JPH07105976B2 - ディジタル情報信号交換用ラジオ周波データ通信ネットワーク - Google Patents

ディジタル情報信号交換用ラジオ周波データ通信ネットワーク

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JPH07105976B2
JPH07105976B2 JP4209420A JP20942092A JPH07105976B2 JP H07105976 B2 JPH07105976 B2 JP H07105976B2 JP 4209420 A JP4209420 A JP 4209420A JP 20942092 A JP20942092 A JP 20942092A JP H07105976 B2 JPH07105976 B2 JP H07105976B2
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    • H04W28/086Load balancing or load distribution among access entities
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広い地理的区域に亘り、
単一の割当チャンネル又は周波数を共用するラジオ周波
(“RF”)リンクを介してディジタル通信の実行に使
用される細胞状ネットワークに関し、特に、(1)ある
アップリンク・ネットワーク・メッセージ制御機能の非
集中化を容易にし、(2)前述の単一割当周波数又はチ
ャンネルを使用し、ラジオ周波リンクを介してディジタ
ル通信を信頼性をもって実行しうるよう、基本局及びネ
ットワーク制御装置が典型的に消費する端末電力レベル
の評価によるオーバーヘッドを除去又は最少にする方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞状ラジオ電話ネットワークは屡々
“セル”と称するゾーンに分割された所定の地理的区域
に亘り通信サービスを提供するということが知られてい
る。各セルは典型的に、指定のセルに配置され又は通過
する屡々“端末”、“細胞電話”“ラジオ(無線)電
話”、“データ・ラジオ”と称する加入者ラジオ(無線
通信機)と指定の基本局との間で送受信するため、複数
の基本局と各基本局に配置された共同するアンテナとを
含む。
【0003】指定のセル内にある各基本局は、典型的
に、屡々電話交換網に接続され、又はその一部を形成す
るホスト・コンピュータと指定のセルの加入者ラジオと
の間で通信を調整するための集中制御機構として機能す
る汎用通信制御装置(“GCC”)と通信する。
【0004】商業使用のそのようなシステムの例として
は、モトローラ社とインターナショナル・ビジネス・
シーンズ・コーポレイションとにより共同開発された拡
張ラジオ・ディジタル情報システム(“ARDIS”)
がある。そのようなシステムの例は、フリーバーグに対
する米国特許第4,550,443号及び第4,85
0,032号のほか、他の多くの技術文献及び特許に開
示されている。
【0005】拡張ラジオ・ディジタル情報システム
(“ARDIS”)において、指定のセル内の各種端末
とそのセル内の基本局との間において、通信サービス及
び資源に対する必要性が発生したときにラジオ周波(R
F)リンクが動的に設定される。
【0006】前述の技術文献及び特許の多くは、所定の
地理的区域に対して通常割当てられる単一周波数(共用
チャンネルともいう)の使用をランダムに試みる複数の
同時ディジタル通信を如何に支援するかの問題を取扱
う。又、例えば、モーリイほかに対する米国特許第4,
866,788号によると、それは細胞状システムに所
属する送信局からのメッセージの再送信の制御方法につ
いて記述する。
【0007】モーリイほかによる方法は、共用チャンネ
ルを使用して要求メッセージを再送信しなければならな
い確率は共用チャンネルの状態と送信する加入者ラジオ
から基本局が受信した電力とに依存する(その関数であ
る)。加入者ラジオ送信電力は基本局において測定さ
れ、ちょうどよい時に指定された如何なる点からでも共
用チャンネルをアクセスしようとする通信の量に影響を
与えるため、基本局から制御される。
【0008】モーリイほかによる方法は、加入者ラジオ
から送信された信号の電力レベルをネットワーク制御機
能の実行に使用することができるかにつき、如何に評価
するかの1つの例である。モーリイほかは、又それを参
照したときに説明した新規な方法を実現するため、電力
レベル評価の際のオーバーヘッドをネットワーク階層の
基本局レベルで消費するシステムを例証する。
【0009】ネットワーク制御機能を実行して共用チャ
ンネルの使用の際の“衝突”を最少にする等、ラジオ通
信ネットワークにおいて使用する電力レベルの調節方式
を支援するために行う電力レベルの評価に対するオーバ
ーヘッドを如何に消費するかを論じる他の例としては、
シュロックに対する米国特許第4,512,033号、
ハルパーンに対する米国特許第4,613,990号、
及び前述のフリーバーグに対する米国特許第4,55
0,443号に記述されている。
【0010】シュロック特許は、汎用両方向通信システ
ムに使用される複数の遠隔端末の各々に対し、外部発生
の電力レベルを調節する調節信号に応答する回路を設け
ることについて記述する。この外部発生の電力レベル調
節信号はマスタ端末に接続されている複数の遠隔端末の
制御に使用される。
【0011】ハルパーン特許は、ラジオ電話送信機の電
力を動的に制御するため、ネットワーク階層の固定基本
局レベルで電力レベルの測定を実行することを教示する
先行技術の例である。
【0012】シュロック及びハルパーンどちらの特許
も、“アップリンク”メッセージの通信量関するオー
バーヘッド、すなわち、特に、単一の端末から送信され
たメッセージが複数のアップリンク・メッセージとなり
うる状況において、遠隔端末からホスト・コンピュー
タの方へ送信されるメッセージの通信量に関するオーバ
ーヘッドを管理及び(又は)減少する問題を取扱ってい
ない。この事象は、典型的に、送信端末が指定のセル・
サイトに配置されている2以上複数の基本局の範囲内に
あるときはいつでも発生する。
【0013】フリーバーグに対する米国特許第4,55
0,443号は前述のアップリンク・メッセージ通信量
を取扱うことができるシステムを提供するが、後述する
ように、アップリンク・メッセージの通信量に関連して
消費されるオーバーヘッド考えられることであり、ア
ップリンク・メッセージの処理量に対応して発生する
在的な逆効果を有する。
【0014】フリーバーグの参照文献(米国特許第4,
550,443号)は、複数のセルに分割された地理的
区域をカバーし、汎用通信制御装置(GCC)と、複数
のチャンネル通信モジュール(CCM又は基本局)と、
それぞれ指定の基本局に接続された一組の送信機/受信
機対と、複数の携帯用端末とを含むデータ通信システム
を記述している。
【0015】制御信号と共に情報パケットに含まれてい
るデータ信号はラジオ・チャンネルを介し、汎用通信制
御装置と携帯用端末との間で通信される(データ信号
は、又パケットの“データ部”とも称する)。各基本局
は携帯用端末からパケットを受信する度毎に信号の強さ
を測定する。
【0016】上記のフリーバーグの参照文献に開示され
ているものと類似するあるシステムにおいては、汎用通
信制御装置基本局受信機からの信号の強さ測定値を収
集し、種々の基本局が受信したパケットのすべて(指定
した端末から受信した重複メッセージでさえ)を汎用通
信制御装置に送信する。
【0017】次に、汎用通信制御装置は各入力信号に対
して調節された信号の強さを算出し、調節された信号の
強さにより最強の入力信号を選択して、そのパケットを
送信した携帯用ラジオの位置を決定する。汎用通信制御
装置は、後述するように、パケットが有効データを含む
ことを確認した後、ホストに対し最強信号によるパケッ
トを送信する。更に、汎用通信制御装置は最強信号を供
給する端末/基本局対の識別(ID)記録をとる。
【0018】その後、汎用通信制御装置が携帯用端末に
対してメッセージを送信するときはいつでも、記録した
端末/基本局対のIDに対応する基本局は、端末に対し
ラジオ周波リンクを設定するよう選択されるべき基本局
である。換言すると、目標の携帯用端末からの最新の送
信において算出された調節された信号の強さが最強の
域をカバーする基本局は、“ダウンリンク”(すなわ
ち、ホスト又は汎用通信制御装置から端末の方へ)の通
信を試みるときに最初に選択される。
【0019】汎用通信制御装置は、非インターフェース
基本局送信機を使用して、セルの他の部分にある携帯用
ラジオに対しメッセージ信号を同時送信することができ
るので、ダウンリンク情報の処理量はフリーバーグによ
るものと類似するシステムにおいて相当増強される。
【0020】上記フリーバークの参照文献(米国特許第
4,550,443号)は基本局送信機の送信“範囲”
の大きさに影響する電力レベル調節技術の例である。こ
の送信機の電力レベルを調節する技術は如何なる点
ら、及び如何なる時点においても、適時、指定セル(ダ
ウンリンク方向の)と1以上の端末との間で通信する能
力を高めるものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように送
信範囲を広くすると、ダウンリンク通信に対しては非重
となるようにすることはできるが、逆に、複数の基本
局を有する指定セル内のアップリンク(端末から汎用通
信制御装置又はホストの方へ)通信においては、如何な
る点から、及び如何なる時点においても、また、如何な
る指定端末から送信された信号でも、適時、ピックアッ
プすることができるようにした該セル内の2以上のアン
テナに対しては、前述のような集中オーバーヘッド問題
が起るであろう。
【0022】結果として、かかる従来技術におけるネッ
トワーク階層の基本局レベルにおいては、端末から受信
したすべての各メッセージに対する信号の強さを決定ま
たは確認する装置が要求されていない。又、フリーバー
グのものと類似するシステムにおける汎用通信制御装置
は、端末の1つから発生した受信パケットのどれがホス
ト・コンピュータに送信されるべきかを選択するために
オーバーヘッドを消費するよう強制される。
【0023】これは、汎用通信制御装置が、どの受信パ
ケットの受信信号が最強であったかを決定し、その信号
を受信した基本局(及び送信端末)のIDを記録して、
送信端末へ返送するダウンリンク通信に使用するための
最良の径路を表示し、ホスト・コンピュータに対して送
信するパケットを選択する前に種々の基本局から受信し
たパケットの有効性を決定しなければならないというこ
とを意味する。
【0024】受信パケットの有効性を決定するため、屡
々公知の巡回冗長検査(CRC)手法がネットワーク階
層の基本局レベルにおいて使用される。信号の強さ表示
のような有効性表示は前述のパケットの有効性の決定を
行う際に再びオーバーヘッドを消費しなければならない
汎用通信制御装置に対して送信されるパケットに配置さ
れる。
【0025】基本局が受信して汎用通信制御装置に送信
される最強の信号は不審データを含むかもしれないとい
うことに留意する。その場合、その最強信号をホスト・
コンピュータに送信するのは好ましくない。そして、汎
用通信制御装置は、典型的にそれより弱い受信信号が、
例えば、CRC検査、及びそのネットワークにおいて正
しいデータ伝送を検証するよう設定されたいずれか他の
有効性検査を通過したパケットを含む限りにおいて、そ
の弱い受信信号を選択し、不審データを放棄する。
【0026】現在知られているラジオ周波データ通信ネ
ットワークのすべては、高い品質のメッセージをホスト
・コンピュータに送信することを保証し、ホスト・コン
ピュータ又は汎用通信制御装置から特定の端末に対する
情報の返送に使用するダウンリンク制御情報を記録する
ため、汎用通信制御装置又はそれと同等な装置を使用す
る。指定の端末から送信された単一メッセージは、汎用
通信制御装置が(1)一組の受信パケットの信号の強さ
を解釈又は判断しなければならない、及び(2)その一
組のパケットから品質が最高の信号を決定しなければな
らない、ということであっても、多くのメッセージが指
定の端末から送信され、及び(又は)メッセージが指定
のセル内の複数の端末から同時に送信されたときには、
前述の汎用通信制御装置のオーバーヘッド問題が急速に
増加することになる。
【0027】従って、一組のパケットが指定端末から1
つのメッセージを送信する場合、信号の強さ測定値を解
釈し、アップリンク通信を制御し、複数の基本局から受
信した一組のパケットの品質を決定するに際し、消費す
る汎用通信制御装置のオーバーヘッドの値を非集中化
最少化することが望ましい。上記目的のために汎用通信
制御装置のオーバーヘッドを非集中化し最少化すること
ができるということに対する願望は複数のメッセージの
うち複数の重複するものが指定セル内に配置されている
基本局から汎用通信制御装置に対しそのすべてが入力さ
れた場合は実際上更に深刻になる。
【0028】更に、ネットワーク階層の基本局レベルに
おける電力レベル(信号の強さ)測定装置の必要性を最
少にし、更に除去することが望ましい。前述のように、
そのような装置は、現在信頼性のあるアップリンク通信
を達成すると共に、汎用通信制御装置がダウンリンク通
において適切な端末/基本局対を選択することができ
るようにするために使用される。
【0029】実際には、ネットワーク階層の端末レベル
において、信号の強さに基づき、最適の端末/基本局対
を決定する方法及び装置を含むラジオ周波データ通信ネ
ットワークを提供することが望ましい。このことは、端
末/基本局リンクの端末側はネットワーク階層における
“最弱”のリンクであるということを当業者は容易に認
めるところであらうから、ことさら真実である。
【0030】屡々、移動する端末のような要素(基本局
は通常固定される)は、基本局が使用するものより端末
の電源の方が典型的に信頼性が低い等のため、端末が設
定することができる最良のラジオ周波リンクを選択する
システムにより上記の問題を緩和する。そのようなネッ
トワークにおいて、端末が選択するラジオ周波リンク
は、他の方法、すなわち急速に退化しうるパラメータに
基づく汎用通信制御装置レベルあたりで選択するもので
はなく、ダウンリンク通信の実行に使用するため、汎用
通信制御装置に対して送信するよう選択したリンクだか
らである。
【0031】従って、ネットワークの各端末は目標基本
局を動的に選択し、各送信パケット内に選択した端末/
基本局対の識別情報を含むようにすることが望ましい。
これは、端末に対する最適の径路を識別するため、如何
なるオーバーヘッドをも消費しなければならないという
ことなく、ホスト・コンピュータ(又は汎用通信制御装
置自体)から特定の端末に対して送信するデータ・パケ
ットの転送に使用する最初の選択基本局を汎用通信制御
装置が容易に識別できるようにする。
【0032】故に、複数の基本局の各々が指定端末から
送信したパケットを受信した場合でも、(アップリンク
・トランザクションに対し)、指定セル内の基本局の1
つのみから1つの有効パケットのみが汎用通信制御装置
に対して送信されるということを機能的に保証するネッ
トワーク、及び関連する方法及び装置を提供することが
望ましいということが分かる。これは、汎用通信制御装
置は、基本局からパケットを受信したときはいつでも、
単に端末/基本局IDを記憶しなければならないだけで
あり、また既に有効が確認されたパケットを単にホスト
・コンピュータに転送するのみであるから、汎用通信制
御装置のオーバーヘッド大幅に減少するであろう。
【0033】従って、本発明の目的は、(1)アップリ
ンク・ネットワーク制御機能をネットワーク階層の汎用
通信制御装置レベルから集中解除又は非集中化し、
(2)ネットワーク階層の汎用通信制御装置及び基本局
レベル両方における電力レベル(信号の強さ)の確認及
び評価の際に消費されるオーバーヘッドを除去または最
少にし、(3)共用ラジオ周波通信チャンネル(基本局
に対するリンク)を介して汎用通信制御装置及びホスト
・コンピュータと情報を交換する際、個々の加入者ラジ
オ(端末)がその通信のため最も望ましい基本局を動的
に決定することができるラジオ周波データ通信ネットワ
ークを提供することである。
【0034】本発明の特定の目的は、汎用通信制御装置
(“GCC”)又はその同等装置と、汎用通信制御装置
の制御を受ける指定セル内の複数の基本局と、セル内に
配置され又は該セルを介して送信する少くとも1つの端
末とを含むラジオ周波データ通信ネットワークにおいて
使用され、一組のパケットが指定端末から共用通信チャ
ンネルを介して送信される1つのメッセージのアップリ
ンク送信に使用される場合、信号の強度測定値を判断又
は解釈し、アップリンク通信を制御し、複数の基本局が
受信した一組のパケットの質を確認又は決定する際に消
費される汎用通信制御装置のオーバーヘッドの値を除去
または最少にする方法及び装置を提供することである。
【0035】更に、本発明の特定の目的は、上記の型の
ラジオ周波データ通信ネットワークに使用され、ネット
ワーク階層の基本局レベルにおける電力レベル(信号の
強さ)測定装置の必要性を除去または最少にする方法及
び装置を提供することである。
【0036】更に、本発明の目的は、ネットワーク階層
の端末レベルにおいて、ラジオ周波リンクに使用するた
めに最適な端末/基本局対を決定する方法及び装置を含
むラジオ周波データ通信ネットワークを提供することで
ある。
【0037】更に、本発明の目的は、ネットワーク内の
各端末が目標基本局を動的に選択することができ、及び
端末から送信される各パケット内に、選択された端末/
基本局対識別情報を含む方法及び装置を有するラジオ周
波データ通信ネットワークを提供することである。前述
のように、上記の方法及び装置は、端末に対する最適径
路の識別に如何なるオーバーヘッドをも消費する必要が
なく、ホスト・コンピュータ(又は汎用通信制御装置自
体)から特定の端末に対しダウンリンクに送信するデー
タ・パケットの発送に使用する最初の選択基本局を汎用
通信制御装置が容易に識別することができる。
【0038】本発明の他の目的は、ネットワークがアッ
プリンク通信に接続されたとき、単一の有効パケットの
みが指定のセル内の1つの基本局のみにより汎用通信制
御装置に送信されることを機能的に保証するラジオ周波
データ通信ネットワーク、及び関連する方法及び装置を
提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、汎用通信制御装置(GCC)と所定の地理
的区域内に配置された少くとも1つの加入者ラジオ(端
末)との間でディジタル情報パケットを交換する新規な
ラジオ周波データ通信ネットワークであって、汎用通信
制御装置は汎用通信制御装置からアップリンクに少くと
も1つのホスト・コンピュータに接続されると共に、汎
用通信制御装置からダウンリンクに複数の基本局に接続
され、更に、該ネットワークは後に詳細に述べるような
方法により非集中基準(汎用通信制御装置に対する非集
中)でアップリンク・メッセージの管理を実行し、該ネ
ットワークの基本局レベルにおける信号の強さ決定装置
を最少にするか、除去することを特徴とするラジオ周波
データ通信ネットワークを提供した。
【0040】本発明は、又加入者ラジオと汎用通信制御
装置との間で交換する上記の各パケットが少くとも
(1)データ部と、(2)情報を指定加入者ラジオから
アップリンクに送信する目標基本局を識別し、情報を指
定加入者ラジオからダウンリンクに送信する目標加入者
ラジオを識別するための端末(加入者ラジオ)/基本局
対ID信号と、(3)ラジオ周波リンクを介して送信し
た後にパケットに含まれているデータの有効性を保証す
る情報とを含むよう規定することを特徴とするものであ
る。
【0041】更に、本発明によるラジオ周波データ通信
ネットワークは、本発明に従い上記の目的を達成するた
め、(イ)所定の地理的区域内に配置された少くとも1
つの加入者ラジオと、(ロ)該所定の地理的区域内のす
べての端末によって共用される単一のラジオ周波チャン
ネルを介して少くとも1つの加入者ラジオと通信する複
数の基本局とを含み、
【0042】更に、(ハ)前記複数の基本局に接続さ
れ、各パケットに含まれている端末/基本局対ID信号
により示された特定の基本局に対しダウンリンクにパケ
ットを送信し、前記複数の基本局のいずれかからアップ
リンクに送信されるパケットを受信する汎用通信制御装
置(GCC)手段とを含むことを特徴とする。
【0043】本発明における1つの特徴は、汎用通信制
御装置は、パケット信号の強さ又はデータの有効性情報
の判断或は解釈又は確認をする必要がなく、ネットワー
クの端末側から受信した各パケットにある少なくともデ
ータ部をホスト・コンピュータに送信するそのパケット
含まれている端末/基本局対IDを単に記録すること
を特徴とする。
【0044】本発明の好ましい実施例によると、ネット
ワーク階層の基本局レベルにおいて、アップリンクに送
信されるパケットの有効性チェックを実行する。基本局
(どの基本局から汎用通信制御装置に対してパケットを
発送するべきかにより決定された主発信先としての)は
パケットに含まれている端末/基本局対IDに基づき、
どの一組の重複パケットを汎用通信制御装置に送信する
べきかの問題を(それら自体で)解決し、主指定の基本
局が無効又は不審なデータを受信したことを確認した場
合、ネットワークのどの他の基本局が汎用通信制御装置
に対して有効なパケットを送信するよう試みるべきかに
つき、所定の優先権順に従いバックアップする。
【0045】ネットワーク内の複数の基本局の1つのみ
から汎用通信制御装置に対してパケットを送信するべき
ことを解決する上記の方式は、基本局のいずれかからラ
ジオ周波リンクを介して送信端末が受信する信号の強さ
に依存しない。
【0046】本発明は、更に、添付図面を参照して後に
詳細に説明するように、(イ)構内情報通信網(LA
N)に基本局を配列し、(ロ)例えば、主(目標)基本
局(“主”はアップリンクに送信されるメッセージに含
まれている端末/基本局ID対信号によって指定された
目標基本局を意味する)を取り囲む各基本局に対し異な
る遅延時間を割当てる各工程を含み、
【0047】更に、(ハ)前記複数の基本局の各々にお
いて、受信パケットの有効性及び信号強度データを汎用
通信制御装置が確認及び(又は)解釈しなければならな
いことから救済または解放する1つの方法として、アッ
プリンクに送信するパケットの複写をわずかな遅延時間
が割当てられた基本局のいずれかがすでに汎用通信制御
装置に対して送信したか否かを確認する工程を含むこと
を特徴とする方法を提供する。
【0048】事実、本発明によると、定義により、各パ
ケットの内容が端末/基本局の径路選択を指定すること
により、ネットワーク階層の基本局レベルにおける信号
の強さの測定(アップリンク・データの制御のための)
は、すべて省略することができる。
【0049】本発明の他の面によると、アップリンク通
信に対する端末/基本局対ID信号はネットワーク階層
の端末レベルにおいて動的に決定される。端末/基本局
対IDがひとたび決定され、後に汎用通信制御装置にお
いて記録されると、記録された端末/基本局対IDはダ
ウンリンクに選択された端末/基本局径路の識別に使用
することができる(例えば、その加入者ラジオがその基
本局の範囲から移動して、他の基本局がネットワークの
他の残りの加入者ラジオと情報交換するための最も適切
な径路であること等を該加入者ラジオが動的に確認する
ため)。
【0050】本発明は、又複数のどの基本局も有効なデ
ータをアップリンクに送信することができない状況の場
合、加入者ラジオに対し再送信要求を発行するときを決
定する方法及び装置と、ネットワーク階層の端末レベル
において端末/基本局対を選択する方法及び装置と、ネ
ットワーク階層の基本局レベルにおいてどの一組の重複
パケットを汎用通信制御装置に発送するべきかを決定す
る方法及び装置と、上記の目的を達成する他の方法及び
装置とを意図するものである。
【0051】本発明は、非集中アップリンク・メッセー
ジ制御機能を支援し、少くとも2つの基本局受信機の範
囲内にある加入者ラジオから1つのパケットを送信した
場合でも受信するかもしれない一組の重複メッセージを
管理する(及びそれら間を区別する)ために信号レベル
測定装置を基本局又は汎用通信制御装置レベルに設置す
ることを要求とせず、又、ネットワークの最も弱いリン
ク、すなわちその基本局を有する共用ラジオ周波リンク
の端末側において端末/基本局対を割当てるようにし
た、ラジオ周波データ通信ネットワーク及び関連方法及
び装置を特徴とする。
【0052】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の実施例を
詳細に説明する。それによって、本発明の特徴及び上記
の目的を含むその他の目的を明確に理解することができ
る。まず、実施例の説明をより良く理解するため、添付
図面の各図を詳細に説明する。
【0053】図1は、少くとも1つのホスト・コンピュ
ータとラジオ周波データ通信ネットワークのサービスを
受ける所定の地理的区域内に配置されている少くとも1
つの加入者ラジオとの間で情報パケットを交換する模範
的な先行技術ラジオ周波データ通信ネットワークの説明
図である。
【0054】図2は、本発明により、図1に示すネット
ワーク階層の端末レベルと通信するべく適切な基本局を
動的に識別し選択するため、ラジオ周波データ通信ネッ
トワークで使用することができる端末レベルからの加入
者ラジオ発信エコー・メッセージのホーマットの例を示
す図である。
【0055】図3は、指定の端末の範囲内における基本
局からの他のエコー・メッセージと共に、適時指定の点
から共用チャンネルを介してラジオ周波通信を設定する
ため、その端末と対となる最適な基本局の決定に使用す
ることができる基本局エコー・メッセージの例を示す図
である。
【0056】図4は、本発明により、ラジオ周波リンク
を介して送信した後、少くともパケットの有効性を評価
し、端末において選択した端末/基本局対の指定の端末
の範囲内における基本局及び汎用通信制御装置に対して
情報を提供するため有益に使用することができるパケッ
ト・ホーマットの例を示す図である。
【0057】図5は、ネットワーク階層の基本局レベル
において本発明の一面を実施するための好ましい方法で
あって、どの重複する有効パケットが該パケットを受信
した複数の基本局のうちの特定の1つから汎用通信制御
装置にアップリンク送信されるべきかを解決する(この
方法はパケットの有効性の確認にも使用される)ことを
示す流れ図である。
【0058】図1は、上記のように、少くとも1つのホ
スト・コンピュータとラジオ周波データ通信ネットワー
クによる所定の地理的サービス区域内に配置されている
少くとも1つの加入者ラジオとの間で信号情報を交換す
る模範的なラジオ周波データ通信ネットワークの説明図
である。
【0059】図1に示すネットワークは前述のフリーバ
ーグ特許第4,550,443号に記載のものと類似
るものであり、ネットワークの効率を増加するため、少
くとも、高い確率で、非重複する物理的範囲に動的に最
適化することができる論理的に重複するラジオ同報通信
範囲(ネットワーク階層の基本局レベルからの同報通
信)によって大きな隣接する地理的区域をカバーするこ
とができるという範囲において類似するものである。
【0060】上記に示すように、この最適化は、単一の
ラジオ周波数が割当てられたネットワークにおける2以
上の基本局による同時通信を実行可能にする基本局送信
機によって設定される同報通信範囲に関するものであ
る。
【0061】以下の説明からわかるように、本発明はフ
リーバーグが達成した形式の最適化をはるかに越えるも
のである。特に、本発明は前述の汎用通信制御装置レベ
ルのオーバーヘッド、等のようなアップリンク通信管理
問題と、指定のセルを通過するか指定のセル内の端末か
ら送信する信号を単一の予め割当てられたラジオ周波チ
ャンネルを介して搬送するようにしたネットワークにお
けるネットワーク管理機能の非集中化とを取扱う。本発
明によると、全体的なネットワークの効率は従来ネット
ワーク階層の汎用通信制御装置レベルからネットワーク
基本局及び端末ノードに対して集中化していたネットワ
ーク・コンピュータ資源の非集中化及び再配分によって
大きく増加した。
【0062】特に、本発明に従って変更することができ
る図1に示す模範的な先行技術のネットワーク100
は、ここに示すネットワーク階層の屡々“汎用通信制御
装置レベル”とも称する(又は汎用通信制御装置レベル
に置かれている)汎用通信制御装置101と、又ここに
示すネットワーク階層の屡々“基本局レベル”とも称す
る複数の基本局102−1,102−2,102−3,
・・・,102−n(図1では、n個の基本局を表わ
す)とを含み、
【0063】更に、ネットワーク100はそれによって
カバーされる所定の地理的区域(セル)を通過又はそこ
に永久に配置されている他の端末103−2,103−
3,・・・,103−m(図1では、合計m個の端末が
ある)と共に、少くとも1個の端末103−1とを含
む。これら端末はここに示すネットワーク階層の屡々
“端末レベル”と称するものを構成する。
【0064】地理的区域は、例えば同報通信範囲104
−1,104−2,104−3,・・・,104−nと
して示すような重複する基本局の同報通信範囲によって
文字どうりに“カバー”される。各“範囲”は指定の基
本局と共同する送信機(その例は、図1においては送信
機105−1,105−2,105−3,・・・,10
5−nとして指定される)の同報通信領域を表わす。例
示のみのため、各基本局と共同する受信機は前述の送信
機と接近して配置され、各受信機はそこに示す範囲内の
端末のどこから送信された信号でも受信することができ
る。
【0065】図1の点線で示す範囲(範囲199)は残
存基本局と図1には特別に示していない共同する送受信
アンテナとの組合せによって所定の地理的区域を隣接重
複する適用範囲の例示を意味する。
【0066】図1は、又ネットワーク100を接続する
ことができるホスト・コンピュータ110を示す。“ダ
ウンリンク”に流れるメッセージは、例えばホスト・コ
ンピュータ110からネットワークの端末レベルに対し
て流れるものであるのに対し、“アップリンク”メッセ
ージは、例えばネットワークの端末レベルから汎用通信
制御装置101及び(又は)ホスト・コンピュータ11
0に対して流れるものである。
【0067】前述したように、従来、アップリンク通信
の管理は、ネットワーク100の集中(又は集中化)汎
用通信制御装置レベルに強く依存してきた。この方式は
複数の基本局から汎用通信制御装置101に対して送信
されパケットに挿入されている信号の強さ測定値及び
有効性情報の解釈に使用する計算にかかるオーバーヘッ
ドをそのパケットを受信した汎用通信制御装置に要求し
ていた。基本局レベルに配置されている信号の強さ決定
装置は、複数の基本局と共同する受信機の領域内にある
1つの端末から送信された重複パケットの信号の重さを
測定すること(アップリンク通信を管理する公知の方式
により)も要求される。
【0068】本発明の一面によると、アップリンク通信
の管理を簡単にし、汎用通信制御装置オーバーヘッドの
望ましい非集中化(オフロード)を達成するため、最適
化端末サインオン処理が使用され、それは端末の有効な
物理的同報通信範囲の領域内にある基本局及びサイン・
オン端末のみを包含する。この端末は、端末それ自体と
端末によって選択された基本局との間に最適通信リンク
を設定するよう新規なネットワークに使用される。
【0069】本発明の他の面に従い、アップリンク・メ
ッセージを送信するとき、このリンクが設定されると、
端末は送信するパケットに端末/基本局対ID信号を挿
入する。前述のように、パケットは、少くとも送信され
るデータと、上記の端末/基本局対ID信号と、端末を
有するラジオ周波リンクの基本局側で受信したパケット
の有効性の決定に使用される制御情報とを含むよう規定
される。
【0070】本発明の他の面によると、その新規な方式
は、ネットワーク階層の基本局レベルにおいて実施さ
れ、基本局は指定端末から受信した2以上の重複パケッ
トの中のどのパケットを汎用通信制御装置101に転送
するべきかを決定する。最終的に汎用通信制御装置10
1に送信又は転送されパケットは少くともデータ部と
端末/基本局対ID信号と共に、本発明により、今行わ
れたネットワークの基本局レベルにおける有効性の決定
及び解釈により有効であるとみなされたデータを含むで
あろう。
【0071】最後に、汎用通信制御装置101は、本発
明により、ネットワークの端末側から受信した各パケッ
トに含まれている端末/基本局対ID信号を記録し、ホ
スト・コンピュータ110に対して推定上有効なパケッ
トを転送する必要があるのみである(アップリンク制御
の目的のため)というように変更される。
【0072】以下、本発明の上記のそれぞれ各特徴につ
、図2−5を参照して詳細に説明する。第1に、本発
明が意図する最適化端末サイン・オン処理は、該端末の
範囲内のすべての基本局に対し端末側からエコー・メッ
セージを送信することを要求する。
【0073】図2は模範的なエコー・メッセージ・パケ
ットを示す。そのパケットはスロット201に信号同期
(又は開始メッセージ)表示と、スロット204に終了
メッセージ表示と、スロット202に基本局ID(最
初、値0を含むように示す)のためのスロットと、パケ
ットのスロット203に記録するように示す端末ID番
号のためのスロットとを含む。
【0074】サイン・オン処理の開始において、図2に
示すパケットによりアップリンクに搬送される情報は、
単に(イ)端末ID番号と、(ロ)サイン・オン(又は
周期的再最適化メッセージ)のための予め規定された区
切り文字とである。本発明の実施例によると、サイン・
オン区切り文字は送信端末によって“0”に設定される
基本局ID番号によって表わされる。
【0075】更に、本発明によると、エコー・メッセー
ジの受信に成功した基本局は、識別された端末に対して
返送するパケットに基本局IDを内包したエコー・パケ
ットを該端末に返送する。図3は模範的な返送エコー・
メッセージ・パケットを示す。この例における基本局I
D“n”は、その基本局自体を識別した基本局nにおい
て、通信するべき最適な基本局を探し出そうとしている
送信端末に対して返送するパケツトのスロット301に
挿入される。
【0076】図2及び図3の例に示し、上記で参照した
エコー形式メッセージはネットワーク階層の基本局レベ
ルから更にアップリンクに転送する必要はない。このよ
うに、端末及び基本局レベルにおいて最適通信を設定可
能にすると、ネットワーク・オペレーションを簡素化し
効率を良くするというメリットが生じる。
【0077】本発明の好ましい実施例によると、端末が
ひとたびエコー・メッセージ(図2に示す形式の)をデ
ィスパッチすると、基本局から返送されるエコー・メッ
セージ(図3に示す形式の)のすべてリスニング・モ
ードになる。その上、端末は、(本発明の一実施例によ
ると)標準受信先電界強度判断(又は弁別)特性の公知
の使用方式を基礎とする“クラッシュ”というエコー・
メッセージを接続待機する。
【0078】現在、拡張ラジオ・ディジタル情報システ
ム(“ARDIS”)に使用中のもの、及び最近利用可
能なIBMのPCラジオ(PCradio)型端末
(“IBM”及び“PCradio”はインターナショ
ナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション所有の
商標である)のような多くの商業的に利用可能な端末
は、プログラム可能であり、又サイン・オン又は再最適
化手順に応答して基本局から受信したエコー・メッセー
ジと、メッセージ“クラッシュ”情報等とがネットワー
クの端末レベルにおいて分析され、端末常駐記録手段に
記憶する、というようにして設定することができる。
【0079】その上、そのような“知能的な”端末は、
通信のための接続を希望する基本局を選択するよう当業
者によりプログラムすることができる。次に、活動ラジ
オ周波リンクを設定することができるよう如何に端末/
基本局対を選択するかについての2つの例を説明する。
【0080】第1に、指定の端末は、端末から発生した
エコー・メッセージに対する応答(図3に示す形式のエ
コー・メッセージ)を接続待機する“常時リスニング”
モードに設定され維持することができる。FM弁別器の
標準ラジオ特性は他のエコー発生基本局から同時に供給
された他の信号より強い信号に固定することができる。
“最強”基本局の送信機から送信された図3形式のパケ
ットに対するこの固定により、端末は対となる基本局を
識別することができる。
【0081】第2の模範的シナリオにおいて、端末はホ
スト・コンピュータ110又は汎用通信制御装置101
からの指示により特定の基本局において設定され、直接
アドレス指定(呼出)することができる。該端末はその
基本局に対して応答しようと試み、成功した場合、端末
/基本局対指定が再び通知され、端末からアップリンク
に送信されるパケットに挿入される。不成功の場合、端
末はエコー・シーケンスの試みを開始して、対となる基
本局を識別することができる。
【0082】端末は、ひとたび基本局に対する最適接続
を決定すると、本発明の好ましい実施例に従い、交換す
るデータを含むメッセージの送信(又は受信)を開始す
る。これらメッセージは、例えば図4に示すようなホー
マット形式のものでよい。本発明によると、メッセージ
・パケットは少くとも交換されるデータと、端末/基本
局対ID信号と、ラジオ周波リンクを介して送信後その
送信におけるパケットの有効性を決定する情報と、を含
まなければならない。
【0083】図4に示す模範的パケットは、本発明に
より、(1)ラジオ周波リンクを介して送信後パケッ
トの有効性を評価する(チェックサム情報は、例えば図
4に示すようなスロット401に包含することができ
る)、(2)端末によって選択された端末/基本局対の
指定端末の範囲内における基本局と汎用通信制御装置と
に対する情報の供給(例えば、図4に示すパケットのス
ロット402及び403を用いて、数回、上記において
照会した端末/基本局対ID信号を送信することができ
る)有益に使用することができると共に、
【0084】上記の図4に示す模範的パケットは、
に、(3)基本局の同報通信の電力がダウンリンク通信
を行なう領域に対する有効な物理的範囲の形成に必要で
あるということを評価するような他の情報(図4のスロ
ット406でアップリンクに搬送されることを示す)を
含めることに有益に使用することができる。
【0085】特に、以下で説明するネットワーク階層の
基本局レベルにおいて実行する新規な方式によると、選
択された基本局(それが、そとたび実際に選択された基
本局であると決定された場合)はそのメッセージが基本
局により有効であると決定された場合においてのみ、シ
ステム階層の上方で受信したメッセージすべてを汎用通
信制御装置レベルに発送するであろう。
【0086】前述のように、選択された基本局は必要な
パケットの有効性の決定を行うため、巡回冗長検査のよ
うな公知の多数ある有効性検査の1つを実行することが
できる。図4に示す模範的パケットのスロット401
に示すチェックサム誤り情報は有効性検査の目的のため
に使用することができる。
【0087】更に、前述の端末常駐記録に含まれている
情報(エコー分析、メッセージ・クラッシュ情報等)は
データの一部として、又は図4には示していない別のス
ロットにより、アップリンクに搬送することができる。
かかる情報は、記録保持及び性能分析のために汎用通信
制御装置又はホスト・コンピュータ・レベルにおいて使
用することにより、更にシステムの性能を最適化するこ
とができる。
【0088】ひとたび、汎用通信制御装置101がネッ
トワーク階層の汎用通信制御装置レベルに対して送信さ
れた有効パケットにより搬送された端末/基本局対ID
情報を記録すると、本発明の好ましい実施例に従い、汎
用通信制御装置は図4に示す模範的パケットのスロット
406に含まれている情報に従い、指定の端末/基本局
対に対する現行の端末同報通信用電力の要求を動的に維
持するであろう(その後の各通信で繰り返される)。
【0089】電力要求情報は、勿論、端末が別の基本局
により設定される場合、及び端末が最適化順次を実行す
る場合には、変更を受け、同一の基本局が選択される場
合でも、ラジオの状態及び地理等により変化が起ると思
われる。新たな電力要求情報は(変化が発生したと
き)、図4のスロット406に示す形式の変更パケット
によりアップリンクに転送される。この方式を使用し
て、基本局の物理的同報通信の範囲は最小に維持するこ
とかでき、物理的に重複する同報通信の範囲を管理しな
ければならないことにより発生するシステムの非効率性
は最低に押え、ダウンリンク・システムの処理能力は最
適に維持することができる。
【0090】ここに記述する新規なネットワークは、ア
ップリンク通信において、端末を使用して最適な基本局
を選択するのみでなく、同一端末から送信された重複メ
ッセージを複数の基本局が受信したときはいつでも現在
消費されているような汎用通信制御装置のオーバーヘッ
ドを除去し、更にネットワーク階層の基本局レベルにお
ける信号の強さ決定装置を除去することによって、更に
最適化されることができる。
【0091】本発明により、端末から送信したパケット
基本局のいずれかが受信したときはいつでも、受信し
た基本局は、まず、その基本局のIDが受信パケットに
含まれているかどうかを確認するための検査を行なう。
メッセージを受信した基本局はどれも(そのメッセージ
の目標基本局として指定されていなくても)システム階
層の基本局レベルにおいて該メッセージを一時的に記憶
し、汎用通信制御装置101には転送しない。故に、汎
用通信制御装置101はもはや2以上の基本局から重複
メッセージを受信するようなことはない。
【0092】理論的に、目標基本局(すなわち、受信し
たパケットに含まれている端末/基本局対ID情報の一
部により識別される基本局)が受信したパケットが破壊
されていた場合、目標基本局はそのネットワークの他の
基本局もそのメッセージを正しく受信していたか否かに
ついて該他の基本局に“尋ねる”(又は求める)ことが
できる。その場合、目標基本局は破壊されたパケットを
汎用通信制御装置101に送信しない。
【0093】先行技術と本発明が意図したネットワーク
との間の主要な差異につき説明すると、本発明の基本局
は、(それら基本局間で、どの基本局が汎用通信制御装
置に対しパケットを発送するべきか否かを決定する主送
信元として)どの一組の重複パケットを該パケットに含
まれている端末/基本局対IDに基づき汎用通信制御装
置に対して送信するべきかという問題を解決するもので
あり、主指定の基本局が無効かさもなければ不審なデー
タを受信したと決定した場合、そのネットワークの他の
基本局のどれが、所定の優先権順次に従い、汎用通信制
御装置に対して有効パケットの送信を試みるべきかの問
題について主指定の基本局をバックアップする。
【0094】目標基本局以外の1以上の基本局が重複
有効な)パケットを受信した場合、目標基本局は該1
以上の基本局のうちのある他の基本局に対し有効に受信
したパケットを汎用通信制御装置に対して送信するよう
“尋ねる”(又は求める)ことができる。
【0095】実際に、上記の本発明の理念を実施するた
め、受信したパケットの有効性及び信号の強さを解釈し
及び(又は)決定しなければならないことから汎用通信
制御装置を解放する本発明の一実施例は、(イ)基本局
を構内情報通信網(LAN)に配置し、(ロ)例えば、
目標基本局を取り囲む基本局に対し異なる遅延時間を割
当て、(ハ)複数の基本局の各々において、より短い遅
延時間を有する基本局のいずれかがアップリンクに送信
中のパケットの複写を既に汎用通信制御装置101に対
して送信したか否かを決定すること等を意図している。
【0096】実際に、本発明に従い、(アップリンク・
データの制御目的のための)ネットワーク階層の基本局
レベルにおける信号の強さ測定は、定義により各パケッ
トの内容によって選択された端末/基本局径路を指定す
るため、すべて共に除去される。ネットワーク階層の基
本局レベルにおいて使用される本発明の新規な方式の一
実施例を、以下図5を参照して概略説明する。
【0097】図5は、重複するどの一組の有効パケット
が該重複パケットを受信した複数の基本局のうちの1つ
により汎用通信制御装置101に対してアップリンクに
送信されるべきかという問題を解決するための好ましい
方法を示す流れ図である。この方法は又パケットの有効
性の決定にも使用される。この流れ図は、、基本局が、
例えば前述のLAN形式相互接続のみを使用して通信可
能であると想定した場合、それが目標基本局であるか否
を見極めるため、各基本局の動作を機能的に説明す
【0098】図5のブロック510は指定基本局がその
受信領域内の端末のいずれかから送信されたパケットを
接続待機するルーチンの機能を示す。ひとたび、パケッ
トが検出されると、基本局は、自己のIDが端末から送
信され受信した基本局IDに対応するか否かを決定しな
ければならない。これは図5のブロック515に示す。
【0099】基本局の実際のIDと端末を介して送信さ
れた基本局のIDとが同一の場合、図5の径路517を
取り、目標基本局がパケットの有効性を決定したという
ことを知る。これは図5のブロック520に示すように
行われる(これはネットワーク階層の汎用通信制御装置
レベルにおいてではなく、その基本局レベルにおいて行
われる)。
【0100】パケットが有効であると決定されると、そ
れは径路527に沿い、ブロック530に示すように、
汎用通信制御装置101に転送され、汎用通信制御装置
101は、希望する1つの有効なパケットのみを受信す
る。ブロック515において、受信した基本局が目標基
本局でないと決定されると、図5に示す本発明の実施例
はそのパケットを一時的に記憶する。これは図5の下方
径路537のブロック540に示す。
【0101】所定の期間ti 中、該期間ti がネットワ
ークの複数の基本局の各々において異なる場合、一時的
に記憶したパケットを受信した非目標基本局は、いずれ
か他の基本局(目標基本局又は他の非目標基本局)が、
送信端末からのパケットを汎用通信制御装置に対して発
信したか否かLANにおいて検査する。この決定は、図
5のブロック545に示す。これが発生した場合(すな
わち、他の基本局が既にパケットを汎用通信制御装置1
01に対して発送した場合)、図5に機能が記述されて
いるように、それ以上基本局が受信したパケットに対し
てなすべきことは何もない。
【0102】期間ti 内で、他の基本局により、汎用通
信制御装置に対してパケットを発送しなかった場合、基
本局は、本実施例により、下方径路549のブロック5
50に示すように、その一時記憶パケットの有効性を決
定しなければならない(勿論、この工程は本発明の精神
及び範囲から逸脱することなく、パケットを一時記憶す
る前に行うことができる)。パケットが有効でない場
合、それは汎用通信制御装置101に対して発送され
ず、この基本局(非目標基本局)は一時記憶パケットに
対してそれ以上何もすることはない。
【0103】しかし、ブロック550において、そのパ
ケットが有効であると決定されると、ブロック560に
示すように、そのパケットは汎用通信制御装置に対して
発送される。それは複数の基本局が重複パケットを受信
した場合でも、汎用通信制御装置101が有効パケット
を1つだけ受信するようにするためである。
【0104】最後に、図5において、その基本局がブロ
ック515において目標基本局であると決定され、ブロ
ック520においてそのパケットが無効であると決定さ
れた場合、径路577を通りブロック580に導かれ
る。この状況において、非目標基本局がその期間以内に
該ネットワーク階層の汎用通信制御装置レベルに対する
有効パケットの送信に成功したか失敗したかいずれかで
なければならない期間ti よりtmax が大きい場合、非
目標基本局のいずれかが期間tmax 内にそのパケットを
汎用通信制御装置101に対して送信したか否かにつ
き、目標基本局が検査する。
【0105】ブロック580における決定が“イエス”
の場合、汎用通信制御装置101はその有効パケットを
持ち(故に、又、汎用通信制御装置101に対するパケ
ットの実際の径路指定が他の基本局を介して行われたと
きでも、端末によって選択された端末/基本局対IDを
持つ)、受信したパケットに対する目標端末の作用を終
了する。
【0106】しかし、期間tmax 内に基本局が汎用通信
制御装置に対してパケットを発送しなかったと目標端末
が決定した場合(図5に示す)、そのパケットの再送信
要求の発行を実行することができる目標基本局から、再
送信要求を発行する必要がある。
【0107】上記の処理手順は、汎用通信制御装置10
1がアップリンクに送信されたパケットの単一有効な複
写のみを通過することを明らかに保証し、明らかに、ネ
ットワーク・アーキテクチャの基本局又は汎用通信制御
装置レベルのどちらかが行い又は分析する如何なる信号
の強さ測定をも必要(又は要求)としない。従って、今
説明しているものに類似するネットワークにおける汎用
通信制御装置及び基本局が現在蒙っている前述のアップ
リンク・メッセージ管理のオーバーヘッドの負担の一面
は除去されるか、非常に軽減される。
【0108】要約すると、上記の本発明によるネットワ
ークの局面は、図1に示す型の現行ネットワークを下記
のように変更することによって実現することができる。
【0109】(1)最適なラジオ周波リンクを設定する
ことができる基本局を選択するようネットワークの端末
をプログラミングする。例えば、単に、端末内にAGC
回路を使用し、FM信号の獲得特性を使用し、等により
端末の範囲内の基本局からの最強エコー・メッセージに
固定することにより、ネットワークの端末レベルにおい
て端末/基本局対の選択を行う公知の適切な方式を提供
する。
【0110】(2)ネットワークの基本局レベルにおけ
る信号の強さ決定装置を除去すること、及びどの一組の
重複パケットを汎用通信制御装置に送信するべきかを解
決するため前述の新方式に代えること(パケットの有効
性の決定を含む)は、ネットワークの端末側から汎用通
信制御装置が1つのパケットのみを受信し、今まで基本
局から供給されていた信号の強さ測定値及び有効性情報
の解釈に伴う汎用通信制御装置のオーバーヘッドを除去
することを保証する。
【0111】(3)ホスト・コンピュータ10に対し現
在有効データであると推定されるものを転送する前に、
“返送”径路の選択を識別するため、汎用通信制御装置
レベルにおいて、アップリンクに送信されているパケッ
トからの端末/基本局対ID信号のみを記憶する。勿
論、ダウンリンク電力レベル情報、前述の端末分析記録
(アップリンクに転送した場合)、等のような他のパケ
ット成分も汎用通信制御装置レベルにおいて(アップリ
ンク通信に対して分析を実行しなければならないという
ことなく)、記憶することができる。
【0112】以上詳細に説明した本発明による方法及び
装置は、(1)アップリンク・ネットワーク制御機能が
ネットワーク階層の汎用通信制御装置レベルから非集中
化され、(2)ネットワーク階層の汎用通信制御装置及
び基本局レベルの両方において行われる電力レベル(信
号の強さ)決定及び評価に消費されるオーバーヘッドを
最少に又は除去さえし、(3)共用ラジオ周波チャンネ
ル(基本局に対するリンク)及び汎用通信制御装置を介
してホスト・コンピュータと情報を交換する際、個々の
加入者ラジオ(端末)が通信のため最も望ましい基本局
を動的に決定するようにしたラジオ周波データ通信ネッ
トワークを提供した。
【0113】ネットワークそれ自体本発明に従って構成
し、本発明による特定のネットワーク管理方式がすべて
前述の本発明の目的を達成する。
【0114】前述したように、以上の説明は例示及び解
説のためにのみ提供したものであって、完全なもの、又
は本発明をここに開示した詳細なものに限定する意図は
全くなく、明らかに本発明の範囲において多くの変更を
行うことが可能である。
【0115】以上説明した例、及び実施例は本発明の原
理を最も良く説明するために提供されたもので、本発明
を最良に使用しうるための実際の適用は意図する特定の
使用に適合するよう各種実施例を使用し種々の変更によ
り行うことができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明を構成したこ
とにより、アップリンク・ネットワーク制御機能を汎用
通信制御装置レベルから非集中化することにより、ネッ
トワーク全体の効率を良くすることができ、汎用通信制
御装置及び基本局レベルにおける電力レベルの評価に関
するオーバーヘッドを軽減し、基本局から1メッセージ
のみを汎用通信制御装置に転送することにより更にオー
バーヘッドを軽減し除去することにより信頼性のあるア
ップリンク通信、重複送信の管理の効率上昇、ダウンリ
ンク通信に対する処理能力の最適化を図ることができ、
又端末から最適の基本局を動的に選択することができる
ため、最適通信を達成し、ネットワーク・オペレーショ
ンの簡素化及び効率上昇を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用する模範的な先行技術のラジオ周
波データ通信ネットワークの説明図
【図2】本発明のラジオ周波データ通信ネットワークで
使用する加入者ラジオ発信エコー・メッセージのホーマ
ット例を示す図
【図3】本発明により端末に対する最適な基本局の決定
に使用する基本局エコー・メッセージのホーマット例を
示す図
【図4】基本局及び汎用通信制御装置に対する情報の提
供に使用するパケット・ホーマットの例を示す図
【図5】基本局レベルにおいて重複する有効パケットの
1つをアップリンク送信するための方法を示す流れ図
【符号の説明】
100 ネットワーク 101 汎用通信制御装置(GCC) 102−1,102−2,102−3,・・・,102
−n 基本局 103−1,103−2,103−3,・・・,103
−m 端末 104−1,104−2,104−3,・・・,104
−n 同報通信 105−1,105−2,105−3,・・・,105
−n 送信機 110 ホスト・コンピュータ 199 更に適用可能な隣接重複する同報通信範囲
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 11/00 310 B (72)発明者 ビクター・スチュアート・モーア アメリカ合衆国33445、フロリダ州、デル レイ・ビーチ、コーアテズ・コート、5122 番地 (56)参考文献 特開 昭61−29221(JP,A) 特開 昭62−131634(JP,A) 特開 平3−73627(JP,A) 特開 平1−288028(JP,A) 特開 平2−244832(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用通信制御装置が第1のネットワーク
    ・レベルにおいて集中ネットワーク制御機能を実行し、
    複数の基本局が前記汎用通信制御装置に接続され、第2
    のネットワーク・レベルにおいて前記第1のネットワー
    ク・レベルに対し非集中に機能し、少くとも1つの端末
    が単一の共用ラジオ周波チャンネルを介して複数の基本
    局の少くとも1つと通信することができ、第3のネット
    ワーク・レベルにおいて前記第1及び第2のネットワー
    ク・レベルに対し非集中に動作するよう構成した階層構
    造を有するラジオ周波データ通信ネットワークであっ
    て、 (イ) 前記第2及び第3のネットワーク・レベルに配
    置され、前記少くとも1つの端末から送信されたメッセ
    ージの単一有効な複写のみを前記第1のネットワーク・
    レベルに対して発送するよう動作する前記ネットワーク
    のアップリンク・メッセージの通信量を非集中的に管理
    する手段と、 (ロ) 前記第1のネットワーク・レベルに対して発送
    されたメッセージが前記第2のネットワーク・レベルに
    おいて、所定の期間(tmax)内に有効メッセージと
    して識別されなかった場合、前記第2のネットワーク・
    レベルから前記第3のネットワーク・レベルに対して
    送信要求を発行する手段とを含み、 前記非集中的に管理する手段は、目標基本局を取り囲む
    各基本局に対し、受信パケットの信号強度に関係のない
    異なる遅延時間を動的に割当て、予め動的に決定した該
    受信パケットに含まれている目標端末/基本局対ID及
    び有効性情報に基づき前記遅延時間をもつ基本局の何れ
    かが既に前記汎用通信制御装置に対して前記パケットを
    アップリンクに送信したか否かを確認する確認手段を含
    ことを特徴とするラジオ周波データ通信ネットワー
    ク。
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