JPH07106277B2 - 上糸供給装置 - Google Patents

上糸供給装置

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JPH07106277B2
JPH07106277B2 JP20462689A JP20462689A JPH07106277B2 JP H07106277 B2 JPH07106277 B2 JP H07106277B2 JP 20462689 A JP20462689 A JP 20462689A JP 20462689 A JP20462689 A JP 20462689A JP H07106277 B2 JPH07106277 B2 JP H07106277B2
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turned
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良治 黒田
政典 温品
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は上糸供給装置、特に糸切りに関連して上糸供給
を制御する上糸供給装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、糸保持装置をオン、オフすることによって上糸を
供給するようにしたミシン上糸供給装置としては第3図
に示すものが知られている。
このような装置では第3図に示すように、上糸供給源で
ある糸巻きなどの糸供給源1からの上糸2はソレノイド
からなる第1の糸保持装置3、ローラ4、ソレノイドか
ら成る第2の糸保持装置5を通り、天秤6に引っ掛けら
れて針7の針目に通され、釜21に巻回されている。又、
ローラ4の圧着、解放を行うローラアップソレノイド8
がローラ4に連結され、更に、針板9の上に被縫物10が
載置され、針板9の下に糸切りカッター11が装着されて
いる。
第5図は上記従来装置の制御回路を示し、制御装置(CP
U)12の入力側に糸切り信号13及び糸切り時の糸繰り出
し量設定装置14が接続され、又ROM及びRAMの記憶装置15
が接続されている。更に、制御装置12の出力側に第3図
に示した第1の糸保持装置3を駆動する第1のソレノイ
ド駆動回路16、第2の糸保持装置5を駆動する第2のソ
レノイド駆動回路17、ローラ4を解放するローラアップ
ソレノイド8を駆動するローラアップソレノイド駆動回
路18、モータ駆動制御回路19が接続され、モータ駆動制
御回路19にローラ4を回転するモータ20が接続されてい
る。
このように構成された従来のミシンの動作を説明する
と、第3図において先ず、第1の糸保持装置3をオフに
して上糸2が全く拘束されないようにし、第2の糸保持
装置5をオンにして上糸2を保持固定する。この状態で
上糸2に密着したローラ4が矢印方向に回転し、糸供給
源1から上糸2を繰り出す。この上糸2が必要量だけ繰
り出されると、第1の糸保持装置3をオンにして、フリ
ーとなっていた上糸2を保持固定し、又第2の糸保持装
置5をオフにして保持固定されていた上糸2を解放す
る。こゝで、天秤6が上昇し、ローラ4と第2の糸保持
装置5の間にあった上糸2が針7の方へ繰り出され、第
1の糸保持装置3と縫い目間に張力が与えられ、縫い目
が予定の強さで締め付けられる。
次に、糸切りの場合は、第4図のタイムチャートに示す
ように先ず、糸切り信号13がオンになると〔第4図
(b)参照〕、第1のソレノイド駆動回路16と第2のソ
レノイド駆動回路17をオフにして〔第4図(d),
(e)参照〕、第1の糸保持装置3及び第2の糸保持装
置5によって保持固定されていた上糸2が解放される。
同時に、糸繰り出し量設定装置14で設定された糸繰り出
し量を実行するために、モータ駆動制御回路19をオンに
してモータ20を駆動し、ローラ4を矢印方向に回転して
糸供給源1から上糸2を繰り出す。そして、設定量の上
糸2が糸供給源1から繰り出されると、第1のソレノイ
ド駆動回路16のオンにより〔第4図(d)参照〕、第1
の糸保持装置3で上糸2を保持固定して糸供給源から更
に上糸が繰り出されるのを防ぐ。そして、糸切りカッタ
ー11で上糸を切り、この糸切りが終わると、糸切り信号
がオフになる〔第4図(b)参照〕。
これによって、第2のソレノイド駆動回路17をオンにし
て〔第4図(e)参照〕第2の糸保持装置5で上糸2を
保持固定し、第1のソレノイド駆動回路16をオフにし
〔第4図(d)参照〕、第1の糸保持装置3を解放す
る。同時に、制御装置内の上糸保持タイマを作動させる
〔第4図(a)参照〕。更に、ローラアップソレノイド
駆動回路18をオンにして上糸2を保持していたローラ4
を解放する。上糸保持タイマの時間がオーバーになる
と、第2のソレノイド駆動回路17をオフにして第2の糸
保持装置5を保持していた上糸2を解放し、上糸が完全
にフリーになる。
このように、糸切りを実行するとき、糸切りカッター11
が上糸を切った後、一定時間第1のソレノイド駆動回路
16をオフにして第1の糸保持装置3を解放し、第2のソ
レノイド駆動回路17をオンにして第2の糸保持装置5で
上糸を保持させる。これにより、被縫物を引っ張っても
上糸2は第2の糸保持装置5で拘束されているため、糸
供給源から上糸が繰り出されることがない。
尚第4図においてIは釜21の回転角度と上糸引き込み量
との関係を示す曲線、IIは釜21の回転角度と天秤6の下
降位置との関係を示す曲線である。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら上記のような装置においては第4図から明ら
かなように糸切り信号13がオンになると釜21が糸を最大
に引き込む釜越し位置となる前に第1,第2のソレノイド
駆動回路16,17をオフにしローラ4を駆動して上糸2を
繰り出して糸切りのための上糸を確保するようにしてい
るため釜越し時に上糸が釜に引き込まれ、釜の周囲に余
分な糸が溜まり、送り歯に引っ掛かったり、釜の剣先に
絡まり、上糸切断時に上糸が極度に緊張し、その後天秤
上昇と共に上糸が跳ね上がり、針から上糸が抜け落ちた
り、抜けなくても針先からの上糸残り量が少なくなり、
次に縫い始めに縫い目が構成されなくなる等の欠点があ
った。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上糸供給装置は、上糸供給源からの上糸を保持
固定する互いに離間した第1,第2の上糸保持装置と、こ
の第1,第2の上糸保持装置間に位置する上糸を上記第1
の上糸保持装置から上記第2の上糸保持装置に向かって
繰り出す上糸繰り出し機構と、上記第2の上糸保持装置
よりの上糸を天秤及び針の針目を介して受け取る釜と、
上記針と釜間の上糸を被縫物の下方で切断する糸切りカ
ッターとを有する上糸供給装置において、糸切り信号が
オフとされたとき上記第2の糸保持装置をオンとし、上
記上糸繰り出し機構によって必要糸量を繰り出し、糸切
り信号がオンとされ且つ釜が釜越し位置となった後に上
記第2の上糸保持装置をオフとすることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の上糸供給装置においては糸切り信号が生じた後
でも釜が釜越し位置となる迄は第2のソレノイド駆動回
路17がオンのまゝであり、従って釜周りに余剰糸が溜ま
り難く、又天秤上昇と共に余剰糸が消費される。
〔実施例〕
以下第1図と第2図に従って本発明の実施例を説明す
る。
本発明においては糸切り信号〔第1図(b)参照〕がオ
ンされると、第1のソレノイド駆動回路16をオフにして
糸繰り出し制御を行い、同時に釜越しタイマーを作動さ
せ糸切り信号がオンとなった後も釜21が釜越し位置を過
ぎる迄の期間Tだけ第2のソレノイド駆動回路17をオン
のまゝとする。釜越しタイマーのタイム値Tは、糸切り
時の主軸回転速度と糸切り信号をオンした後の主軸の回
転角度から求める。又、主軸にセンサを設けて釜越しタ
イミング信号〔第1図(f)参照〕を作り、この信号に
同期して第2のソレノイド駆動回路17をオフするように
してもよい。
このように、釜が釜越し状態となるまでの間、第2のソ
レノイド駆動回路17をオンの状態にしておくことにより
第2の糸保持装置5が上糸2を保持する状態となる。こ
れにより、釜越し時に余分な上糸が釜に引き込まれるこ
とを防げる。
尚、これ以後の作用は、従来例と同じである。
〔発明の効果〕
本発明の上糸供給装置は上記のような構成であるから釜
周りに余剰糸が溜まることがないため余剰な上糸が送り
歯に引っ掛かったり、釜の剣先に絡まるおそれがなく、
天秤上昇と共に上糸が跳ね上がり、針から上糸が抜け落
ちたり、針先からの上糸残り量が少なく成る等のおそれ
がない等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の上糸供給装置の作動を説明するタイム
チャートを示す線図、第2図は同じくフローチャート、
第3図は従来の上糸供給装置の概略構成図、第4図は同
じく作動を説明するタイムチャート、第5図は同じく制
御回路のブロック図である。 1……糸供給源、2……上糸、3……第1の糸保持装
置、4……ローラ、5……第2の糸保持装置、6……天
秤、7……針、8……ローラアップソレノイド、9……
針板、10……被縫物、11……糸切りカッター、12……制
御装置(CPU)、13……糸切り信号、14……糸繰り出し
量設定装置、15……記憶装置、16……第1のソレノイド
駆動回路、17……第2のソレノイド駆動回路、18……ロ
ーラアップソレノイド駆動回路、19……モータ駆動制御
回路、20……モータ、21……釜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上糸供給源からの上糸を保持固定する互い
    に離間した第1,第2の上糸保持装置と、この第1,第2の
    上糸保持装置間に位置する上糸を上記第1の上糸保持装
    置から上記第2の上糸保持装置に向かって繰り出す上糸
    繰り出し機構と、上記第2の上糸保持装置よりの上糸を
    天秤及び針の針目を介して受け取る釜と、上記針と釜間
    の上糸を被縫物の下方で切断する糸切りカッターとを有
    する上糸供給装置において、糸切り信号がオフとされた
    とき上記第2の糸保持装置をオンとし、上記上糸繰り出
    し機構によって必要糸量を繰り出し、糸切り信号がオン
    とされ且つ釜が釜越し位置となった後に上記第2の上糸
    保持装置をオフとすることを特徴とする上糸供給装置。
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