチャネ
ル型MOSFET領域、および高Vth pチャネル型
MOSFET領域部分が開口するように、公知の光リソ
グラフィ技術を用いてレジストパターンを形成し(本図
には図示されていない)、引き続き公知のイオン打ち込
み技術を用いてリンイオン21を打ち込み、n型不純物
層22をp型シリコン半導体基体1表面に形成する。イ
オン打ち込みは、2価のリンイオンを用い加速電圧18
0kVで行なった。飛程は約350nm、ほぼp型シリ
コン半導体基体1の表面に届く距離である。ドーズ量は
1x1013/cm2である。
【0029】次に、公知のLOCOS形成法を用いて、
素子間分離用SiO23を形成した後、nチャネル領域
にはボロン、pチャネル領域にはリンを公知のイオン打
ち込み法で打ち込む。nチャネル領域のSOI中ボロン
濃度およびpチャネル領域のSOI中リンの濃度は約2
x1017/cm3である。次に、厚いゲートSiO28と
薄いゲートSiO29を形成する。まずSOI表面に4
nmのSiO2膜を形成したあと、将来薄いゲートSi
2になる領域のSiO2をHF水溶液で除去し、続いて
SOI表面を7nm酸化する。こうして、厚い部分で1
0nm、薄い部分で7nmのゲートSiO2膜を形成し
た(図5(a))。
【0030】次に、1x1020/cm3の濃度のボロン
を含む厚さ100nmの多結晶シリコンを被着する。低
Vth nチャネル型MOSFET領域、および低Vt
hpチャネル型MOSFET領域の多結晶シリコン中
に、公知の光リソグラフィ法と公知のイオン打ち込み法
により3x1015/cm2のドーズ量のリンを選択的に
打ち込んだ後、化学気相成長法により厚さ100nmの
SiO2膜41を被着する。次に、光リソグラフィ法並
びに公知のドライエッチング法によりSiO2膜41と
多結晶シリコンをエッチングし、n型多結晶シリコンゲ
ート10とp型多結晶シリコンゲート11を形成する。
続いて公知のイオン打ち込み法を用いて、nチャネルM
OSFET領域に砒素イオン、pチャネルMOSFET
領域にBF2イオンを打ち込み、n型拡散層4、5とp
型拡散層6、7を形成する(図5(b))。
【0031】ついで、図6に示すように、層間絶縁膜用
に公知の化学気相成長法を用いてSiO2膜12を形成
し、公知の光リソグラフィ法と公知のドライエッチング
法によりコンタクト穴を形成した後、Siを1%含むA
lを公知のスパッタリング法により被着し、光リソグラ
フィ法とドライエッチング法を用いて加工して金属配線
13を形成する。
【0032】こうして作られたLSI上の各種MOSF
ETの電気特性を表1に示す。
【0033】表1は、本発明の第4の実施例で形成した
各種MOSFETの電気特性を示した表である。
【0034】
【表1】
【0035】メモリセル用および高Vth用のMOSF
ETには、いずれもLSIの通常動作時(以下、「動作
時」と略記する)には3Vのバックバイアスがn型不純
物領域22を介して供給される。これらのMOSFET
は0.7Vのしきい電圧で動作した。また、これらのM
OSFETには、LSIが低消費電力で動作しているス
タンバイ時には0Vのバックバイアスが供給される。こ
のとき、これらのMOSFETは0.9Vのしきい電圧
で動作した。これらのMOSFETは、動作時のしきい
電圧がスタンバイ時に比べ下がるため、ドレイン電流が
増え、従って、回路動作が速くなった。
【0036】低Vth nチャネルMOSFET、およ
び低Vth pチャネルMOSFETには、動作時とス
タンバイ時に−3Vのバックバイアスがp型半導体基体
を通じて供給され、各MOSFETは各々0.2V、−
0.75Vのしきい電圧で動作した。また、より高速の
回路動作をねらったLSIも試作した。このLSIで
は、低Vth nチャネルMOSFETのしきい電圧を
下げるために、このMOSFET領域下のp型半導体基
体表面にもn型不純物領域を形成し、ここに0Vのバッ
クバイアスを与えた。この改良によりこのMOSFET
のしきい電圧は0Vとなり、この結果ドレイン電流が増
え、LSIのスピードが向上した。
【0037】高Vth pチャネルMOSFETには、
動作時に0V、スタンバイ時に3Vのバックバイアスが
供給され、各々0.15V、−0.15Vのしきい電圧
で動作した。このMOSFETは動作時にデプリーショ
ンモードに近い状態で動くため、ドレイン電流が大きく
とれる。この結果、回路動作が速くなった。
【0038】図7(a)から図8は、第4の実施例で試
作したMOSFETのしきい電圧と「SOI層の厚
さ」、「ゲート酸化膜厚さ」との関係を示している。し
きい電圧はSOI中の不純物(ボロン)濃度Naの変数
でもあるので、図はいずれもVthを縦軸に、Naを横
軸に用い、SOI層の厚さとゲート酸化膜厚さをパラメ
ータにした。MOSFETはいずれもnチャネル型で、
n型多結晶シリコンをゲート電極に用いている。
【0039】図7(a)はSOI厚さと、ゲート酸化膜
厚さの両方が異なる2種類のMOSFETのVthを比
較した図である。(ここでは、SOI厚さが厚いMOS
FETは、同時に厚いゲート酸化膜を持つ。)この2種
類のMOSFETのVthの差は、例えば、SOI中不
純物濃度が3x1017/cm3の場合に約0.4Vが得
られる。これ以上不純物濃度が高くなると、しきい電圧
が高いMOSFETでは完全空乏化動作をしなくなる。
【0040】図7(b)はゲート酸化膜厚さが同じ(7
nm)で、SOI厚さが異なる2種類のMOSFETの
Vthを比較した図である。2種類のMOSFETのV
thの差は、例えば、SOI中不純物濃度が3x1017
/cm3の場合に約0.2Vであり、図7(a)に比べ
Vth差が小さくなる。
【0041】図8(c)もゲート酸化膜厚さが同じ(1
0nm)で、SOI厚さが異なる2種類のMOSFET
のVthを比較した図である。2種類のMOSFETの
Vthの差は、例えば、SOI中不純物濃度が3x10
17/cm3の場合に約0.3Vであり、やはり図7
(a)に比べVth差が小さくなる。
【0042】完全空乏化型SOI利用MOSFETで出
来るだけ大きなVth差を持つ複数のMOSFETを形
成するためには、各MOSFETのSOI厚さ、ゲート
酸化膜厚さ、を同時に変えるのが効果的である。さらに
不純物濃度を変えるのも効果がおおきい。
【0043】図9(a)と(b)は、第4の実施例で試
作した異なるゲート電極材料を持つnチャネルMOSF
ETのサブスレッショールド領域の電流−電圧特性を示
している。ここでは、特に、これらMOSFETのしき
い電圧に対するバックバイアスの影響が示されている。
また、ここで用いたMOSFETはいずれもSOI厚さ
25nm、ゲートSiO2厚さ7nmである。
【0044】図9(a)はn型多結晶シリコンゲート電
極を持つMOSFETの特性を示す。バックバイアスV
bg=0Vの場合はしきい電圧が低いため、ゲート電圧
Vg=0Vの場合のリーク電流が約0.1μA流れてし
まう。リーク電流を減らす必要があるスタンバイ時に
は、−3Vのバックバイアスを与えることによって、リ
ーク電流を0.1nAに減らすことが出来る。回路の高
速動作が必要な時には0Vのバックバイアスを与え、低
リーク電流の必要な時には−3Vのバックバイアスを与
えることによって、高速動作と低消費電力を両立したL
SIを実現できる。
【0045】図9(b)はp型多結晶シリコンゲート電
極を持つMOSFETの特性を示す。バックバイアスV
bg=0Vの場合はしきい電圧が高いため、特に低電圧
動作が必要な回路ではトランジスタのドレイン電流が減
り、回路動作が遅くなる。回路動作を速くするために
は、回路動作時に3Vのバックバイアスを与えることに
より、MOSFETのしきい電圧を減らしてドレイン電
流を増やす方法が効果的である。
【0046】図10(a)と(b)は、第4の実施例で
試作した異なるゲート電極材料を持つpチャネルMOS
FETのサブスレッショールド領域の電流−電圧特性を
示している。ここでも図6と同様に、しきい電圧に対す
るバックバイアスの影響が示されている。また、ここで
用いたMOSFETでも、SOI厚さは25nm、ゲー
トSiO2厚さは7nmである。
【0047】図10(a)はn型多結晶シリコンゲート
電極を持つMOSFETの特性を示す。バックバイアス
Vbg=0Vの場合はしきい電圧が低いため、特に低電
圧動作が必要な回路ではトランジスタのドレイン電流が
減り、回路動作が遅くなる。回路動作を速くするために
は、回路動作時に−3Vのバックバイアスを与えること
により、MOSFETのしきい電圧を増やして(0Vに
近づけて)ドレイン電流を増やす方法が効果的である。
【0048】図10(b)はp型多結晶シリコンゲート
電極を持つMOSFETの特性を示す。バックバイアス
Vbg=0Vの場合はしきい電圧が高いため、ゲート電
圧Vg=0Vの場合のリーク電流が約1μA流れてしま
う。リーク電流を減らす必要があるスタンバイ時には、
3Vのバックバイアスを与えることによって、リーク電
流を約0.1nAに減らすことが出来る。回路の高速動
作が必要な時には0Vのバックバイアスを与え、低リー
ク電流の必要な時には3Vのバックバイアスを与えるこ
とによって、高速動作と低消費電力を両立したLSIを
実現できる。
【0049】実施例5。
【0050】図11は、本発明第5の実施例である。M
OSFETにバックバイアスを与える電極の周囲をSi
2膜81で被った事を特徴とする。この特徴以外は図
1に示した実施例1と基本的に同じ構造を持つ。
【0051】本実施例では、バックバイアス印加用の電
極を絶縁膜で被っているため、図1の実施例1とは異な
りバックバイアスの正負、大きさに対する制約が無い。
また、バックバイアスを印加するためには、図3に示す
方法と同様のバイアス印加用の専用金属配線が必要であ
る。
【0052】実施例6。
【0053】図12は、本発明第6の実施例である。M
OSFETにバックバイアスを与える電極91が厚いS
iO2膜2の中に埋め込まれた構造を持つ。この特徴以
外は図1に示した実施例1と基本的に同じである。
【0054】本実施例もまた実施例8と同様、バックバ
イアス印加用の電極を絶縁膜で被っているため、バック
バイアスの正負、大きさに対する制約が無い。また、実
施例5に比べると電極91と上部のMOSFETとの距
離が近いため、同じバックバイアスを与えた場合のしき
い電圧変化量が大きいのが特徴である。
【0055】実施例7。
【0056】図13は、本発明第7の実施例である。本
実施例は図12の実施例に示された電極91に対して電
位を供給する方法を示している。ここではAlを用いた
金属配線13によって電極91に電位を供給している。
コンタクト穴の形成方法に関しては実施例3と同様であ
る。
【0057】以上では、ゲート電極にn型またはp型の
多結晶シリコンを用いたMOSFETのしきい電圧制御
に関する実施例を示した。しかし、タングステン、A
l、TiN、Mo、WSi2、MoSi2、TiSi2
ど各種金属材料、あるいは金属シリサイド等、Siとは
異なる仕事関数を持つ材料をゲート材料に用いたSOI
薄膜利用MOSFETにおいても、SOI厚さとゲート
酸化膜厚さを個別に、または同時に変える方法は、MO
SFETのしきい電圧を変える上で有効である。さら
に、バックバイアスを図1、図11あるいは図12の方
法で変えることも、これらのMOSFETのしきい電圧
を制御する方法として有効であることは言うまでもな
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、薄膜SOI上に形成さ
れた各種MOSFETのしきい電圧を制御できる。ま
た、LSIの動作状態に応じて、任意のMOSFETの
しきい電圧を変えることができるため、LSIの低消費
電力動作時には低リーク電流特性を持ち、LSIの高速
動作時には大ドレイン電流を供給するMOSFETを用
いた回路を作ることができる。低消費電力かつ高速なL
SIに好適な半導体装置である。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例であり、第1の実施例の
製造方法を示す断面図である。
【図5】図4に続く製造方法を示す断面である。
【図6】図5に続く製造方法を示す断面である。
【図7】本発明を用いて形成した各種MOSFETのし
きい電圧VthとSOI中の不純物(ボロン)濃度Na
の関係を示す図である。
【図8】本発明を用いて形成した各種MOSFETのし
きい電圧VthとSOI中の不純物(ボロン)濃度Na
の関係を示す図である。
【図9】本発明を用いて形成した、n型多結晶シリコン
電極を持つnチャネルMOSFETのサブスレッショー
ルド領域の電流電圧特性(ドレイン電流Ids − ゲ
ート電圧Vg)を示す図(a)、及び本発明を用いて形
成した、p型多結晶シリコン電極を持つnチャネルMO
SFETのサブスレッショールド領域の電流電圧特性
(Ids − Vg)を示す図(b)である。
【図10】本発明を用いて形成した、n型多結晶シリコ
ン電極を持つpチャネルMOSFETのサブスレッショ
ールド領域の電流電圧特性(Ids − Vg)を示す
図(a)及び、本発明を用いて形成した、p型多結晶シ
リコン電極を持つpチャネルMOSFETのサブスレッ
ショールド領域の電流電圧特性(Ids − Vg)を
示す図(b)である。
【図11】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の第7の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥p型半導体基体、2‥SiO2、3‥SiO2、4‥
n型不純物領域、5‥n型不純物領域、6‥p型不純物
領域、7‥p型不純物領域、8‥厚いSiO2、9‥薄
いSiO2、10‥n型多結晶シリコン電極、11‥p
型多結晶シリコン電極、12‥SiO2、13‥金属配
線、21‥2価のリンイオン、22‥n型不純物領域、
41‥SiO2、42‥低Vth nMOSFET領
域、43‥高Vth pMOSFET領域、81‥Si
2、91‥電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宿利 章二 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層
    された基板の該薄膜半導体層表面に2つ以上のMIS
    (Metal Insulator Semiconductor)型FET(Field E
    ffectTransistor)が形成された半導体装置において、
    すくなくとも1つ以上のMISFETの能動領域の厚さ
    が他のMISFETの能動領域の厚さに比べて薄いこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】MISFETの能動領域の厚さが最大0.
    15μmであり、かつ、少なくとも10nm以上異なる
    厚さの第2のMISFETも形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層
    された基板の該薄膜半導体層表面に2つ以上のMISF
    ETが形成された半導体装置において、すくなくとも1
    つ以上のMISFETのゲート酸化膜の厚さが他のMI
    SFETのゲート酸化膜の厚さに比べて薄いことを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】MISFETのゲート酸化膜厚の厚さが最
    大15nmであり、かつ、少なくとも1nm以上厚さの
    異なるゲート酸化膜を持つ第2のMISFETが形成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層
    された基板の該薄膜半導体層表面に2つ以上のMISF
    ETが形成された半導体装置において、すくなくとも1
    つ以上のMISFETの能動領域の厚さとゲート酸化膜
    の厚さが、他のMISFETの能動領域の厚さとゲート
    酸化膜の厚さに比べてそれぞれ薄いことを特徴とする半
    導体装置。
  6. 【請求項6】最大0.15μmの厚さの能動領域と最大
    15nmの厚さのゲート酸化膜を持つMISFETを有
    し、かつ、該MISFETに対して少なくとも10nm
    以上薄い能動領域と少なくとも1nm以上薄いゲート酸
    化膜を持つ第2のMISFETが形成されていることを
    特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層
    された基板の該薄膜半導体層表面に2つ以上のMISF
    ETが形成された半導体装置において、すくなくとも1
    つ以上のMISFET下に、半導体基体領域から電気的
    に絶縁された導体領域を有し、該MISFETに個別の
    バックバイアスを与えることができることを特徴とする
    半導体装置。
  8. 【請求項8】半導体基体に含まれる不純物と反対導電型
    の不純物を有する不純物領域が半導体基体表面に形成さ
    れており、該不純物領域がMISFETにバックバイア
    スを与える導体領域として用いられることを特徴とする
    請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】半導体基体表面に絶縁膜で被われた導体領
    域を有し、該導体領域がMISFETにバックバイアス
    を与える導体領域として用いられることを特徴とする請
    求項7記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】半導体基体上の絶縁膜領域中に導体領域
    を有し、該導体領域がMISFETにバックバイアスを
    与える導体領域として用いられることを特徴とする請求
    項7記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】半導体装置の特定の動作状態において、
    通常と異なるバックバイアスを与えることを特徴とする
    請求項7記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】薄膜半導体層および絶縁膜領域を不純物
    イオンが通過するに足る、十分な加速エネルギーによる
    イオン打ち込み法で、バックバイアス印加用の不純物層
    を形成することを特徴とする請求項8記載の半導体装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】しきい電圧の異なる少なくとも2種類以
    上のnチャネルMISFETにおいて、しきい電圧の高
    いMISFETの能動領域の厚さがしきい電圧の低いM
    ISFETの能動領域の厚さより厚い事を特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】しきい電圧の異なる少なくとも2種類以
    上のpチャネルMISFETにおいて、しきい電圧が低
    いMISFETの能動領域の厚さがしきい電圧の高いM
    ISFETの能動領域の厚さより厚い事を特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】しきい電圧の異なる少なくとも2種類以
    上のnチャネルMISFETにおいて、しきい電圧が高
    いMISFETのゲート酸化膜の厚さがしきい電圧の低
    いMISFETのゲート酸化膜の厚さより厚い事を特徴
    とする請求項3記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】しきい電圧の異なる少なくとも2種類以
    上のpチャネルMISFETにおいて、しきい電圧が低
    いMISFETのゲート酸化膜の厚さがしきい電圧の高
    いMISFETのゲート酸化膜の厚さより厚い事を特徴
    とする請求項3記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積
    層された基板の該薄膜半導体層表面に、少なくとも、高
    いしきい電圧をもつnチャネルMISFETと、低いし
    きい電圧を持つnチャネルMISFETを有する半導体
    装置において、該高いしきい電圧のMISFET下の半
    導体基体表面にn型不純物領域、該低いしきい電圧のM
    ISFET下の半導体基体表面にp型不純物領域を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  18. 【請求項18】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積
    層された基板の該薄膜半導体層表面に、少なくとも、高
    いしきい電圧をもつpチャネルMISFETと、低いし
    きい電圧を持つpチャネルMISFETを有する半導体
    装置において、該高いしきい電圧のMISFET下の半
    導体基体表面にn型不純物領域、該低いしきい電圧のM
    ISFET下の半導体基体表面にp型不純物領域を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  19. 【請求項19】p型不純物を含む半導体基体、絶縁膜、
    薄膜半導体層が積層された基板の該薄膜半導体層表面
    に、異なるしきい電圧をもつ少なくとも2種類のnチャ
    ネルMISFETと、異なるしきい電圧をもつ少なくと
    も2種類のpチャネルMISFETを有する半導体装置
    において、高いしきい電圧のnチャネルMISFET下
    の半導体基体表面と、高いしきい電圧のpチャネルMI
    SFET下の半導体基体表面にn型不純物領域を有する
    事を特徴とする半導体装置。
  20. 【請求項20】p型不純物を含む半導体基体、絶縁膜、
    薄膜半導体層が積層された基板の該薄膜半導体層表面
    に、異なるしきい電圧をもつ少なくとも2種類のnチャ
    ネルMISFETと、異なるしきい電圧をもつ少なくと
    も2種類のpチャネルMISFETを有する半導体装置
    において、高いしきい電圧のnチャネルMISFET下
    の半導体基体表面、低いしきい電圧のnチャネルMIS
    FET下の半導体基体表面、および高いしきい電圧のp
    チャネルMISFET下の半導体基体表面にn型不純物
    領域を有する事を特徴とする半導体装置。
  21. 【請求項21】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積
    層された基板の該薄膜半導体層表面に、異なるしきい電
    圧をもつ少なくとも2種類のnチャネルMISFETを
    有する半導体装置において、高いしきい電圧のMISF
    ETのゲート電極にp型多結晶半導体、低いしきい電圧
    のMISFETのゲート電極にn型多結晶半導体を用い
    たことを特徴とする半導体装置。
  22. 【請求項22】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積
    層された基板の該薄膜半導体層表面に、異なるしきい電
    圧をもつ少なくとも2種類のpチャネルMISFETを
    有する半導体装置において、高いしきい電圧のMISF
    ETのゲート電極にp型多結晶半導体、低いしきい電圧
    のMISFETのゲート電極にn型多結晶半導体を用い
    たことを特徴とする半導体装置。
  23. 【請求項23】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積
    層された基板の該薄膜半導体層表面に、異なるしきい電
    圧をもつ少なくとも2種類のnチャネルMISFET
    と、異なるしきい電圧をもつ少なくとも2種類のpチャ
    ネルMISFETを有する半導体装置において、高いし
    きい電圧のnチャネルMISFETと高いしきい電圧の
    pチャネルMISFETのゲート電極にp型多結晶半導
    体、低いしきい電圧のnチャネルMISFETと低いし
    きい電圧のpチャネルMISFETのゲート電極にn型
    多結晶半導体を用いたことを特徴とする半導体装置。
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