JPH0710608A - 紫外線熱線遮断ガラス - Google Patents
紫外線熱線遮断ガラスInfo
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- JPH0710608A JPH0710608A JP5180905A JP18090593A JPH0710608A JP H0710608 A JPH0710608 A JP H0710608A JP 5180905 A JP5180905 A JP 5180905A JP 18090593 A JP18090593 A JP 18090593A JP H0710608 A JPH0710608 A JP H0710608A
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- film
- shielding
- ultraviolet
- glass
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/3411—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
- C03C17/3417—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials all coatings being oxide coatings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C17/3429—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating
- C03C17/3435—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating comprising a nitride, oxynitride, boronitride or carbonitride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2217/00—Coatings on glass
- C03C2217/70—Properties of coatings
- C03C2217/74—UV-absorbing coatings
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- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明の紫外線熱線遮断ガラスは、ガラス板上
に第1層としてZn 、Zn Sn合金、Zn Sn Cu 合金
のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が
30〜100nmの厚みで被覆され、前記第1層の上に
第2層としてTi 、Cr、Pb のいずれか1種の酸化物
又はオキシナイトライドの膜が10〜80nmの厚みで
被覆され、前記第2層の上に第3層としてZn 、Zn S
n 合金、Zn SnCu 合金のいずれか1種の酸化物又は
オキシナイトライドの膜が30〜80nmの厚みで被覆
されて構成されている。 【効果】このような構成により、本発明の紫外線熱線遮
断ガラスは、紫外線遮蔽性及び熱線遮蔽性をバランス良
く具備すると共に、その外観がギラギラした色となら
ず、しかも室内にラジオを搭載した自動車用ガラスとし
て用いても電波を減衰・遮蔽しないという効果を有す
る。
に第1層としてZn 、Zn Sn合金、Zn Sn Cu 合金
のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が
30〜100nmの厚みで被覆され、前記第1層の上に
第2層としてTi 、Cr、Pb のいずれか1種の酸化物
又はオキシナイトライドの膜が10〜80nmの厚みで
被覆され、前記第2層の上に第3層としてZn 、Zn S
n 合金、Zn SnCu 合金のいずれか1種の酸化物又は
オキシナイトライドの膜が30〜80nmの厚みで被覆
されて構成されている。 【効果】このような構成により、本発明の紫外線熱線遮
断ガラスは、紫外線遮蔽性及び熱線遮蔽性をバランス良
く具備すると共に、その外観がギラギラした色となら
ず、しかも室内にラジオを搭載した自動車用ガラスとし
て用いても電波を減衰・遮蔽しないという効果を有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線遮蔽性と熱線遮
蔽性とをバランス良く具備する紫外線熱線遮断ガラスに
関する。
蔽性とをバランス良く具備する紫外線熱線遮断ガラスに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱線遮蔽ガラスとしては、窒化チ
タン、窒化クロム、窒化ジルコニウム等のような窒化膜
を利用したものと、多層膜のものとが知られている。
タン、窒化クロム、窒化ジルコニウム等のような窒化膜
を利用したものと、多層膜のものとが知られている。
【0003】先ず、前者はその一例としてガラス基板上
に窒化クロム膜を被覆し、この窒化クロム膜の上に保護
膜を被覆した構成となっている(特開平1−31416
3号公報、同3−187734号公報)。
に窒化クロム膜を被覆し、この窒化クロム膜の上に保護
膜を被覆した構成となっている(特開平1−31416
3号公報、同3−187734号公報)。
【0004】次に、後者はその一例としてガラス基板上
にSn Ox 、Ti Ox 、Sn Ox の各膜をこの順序で順
次積層した構成となっている特開平3−65531号公
報)。
にSn Ox 、Ti Ox 、Sn Ox の各膜をこの順序で順
次積層した構成となっている特開平3−65531号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の熱線遮
蔽ガラスでは、十分な紫外線遮蔽性を確保することがで
きず、そのため熱線遮蔽性能と紫外線遮蔽性能とをバラ
ンス良く具備する紫外線熱線遮断ガラスが強く望まれて
いる。
蔽ガラスでは、十分な紫外線遮蔽性を確保することがで
きず、そのため熱線遮蔽性能と紫外線遮蔽性能とをバラ
ンス良く具備する紫外線熱線遮断ガラスが強く望まれて
いる。
【0006】すなわち、前者の2層型の熱線遮蔽ガラス
(ガラス/窒化膜/保護膜)は、紫外線遮蔽性の高い材
料を用いていないため、熱反射性及び紫外線遮蔽性のい
ずれにも劣るという問題点があった。
(ガラス/窒化膜/保護膜)は、紫外線遮蔽性の高い材
料を用いていないため、熱反射性及び紫外線遮蔽性のい
ずれにも劣るという問題点があった。
【0007】また、後者の3層型の熱線遮蔽ガラス〔ガ
ラス/Sn Ox (屈折率:1.8〜2.1)/Ti Ox
(屈折率:2.2<)/Sn Ox (屈折率:1.6〜
2.2)〕は、前者の場合と同様に紫外線遮断性の高い
材料を用いていないため、熱反射性は良好であるもの
の、紫外線遮蔽性が十分でないという問題点があった。
ラス/Sn Ox (屈折率:1.8〜2.1)/Ti Ox
(屈折率:2.2<)/Sn Ox (屈折率:1.6〜
2.2)〕は、前者の場合と同様に紫外線遮断性の高い
材料を用いていないため、熱反射性は良好であるもの
の、紫外線遮蔽性が十分でないという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、上記した問題点の解消に
あり、紫外線遮蔽性及び熱線遮蔽性をバランス良く具備
すると共に、高い生産性を有する紫外線熱線遮断ガラス
を提供することにある。
あり、紫外線遮蔽性及び熱線遮蔽性をバランス良く具備
すると共に、高い生産性を有する紫外線熱線遮断ガラス
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外線熱線遮断
ガラスは、ガラス板上に、第1層としてZn 、Zn Sn
合金、Zn Sn Cu 合金のいずれか1種の酸化物又はオ
キシナイトライドの膜が30〜100nmの厚みで被覆
され、前記第1層の上に第2層としてTi 、Cr 、Pb
のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が
10〜80nmの厚みで被覆され、前記第2層の上に第
3層としてZn 、Zn Sn 合金、Zn Sn Cu 合金のい
ずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が30
〜80nmの厚みで被覆されていることを特徴とするも
のである。
ガラスは、ガラス板上に、第1層としてZn 、Zn Sn
合金、Zn Sn Cu 合金のいずれか1種の酸化物又はオ
キシナイトライドの膜が30〜100nmの厚みで被覆
され、前記第1層の上に第2層としてTi 、Cr 、Pb
のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が
10〜80nmの厚みで被覆され、前記第2層の上に第
3層としてZn 、Zn Sn 合金、Zn Sn Cu 合金のい
ずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が30
〜80nmの厚みで被覆されていることを特徴とするも
のである。
【0010】本発明において、ガラス板は、フロートガ
ラスなどからなるガラス板であるのが好ましく、必要な
可視光線透過率を有すれば、必要に応じて着色されても
よい。また、このガラス板の厚みは、用途に応じて任意
に選択し得るが、一般的に言えば、2〜10mm、好ま
しくは3〜6mmである。
ラスなどからなるガラス板であるのが好ましく、必要な
可視光線透過率を有すれば、必要に応じて着色されても
よい。また、このガラス板の厚みは、用途に応じて任意
に選択し得るが、一般的に言えば、2〜10mm、好ま
しくは3〜6mmである。
【0011】本発明において、第1層はZn 、Zn Sn
合金、Zn Sn Cu 合金のいずれか1種の酸化物又はオ
キシナイトライドの膜である。このZn 又はZn を主成
分とする合金の酸化物又はオキシナイトライドの膜は良
好な紫外線遮蔽性能を有する。ここで、オキシナイトラ
イドは例えば、Zn Ox Ny 、Zn Sn Ox Ny として
示される化合物であって、このx及びyの原子比率の範
囲は0.2≦x≦2.0で、かつy≦1.5である。こ
の原子比率の範囲が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽
性能が悪化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するか、ある
いはその両者がが悪化するか、加えて顕著な着色を生じ
てしまうため望ましくない。好ましくは0.5≦x≦
1.5で、かつ0.5≦y≦1.0である。
合金、Zn Sn Cu 合金のいずれか1種の酸化物又はオ
キシナイトライドの膜である。このZn 又はZn を主成
分とする合金の酸化物又はオキシナイトライドの膜は良
好な紫外線遮蔽性能を有する。ここで、オキシナイトラ
イドは例えば、Zn Ox Ny 、Zn Sn Ox Ny として
示される化合物であって、このx及びyの原子比率の範
囲は0.2≦x≦2.0で、かつy≦1.5である。こ
の原子比率の範囲が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽
性能が悪化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するか、ある
いはその両者がが悪化するか、加えて顕著な着色を生じ
てしまうため望ましくない。好ましくは0.5≦x≦
1.5で、かつ0.5≦y≦1.0である。
【0012】この第1層の膜厚は30〜100nmであ
る。膜厚が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽性能が悪
化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するか、あるいはその
両者が悪化するか、加えて顕著な干渉色を生じてしまう
こととなり望ましくない。好ましくは60〜80nmで
ある。
る。膜厚が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽性能が悪
化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するか、あるいはその
両者が悪化するか、加えて顕著な干渉色を生じてしまう
こととなり望ましくない。好ましくは60〜80nmで
ある。
【0013】本発明において,前記した第1層の上に設
けられる第2層はTi 、Cr 、Pbのいずれか1種の酸
化物又はオキシナイトライドの膜である。ここで、オキ
シナイトライドは例えば、Ti Ox Ny 、Cr Ox Ny
で示される化合物であって、このxおよびyの原子比率
の範囲は上記した第1層の場合と同様である。なお、第
2層はCr Si Ox Ny 、Ti Si Ox Ny 等のような
Cr やTiやPbシリサイドのオキシナイトライドであ
ってもよい。
けられる第2層はTi 、Cr 、Pbのいずれか1種の酸
化物又はオキシナイトライドの膜である。ここで、オキ
シナイトライドは例えば、Ti Ox Ny 、Cr Ox Ny
で示される化合物であって、このxおよびyの原子比率
の範囲は上記した第1層の場合と同様である。なお、第
2層はCr Si Ox Ny 、Ti Si Ox Ny 等のような
Cr やTiやPbシリサイドのオキシナイトライドであ
ってもよい。
【0014】本発明において、第2層は550nmの波
長における屈折率が2.2以上であることが好ましい。
なぜなら、2.2未満の屈折率を有する第2層からなる
紫外線熱線遮断ガラスでは良好な熱線遮蔽性能が得られ
ないからである。
長における屈折率が2.2以上であることが好ましい。
なぜなら、2.2未満の屈折率を有する第2層からなる
紫外線熱線遮断ガラスでは良好な熱線遮蔽性能が得られ
ないからである。
【0015】この第2層の膜厚は10〜80nmであ
る。膜厚がこの範囲を外れると赤外線遮蔽性能が悪化
し、さらに透過色や反射色が著しい干渉色を生じること
となり望ましくない。好ましくは30〜70nmであ
る。
る。膜厚がこの範囲を外れると赤外線遮蔽性能が悪化
し、さらに透過色や反射色が著しい干渉色を生じること
となり望ましくない。好ましくは30〜70nmであ
る。
【0016】本発明において、前記した第2層の上に設
けられる第3層は、前記した第1層の膜と同じ膜であ
る。
けられる第3層は、前記した第1層の膜と同じ膜であ
る。
【0017】この第3層の膜厚は30〜80nmであ
る。膜厚が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽性能が悪
化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するかあるいはその両
者が悪化するか、加えて顕著な干渉色を生じてしまうこ
となり望ましくない。好ましくは20〜60nmであ
る。
る。膜厚が上記した範囲を外れると紫外線遮蔽性能が悪
化するか、赤外線遮蔽性能が悪化するかあるいはその両
者が悪化するか、加えて顕著な干渉色を生じてしまうこ
となり望ましくない。好ましくは20〜60nmであ
る。
【0018】本発明においては、上記した第3層の上に
保護膜が第4層として設けられているのが好ましい。こ
の第4層はTa 、Zr 、Nb のいずれか1種の酸化物の
膜である。
保護膜が第4層として設けられているのが好ましい。こ
の第4層はTa 、Zr 、Nb のいずれか1種の酸化物の
膜である。
【0019】この第4層の膜厚は5〜30nmである。
膜厚が上記した範囲を外れると保護性能が著しく低下し
て耐久性が劣り、望ましくない。好ましくは5〜20n
mである。
膜厚が上記した範囲を外れると保護性能が著しく低下し
て耐久性が劣り、望ましくない。好ましくは5〜20n
mである。
【0020】本発明においては、前記した各層の間に適
宜に、Zr 、Ti 、Cr のいずれか1種の窒化物又はオ
キシナイトライドの膜が設けられていてもよい。この膜
の厚みは、光学特性を著しく悪化させない膜厚であっ
て、一般的には1〜20nmである。
宜に、Zr 、Ti 、Cr のいずれか1種の窒化物又はオ
キシナイトライドの膜が設けられていてもよい。この膜
の厚みは、光学特性を著しく悪化させない膜厚であっ
て、一般的には1〜20nmである。
【0021】本発明の紫外線熱線遮断ガラスは、ガラス
板面に前記した第1層乃至第3層を、更に必要に応じて
第4層をスパッタリング法等のような常法により順次形
成して、容易に製造される。
板面に前記した第1層乃至第3層を、更に必要に応じて
第4層をスパッタリング法等のような常法により順次形
成して、容易に製造される。
【0022】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明
を更に詳しく説明する。
を更に詳しく説明する。
【0023】なお、添付した図面の第1図において本発
明の紫外線熱線遮断ガラスの構成を説明すると、先ず1
はガラス板であり、この上面に2乃至4で示される第1
層乃至第3層を順次積層したものである。
明の紫外線熱線遮断ガラスの構成を説明すると、先ず1
はガラス板であり、この上面に2乃至4で示される第1
層乃至第3層を順次積層したものである。
【0024】実施例1〜9並びに比較例1及び2 ガラス板としてSZ34(日本板硝子(株)製、商品
名、セーフティブロンズ3.5mm)を用い、かつ成膜
装置としてDCスパッタリング装置を用い、下記の成膜
条件で成膜を行い、本発明の実施例及び比較例のサンプ
ルを作成した。
名、セーフティブロンズ3.5mm)を用い、かつ成膜
装置としてDCスパッタリング装置を用い、下記の成膜
条件で成膜を行い、本発明の実施例及び比較例のサンプ
ルを作成した。
【0025】
【表1】
【0026】このようにして得られたサンプル(実施例
1〜9並びに比較例1及び2)について、光学特性、外
観性及び表面抵抗について評価した。結果を表2に示
す。
1〜9並びに比較例1及び2)について、光学特性、外
観性及び表面抵抗について評価した。結果を表2に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】なお、実施例1と比較例2のサンプルを用
い、分光透過率を測定した結果を図2に示す。
い、分光透過率を測定した結果を図2に示す。
【0029】この図2よりわかる通り、本発明の紫外線
熱線遮断ガラスは従来の紫外線遮断ガラスと比較して紫
外線遮蔽性に優れている。
熱線遮断ガラスは従来の紫外線遮断ガラスと比較して紫
外線遮蔽性に優れている。
【0030】
【発明の効果】以上に詳述したとおり、本発明の紫外線
熱線遮断ガラスは、光学干渉作用を利用して熱線遮蔽性
能を実現させる膜構成の中の各膜として、紫外線遮蔽性
能を有する膜材料を利用して紫外線遮蔽性を併せもつよ
うにしたものである。このため、 Tuvを35%以下(紫外線遮蔽性)、Tgを65%
以下(熱線遮蔽性)、YAを65%以上(高い可視光線
透過率)とするガラスが得られること、 ハンター色度座標a,bについては、いずれもその絶
対値が4より小さく肉眼で見て、ニュートラルな色調に
近く、ギラギラした色にならないこと、 膜の表面抵抗が200Ω以上で、室内にラジオを搭載
した自動車の窓ガラスに用いても電波を減衰・遮蔽しな
いこと、 という効果を有するものであり、例えば自動車用ガラス
として用いられて極めて有用である。
熱線遮断ガラスは、光学干渉作用を利用して熱線遮蔽性
能を実現させる膜構成の中の各膜として、紫外線遮蔽性
能を有する膜材料を利用して紫外線遮蔽性を併せもつよ
うにしたものである。このため、 Tuvを35%以下(紫外線遮蔽性)、Tgを65%
以下(熱線遮蔽性)、YAを65%以上(高い可視光線
透過率)とするガラスが得られること、 ハンター色度座標a,bについては、いずれもその絶
対値が4より小さく肉眼で見て、ニュートラルな色調に
近く、ギラギラした色にならないこと、 膜の表面抵抗が200Ω以上で、室内にラジオを搭載
した自動車の窓ガラスに用いても電波を減衰・遮蔽しな
いこと、 という効果を有するものであり、例えば自動車用ガラス
として用いられて極めて有用である。
【図1】本発明による紫外線熱線遮断ガラスの一部分の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】紫外線遮蔽性について本発明と従来例とを比較
して示した光学特性図である。
して示した光学特性図である。
1 ガラス板 2 第1層 3 第2層 4 第3層
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス板上に、第1層としてZn 、Zn
Sn 合金、Zn SnCu 合金のいずれか1種の酸化物又
はオキシナイトライドの膜が30〜100nmの厚みで
被覆され、前記第1層の上に第2層としてTi 、Cr 、
Pb のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの
膜が10〜80nmの厚みで被覆され、前記第2層の上
に第3層としてZn 、Zn Sn 合金、Zn Sn Cu 合金
のいずれか1種の酸化物又はオキシナイトライドの膜が
30〜80nmの厚みで被覆されていることを特徴とす
る紫外線熱線遮断ガラス。 - 【請求項2】 前記第3層の上に第4層としてTa 、Z
r 、Nb のいずれか1種の酸化物の保護膜が5〜30n
mの厚みで被覆された請求項1に記載の紫外線熱線遮断
ガラス。 - 【請求項3】 前記第2層の屈折率が550nmの波長
において2.2以上である請求項1又は2に記載の紫外
線熱線遮断ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180905A JPH0710608A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 紫外線熱線遮断ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180905A JPH0710608A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 紫外線熱線遮断ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710608A true JPH0710608A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16091360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5180905A Pending JPH0710608A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 紫外線熱線遮断ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014078062A1 (en) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Guardian Industries Corp. | Coated article with low-e coating including zinc oxide inclusive layer (s) with additional metal(s) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5180905A patent/JPH0710608A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014078062A1 (en) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Guardian Industries Corp. | Coated article with low-e coating including zinc oxide inclusive layer (s) with additional metal(s) |
US8900729B2 (en) | 2012-11-19 | 2014-12-02 | Guardian Industries Corp. | Coated article with low-E coating including zinc oxide inclusive layer(s) with additional metal(s) |
CN104936925A (zh) * | 2012-11-19 | 2015-09-23 | 葛迪恩实业公司 | 具附加金属的含氧化锌层的低辐射涂层的涂层制品 |
JP2016503382A (ja) * | 2012-11-19 | 2016-02-04 | ガーディアン インダストリーズ コーポレイションGuardian Industries Corp. | 追加金属を有する亜鉛酸化物含有層を含む低放射率コーティングを有する被覆製品 |
US9475727B2 (en) | 2012-11-19 | 2016-10-25 | Guardian Industries Corp. | Coated article with low-E coating including zinc oxide inclusive layer(s) with additional metal(s) |
US9725358B2 (en) | 2012-11-19 | 2017-08-08 | Guardian Industries Corp. | Coated article with low-E coating including zinc oxide inclusive layer(s) with additional metal(s) |
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