JP2016082373A - 中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラム - Google Patents

中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信回線の中から通信品質の良い通信回線を選択することができる中継装置を提供すること。【解決手段】本発明にかかる中継装置10は、通信装置20と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、通信装置21と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置30と通信する通信部11と、通信装置20へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、通信装置21へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理する管理部12と、応答時間が最も短い通信経路を、対向装置30との通信に使用する通信経路として選択する選択部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラムに関し、特にL2TP(L2 Tunneling Protocol)を用いる中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラムに関する。
インターネット等のIPネットワーク上において、VPN(Virtual Private Network)を提供するための技術として、L2TP(L2 Tunneling Protocol)を用いることが知られている。通信装置間において、L2TPを用いたL2TPトンネルが設定され、それぞれの通信装置は、L2TPトンネルを介してデータを送受信する。
特許文献1には、L2TPトンネルを設定する際に、L2TPトンネルを設定する通信装置間においてQoS設定に関するネゴシエーションを行うことが開示されている。通信装置間において、L2TP制御メッセージを用いてネゴシエーションを行うことによって、異なるQoS要求を行う通信装置間であっても、共通のQoS設定を行うことができる。これによって、L2TPトンネルが設定され、異なるQoS要求を行うことによる、呼が拒否される事象を防止することができる。
また、L2TPトンネルが設定された通信経路に障害が発生した場合に備えて、迂回路を設定する方法が検討されている。L2TP(L2 Tunneling Protocol)トンネルを利用した冗長化方法として、常時複数のL2TPトンネルを接続状態とする方法がある。この場合、メイン回線に障害が発生した際に、すぐにバックアップ側回線を通信可能とする。複数のバックアップ回線がある場合、予め定められた優先度に従い、使用するバックアップ回線を選択する。
特開2000−253070号公報
しかし、メイン回線に障害が発生した際に、複数のバックアップ回線の中から、予め定められた優先度に従い、使用するバックアップ回線を選択した場合、次のような問題が発生する。L2TPトンネルは、インターネット等のIPネットワーク上に設定される。そのため、トラヒックの変動等により、通信品質もしくは通信環境は常に一定ではなく、変化する可能性がある。このような状況において、予め定められた優先度に従い、使用するバックアップ回線を選択した場合、複数のバックアップ回線のうち、通信品質の低い回線を選択する可能性があるという問題がある。
本発明の目的は、複数の通信回線の中から通信品質の良い通信回線を選択することができる中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる中継装置は、第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信する通信部と、前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理する管理部と、応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択する選択部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる通信装置は、中継装置と、L2TPを用いた通信経路を介して接続し、前記中継装置から送信された制御メッセージに対して応答メッセージを送信する通信部と、複数の通信装置に対して制御メッセージを送信してから、それぞれの通信装置から制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間を用いて対向装置との通信に使用する通信経路を選択する前記中継装置から、通信経路の選択結果を受信し、前記選択結果に応じて、前記中継装置との間の通信経路を使用可能状態もしくは使用不可能状態に設定する制御部と、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる通信経路選択方法は、第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信し、前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理し、応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択するものである。
本発明の第4の態様にかかる通信経路制御方法は、中継装置と、L2TPを用いた通信経路を介して接続し、前記中継装置から送信された制御メッセージに対して応答メッセージを送信し、複数の通信装置に対して制御メッセージを送信してから、それぞれの通信装置から制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間を用いて対向装置との通信に使用する通信経路を選択する前記中継装置から、通信経路の選択結果を受信し、前記選択結果に応じて、前記中継装置との間の通信経路を使用可能状態もしくは使用不可能状態に設定するものである。
本発明の第5の態様にかかるプログラムは、第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信し、前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理し、応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、複数の通信回線の中から通信品質の良い通信回線を選択することができる中継装置、通信装置、通信経路選択方法、通信経路制御方法及びプログラムを提供ができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるルータの構成図である。 実施の形態2にかかるゲートウェイの構成図である。 実施の形態2にかかるL2TPトンネル接続時の処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるメイン回線に障害が発生した場合の動作を示す図である。 実施の形態2にかかるルータにおける、L2TPトンネル接続時の処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるルータにおける、メイン回線に障害発生時の処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるゲートウェイにおける、L2TPトンネル接続時の処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるゲートウェイにおける、メイン回線に障害が発生した場合の処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるベンダー固有AVPのフォーマットを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、中継装置10、通信装置20、通信装置21及び対向装置30を有している。
中継装置10は、例えば、データを中継するルータ装置等であってもよい。通信装置20及び通信装置21は、中継装置10との間に通信回線を設定して中継装置10と通信する装置である。通信装置20及び通信装置21は、例えば、ゲートウェイ装置であってもよく、ルータ装置等であってもよい。対向装置30は、中継装置10が、通信装置20もしくは通信装置21を介して通信を行う装置である。対向装置30は、例えば、サーバ装置等であってもよい。
続いて、中継装置10の構成例について説明する。中継装置10は、通信部11、管理部12及び選択部13を有している。通信部11は、通信装置20もしくは通信装置21を介して対向装置30と通信する。
通信部11は、L2TPを用いた第1の通信経路を介して通信装置20と接続する。また、通信部11は、L2TPを用いた第2の通信経路を介して通信装置21と接続する。第1及び第2の通信経路は、例えば、L2TPトンネルと称されてもよい。また、第1及び第2の通信経路は、無線回線であってもよく有線回線であってもよい。
通信部11が、通信装置20もしくは通信装置21と接続するとは、通信部11が、通信装置20もしくは通信装置21との間の認証処理を完了し、通信を行うことができる状態、もしくは、通信開始を示すパラメータを設定することによって通信を行うことができる状態であることも含む。
管理部12は、通信装置20へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、通信装置21へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理する。制御メッセージは、例えば、L2TPにおいて用いられるメッセージであり、L2TP制御メッセージと称されてもよい。応答メッセージも、L2TPにおいて用いられるメッセージである。管理部12は、制御メッセージを、通信部11を介して通信装置20もしくは通信装置21へ送信する。
管理部12は、例えば、中継装置10内のメモリであってもよく、中継装置10に外部から接続される記憶装置等であってもよい。管理部12は、例えば、通信経路と、その通信経路を用いてL2TP制御メッセージを送受信した場合の応答時間とを関連付けて管理してもよい。
選択部13は、応答時間が最も短い通信経路を、中継装置10が対向装置30との通信に使用する通信経路として選択する。応答時間が最も短い経路は、トラヒックの輻輳等が発生しておらず、通信環境もしくは通信品質が最も良好な経路であると想定することができる。そのため、選択部13は、複数の通信経路の中から、応答時間が最も短い経路を選択することによって、中継装置10が通信品質の良好な通信経路を用いて対向装置30と通信を行えるようにする。
以上説明したように、図1の中継装置10を用いることによって、中継装置10が対向装置30と通信するための通信経路として複数の通信経路を有している場合、通信品質の良好な通信経路を選択することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、ユーザ端末101、ルータ201、ゲートウェイ401、ゲートウェイ402、ゲートウェイ403、SWハブ501及びサーバ601を有している。
ユーザ端末101は、例えば、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末もしくはパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置であってもよい。ユーザ端末101は、無線回線もしくは有線回線を介してルータ201と接続する。例えば、ユーザ端末101が、携帯電話端末である場合、基地局を介してルータ201と通信を行ってもよい。また、ユーザ端末101とルータ201との間に、データを中継する通信装置が配置されていてもよい。
ルータ201は、図1の中継装置10に対応する。ルータ201は、サーバ601との間の通信経路として、複数の通信経路を有する。具体的には、ルータ201は、ゲートウェイ401を介した通信経路と、ゲートウェイ402を介した通信経路と、ゲートウェイ403を介した通信経路とを有する。ユーザ端末101から送信されたデータは、いずれのゲートウェイを介した場合でも、SWハブ501を介してサーバ601へ到達する。
ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403は、図1における通信装置20もしくは通信装置21に対応する。また、サーバ601は、図1の対向装置30に対応する。
図2においては、ゲートウェイ401を介した通信経路をメイン回線301とし、ゲートウェイ402を介した通信経路をバックアップ回線302とし、ゲートウェイ403を介した通信経路をバックアップ回線303とする。ルータ201は、メイン回線301を通信可能状態として、ユーザ端末101とサーバ601との間の通信経路として用いる。バックアップ回線302及びバックアップ回線303は、メイン回線301に障害が発生した場合の代替経路であり、メイン回線301が用いられている間は、通信不可状態とする。
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態2にかかるルータ201の構成例について説明する。ルータ201は、インタフェース211、インタフェース221、L2TPトンネル管理部231、優先度管理部241、HELLO応答時間管理部251及び通信状態管理部261を有している。
インタフェース211及びインタフェース221は、図1の通信部11に対応する。L2TPトンネル管理部231及びHELLO応答時間管理部251は、図1の管理部12に対応する。優先度管理部241及び通信状態管理部261は、図1の選択部13に対応する。
インタフェース211は、ユーザ端末101と通信するために用いられるインタフェースである。インタフェース211は、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースであってもよい。インタフェース221は、ゲートウェイ401、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403と通信するために用いられるインタフェースである。インタフェース221は、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースであってもよい。
ゲートウェイ401、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403と通信するために、それぞれのゲートウェイ毎にインタフェースが用いられてもよく、一つのインタフェース221が用いられてもよい。
L2TPトンネル管理部231は、ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403との間におけるL2TPトンネルの構築を行う。例えば、L2TPトンネル管理部231は、L2TPトンネルの構築を行う際に必要なパラメータ等を管理する。また、L2TPトンネル管理部231は、L2TPトンネルを介して送信するL2TP制御メッセージの生成等を行ってもよい。L2TPトンネルを介して送信するL2TP制御メッセージは、例えば、HELLOメッセージであってもよい。HELLOメッセージは、主に、対向する装置に送信し、応答メッセージの有無に応じて、障害が発生しているか否かを判定するために用いられる。
優先度管理部241は、Vendor−specific Attribute Value Pair(以下、ベンダー固有AVP、と称する)に含まれるpriority情報を用いてL2TPトンネルの優先度を決定する。もしくは、優先度管理部241は、HELLOメッセージの応答時間を用いてL2TPトンネルの優先度を決定する。
ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403は、ベンダー固有AVPにpriority情報を定めたL2TP制御メッセージをルータ201へ送信する。優先度管理部241は、インタフェース221を介して、それぞれのゲートウェイが設定したpriority情報を受信する。優先度管理部241は、priority情報を分析し、最も高い優先度を設定したゲートウェイとの間の通信経路をメイン回線として設定する。優先度管理部241は、障害が発生する前に、複数の通信経路のなかからメイン回線を選択する際に、ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403から送信されたpriority情報を用いてメイン回線の選択を行ってもよい。
HELLOメッセージの応答時間は、L2TPトンネル管理部231がインタフェース221を介してそれぞれのゲートウェイへHELLOメッセージを送信し、その応答メッセージを受信するまでの時間である。応答時間は、通信経路の通信環境等に応じて異なる。例えば、応答時間は、通信経路における電波環境、トラヒック状況等に応じて変化する。応答時間は、通信環境もしくは通信品質が良好な通信経路ほど短くなる。そのため、優先度管理部241は、HELLOメッセージの応答時間が最も短い通信経路を、メイン回線として選択してもよい。
優先度管理部241は、メイン回線に障害が発生し、複数のバックアップ回線から代替経路を選択する際に、HELLOメッセージの応答時間を用いて、代替経路を選択してもよい。
HELLO応答時間管理部251は、L2TPトンネルごとのHELLOメッセージの応答時間を記憶する。言い換えると、HELLO応答時間管理部251は、通信経路ごとのHELLOメッセージの応答時間を記憶する。
通信状態管理部261は、優先度管理部241においてメイン回線として選択したL2TPトンネルを通信可能状態とし、それ以外のL2TPトンネルを通信不可状態とするように制御する。優先度管理部241は、L2TPトンネルを通信可能状態とする場合、ベンダー固有AVPのactivity情報にupを設定し、L2TPトンネルを通信不可状態とする場合、ベンダー固有AVPのactivity情報にdownを設定する。L2TPトンネル管理部231は、activity情報を設定したベンダー固有AVPを有するL2TP制御メッセージを、インタフェース221を介して、ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403へ送信する。
続いて、図4を用いて、ゲートウェイ401の構成例について説明する。ゲートウェイ401は、インタフェース411、インタフェース421、L2TPトンネル管理部431及び通信状態管理部441を有する。なお、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403は、ゲートウェイ401と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
インタフェース411は、ルータ201と通信するために用いられるインタフェースである。インタフェース411は、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースであってもよい。インタフェース421は、サーバ601側、つまり、SWハブ501と通信するために用いられるインタフェースである。インタフェース421は、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースであってもよい。
L2TPトンネル管理部431は、ルータ201との間におけるL2TPトンネルの構築を行う。例えば、L2TPトンネル管理部431は、L2TPトンネルの構築を行う際に必要なパラメータ等を管理する。また、L2TPトンネル管理部431は、L2TPトンネルを介して送信する制御メッセージの生成等を行ってもよい。例えば、L2TPトンネル管理部431は、ベンダー固有AVPにpriority情報を設定したL2TP制御メッセージをルータ201へ送信する。priority情報は、例えば、1、2、3等の数字が設定され、数字が低いほど高い優先度を示してもよい。
通信状態管理部441は、ルータ201から送信されたL2TP制御メッセージに含まれるベンダー固有AVPのactivity情報がupである場合、ルータ201との間のL2TPトンネルを通信可能状態とし、activity情報がdownである場合、ルータ201との間のL2TPトンネルを通信不可状態とする。
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるL2TPトンネル接続時の処理の流れについて説明する。はじめに、ゲートウェイ401は、L2TPトンネルの設定を要求するために、ルータ201へ、SCCRQメッセージを送信する(S11)。次に、ゲートウェイ401は、L2TPトンネルを用いたセッションを確立するために、ルータ201へICCNメッセージを送信する(S12)。ここで、ゲートウェイ401は、ICCNメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=1及びactivity=downを設定する。ここでは、priorityは、1が最も優先度が高く、数字が増加するにつれて、優先度が低くなるとする。つまり、ゲートウェイ401は、最も高い優先度であることを示している。管理者等が、それぞれのゲートウェイへ、予め優先度に関する情報を入力しておいてもよい。
ゲートウェイ402は、ゲートウェイ401と同様に、ステップS21において、SCCRQメッセージを送信し、ステップS22においてICCNメッセージを送信する。ゲートウェイ402は、ICCNメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=2及びactivity=downを設定する。
ゲートウェイ403は、ゲートウェイ401と同様に、ステップS31において、SCCRQメッセージを送信し、ステップS32においてICCNメッセージを送信する。ゲートウェイ403は、ICCNメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=3及びactivity=downを設定する。
次に、ルータ201は、ゲートウェイ401が、最も優先度が高く設定されているため、ゲートウェイ401との間の通信経路をメイン回線とするために、ゲートウェイ401へHELLOメッセージを送信する(S13)。ルータ201は、HELLOメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=1及びactivity=upを設定する。ルータ201は、activity=upを設定することによって、ゲートウェイ401へ、通信可能状態であることを通知する。次に、ゲートウェイ401は、HELLOメッセージへの応答メッセージとして、ZLBメッセージをルータ201へ送信する。ゲートウェイ401は、ZLBメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=1及びactivity=upを設定する。
また、ルータ201は、ゲートウェイ402に対しても、HELLOメッセージを送信する(S23)。ルータ201は、HELLOメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=2及びactivity=downを設定する。ルータ201は、activity=downを設定することによって、ゲートウェイ401へ、通信不可状態であることを通知する。次に、ゲートウェイ402は、HELLOメッセージへの応答メッセージとして、ZLBメッセージをルータ201へ送信する。ゲートウェイ402は、ZLBメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=2及びactivity=downを設定する。
また、ルータ201は、ゲートウェイ403に対しても、HELLOメッセージを送信する(S33)。ルータ201は、HELLOメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=3及びactivity=downを設定する。ルータ201は、activity=downを設定することによって、ゲートウェイ403へ、通信不可状態であることを通知する。次に、ゲートウェイ403は、HELLOメッセージへの応答メッセージとして、ZLBメッセージをルータ201へ送信する。ゲートウェイ403は、ZLBメッセージに含まれるベンダー固有AVPに、priority=3及びactivity=downを設定する。
図5の処理を実行することによって、ルータ201は、ゲートウェイ401との間の通信経路をメイン回線とし、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403との間の通信経路をバックアップ回線と決定する。
図5の処理においては、ルータ201は、ステップS12においてICCNメッセージを受信してから、所定期間内に受信したICCNメッセージに設定されているpriorityの値に応じてメイン回線を決定してもよい。
このような場合、例えば、所定期間外にSCCRQメッセージ及びICCNメッセージを受信した場合、現在メイン回線を介して接続しているゲートウェイのpriorityの値と、新たに送信されてきたICCNメッセージに設定されているpriorityの値とを比較して、どちらをメイン回線とするかを判定してもよい。ルータ201は、新たに接続を要求してきたゲートウェイのpriorityのほうが高いと判定した場合、メイン回線を変更する。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態2にかかるメイン回線に障害が発生した場合の動作について説明する。はじめに、ルータ201は、ゲートウェイ401との間の通信経路であるメイン回線301に障害が発生したことを検出する(S41)。例えば、ルータ201は、ゲートウェイ401に定期的に送信しているHELLOメッセージの応答メッセージを、所定期間内に受信しない場合に、メイン回線301に障害が発生したと判定してもよい。メイン回線301の障害とは、ルータ201とゲートウェイ401との間の通信経路上の通信装置もしくは中継装置等に障害が発生した場合、及び、ゲートウェイ401に障害が発生した場合も含む。
ルータ201は、メイン回線における障害を検出した場合、バックアップ回線であるバックアップ回線302又はバックアップ回線303をメイン回線に変更する。ここでは、バックアップ回線303における応答時間が、バックアップ回線302よりも短いとする。このような場合、バックアップ回線302及びバックアップ回線303における優先度にかかわらず、ルータ201は、バックアップ回線303をメイン回線へ変更する。つまり、バックアップ回線303における優先度が、バックアップ回線302よりも低い場合であっても、ルータ201は、応答時間が短いバックアップ回線303をバックアップ回線からメイン回線へ変更する。
ルータ201は、メイン回線へ変更する通信経路を決定すると、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403へ決定内容を送信する。ルータ201は、ゲートウェイ402へ、priority=2、activity=downを設定したHELLOメッセージを送信する(S51)。ルータ201は、ステップS21において受信したSCCRQメッセージに設定されていたpriorityの値をHELLOメッセージに設定する。また、ルータ201は、ゲートウェイ402との間の通信経路をバックアップ回線のまま維持するため、activity=downとする。
次に、ゲートウェイ402は、HELLOメッセージに対する応答メッセージとして、ZLBメッセージを送信する(S52)。
次に、ルータ201は、ゲートウェイ403へ、priority=3、activity=upを設定したHELLOメッセージを送信する(S61)。ルータ201は、ステップS31において受信したSCCRQメッセージに設定されていたpriorityの値をHELLOメッセージに設定する。また、ルータ201は、ゲートウェイ403との間の通信経路をメイン回線へ変更するため、activity=upとする。
次に、ゲートウェイ403は、HELLOメッセージに対する応答メッセージとして、ZLBメッセージを送信する(S62)。
図6においては、ステップS51及びS52を、ステップS61及びS62の前に送信していることを示しているが、ステップS51及びS52を、ステップS61及びS62の後に送信してもよい。
続いて、図7を用いて本発明の実施の形態2にかかるルータ201における、L2TPトンネル接続時の処理の流れについて説明する。はじめに、L2TPトンネル管理部231は、ゲートウェイ401〜ゲートウェイ403のいずれかのゲートウェイから送信されたSCCRQメッセージを受信することによって、L2TPトンネルの接続処理を開始する(S101)。
次に、優先度管理部241は、インタフェース221を介して、ゲートウェイが設定したpriority情報を受信する(S102)。priority情報は、L2TP制御メッセージ内のベンダー固有AVPに設定されている。
次に、L2TPトンネル管理部231は、ゲートウェイとの間においてL2TPトンネルの接続に成功したか否かを判定する(S103)。L2TPトンネル管理部231は、L2TPトンネルの接続に失敗したと判定した場合、ステップS101に遷移し、接続処理を再開する。
次に、L2TPトンネル管理部231は、priorityの値が最優先の値を示しているか否かを判定する(S104)。例えば、L2TPトンネル管理部231は、priority=1である場合、priorityの値が最優先であると判定し、それ以外の値であれば、priorityの値が最優先ではないと判定してもよい。もしくは、L2TPトンネル管理部231は、複数のゲートウェイから送信されたpriorityの値を分析し、ステップS102において受信したpriorityの値が最も低い場合、ステップS102において受信したpriorityの値が最優先であると判定してもよい。
次に、優先度管理部241は、ステップS102において受信したpriorityの値が最優先の値を示していると判定した場合、最優先の値を示すpriorityを送信したゲートウェイとの間のL2TPトンネルをメイン回線とする。この場合、優先度管理部241は、メイン回線を設定するゲートウェイ宛てのHELLOメッセージのベンダー固有AVPに設定されるactivity情報を、activity=upとする。また、優先度管理部241は、バックアップ回線を設定するゲートウェイ宛てのHELLOメッセージのベンダー固有AVPに設定されるactivity情報を、activity=downとする(S105)。
次に、L2TPトンネル管理部231は、ステップS105において決定されたactivity情報を設定したHELLOメッセージを、それぞれのゲートウェイへ送信する(S106)。
ステップS105において、受信したpriorityの値が最優先の値を示していないと判定された場合、L2TPトンネル管理部231は、ステップS102においてL2TP制御メッセージを送信したゲートウェイへ、HELLOメッセージを送信する(S107)。次に、HELLO応答時間管理部251は、HELLOメッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの応答時間を記録する(S108)。ここで、HELLO応答時間管理部251は、数回分の応答時間を記録し、応答時間の平均値を求めてもよい。
続いて、図8を用いて、本発明の実施の形態2にかかるルータ201における、メイン回線に障害発生時の処理の流れについて説明する。ルータ201が、メイン回線に障害が発生したことを検出した場合、通信状態管理部261は、バックアップ回線のL2TPトンネルが切断状態であるか否かを判定する(S111)。以下においては、通信状態管理部261は、バックアップ回線302が切断状態か否かを判定する。通信状態管理部261は、バックアップ回線302のL2TPトンネルが切断状態であると判定した場合、処理を終了する。もしくは、通信状態管理部261は、バックアップ回線302が切断状態であると判定した場合、バックアップ回線303が切断状態か否かを判定してもよい。
ステップS111において、バックアップ回線302のL2TPトンネルが切断状態ではないと判定された場合、優先度管理部241は、接続状態であるバックアップ回線302の優先度が最優先であるか否かを判定する(S112)。
優先度管理部241が、バックアップ回線302の優先度が最優先ではないと判定した場合、処理を終了する。もしくは、優先度管理部241が、バックアップ回線302の優先度が最優先ではないと判定した場合、ステップS111に戻り、他のバックアップ回線303のL2TPトンネルが切断状態か否かを判定してもよい。
ステップS112において、優先度管理部241が、バックアップ回線302の優先度が最優先であると判定した場合、通信状態管理部261は、バックアップ回線302をメイン回線に変更するために、ベンダー固有AVPのactivity情報として、activity=upを設定する(S113)。次に、L2TPトンネル管理部231は、activity=upを設定したベンダー固有AVPのHELLOメッセージをゲートウェイ402へ送信する(S114)。
続いて、図9を用いて本発明の実施の形態2にかかるゲートウェイ401におけるL2TPトンネル接続時の処理の流れについて説明する。なお、ゲートウェイ402及びゲートウェイ403におけるL2TPトンネル接続時の処理は、ゲートウェイ401と同様であるため詳細な説明を省略する。
はじめに、L2TPトンネル管理部431は、L2TPトンネルの接続処理を開始する(S121)。次に、L2TPトンネル管理部431は、SCCRQメッセージのベンダー固有AVPのpriority情報に、priority=1を設定して、SCCRQメッセージをルータ201へ送信する(S122)。次に、L2TPトンネル管理部431は、ルータ201との間に、L2TPトンネルの接続が成功したか否かを判定する(S123)。L2TPトンネル管理部431は、例えば、SCCRQメッセージに対する応答メッセージが、ルータ201から送信されてきた場合に、接続が成功したと判定してもよい。
L2TPトンネル管理部431は、ステップS123において、L2TPトンネルの接続に失敗したと判定した場合、ステップS121の処理を繰り返す。L2TPトンネル管理部431は、ステップS123において、L2TPトンネルの接続に成功したと判定した場合、ルータ201から送信されたHELLOメッセージを受信する(S124)。
次に、通信状態管理部441は、受信したHELLOメッセージのベンダー固有AVPに設定されているactivity情報に応じて、自装置のactivity情報を変更する。例えば、通信状態管理部441は、activity=upが設定されたHELLOメッセージを受信した場合、L2TPトンネルを通信可能状態とする。もしくは、通信状態管理部441は、activity=downが設定されたHELLOメッセージを受信した場合、L2TPトンネルを通信不可状態とする。
通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信可能状態とする場合、activity=upと設定したZLBメッセージをルータ201へ送信する(S126)。もしくは、通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信不可状態とする場合、activity=downと設定したZLBメッセージをルータ201へ送信する(S126)。
続いて、図10を用いて本発明の実施の形態2にかかるメイン回線に障害発生時のゲートウェイ403における処理の流れについて説明する。はじめに、L2TPトンネル管理部431は、ルータ201から送信されたHELLOメッセージを受信する(S131)。
次に、通信状態管理部441は、HELLOメッセージのベンダー固有AVPに設定されているactivity情報に応じて、L2TPトンネルの通信可能状態もしくは通信不可状態に設定する(S132)。例えば、ルータ201によって応答時間が短いと判定され、メイン回線へ変更するためにactivity=upが設定されている場合、通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信可能状態とする。もしくは、ルータ201によって応答時間が長いと判定され、バックアップ回線のまま維持するためにactivity=downが設定されている場合、通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信不可状態とする。
次に、通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信可能状態とする場合、activity=upと設定したZLBメッセージをルータ201へ送信する(S133)。もしくは、通信状態管理部441は、L2TPトンネルを通信不可状態とする場合、activity=downと設定したZLBメッセージをルータ201へ送信する(S133)。
続いて、図11を用いてベンダー固有AVPのフォーマット例について説明する。L2TP制御メッセージは、制御メッセージのタイプもしくはプロトコルバージョンなど接続相手に通知するパラメータ値をペイロードに含んでいる。これらの各種パラメータ値と属性との組み合わせをAVPと称する。
ベンダー固有AVPを使用するために、図11に示されるAVPフォーマット内のVendor IDの領域にベンダーごとに定められたIDを指定する。priority情報及びactivity情報は、Attribute Valueに格納される。図11のベンダー固有AVPのフォーマット例においては、Attribute Valueとして、2オクテットの領域を使用し、Bit0〜7にpriority情報を格納し、Bit15に、activity情報を格納している。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信システムを用いることによって、メイン回線として用いられているL2TPトンネルに障害が発生し、代替経路として用いるバックアップ回線を選択する際に、良好な回線品質を有する通信経路を選択することができる。
また、上述した実施の形態においては、障害発生前においてメイン回線を選択する場合、ベンダー固有AVPに含まれるpriority情報を用いることについて説明したが、障害発生前におけるメイン回線の選択においても、HELLOメッセージを送信した際の応答時間を用いてメイン回線を選択してもよい。障害発生前におけるメイン回線の選択の際に、応答時間を用いた選択処理を実行することによって、特定の通信経路をメイン回線とするのではなく、より品質の良好な通信経路をメイン回線として利用することができる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、ルータ201もしくはゲートウェイ401〜403における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 中継装置
11 通信部
12 管理部
13 選択部
20 通信装置
21 通信装置
30 対向装置
101 ユーザ端末
201 ルータ
211 インタフェース
221 インタフェース
231 L2TPトンネル管理部
241 優先度管理部
251 HELLO応答時間管理部
261 通信状態管理部
301 メイン回線
302 バックアップ回線
303 バックアップ回線
401 ゲートウェイ
411 インタフェース
421 インタフェース
431 L2TPトンネル管理部
441 通信状態管理部
402 ゲートウェイ
403 ゲートウェイ
501 SWハブ
601 サーバ

Claims (10)

  1. 第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信する通信部と、
    前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理する管理部と、
    応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択する選択部と、を備える中継装置。
  2. 前記選択部は、
    選択した通信経路を介して接続している通信装置に対して、通信可能であることを示す情報をL2TPの制御メッセージ内のVendor−specific Attribute Value Pairに設定し、選択した通信経路以外の通信経路を介して接続している通信装置に対して、通信不可能であることを示す情報を前記Vendor−specific Attribute Value Pairに設定し、前記L2TPの制御メッセージを前記第1の通信装置および前記第2の通信装置へ送信する、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記対向装置との通信に現在使用している通信経路に発生した障害を検出する監視部をさらに備え、
    前記選択部は、
    前記監視部において障害が検出されていない状態においては、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置を含む複数の通信装置から送信された優先情報を用いて、前記対向装置との通信に使用する通信経路を選択し、前記監視部において障害が検出された場合に、障害が発生した通信経路以外の複数の通信経路の中から、応答時間が最も短い通信経路を代替経路として選択する、請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. 前記優先情報は、
    Vendor−specific Attribute Value Pairに設定される、請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記選択部は、
    前記第1の通信経路を選択し、前記第1の通信経路を使用して前記対向装置と通信を行っている状態において、前記第2の通信装置と前記第2の通信経路を介して新たに接続した場合、
    前記第2の通信装置から送信された前記優先情報に設定された優先度が、前記第1の通信装置から送信された優先度情報に設定された優先度よりも高い場合、前記対向装置と通信を行うために使用する通信経路を前記第2の通信経路に変更し、前記第2の通信装置から送信された前記優先情報に設定された優先度が、前記第1の通信装置から送信された優先度情報に設定された優先度よりも低い場合、前記第1の通信経路の使用を継続する、請求項3又は4に記載の中継装置。
  6. 前記管理部は、
    L2TPの制御メッセージであるHELLOメッセージを送信してから、HELLOメッセージの応答メッセージであるZLBを受信するまでの応答時間を管理する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継装置。
  7. 中継装置と、L2TPを用いた通信経路を介して接続し、前記中継装置から送信された制御メッセージに対して応答メッセージを送信する通信部と、
    複数の通信装置に対して制御メッセージを送信してから、それぞれの通信装置から制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間を用いて対向装置との通信に使用する通信経路を選択する前記中継装置から、通信経路の選択結果を受信し、前記選択結果に応じて、前記中継装置との間の通信経路を使用可能状態もしくは使用不可能状態に設定する制御部と、を備える通信装置。
  8. 第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信し、
    前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理し、
    応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択する通信経路選択方法。
  9. 中継装置と、L2TPを用いた通信経路を介して接続し、前記中継装置から送信された制御メッセージに対して応答メッセージを送信し、
    複数の通信装置に対して制御メッセージを送信してから、それぞれの通信装置から制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間を用いて対向装置との通信に使用する通信経路を選択する前記中継装置から、通信経路の選択結果を受信し、
    前記選択結果に応じて、前記中継装置との間の通信経路を使用可能状態もしくは使用不可能状態に設定する通信経路制御方法。
  10. 第1の通信装置と、L2トンネリングプロトコル(L2TP)を用いた第1の通信経路を介して接続し、第2の通信装置と、L2TPを用いた第2の通信経路を介して接続し、前記第1の通信経路もしくは前記第2の通信経路を用いて対向装置と通信し、
    前記第1の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間と、前記第2の通信装置へ制御メッセージを送信してから制御メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの応答時間とを管理し、
    応答時間が最も短い通信経路を、前記対向装置との通信に使用する通信経路として選択することをコンピュータに実行させるプログラム。
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