JPH0710644A - 活性金属クラッドろうの製造方法 - Google Patents
活性金属クラッドろうの製造方法Info
- Publication number
- JPH0710644A JPH0710644A JP17987093A JP17987093A JPH0710644A JP H0710644 A JPH0710644 A JP H0710644A JP 17987093 A JP17987093 A JP 17987093A JP 17987093 A JP17987093 A JP 17987093A JP H0710644 A JPH0710644 A JP H0710644A
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- Japan
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- metal
- brazing
- plate
- sides
- brazing material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易にクラッド化できる活性金属クラッドろ
うの製造方法を提供する。 【構成】 Ti板はZr板の両面にAg又はCuを 0.5
〜10μmコーティングし、次にこの両面にAg−Cu系
合金よりなるろう材又はAg−Cu系合金にTiを 0.5
〜4%含有したろう材を、該ろう材よりも−50℃以下の
融点のAgろうを用いてろう付けすることを特徴とする
活性金属クラッドろうの製造方法。
うの製造方法を提供する。 【構成】 Ti板はZr板の両面にAg又はCuを 0.5
〜10μmコーティングし、次にこの両面にAg−Cu系
合金よりなるろう材又はAg−Cu系合金にTiを 0.5
〜4%含有したろう材を、該ろう材よりも−50℃以下の
融点のAgろうを用いてろう付けすることを特徴とする
活性金属クラッドろうの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスとセラミ
ックス又はセラミックスと金属をろう付けする為の活性
金属クラッドろうの製造方法に関する。
ックス又はセラミックスと金属をろう付けする為の活性
金属クラッドろうの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックスとセラミックス、セ
ラミックスと金属をろう付けする際には、ろう付けする
母材の間にろう/Ti又はZr/ろうを重ねてセット
し、然る後ろう付けを行っていた。一方、予めサンドウ
ィッチ状のクラッドろうを作ると、TiやZrは活性力
が強い為にO2 、N2 、H2 等と化合物を作り易く、そ
の化合物は安定したものとなる。また他の金属とも安易
に脆い金属化合物を作る。このように従来のクラッドろ
うの製造方法では、安定した化合物や脆い金属化合物を
作る為、クラッド化が難しい。
ラミックスと金属をろう付けする際には、ろう付けする
母材の間にろう/Ti又はZr/ろうを重ねてセット
し、然る後ろう付けを行っていた。一方、予めサンドウ
ィッチ状のクラッドろうを作ると、TiやZrは活性力
が強い為にO2 、N2 、H2 等と化合物を作り易く、そ
の化合物は安定したものとなる。また他の金属とも安易
に脆い金属化合物を作る。このように従来のクラッドろ
うの製造方法では、安定した化合物や脆い金属化合物を
作る為、クラッド化が難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、安易
にクラッド化できる活性金属クラッドろうの製造方法を
提供しようとするものである。
にクラッド化できる活性金属クラッドろうの製造方法を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の活性金属クラッドろうの製造方法は、Ti板
又はZr板の両面にAg又はCuをスパッタリング法、
蒸着法、メッキ法等により 0.5〜10μmコーティング
し、次にこの両面にAg−Cu系合金よりなるろう材又
はAg−Cu系合金にTiを 0.5〜4%含有したろう材
を、該ろう材よりも−50℃以下の融点のAgろうを用い
てろう付けすることを特徴とするものである。
の本発明の活性金属クラッドろうの製造方法は、Ti板
又はZr板の両面にAg又はCuをスパッタリング法、
蒸着法、メッキ法等により 0.5〜10μmコーティング
し、次にこの両面にAg−Cu系合金よりなるろう材又
はAg−Cu系合金にTiを 0.5〜4%含有したろう材
を、該ろう材よりも−50℃以下の融点のAgろうを用い
てろう付けすることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように本発明の活性金属クラッドろうの
製造方法では、Ti板又はZr板の両面にAg又はCu
を 0.5〜10μmコーティングするので、この両面にはO
2 、N2 、H2 等との化合物はできず、また他の金属と
の脆い金属化合物はできない。従って、Ti板又はZr
板の両面にAg−Cu系合金よりなるろう材又はAg−
Cu系合金にTiを 0.5〜4%含有したろう材を、該ろ
う材より−50℃以下の融点のAgろうを用いてろう付け
することができ、容易にクラッド化した活性金属クラッ
ドろうを得ることができる。
製造方法では、Ti板又はZr板の両面にAg又はCu
を 0.5〜10μmコーティングするので、この両面にはO
2 、N2 、H2 等との化合物はできず、また他の金属と
の脆い金属化合物はできない。従って、Ti板又はZr
板の両面にAg−Cu系合金よりなるろう材又はAg−
Cu系合金にTiを 0.5〜4%含有したろう材を、該ろ
う材より−50℃以下の融点のAgろうを用いてろう付け
することができ、容易にクラッド化した活性金属クラッ
ドろうを得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の活性金属クラッドろうの製造方法の
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0007】
【実施例1】厚さ1mmのTi板の両面にAgをスパッタ
リング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両面
に厚さ2mmのBAg−8のAgろうを、該Agろうより
も融点が70℃低い厚さ 0.1mmのAg−Cu27%−In10
%のAgろうを用いてろう付けした。
リング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両面
に厚さ2mmのBAg−8のAgろうを、該Agろうより
も融点が70℃低い厚さ 0.1mmのAg−Cu27%−In10
%のAgろうを用いてろう付けした。
【0008】
【実施例2】厚さ1mmのZr板の両面にAgをスパッタ
リング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両面
に厚さ2mmのAg−Cu26%−In 7.5%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu22%−In15%のAgろうを用いてろう付けし
た。
リング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両面
に厚さ2mmのAg−Cu26%−In 7.5%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu22%−In15%のAgろうを用いてろう付けし
た。
【0009】
【実施例3】厚さ 0.8mmのZr板の両面にAgをスパッ
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu30%−Sn10%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu22%−In 7.5%のAgろうを用いてろう付けし
た。
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu30%−Sn10%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu22%−In 7.5%のAgろうを用いてろう付けし
た。
【0010】
【実施例4】厚さ 0.8mmのTi板の両面にAgをスパッ
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu27%−Ti2%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が70℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu27%−In10%のAgろうを用いてろう付けし
た。
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu27%−Ti2%のAgろう
を、該Agろうよりも融点が70℃低い厚さ 0.1mmのAg
−Cu27%−In10%のAgろうを用いてろう付けし
た。
【0011】
【実施例5】厚さ 0.8mmのZr板の両面にAgをスパッ
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu20%−In15%−Ti4%の
Agろうを、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1
mmのAg−Cu22%−In15%のAgろうを用いてろう
付けした。上記のように製造した各実施例の活性金属ク
ラッドろうは、芯のTi板やZr板の両面にO2 、
N2 、H2 等との化合物ができず、また他の金属との脆
い金属化合物ができなかったので、その両面にろう付け
されたAgろうは剥がれや膨れが無く、確実にクラッド
されていた。
タリング法により 0.8μmコーティングし、次にこの両
面に厚さ2mmのAg−Cu20%−In15%−Ti4%の
Agろうを、該Agろうよりも融点が95℃低い厚さ 0.1
mmのAg−Cu22%−In15%のAgろうを用いてろう
付けした。上記のように製造した各実施例の活性金属ク
ラッドろうは、芯のTi板やZr板の両面にO2 、
N2 、H2 等との化合物ができず、また他の金属との脆
い金属化合物ができなかったので、その両面にろう付け
されたAgろうは剥がれや膨れが無く、確実にクラッド
されていた。
【0012】
【発明の効果】以上の通り本発明の活性金属ろうの製造
方法は、Ti板又はZr板の両面にAg又はCuを 0.5
〜10μmコーティングするので、O2 、N2 、H2 等と
の化合物ができず、また他の金属との脆い金属化合物が
できないのでAgろうを安定してろう付けすることがで
き、容易にクラッド化した活性金属クラッドろうを得る
ことができる。
方法は、Ti板又はZr板の両面にAg又はCuを 0.5
〜10μmコーティングするので、O2 、N2 、H2 等と
の化合物ができず、また他の金属との脆い金属化合物が
できないのでAgろうを安定してろう付けすることがで
き、容易にクラッド化した活性金属クラッドろうを得る
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 Ti板又はZr板の両面にAg又はCu
を 0.5〜10μmコーティングし、次にこの両面にAg−
Cu系合金よりなるろう材又はAg−Cu系合金にTi
を 0.5〜4%含有したろう材を、該ろう材よりも−50℃
以下の融点のAgろうを用いてろう付けすることを特徴
とする活性金属クラッドろうの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17987093A JPH0710644A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性金属クラッドろうの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17987093A JPH0710644A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性金属クラッドろうの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710644A true JPH0710644A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16073352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17987093A Pending JPH0710644A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性金属クラッドろうの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710644A (ja) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP17987093A patent/JPH0710644A/ja active Pending
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