JPH08265248A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH08265248A
JPH08265248A JP7087428A JP8742895A JPH08265248A JP H08265248 A JPH08265248 A JP H08265248A JP 7087428 A JP7087428 A JP 7087428A JP 8742895 A JP8742895 A JP 8742895A JP H08265248 A JPH08265248 A JP H08265248A
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JP
Japan
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network
mobile terminal
wireless network
mobile
data
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Pending
Application number
JP7087428A
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English (en)
Inventor
Masayasu Miyake
正泰 三宅
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/619,281 priority patent/US5987321A/en
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Publication of JPH08265248A publication Critical patent/JPH08265248A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/022One-way selective calling networks, e.g. wide area paging
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/022Selective call receivers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動端末と固定端末、もしくは移動端末同士
との間で、利用者にとって容易に、かつ確実にデータ授
受できる通信システムを提供する。 【構成】 据え置き型PC2は、ページング網5aのペ
ージング基地局5を介して、当該据え置き型PC2に対
応する携帯RPC20に呼び出し信号を送出する。これ
に対して、携帯RPC20は、呼出信号を受信すると、
専用無線網の基地局9、ゲートウエイ局7を介して、据
え置き型PC2と回線を接続する。また、専用無線網を
用いる場合には、据え置き型PC2は、地上網1に接続
されている専用無線網ゲートウエイ局7を呼び出し、基
地局9を介して携帯RPC20と無線回線を接続する。
一方、携帯RPC20から呼び出す場合には、無線によ
り専用無線網の基地局9と接続し、ゲートウエイ局20
を介して、地上網1に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯端末とデータを双
方向で授受する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
PCと呼ぶ)の普及がめざましく、また、携帯PCの機
能が向上し、通常のPCの代わりに利用可能な製品が開
発され、容易に入手できるようになってきている。携帯
PCは、小型軽量であり、出張等の外出時に屋外に持ち
出す場合には便利であるが、メモリ容量や表示等が小さ
いため、大量のデータの記憶、表示等ができない。この
結果、場合によっては、事務所の据え置き型(スタンド
アローン)PCから必要なデータを適宜ダウンロードし
て使用する必要がある。
【0003】また、近年、PCを利用した電子メールの
利用も盛んになってきている。一般に、電子メールの利
用者は、出張等で事務所から離れた場合でも、電子メー
ルを必要とすることが多い。このような場合、携帯PC
に据え置き型PCで受信した電子メールを転送すること
は、生産性の向上につながる。しかしながら、現在、据
え置き型PCから自動的に電子メール等、データを携帯
PCに転送する方法はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の双方向携帯データ通信システムでは、携帯PCと
据え置き型PCとの関係は、全く独立しており、据え置
き型PCと、遠隔地にある携帯PCとの間で電子メール
等のデータを双方向で授受する機能がないため、その都
度、利用者による複雑な操作が必要であり、操作ミスが
生じたり、時間がかかるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、移動端末と固定端末、も
しくは移動端末同士との間で、利用者にとって容易に、
かつ確実にデータ授受できる通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による通信システムは、一般公衆網、
またはそれに代わる専用網からなる地上網と、前記地上
網に接続され、島状で、地域毎の部分的なサービスエリ
アを有する無線網と、前記無線網に無線により接続可能
で、かつ、前記無線網を介して前記地上網に接続され、
他の端末と相互にデータを授受する移動端末と、前記移
動端末に対となり、前記地上網に固定的に接続される固
定端末とを具備することを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、前記地上網
は、例えば請求項2記載のように、広域なサービスエリ
アを有し、前記地上網を介して、前記移動端末に呼出信
号を送信するページング網を備えるようにしてもよい。
また、好ましい態様として、前記固定端末は、例えば請
求項3記載のように、前記ページング網を介して、当該
固定端末に対応する移動端末に呼び出し信号を送出し、
前記移動端末は、前記ページング網を介して、読み出し
信号を受信すると、前記無線網に無線で接続することに
よって、前記地上網を介して、前記固定端末と接続し、
データを授受するようにしてもよい。また、好ましい態
様として、前記固定端末は、例えば請求項4記載のよう
に、その内部に持つ移動端末に関する情報に基づいて、
前記地上網、前記無線網を介して、前記移動端末に接続
要求を送出し、前記移動端末は、前記接続要求を受信す
ると、前記地上網、前記無線網を介して、前記固定端末
と接続し、データを授受するようにしてもよい。
【0008】また、好ましい態様として、前記移動端末
は、例えば請求項5記載のように、データが必要な場合
には、前記無線網を介して地上網に接続し、該地上網に
接続されている対応する固定端末と相互にデータを授受
するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前
記無線網は、例えば請求項6記載のように、前記移動端
末および固定端末が伝送するデータに加えて、前記移動
端末の位置情報を伝送するようにしてもよい。また、好
ましい態様として、前記移動端末は、例えば請求項7記
載のように、定期的に、前記無線網を介して、対応する
固定端末と接続し、自身の位置情報を固定端末に送信す
るようにしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、前記固定端末
は、例えば請求項8記載のように、定期的に送信されて
くる、前記移動端末の位置情報を記憶する位置情報記憶
手段を備え、前記位置情報記憶手段に記憶した位置情報
に基づいて、無線網を介して前記移動端末と回線を接続
するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前
記固定端末は、例えば請求項9記載のように、定期的に
送信されてくる、前記移動端末の位置情報を記憶する位
置情報記憶手段に加え、前記位置情報で示され得る場所
をサービスエリアとするページング網を記憶する対照表
を備えるようにしてもよい。また、好ましい態様とし
て、前記固定端末は、例えば請求項10記載のように、
通常、前記記憶手段に記憶された、前記移動端末の位置
情報に基づいて、前記無線網を介して、対応する移動端
末と接続する一方、前記無線網を介しての接続が不可能
な場合には、前記対照表に記憶されているページング網
を介して、前記移動端末にデータ授受が必要であること
を通知するようにしてもよい。
【0010】また、好ましい態様として、前記固定端末
は、例えば請求項11記載のように、前記ページング網
毎に、各々で利用される受信周波数が記憶された周波数
記憶手段を備え、前記位置情報記憶手段に記憶されてい
る位置情報が前記移動端末によって更新されると、更新
された位置情報に基づいて、前記周波数記憶手段から対
応するページング網の受信周波数を読み出し、前記移動
端末へ送信するようにしてもよい。また、好ましい態様
として、前記移動端末は、例えば請求項12記載のよう
に、前記無線網とデータを授受する送受信手段と、ペー
ジング網毎の受信周波数で各々のページャ信号を受信す
る受信手段と、前記固定端末から送信されてきた、ペー
ジング網の受信周波数を発生する受信周波数発生手段と
を備え、前記受信周波数発生手段で発生した受信周波数
を前記受信手段に供給するようにしてもよい。
【0011】また、好ましい態様として、前記固定端末
は、例えば請求項13記載のように、それと対となって
いる移動端末の位置情報を記憶し、前記移動端末は、他
の移動端末に回線を接続する場合、前記無線網および前
記地上網を介して、前記他の移動端末に対となる固定端
末と回線を接続し、該固定端末に記憶されている前記他
の移動端末の位置情報を受信した後、該位置情報に基づ
いて、前記他の移動端末と回線を接続するようにしても
よい。また、好ましい態様として、前記移動端末は、例
えば請求項14記載のように、前記他の移動端末が接続
可能なページング網をも、認知するようにしてもよい。
【0012】また、好ましい態様として、前記移動端末
は、例えば請求項15記載のように、他の移動端末との
間で、無線網の仕様が互いに異なり、通信手順変換機能
がない場合には、前記他の移動端末に対応する固定端末
にデータを送信し、前記固定端末は、前記移動端末から
のデータを受信すると、前記位置情報記憶手段に記憶さ
れている位置情報に基づいて、前記他の移動端末と回線
を接続し、受信したデータを当該他の移動端末へ送信す
るようにしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、前記移動端末
は、例えば請求項16記載のように、前記無線網は、島
状で、地域毎の部分的なサービスエリアを有する複数の
基地局と、該複数の基地局を統合するとともに、前記地
上網との中継を行うゲートウエイ局とから構成されるよ
うにしてもよい。また、好ましい態様として、前記位置
情報は、例えば請求項17記載のように、前記無線網を
構成する基地局とゲートウエイ局の各々に割り当てられ
た固有の識別番号であって、通信に係る基地局の識別番
号とゲートウエイ局の識別番号とであってもよい。
【0014】
【作用】本発明では、移動端末と地上網に接続された固
定端末とを対応させるとともに、移動端末と地上網とを
接続するための無線網を設ける。移動端末から回線を接
続する場合には、移動端末は、無線によって無線網を介
して地上網に接続することによって、該地上網に接続さ
れ、当該移動端末に対応する固定端末と回線を接続す
る。また、固定端末から回線を接続する場合には、地上
網、無線網を介して、対応する移動端末に接続要求を送
信することによって、当該移動端末と回線を接続する。
移動端末とそれに対応する固定端末とは、回線が接続さ
れると、相互にデータを授受する。したがって、移動端
末と固定端末、もしくは移動端末同士との間で、利用者
にとって容易に、かつ確実にデータ授受することが可能
となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。なお、以下で説明する通信システムの構成
は、後述する第1の実施例ないし第4の実施例で共通で
ある。 A.実施例の構成 A−1.通信システムの構成 図1は本発明の実施例による通信システムの構成を示す
ブロック図である。図において、1は、一般公衆網、そ
れに代わり得る専用網等からなる地上網である。該地上
網1には、事務所等に設置された、据え置き型PC2,
3がモデム(図示略)を介して接続されているととも
に、情報サービス提供者4のコンピュータがモデム(図
示略)を介して接続されている。上記据え置き型PC
2,3は、各々、後述する無線機能付き携帯パーソナル
コンピュータ(以下、携帯RPCという)20,21の
ホストコンピュータである。さらに、該地上網1には、
所定のサービスエリア5a,6aを有し、該サービスエ
リア5a,6a内の携帯RPC20,21へ無線により
データを送信するページング基地局5,6が配設されて
いる。このページング基地局5,6を配設することによ
り、利用者に携帯され、地上網1に直接、接続されてい
ない携帯RPC20,21を地上網1に接続することが
可能となっている。
【0016】また、地上網1には、専用無線網ゲートウ
エイ局7,8が接続されている。該専用無線網ゲートウ
エイ局7,8は、各々、専用無線網のサービスエリア9
a,10aを有する基地局9,10、および専用無線網
のサービスエリア11a,12aを有する基地局11,
12を地上網1に接続するための中継局として機能して
いる。基地局9,10および基地局11,12は、各
々、上述したように、所定の範囲を網羅する専用無線網
のサービスエリア9a,10aおよびサービスエリア1
1a,12aを有しており、それぞれのサービスエリア
内に存在する携帯RPCと無線によりデータの授受を行
うようになっている。
【0017】上述した携帯RPC20,21は、利用者
に携帯され、種々のソフトウエアにより、スケジュール
帳や、電話帳、メモ帳、ワードプロセッサ等の機能を備
えているとともに、上述したように、専用無線網および
ページング網を介してデータ授受を行う無線通信機能を
備えている。すなわち、携帯RPC20,21は、ペー
ジングサービスエリア5a,6a内に存在する場合は、
ページング基地局5,6からのデータを受信することが
できるとともに、専用無線網のサービスエリア9a,1
0a,11a,12a内に存在する場合は、該当する専
用無線網ゲートウエイ局7もしくは専用無線網ゲートウ
エイ局8と、その基地局9,10もしくは基地局11,
12とを経由してデータを受信できるようになってい
る。すなわち、携帯RPC20,21は、各々、その存
在する場所に応じて、ページング基地局5,6、または
専用無線網ゲートウエイ局7,8と、その基地局9,1
0,,11,12とを介して、据え置き型PC2,3と
接続される。この場合、携帯RPC20は、据え置き型
PC2に対応しており、携帯RPC21は、据え置き型
PC3に対応している。
【0018】B.第1の実施例 次に、上述した構成による第1の実施例の動作について
説明する。なお、以下では、据え置き型PC2とそれに
対応する携帯RPC20を例に説明するが、据え置き型
PC3とそれに対応する携帯RPC21でも同様であ
る。
【0019】B−1.第1の実施例の動作 (1)ページング網を利用する場合 まず、ページング網と専用無線網を利用してデータ授受
を行う場合について説明する。ここで、図2は、ページ
ング網を利用してデータを受信する場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。据え置き型PC2は、
まず、ステップS10において、外部の据え置き型PC
3または情報提供者4からデータが入力されたか否かを
判断する。そして、データが入力されていなければ、ス
テップS10を繰り返し実行する。一方、外部の据え置
き型PC3または情報提供者4からデータが入力される
と、ステップS10における判断結果は「YES」とな
り、ステップS12へ進む。ステップS12では、ペー
ジング網5aを起動する。次に、ステップS14におい
て、ページング網5aのページング基地局5を介して、
当該据え置き型PC2に対応する携帯RPC20に呼び
出し信号を送出する。
【0020】これに対して、ページング網では、ページ
ング基地局5がステップS30にいて、起動要求があっ
たか否かを判断しており、起動要求があるまで、同ステ
ップS30を繰り返し実行する。そして、据え置き型P
C2からの上記起動要求があると、ステップS30にお
ける判断結果は「YES」となり、ステップS32へ進
む。据え置き型PC2は、ステップS14において、対
応する携帯RPC20に呼出信号を送出する。一方、ペ
ージング網では、ステップS32において、上記呼出信
号を受信し、ステップS34において、ページング基地
局5を介して、呼出信号を対応する携帯RPC20へ送
信する。
【0021】これに対して、携帯RPC20は、ステッ
プS50において、呼出信号を受信したか否かを判断し
ており、呼出信号を受信していなければ、同ステップS
50を繰り返し実行する。そして、ページング基地局5
からの呼出信号を受信すると、ステップS50における
判断結果は「YES」となり、ステップS52へ進む。
ステップS52では、その内部に持つ専用無線網の無線
回路(図示略)を起動する。次に、ステップS54にお
いて、専用無線網のいずれか近傍の基地局、この場合、
基地局9と接続する。次に、ステップS56において、
ゲートウエイ局7、地上網1を介して、据え置き型PC
2と回線を接続する。この結果、ステップS58におい
て、基地局9、ゲートウエイ局7および地上網1を介し
て、すなわち専用無線網を介して、据え置き型PCと相
互に必要なデータを授受する。そして、データ授受が終
了すると、当該処理を終了する。なお、入力されたデー
タが簡単なデータであるなら、上記ステップS14で送
出する呼出信号とともに、そのデータを付加して携帯R
PCに送信してもよい。この場合、上記入力データは、
ページングサービスに適応したデータ構造に変換して送
信する。
【0022】(2)専用無線網だけを利用する場合 次に、専用無線網だけを利用してデータ授受を行う場合
について説明する。ここで、図3は、専用無線網だけを
利用してデータ授受を行う場合の動作を説明するための
フローチャートである。据え置き型PC2は、まず、ス
テップS70において、外部の据え置き型PC3または
情報提供者4からデータが入力されたか否かを判断す
る。そして、データが入力されていなければ、ステップ
S70を繰り返し実行する。一方、外部の据え置き型P
C3または情報提供者4からデータが入力されると、ス
テップS70における判断結果は「YES」となり、ス
テップS72へ進む。ステップS72では、その内部に
持つ携帯RPC2に関する情報に基づいて、地上網1に
接続されている専用無線網ゲートウエイ局7を呼び出
す。
【0023】これに対して、専用無線網では、専用無線
網ゲートウエイ局7がステップS80において、接続要
求があったか否かを判断し、接続要求がなければ、同ス
テップS80を繰り返し実行する。一方、接続要求があ
ると、ステップS80における判断結果は「YES」と
なり、ステップS82へ進む。ステップS82では、基
地局9を介して携帯RPC20と無線回線を接続する。
【0024】携帯RPC20では、ステップS90にお
いて、呼び出しがあったか否かを判断しており、呼び出
しがなければ、同ステップS90を繰り返し実行する。
一方、呼び出しがあると、ステップS90における判断
結果は「YES」となり、ステップS92へ進む。そし
て、携帯RPC20と据え置き型PC2とは、各々、専
用無線網ゲートウエイ局7におけるステップS84での
中継により、ステップS74とステップS92でデータ
を授受する。そして、データ授受が終了すると、当該処
理を終了する。このようにして、携帯RPC20と据え
置き型PC2とは、専用無線網のみを介して相互に必要
なデータを授受する。
【0025】(3)携帯RPCからの接続要求 上述した動作では、据え置き型PC2から携帯RPC2
0を呼び出す場合について説明したが、携帯RPC20
から呼び出す場合についても同様で、まず、携帯RPC
20は、データが必要な場合には、専用無線網の無線回
路(図示せず)を起動して、専用無線網の任意の基地
局、例えば基地局9と接続し、ゲートウエイ局20を介
して、地上網1に接続される。この結果、携帯RPC2
0と据え置き型PC2とは、専用無線網を介して相互に
必要なデータを授受する。
【0026】B−2.第1の実施例の効果 上述したように、本第1の実施例では、携帯RPC2
0,21とそれに対応する地上網1に接続されている据
え置き型PC2,3、地上網1に接続されている専用無
線網(サービスエリア9a,10a,11a,12
a)、および地上網1に接続されるページャ網(サービ
スエリア5a,6a)から構成されるようにしたので、
相互に発信・着信が可能で、地上網1に固定的に接続さ
れる端末である据え置き型PC2,3とその他の端末と
の間でデータ(例えば、電子メール、テキストデータ
等)の授受が可能となる。
【0027】C.具体的な通信システム 上述した図1に示す通信システムで使用する専用無線網
は、普及を容易にするために簡易なシステム構成が望ま
れる。専用無線網は、その建設コスト、維持運用費用等
の経済的な観点から連続的に全ての地域を網羅するもの
ではなく、島状に、地域毎に、部分的にサービス範囲を
拡大していくものと考えられる。そこで、本通信システ
ムでは、上述した通信システムの構成を簡素化するため
に、以下で述べるデータ形式で通信を行うようになって
いる。
【0028】C−1.本通信システムの構成 図4は、本通信システムの構成を示すブロック図であ
り、上述した図1に示す通信システムの一部をより具体
化したものである。なお、図1に対応する部分には同一
の符号を付けて説明を省略する。 (1)通信システムの構成 図において、携帯RPC20は、ページング網に対する
受信機能として、ページング網受信回路30、専用無線
網30に対する発信機能と着信機能として、専用無線網
送受信回路31および当該携帯RPCの全体を制御する
制御回路32から略構成されている。また、図におい
て、専用無線網40は、1つのサービスエリアとして示
しているが、実際には、基地局9〜基地局12が網羅す
るサービスエリア(図1のサービスエリア9a,10
a,11a,12a)を合成し、簡略化したものであ
る。ゲートウエイ局7,8および基地局9,10,1
1,12には、上述したように、それぞれ固有の番号が
割り当てられている。
【0029】携帯RPC20は、専用無線網40を介し
て据え置き型PC2と交信する場合、前述した第1の実
施例で説明したように、専用無線網40の中で、最も近
傍の基地局、言い換えると、自身が存在する場所をサー
ビスエリアとしている基地局、例えば基地局9に接続さ
れ、さらに、ゲートウエイ局7、地上網1を介して、据
え置き型PC2と接続されるようになっている。以下
に、本通信システムで用いられる信号の一例について説
明する。
【0030】(2)無線信号の信号形式 まず、携帯RPC20から基地局9への無線信号310
は、図5(a)に示す信号形式で示される構成を有して
いる。図において、無線信号310は、信号同期と信号
の開始を示すプリアンブル311、携帯RPC番号31
2、PC番号313、データ314、および終了を示す
ポストアンブル315から構成されている。
【0031】(3)信号320の信号形式 次に、基地局9からゲートウエイ局7、地上網1を介し
て据え置き型PC2へ送信する信号320は、図5
(b)に示す信号形式を有している。図において、信号
320は、通信網との接続のための発呼321、対応す
る据え置き型PCを識別するためのPC番号322、専
用無線網との接続要求323、携帯RPC20が接続可
能なゲートウエイ局を識別するためのゲートウエイ局番
号324、同じく基地番号325、携帯RPC番号32
6、データ327、および終了信号328から構成され
ている。
【0032】(4)信号330 次に、据え置き型PC2から地上網1を介してゲートウ
エイ局7を呼び出す場合に送信する信号330は、図5
(c)に示す信号形式を有している。信号330は、発
呼331、ゲートウエイ局番号332、ゲートウエイ局
との接続要求333、基地局番号334、携帯RPC番
号335、PC番号336、データ337、および終了
信号338から構成されている。
【0033】(5)信号340 そして、基地局9から専用無線網特有の無線プロトコル
を用いて携帯RPC20へ送信する信号340は、図5
(d)に示す信号形式を有している。図において、信号
340は、無線回線の同期と信号開始のためのプリアン
ブル341、回線を接続する相手の携帯RPC番号34
2、発呼した据え置き型PCを識別する発呼PC番号3
43、基地局番号344、ゲートウエイ局番号345、
データ346、および終了のためのポストアンブル34
7から構成されている。なお、上述した信号には、必要
に応じてページング関連情報が追加される。
【0034】C−2.本通信システムの呼び出し動作 まず、携帯RPC20は、据え置き型PC2へデータを
伝送する際には、図6(a)に示すように、携帯RPC
番号および据え置き型PC番号を含む信号310でデー
タを送信する。基地局9は、携帯RPC20から無線信
号310を受信すると、同図6(a)に示すように、発
呼した携帯RPCを識別するための携帯RPC番号、お
よび着呼先の据え置き型PC2を識別するための据え置
き型PC番号に、網接続要求、当該基地局番号、および
ゲートウエイ局番号を付加して、地上網1を介して据え
置き型PC9へ送信する。
【0035】一方、据え置き型PC2は、携帯RPC2
0にデータを送信する際には、図6(b)に示すよう
に、受信したゲートウエイ局番号、基地局番号、携帯R
PC番号、据え置き型PC番号に、ゲートウエイ局との
接続要求を付加して、ゲートウエイ局7へ送信する。こ
の結果、ゲートウエイ局7との接続処理が行われた後、
ゲートウエイ局240は、基地局9に専用無線網40独
自の方法で情報を転送し、基地局9は、専用無線網特有
の無線プロトコルを用いて、図6(b)に示すように、
携帯RPC20を識別する携帯RPC番号、当該据え置
き型PC2を識別する据え置き型PC番号、基地局番
号、ゲートウエイ局番号を携帯RPC20へ送信する。
【0036】このように、携帯RPC2と据え置き型P
C20との間では、発呼元の携帯RPC番号と着呼先の
据え置き型PC番号に加え、さらに、中継する基地局番
号とゲートウエイ局番号が付加されるので、携帯RPC
20と据え置き型PC2とは非常に容易に接続される。
また、専用無線網40と地上網1は、双方向伝送路であ
るから、この伝送において携帯RPC20と据え置き型
PC2との間でデータが授受される。
【0037】本通信システムの場合、携帯RPC20,
21が接続できるゲートウエイ局7,8で代表される専
用無線網は、同一の技術的特性を持つ必要はなく、専用
無線網に課せられる条件としては、携帯RPC20(2
1)と据え置き型PC2(3)間のデータを授受でき、
地上網1と接続でき、携帯RPC番号、PC番号、基地
局番号、およびゲートウエイ局番号等を制御情報として
授受できることである。これは、ゲートウエイ局7がフ
ィールドサービス用の端末をサポートする広域専用無線
網で、ゲートウエイ局8がフィールドサービスをサポー
トする社内の技術・管理部門の端末が接続される小エリ
アの無線LANのような専用無線網の例が考えられる。
【0038】このような場合、図1に示すゲートウエイ
局7,8は、地上網1との接続と、据え置き型PC2,
3との接続とが可能であれば、据え置き型2,3を中継
としてデータの授受が可能である(後述する)。また、
それぞれの専用無線網のゲートウエイ局7,8が相互に
相手のプロトコルと変換可能であれば、それぞれの専用
無線網(サービスエリア)に存在する携帯RPC20,
21間でデータの授受が可能である。
【0039】C−3.本通信システムの効果 上述したように、本通信システムでは、専用無線網を構
成する基地局9,10,11,12と、ゲートウエイ局
7,8との各々に、固有の番号を割り当て、これらが構
成する網を利用して通信する携帯RPC20,21に、
通信回線に係る基地局9,10,11,12の基地局番
号とゲートウエイ局7,8のゲートウエイ局番号を通知
するようにしたので、通信回線の設定を容易に実現でき
るようになる。
【0040】D.携帯端末の移動に関する実施例 上述した第1の実施例では、専用無線網を介して携帯R
PC20と据え置き型PC2との間での回線接続につい
て述べた。この場合、携帯RPC20が移動しない場合
には、特に問題が生じないが、携帯RPC20は利用者
に携帯され、移動することが前提であるので、携帯RP
C20が異なるサービスエリアへ移動した場合には、据
え置き型PC2からは、携帯RPC20がどこにあるか
が分からないため、回線を接続することができなくなる
可能性がある。
【0041】このような不具合を解消する方法として、
自動車電話に代表される従来の移動通信網では、一般的
に、ゲートウエイ局7,8の各々に、携帯RPC20の
携帯RPC番号とそれが存在する基地局の基地局番号を
記憶するメモリを備え、常に、携帯RPC20の存在す
る基地局を追跡しながら、そのメモリの内容を書き換え
る方式が使用されている。
【0042】しかしながら、上記従来のシステムでは、
メモリとその内容更新のために、携帯RPC20の追
跡、また、ゲートウエイ局7,8間のメモリ内容の授受
等の処理が必要となり、地上網1に信号線以外の制御線
が必要となるため、システム全体のコストアップにつな
がるという欠点がある。
【0043】そこで、本実施例では、携帯RPC20が
最初に通信を行った基地局のサービスエリアから離れ、
異なる基地局のサービスエリアへ移動した場合でも、据
え置き型PC2には、新たな基地局の番号を通知し、地
上網1を介して、新たな基地局を呼び出し可能にし、据
え置き型PC2から携帯RPC20を呼び出せるように
している。すなわち、携帯RPC20は、周期的に自身
が呼び出し可能な専用無線網の基地局と接続し、専用無
線網のゲートウエイ局を介して、対応する据え置き型P
C2と接続し、互いに記憶している基地局番号とゲート
ウエイ局番号とを更新するようにしている。
【0044】D−1.構成 図7は、本実施例による通信システムの構成を示すブロ
ック図であり、上述した図1に示す通信システムの一部
をより具体化したものである。なお、図1もしくは図4
に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。図において、携帯RPC20は、ページング網受信
回路30、専用無線網送受信回路31および当該携帯R
PCの全体を制御する制御回路32に加えて、各種デー
タを格納する記憶回路33a,33b,33cを備えて
いる。また、上記携帯RPC20に対応する据え置き型
PC2は、携帯RPC20が存在する場所をサービスエ
リアとする基地局に接続されているゲートウエイ局を識
別するためのゲートウエイ局番号を記憶するためのメモ
リ35aと、上記基地局を識別するための基地局番号を
記憶するためのメモリ35bを備えている。このメモリ
35a,35bは、最新の基地局番号とゲートウエイ局
番号と、これまでの基地局番号とゲートウエイ局番号の
履歴の一部を記憶するようにしている。
【0045】D−2.動作 携帯RPC20は、周期的に自身が呼び出し可能な専用
無線網40の基地局9と接続し、図8(a)に示すよう
に、専用無線網40と地上網1を介して、前述した信号
310,320を据え置き型PC2へ送信する。据え置
き型PC2は、メモリ35aにゲートウエイ局7のゲー
トウエイ局番号を記憶するとともに、メモリ35bに基
地局9の基地局番号を記憶する。このとき、据え置き型
PC2は、図8(b)に示すように、専用無線網40と
地上網1を介して、前述した信号330,340を携帯
RPC20へ送信する。携帯RPC20は、記憶回路3
3a,33b,33cに、基地局9の基地番号とゲート
ウエイ局7のゲートウエイ局番号とを記憶する。この結
果、据え置き型PC2に記憶される、携帯RPC20が
存在するゲートウエイ局のゲートウエイ局番号と、基地
局の基地局番号とは、周期的に最新のものに更新され
る。
【0046】したがって、携帯RPC20が移動し、基
地局12のサービスエリアに入った場合でも、据え置き
型PC2のメモリ35a,35bの最新の部分には、ゲ
ートウエイ局8のゲートウエイ局番号と、基地局12の
基地局番号とが記憶されているので、据え置き型PC2
は、図8(b)に示すように、メモリ35a,35bを
参照することにより、信号330で地上網1を介して携
帯RPC20を呼び出し、携帯RPC20と回線を接続
することができる。
【0047】このように、本実施例では、携帯RPC2
0に対応する据え置き型PC2で、上述した全ての処理
を行わせることで、専用無線網40の機能、構成を非常
に簡素化することができるようになっている。すなわ
ち、携帯RPC20は、周期的に、近傍の専用無線網と
交信し、その位置情報を据え置き型PC2に通知するこ
とで、据え置き型PC2がメモリ35a,35bに記憶
している携帯RPC20の位置情報(ゲートウエイ局番
号、基地局番号)を常に更新するようになっている。
【0048】D−3.本実施例の効果 上述したように、本実施例では、携帯RPC20は、周
期的に専用無線網40と無線接続し、地上網1を介して
接続される、当該携帯RPC20に対応する据え置き型
PC2と接続して、互いに、および専用無線網との間
で、管理情報データを授受することで、携帯RPC20
が呼び出し可能な、すなわち携帯RPC20が存在する
サービスエリアの基地局番号およびゲートウエイ局番号
を記憶するメモリの内容を更新するようにしたので、据
え置き型PC2は、対応する携帯RPC20を専用無線
網を介して常時呼び出すことができる。このため、専用
無線網40のシステムを非常に簡素化でき、しかも、携
帯RPC20が移動した場合でも、回線が途切れること
なく、地上網1側の据え置き型PC2からデータを送信
できる。
【0049】E.第2の実施例 上述した実施例では、専用無線網40を主体にした、携
帯RPC20と据え置き型PC2との間での通信形態に
ついて述べた。また、第1の実施例では、専用無線網
は、必ずしも広い領域をサービスエリアとするわけでは
ないことを述べた。したがって、据え置き型PC2から
地上網1を介して、専用無線網40のゲートウエイ局の
ゲートウエイ局番号と、基地局の基地局番号とを指定し
ても、携帯RPC20の存在する場所によっては、携帯
RPC20を呼び出すことが不可能な場合があり得る。
そこで、本第2の実施例では、専用無線網20を用いて
の回線確立が不可能な場合には、図1に示すページャ網
5a,6aを用いて携帯RPC20にデータの授受が必
要であることを通知することで、携帯RPC20が上記
専用無線網40(サービスエリア)外に存在する場合で
も回線確立を可能にしている。
【0050】E−1.第2の実施例の構成 図9は、本第2の実施例による通信システムの構成を示
すブロック図であり、上述した図1に示す通信システム
の一部をより具体化したものである。なお、図1、図4
もしくは図7に対応する部分には同一の符号を付けて説
明を省略する。図において、携帯RPC20における制
御回路32は、利用者に据え置き型PC2からのデータ
要求があることを知らせるようになっている。
【0051】据え置き型PC260は、専用無線網40
のゲートウエイ局のゲートウエイ局番号と基地局番号に
対応するページング網のページング網番号が記憶された
対照表35cを備えている。ここで、図10は、対照表
35cのデータ構成を示す概念図である。図において、
対照表35cには、ゲートウエイ局番号と基地局番号毎
に、このゲートウエイ局と基地局によるサービスエリア
を網羅するページング網のページング網番号が記憶され
ている。図示の例では、ゲートウエイ局番号GWN1、
基地局番号BSN1に対しては、ページング網番号PN
N1が記憶されており、ゲートウエイ局番号GWN2、
基地局番号BSN2に対しては、ページング網番号PN
N2が記憶されている。これを図1に示す構成に対応さ
せると、ゲートウエイ局7の基地局9および基地局10
に対しては、ページング基地局5aのページング網が対
応しており、ゲートウエイ局8の基地局11および基地
局12に対しては、ページング基地局6のページング網
が対応している。
【0052】据え置き型PC260は、携帯RPC20
の存在するであろう位置を推定し、その位置に対応する
ページング網を対照表35cから読み出すようになって
いる。携帯RPC200の存在位置の推定は、メモリ3
5aに記憶されているゲートウエイ局番号およびメモリ
35bに記憶されている基地局の履歴に基づいて行われ
る。
【0053】E−2.第2の実施例の動作 図11は、本第2の実施例による据え置き型PCの動作
を説明するためのフローチャートである。まず、据え置
き型PC2は、信号310を地上網1の通信手順に従っ
て送信することで、図11に示す、携帯RPC20の呼
び出し処理を開始する。据え置き型PC2は、まず、ス
テップS100において、メモリ35aに記憶している
ゲートウエイ局番号を指定する。次に、ステップS10
2において、メモリ35bに記憶している基地局番号を
指定する。次に、ステップS104において、携帯RP
C20からの応答があったか否かを判断する。そして、
応答があった場合には、ステップS104における判断
結果は「YES」となり、ステップS106へ進む。ス
テップS106では、通常の交信モードを実施し、専用
無線網40を介して、携帯RPC20とデータを授受す
る。その後、当該処理を終了する。
【0054】一方、携帯RPC20からの応答がない場
合には、ステップS104における判断結果は「NO」
となり、ステップS108へ進む。ステップS108で
は、再度、専用無線網40に対して回線接続要求を送出
する。次に、ステップS110へ進み、メモリ35a,
35bに記憶されている、ゲートウエイ局番号と基地局
番号の履歴に基づいて、周辺の基地局のサーチを実施す
る。つまり、据え置き型PC2のメモリ35a,35b
には、各々、携帯RPC20が周期的に接続する際に、
専用無線網40のゲートウエイ局から転送されてくるゲ
ートウエイ局番号と基地局番号のこれまでの履歴の一部
が記憶されているので、該履歴に従って接続を試みる。
次に、ステップS112において、上記試みに対する専
用無線網40からの応答があったか否かを判断する。そ
して、応答があった場合には、ステップS112におけ
る判断結果は「YES」となり、上述したステップS1
06へ進み、通常の交信モードを実施し、専用無線網4
0を介して、携帯RPC200とデータを授受する。
【0055】一方、応答がない場合には、ステップS1
12における判断結果は「NO」となり、ステップS1
14へ進む。ステップS114では、専用無線網40に
対する回線接続処理を終了する。次に、ステップS11
6において、新たにページング網との接続を開始する。
据え置き型PC20からページング網に接続する場合、
据え置き型PC2は、メモリ35a,35bに記憶され
ている履歴に基づいて、携帯RPC20の存在するであ
ろう位置を推定し、その位置に対応するページング網を
対照表35cから読み出して、ページング網との接続を
試みる。そして、ページング網との接続が成立すると、
ステップS118において、ページング網に携帯RPC
20へのメッセージ要求を要求し、その後、当該処理を
終了する。携帯RPC20では、ページング網を介し
て、据え置き型PC2からのメッセージ要求を受信する
と、制御回路32が利用者に据え置き型PC2からのデ
ータ要求があることを知らせる。
【0056】E−3.第2の実施例の効果 上述したように、本第2の実施例では、据え置き型PC
2が携帯RPC20とのデータ授受が必要な場合、通
常、据え置き型PC2は、自身のメモリ35a,35b
に記憶されている携帯RPC20が存在する専用無線網
40のゲートウエイ局のゲートウエイ局番号と、基地局
の基地局番号とに基づいて、地上網1、専用無線網40
を介して発呼することによって回線接続を行うが、専用
無線網40を用いての回線接続が不可能な場合には、ペ
ージング網を用いて、携帯RPC20にデータ授受が必
要であることを通知するようにしたので、携帯RPC2
0が、据え置き型PC2が持つメモリ35a,35bに
記憶されているゲートウエイ局および/または基地局の
サービスエリアから移動した場合であっても、データの
授受のための回線接続要求を通知できる。
【0057】F.第3の実施例 上述した第2の実施例では、携帯RPC20への着信に
ページング網を用いることを述べた。ページング網は、
非常に広い範囲に存在する移動端末へ、少ない地上設備
でメッセージを伝送することが可能である。また、ペー
ジング網は、地域毎に、同一の周波数を用いる場合と、
異なる周波数を用いる場合とがあり、同一サービス地域
においては、加入しているページャ網の事業者により受
信周波数が異なる。そこで、本第3の実施例では、携帯
RPC20に備えられているページング網受信回路30
が受信周波数を選択できるようにし、さらに、第2の実
施例で述べたように、専用無線網40のサービス範囲以
外に移動した場合にも対応するために、携帯RPC20
に受信に用いる受信周波数を複数記憶している。
【0058】F−1.第3の実施例の構成 図12は、本第3の実施例による通信システムの構成を
示すブロック図であり、上述した図1に示す通信システ
ムの一部をより具体化したものである。なお、図1、図
4、図7もしくは図9に対応する部分には同一の符号を
付けて説明を省略する。図において、携帯RPC20
は、前述した、ページング網受信回路30、専用無線用
送受信回路31、および制御回路32に加えて、上記ペ
ージング網受信回路30の受信周波数を生成する受信周
波数発生回路37を備えている。受信周波数発生回路3
7は、据え置き型PC2から送信されてくる、携帯RP
C20が存在する地域のページング事業者とその受信周
波数に基づいて、上記受信周波数を生成し、ページング
網受信回路30へ供給する。
【0059】また、据え置き型PC2は、携帯RPC2
0が存在するゲートウエイ局と基地局とを知ることによ
り、その地域のページング事業者とその受信周波数を知
ることができるように、ページング事業者とその受信周
波数が記憶された対照表35dを備えている。ここで、
図13は、対照表35dのデータ構成を示す概念図であ
る。図において、対照表35dには、前述した対照表3
5cと同様に、ゲートウエイ局番号と基地局番号毎に、
このゲートウエイ局と基地局によるサービスエリアを網
羅するページング網のページング網番号が記憶されてい
るとともに、ページング事業者毎に、その受信周波数が
記憶されている。図示の例では、ゲートウエイ局番号G
WN1、基地局番号BSN1に対しては、ページング網
番号PNN1が記憶されており、ゲートウエイ局番号G
WN2、基地局番号BSN2に対しては、ページング網
番号PNN2が記憶されている。
【0060】また、ページング事業者PGE1に対して
は、受信周波数f1が記憶されており、ページング事業
者PGE2に対しては、受信周波数f2が記憶されてい
る。なお、記憶するページング事業者とその受信周波数
は、携帯RPCの移動範囲に応じて、複数の受信周波数
を記憶することが好ましい。ページング網が分かれば、
ページング事業者が特定できるので、図13に示すテー
ブルからそのページング事業者で使用される受信周波数
を知ることができる。据え置き型PC2は、メモリ35
a,35bが更新された場合に、その更新された内容に
対応するページング事業者とその受信周波数を対照表3
5dから読み出して、地上網1および専用無線網40を
介して、携帯RPC20にデータとして伝送する。
【0061】F−2.第3の実施例の動作 図14は、本第3の実施例による据え置き型PCおよび
携帯RPCの動作を説明するためのフローチャートであ
る。携帯RPC20は、前述したように、専用無線網4
0と地上網1とを介して、据え置き型PC2と接続さ
れ、データを授受する。このとき、据え置き型PC2
は、データ授受の際に、携帯RPC20の位置情報(ゲ
ートウエイ局番号、基地局番号)を専用無線網40を介
して授受し、メモリ35a,35bに記憶している。
【0062】このような状況の下、まず、据え置き型P
C2は、ステップS120において、メモリ35a,3
5bの内容(ゲートウエイ局番号、基地局番号)が更新
されたか否かを判断する。すなわち、携帯RPC20が
移動し、サービスエリアが変わったか否かを判断する。
そして、メモリ35a,35bの内容が更新されなけれ
ば、携帯RPC20は移動していないと判断し、ステッ
プS120における判断結果が「NO」となり、当該処
理を終了する。
【0063】一方、メモリ35a,35bの内容が更新
されると、ステップS120における判断結果は「YE
S」となり、ステップS122へ進む。ステップS12
2では、更新されたメモリ35a,35bの内容、すな
わち最新のゲートウエイ局番号と基地局番号とに基づい
て、対照表35dから、まず、携帯RPC20が存在す
るページング網を検索し、さらに、該ページング網のペ
ージング事業者を読み取る。次に、ステップS124に
おいて、対照表35dから上記ページング事業者の受信
周波数を読み取る。次に、ステップS126では、メモ
リ35a,35bに記憶されている最新のゲートウエイ
局番号と基地局番号とに基づいて、専用無線網40を介
して、携帯RPC20を呼び出す。そして、ステップS
128で、応答があった否かを判断する。そして、応答
がなければ、同ステップS128を繰り返し実行し、応
答があれば、ステップS130へ進む。ステップS13
0では、据え置き型PC260は、メモリ35a,35
bの更新された内容に対応するページング事業者とその
受信周波数を、地上網、専用無線網を介して、携帯RP
C20にデータとして伝送する。
【0064】これに対して、携帯RPC20は、ステッ
プS140において、呼び出しがあったか否かを判断し
ており、呼び出しがなければ、同ステップS140を繰
り返し実行する。そして、上記呼び出しを受信すると、
ステップS140における判断結果は「YES」とな
り、ステップS142へ進む。ステップS142では、
データを受信したか否かを判断する。そして、データを
受信していない場合には、ステップS142を繰り返し
実行する。一方、データを受信すると、ステップS14
2における判断結果は「YES」となり、ステップS1
44へ進む。ステップS144では、受信したデータ、
すなわち、上記ページング事業者およびその受信周波数
を記憶回路33a,33b,33cのいずれかに記憶す
る。さらに、ステップS146において、その受信周波
数をページング網用の受信周波数発生回路37にデータ
として与える。この結果、携帯RPC20は、現在、存
在する地域のページング網を提供するページング事業者
で使用される受信周波数で、ページング網を介した情報
を受信できる。
【0065】なお、据え置き型PC2は、ステップS1
28において、携帯RPC20を地上網・専用無線網を
経由して呼び出せない場合には、前述した第2の実施例
で述べたように、ページング網を介して、携帯RPC2
0にデータ要求信号を送信してもよい。また、携帯RP
C20は、与えられたページング網の受信周波数で、常
時、ページャ信号を受信モニタし、希望の信号が受信で
きない場合には、候補の受信周波数で受信を試み、さら
に、その試みが失敗した場合には、予め設定された全て
の受信周波数を試みることで、ページング網との接続を
試行してもよい。
【0066】F−3.第3の実施例の効果 上述したように、本第3の実施例では、携帯RPC20
に、複数の受信周波数で受信可能なページャ受信機能を
備えるとともに、携帯RPC20および据え置き型PC
2に、ページャ受信周波数を専用無線網を介してデータ
として授受できる機能を備えるようにしたので、携帯R
PC20が専用無線網40のサービスエリア外に移動し
た場合でも、データ着信を通知でき、さらに、携帯RP
C20の移動が激しい場合でも、据え置き型PC2から
のデータ着信の情報をほぼリアルタイムで通知すること
ができる。
【0067】G.第4の実施例 次に、本発明の第4の実施例について説明する。本第4
の実施例では、図1に示す携帯RPC20と携帯RPC
21との間でデータを授受する通信方式に関するもので
あり、双方向携帯データ通信システムの構成については
図1の構成と同一である。
【0068】G−1.第4の実施例の動作 以下では、図1に示す携帯RPC21から携帯RPC2
0にデータを転送する場合について説明する。ここで、
図15および図16は、本第4の実施例の動作を説明す
るためのフローチャートである。まず、発呼側の携帯R
PC21は、ステップS150において、近傍の基地
局、例えば基地局11を介して、専用無線網に接続要求
を送出する。次に、ステップS152において、応答が
あったか否かを判断する。そして、応答がなければ、同
ステップS152を繰り返し実行する。一方、応答があ
れば、ステップS152における判断結果は「YES」
となり、ステップS154へ進む。ステップS154で
は、着呼携帯RPC20に対応する据え置き型PC2
を、専用無線網の基地局9とゲートウエイ局7、さら
に、地上網1を介して呼び出す。
【0069】これに対して、着呼側に対応した据え置き
型PC2では、ステップS180において、呼び出しが
あったか否かを判断している。そして、呼び出しがなけ
れば、ステップS180を繰り返し実行する。一方、呼
び出しがあると、ステップS180における判断結果が
「YES」となり、ステップS182へ進む。ステップ
S182では、メモリ35a,35bに格納されてい
る、対応する携帯RPC20が存在するゲートウエイ局
のゲートウエイ局番号と基地局の基地局番号とを、発呼
側の携帯RPC21へ送信した後、処理を終了する。
【0070】一方、発呼型の携帯RPC21は、ステッ
プS156において、上記据え置き型PC2から送信さ
れてきた、着呼側の携帯RPC20のゲートウエイ局番
号と基地局番号とを受信し、ステップS158へ進む。
ステップS158では、発呼側の携帯RPC21と着呼
側の携帯RPC20とに対応する、ゲートウエイ局8,
7に互いの通信手順変換機能があるか否かを判断する。
そして、通信手順変換機能ある場合には、ステップS1
58における判断結果は「YES」となり、ステップS
160へ進む。
【0071】ステップS160では、ステップS156
で受信した、ゲートウエイ局番号と基地局番号とに基づ
いて、地上網1を介して、ゲートウエイ局7、基地局9
を介して、専用無線網で携帯RPC20を呼び出し、ス
テップS162において、応答があったか否かを判断す
る。これに対して、着呼側の携帯RPC20は、ステッ
プS190において、呼び出しがあったか否かを判断
し、応答がなければ、同ステップS190を繰り返し実
行する。一方、応答があれば、ステップS190におけ
る判断結果は「YES」となり、ステップS192へ進
む。そして、発呼側の携帯RPC21は、ステップS1
92で、着呼側の携帯RPC20は、ステップS192
で、相互にデータを授受する。
【0072】一方、ゲートウエイ局8,7に互いの通信
手順の変換機能がない場合、上述したステップS158
における判断結果は「NO」となり、図16に示すステ
ップS200へ進む。発呼側の携帯RPC21は、ステ
ップS200において、再度、近傍の基地局、例えば基
地局11を介して、専用無線網に接続要求を送出する。
次に、ステップS202において、着呼側の携帯RPC
20に対応する据え置き型PC2を、専用無線網の基地
局9とゲートウエイ局7、さらに、地上網1を介して呼
び出す。そして、据え置き型PC2と回線が接続される
と、ステップS204において、着呼側の携帯RPC2
0へ送信すべきデータを、上記据え置き型PC2へ送信
する。ステップS206では、回線が切断されたか否か
を判断する。そして、切断されてなければ、ステップS
206における判断結果は「NO」となり、ステップS
204,S206を繰り返し実行し、データを送信す
る。一方、データの送信が終了すると、当該処理を終了
する。
【0073】これに対して、着呼側の据え置き型PC2
では、ステップS220において、呼び出しがあったか
否かを判断する。そして、呼び出しがなければ、ステッ
プS220を繰り返し実行する。一方、上記呼び出しを
受信すると、ステップS220における判断結果は「Y
ES」となり、ステップS222へ進む。そして、ステ
ップS222において、発呼側の携帯RPC21から送
信されるデータを受信する。そして、ステップS224
へ進み、回線が切断されたか否かを判断する。そして、
切断されてなければ、ステップS224における判断結
果は「NO」となり、ステップS222,S224を繰
り返し実行し、データを受信する。一方、データの受信
が終了すると、ステップS224における判断結果は
「YES」となり、ステップS226へ進む。
【0074】着呼側の据え置き型PC2は、ステップS
226において、メモリ35aに記憶されているゲート
ウエイ局番号を指定する。さらに、ステップS228に
おいて、メモリ35bに記憶されている基地局番号を指
定し、地上網1、ゲートウエイ局7、基地局9を介し
て、専用無線網で携帯RPC20に回線接続要求を出
す。そして、ステップS230において、応答があった
か否かを判断する。ここで、応答がなければ、同ステッ
プS230を繰り返し実行する。一方、応答があれば、
ステップS230における判断結果は「YES」とな
り、ステップS232へ進む。ステップS232では、
専用無線網を介して、ステップS222で携帯RPC2
1から受信したデータを上記携帯RPC20へ送信す
る。
【0075】この結果、ゲートウエイ局間で通信手順変
換機能がなくとも、発呼側の携帯RPC21は、まず、
着呼側の携帯RPC20に対応する据え置き型PC2に
データを送信しておき、次に、当該据え置き型PC2に
よって、着呼側の携帯RPC20に上記データを転送す
る。
【0076】このように、端末間で授受するデータに、
携帯RPC20の存在位置情報を含めることにより、発
呼側の携帯RPC21は、携帯RPC20と接続可能な
ゲートウエイ局7のゲートウエイ局番号と基地局9の基
地局番号とを得ることができる。これらの情報に基づい
て、発呼側の携帯RPC21は、地上網1、ゲートウエ
イ局7、基地局9を介して、専用無線網で携帯RPC2
0と回線を接続することができる。
【0077】発呼側の携帯RPC21は、上述したステ
ップS160,S162において、着呼側の携帯RPC
20に対応する据え置き型PC2と交信するときに、着
呼側の携帯RPC20の位置情報として、専用無線網情
報以外に、ページャ網情報を得ることができることか
ら、専用無線網での応答がなければ、前述した第2の実
施例と同様に、ページング網5aを利用して、携帯RP
C20に回線接続要求を送達してもよい。
【0078】このように、上述した本第4の実施例で
は、個々の移動端末、ここでは携帯RPC20は、地上
網1に固定的に接続されている据え置き型PC2に対応
しており、据え置き型PC2が携帯RPC20の位置情
報、すなわち、携帯RPC20が接続できる基地局9の
基地局番号とゲートウエイ局7のゲートウエイ局番号と
を記憶しているので、移動通信網である専用無線網40
は、携帯RPC20,21のデータベースとそれを維持
管理するための専用制御線を持つ必要がなくなる。
【0079】G−3.第4の実施例の効果 上述したように、本第4の実施例では、携帯RPC2
0,21と据え置き型PC2,3とを対応させ、据え置
き型PC2,3を地上網に固定的に接続し、携帯RPC
20,21と据え置き型PC2,3との間で、周期的に
専用無線網における位置情報を授受するようにしたの
で、専用無線網で、移動端末を追跡接続するためのデー
タベースとそれを維持管理するための専用制御網を不要
とし、専用無線網のシステムを非常に簡素化することが
できる。また、他の据え置き型PC3、または他の据え
置き型PC3に対応する携帯RPC21から当該携帯R
PC20と接続する場合には、当該携帯RPC20に対
応する据え置き型PC2を、まず、地上網1を介して呼
び出し、当該携帯RPC20の接続可能な専用無線網の
ゲートウエイ局番号と基地局番号、または、接続可能な
ページャ網を認知するようにしたので、直接、当該携帯
RPC20を呼び出すことができる。さらに、専用無線
網の仕様が互いに異なり、ゲートウエイ局に通信手順変
換機能がない場合には、据え置き型PC2,3に、それ
ぞれの専用無線網の通信手順で接続する機能を設けるよ
うにしたので、据え置き型PC2,3を中継することで
データの授受を行うことができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、移動端末と固定端末と
を対応させ、固定端末を地上網に固定的に接続するとと
もに、移動端末を地上網に接続するための無線網を配設
し、移動端末から回線を接続する場合には、移動端末
は、無線によって無線網を介して地上網に接続すること
によって、該地上網に接続され、当該移動端末に対応す
る固定端末と回線を接続し、また、固定端末から回線を
接続する場合には、地上網、無線網を介して、対応する
移動端末に接続要求を送信することによって、当該移動
端末と回線を接続するようにしたので、以下の効果を得
ることができる。 (1)相互に発信・着信が可能で、地上網に固定的に接続
される固定端末とその他の端末との間でデータの授受が
できる。 (2)無線網を構成する基地局と、ゲートウエイ局との各
々に、固有の番号を割り当て、これらが構成する網を利
用して通信する移動端末に、通信回線に係る基地局の基
地局番号とゲートウエイ局のゲートウエイ局番号を通知
するようにしたので、通信回線の設定を容易に実現でき
る。 (3)移動端末が周期的に移動端末の位置情報を記憶する
位置情報記憶手段の内容を更新するようにしたので、固
定端末は、対応する移動端末を無線網を介して常時呼び
出すことができる。 (4)このため、無線網のシステムを非常に簡素化でき、
しかも、移動端末が移動した場合でも、回線が途切れる
ことなく、地上網側の固定端末からデータを送信でき
る。 (5)固定端末が移動端末とのデータ授受が必要な場合
で、無線網を用いての回線接続が不可能な場合には、ペ
ージング網を用いて、移動端末にデータ授受が必要であ
ることを通知するようにしたので、移動端末が位置情報
で示される場所から移動した場合であっても、データの
授受のための回線接続要求を通知できる。 (6)移動端末に、複数の受信周波数で受信可能なページ
ャ受信機能を備えるとともに、移動端末および固定端末
に、ページャ受信周波数を専用無線網を介してデータと
して授受できる機能を備えるようにしたので、移動端末
が無線網のサービスエリア外に移動した場合でも、デー
タ着信を通知できる。 (7)さらに、移動端末の移動が激しい場合でも、固定端
末からのデータ着信の情報をほぼリアルタイムで通知す
ることができる。 (8)無線網で移動端末を追跡接続するためのデータベー
スとそれを維持管理するための専用制御網を不要とし、
専用無線網のシステムを非常に簡素化することができ
る。 (9)また、移動端末から他の固定端末または他の移動端
末へデータを送信する場合には、まず、他の移動端末に
対応する固定端末を呼び出し、他の移動端末の位置情
報、または接続可能なページャ網を認知するようにした
ので、直接、他の移動端末を呼び出すことができる。 (10)さらに、専用無線網の仕様が互いに異なり、ゲート
ウエイ局に通信手順変換機能がない場合でも、固定端末
に、それぞれの専用無線網の通信手順で接続する機能を
設けるようにしたので、固定端末を中継することでデー
タの授受を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による通信システムのペ
ージング網を利用してデータを受信する場合の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図3】本第1の実施例による通信システムの専用無線
網だけを利用してデータ授受を行う場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例による通信システム(一
部)の構成を示すブロック図である。
【図5】本第1の実施例による通信システムでのデータ
形式を示す模式図である。
【図6】本第1の実施例による通信システムでのデータ
伝送の方式を示す模式図である。
【図7】本第1の実施例による通信システム(一部)の
構成を示すブロック図である。
【図8】本第1の実施例による通信システムでのデータ
伝送の方式を示す模式図である。
【図9】本発明の第2の実施例による通信システム(一
部)の構成を示すブロック図である。
【図10】本第2の実施例による通信システムの対照表
のデータ構成を示す概念図である。
【図11】本第2の実施例による据え置き型PCの動作
を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施例による通信システム
(一部)の構成を示すブロック図である。
【図13】本第3の実施例による通信システムの対照表
のデータ構成を示す概念図である。
【図14】本第3の実施例による据え置き型PCおよび
携帯RPCの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第4の実施例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 地上網 2,3 据え置き型PC(固定端末) 4 情報サービス提供者 5,6 ページング基地局 5a,6a ページング網のサービスエリア(ページン
グ網) 7,8 ゲートウエイ局 9,10,11,12 基地局 9a,10a,11a,12a 専用無線網のサービス
エリア 20,21 携帯RPC(移動端末) 30 ページング網受信回路(受信手段) 31 専用無線網送受信回路(送受信手段) 32 制御回路 33a,33b,33c 記憶回路 35a,35b メモリ(位置情報記憶手段) 35c,35d 対照表 37 受信周波数発生回路(受信周波数発生手段) 40 専用無線網(無線網)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 302 H04Q 7/34

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般公衆網、またはそれに代わる専用網
    からなる地上網と、 前記地上網に接続され、島状で、地域毎の部分的なサー
    ビスエリアを有する無線網と、 前記無線網に無線により接続可能で、かつ、前記無線網
    を介して前記地上網に接続され、他の端末と相互にデー
    タを授受する移動端末と、 前記移動端末に対となり、前記地上網に固定的に接続さ
    れる固定端末とを具備することを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記地上網は、広域なサービスエリアを
    有し、前記地上網を介して、前記移動端末に呼出信号を
    送信するページング網を備えることを特徴とする請求項
    1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記固定端末は、前記ページング網を介
    して、当該固定端末に対応する移動端末に呼び出し信号
    を送出し、 前記移動端末は、前記ページング網を介して、読み出し
    信号を受信すると、前記無線網に無線で接続することに
    よって、前記地上網を介して、前記固定端末と接続し、
    データを授受することを特徴とする請求項2記載の通信
    システム。
  4. 【請求項4】 前記固定端末は、その内部に持つ移動端
    末に関する情報に基づいて、前記地上網、前記無線網を
    介して、前記移動端末に接続要求を送出し、 前記移動端末は、前記接続要求を受信すると、前記地上
    網、前記無線網を介して、前記固定端末と接続し、デー
    タを授受することを特徴とする請求項1乃至3記載の通
    信システム。
  5. 【請求項5】 前記移動端末は、データが必要な場合に
    は、前記無線網を介して地上網に接続し、該地上網に接
    続されている対応する固定端末と相互にデータを授受す
    ることを特徴とする請求項1乃至4記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記無線網は、前記移動端末および固定
    端末が伝送するデータに加えて、前記移動端末の位置情
    報を伝送することを特徴とする請求項1乃至5記載の通
    信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動端末は、定期的に、前記無線網
    を介して、対応する固定端末と接続し、自身の位置情報
    を固定端末に送信することを特徴とする請求項6記載の
    通信システム。
  8. 【請求項8】 前記固定端末は、定期的に送信されてく
    る、前記移動端末の位置情報を記憶する位置情報記憶手
    段を備え、 前記位置情報記憶手段に記憶した位置情報に基づいて、
    無線網を介して前記移動端末と回線を接続することを特
    徴とする請求項6または7記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記固定端末は、定期的に送信されてく
    る、前記移動端末の位置情報を記憶する位置情報記憶手
    段に加え、 前記位置情報で示され得る場所をサービスエリアとする
    ページング網を記憶する対照表を備えることを特徴とす
    る請求項7または8記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記固定端末は、通常、前記記憶手段
    に記憶された、前記移動端末の位置情報に基づいて、前
    記無線網を介して、対応する移動端末と接続する一方、
    前記無線網を介しての接続が不可能な場合には、前記対
    照表に記憶されているページング網を介して、前記移動
    端末にデータ授受が必要であることを通知することを特
    徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記固定端末は、前記ページング網毎
    に、各々で利用される受信周波数が記憶された周波数記
    憶手段を備え、 前記位置情報記憶手段に記憶されている位置情報が前記
    移動端末によって更新されると、更新された位置情報に
    基づいて、前記周波数記憶手段から対応するページング
    網の受信周波数を読み出し、前記移動端末へ送信するこ
    とを特徴とする請求項10記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記移動端末は、前記無線網とデータ
    を授受する送受信手段と、 ページング網毎の受信周波数で各々のページャ信号を受
    信する受信手段と、 前記固定端末から送信されてきた、ページング網の受信
    周波数を発生する受信周波数発生手段とを備え、 前記受信周波数発生手段で発生した受信周波数を前記受
    信手段に供給することを特徴とする請求項11記載の通
    信システム。
  13. 【請求項13】 前記固定端末は、それと対となってい
    る移動端末の位置情報を記憶し、 前記移動端末は、他の移動端末に回線を接続する場合、
    前記無線網および前記地上網を介して、前記他の移動端
    末に対となる固定端末と回線を接続し、該固定端末に記
    憶されている前記他の移動端末の位置情報を受信した
    後、該位置情報に基づいて、前記他の移動端末と回線を
    接続することを特徴とする請求項1乃至12記載の通信
    システム。
  14. 【請求項14】 前記移動端末は、前記他の移動端末が
    接続可能なページング網をも認知することを特徴とする
    請求項13記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記移動端末は、他の移動端末との間
    で、無線網の仕様が互いに異なり、通信手順変換機能が
    ない場合には、前記他の移動端末に対応する固定端末に
    データを送信し、 前記固定端末は、前記移動端末からのデータを受信する
    と、前記位置情報記憶手段に記憶されている位置情報に
    基づいて、前記他の移動端末と回線を接続し、受信した
    データを当該他の移動端末へ送信することを特徴とする
    請求項13または14記載の通信システム。
  16. 【請求項16】 前記無線網は、島状で、地域毎の部分
    的なサービスエリアを有する複数の基地局と、該複数の
    基地局を統合するとともに、前記地上網との中継を行う
    ゲートウエイ局とから構成されることを特徴とする請求
    項1乃至15記載の通信システム。
  17. 【請求項17】 前記位置情報は、前記無線網を構成す
    る基地局とゲートウエイ局の各々に割り当てられた固有
    の識別番号であって、通信に係る基地局の識別番号とゲ
    ートウエイ局の識別番号とであることを特徴とする請求
    項6乃至16記載の通信システム。
JP7087428A 1995-03-20 1995-03-20 通信システム Pending JPH08265248A (ja)

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