JPH07106181A - 導体、誘電体混合型コンデンサ - Google Patents

導体、誘電体混合型コンデンサ

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Publication number
JPH07106181A
JPH07106181A JP27135493A JP27135493A JPH07106181A JP H07106181 A JPH07106181 A JP H07106181A JP 27135493 A JP27135493 A JP 27135493A JP 27135493 A JP27135493 A JP 27135493A JP H07106181 A JPH07106181 A JP H07106181A
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JP
Japan
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dielectric
capacitor
conductor
mixed
dielectric layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27135493A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishi
義浩 西
Minoru Kawamura
穣 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA ELECTRON CO Ltd
TOWA ELECTRON KK
Original Assignee
TOWA ELECTRON CO Ltd
TOWA ELECTRON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電率が大きくて小型大容量化が可能で、ま
た誘電正接の周波数特性が安定であって、等価直列抵抗
の小さい導体、誘電体混合型コンデンサを提供するこ
と。 【構成】 誘電体層10が一対のリード電極11、12
で挾着されたサンドイッチ構造のコンデンサにおいて、
前記誘電体層10に、表面に絶縁皮膜が設けられた導体
粒子13が高濃度に混合、分散され、該導体粒子13に
よりリード電極11、12の電極間の距離が短くなった
結果、誘電率が増加し、コンデンサの小型大容量化が可
能となり、また誘電体単体の低い誘電正接が維持され、
等価直列抵抗も減少させることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導体、誘電体混合型コ
ンデンサに関し、更に詳しくは、各種電子機器に使用す
るコンデンサにおいて、誘電率が小さく、小型大容量化
が難しい等の電気的性能の欠点を解決するため、表面に
絶縁皮膜を設けた導体粒子を誘電体層に高濃度に混合、
分散させてなるコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンデンサはその誘電体
の種類により各種コンデンサがある。しかし、いずれも
長所、短所があり、誘電率は大きいが温度特性が悪く、
また逆に温度特性は良いが誘電率が小さいというように
理想的なコンデンサは実現していない。このためユーザ
ーは用途に応じてコンデンサを使い分けているのが現状
である。ところで、従来のコンデンサは、その原理図と
しての図2に示されているように、各種絶縁物を種々の
方法で形成した誘電体層1が、一対のリード電極2、3
で挾着されたサンドイッチ形の構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
のコンデンサでは、誘電体層を形成の誘電体の物性によ
りコンデンサの性能が決まってしまい、誘電体の種類に
より長所、短所があるため、用途により使い分けが必要
で、そのため理想的なコンデンサにより近いコンデンサ
の案出が要請されていた。
【0004】本発明は、このような要請に応答すべくな
されたもので、その目的とするところは、誘電率が大き
くて小型大容量化が可能で、また誘電正接の周波数特性
が安定で、等価直列抵抗の小さい導体、誘電体混合型コ
ンデンサを提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的のため、本発
明は、誘電体層が一対のリード電極で挾着されて形成の
コンデンサにおいて、前記誘電体層に、表面に絶縁皮膜
が設けられた導体粒子が混合、分散され、好ましくは、
高濃度で混合、分散された構成を特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明する。図1は本発明に係るコンデンサの一例での
原理図であって、図中、10は誘電体層、11、12は
誘電体層を挾着している一対のリード電極、13は表面
に絶縁皮膜が設けられた導体粒子(以下、単に導体粒子
13という)を示す。本発明コンデンサは、誘電体層1
0中に導体粒子13が混合、分散せられた原理構成をそ
の要旨とする。導体粒子の表面に絶縁皮膜を設ける方法
としてはAl、Ta、Ti、Ni、Cu、Fe等の絶縁
性酸化物を作る金属粒子を大気中またはO2雰囲気中で
常温または加熱して絶縁性の酸化物皮膜を作る方法、S
iC等の無機導体を同じく表面酸化させてSiO2等の
絶縁膜を作る方法または導体粒子上にSiO2、絶縁性
塗料等を塗布して絶縁膜を作る方法のいずれかによって
行われる。かかる導体粒子13の誘電体層10への混合
分散は、熱硬化性樹脂等の未硬化の誘電体層とかかる導
体粒子を混合した後、硬化させる混合硬化法、かかる導
体粒子と誘電体層を混合したものを圧延する混合圧延
法、導体と誘電体をO2分圧雰囲気中で加熱蒸発させた
ものをプラズマ状態において蒸着し、混合誘電体膜を形
成する化学蒸着(ブラズマ重合)法または、O2分圧を
もって高真空中で導体と誘電体を加熱蒸発させ、その蒸
気を凝集して混合誘電体膜を形成する真空蒸着(2元同
時蒸着)法のO2分圧をもった低真空中で酸化皮膜を形
成した金属超微粒子と誘電体超微粒子を混合し、製膜す
る方法のいずれかの方法によって行われる。
【0007】更に説明すると、ポリエーテルアミドと自
然酸化膜を形成したアルミニウム粉末を見かけの容積比
でで1:8〜9に混合したもの0.2gを20mmφのス
テンレス板で挾み、約140kgfの加圧を加え、静電
容量を測定した。その結果、ポリエーテルアミド単体の
誘電率に比べ約34倍に誘電率が増加した。また、誘電
正接はポリエーテルアミド単体と同じ0.02で、周波
数100Hz〜10MHzまでほぼ安定であった。更に
等価直列抵抗はポリエーテルアミド単体の約1/10に
減少した。
【0008】このように、誘電体層10中に導体粒子1
3が混合、分散されると、該導体粒子13が電極の働き
をし、リード電極11、12間の電極距離が短くなり、
誘電率が増加する。
【0009】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、誘電体層に
混合、分散された導体粒子がリード電極の電極間距離を
短くする働きをする結果、誘電率が増加し、コンデンサ
の小型大容量化が可能となった。また誘電体単体の低い
誘電正接が維持され、等価直列抵抗も減少させることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサの一例での原理説明図
である。
【図2】従来例の原理説明図である。
【符号の説明】
10 誘電体層 11、12 リード電極 13 表面に絶縁皮膜を設けた導体粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層が一対のリード電極で挟着され
    て形成のコンデンサにおいて、前記誘電体層に、表面に
    絶縁皮膜が設けられた導体粒子が混合、分散された構成
    を特徴とする導体、誘電体混合型コンデンサ。
JP27135493A 1993-10-04 1993-10-04 導体、誘電体混合型コンデンサ Pending JPH07106181A (ja)

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