JPH07105989B2 - 圧電スピーカ - Google Patents

圧電スピーカ

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JPH07105989B2
JPH07105989B2 JP1110987A JP11098789A JPH07105989B2 JP H07105989 B2 JPH07105989 B2 JP H07105989B2 JP 1110987 A JP1110987 A JP 1110987A JP 11098789 A JP11098789 A JP 11098789A JP H07105989 B2 JPH07105989 B2 JP H07105989B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、発泡性樹脂からなる振動板に圧電発音体を取
付けた圧電スピーカに関する。
従来の技術 第3図はこの種の圧電スピーカの一従来例を示す。この
圧電スピーカは、発泡スチロール、発泡ポリエチレン等
からなる2枚の発泡樹脂板4、5を対向状に突き合わせ
てダイアフラム3を形成し、両発泡樹脂板4、5間に圧
電ドライバー6を挟着保持した構造になっている。
具体的には、発泡樹脂板4、5の対向面の中央部には同
一の径を有する環状の溝4a、5aが形成されており、これ
ら溝4a、5aの中央に残存する突起4b、5b間に圧電ドライ
バー6を挟圧保持した構造になっている。なお、第3図
では溝4a、5aの片側のみが現れている。
圧電ドライバー6は、円形の金属板6bの両面側に圧電板
6a、6a(例えば、PZT等からなる)を同心状に貼着して
なる。即ち、この圧電ドライバー6はバイモルフ型のも
のである。
そして、圧電板6a、6aの電極及び金属板6bの周縁寄りの
位置には、リード線7a、7a、7bの一端側が夫々半田付け
されている。このリード線7a、7a、7bの他端側は発泡樹
脂板4、5の対向面間を経て外部に引き出されて圧電ド
ライバー6を振動させるアンプ(図示せず)に接続され
ている。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記圧電スピーカにおいては、リード線7a、
7a、7bは各々両端支持状態で取付けられているので、こ
の部分がダイアフラム3と共振して大きな振動やこれに
伴う異音を発生する。また、3本のリード線7a、7a、7b
は相互に非拘束関係にあり且つ近接状態で配置されてい
るので、振動時にリード線7a、7a、7b同士が振動接触し
てビビリ振動を発生し、ビビリ音等の異音を生じる。更
に、リード線7a、7a、7bとダイアフラム3との接点にお
いて両者が接触して異音を発生するという欠点がある。
かかる異音の発生を抑止すべく、リード線7a、7a、7bを
シリコン接着剤層8で覆ってリード線7a、7a、7bを一体
化している。
しかしながら、上記の構造であってもやはり異音を生じ
る。これは、以下に示す理由による。即ち、圧電スピー
カの作製は、リード線7a、7a、7bと一方の発泡樹脂板5
とにシリコン接着剤を塗布した後、他方の発泡樹脂板4
を上記発泡樹脂板5に貼り付けている。ところが、上記
圧電スピーカでは圧電ドライバー6を収納するための溝
4a、5aの径が同一であるため、第4図に示すように、発
泡樹脂板4と発泡樹脂板5との貼り合わせの位置がズレ
ると、発泡樹脂板4の端部は発泡樹脂板5と貼着されな
い。このため、振動時に発泡樹脂板4の端部とシリコン
接着剤層8とが振動接触するということに起因するもの
である。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、上記
諸欠点を解消できることになる圧電スピーカを提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、印加信号に応じて
振動する圧電ドライバーと、2枚の発泡樹脂板を対向状
に突合わせて成り、発泡樹脂板の突合わせ面側には丸穴
状の凹部がそれぞれ形成され、これら凹部により上記圧
電ドライバーを収納する収納空間が形成されたダイアフ
ラムと、前記圧電ドライバーに一端が接続される一方、
他端は発泡樹脂板の突合わせ面間を通して外部に引き出
された複数のリード線とを有する圧電スピーカにおい
て、上記一方の発泡樹脂板の凹部の径が他方の発泡樹脂
板の凹部の径より大きく形成されると共に、上記複数の
リード線が収納空間内において被覆部材で覆われて一体
化され、この被覆部材が上記一方の発泡樹脂板の小径凹
部周縁に固定されていることを特徴とする。
作用 上記の構成であれば、圧電スピーカの作製時に両発泡樹
脂板の貼着位置が若干ズレた場合であっても、小径の凹
部の端部より大径の凹部の端部が内方に位置することが
ない。したがって、大径の凹部の端部は小径の凹部が形
成された発泡樹脂板に確実に固定されるので、振動時に
大径の凹部の周縁と小径の凹部周縁に固定された被覆部
材とが振動接触せず、異音は発生しない。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づき具体的に説明す
る。第1図は本発明に係る圧電スピーカを示す縦断面
図、第2図はその要部を示す拡大断面図である。
上記圧電スピーカは、圧電ドライバー21が収容されたダ
イアフラム22を弾性支持片23を介してフレーム24に固定
した構成である。具体的には、上記フレーム24は額縁状
をなし、内周面の全長にわたって形成した断面コ字状の
溝24aにダイアフラム22の周縁部を挿入連結してある。
そのうえで、上記ダイアフラム22の外周に形成された段
部には細長いテープ状の弾性支持片23が全周にわたって
介装されており、この弾性支持片23によりダイアフラム
22がフレーム24に支持された構造となっている。
上記圧電ドライバー21は第2図に示すようにバイモルフ
型のものであり、PZT等から成る2枚の圧電板21a,21bが
金属板21cを挟み込んでいる。そして、両圧電板21a,21b
に電気信号を印加すると圧電効果により金属板21cを含
む全体が屈曲振動を行うような構造である。
一方、前記ダイアフラム22は2枚の発泡樹脂板25、26か
ら成り、これら発泡樹脂板25、26は例えば発泡ポリスチ
レン、発泡ポリエチレン、あるいは両者の共重合体等か
ら構成されている。上記発泡樹脂板26の対向面の中央部
には、上記圧電ドライバー21よりも幾分大きい形をした
環状の溝26aが形成されており、上記発泡樹脂板25の対
向面の中央部には、上記溝26aよりも更に大きい形をし
た環状の溝25aが形成されている。これら溝25a、26aに
より、前記圧電ドライバー21よりも大きな圧電ドライバ
ー収容空間が形成される。また、上記両溝25a、26aの中
央には円形状の突起25b、26bが残存しており、これら突
起25b、26b間には接着剤等を用いて圧電ドライバー21が
取付けられている。このため、上記突起25b、26bの高さ
寸法は上記溝25a、26aの深さ寸法よりも少し短くなるよ
うな構造である。
前記圧電板21a,21bの電極及び金属板21cの周端寄りの位
置にはリード線27a、27a、27bの一端側が各々半田付け
されている。リード線27a、27a、27bの他端側は発泡樹
脂板25、26の対向面間を経て外部に引き出され、圧電ド
ライバー21を振動させるアンプ(図示せず)に接続され
ている。上記リード線27a、27a、27bはシリコン接着剤
層28にて覆われており、このシリコン接着剤層28は小径
の溝26aが形成された発泡樹脂板26の溝周縁部に固定さ
れている。
ここで、上記の構造を有する圧電スピーカは、リード線
27a、27a、27bと小径の溝26aが形成された発泡樹脂板26
の溝周縁とにシリコン接着剤を塗布した後、大径の溝25
aが形成された発泡樹脂板25にエポキシ系の接着剤を塗
布して上記発泡樹脂板26に貼り付けて作製する。この場
合、発泡樹脂板26の貼着位置が若干ズレた場合であって
も、溝25aの端部が溝26aの端部より内方に位置すること
がない。したがって、溝25aの端部は発泡樹脂板26に確
実に固定されるので、溝25の端部とシリコン接着剤層28
との接触位置にて異音を発生することはない。
なお、上記実施例では圧電板21a,21b及び金属板21cにリ
ード線を半田付けする構造のものについて説明したが、
金属板21cにリード線を半田付けしない構造のものにつ
いても同様に本発明を適用することができる。
また、上記圧電ドライバー21はバイモルフ型のものを用
いたが、これに限定するものではなく、ユニモルフ型の
ものを使用することも可能である。
更に、上記実施例ではリード線27a、27a、27bをシリコ
ン接着剤層28で覆っているが、ポリエステルテープ等の
テープで覆ってもよいことは勿論である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、圧電スピーカの作製時に
両発泡樹脂板の貼着位置が若干ズレた場合であっても、
振動時に、大径の凹部の周縁と被覆部材とが振動接触し
ないので、異音が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧電スピーカを示す縦断面図、第
2図はその要部を示す拡大断面図、第3図は従来例の圧
電スピーカを示す部分断面図、第4図は従来例の圧電ス
ピーカの製造方法を示す説明図である。 21……圧電ドライバー、25・26……発泡樹脂板、25a・2
6a……溝、27a・27a・27b……リード線、28……シリコ
ン接着剤層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加信号に応じて振動する圧電ドライバー
    と、 2枚の発泡樹脂板を対向状に突合わせて成り、発泡樹脂
    板の突合わせ面側には丸穴状の凹部がそれぞれ形成さ
    れ、これら凹部により上記圧電ドライバーを収納する収
    納空間が形成されたダイアフラムと、 前記圧電ドライバーに一端が接続される一方、他端は発
    泡樹脂板の突合わせ面間を通して外部に引き出された複
    数のリード線と、 を有する圧電スピーカにおいて、 上記一方の発泡樹脂板の凹部の径が他方の発泡樹脂板の
    凹部の径より大きく形成されると共に、上記複数のリー
    ド線が収納空間内において被覆部材で覆われて一体化さ
    れ、この被覆部材が上記一方の発泡樹脂板の小径凹部周
    縁に固定されていることを特徴とする圧電スピーカ。
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