JP2016165057A - 中継装置、通信システム、接続要求処理方法及びプログラム - Google Patents

中継装置、通信システム、接続要求処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末がどの子局に接続されているかを登録する機能を有していない中継装置を親局として用いる場合でも、1つの端末に対する複数のサービスを同一の回線を用いて通信できるようにする。
【解決手段】中継装置が、接続要求を受信する接続要求受信部と、前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信部と、前記接続要求受信部が受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定部と、前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、中継装置、通信システム、接続要求処理方法及びプログラムに関する。
複数の通信経路が接続される場合、通信経路の特性の相違に起因する課題が生じ得る。例えば、特許文献1では、2つの異なる互換性の無いネットワークの間で符号とプロトコルの変換を実行して、2つの別々のネットワーク間でパケットを送るのに必要なリンクを提供し、その後、ネットワークからネットワークへの接続を可能にするインターフェイスゲートウェイに関する課題が挙げられている。具体的には、全体のシステムの信頼性を保証するためには、ゲートウェイの信頼性を担保する必要があり、利用可能なゲートウェイを素早く効率的に選択するために、行き先ゲートウェイと出口ゲートウェイは、監視されることが必要である、とされている。
特表2004−509482号公報
例えば地上回線と衛星回線とのように帯域の異なる複数の回線が接続される場合、特に、衛星回線のように帯域の小さい回線を効率よく使用することが重要になる。帯域の小さい回線を効率よく使用する方法の1つとして、例えば1つの端末に対してデータ通信と音声通話とを提供する場合のように複数のサービスを多重する場合に、これら複数のサービスを同一の回線を用いて通信することが考えられる。このように、複数のサービスを同一の回線を用いて通信するためには、当該端末が接続されている中継装置を用いて当該端末との間に通信経路を確立する必要がある。
端末が接続されている中継装置を用いて端末との通信経路を確立する方法として、複数の中継装置(以下、子局と称する)との間に回線が設けられている中継装置(以下、親局と称する)が、端末がどの子局に接続されているかを登録しておく方法が考えられる。しかしながら、端末がどの子局に接続されているかを登録する機能を有していないSIP(Session Initiation Protocol)サーバを親局として用いている場合、かかる方法を用いることはできない。当該SIPサーバに対して、端末がどの子局に接続されているかを登録する機能を持たせる改造を行えば、上記の方法を用いることができるが、改造のコストがかかる。
本発明は、上述の課題を解決することのできる中継装置、通信システム、接続要求処理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、中継装置は、接続要求を受信する接続要求受信部と、前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信部と、前記接続要求受信部が受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定部と、前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、通信システムは、第1中継装置と、複数の第2中継装置とを備え、前記第1中継装置は、接続要求元の端末からの接続要求を受信する第1接続要求受信部と、前記接続要求に基づいて、前記複数の第2中継装置のいずれかに接続要求を送信する接続要求送信部と、前記接続要求に対する前記第2中継装置からの応答を受信する接続応答受信部と、前記第2中継装置の応答状況が、接続要求における接続先の端末が当該第2中継装置以外の第2中継装置に接続していることを示す状況である場合、前記複数の第2中継装置のうち当該第2中継装置以外の第2中継装置に接続要求を送信するよう前記接続要求送信部を制御する接続要求送信制御部と、を備え、前記第2中継装置は、前記第1中継装置の前記接続要求送信部が送信した接続要求を受信する第2接続要求受信部と、前記第1中継装置の前記接続要求送信部からの接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信部と、前記第2接続要求受信部が受信した接続要求における接続先の端末が他の第2中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定部と、前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の第2中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、接続要求処理方法は、中継装置の接続要求処理方法であって、接続要求を受信する接続要求受信ステップと、前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信ステップと、前記接続要求受信ステップにて受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、前記接続判定ステップにて、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信ステップでの前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御ステップと、を有する。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、接続要求を受信する接続要求受信ステップと、前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信ステップと、前記接続要求受信ステップにて受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、前記接続判定ステップにて、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信ステップでの前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、端末がどの子局に接続されているかを登録する機能を有していない中継装置を親局として用いる場合でも、1つの端末に対する複数のサービスを同一の回線を用いて通信することができる。
本発明の一実施形態における通信ネットワークの構成例を示す概略構成図である。 同実施形態におけるセンター側制御装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における地上地球局制御装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における上位制御装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態において、地上端末からの接続要求に対してセンター側制御装置が通信経路を確立する処理手順の例を示す説明図である。 同実施形態において、地上端末が送信した接続要求に対してセンター側制御装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、センター側制御装置が送信した接続要求に対して地上地球局制御装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る中継装置の最小構成を示す概略ブロック図である。 本発明に係る通信システムの最小構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態における通信ネットワークの構成例を示す概略構成図である。同図において、通信ネットワーク1は、地上端末81〜83と、通信システム10と、通信衛星71〜73と、移動局端末91〜92とを含む。通信システム10は、センター側制御装置11と、地上地球局制御装置12A〜12Cと、上位制御装置13とを備える。
地上端末81〜83は、いずれもセンター側制御装置11に通信接続されている。なお、以下では通信接続のことを接続と称する。
また、センター側制御装置11は、地上地球局制御装置12A〜12Cの各々と接続している。また、移動局端末91は通信衛星71を介して地上地球局制御装置12Aに接続されている。移動局端末92は通信衛星73を介して地上地球局制御装置12Cに接続されている。
センター側制御装置11及び地上地球局制御装置12A〜12Cは、いずれも、端末間の通信を中継する。センター側制御装置11は、第1中継装置の例に該当する。また、地上地球局制御装置12A〜12Cは、それぞれ中継装置の例に該当する。地上地球局制御装置12A〜12Cは、それぞれ第2中継装置の例にも該当する。
地上端末81〜83と地上地球局制御装置12A〜12Cとの間の通信経路が地上側の回線による通信経路であるのに対し、地上地球局制御装置12A〜12Cと移動局端末91〜92との間の通信経路は衛星回線による通信経路である。このため、地上地球局制御装置12A〜12Cと移動局端末91〜92との間の通信経路の帯域は、地上端末81〜83と地上地球局制御装置12A〜12Cとの間の通信経路の帯域よりも小さい。このため、地上地球局制御装置12A〜12Cと移動局端末91〜12との間の通信経路について通信資源を有効活用することが、特に望ましい。なお、ここでいう帯域は、通信速度である。
ここで、地上端末81〜83のいずれかが移動局端末91〜92のいずれかに接続要求する場合、接続要求元の地上端末(81〜83のいずれか)は、センター側制御装置11へ接続要求を送信する。センター側制御装置11は、走査要求元の地上端末からの要求に応じて地上地球局制御装置12A〜12Cのうち少なくともいずれか1つに接続要求を送信し、接続可能であることを示す接続応答を送信した地上地球局制御装置(12A〜12Cのいずれか)との間に通信経路を設ける。ここでいう接続応答は、接続要求に対する応答である。なお、接続可能であることを示す接続応答を、接続可能応答と称する。
その際、地上地球局制御装置12A〜12Cのいずれかと、接続先の移動局端末(91〜92のいずれか)とが既に接続されている場合、当該接続に用いられている回線を、新たな接続要求に応じて設ける通信経路でも用いることが好ましい。同一の回線を用いることで、制御信号を別々に送信する必要がない点や、帯域の余裕分を別々に見込む必要がない点で、通信資源を有効活用することができる。
また、同一の回線を用いることで、地上地球局制御装置と接続先の移動局端末との間で、接続要求や接続応答など新たな接続のための通信及び処理を行う必要がない。この点で、通信資源を有効活用することができ、また、接続のための処理による遅延を防止することができる。
そこで、後述するようにセンター側制御装置11は、地上地球局制御装置12A〜12Cのうち、接続先の移動局端末と既に接続している地上地球局制御装置に接続要求を送信する。なお、ここでいう既に接続しているとは、通信経路が確立していることである。
一方、移動局端末91〜92のいずれかが地上端末81〜83のいずれかに接続要求する場合、移動局端末91〜92は、既に接続している地上地球局制御装置(12A〜12Cのいずれか)があれば、当該地上地球局制御装置を介して接続要求を行うと考えられる。従って、この場合は、センター側制御装置11は、接続要求元の移動局端末と既に接続している地上地球局制御装置を容易に把握し得る。
このように、地上端末81〜83のいずれかが移動局端末91〜92のいずれかに接続要求する場合に、センター側制御装置11が地上地球局制御装置12A〜12Cのいずれを用いて接続先の移動局端末との通信経路を確立するかが問題となる。そこで、以下では地上端末81が移動局端末92に対する接続要求を行う場合を例に説明する。なお、移動局端末92は地上地球局制御装置12Cと既に接続している。
なお、地上端末81〜83のいずれかが送信する接続要求は、発呼要求(音声通話のための接続要求)であってもよいし、データ通信のための接続要求など発呼要求以外の接続要求であってもよい。
なお、以下では、地上地球局制御装置12A〜12Cを総称して地上地球局制御装置12と表記する。また、通信衛星71〜73を総称して通信衛星70と表記する。また、地上端末81〜83を総称して地上端末80と表記する。また、移動局端末91〜92を総称して移動局端末90と表記する。
なお、通信ネットワーク1に含まれる地上端末の数は、図1に示す3つに限らず1つ以上であればよい。また、通信ネットワーク1に含まれる地上地球局制御装置の数は、図1に示す3つに限らず2つ以上であればよい。また、通信ネットワーク1に含まれる移動局端末の数は、図1に示す2つに限らず1つ以上であればよい。また、通信ネットワーク1に含まれる通信衛星は、複数の衛星回線を提供できるものであればよい。例えば、1つの通信衛星が複数の衛星回線を提供するようにしてもよい。
なお、本実施形態における通信ネットワーク1の構成は、通信衛星を用いたものに限らない。親局(図1ではセンター側制御装置11)に複数の子局(図1では地上地球局制御装置12)が接続されており、子局から見て親局側の回線の帯域が、反対側の回線(図1では衛星回線)の帯域よりも大きい構成であればよい。例えば、子局と移動局端末とが地上無線で通信を行うようにしてもよい。
なお、地上端末80の各々は端末装置であってもよいし、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークであってもよい。移動局端末90の各々も端末装置であってもよいし、例えば船舶に設けられたLANなどの通信ネットワークであってもよい。
図2は、センター側制御装置11の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、センター側制御装置11は、対地上端末通信部110と、対地球局通信部120と、制御部190とを備える。制御部190は、転送機能部191を備える。
センター側制御装置11は、地上地球局制御装置12と共に、地上端末80と移動局端末90との通信を仲介する。センター側制御装置11は、例えばサーバ装置を用いて構成される。
ここで、センター側制御装置11は、移動局端末90がどの地上地球局制御装置12に接続されているかを登録する機能を有していない。例えばセンター側制御装置11として既存のSIPサーバを用いた場合、移動局端末90がどの地上地球局制御装置12に接続されているかを登録する機能を有していないことが考えられる。
対地上端末通信部110は、地上端末80の各々と通信を行う。特に、対地上端末通信部110は、第1接続要求受信部の例に該当し、接続要求元の地上端末80が送信した接続要求を受信する。
対地球局通信部120は、地上地球局制御装置12の各々と通信を行う。特に、対地球局通信部120は、接続要求送信部の例に該当し、制御部190の制御に従って、対地上端末通信部110が受信した接続要求に基づいて地上地球局制御装置12のいずれかに接続要求を送信する。また、対地球局通信部120は、接続応答受信部の例に該当し、地上地球局制御装置12へ送信した接続要求に対する地上地球局制御装置12からの応答を受信する。なお、後述するように地上地球局制御装置12からの応答が無応答となる場合がある。この場合は、対地球局通信部120は、地上地球局制御装置12からの応答を受信しない。
制御部190は、センター側制御装置11の各部を制御して各種処理を行う。特に、制御部190は、対地上端末通信部110が受信する地上端末80からの接続要求を処理して、対地球局通信部120から地上地球局制御装置12へ接続要求を送信させる。また、制御部190は、対地球局通信部120が地上地球局制御装置12から受信する接続応答を処理する。接続応答が接続可能であることを示す場合、制御部190は、接続応答送信元の地上地球局制御装置12との回線を、接続要求に応じて設ける通信経路の一部に設定し、また、対地上端末通信部110に、接続要求元の地上端末80に対して接続可能応答を送信させる。
制御部190は、例えば、センター側制御装置11が有するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、センター側制御装置11が有する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することで実現される。
転送機能部191は、対地球局通信部120が送信した接続要求に対して送信先の地上地球局制御装置12が無応答である場合、対地球局通信部120を制御して、他の地上地球局制御装置12へ接続要求を送信させる。ここでいう無応答は、所定の時間以上応答がないことである。転送機能部191は、対地球局通信部120が接続要求を送信した後、一定時間以内に当該接続要求に対する応答(接続応答)を受信しなかった場合に、対地球局通信部120を制御して、他の地上地球局制御装置12へ接続要求を送信させる。
ここで、後述するように、地上地球局制御装置12は、センター側制御装置11からの接続要求を受信すると、当該接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続されているか否かを判定する。そして、接続要求を受信した地上地球局制御装置12は、接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続されていると判定した場合、接続要求に対して無応答とする。
従って、センター側制御装置11は、地上地球局制御装置12が無応答であった場合、順に他の地上地球局制御装置12へ接続要求を送信していくことで、接続要求における接続先の移動局端末90が接続されている地上地球局制御装置12に接続要求を送信することができる。接続要求における接続先の移動局端末90が接続されている地上地球局制御装置12は、接続要求に対して、接続可能応答を送信する。
このように、転送機能部191は、地上地球局制御装置12の応答状況が、接続要求における接続先の移動局端末90が当該地上地球局制御装置12の地上地球局制御装置12に接続していることを示す状況である場合、複数の地上地球局制御装置12のうち当該地上地球局制御装置12以外の地上地球局制御装置12に接続要求を送信するよう対地球局通信部120を制御する。このように、転送機能部191は、接続要求送信制御部の例に該当する。
転送機能部191として、例えばSIPサーバにおける転送機能を用いることができる。ここでいう転送機能は、ある通信先(本実施形態では地上地球局制御装置12)に接続要求を送信してタイムアウトした場合に、他の通信先に接続要求を送信する機能である。
図3は、地上地球局制御装置12の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、地上地球局制御装置12は、対センター通信部210と、対端末通信部220と、対上位制御装置通信部230と、制御部290とを備える。制御部290は、接続判定部291と、接続応答送信制御部292とを備える。
地上地球局制御装置12は、センター側制御装置11と共に、地上端末80と移動局端末90との通信を仲介する。地上地球局制御装置12は、例えばサーバ装置を用いて構成される。
対センター通信部210は、センター側制御装置11と通信を行う。特に、対センター通信部210は接続要求受信部の例、および、第2接続要求受信部の例に該当し、センター側制御装置11の対地球局通信部120が送信した接続要求を受信する。また、対センター通信部210は、接続応答送信部の例に該当し、センター側制御装置11の対地球局通信部120が送信した接続要求に対し、制御部290の制御に従って、接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する。
ここで、上述したように、対センター通信部210が地上側の回線によってセンター側制御装置11と接続しているのに対し、対端末通信部220は、衛星回路によって移動局端末90と接続する。このように、対センター通信部210は、地上地球局制御装置12と移動局端末90とを接続可能な通信経路の帯域よりも大きい帯域の通信経路に接続される。
対端末通信部220は、移動局端末90と通信を行う。
対上位制御装置通信部230は、上位制御装置13と通信を行う。特に、対上位制御装置通信部230は、自らの地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報(例えば、該当する移動局端末90の識別情報)を上位制御装置13へ送信する。また、対上位制御装置通信部230は、地上地球局制御装置12毎に当該地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報(以下、接続情報と称する)を、上位制御装置13から受信する。
制御部290は、地上地球局制御装置12の各部を制御して各種処理を行う。制御部290は、例えば、地上地球局制御装置12が有するCPUが、地上地球局制御装置12が有する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することで実現される。
接続判定部291は、対センター通信部210が受信した接続要求における接続先の移動局端末90が、他の地上地球局制御装置12に接続しているか否かを判定する。具体的には、接続判定部291は、接続情報を参照して、対センター通信部210が受信した接続要求における接続先の移動局端末90が、他の地上地球局制御装置12に接続しているか、自らの地上地球局制御装置12に接続しているか、あるいは、いずれの地上地球局制御装置12にも接続していないかを判定する。
接続応答送信制御部292は、対センター通信部210による接続応答の送信を制御する。特に、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していると接続判定部291が判定した場合、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210による接続応答の送信を抑制する。具体的には、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210による応答の送信を抑制する。これにより、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210が接続要求に対して無応答となるよう制御する。
一方、接続要求における接続先の移動局端末90が自らの地上地球局制御装置12に接続していると接続判定部291が判定した場合、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210を制御して、接続可能応答をしセンター側制御装置11へ送信させる。また、接続要求における接続先の移動局端末90がいずれの地上地球局制御装置12にも接続していないと接続判定部291が判定した場合、自らの地上地球局制御装置12が当該接続先の移動局端末90に接続可能であれば、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210が接続可能応答をしセンター側制御装置11へ送信するよう制御する。
図4は、上位制御装置13の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、上位制御装置13は、通信部310と、記憶部380と、制御部390とを備える。
上位制御装置13は、地上地球局制御装置12の各々について、当該地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報を集約する。
上位制御装置13は、例えばサーバ装置を用いて構成される。
通信部310は、地上地球局制御装置12の各々と通信を行う。特に、通信部310は、地上地球局制御装置12の各々から、当該地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報を受信する。また、通信部310は、制御部290が生成する接続情報を各地上地球局制御装置12へ送信する。
記憶部380は、上位制御装置13が有する記憶デバイスを用いて実現され、各種データを記憶する。特に、記憶部380は、通信部310が地上地球局制御装置12の各々から受信する、当該地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報を記憶する。
制御部390は、上位制御装置13の各部を制御して各種処理を行う。特に制御部390は、通信部310が地上地球局制御装置12の各々から受信する、当該地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報を、記憶部380に記憶させる。また、制御部390は、記憶部380が記憶している当該情報(各地上地球局制御装置12に接続されている移動局端末90を示す情報)を1つに纏めることで、接続情報を生成する。そして、制御部390は、生成した接続情報を各地上地球局制御装置12へ送信するよう通信部310を制御する。
制御部390は、例えば上位制御装置13が有するCPUが、記憶部380からプログラムを読み出して実行することで実現される。
なお、上位制御装置13の機能が地上地球局制御装置12に組み込まれていてもよい。例えば、地上地球局制御装置12が互いに通信を行って他の地上地球局制御装置12に接続している移動局端末90を示す情報を取得するようにしてもよい。この場合、通信システム10は上位制御装置13を備えない。
次に、図5〜図7を参照して通信システム10の動作について説明する。
図5は、地上端末81からの接続要求に対してセンター側制御装置11が通信経路を確立する処理手順の例を示す説明図である。
同図の例において、地上端末81が移動局端末92に対する接続要求をセンター側制御装置11へ送信すると(シーケンスS101)、センター側制御装置11は、地上端末81からの接続要求に応じて地上地球局制御装置12へ接続要求を送信する。その際、地上地球局制御装置12への接続要求の送信順番が予め定められており、センター側制御装置11は、当該送信順番に従って接続要求を送信する。
図5の例では、接続要求の送信順番が、地上地球局制御装置12A、12C、12Bの順に定められており、センター側制御装置11は、まず、地上地球局制御装置12Aへ接続要求を送信する(シーケンスS102)。接続先の端末である移動局端末90は、地上地球局制御装置12Cに接続されているため、地上地球局制御装置12Aは、無応答となる(シーケンスS103)。そして、センター側制御装置11が無応答を検出する(シーケンスS104)。具体的には、センター側制御装置11は、シーケンスS102で接続要求を送信してから所定時間経過したことを検出すると無応答と判定する。
無応答を検出したセンター側制御装置11は、送信順番で次の送信先である地上地球局制御装置12Cへ接続要求を送信する(シーケンスS105)。この場合、地上地球局制御装置12Cは、接続先の端末である移動局端末90が自らに接続しているので、接続可能応答をセンター側制御装置11へ送信する(シーケンスS106)。
接続可能応答を受信したセンター側制御装置11は、地上地球局制御装置12Cとの間の回線を、接続要求に基づく通信経路の一部として確立する(シーケンスS107)。その後、地上端末81と移動局端末92とは、センター側制御装置11と地上地球局制御装置12Cとの間の回線を含む通信経路にて通信を行う(シーケンスS111)。
図6は、地上端末80が送信した接続要求に対してセンター側制御装置11が行う処理の手順を示すフローチャートである。センター側制御装置11は、地上端末80が送信した接続要求を対地上端末通信部110が受信すると同図の処理を行う。
図6の処理において、制御部190は、接続要求の送信先をデフォルトに設定する(ステップS201)。具体的には、制御部190は、送信順番の最初に設定されている地上地球局制御装置12(図5の例では地上地球局制御装置12A)を接続要求の送信先に設定する。
次に、対地球局通信部120は、制御部190の制御に従って、送信先に設定されている地上地球局制御装置12へ接続要求を送信する(ステップS202)。
そして、制御部190は、ステップS202で送信した接続要求に対する接続可能応答を対地球局通信部120が受信したか否かを判定する(ステップS203)。
接続可能応答を受信していないと判定した場合(ステップS203:NO)、転送機能部191は、タイムアウトが生じたか否か、すなわち、ステップS202での接続要求の送信から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS211)。
タイムアウトが生じていないと判定した場合(ステップS211:NO)、ステップS203へ戻る。
一方、タイムアウトが生じたと判定した場合(ステップS211:YES)、転送機能部191は、まだ接続要求を送信していない地上地球局制御装置12があるか否かを判定する(ステップS221)。
まだ接続要求を送信していない地上地球局制御装置12があると判定した場合(ステップS221:YES)、転送機能部191は、接続順番に従って、接続要求の送信先の地上地球局制御装置12の設定を変更する(ステップS231)。
ステップS231の後、ステップS202へ戻る。
一方、ステップS221において、接続要求を送信していない地上地球局制御装置12はないと判定した場合(ステップS221:NO)、制御部190は、接続に失敗した旨を示す応答である接続不可応答を、接続要求送信元の地上端末80へ送信するよう、対地上端末通信部110を制御する(ステップS241)。
ステップS241の後、図6の処理を終了する。
一方、ステップS203において、接続可能応答を受信したと判定した場合(ステップS203:YES)、制御部190は、接続可能応答送信元の地上地球局制御装置12との間の回線を、接続要求に応じて設ける通信経路の一部として確立する(ステップS251)。また、対地上端末通信部110は、接続要求の送信元の地上端末80に対し、接続可能応答を送信する(ステップS252)。
ステップS252の後、図6の処理を終了する。
図7は、センター側制御装置11が送信した接続要求に対して地上地球局制御装置12が行う処理の手順を示すフローチャートである。地上地球局制御装置12は、センター側制御装置11が送信した接続要求を対センター通信部210が受信すると同図の処理を行う。
図7の処理において、接続判定部291は、接続要求における接続先の移動局端末90が接続している地上地球局制御装置12を検出する(ステップS301)。具体的には、接続判定部291は、対上位制御装置通信部230が取得する接続情報に基づいて、接続要求における接続先の移動局端末90がいずれの地上地球局制御装置12に接続しているか(あるいはいずれにも接続していないか)を判定する。
次に、接続判定部291は、ステップS301での検出結果に基づいて、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続しているか否かを判定する(ステップS302)。
他の地上地球局制御装置12に接続していると判定した場合(ステップS302:YES)、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210による接続応答の送信を抑制し、これにより対センター通信部210は接続要求に対して無応答となる(ステップS341)。
ステップS341の後、図7の処理を終了する。
一方、ステップS302において、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していないと判定した場合(ステップS302:NO)、接続判定部291は、ステップS301での検出結果に基づいて、接続要求における接続先の移動局端末90が自らの地上地球局制御装置12に接続しているか否かを判定する(ステップS311)。
自らの地上地球局制御装置12に接続されていると判定した場合(ステップS311:YES)、接続応答送信制御部292は、接続可能応答をセンター側制御装置11へ送信するよう対センター通信部210を制御する(ステップS331)。
ステップS331の後、図7の処理を終了する。
一方、ステップS311において、自らの地上地球局制御装置12に接続されていないと判定した場合(ステップS311:NO)、制御部290は、接続要求における接続先の移動局端末90と接続可能か否かを判定する(ステップS321)。例えば、対端末通信部220が、制御部290の制御に従って、接続要求における接続先の移動局端末90に対して、自らの地上地球局制御装置12と接続可能か否かを問合せる信号を送信する。しして、制御部290は、移動局端末90からの返信に基づいて、自らの地上地球局制御装置12が、接続要求における接続先の移動局端末90と接続可能か否かを判定する。
接続可能と判定した場合(ステップS321:YES)、ステップS331へ遷移する。一方、接続不可と判定した場合(ステップS321:NO)、ステップS341へ送信する。
なお、地上地球局制御装置12が、自らが接続要求における接続先の移動局端末90と接続しないことをセンター側制御装置11へ通知する方法は、ステップS341における無応答による方法に限らない。
例えば、ステップS341において接続応答送信制御部292が、接続無しを示す応答を、対センター通信部210に送信させるようにしてもよい。ここでいう接続無しを示す応答は、地上地球局制御装置12自ら(当該接続応答送信制御部292を備える地上地球局制御装置12)が接続要求における接続先の移動局端末90と接続しないことを示す応答である。
この場合、センター側制御装置11は、無応答か否かを判定するための時間待ちを行う必要がない。この点において、無応答を検出して接続要求送信先の変更を行う場合よりも速く、接続要求送信先の地上地球局制御装置12を変更することができる。
以上のように、対センター通信部210は接続要求を受信し、受信した接続要求に対して、接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する。
また、接続判定部291は、対地上端末通信部110が受信した接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続しているか否かを判定する。そして、接続応答送信制御部292は、接続判定部291が、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していると判定した場合、対センター通信部210による接続可能応答の送信を抑制する。
これにより、地上地球局制御装置12は、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していることを、接続可能応答を送信しないという応答状況にてセンター側制御装置11に通知することができる。センター側制御装置11は、地上地球局制御装置12からの接続可能応答がない場合、他の地上地球局制御装置12に接続要求を送信することで、接続要求における接続先の移動局端末90が接続している地上地球局制御装置12から接続可能応答を受信し得る。接続要求における接続先の移動局端末90が接続している地上地球局制御装置12を用いることで、接続要求に基づいて設定する通信経路において、地上地球局制御装置12と移動局端末90との間で既に用いられている回線と同一の回線を用いることができる。
このように、地上地球局制御装置12によれば、移動局端末90がどの地上地球局制御装置12に接続されているかを登録する機能を有していない中継装置をセンター側制御装置11として用いる場合でも、1つの移動局端末90に対する複数のサービスを同一の回線を用いて通信することができる。
また、対センター通信部210は、地上地球局制御装置12と移動局端末90とを接続可能な通信経路として用いられる衛星回線の帯域よりも大きい帯域の通信経路に接続される。
このように、地上地球局制御装置12から移動局端末90側の通信経路の帯域が、地上地球局制御装置12からセンター側制御装置11側の通信経路の帯域よりも小さい場合に、上記のように、1つの移動局端末90に対する複数のサービスを同一の回線を用いて通信することで、帯域の小さい回線を効率よく用いることができる。
また、接続応答送信制御部292は、接続判定部291が、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していると判定した場合、対センター通信部210による応答の送信を抑制する。これにより、接続応答送信制御部292は、対センター通信部210からの応答を無応答にする。
これにより、センター側制御装置11が無応答による転送機能を有している場合に、当該転送機能を用いて接続要求送信先の地上地球局制御装置12を変更することができる。この場合、センター側制御装置11に転送機能部191の機能を新たに作り込む必要がない。この点において、センター側制御装置11を製造または改造する負担を低減させることができる。
また、接続応答送信制御部292は、接続判定部291が、接続要求における接続先の移動局端末90が他の地上地球局制御装置12に接続していると判定した場合、当該接続応答送信制御部292を備える地上地球局制御装置12が接続先の移動局端末90と接続しないことを示す応答を、対センター通信部210に送信させるようにしてもよい。
これにより、応答を取得したセンター側制御装置11は、接続要求送信先の地上地球局制御装置12を変更することができる。この場合、無応答か否かを判定するための待ち時間を必要とせず、この点において、無応答によって変更を行う場合よりも速く、接続要求送信先の地上地球局制御装置12を変更することができる。
次に、図8および図9を参照して本発明の最小構成について説明する。
図8は、本発明に係る中継装置の最小構成を示す概略ブロック図である。
同図において、中継装置410は、接続要求受信部411と、接続応答送信部412と、接続判定部413と、接続応答送信制御部414とを備える。
かかる構成において、接続要求受信部411は、接続要求を受信する。また、接続応答送信部412は、接続要求受信部411が受信した接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する。また、接続判定部413は、接続要求受信部411が受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置410に接続しているか否かを判定する。そして、接続判定部413が、接続先の端末が他の中継装置410に接続していると判定した場合、接続応答送信部412による接続可能応答の送信を抑制する。
これにより、地上地球局制御装置12の場合と同様、中継装置410は、接続要求における接続先の端末が他の中継装置410に接続していることを、接続可能応答を送信しないという応答状況にて親局に通知することができる。親局は、中継装置410からの接続可能応答がない場合、他の中継装置410に接続要求を送信することで、接続要求における接続先の端末が接続している中継装置410から接続可能応答を受信し得る。接続要求における接続先の端末が接続している中継装置410を用いることで、接続要求に基づいて設定する通信経路において、中継装置410と端末との間で既に用いられている回線と同一の回線を用いることができる。
このように、中継装置410によれば、端末がどの中継装置410に接続されているかを登録する機能を有していない中継装置を親局として用いる場合でも、1つの端末に対する複数のサービスを、同一の回線を用いて通信することができる。
図9は、本発明に係る通信システムの最小構成を示す概略ブロック図である。
同図において、通信システム500は、第1中継装置510と、複数の第2中継装置520とを備える。第1中継装置510は、第1接続要求受信部511と、接続要求送信部512と、接続応答受信部513と、接続要求送信制御部514とを備える。第2中継装置520は、第2接続要求受信部521と、接続応答送信部522と、接続判定部523と、接続応答送信制御部524とを備える。
かかる構成において、第1接続要求受信部511は、接続要求元の端末からの接続要求を受信する。接続要求送信部512は、第1接続要求受信部511が受信した接続要求に基づいて、複数の第2中継装置520のいずれかに接続要求を送信する。接続応答受信部513は、接続要求に対する第2中継装置520からの応答を受信する。接続要求送信制御部514は、第2中継装置520の応答状況が、接続要求における接続先の端末が当該第2中継装置520以外の第2中継装置520に接続していることを示す状況である場合、複数の第2中継装置520のうち当該第2中継装置520以外の第2中継装置520に接続要求を送信するよう接続要求送信部512を制御する。
また、第2接続要求受信部521は、第1中継装置510の接続要求送信部512が送信した接続要求を受信する。接続応答送信部522は、第1中継装置510の接続要求送信部512からの接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する。接続判定部523は、第2接続要求受信部521が受信した接続要求における接続先の端末が他の第2中継装置520に接続しているか否かを判定する。接続応答送信制御部524は、接続判定部523が、接続先の端末が他の第2中継装置520に接続していると判定した場合、接続応答送信部522による接続可能応答の送信を抑制する。
これにより、地上地球局制御装置12の場合と同様、第2中継装置520は、接続要求における接続先の端末が他の第2中継装置520に接続していることを、接続可能応答を送信しないという応答状況にて第1中継装置510に通知することができる。第1中継装置510は、第2中継装置520からの接続可能応答がない場合、接続要求送信制御部514が接続要求送信部512を制御して、他の第2中継装置520に接続要求を送信することで、接続要求における接続先の端末が接続している第2中継装置520から接続可能応答を受信し得る。接続要求における接続先の端末が接続している第2中継装置520を用いることで、接続要求に基づいて設定する通信経路において、第2中継装置520と端末との間で既に用いられている回線と同一の回線を用いることができる。
このように、第2中継装置520によれば、端末がどの第2中継装置520に接続されているかを登録する機能を有していない第1中継装置510を用いる場合でも、1つの端末に対する複数のサービスを、同一の回線を用いて通信することができる。
なお、センター側制御装置11、地上地球局制御装置12、上位制御装置13、中継装置410、第1中継装置510及び第2中継装置520の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 通信ネットワーク
10、500 通信システム
11 センター側制御装置
110 対地上端末通信部
120 対地球局通信部
190 制御部
191 転送機能部
12、12A、12B、12C 地上地球局制御装置
210 対センター通信部
220 対端末通信部
230 対上位制御装置通信部
290 制御部
291、413、523 接続判定部
292、414、524 接続応答送信制御部
13 上位制御装置
310 通信部
380 記憶部
390 制御部
70、71、72、73 通信衛星
80、81、82、83 地上端末
90、91、92 移動局端末
410 中継装置
411 接続要求受信部
412、522 接続応答送信部
510 第1中継装置
511 第1接続要求受信部
512 接続要求送信部
513 接続応答受信部
514 接続要求送信制御部
520 第2中継装置
521 第2接続要求受信部

Claims (7)

  1. 接続要求を受信する接続要求受信部と、
    前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信部と、
    前記接続要求受信部が受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定部と、
    前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御部と、
    を備える中継装置。
  2. 前記接続要求受信部は、前記中継装置と前記接続先の端末とを接続可能な通信経路の帯域よりも大きい帯域の通信経路に接続される、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記接続応答送信制御部は、前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による応答の送信を抑制する、請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記接続応答送信制御部は、前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、当該接続応答送信制御部を備える中継装置が前記接続先の端末と接続しないことを示す応答を、前記接続応答送信部に送信させる、請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  5. 第1中継装置と、複数の第2中継装置とを備え、
    前記第1中継装置は、
    接続要求元の端末からの接続要求を受信する第1接続要求受信部と、
    前記接続要求に基づいて、前記複数の第2中継装置のいずれかに接続要求を送信する接続要求送信部と、
    前記接続要求に対する前記第2中継装置からの応答を受信する接続応答受信部と、
    前記第2中継装置の応答状況が、接続要求における接続先の端末が当該第2中継装置以外の第2中継装置に接続していることを示す状況である場合、前記複数の第2中継装置のうち当該第2中継装置以外の第2中継装置に接続要求を送信するよう前記接続要求送信部を制御する接続要求送信制御部と、
    を備え、
    前記第2中継装置は、
    前記第1中継装置の前記接続要求送信部が送信した接続要求を受信する第2接続要求受信部と、
    前記第1中継装置の前記接続要求送信部からの接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信部と、
    前記第2接続要求受信部が受信した接続要求における接続先の端末が他の第2中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定部と、
    前記接続判定部が、前記接続先の端末が他の第2中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信部による前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御部と、
    を備える通信システム。
  6. 中継装置の接続要求処理方法であって、
    接続要求を受信する接続要求受信ステップと、
    前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信ステップと、
    前記接続要求受信ステップにて受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、
    前記接続判定ステップにて、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信ステップでの前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御ステップと、
    を有する接続要求処理方法。
  7. コンピュータに、
    接続要求を受信する接続要求受信ステップと、
    前記接続要求に対して接続可能を示す応答である接続可能応答を送信する接続応答送信ステップと、
    前記接続要求受信ステップにて受信した接続要求における接続先の端末が他の中継装置に接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、
    前記接続判定ステップにて、前記接続先の端末が他の中継装置に接続していると判定した場合、前記接続応答送信ステップでの前記接続可能応答の送信を抑制する接続応答送信制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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