JPH07106247A - シリコン薄膜の結晶化方法および表示装置 - Google Patents

シリコン薄膜の結晶化方法および表示装置

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JPH07106247A JP25068193A JP25068193A JPH07106247A JP H07106247 A JPH07106247 A JP H07106247A JP 25068193 A JP25068193 A JP 25068193A JP 25068193 A JP25068193 A JP 25068193A JP H07106247 A JPH07106247 A JP H07106247A
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守 古田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均質な結晶性をもったポリシリコン薄膜を得
る。 【構成】 キセノンフラッシュランプ5などを用い、短
時間アニールにより少なくともシリコン薄膜2の表面部
分を均質に結晶化させ、その後、エキシマレーザービー
ム3をオーバーラップさせながらシリコン薄膜2を照射
し、膜全体の結晶性を高め均質で高性能なポリシリコン
薄膜2′を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板上に作成したシリコ
ン薄膜の結晶化(本明細書ではポリシリコンからポリシ
リコンへの再結晶化も含めて、区別せずに結晶化と表現
する)方法と、これを用いた半導体デバイスの製造プロ
セスに関わるものである。なかでも本発明で特に注目し
ているのは、ガラス基板上の薄膜トランジスタ(以下、
TFTという)等に用いるポリシリコン薄膜のパルスレ
ーザーによる結晶化方法と、このTFTを用いた液晶表
示装置(以下、LCDという)である。
【0002】
【従来の技術】以下、LCD用のポリシリコンTFTの
作成に使用されているシリコン薄膜の作成方法を例に説
明を行う。
【0003】TFTを用いたLCDで現在、主流となっ
ているのは、アモルファスシリコンTFTを用いたもの
とポリシリコンTFTを用いたものの2種類である。こ
れらのうち、後者のポリシリコンTFTを用いた場合
は、表示画面部の画素用トランジスタと表示画面の周辺
駆動回路用トランジスタを同一基板上で同時に作成する
こともできるので、同じ画面サイズであっても画面周辺
部(非表示部)の面積の小さなコンパクトなLCDを実現
できる。
【0004】さらに、低温プロセス(最高基板温度約600
℃;ここで述べる基板温度は熱平衡が保たれたような状
態での温度である)で作られたポリシリコンTFTの作
成技術は、大版のガラス基板が使えるため大幅なコスト
ダウンを実現する技術として注目されている。なかでも
パルスレーザーによるシリコンのレーザー結晶化法を用
いたポリシリコンTFTプロセスは、さらに低温域(最
高基板温度300℃〜500℃;そのためアモルファスシリコ
ンTFTと同じ比較的安価で大きなガラス基板が使用で
きる)でありながら、高性能なTFTを形成できる技術
として精力的な開発が行われている。
【0005】図5はパルスレーザーとしてエキシマレー
ザーを用いた従来のシリコン薄膜の結晶化方法の様子を
説明する概要斜視図である。基板1上に形成されたシリ
コン薄膜2に対して、長方形に整形されたエキシマレー
ザービーム3を照射する。長方形のエキシマレーザービ
ーム3のビーム内エネルギー分布の一例を図6に示し、
図6(1)はX−Y平面での分布状態図、図6(2)は(1)の
X方向でのエネルギーの大きさを示し、周辺部以外は、
できるだけ均一エネルギー密度になるよう光学部品4を
用いてビーム整形が行われている。多くの場合(特にL
CDの場合)、レーザービームのサイズ(横Bxと縦By)
が実現しようとする半導体装置のサイズより小さいた
め、1回の照射だけでは必要な領域をすべて結晶化する
ことはできない。そのため、レーザービームはX方向に
はdx、Y方向にはdyずつ移動しながら、かつレーザー
ビームの一部分をオーバーラップさせながら複数回照射
される。このとき、相対的に基板の方を動かす場合もあ
る。
【0006】結晶化されたシリコン薄膜を用いた薄膜ト
ランジスタの性能を高めるためにもレーザービームの一
部分をオーバーラップさせながらの複数回の照射が必要
であり、結果的にそれぞれの薄膜トランジスタが作成さ
れる場所について、総計10〜100ショット程度のレーザ
ー照射が必要となる。
【0007】このようなレーザー照射により、シリコン
薄膜2は結晶化されポリシリコン薄膜2′が形成され
る。この後、結晶化されたポリシリコン薄膜2′を用い
てTFTを作成し、さらにLCDの構成に組立を行い、
TFT−LCDを完成させる。上記内容に関しては、例
えば、雑誌「フラットパネル・ディスプレイ 1991」P.1
17〜P.128(日経BP社刊:1990年11月26日刊)参照。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のパルスレ
ーザーを用いたシリコン薄膜の結晶化方法において、最
も重大な課題の1つがパルスレーザーの照射痕状の結晶
性の不均一性である。図7は従来のシリコン薄膜の結晶
化方法で結晶化されたポリシリコン薄膜を用いた薄膜ト
ランジスタの移動度の分布例の様子を示す。これはX方
向の分布例であり、照射されたレーザービームの周辺部
の部分で非常に大きな特性の不均一性が発生し、ビーム
の移動量dxごとに移動度が落ち込んでいる。これはポリ
シリコン薄膜2′の結晶性の不均一性がそのまま素子
(TFT)特性に反映したためと考えられる。
【0009】図7には移動度のみを示したが、しきい値
電圧やオフ電流特性も同様に大きくばらつくことにな
る。この不均一な状態でTFT−LCDを作成すると、
以下のことが問題となる、その第1は、周辺駆動回路部
の動作速度が、ばらついた特性の悪い部分で制限される
ため、回路の動作マージンが小さくなる、あるいは動作
速度の上限が低下する。このことにより高密度表示が行
いにくくなるという課題である。
【0010】また第2は、表示部での移動度やしきい値
電圧のばらつきに伴い、表示部内でTFT信号書き込み
能力がばらつく、さらにオフ電流特性のばらつきのため
表示信号の保持能力もばらつき、そのため表示品位が低
下するといった課題である。
【0011】このようなポリシリコン薄膜の結晶性の不
均一性を改善する方法は従来も検討されており、レーザ
ー照射時に基板全体を加熱しておく方法等も報告されて
いるが、移動度で依然±10%程度の大きなばらつきが残
っており、十分なものと言えない(例えば、Digest of
Papers MicroProcess′92. The 5thInternational
Micro Process Conference. JULY 13〜16,1992.
P.152参照)。
【0012】本発明は、シリコン薄膜の結晶性の不均一
性ができるだけ小さくなるような、パルスレーザー(エ
キシマレーザー)応用のシリコン薄膜の結晶化方法を提
供し、さらには、作成されたポリシリコン薄膜を用いて
高性能(回路動作が早く動作マージンが大きい,画面の
表示品位が高い)表示装置(例えば、TFT−LCD)を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し、目的を達成するため、シリコン薄膜の結晶化方法
は、基板上に形成したシリコン薄膜に対し、フラッシュ
ランプアニール法、または赤外線ランプアニール法、ま
たはSOR光照射により前記シリコン薄膜の少なくとも
表面部分を結晶化し、この後、レーザービームサイズが
前記結晶化を行った領域より小さい第1のパルスレーザ
ー光を前記結晶化領域に対して複数回照射し、かつ前記
第1のパルスレーザー光の複数の照射領域を重ね合わせ
ることを特徴とする。
【0014】または基板上に形成したシリコン薄膜に対
し、第2のパルスレーザー光照射により前記シリコン薄
膜の少なくとも表面部分を結晶化し、その後レーザービ
ームサイズが前記結晶化を行った領域より小さい第1の
パルスレーザー光を前記結晶化領域に対して複数回照射
し、かつ前記第1のパルスレーザー光の複数の照射領域
を重ね合わせることを特徴とする
【0015】
【作用】本発明は、基盤上のシリコン薄膜に対し、実現
しようとする半導体装置と同一かまたは大きな領域につ
いて、基板全体が加熱しすぎない短時間アニールを行
い、シリコン薄膜の少なくとも表面部分を一度に結晶化
し、この後、短時間アニールで結晶化を行った領域より
レーザービームサイズが小さいパルスレーザー光(エキ
シマレーザー光)を結晶化領域に対して複数回照射し、
かつパルスレーザー光の複数の照射領域を重ね合わせる
ことである。
【0016】本発明によれば、従来より均質なポリシリ
コン薄膜が得られる。さらに作成されたポリシリコン薄
膜を用いて高性能(回路動作が早く動作マージンが大き
い,画面の表示品位が高い)な表示装置(例えば、TFT
−LCD)を提供される。
【0017】
【実施例】本発明による短時間アニールの具体的手段と
しては、 (A) キセノンランプなどを用いたフラッシュランプアニ
ール法 (B) 赤外線ランプアニール法 (C) SOR光照射による方法 (D) パルスエネルギーの大きなレーザー光照射による方
法 などがあげられる。
【0018】図1は本発明の第1の実施例におけるシリ
コン薄膜の結晶化方法の説明図であり、前述の手段(A)
に相当するものである。図1(a)に示すシリコン薄膜2
(厚さ100nmのアモルファスシリコン薄膜)を表面に被着
した基板1(ガラス基板)に対して複数本のキセノンフラ
ッシュランプ5を同期して発光させ、一度に基板表面を
短時間アニールする。
【0019】このとき、基板1は基板の耐熱温度近くま
でヒータブロック6で加熱しておく。また、これらの操
作は真空チャンバー内で行われる。この工程によりシリ
コン薄膜2の表面が均一に結晶化する。
【0020】次に、従来例の図5と同様の装置(図1
(b))でエキシマレーザービーム3の照射を行うことで、
キセノンフラッシュランプ5により表面を結晶化したポ
リシリコン薄膜2′を得る。レーザー光源は300Hzのパ
ルスレートで発振する150W(500mJ/パルス)のXeClエ
キシマレーザーで行った。光学部品4により長方形に整
形したエキシマレーザービーム3は、基板1に対してX
方向にはdx、Y方向にはdyずつ相対的に移動しながら複
数回照射される。本実施例の場合は、エキシマレーザー
ビーム3の光軸は固定し、ヒーターブロック6を備えた
XYステージ7に基板1を保持し、基板の方を移動し
た。こうしてポリシリコン薄膜2の全体に結晶化をすす
めポリシリコン薄膜2′を作成した。
【0021】このポリシリコン薄膜2′を使って薄膜ト
ランジスタを作成し、特性のばらつきを測定したところ
大幅に均一性が向上した。さらに、このTFTを用いて
LCDを作成すれば、高性能(回路動作が早く動作マー
ジンが大きい,画面の表示品位が高い)なTFT−LC
Dとなった。なお、XYステージ7に組み込まれたヒー
ターブロック6で基板加熱(約400度)を行ったところ、
さらに均一性が改善した。
【0022】図2は本発明の第2の実施例におけるシリ
コン薄膜の結晶化方法の説明図であり、前述の手段(B)
に相当するものである。シリコン薄膜2(厚さ100nmのア
モルファスシリコン薄膜)を表面に被着した基板1(ガラ
ス基板)に対して複数本の赤外線ランプ8を同期して発
光させ、一度に基板表面を短時間アニールする。このと
き、基板1は基板の耐熱温度近くまでヒータブロック6
で加熱しておく。また、これらの操作は真空チャンバー
内で行われる。この工程によりシリコン薄膜2の表面が
均一に結晶化する。続いて第1の実施例(図1(b))と同
様の工程でエキシマレーザービーム3の照射を行い、ポ
リシリコン薄膜2′を作成した。このポリシリコン薄膜
2′を使ってTFTを作成し、特性のばらつきを測定し
たところ均一性が向上した。
【0023】図3は本発明の第3の実施例におけるシリ
コン薄膜の結晶化方法の説明図であり、前述の手段(C)
に相当するものである。シリコン薄膜2(厚さ100nmのア
モルファスシリコン薄膜)を表面に被着した基板1(ガラ
ス基板)を基板ホルダー9に固定し、これに対してSO
R光10を照射する。この工程によりシリコン薄膜2の表
面が均一に結晶化する。続いて第1の実施例の(図1
(b))と同様の工程でエキシマレーザービーム3の照射を
行い、ポリシリコン薄膜2′を作成する。このポリシリ
コン薄膜2′を使ってTFTを作成し、特性のばらつき
を測定すれば均一性が向上する。
【0024】図4は本発明の第4の実施例におけるシリ
コン薄膜の結晶化方法の説明図であり、先述の手段(D)
に相当するものである。シリコン薄膜2(厚さ100nmのア
モルファスシリコン薄膜)を表面に被着した基板1(ガラ
ス基板)に対して単位時間あたりの発振数は少ないが、
1ショット(パルス)あたりのエネルギーが大きい大出力
エキシマレーザービーム11(数J/パルス)を照射する。
この場合も長方形に整形されている。このとき、ビーム
サイズは液晶パネルのサイズより大きい。
【0025】ここで、数Jあればライトバルブ用液晶表
示装置のサイズを一度に照射できる。現状ではパルスレ
ートが小さいため、1パルスあたりのレーザーエネルギ
ーの大きなエキシマレーザーのみでは生産性が悪い。続
いて第1の実施例の(図1(b))と同様の工程でエキシマ
レーザービーム3の照射を行い、ポリシリコン薄膜2′
を作成した。このポリシリコン薄膜2′を使ってTFT
を作成し、特性のばらつきを測定したところ大幅に均一
性が向上した。
【0026】次に、従来より均質なポリシリコン薄膜が
得られることについての本発明の実験結果を示す図8お
よび図9により説明する。
【0027】パルスレーザー照射を重ね合わせてシリコ
ン薄膜の結晶化を行う場合、先にも述べたように、照射
ビームの周辺部分で不均一性が起こる。まだ一度もレー
ザー照射されていないアモルファスシリコン薄膜2に、
図6(2)のようなエネルギー分布を持ったレーザービー
ムを1ショット照射した場合、図8に示した模式図のよ
うに、ビームが照射された場所(中央部と周辺部)により
シリコン薄膜2の結晶化状況が異なり、表面凹凸や結晶
粒径の違いが観察された。
【0028】ビーム中央部が照射された領域12は均質な
結晶性を示すのに対し、エネルギー分布が変化する周辺
部が照射された領域13は不均一な結晶性を示し、悪かっ
た。次に、レーザービームを少しずつずらしながら照射
したところ、図9に示すような不均一性な結晶性を示す
領域13が観察された。これはシリコン薄膜にとって最初
のレーザー照射(第1照射)による結晶性の不均一性が、
その後、繰り返しレーザー照射を行っても改善が進ま
ず、そのまま最後まで影響が残り、最終的な不均一性
(例えば、図7)を生む原因となっていることを示してい
る。
【0029】これに対し、本発明では短時間アニールの
手段(A)〜(D)により、実現しようとする半導体装置のサ
イズより大面積で均一な結晶化がまず行われるため、従
来問題となっていた最初の結晶化(第1照射)の不均一性
が発生しないことになる。したがって、この後、移動度
を高めるために、パルスレーザーの一部分をオーバーラ
ップさせながらの複数回の照射を行っても最初の結晶化
の均一性が保たれるので、大幅に結晶化の均一性が向上
する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、基盤上
のシリコン薄膜に対し、実現しようとする半導体装置と
同一かまたは大きな領域について、基板全体が加熱しす
ぎない短時間アニールを行い、シリコン薄膜の少なくと
も表面部分を一度に結晶化する。この後、短時間アニー
ルで結晶化を行った領域よりレーザービームサイズが小
さいパルスレーザー光(エキシマレーザー光)を結晶化領
域に対して複数回照射し、かつパルスレーザー光の複数
の照射領域を重ね合わせることにより、従来より均質な
ポリシリコン薄膜が得られる。さらに作成されたポリシ
リコン薄膜を用いてTFTを作成し、高性能(回路動作
が早く動作マージンが大きい,画面の表示品位が高い)
な表示装置(例えば、TFT−LCD)を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシリコン薄膜の
結晶化方法の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるシリコン薄膜の
結晶化方法の説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるシリコン薄膜の
結晶化方法の説明図である。
【図4】本発明の第4の実施例におけるシリコン薄膜の
結晶化方法の説明図である。
【図5】従来のシリコン薄膜の結晶化方法の様子を説明
する概要斜視図である。
【図6】図5で用いる長方形に整形されたエキシマレー
ザー光のビーム内エネルギー分布の一例図である。
【図7】従来のシリコン薄膜の結晶化方法で作られたポ
リシリコン薄膜を用いたTFTの移動度の分布例の様子
を示す図である。
【図8】本発明による結晶性ばらつきに関する実験結果
の説明図である。
【図9】本発明による結晶性ばらつきに関する実験結果
の説明図である。
【符号の説明】
1…基板、 2…シリコン薄膜、 2′…ポリシリコン
薄膜、 3…長方形に整形されたエキシマレーザービー
ム、 4…光学部品、 5…キセノンフラッシュラン
プ、 6…ヒーターブロック、 7…XYステージ、
8…赤外線ランプ、9…基板ホルダー、 10…SOR
光、 11…大出力エキシマレーザービーム、12…均質な
結晶性を示す領域、 13…不均一な結晶性を示す領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成したシリコン薄膜に対し、
    フラッシュランプアニール法により前記シリコン薄膜の
    少なくとも表面部分を結晶化し、この後、レーザービー
    ムサイズが前記結晶化を行った領域より小さい第1のパ
    ルスレーザー光を前記結晶化領域に対して複数回照射
    し、かつ前記第1のパルスレーザー光の複数の照射領域
    を重ね合わせることを特徴とするシリコン薄膜の結晶化
    方法。
  2. 【請求項2】 基板上に形成したシリコン薄膜に対し、
    赤外線ランプアニール法により前記シリコン薄膜の少な
    くとも表面部分を結晶化し、この後、レーザービームサ
    イズが前記結晶化を行った領域より小さい第1のパルス
    レーザー光を前記結晶化領域に対して複数回照射し、か
    つ前記第1のパルスレーザー光の複数の照射領域を重ね
    合わせることを特徴とするシリコン薄膜の結晶化方法。
  3. 【請求項3】 基板上に形成したシリコン薄膜に対し、
    SOR光照射により前記シリコン薄膜の少なくとも表面
    部分を結晶化し、この後、レーザービームサイズが前記
    結晶化を行った領域より小さい第1のパルスレーザー光
    を前記結晶化領域に対して複数回照射し、かつ前記第1
    のパルスレーザー光の複数の照射領域を重ね合わせるこ
    とを特徴とするシリコン薄膜の結晶化方法。
  4. 【請求項4】 基板上に形成したシリコン薄膜に対し、
    第2のパルスレーザー光照射により前記シリコン薄膜の
    少なくとも表面部分を結晶化し、その後レーザービーム
    サイズが前記結晶化を行った領域より小さい第1のパル
    スレーザー光を前記結晶化領域に対して複数回照射し、
    かつ前記第1のパルスレーザー光の複数の照射領域を重
    ね合わせることを特徴とするシリコン薄膜の結晶化方
    法。
  5. 【請求項5】 第1のパルスレーザー光がエキシマレー
    ザー光であることを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載のシリコン薄膜の結晶化方法。
  6. 【請求項6】 エキシマレーザー光を徐々に移動しつ
    つ、被照射物に対してレーザー光をオーバーラップさせ
    ながら複数回照射を行うことを特徴とする請求項5記載
    のシリコン薄膜の結晶化方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4記載のいずれかのシリ
    コン薄膜の結晶化方法で結晶化を行った基板上のシリコ
    ン薄膜を用いたことを特徴とする表示装置。
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