JPH07105926A - 筒型アルカリ電池 - Google Patents
筒型アルカリ電池Info
- Publication number
- JPH07105926A JPH07105926A JP5251600A JP25160093A JPH07105926A JP H07105926 A JPH07105926 A JP H07105926A JP 5251600 A JP5251600 A JP 5251600A JP 25160093 A JP25160093 A JP 25160093A JP H07105926 A JPH07105926 A JP H07105926A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- gasket
- annular
- connecting portion
- annular connecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温高圧の状態でも、安定して機能する防爆
機構を備えた封口構造を有する筒型アルカリ電池を提供
する。 【構成】 樹脂製ガスケット7の環状連結部16の下面
の一部分に環状薄肉部6を有し、環状連結部16が金属
ワッシャー12の内方向二分の一以内に対向して接して
いる構成とすることにより、環状連結部16が内圧によ
る湾曲や変形を起こさず、ガスケットの薄肉部分6が防
爆のソフトベンドとして安定して機能する。
機構を備えた封口構造を有する筒型アルカリ電池を提供
する。 【構成】 樹脂製ガスケット7の環状連結部16の下面
の一部分に環状薄肉部6を有し、環状連結部16が金属
ワッシャー12の内方向二分の一以内に対向して接して
いる構成とすることにより、環状連結部16が内圧によ
る湾曲や変形を起こさず、ガスケットの薄肉部分6が防
爆のソフトベンドとして安定して機能する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒型アルカリ電池の封
口構造に関するものである。
口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筒型アルカリ電池の一つであるアルカリ
乾電池は、電池を1個又は複数個直列に接続した状態で
回路を短絡させたり、あるいは極性を誤って機器に使用
した場合に、電池内部で強いガス発生反応画生じて電池
が破裂するという問題点があった。
乾電池は、電池を1個又は複数個直列に接続した状態で
回路を短絡させたり、あるいは極性を誤って機器に使用
した場合に、電池内部で強いガス発生反応画生じて電池
が破裂するという問題点があった。
【0003】従来から、この問題点を解決するために、
アルカリ乾電池は防爆機構を備えた種々の封口構造が検
討されてきた(例えば実開昭59-152664号公報)。その
代表的な封口構造を図面を用いて具体的に説明する。
アルカリ乾電池は防爆機構を備えた種々の封口構造が検
討されてきた(例えば実開昭59-152664号公報)。その
代表的な封口構造を図面を用いて具体的に説明する。
【0004】図1は、従来のアルカリ乾電池の半截断面
図である。電池ケース1内に、二酸化マンガンと黒鉛か
らなる正極合剤2を円筒状に成型して挿入し、その内側
に、か性カリ、粘性物質及び亜鉛からなる負極ゲル状物
質3をセパレーター4を介して注入し、環状連結部5と
環状薄肉部6を有する樹脂製ガスケット7、負極集電体
8、ガス逸散孔9を有する負極端子底板10、ガス逸散
孔11を有する金属ワッシャー12とを一体化した部品
を、電池ケース1の開口部13に挿入し、上記開口部1
3を内側へ折り曲げ加工することにより密閉封口され
る。正極端子14は電池ケース1の底部に溶接により固
定され、電池外周側面部分は外装ラベル15で被覆され
る。
図である。電池ケース1内に、二酸化マンガンと黒鉛か
らなる正極合剤2を円筒状に成型して挿入し、その内側
に、か性カリ、粘性物質及び亜鉛からなる負極ゲル状物
質3をセパレーター4を介して注入し、環状連結部5と
環状薄肉部6を有する樹脂製ガスケット7、負極集電体
8、ガス逸散孔9を有する負極端子底板10、ガス逸散
孔11を有する金属ワッシャー12とを一体化した部品
を、電池ケース1の開口部13に挿入し、上記開口部1
3を内側へ折り曲げ加工することにより密閉封口され
る。正極端子14は電池ケース1の底部に溶接により固
定され、電池外周側面部分は外装ラベル15で被覆され
る。
【0005】以上の様に構成されたアルカリ乾電池で
は、電池内部でガスが発生し電池ケース1内の圧力があ
る一定圧力以上に高まると、樹脂製ガスケット7の環状
薄肉部6が破断し、その部分からガスが逸散する。逸散
したガスは、金属ワッシャー12のガス逸散孔11を通
過し負極端子底板10のガス逸散孔9から電池外部へ放
出され、電池ケース1の内圧が低下し電池の破裂が回避
される。
は、電池内部でガスが発生し電池ケース1内の圧力があ
る一定圧力以上に高まると、樹脂製ガスケット7の環状
薄肉部6が破断し、その部分からガスが逸散する。逸散
したガスは、金属ワッシャー12のガス逸散孔11を通
過し負極端子底板10のガス逸散孔9から電池外部へ放
出され、電池ケース1の内圧が低下し電池の破裂が回避
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、例えば電池を1個又は複数個直列に接続した
状態で回路を短絡させた場合には、短絡回路に流れる電
流により電池自体の内部温度が急激に上昇し、樹脂製ガ
スケットが高温のために軟化し、かつ電池内部で発生し
たガス圧力により変形する。このときガスケットの環状
連結部5が金属ワッシャー12の下面に沿うように湾曲
しながら伸びきってしまうため、環状薄肉部6が破断し
ない事態が発生する。このような場合には、樹脂製ガス
ケット7の環状薄肉部6の防爆機構が機能せず、電池が
破裂するという問題点を有していた。
構成では、例えば電池を1個又は複数個直列に接続した
状態で回路を短絡させた場合には、短絡回路に流れる電
流により電池自体の内部温度が急激に上昇し、樹脂製ガ
スケットが高温のために軟化し、かつ電池内部で発生し
たガス圧力により変形する。このときガスケットの環状
連結部5が金属ワッシャー12の下面に沿うように湾曲
しながら伸びきってしまうため、環状薄肉部6が破断し
ない事態が発生する。このような場合には、樹脂製ガス
ケット7の環状薄肉部6の防爆機構が機能せず、電池が
破裂するという問題点を有していた。
【0007】図2は、従来例のアルカリ乾電池の封口部
分の拡大断面図であって、電池内部が高温になり樹脂製
ガスケット7が軟化し環状連結部5が湾曲し伸張するた
め、電池内部圧力が高まっても環状薄肉部6が破断しな
い状態を示している。
分の拡大断面図であって、電池内部が高温になり樹脂製
ガスケット7が軟化し環状連結部5が湾曲し伸張するた
め、電池内部圧力が高まっても環状薄肉部6が破断しな
い状態を示している。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
安定して機能する防爆機構を持つ信頼性の高い筒型アル
カリ電池を提供することを目的とする。
安定して機能する防爆機構を持つ信頼性の高い筒型アル
カリ電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の筒型アルカリ電池は、樹脂製ガスケットの
環状連結部の下面の一部分に環状薄肉部を有し、環状連
結部が金属ワッシャーの内方向二分の一以内に対向して
接している構成としたものである。
に、本発明の筒型アルカリ電池は、樹脂製ガスケットの
環状連結部の下面の一部分に環状薄肉部を有し、環状連
結部が金属ワッシャーの内方向二分の一以内に対向して
接している構成としたものである。
【0010】
【作用】この構成によって、電池内部温度の急激な上昇
に伴ってガス発生による電池内圧が高まった場合、ガス
ケットの環状連結部は内圧による湾曲や伸張は起こら
ず、環状薄肉部が圧力により破断することによって防爆
機構が正常に機能し、電池の破裂を防止することができ
る。
に伴ってガス発生による電池内圧が高まった場合、ガス
ケットの環状連結部は内圧による湾曲や伸張は起こら
ず、環状薄肉部が圧力により破断することによって防爆
機構が正常に機能し、電池の破裂を防止することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図3は本発明の一実施例におけるアルカリ乾電池の半截
断面図である。図中、金属ワッシャー12の内方向二分
の一以内に対向して接している樹脂製ガスケット7の環
状連結部16以外は、図1の従来のアルカリ乾電池と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
図3は本発明の一実施例におけるアルカリ乾電池の半截
断面図である。図中、金属ワッシャー12の内方向二分
の一以内に対向して接している樹脂製ガスケット7の環
状連結部16以外は、図1の従来のアルカリ乾電池と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0012】以上のように構成されたアルカリ乾電池
は、例えば電池を1個又は複数個直列に接続した状態で
外部短絡させた場合などのように、電池内部温度の急激
な上昇にともなってガス発生が起こり電池内圧が高まっ
た場合には、図4に示すように、ガスケットの環状連結
部16が金属ワッシャー12の内方向二分の一以内に対
向して接しているため湾曲したり伸長したりせず、ガス
ケットの薄肉部分がガス圧力により破断しガスが電池外
部へ逸散するので電池の破裂は起こらない。
は、例えば電池を1個又は複数個直列に接続した状態で
外部短絡させた場合などのように、電池内部温度の急激
な上昇にともなってガス発生が起こり電池内圧が高まっ
た場合には、図4に示すように、ガスケットの環状連結
部16が金属ワッシャー12の内方向二分の一以内に対
向して接しているため湾曲したり伸長したりせず、ガス
ケットの薄肉部分がガス圧力により破断しガスが電池外
部へ逸散するので電池の破裂は起こらない。
【0013】次に、本発明のLR20型電池と従来のL
R20型電池を、それぞれ4個直列に接続した状態で回
路を短絡させ電池の防爆機構の作動の有無を100組の
電池で実験した。その結果を(表1)に示す。(表1)
から明らかなように本発明では防爆機構の安定性に著し
い効果がある。
R20型電池を、それぞれ4個直列に接続した状態で回
路を短絡させ電池の防爆機構の作動の有無を100組の
電池で実験した。その結果を(表1)に示す。(表1)
から明らかなように本発明では防爆機構の安定性に著し
い効果がある。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上にように本発明によれば、樹脂製ガ
スケットの環状連結部の下面の一部分に環状薄肉部を有
し、環状連結部が金属ワッシャーの内方向二分の一以内
に対向して接している構成とすることにより、電池が高
温度になった場合でも安定して機能する信頼性の高い防
爆機構を有する筒型アルカリ電池を実現できるものであ
る。
スケットの環状連結部の下面の一部分に環状薄肉部を有
し、環状連結部が金属ワッシャーの内方向二分の一以内
に対向して接している構成とすることにより、電池が高
温度になった場合でも安定して機能する信頼性の高い防
爆機構を有する筒型アルカリ電池を実現できるものであ
る。
【図1】従来のアルカリ乾電池の半截断面図
【図2】従来例のアルカリ乾電池の封口部分の拡大断面
図
図
【図3】本発明の一実施例におけるアルカリ乾電池の半
截断面図
截断面図
【図4】本発明の一実施例におけるアルカリ乾電池の封
口部分の拡大断面図
口部分の拡大断面図
【符号の説明】 1 電池ケース 2 正極合剤 3 負極ゲル状物質 4 セパレーター 5 環状連結部 6 環状薄肉部 7 樹脂製ガスケット 8 負極集電体 9 ガス逸散孔 10 負極端子底板 11 ガス逸散孔 12 金属ワッシャー 13 開口部 14 正極端子 15 外装ラベル 16 本発明の環状連結部
Claims (1)
- 【請求項1】発電要素を収容した電池ケースと、この電
池ケースの開口部を閉塞し、ガス圧力により破断を生じ
る環状薄肉部を有する樹脂製ガスケットと、このガスケ
ットの上に設置された金属ワッシャーとを備え、上記ガ
スケットは、中央部に集電体を抱持する抱持部と、電池
ケースの開口部に密接する側周部と、抱持部と側周部を
連結する環状連結部とからなり、上記抱持部に連なる環
状連結部の下面の一部分に環状薄肉部を有するガスケッ
トであって、上記環状連結部が金属ワッシャーの内方向
二分の一以内に対向して接していることを特徴とする筒
型アルカリ電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251600A JPH07105926A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 筒型アルカリ電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251600A JPH07105926A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 筒型アルカリ電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07105926A true JPH07105926A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17225235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5251600A Pending JPH07105926A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 筒型アルカリ電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07105926A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004071446A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-03-04 | Fdk Corp | アルカリ電池 |
JP2007157635A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Fdk Energy Co Ltd | 筒形電池 |
WO2008084421A1 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-17 | The Gillette Company | End cap seal assembly for an electrochemical cell |
CN109616676A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-04-12 | 安徽正熹标王新能源有限公司 | 一种防爆碱性锌锰电池 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP5251600A patent/JPH07105926A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004071446A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-03-04 | Fdk Corp | アルカリ電池 |
JP2007157635A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Fdk Energy Co Ltd | 筒形電池 |
WO2008084421A1 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-17 | The Gillette Company | End cap seal assembly for an electrochemical cell |
CN109616676A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-04-12 | 安徽正熹标王新能源有限公司 | 一种防爆碱性锌锰电池 |
CN109616676B (zh) * | 2018-10-19 | 2020-10-30 | 安徽正熹标王新能源有限公司 | 一种防爆碱性锌锰电池 |
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