JPH07105751B2 - 適応等化器制御機能を具備する時分割多元接続(tdma)通信システム - Google Patents

適応等化器制御機能を具備する時分割多元接続(tdma)通信システム

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JPH07105751B2
JPH07105751B2 JP63501916A JP50191688A JPH07105751B2 JP H07105751 B2 JPH07105751 B2 JP H07105751B2 JP 63501916 A JP63501916 A JP 63501916A JP 50191688 A JP50191688 A JP 50191688A JP H07105751 B2 JPH07105751 B2 JP H07105751B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、一般には、双方向無線周波数(RF)通信に関
し、更に具体的には時分割多元接続(time−division
multiple access;TDMA)通信システムにおけるマルチ
パス干渉歪みを減少化するための方法を指向している。
最近、地上移動無線チヤネルにおけるデータ通信、及び
デイジタル暗号化音声通信に対して需要が増大してい
る。無線周波数スペクトルは本質的に限られているの
で、移動及び携帯無線通信サービスの需要増大に答える
新しいシステム概念及び構成上の特徴を発明する必要が
ある。
従つて、各種の狭帯域振幅変調(AM)及び周波数変調通
信システムの研究開発が再び注目されている。12.5kHz
までのチヤネル間隔(spacing)の縮小は単側波帯(SS
B)AM通信システム、即ち、イーストモンド他の米国特
許第4,541,118号明細書に記載の方式を用いることによ
つて達成されてきている。更に、6.25kHz以下への占有
帯域幅の縮小は、超短波(VHF)地上移動無線のための
線形予測コード(LPC)音声符号化技術により可能とな
る。すなわち、カルニー及びリンダーによる論文“5−
6kHzチヤネル用デイジタル移動無線",IEEE通信国際会
議、フイラデルフイア、ペンシルバニア州、1982年6月
13日〜17日開催にて発表されたとおりである。
地理的同一チヤネル再利用技術及び多元接続法はスペク
トル利用の効率を改善するためにも利用されている。例
えば、多数のユーザ間でひとブロツクの通話チヤネルの
自動化分割を伴なう、トランキング(trunking)概念は
周知であり、電話産業や800MHz帯FM無線システムにおい
て広く用いられている。即ちリンク,ジユニア他の米国
特許第4,012,597号明細書において記載されている通り
である。更に、セルラー(cellular)無線電話システム
は、各セル内において低電力送信機及び受信機を使つ
て、隣接するより小さな適用サービス領域(セル)へ全
適用サービス領域を分割することによつて一定の地理的
な領域内において無線チヤネルを再利用するために開発
された。即ち、クーパー他の米国特許第3,906,166号明
細書に記載されている通りである。トランキングシステ
ム及びセルラーシステムは、周波数分割多元接続(FDM
A)システムの二例である。
時分割多元接続(TDMA)システムはより効率的なスペク
トル利用を達成する別個の付加的な方法である。TDMAは
2点間のポイントツウポイントのマイクロウエーブ電話
回線接続及びある時は、衛星通信システムにおいて使わ
れている。多数のユーザが異なる周波数のRFチヤネルを
割当てられる高容量移動無線電話FDMAシステムとは違つ
て、TDMAシステムにおいて各ユーザは同一の周波数チヤ
ネルで異なるタイムスロツトを割当てられている。
デイジタルFDMAシステムは、アナログFMよりも二倍から
三倍の高いスペクトル効率をもたらし、現在のアナログ
システムと共存し得る新たな音声保安及びデータ通信サ
ービスを提供することもできる。しかしながら、FDMAシ
ステムは、装置コストの増加、窮屈なる性能(スペツ
ク)余裕度(冗長性)、相互変調干渉の発生の増加、及
びチヤネル制御の複雑化というような、いくつかの実用
上の限界を示している。即ち、木下他の論文、“TD/FDM
A技法によるデイジタル移動無線電話システム",IEEE乗
り物技術学会(Vehilce Technology)誌、Vol.VT−31,
pp.153−7,1982年11月号記載のとおりである。
他方では、TDMAシステムはFDMA技法に比べていくつかの
長所に恵まれている。第一に、可変データレート伝送
は、多元の、隣接タイムスロツトの利用を通してTDMAシ
ステムに容易に組込める。第二に、TDMAベース(基地)
局送信機は、FDMAシステムに発生する相互変調歪みを増
大することなく、共通の電力増幅器の利用を許容する。
さらに、受信及び送信バーストが同一のRFチヤネル上で
異なる時点に現れるため、より低速の信号処理デバイス
(装置)を使えるので、TDMA移動及び携帯用送受信機の
サイズとコストは縮小化可能である。
FDMAシステムに匹敵するスペクトル効率を達成するため
には、TDMAシステムは多数のチヤネル、すなわち、最低
5チヤネルに渡り所要タイムスロツトの分離を均一化す
る必要がある。通常の品質の会話、即ち、9.6kbps(キ
ロビツト/秒)以上のデータレートに対して、TDMAシス
テムの生情報データレートは少なくとも50kbps必要であ
る。チヤネル誤り訂正符号化方式を取り入れているため
データレート膨張係数を2とすれば、少なくとも100kbp
sのデータレートが、その結果、単一のTDMAチヤネルに
対して必要となる。
しかしながら、マルチパス干渉(interference)は、陸
上移動RFチヤネル用の最大許容データレートを著しく制
限している。マルチパス干渉はレイリー(Rayleigh)フ
エージング及び記号間(intersymbol)干渉の2つの効
果によつて通常は表わされる。レイリーフエージングは
様々の伝送経路(パス)を介して受信される記号の相対
的なRF位相に関係している。全受信信号は各々のマルチ
パス受信信号のベクトル和であるから、信号強度は周波
数、エコー振幅、及び相対的な乗り物の速度に依存して
大きな変動を示す。記号間干渉は、TDMA受信機で見られ
るように、伝搬パス間の時間遅延の差にのみ関係があ
る。TDMA受信機は判別不能となる様々に重なる情報要素
を同時に供給され得るため、記号間干渉はデイジタル情
報の送れる最大データレートの限界を与える。
陸上移動無線通信については、チヤネル遅延スプレツド
(即ち、送信インパルスの受信エネルギーにおける時間
スプレツドの実効値)は郊外地点の200ナノ秒から都市
地点の5マイクロ秒まで変化する。記号間干渉の許容で
きる伝送レートの近似式は次のとおりとなる。即ち、 最大伝送レート=0.2/遅延スプレツド(W.C.Y.リーによ
る著書、移動通信技術、ニユーヨーク市マクグローヒル
社1982年刊の45ページ参照。)従つて、著しい記号間干
渉劣化を受けない陸上移動無線チヤネル用の最大許容デ
ータレートは80kbpsから1メガビツト毎秒(Mbps)の範
囲となる。この結果は20kbpsのタイムスロツト数を最大
4のみに限定する。このため、陸上移動無線システムに
おいて、FDMAに対するTDMAの著しい長所(利点)は決し
て実用上達成されないかも知れない。
従つて、RFチヤネルのマルチパス特性によつて通常可能
な程度を超える伝送レートで陸上移動無線チヤネルに対
してデータ伝送を可能とする方法及び手段を提供するこ
とが必要となる。
発明の要約 従つて、本発明の一般的な目的の1つは、マルチパス干
渉歪みを減少化した改良されたTDMA通信システムを提供
することである。
本発明の別の目的の1つは、TDMAシステムにおける異な
るユーザの異なるマルチパス特性を受容することであ
る。
本発明のさらに別の目的の1つは、移動受信機の信号処
理能力を超えることなくチヤネルのマルチパス特性を補
償する方法を提供することである。
これらと他の目的が達成される本発明は、簡単に記述す
れば、送信局と受信局を有する時分割多重通信システム
であつて、第一のユーザのデータワードでひとつ又はそ
れ以上の等化器同期ワードをフオーマツト化し、さらに
送信TDMA信号をつくるためにこのフオーマツト化された
ユーザメツセージを少なくともひとつの別のメツセージ
と時間マルチプレツクスする送信局と、第一のユーザの
メツセージを受信TDMA信号からデマルチプレツクスし、
さらにデマルチプレツクスに応じて単一のユーザメツセ
ージ(あるいはこれのストア(蓄積)されたもの)のデ
ータワード部分の時間遅延スプレツド特性を(均)等化
し、これによつて異なる遅延を受信データパスに再挿入
して記号間干渉を補償する受信局とから成り立つてい
る。
望ましい実施例において、TDMA送信機は各ユーザのタイ
ムスロツトに既知の同期ワードを挿入することにより、
チヤネルの間隔の変動に対処しなくとも、RFチヤネルの
時間遅延スプレツド特性の測定を可能とする。このチヤ
ネル測定技術は適度の速さで移動する乗り物での適応
(アダプテイブ)等化(器制御機能)を可能にする。本
技法は、移動TDMA信号において現れる異なるマルチパス
チヤネル特性を経験する多重ユーザをも受容する。更に
また、追加の同期とムード、あるいは同期“アツプデー
ト”ワードは、既存のTDMAシステムにおいてより高いデ
ータ接続(スループツト)を達成するために、ユーザの
データワード自体の中へ挿入され得る。また更には、適
応(アダプテイブ)等化処理が非実時間で(すなわち、
他のユーザのタイムスロツト期間において)実施され、
これによりどの特定の送受信機にもより低速でコスト効
率のより良い信号処理の利用を可能とするように、受信
データメツセージは蓄積(ストア)されていてもよい。
図面の簡単な説明 新規と考えられる本発明の内容は、添付の請求の範囲の
中で特定しつつ述べられている。本発明は、それから派
生する事物と利点も含めて、付随する図面、すなわち同
一の参照番号が同一の各構成要素を示す次の数個の図に
関連させて以下の説明を参照することにより最良に理解
し得る。
第1図は本発明を使用するためのTDMA送信局の全体ブロ
ツク図であり、 第2図は本発明による適応(アダプテイブ)等化技術を
例示する移動もしくは携帯用TDMA受信局の全体ブロツク
図であり、 第3図Aは伝送TDM信号のフレームとスロツトの時間的
関係を説明するタイミング図であり、 第3図Bは望ましい実施例のTDMAシステムによる同期−
ワード/データ−ワードのフオーマツトを説明するタイ
ミング図であり、 第3図Cはユーザのデータフイールドにおいて追加の同
期アツプデートワードを含む同様な(類似の)同期/デ
ータのフオーマツトを説明するタイミング図であり、 第4図A及び第4図Bは第2図のTDMA受信局の詳細なブ
ロツク図である。
望ましい実施例の詳細な説明 その最も簡単な形式において、本発明の時分割多元接続
(TDMA)システムは、少なくとも2つのユーザからのメ
ツセージを時間マルチプレツクスできる送信局、及び、
その時間マルチプレツクスされたメツセージの少なくと
もひとつを受信できるひとつないしそれ以上の受信局か
ら構成されている。ここにおいて使われるとおり、移動
ユニツトは乗り物に典型的には搭載される無線送受信機
として、携帯ユニツトは人間によつて典型的には持ち運
ばれるものとして、そしてベース局ユニツトは固定の場
所(局)に典型的には永久的もしくは半永久的に設置さ
れるものとして定義される。移動ユニツト及び携帯ユニ
ツトは、以下において集合的にリモートユニツトと呼ば
れる。本発明はすべての局がデユプレツクスモードで送
信し受信するデイジタルセルラー移動無線電話システム
での使用を目的としたが、受信のみ又は送信のみの装置
(デバイス)も容易に実施し得ることが考慮されてい
る。本発明のTDMA通信システムにおいて動作できるこの
ような受信のみの装置(デバイス)は、それと限らない
が、データ表示呼び出し器(ページヤー,pager)トーン
呼び出し器(pager)、トーン及び音声呼び出し器(pag
er)を含む。本発明の動作を理解するために、このよう
な送信のみ及び受信のみの装置は添付図面において説明
されている。
まず第1図を参照すると、TDMA送信局100のブロツク図
が図示されている。デイジタルスピーチもしくはデータ
112,122,123は、N個のユーザから、それぞれ対応する
等化器同期ワード115,125,135と共に、各々フオーマツ
ト器110,120,130ブロツクの中へ入力する。フオーマツ
ト器1からNは、その入力ユーザデータの所定の数のデ
ータビツト(predetermined number of data bit
s)を1つもしくはそれぞれ以上の各ユーザの適当な等
化器同期ワードとともにインタリーブ(interleave)す
るのに役立つ。望ましい実施例において、フオーマツト
器110,120,及び130の機能はマイクロプロセツサ内のソ
フトウエアにおいて実施される。フオーマツト器110,12
0,130で使用可能な化表的な同期ワード/データワード
のインタリーブ(interleave)機構は、J.E.ヴアンダー
(Vander)メイ及びG.D.フオルニー2世(Forney,J
r.),“データネツトワークハードウエアにおけるLSI
マイクロプロセツサの応用",Proc.ICC‘76,Vol.3,pp.4
8.16−19,June14−16,1976,において発表されている。
同期ワードの内容は第3図Bにさらに記述されている。
ひとたび各ユーザのデータがその同期ワードと適時にイ
ンタリーブされると、各フオーマツト器は、その組合せ
を、ライン117,127,137を経由しTDMA制御器(コントロ
ーラ)140へのユーザメツセージとして出力する。
TDMA制御器(コントローラ)140は、各ユーザメツセー
ジを他のユーザメツセージで時間−マルチプレツクスし
てTDMA信号を生成する機能を果たす。更に、TDMA制御器
(コントローラ)140は、TDMA同期(sync1-N)信号142
をN個のタイムスロツトの各々に付加する。TDMA制御器
(コントローラ)の出力145は、後で第3図Aで説明さ
れる如くN個のユーザメツセージから成るTDMA信号であ
る。また、望ましい実施例において、時間−マルチプレ
ツクス機能はソフトウエアで行われる。もしくは、様々
なハードウエア構成、例えば、時間コントロール式(ti
me−controlled)スイツチ、も使える。例としては、別
の時間−マルチプレツクスの実行についてはモトローラ
MC14416タイムスロツト割当器回路ICデータシートに記
述されている。
TDMA信号は、ライン155を介しアンテナ160へRF送信する
ため、送信機150に印加される。送信機150は、その選定
したシステムフオーマツトと両立する適格の送信機であ
ればよい。本発明に利用できる移動送信機は、“ダイナ
T・A・Cセルラー移動電話”と云うタイトルのモトロ
ーラ解説マニアル68P81070E40に説明されている。望ま
しい実施例において、送信機150は300kHzの帯域幅のチ
ヤネルの範囲で900MHzのGMSK−変調されたデータを出力
する。
第2図はTDMA受信局の説明である。TDMA信号はアンテナ
210で受信されライン215を介し受信機220へ供給され
る。受信機220はそのシステム構築と両立する方法でRF
搬送波(キヤリア)を受信し復調する。例えば、代表的
な携帯無線受信機は“ダイナT・A・C8500XLセルラー
携帯電話”のタイトルのモトローラ解説マニアル68P810
71E55において見出される。さらに、直交(quadratur
e)受信機の詳細ブロツク図は第4図において図示され
ている。
225にある受信TDMA信号は次にデータバツフア230並びに
TDMA制御器(コントローラ)240に印加されている。デ
ータバツフア230は、より低速の信号処理の利用を可能
にする、もつと後の時間で行う追加処理のために制御信
号242に応じて特定のユーザのメツセージの少くとも一
部分をストアする役目をもつ。
第3図でもつと充分に説明されるように、唯一の(もし
くは多くの中からいくつかの)タイムスロツトは特定の
受信局に通常受信される。従つて、アダプテイブ(適
応)等化処理が非実時間で、すなわち、特定のユーザの
タイムスロツトの後続する時間で、実行されると、より
低いデータレートの信号処理装置がどの特定の受信局に
も実装できる。データバツフア230は、シフトレジスタ
あるいはランダムアクセスメモリ(RAM)のような、適
当なデータ記憶装置があれば実現できる。本発明のこの
“非実時間処理”の面(部分)が必要でない場合は、デ
ータバツフア230は省略され、受信TDM信号225は等化器2
50に直接的に送られるものとする。
TDMA制御器(コントローラ)は、受信TDMA信号225をデ
マルチプレツクス(de−multiplex)し受信タイムスロ
ツトから1個の(もしくは多くからいくつかの)所定の
ユーザスロツトを選択し、その結果、他のユーザメツセ
ージから特定のユーザメツセージを選び出す役割を果た
す。ライン246にある特定のユーザのTDMA同期A(syn
cA)信号に対応する受信信号中の有効なTDMA同期1−N
(sync1-N)ワードの受信に際して、TDMA制御器(コン
トローラ)240はライン242上に検出クロツク信号並びに
ライン244上にデータクロツク信号を出力する。検出ク
ロツク242は、データバツフア230へ入る適当なタイムス
ロツトの期間中、受信TDMA信号の少なくとも同期ワード
及びユーザデータワード部分をクロツクイン(clock i
n)するのに役立つ。データクロツク244はデータをバツ
フア230から、等化器250を経て、及び受信局から255に
おいてユーザA(userA)データとして同期をとつて出
力する(clock out)のに役立つ。これらのクロツク信
号をもつと詳細に第4図に図示する。
等化器250は、235の記憶ユーザメツセージ(もしくは、
代わりに、受信TDMA信号225)の時間遅延スプレツド等
化を行い、オーバーヘツド同期ワードを付けずに255に
特定ユーザのデータワードを出力する。ユーザデータメ
ツセージの等化に先立つて、特定タイムスロツト(例、
第3図Aの312)の等化同期ワード部分(例、第3図B
の332)は、チヤネルのマルチパス特性を補償するよう
に等化器を適応させるのに使われる。等化器は、TDMA制
御信号242と244を使つて等化器適応(adaptation)機能
及び等化処理自体をいつ実行するかを正確に決定する。
等化器がアダプテイブになるのは、TDMA制御器(コント
ローラ)240が所望の等化器同期ワードの存在を検知す
る時間中、もしくはデータバツフアが等化器によつて読
まれている対応する同時間中のみである。従つて、等化
器250は、符号間干渉及び/あるいはレイリーフエージ
ングによる受信信号における歪みを補償するために、等
化器同期ワードから得た情報を用いてマルチパス特性の
連続の詳細な測定を行ない、これらの特性に従つて受信
信号を(均)等化する。等化器はリニア型、例えばトラ
ンスバーサルフイルタ、あるいはノンリニア(non−lin
ear)型、例えば決定帰還等化器でもよい。
代表的なトランスバーサルフイルタ等化器は、プライス
(R.Price)及びグリーン(P.E.Green,Jr)による“マ
ルチパスチヤネルのための通信技術”、Proc.I.R.E.,Vo
l.46,pp.555−70,1958年3月の文献に記載されている。
代表的な決定フイードバツク(帰還)等化器はフアルコ
ナー(D.D.Falconer)による,“2次元データ通信シス
テムにおける通過帯域決定フイードバツク等化の応用”
と題する論文, IEEE Transaction on Communications,Vol.COM−24,
pp.1159−66,10月,1976において記載されている。さら
にまた、本実施例の等化器回路(equalization circui
t)の詳細なブロツク図は第4図に記載されている。
さて第3図Aを見ると、単一RFチヤネル上のTDMA信号フ
オーマツトは送信(ベース)局アンテナ160から見てい
るかのように図示されている。ベース局で受信されるTD
MA信号は、ガードタイム(第3図Bの336)が多分使わ
れなくて、スロツト同期ワード(第3図Bの331)が現
れない場合を除いて、同様に現れるであろう(相似とな
る)。N個のユーザに対して、N個のタイムスロツトが
単一のフレームタイムを作る。これは第3図Aでユーザ
1(uer1),ユーザ2(user2),…ユーザN(userN
に対して各々個別のユーザタイムスロツト311,312,……
313として図示されている。TDMAフレーム全体は、タイ
ムスロツト321,322,及び323で示されるように、N番目
のユーザの後に繰返す。300kbpsのデータレートのRFチ
ヤネルおよび10個のユーザをもつシステムに対して、代
表的なフレームタイムは8から20ミリ秒(msec)とな
り、典型的なスロツトタイムは、0.8から2.0msecとなろ
う。
第3図Bは望ましい実施例において用いられる同期/デ
ータフオーマツトを図示する。第3図Bに図示する6個
の情報フイールドは第3図Aのタイムスロツト312のよ
うな単一のユーザタイムスロツトを表わす。6個のフイ
ールドの各々は下記に説明する。
1. スロツト同調フイールド331…リモート受信機に対
してユーザスロツト番号を固定する。このフイールド
は、各リモートユーザが予め割り当てられたタイムスロ
ツトにおいて受信(及び送信)することを保証する。例
えば、ユーザ2(user2)はスロツト同期番号0010(2
進数)を持てる。4−16ビツトフイールドはフレーム当
たり10個のユーザスロツトを有するシステムに使える。
2. 等化器同期フイールド322…受信局のアダプテイブ
(適応)等化器を訓練するのに用いる。このフイールド
は高い自己相関と低い相互相関の特性を有する同期ワー
ドを含む。この等化器同期ワードの複製は対応する受信
局にストアされ、受信等化器ワードとの相関が相関ピー
クをつくることになる。これがそのチヤネルのマルチパ
ス特性を測定することを可能にする。望ましい実施例で
等化器同期フイールドは典型的に32ビツト同期ワードを
含む。
3. ビツト同期フイールド333…受信機でビツトあるい
はクロツク同期を得るのに用いる。典型的には、ドツト
パターン、すなわち101010…、が使われる。
受信局のクロツク回復(リカバリー)回路におけるフエ
ーズロツクループ(位相同期ループ)、(PLL)は、こ
のビツトパターンへロツクしてビツトクロツク信号を発
生する。典型的には、ビツト同期フイールドは10ビツト
長である。
4. フレーム同期フイールド334…個々のタイムスロツ
トにおけるユーザデータの始まりを設定する。また、良
好な自己相関/相互相関特性を有する同期ワードは受信
機にストアされた既知のフレーム同期ワードと相関をと
るのに使う。時々、TDMA技術でユニークワード(UW)と
呼ばれる、フレーム同期フイールドは本発明で等化器同
期フイールドと組合わせることができる。一般に、6ビ
ツトフレーム同期ワードが用いられる。
5. ユーザデータフイールド335…ユーザのデータ、あ
るいはデイジタル化した会話、制御情報、誤り訂正情報
等を含む。典型的には、このフイールドはフレーム当り
10個のユーザタイムスロツトを有する300kbpsシステム
用に100−300ビツトのデータを含む。
6. ガードタイムフイールド336…2個の隣り合うタイ
ムスロツトのリモートユーザ間の送信衝突を防止する。
このフイールドは、約48ビツト長(locations)の間、1
5マイル半径以内で使う300kbpsシステムのために、ブラ
ンクとなる、すなわちデータを含まない。
ガードタイムは送信サイトとリモート受信機の間の伝搬
遅延の変動を許容する。ベースサイトがそのシステムの
すべてのスロツトタイミングと制御を設定する(すなわ
ち、すべてのユーザのためのマスタークロツクとして働
く)ので、まずリモートユーザは送信する前にベースサ
イト送信の受信を介してタイムスロツト境界を決める。
換言すると、受信タイムスロツトのスタートは移動ユニ
ツトによりその割当てタイムスロツトの中で何時送信す
るかを決めるのに使われる。しかしながら、異なる移動
ユーザは同じ場所にいないので、ベースサイトのタイム
スロツト基準に関して異なる時間に送信を開始してよ
い。送信開始でのこの差は移動ユーザとベースサイト間
の一方向伝搬遅延時間差と直接的に比例する。さらに、
ベースサイトにおいて、2台の移動ユーザはベースサイ
ト送信タイムスロツト基準に関して異なる時間で再び受
信される。
ベースサイトでのタイムスロツト受信の差は2台の移動
ユーザ間の双方向伝搬遅延時間差と今や比例する。ある
条件のもとで、受信される移動送信は異なつてくる伝搬
遅延のためベースサイトで合つて衝突するかも知れな
い。それゆえ、ユーザスロツト間にガードタイムを挿入
すればベースサイトでのこのような衝突が防止される。
ガードタイムはベースサイト送信のみに必要となること
に注目されたい。ガードタイム要求の詳しい議論は、す
でに述べた木下他による論文を参照されたい。
従つて、ガードタイム336は異なる場所から送信される
隣り合うユーザタイムスロツトの間の衝突を防ぐために
設計されている。例示すると、典型的な無線システムは
15マイルの最大ベース対リモート間隔を規定すると 2×15マイル/C=0.16msec のガードタイムを必要とする。ここでCはマイル/秒で
表わす光の速さ(1.86×105マイル/秒)である。これ
は300kbpsのデータレートで48ビツト長に相当する。し
かし、ガードタイム336はタイムスロツトの終わりで現
れる如く第3図Bに示されているけれども、同一の機能
が各タイムスロツトの始まりの方へガードタイムを移し
ても達成され得る。
等化同期フイールド322は望ましからざる遅延スプレツ
ド効果を有する環境でのTDMAシステムの動作を可能にす
る。そのチヤネルのマルチパス特性は非常に短い時間同
期(例、0.5msec)に渡つて相対的に一定であると仮定
し得る。この仮定を用いると、RFチヤネルは等化器同期
ワードにより周期的に“聴診”(“sounded")されるの
で、マルチパス効果を補償するようにアダプテイブ(適
応)等化器を訓練するのに使える。リモートユニツトの
速度はRFチヤネルが相対的に一定であると仮定してもよ
い範囲を決めるから、データレート、ユーザデータフイ
ールド長、乗り物速度、及び動作周波数の間の次の関係
が設定し得る、即ち、 データフイールド長(ビツト)= チヤネルデータレート(bps)×〔A(角度/360)〕 ×〔C(マイル/時)/F(Hz)〕 ×〔1/V(マイル/時)〕 ここでAは移動ユーザが許容し得るフエーズオフセツト
の最大角度、Cは光の速さ(6.696×108マイル/時)、
Fは送信周波数、Vは送信している乗り物の速さであ
る。
例えば、300kbpsのデータレート、900MHz動作周波数、6
0マイル/時の乗り物速度、及び10゜の最大フエーズ
(位相)許容のチヤネルにおいて、ユーザデータフイー
ルドは103ビツト長以下でなければならない。多くのTDM
Aシステムでは、この最大ユーザデータフイールド長は
短か過ぎる、即ち、ユーザデータフイールド335の長さ
と他の5個のフイールド331,332,333,334,及び336の長
さとの間の比率が小さ過ぎるかも知れない。より短かい
データフイールドとはより高い量の同期オーバヘツドが
所与の量のデータを送信するのに必要となることを意味
する。例えば、300kbpsチヤネルデータレート、ユーザ
数N=10、103ビツトユーザデータフイールド長、100ビ
ツトオーバヘツドの場合は、最大ユーザデータレートは
15.2kbpsに限られる。この高オーバヘツド要求は高容量
TDMAシステムにおいて、システム上のユーザ数を限定す
るので望ましいない。従つて、著しくデータレートを低
下させずにチヤネルを等化する別の方法が探究されなけ
ればならない。
相対的に一定な特性を有する送信チヤネルのための等化
を維持する既知の一方法は、S.キユレシ(Qureshi)、
“アダプテイブ等化”、IEEEコミユニケーシヨンズマガ
ジン、Vol.20,No.2、pp.9−16,March1982に記載されて
いる。この文献はデータフイールドの受領の間に受信デ
ータが等化器を訓練するように使われる決定型(decisi
on−directed)等化技術を記述する。その方法は相対的
に安定したマルチパス特性を有するチヤネルのために等
化を維持するのは幾分か有効である。しかしながら、RF
チヤネルがシヤドーフエージング及び/もしくは高雑音
状態を示す場合は、受信機によつて復元される信号235
は純粋にランダムであるため決定型アプローチが役に立
たないので、その技法は通用しない。急激なフエージン
グ及び過酷な雑音状態は両方とも陸上/移動無線チヤネ
ルにおいて予期すべきことである。
本発明は変動するマルチパス条件の下でチヤネル等化の
問題に有効な解答をもたらす。本発明のこの側面は第3
図Cに説明されており、第3図Bに示されているものと
類似の同期/データフオーマツトを表わしている。第3
図Cは修正等化器同期技法が用いられている点を除いて
第3図Bと同一である。
等化器同期ワード332を含む全オーバーヘツドシーケン
スを繰返すよりはむしろ、等化器同期アツプデートフイ
ールド342が今やユーザデータフイールド341と343の間
に付加されている。名前の如く、等化同期アツプデート
はチヤネルのマルチパス特性のどんな変化でもユーザデ
ータワードの送信中に正しく応じるようにアダプテイブ
(適応)等化器を“再訓練”する。等化同期アツプデー
トフイールドの使用はスロツト同期フイールド331、ビ
ツト同期フイールド333、フレーム同期フイールド334、
あるいはガードタイムフイールド336の再送信を必要と
せずにより長いユーザデータフイールドの送信を可能に
する。与えられた長さのデータのフイールドにもつと頻
繁に等化器再訓練をもたらすため、もしくは代りに、よ
り長いデータフイールドをもたらすため、ひとつ以上の
同期アツプデートワード342がユーザデータでインタリ
ーブされてもよいことに注目すべきである。同期アツプ
デートフイールド342の動作は基本的に等化器同期フイ
ールド340の動作と同様である。しかしながら、アダプ
テイブ等化器は等化器同期ワード340により最近、訓練
されているので、等化器同期アツプデートフイールド34
2は長さのより短い、すなわち、8−16ビツトのオーダ
ーでもよい。
同じ例の300kbpsチヤネルデータレート、900MHz動作周
波数、60マイル/時の乗り物速さ、及び10゜の最大フエ
ーズ(位相)許容を使うと、16ビツト同期アツプデート
フイールドは複数のユーザデータフイールド、各々103
ビツト長、を同量のオーバヘツドと共に収容できる。同
期アツプデート16ビツトワードM=5個が用いられる
と、全長(M+1)103=618ビツトをもつユーザデータ
メツセージが各ユーザタイムスロツトに向けて送信し得
る。さらに、オーバヘツドフイールド331−334及び336
が合計100ビツト(以上の図示説明のとおり)を占める
と、各ユーザタイムスロツトは618+100+90=808ビツ
トを含むことになる。10個のユーザタイムスロツト及び
300kbpsのチヤネルデータレートを用いるシステムで
は、ユーザデータレートは22.9kbpsとなる。それゆえ、
300kbpsの一定チヤネルレート及び10個のユーザタイム
スロツトでは、ひとつのタイムスロツト内での付加的な
等化器同期ワードの使用はユーザデータレート(あるい
はスループツト)において15.2kbpsから22.9kbpsまでの
増加となる。
アダプテイブ等化が用いられた、上記の例と対比して、
アダプテイブ等化が用いられないTDMAシステムの例をこ
こで考察する。先に与えられた式から、5マイクロ秒遅
延スプレツドに対して、チヤネル当りの最大データレー
トは4kbps以下に限定される。
従つて、アダプテイブ等化は、最大チヤネルデータレー
ト許容とマルチパス特性の変動するRFチヤネル当りのデ
ータスループツトとの両方を著しく改善していると今や
見ることができる。さらに、スループツトデータレート
のいつそうの増加は同期アツプデートフイールドの使用
を通じて達成できる。第4図A及び第4図Bは第2図の
TDMA受信局をより詳細に図示する。受信局400は、TDMA
信号を受信すること、受信TDMA信号とメモリにストアさ
れた予め定義されたTDMA同期ワードとの相関をとり、特
定のユーザメツセージを他からデマルチプレツクスする
こと、及びこの相関から導く制御情報に応じて受信TDMA
信号のデータワード部分のマルチパス特性を(均)等化
することの機能を実行する。さらに、特定のタイムスロ
ツトのユーザメツセージがメモリにストアされると、ア
ダプテイブ等化プロセスは次のタイムスロツトの間に実
行し得る。この“非実時間等化”技術は、各TDMA受信器
において高速信号処理の要求を取り除くので、TDMAシス
テムに著しい長所を与える。もつと特定すると、先に考
察した300kbpsチヤネルデータレート及び単一の等化器
同期ワードを有するTDMAシステムで10個のタイムスロツ
トが用いられる例において、最大ユーザデータレートは
900MHz動作周波数、60マイル/時の乗り物速さ、10゜の
最大フエーズ許容に対して15.2kbpsであると示された。
データバツフアを使わないと、受信信号は300kbpsのチ
ヤネルレートで処理される必要があるだろう。しかしな
がら、データバツフアを使えば、単一タイムスロツト
は、はるかにより低いレートの15.2kbpsで処理できる。
次に第4図Aに言及すると、送信TDMA信号はアンテナ40
2で受信され、ライン404を介してバンドパスフイルタ40
6に印加される。バンドパスフイルタは技術的にイメー
ジ周波数問題として知られるものを防止するためのある
程度のフロントエンド選択度を与える。RF信号408はロ
ーカル発振器414により供給されるローカル発振器信号4
12とミキサ410で結合される。実際は、ローカル発振器4
14は自動周波数制御(AFC)信号を介して受信RF信号に
周波数ロツクがなされるべきである。
結果としての中間周波数(IF)信号416はIFブロツク418
に印加され受信信号の所望の部分を増幅し望まない隣合
せの周波数信号を拒絶する。IFブロツク418は自動利得
制御(ACC)を使つて続く信号レベルが後で使う装置と
両立する、すなわち、ライン426及び446の信号レベルは
A/Dコンバータ428及び448のダイナミツクレンジ以内に
おさまることに注意して下さい。
IFブロツク418の出力信号は次にミキサ420及び440に印
加され419におけるIF信号を直交(quadrature)方式の
ベースバンドに変換する。直交ミキシングは複素数受信
信号の同相(in−phase)フエーズ(I)及び直交フエ
ーズ(Q)の両成分を保持するのに必要となる。直交ミ
キシングを達成するには、IF信号はIF周波数fIFでのコ
サイン信号cos(t+o)とミツクスされ422で同相フエ
ーズ(I)直交信号を導出し、IF周波数fIFでのサイン
信号sin(t+o)とミツクスされ442で直交フエーズ
(Q)信号を導出する。
ローパスフイルタ424及び444はふたつの機能を果たす。
第一に、ローパスフイルタはミキサ420及び440の出力の
倍IF周波数成分(2×fIF)を取り除く。第二に、ロー
パスフイルタは正規の(proper)アナログ−デイジタル
変換のためにアンチアリアシングフイルタ(anti−alia
sing filters)として動く。フイルタされた426及び44
6におけるI信号及びQ信号はそれぞれアナログ−デイ
ジタルコンバータ428及び448に印加される。A/Dコンバ
ータのサンプリングレートは第4図Bのシステムタイミ
ング制御器(コントローラ)470によつて決定され、ビ
ツトクロツク信号として図示されている。サンプリング
レートはチヤネルボーレートの整数倍(典型的に1−8
倍)である。
A/Dコンバータのデイジタル信号出力430及び450は、そ
れぞれ、同相フエーズ(I)タイムスロツト相関器432
及び直交(Q)相関器452に印加され、同様にそれぞれ
の信号バツフアに印加される。I相関器432は特定のタ
イムスロツトで第3図Bのインフエーズ(同相)タイム
スロツト同期ワード331に対応してあらかじめ負荷した
同期ワード(I同期ワード)と入力信号の全受信ビツト
との間の相関関数を計算する。TDMA同期ワードメモリ50
0は特定のユーザのための所定の同相フエーズ(I)タ
イムスロツト同期ワード及び直交フエーズ(Q)同期ワ
ードを含む。実際には、インモス社(Inmos Corp.)製
のIMSA100カスケード用信号処理器(カスケードシグナ
ルプロセツサ)のようなデイジタル相関器が相関関数を
計算するのに使える。
I相関器432の出力434はタイムスロツト(i)のために
ストアされた430における同期ワード複製Ii(k)と入
力データR(k)のサンプル毎の相関S(n)を表わす
デイジタルビツトストリームである。
相関の関係式は で与えられる。ここでMはタイムスロツト同定器(iden
tifier)のビツト長である。相関S(n)関数はi番目
のタイムスロツトのためのI同期ワードが受信サンプル
データの中にあるときにピークを現わす。同様に、Q相
関器452はメモリ500からi番目タイムスロツトのために
予めストアされた直交Q同期ワードとサンプルされた直
交(Q)入力450との間の相関関数を計算する。
相関出力434と454は各々自乗ブロツク436と456に印加さ
れる。自乗ブロツク出力信号438と458は別々のI及びQ
相関操作の自乗値を各々表わす。これらの自乗ブロツク
出力は次に加算ブロツク460に印加される。I及びQ相
関信号は一緒に加えられた相関信号の自乗の和を表わす
自重エンベロープ信号をつくる。相関信号の自重エンベ
ロープはフエーズ不明瞭度の明確な決定を不要とする。
従つて、不明瞭度を全く解決することなしに、ライン46
2上の大振幅信号は特定のタイムスロツトのために可能
なスタート位置を表わす。
加算ブロツク460の出力462は次にタイムスロツト検出器
464へ導かれ、加算された相関信号が所定のスレツシヨ
ールド(閾)値と比べられる。このスレツシヨールド
(閾)値はタイムスロツトとして検出される最小許容相
関値を示す。加算出力がスレツシヨールド(閾)値より
も大きいと、タイムスロツト検出信号は464で成形され
システムタイミング制御器(コントローラ)470に印加
される。検出器464として働く代表的な装置はモトロー
ラMC74L5684の8ビツトマグニチユードコンパレータIC
のようなコンパレータである。
タイミング制御器(コントローラ)470はフエーズロツ
クループ(位相同期ループ)(PLL)として働き、安定
なタイミング基準を用いてタイムスロツト検出信号を確
認する。雑音が誤りのタイムスロツト検出信号を発生す
るかも知れないので、システムタイミング制御器(コン
トローラ)はあらかじめ選択された時間のみに窓を開き
ひとフレームタイム離れていない誤りの検出信号を拒絶
する。従つて、確認された検出信号は472においてタイ
ミング制御器(コントローラ)からの出力となる。又、
タイミング制御器(コントローラ)470は、チヤネルの
送信ビツトレートにフエーズロツクされるビツトクロツ
ク信号を発生する。同様に、ユーザ番号Nの関数となる
より低いルートで信号バツフアからクロツキングデータ
を同期して出力させるデータクロツク信号も発生する。
確認されたi番目の472におけるタイムスロツト検出信
号は次にビツトクロツク出力と共にANDゲート474に印加
される。これらの2つの信号をANDすることはi番目タ
イムスロツトの間に信号バツフアへデータを同期して入
力するためのイネーブルされたクロツク信号を発生する
のに役立つ。476における組合わさつたタイムスロツト
検出/ビツトクロツク信号は次にI及びQ信号バツフア
480と490へそれぞれ導かれる。
TDMA受信局の三つの基本等化モードが考えられている。
フレーム当りの多重タイムスロツトを受信するにはハー
ドウエアは全チヤネルデータレート、すなわち300kbps
で動作させることが必要である。この第一の等化モード
は典型的にベース局受信機に使われており同時にTDMAフ
レームの中の全ユーザタイムスロツトを受信する。この
モードにおいて、信号処理は通常実時間で行われるの
で、データバツフアは一般に使われていない。とはい
え、システム要求と両立するならばベースサイトTDMA受
信機は本データバツフア技術を利用してもよいことが配
慮されている。例えば、その技術はフレーム当りひとつ
のタイムスロツトを各々処理するのに使われる多重デイ
ジタル信号処理器(シグナルプロセツサ)と共に用いて
もよい。
他方において、各ユーザが各TDMAフレームのひとつのタ
イムスロツトだけを受信することをシステムが許容する
ならば、データバツフアは入力TDM信号をストアするの
に有利に用いられ、アダプテイブ等化信号処理が非実時
間で行える。このシステムフオーマツトはリモートTDMA
局受信機の典型であり、i番目ユーザは自分の個々のメ
ツセージを受信するのみである。受信したユーザメツセ
ージをストアすることは等化器の訓練及び/あるいは等
化の信号処理タスクがTDMAフレームにおける全Nユーザ
タイムスロツトに渡り拡散(スプレツド)することを可
能にする。それゆえ、受信局ハードウエアが最大チヤネ
ルデータレートで動作することはもはや必要ではなくな
る。
2つの追加等化モードは本発明のデータバツフア技術を
用いて可能となる。すなわち非実時間で適応(adaptati
on)及び等化の両方を行うモードと非実時間で等化のみ
を行うモードである。
第4図に示す実施例において、適応及び等化のステツプ
の両方はあとに続くタイムスロツトの期間中で行われ
る。従つて、A/DコンバータからのI及びQデイジタル
出力信号430と450は476における検出/ビツトクロツク
の結合信号を使つて適当なデータバツフアへ同期してク
ロツク入力される。信号バツフア480と490はデユアルポ
ートのランダムアクセスメモリ(RAM)として機能し2
つの異なるRAM位置でデータの同時読み出し及び書き込
みができる。このようなRAMの一例はインテグレーテツ
ドデバイステクノロジー社(Integrated Device Tech
nology,Inc.)製のIDT7130S CMOSデユアルポートRAMで
ある。このようなバツフアの使用は実際のチヤネルデー
タレートで受信タイムスロツトTDMAデータの書き込み
(入力)を可能にし、一方で、典型的に低い目の、デー
タクロツクレートで受信タイムスロツトデータを同時に
読み出す(出力)ことができる。信号バツフアはタイム
検出信号476がアクテイブの間に入力ユーザメツセージ
のデータ部分及び等化同期部分,を少なくともストアす
る。従つて、適応(等化器訓練)及び実際の等化の両機
能はあとに続くユーザタイムスロツトの期間中に非実時
間等化で実行される。非実時間で両機能を実施すること
が所要の処理レートをさらに縮少する。
異なるTDMAシステムにおいて、非実時間で等化機能のみ
を行うことが望ましいと判明するかも知れない。非実時
間での等化のみはI及びQ信号430と450がトランスバー
サルフイルタ502の入力へ供給され、加えて第4図Bに
図示される如くデータバツフア480と490へも供給される
ことを必要とする。その場合には、信号バツフア480と4
90は入力ユーザメツセージの受信データ部分を非実時間
等化のためにストアし、一方で等化器適応(adaptatio
n)機能は実時間で受信TDMA信号の受領とともに実行さ
れる。
ここで述べるTDMA受信機はベースバンド同期決定帰還等
化器(DFE)を用いる。このタイプのチヤネル等化は厳
しい振幅歪み及びマルチパスフエージングをこうむる高
周波数RFチヤネル上で成功裡に利用されている。DFEに
おいては、リニア等化(トランスバーサルフイルタ)技
術に反して、帯域内スペクトル零(nulls)が等化器に
よる雑音増加とならない。T間隔のタツプをもつDFE
は、ビツトタイム当たりの多重サンプルが等化処理(プ
ロセス)に用いられる分数間隔(fractionally−spaced
taps)のタツプをもつものとして構成されてもよい。
しかし、この後者の方法はビツト当りのサンプル数に直
接的に比例する計算レートの増加を必要とする。
DFEは基本的にふたつの部分、順方向リニアトランスバ
ーサルフイルタ502及び帰還リニアトランスバーサルフ
イルタ550からなる。下記のとおり、順方向フイルタは
符号間干渉(ISI)による平均自乗誤差(MSE)を最小化
にしようとするのに対して、帰還フイルタは前に検出し
た符号によるISIを除去しようとする。(MSEとISIをさ
らに理解するには前出のキユレシ(Qureshi)の文献の
第13頁を参照されたい。)別の方法として、等化器はア
ダプテイブ係数を調節するゼロ強制(zero−forcing)
アルゴリズムを用いることができる。この後者のアプロ
ーチは低い信号対雑音比で(雑音による)より高いMSE
を代償としてフイルタ係数のより速い適応をもたらす。
ゼロ強制アルゴリズムを用いる複素数ベースバンドDFE
の例はC.F.ウイーバ(Weaver)及びD.P.テーラー(Tayl
or),“マイクロ波無線におけるマルチパス歪みのアダ
プテイブ決定帰還等化の実施”、IEEEグローバル通信会
議、第48.2.1−2.5頁,1984年12月、の文献に述べられて
いる。
決定帰還等化器の構成は等化同期ワードの受取り期間中
にタイムスロツト毎で少なくとも一度適応化され、時間
変動マルチパスプロフイール(multipath profile)の
効果を補償する。適応は受信同期ワードと受信機にスト
アされた送信同期ワードの複製との間のMSE差を最小と
することから成る。2つの基本的なアプローチはMSEを
最小化とするためにDFEフイルタタツプを調節するよう
構成してもよい。第一の方法、マトリツクス(又はブロ
ツクモード)アプローチ、は“決定帰還等化を用いる最
小平均自乗誤差QAMシステムの理論”、ベル システム
テクニカル ジヤーナル、Vol.52、No.10、第1821−4
9頁、1973年12月、D.D.フアルコナー(Falconer)及び
G.H.フオツシニ(Foschini)著、の文献に述べられてい
る。しかしながら、マトリツクスアプローチは望ましい
実施例に用いるアプローチりよりも極めて複雑である。
第二のアプローチは最小平均自乗(least mean squar
e)(LMS)法と呼ばれ、第4図Bを用いて下記のとおり
表される。
順方向トランスバーサルフイルタ502は次の式のように
記述される、即ち ここでQ(n)は506におけるフイルタの複素数出力、
Xはフイルタ502のフイルタ係数の個数、W(k)はk
番目の複素数フイルタ係数、そしてR(n)は信号バツ
フアから得られる複素数入力信号485及び495である。順
方向トランスバーサルフイルタ502は次の式によるLMSア
ツプデート技術を用いてアツプデートされる、即ち、 W(n+1)=W(n)−βE(n)R(n),kε[1,X] ここでβは順方向トランスバーサルフイルタ502の適応
係数、E(n)は誤差信号504である。
乗算ブロツク510は次の式により表わされるフエーズ回
転として役立つ、即ち Z(n)=e−jθ(n)Q(n) ここでZ(n)は508でフエーズθだけ回転された515に
おける複素数フエーズ回転信号である。フエーズ508は
次式によりアツプデートされる、即ち ここでθ(n)はフエーズ回転フアクタ、αはフエーズ
適応(adaptation)定数である。
加算ブロツク520は515における順方向(フエーズ回転し
た)信号から帰還信号555を引いた関数を計算する。帰
還トランスバーサルフイルタ550の関数は次の式で記述
され得る、即ち ここでD(n)は帰還信号555、Yはフイルタ550のフイ
ルタ係数の個数、A(n)は量子化器出力545、B
(k)は下記の式でアツプデートされる複素数帰還フイ
ルタ係数である、即ち B(n+1)=B(n)−γE(n)A(n),kε[1,Y] ここでγは帰還トランスバーサルフイルタ適応係数であ
る。
加算ネツトワーク520の出力525は等化複素数信号C
(n)であり、量子化器ブロツク540及び加算ネツトワ
ーク530に印加される。ブロツク540はI及びQチヤネル
の各々のために複素数データ値をデイジタルビツト0あ
るいは1からなる二進数値に量子化するのに役立つ。加
算ネツトワーク530はE(n)、複素数誤差信号504、を
次式により導出するのに使う、即ち E(n)=C(n)−F(n) ここで(n)は等化複素数信号525、F(n)は等化器
同期ワードメモリ570から得られる同相及び直交同期ワ
ードの複素数表現である。
545における等化及び量子化複素数データは、次にマル
チプレクサ560に印加され2対1で一緒にマルチプレツ
クスされ565において出力データワードとして出力す
る。2対1のマルチプレツクスは望ましい実施例で用い
る直交相関/等化技法に必要となる。マルチプレクサ56
0はこのタスクのためタイミング制御器(コントロー
ラ)470から得られるデータクロツク信号を用いる。信
号バツフア480と490が使われない上述の代替の実施例に
おいて、データレート変動関数を計算するためオプシヨ
ンのデータバツフアが565におけるデータ出力に追加さ
れてもよい。
以上、方法と手段が紹介されチヤネルのマルチパス特性
により通常許容される量を超える送信レートでRF地上/
移動データ通信を可能とした。本発明に従つて、TDMA通
信システムの送信局はユーザデータをフオーマツトする
ことで、データメツセージの等化器同期ワードが各ユー
ザタイムスロツトで受領される毎に受信局がメツセージ
の等化器同期ワード部分の時間遅延スプレツド特性を等
化できる。本発明の別の側面として、追加の等化器同期
アツプデートワードがさらにより高いデータスループツ
トを達成するためにユーザのデータワード自体に挿入さ
れると、受信局はユーザタイムスロツトごとに一回以上
データメツセージ等化し得ることが示された。本発明の
また別の側面として、データバツフアは受信TDMA信号の
第一のユーザメツセージ部分をストアするのに用いるこ
とで、アダプテイブ(適応)等化処理が非実時間で、す
なわち、送信TDMA信号のユーザメツセージ部分の実際の
受領のあとに続く時間で、実行され得る。
発明の特定の実施例のみがここで示され説明されたが、
本発明から離れずにその拡張した側面においてさらに変
更を加えることができることは明白であろう。例えば、
別のシステムにおいて、アナログ相関法が使える。その
場合、I及びQ相関器432と452は、例えば、弾性表面波
(SAW)技術を用いるアナログ相関器で作用され得る。
このSAW技術はM.G.ウンカーフ(Unkauf)、“スペレツ
ドスペクトラムシステムにおける表面波装置",表面波フ
イルタ,H.マシユーズ(H.Matthews)編集,ニユーヨー
ク,ワイリー社,1977年、に説明されている。アナログ
相関法において、426と446における直交信号I及びQ
は、前もつてアナログからデイジタルに変換せずに相関
器に直接的に印加される。同様に、エレメント436,45
6、460,464はアナログ様式で実現され得る。
従つて、付帯の請求の範囲は本発明の真正なる展望と精
神の範囲内にあるすべてのこれらの変更及び代替の構成
を包含することを目的としている。

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信局と受信局から構成され、 送信局は、 第1の所定の同期ワードを第1のデータワードとフォー
    マットして第1のユーザメッセージをつくる手段と、 前記第1のユーザメッセージを少くとも一個の他のユー
    ザのメッセージとマルチプレックスしてTDMA信号をつく
    る手段と、 前記TDMA信号を送信する手段とを含み、 受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記受信TDMA信号の前記他のユーザメッセージから前記
    第1のユーザメッセージをデマルチプレックスすること
    でTDMA制御信号を発生する手段と、及び 前記第1のユーザメッセージの所定の同期ワード部分が
    受信される毎に、前記TDMA制御信号に応答して前記受信
    TDMA信号の第1のユーザメッセージデータワード部分の
    時間遅延スプレッド特性を等化する手段とを含むことを
    特徴とする時分割多元接続(TDMA)通信システム。
  2. 【請求項2】前記フォーマット手段は複数の前記第1の
    所定の同期ワードを前記第1のデータワードの(セグメ
    ント)部分とインタリーブして前記第1のユーザメッセ
    ージをつくる手段を含むことを特徴とする前記請求の範
    囲第1項記載のTDMA通信システム。
  3. 【請求項3】前記複数の第1の所定の同期ワードのあと
    に続く同期ワードは前記第1の所定の同期ワードよりも
    少ないビット数からなり、前記あとに続く同期ワードは
    同期アップデートワードとして機能することを特徴とす
    る前記請求の範囲第2項記載のTDMA通信システム。
  4. 【請求項4】前記同期アップデートワードは前記第1の
    同期ワードの長さの半分以下のワード長を示すことを特
    徴とする前記請求の範囲第3項記載のTDMA通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記等化手段は前記デマルチプレックスし
    た第1のユーザメッセージの前記第1の所定の同期ワー
    ドの各々の受取りに応じて前記等化手段の時間遅延スプ
    レッドパラメータを適応させる手段を含むことを特徴と
    する前記請求の範囲第1項記載のTDMA通信システム。
  6. 【請求項6】前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信
    号の第1のユーザメッセージ部分をストアする手段をさ
    らに含むことを特徴とする前記請求の範囲第5項記載の
    TDMA通信システム。
  7. 【請求項7】前記等化手段は前記送信TDMA信号の前記第
    1のユーザメッセージ部分の受信した後に続く時間に少
    なくとも前記ストアしたユーザメッセージのデータワー
    ド部分の時間遅延スプレッド特性を等化することを特徴
    とする前記請求の範囲第6項記載のTDMA通信システム。
  8. 【請求項8】前記等化手段は前記送信TDMA信号の前記第
    1のユーザメッセージ部分を受信した後に続く時間に少
    なくとも適応と等化の機能の両方を果たすことを特徴と
    する前記請求の範囲第7項記載のTDMA通信システム。
  9. 【請求項9】第1のユーザメッセージを少なくとも一個
    の他のユーザメッセージと時間マルチプレックスさせた
    送信TDMA信号を受信し、前記第1のユーザメッセージは
    第1の所定の同期ワードを第1のデーダワードでフォー
    マットさせ、前記受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記受信TDMA信号の前記他のユーザメッセージから前記
    第1のユーザメッセージをデマルチプレックスすること
    により、TDMA信号を発生する手段と、 前記第1のユーザメッセージの所定の同期ワード部分が
    受信される毎に前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA
    信号の第1のユーザメッセージデータワード部分の時間
    遅延スプレッド特性を等化する手段とから構成されるこ
    とを特徴とする時分割多元接続(TDMA)通信受信局。
  10. 【請求項10】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少させ、第1のユーザメッ
    セージを少くとも一個の他のユーザメッセージで時間マ
    ルチプレックスさせた送信TDMA信号を受信するように適
    応させ、前記第1のユーザメッセージは第1の所定の同
    期ワードを第1のデータワードでフォーマットさせ、等
    化器回路は、 前記受信TDMA信号の前記他のユーザメッセージから前記
    第1のユーザメッセージをデマルチプレックスすること
    で、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記第1のユーザメッセージの所定の同期ワード部分が
    受信されるごとに前記TDMA制御信号に応じて前記受信TD
    MA信号の第1のユーザメッセージのデータワード部分の
    時間遅延スプレッド特性を等化する手段とから構成され
    ることを特徴とする時分割多元接続(TDMA)通信受信局
    における等化器回路。
  11. 【請求項11】時分割多元接続(TDMA)通信システムに
    おけるマルチパス干渉歪みを減少する方法であって、前
    記方法は、 第1の所定の同期ワードを第1のデータワードでフォー
    マットし第1のデータワードを作るステップと、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージでマルチプレックスしてTDMA信号を作る
    ステップと、 送信局から前記TDMA信号を送信するステップと、 受信局において送信TDMA信号を受信するステップと、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザーメッセージからデマルチプレックスするこ
    とにより、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記第1のユーザメッセージの所定の同期ワード部分が
    受信される毎に前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA
    信号の第1のユーザメッセージのデータワード部分の時
    間遅延スプレッド特性を等化するステップとの組み合わ
    せから構成されることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少する方法は、第1のユー
    ザメッセージを少なくとも一個の他のユーザメッセージ
    と時間マルチプレックスさせた送信TDMA信号を受信する
    ように適応させ、前記第1のユーザメッセージは第1の
    所定の同期ワードを第1のデータワードでフォーマット
    させ、前記方法は、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    により、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記ユーザメッセージの所定の同期ワード部分が受信さ
    れる毎に上述のTDMA制御に応じて前記受信TDMA信号の第
    1のユーザメッセージのデータワード部分の時間遅延ス
    プレッド特性を等化するステップとのステップの組み合
    わせから構成されることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】時分割多元接続(TDMA)通信システム
    は、送信局と受信局とから構成され、 送信局は、 複数の第1の所定の同期ワードを複数の第1のデータワ
    ードで、インタリーブし第1のユーザメッセージを作る
    手段と、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージでマルチプレックスしTDMA信号を作る手
    段と、 前記TDMA信号を送信する手段とを含み、 受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    で、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記第1のユーザメッセージの複数の所定の同期ワード
    が受信される最初の時間に少なくとも前記TDMA信号に応
    じて、前記受信TDMA信号の第1のユーザメッセージのデ
    ータワード部分の時間遅延スプレッド特性を等化する手
    段とを含むことを特徴とする時分割多元接続(TDMA)通
    信システム。
  14. 【請求項14】前記複数の第1の所定の同期ワードの後
    に続く同期ワードは、第1の所定の同期ワードよりも少
    ないビット数からなり、前記後に続く同期ワードは同期
    アップデートワードとして働くことを特徴とする前記請
    求の範囲第13項記載のTDMA通信システム。
  15. 【請求項15】前記同期アップデートワードは前記第1
    の同期ワードの長さの半分以下のワード長を示すことを
    特徴とする前記請求の範囲第14項記載のTDMA通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】前記等化手段は前記デマルチプレックス
    された第1のユーザメッセージの前記第1の所定の同期
    ワード部分の各々の受信に応じて前記等化手段の時間遅
    延スプレッドパラメータを適応させる手段を含むことを
    特徴とする前記請求の範囲第13項記載のTDMA通信システ
    ム。
  17. 【請求項17】更に、前記TDMA制御信号に応じて前記受
    信TDMA信号の第1のユーザメッセージ部分をストアする
    手段を含むことを特徴とする前記請求の範囲第16項記載
    のTDMA通信システム。
  18. 【請求項18】前記等化手段は前記送信TDMA信号の前記
    第1のユーザメッセージ部分を受信する後に続く時間に
    少なくとも前記ストアされたユーザメッセージのデータ
    ワード部分の時間遅延スプレッド特性を等化することを
    特徴とする前記請求の範囲第17項記載のTDMA通信システ
    ム。
  19. 【請求項19】等化手段は前記送信TDMA信号の前記第1
    ユーザメッセージ部分を受信する後に続く時間に少なく
    とも適応及び等化機能の両方を果たすことを特徴とする
    前記請求の範囲第18項記載のTDMA通信システム。
  20. 【請求項20】時分割多元接続(TDMA)通信受信局は、
    第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユーザ
    メッセージと時間マルチプレクスさせた送信TDMA信号を
    受信し、前記第1のユーザメッセージは複数の第1の所
    定の同期ワードを複数の第1のデータワードでインタリ
    ーブさせ、 前記受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMAの信号の前
    記他のユーザメッセージからデマルチプレックスするこ
    とで、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記第1のユーザメッセージの複数の所定の同期ワード
    部分が受信される少なくとも最初の時に前記TDMA制御信
    号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユーザメッセージ
    のデータワード部分の時間遅延スプレッド特性を等化す
    る手段とから構成されることを特徴とする時分割多元接
    続(TDMA)通信受信局。
  21. 【請求項21】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少する等化器回路は第1の
    ユーザメッセージを少なくとも一個の他のユーザメッセ
    ージで時間マルチプレックスされた送信TDMA信号を受信
    するように適応させ、前記第1のユーザメッセージは複
    数の第1の所定の同期ワードを複数の第1のデータワー
    ドでインタリーブさせ、前記等化器回路は、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    でTDMA制御信号を発生する手段と、 前記第1のユーザメッセージの複数の所定の同期ワード
    部分が受信される少なくとも最初の時に前記TDMA制御信
    号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユーザメッセージ
    データのワード部分の時間遅延スプレッド特性を等化す
    る手段とから構成されることを特徴とする等化器回路。
  22. 【請求項22】時分割多元接続(TDMA)通信システムに
    おけるマルチパス干渉歪みを減少する方法は、 複数の第1の所定の同期ワードを複数の第1のデータワ
    ードでインタリーブし第1のユーザメッセージをつくる
    ステップと、 前記TDMA信号を送信局から送信ステップと、 受信局における前記送信TDMA信号を受信するステップ
    と、 前記第1ユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記他
    のユーザメッセージからデマルチプレックスすることに
    より、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記第1のユーザメッセージの複数の所定の同期ワード
    部分が受信される少なくとも最初の時に前記TDMA制御信
    号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユーザメッセージ
    のデータワード部分の時間遅延スプレッド特性を等化す
    るステップのステップの組み合わせからなる方法。
  23. 【請求項23】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少する方法は第1のユーザ
    メッセージを少なくとも一個の他のユーザメッセージで
    時間マルチプレックスさせた送信TDMA信号を受信するよ
    うに適応させ、前記ユーザメッセージは複数の第1の所
    定の同期ワードを複数の第1のデータワードでインタリ
    ーブさせ、前記の方法は、 前記第1のユーザメッセージを前記TDMA信号の前記他の
    ユーザメッセージからデマルチプレックスすることによ
    り、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記第1のユーザメッセージの複数の所定の同期ワード
    部分が受信される少なくとも最初の時に前記TDMA制御信
    号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユーザメッセージ
    データのワード部分が時間遅延スプレッド特性を等化す
    るステップとのステップの組み合わせからなることを特
    徴とする方法。
  24. 【請求項24】時分割多元接続(TDMA)通信システムで
    あって、送信局と受信局とから構成され、 送信局は、 第1の所定の同期ワードを第1のデータワードでフォー
    マットし、第1のユーザメッセージを作る手段と、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージでマルチプレックスしTDMA信号をつくる
    手段と、 前記TDMA信号を送信する手段とから構成され、 受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    で、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユ
    ーザメッセージ部分をストアする手段と、 前記送信TDMA信号の前記第1のユーザメッセージ部分を
    受信する後に続く時間に少なくとも前記ストアされたユ
    ーザメッセージのデータワード部分の時間遅延スプレッ
    ト特性を等化する手段とから構成されることを特徴とす
    る時分割多元接続(TDMA)通信システム。
  25. 【請求項25】前記フォーマットをする手段は複数の前
    記第1の所定の同期ワードを前記第1のデータワードの
    セグメントでインタリーブし前記第1のユーザメッセー
    ジをつくる手段を含むことを特徴とする前記請求の範囲
    第24項記載のTDMA通信システム。
  26. 【請求項26】前記複数の第1の所定の同期ワードの後
    に続く同期ワードは前記第1の所定の同期ワードよりも
    少ないビット数から成り、前記あとに続く同期ワードは
    同期アップデートワードとして働くことを特徴とする前
    記請求の範囲第25項記載のTDMA通信システム。
  27. 【請求項27】前記同期アップデートワードは前記第1
    の同期ワードの長さの半分以下のワード長を示すことを
    特徴とする前記請求の範囲第26項記載のTDMA通信システ
    ム。
  28. 【請求項28】前記インタリーブをする手段は反復して
    少なくとも0.3ミリ秒毎に前記同期アップデートワード
    をインタリーブすることを特徴とする前記請求の範囲の
    第26項記載のTDMA通信システム。
  29. 【請求項29】前記TDMA信号は少なくとも250kbpsのチ
    ャネルデータレートで送信されることを特徴とする前記
    請求の範囲第24項記載のTDMA通信システム。
  30. 【請求項30】前記受信する手段は第1の同相信号パス
    及び第2の直交信号パスをもたらすコヒーレント検出手
    段を含むことを特徴とする前記請求の範囲第24項記載の
    TDMA通信システム。
  31. 【請求項31】前記等化を行う手段は複素数信号決定帰
    還等化器であることを特徴とする前記請求の範囲第24項
    記載のTDMA通信システム。
  32. 【請求項32】前記等化を行う手段は前記送信TDMA信号
    のビットレートにより超えられる最大信号処理レートを
    有するディジタル信号処理器(シグナルプロセッサ)で
    あることを特徴とする前記請求の範囲第24項記載のTDMA
    通信システム。
  33. 【請求項33】前記等化を行う手段は前記デマルチプレ
    ックスされた第1のユーザメッセージの前記第1の所定
    の同期ワードの各々の受信に応じて前記等化を行う手段
    の時間遅延スプレッドパラメータを適応させる手段を含
    むことを特徴とする前記請求の範囲第24項記載のTDMA通
    信システム。
  34. 【請求項34】前記等化を行う手段は前記送信TDMA信号
    の前記第1のユーザメッセージ部分を受信する後に続く
    時間に少なくとも適応及び等化の機能の両方を果たすこ
    とを特徴とする前記請求の範囲第33項記載のTDMA通信シ
    ステム。
  35. 【請求項35】時分割多元接続(TDMA)通信受信局は第
    1のユーザメッセージを少なくとも一部の他のユーザメ
    ッセージで時間マルチプレックスさせる送信TDMA信号を
    受信し、前記第1のユーザメッセージは第1の所定の同
    期ワードを第1のデータワードでフォーマットさせ、前
    記受信局は、 前記送信TDMA信号を受信する手段と、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    で、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユ
    ーザメッセージ部分をストアする手段と、 前記送信TDMA信号の前記第1のユーザーメッセージ部分
    を受信する後に続く時間に少なくとも前記ストアされた
    ユーザメッセージのデータワード部分の時間遅延スプレ
    ッド特性を等化する手段とから構成されることを特徴と
    する時分割多元接続(TDMA)通信受信局。
  36. 【請求項36】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少する等化器回路は、第1
    のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユーザメッ
    セージで時間マルチプレックスさせる送信TDMA信号を受
    信するように適応させ、前記第1のユーザメッセージ第
    1の所定の同期ワードを第1のデータワードでフォーマ
    ットさせ、 前記等化器回路は、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    で、TDMA制御信号を発生する手段と、 前記TDMA制御信号に応じて前記TDMA信号の第1のユーザ
    メッセージをストアする手段と、 前記送信TDMA信号前記第1のユーザメッセージ部分を受
    信する後に続く時間に少なくとも前記ストアされたユー
    ザメッセージのデータワード部分の時間遅延スプレッド
    特性を等化する手段とから構成されることを特徴とする
    等化器回路。
  37. 【請求項37】時分割多元接続(TDMA)通信システムに
    おけるマルチパス干渉歪みを減少する方法は、 第1の所定の同期ワードを第1のデータワードでフォー
    マットし第1のユーザメッセージをつくるステップと、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージでマルチプレックスしTDMA信号をつくる
    ステップと、 前記TDMA信号を送信局から送信するステップと、 受信局において前記送信TDMA信号を受信するステップ
    と、 前記第1のユーザメッセージを前記TDMA信号の前記他の
    ユーザメッセージからデマルチプレックスし、TDMA制御
    信号を発生するステップと、 前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユ
    ーザメッセージ部分をストアするステップと、 前記TDMA制御信号の前記第1のユーザメッセージ部分を
    受信する後に続く時間に少なくとも前記ストアされたユ
    ーザメッセージのデータワード部分の時間遅延スプレッ
    ド特性を等化するステップとのステップの組み合わせか
    らなることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】時分割多元接続(TDMA)通信受信局にお
    けるマルチパス干渉歪みを減少する方法は第1のユーザ
    メッセージを少なくとも一個の他のユーザメッセージで
    時間マルチプレックスさせる送信TDMA信号を受信するよ
    うに適応させ、前記第1のユーザメッセージは第1の所
    定の同期ワードを第1のデータワードでフォーマットさ
    せ、前記方法は、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    により、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユ
    ーザメッセージ部分をストアするステップと、 前記送信TDMA信号の前記第1のユーザーメッセージを受
    信する後に続く時間に少なくとも前記ストアされたユー
    ザメッセージのデータワード部分の時間遅延スプレッド
    特性を等化するステップとの組み合わせからなることを
    特徴とする方法。
  39. 【請求項39】時分割多元接続(TDMA)通信システムに
    おけるマルチパス干渉歪みを減少する方法であって、 複数の第1の所定の同期ワードを複数の第1のデータワ
    ードでインタリーブし第1のユーザメッセージをつくる
    ステップと、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージでマルチプレックスしTDMA信号をつくる
    ステップと、 前記TDMA信号を送信局から送信するステップと、 受信局において前記送信TDMA信号を受信するステップ
    と、 前記第1のユーザメッセージを前記受信TDMA信号の前記
    他のユーザメッセージからデマルチプレックスすること
    により、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記デマルチプレックスされた第1のユーザワードの前
    記第1の所定の同期ワード部分の各々の受信に応じて等
    化する手段の時間遅延スプレッドパラメータを適応する
    ステップと、 前記TDMA制御信号に応じて前記TDMA信号の第1のユーザ
    メッセージのデータワード部分の時間遅延スプレッド特
    性を等化するステップとのステップの組み合わせからな
    ることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】時分割多元接続(TDMA)通信システムに
    おけるマルチパス干渉歪みを減少する方法であって、 第1の所定の同期ワードを第1のデータワードでフォー
    マットし第1のユーザメッセージをつくるステップと、 前記第1のユーザメッセージを少なくとも一個の他のユ
    ーザメッセージとマルチプレックスしTDMA信号をつくる
    ステップと、 前記TDMA信号を送信局から送信するステップと、 受信局において前記送信TDMA信号を受信するステップ
    と、 前記受信TDMA信号の前記他のユーザメッセージから前記
    第1のユーザメッセージをデマルチプレックスすること
    により、TDMA制御信号を発生するステップと、 前記TDMA制御信号に応じて前記受信TDMA信号の第1のユ
    ーザメッセージ部分をストアするステップと、 前記デマルチプレックスされた第1のユーザメッセージ
    の前記第1の所定の同期ワード部分の各々の受信に応じ
    て等化する手段の時間遅延スプレッドパラメータを適応
    するステップと、 前記送信TDMA信号の前記第1のユーザメッセージを受信
    する後に続く時間に少なくとも前記TDMA制御信号に応じ
    て前記ストアされたユーザメッセージのデータワード部
    分の時間遅延スプレッド特性を等化するステップとのス
    テップの組み合わせからなることを特徴とする方法。
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