JPH07105282A - バッチプラントにおける生産計画実行方法及び装置 - Google Patents

バッチプラントにおける生産計画実行方法及び装置

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JPH07105282A
JPH07105282A JP24530693A JP24530693A JPH07105282A JP H07105282 A JPH07105282 A JP H07105282A JP 24530693 A JP24530693 A JP 24530693A JP 24530693 A JP24530693 A JP 24530693A JP H07105282 A JPH07105282 A JP H07105282A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バッチプラントにおける生産計画実行方法及び
装置において、スケジュール作成時間の浪費を防止しか
つスケジュールのバラツキを低減するとともに、製品生
産工程の運転時間効率及び原料等の利用効率を向上し、
更に熟練生産管理者不足の問題を解決する。また、生産
実績情報を反映して生産計画を自動的に補正する。 【構成】生産管理計算機1において、表計算ソフト7を
利用してファイル変換ソフト9で長期生産計画表から日
単位の生産計画表を作成し、これを通信ソフト11を使
用してプロセス制御計算機3にダウンロードし、日単位
の生産計画に含まれる製品毎に生産計画の実行可能性を
チェックしながら計画実行スケジュールを作成し、その
スケジュールを制御用計算機5を介して実施する。プロ
セス制御計算機3は通信制御プログラム12、スケジュ
ール制御プログラム16、及び品種管理プログラム1
9、実績収集プログラム20から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッチプラントにおける
生産計画実行方法及び装置に係わり、特に製糖プラント
のように多品種にわたる製品をバッチ方式で生産するバ
ッチプラントにおける生産計画実行方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のバッチプラントにおける生産計画
実行方法及び装置には、「日立製作所社製EX−500
0シリーズ(1992年)」に代表されるものがある。
この従来技術では、長期製品生産計画書をもとに、生産
管理者が予めプロセス制御計算機の品種管理情報ファイ
ルに製品生産スケジュールを作成し、その都度品種実行
順序を決定し実行させてていた。また、バッチの終了に
よるプロセス制御計算機による実績情報収集において
も、予め決められたフォーマットで情報を作成し収集し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、生
産管理者が製品生産スケジュールを作成し、その都度品
種実行順序を決定し実行させてていたため、スケジュー
ル作成に時間を浪費したり、生産管理者毎によるスケジ
ュールのばらつきが発生する問題があった。また、品種
切り替え等による空き時間の発生、原料の過不足の発生
など、製品生産工程での運転時間効率、原料の利用効率
の点にも問題があった。更に、熟練生産管理者の不足等
に関して配慮がされていなかった。また、バッチの終了
による実績情報収集においても、予め決められたフォー
マットで作成しているために、突発的に発生した作業等
が製品実績情報等に反映されない等の問題を有してい
た。
【0004】本発明の第1の目的は、スケジュール作成
時間の浪費を防止しかつスケジュールのバラツキを低減
するとともに、製品生産工程の運転時間効率及び原料等
の利用効率を向上し、更に熟練生産管理者不足の問題を
解決することができるバッチプラントにおける生産計画
実行方法及び装置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、収集した生産実績
情報を反映して生産計画が自動的に補正されるととも
に、生産実績情報による生産計画の解析を容易にするバ
ッチプラントにおける生産計画実行方法及び装置を提供
することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、複数の製品をバッチ方式で生産す
るバッチプラントにおける生産計画実行方法において、
生産管理計算機に長期生産計画を入力し、この長期生産
計画を実行するための所定期間単位の生産計画を作成す
ること;前記所定期間単位の生産計画を各所定期間の始
めに下位の制御装置にダウンロードすること;前記制御
装置において前記所定期間単位の生産計画に含まれる製
品毎に生産計画の実行可能性をチェックし、各製品の生
産開始時刻について前記所定期間分の計画実行スケジュ
ールを作成すること;前記計画実行スケジュールに応じ
てプロセス機器を制御し前記所定期間単位の生産計画を
実行すること;を特徴とする生産計画実行方法を提供す
る。
【0007】上記生産計画実行方法において、好ましく
は、前記長期生産計画は表計算ソフトを利用して表形式
で作成され、前記所定期間単位の生産計画はその表形式
の長期生産計画をファイル変換ソフトに読込むことで自
動的に表形式の生産計画として作成される。
【0008】また、好ましくは、前記制御装置において
原料及びプロセス機器の使用状態に関する情報を入手
し、この情報を用いて前記製品毎の生産計画の実行可能
性をチェックする。この場合、一例として、前記原料及
びプロセス機器の使用状態の現在からの推移をタイムテ
ーブルに登表示、このタイムテーブルを検索することに
より前記製品毎の生産計画の実行可能性をチェックす
る。
【0009】前記所定期間単位の生産計画は例えば日単
位の生産計画である。
【0010】また、好ましくは、前記制御装置は前記生
産管理計算機と通信により接続されたプロセス制御用計
算機と、このプロセス制御計算機に通信により接続され
前記プロセス機器の動作を制御する制御用計算機とを有
し、前記計画実行スケジュールは前記プロセス制御計算
機において作成され、この計画実行スケジュールに基づ
く指令を前記制御用計算機に出力し対応するプロセス機
器の動作を制御する。
【0011】更に好ましくは、前記計画実行スケジュー
ルは所定時間間隔で繰返して作成、更新される。
【0012】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、上記生産計画実行方法において、前記制御装置
において製品の生産実績情報を収集し、これを前記生産
管理計算機にアップロードし、前記生産管理計算機にお
いてその生産実績情報に基づき前記所定期間単位の生産
計画を補正することを特徴とする生産計画実行方法を提
供する。
【0013】更に、上記第1の目的を達成するため、本
発明は、複数の製品をバッチ方式で生産するバッチプラ
ントにおける生産計画実行装置において、長期生産計画
が入力され、この長期生産計画を実行するための所定期
間単位の生産計画を作成する生産管理計算機と;前記生
産管理計算機に通信手段を介して接続され、その通信手
段を介して前記所定期間の生産計画がダウンロードされ
るとともに、その所定期間単位の生産計画に含まれる製
品毎に生産計画の実行可能性をチェックし、各製品の生
産開始時刻について前記所定期間分の計画実行スケジュ
ールを作成し、その計画実行スケジュールに応じてプロ
セス機器を制御し、前記所定期間単位の生産計画を実行
する制御装置と;を有すること特徴とする生産計画実行
装置を提供する。
【0014】上記生産計画実行装置において、好ましく
は、前記生産管理計算機は、前記長期生産計画を表形式
で作成するための表計算ソフトと、その表形式の長期生
産計画を読込んで前記所定期間単位の生産計画を自動的
に表形式の生産計画として作成するファイル変換ソフト
とを有する。
【0015】また、好ましくは、前記制御装置は、原料
及びプロセス機器の使用状態に関する情報を入手し、こ
の情報を用いて前記製品毎の生産計画の実行可能性をチ
ェックする。この場合、一例として、前記制御装置は、
前記原料及びプロセス機器の使用状態の現在からの推移
を表示するタイムテーブルを有し、このタイムテーブル
を検索することにより前記製品毎の生産計画の実行可能
性をチェックする。
【0016】前記生産管理計算機のファイル変換ソフト
は前記所定期間単位の生産計画を例えば日単位の生産計
画として作成する。
【0017】また、好ましくは、前記制御装置は前記生
産管理計算機と前記通信手段により接続されたプロセス
制御用計算機と、このプロセス制御計算機に通信手段に
より接続され前記プロセス機器の動作を制御する制御用
計算機とを有し、前記プロセス制御計算機が前記計画実
行スケジュールを作成しかつこの計画実行スケジュール
に基づく指令を前記制御用計算機に出力し、この制御用
計算機はその指令に基づき対応するプロセス機器の動作
を制御する。
【0018】更に好ましくは、前記制御装置は、前記計
画実行スケジュールを所定時間間隔で繰返して作成し更
新する。
【0019】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、上記生産計画実行装置において、前記制御装置
は、製品の生産実績情報を収集してこれを前記通信手段
を介して前記生産管理計算機にアップロードし、前記生
産管理計算機はその生産実績情報に基づき前記所定期間
単位の生産計画を補正することを特徴とする生産計画実
行装置を提供する。
【0020】
【作用】生産管理計算機にて長期生産計画を実行するた
めの所定期間単位の生産計画を作成し、これを下位の制
御装置にダウンロードするとともに、制御装置において
はその所定期間単位の生産計画に含まれる製品毎に生産
計画の実行可能性をチェックし、各製品の生産開始時刻
について前記所定期間分の計画実行スケジュールを作成
する。これにより、原料及び機器状態にあった最適なス
ケジュールが自動的に作成され、スケジュール作成時間
の浪費が防止される。また、このスケジュールに応じて
プロセス機器を制御することにより、生産計画のバラツ
キがなくなり、製品生産工程の短縮、原料等の有効利用
が図れる。また、熟練生産管理者不足の問題も解決でき
る。
【0021】また、制御装置で収集した生産実績情報を
生産管理計算機にアップロードすることにより、その生
産実績情報に基づいて所定期間単位の生産計画が補正さ
れるとともに、その生産実績情報を用いた製品生産計画
解析が容易になり、製品の品質向上等が図れる。
【0022】長期生産計画を表計算ソフトを利用して表
形式で作成することにより、その表形式の長期生産計画
をファイル変換ソフトに読込むことで所定期間単位の生
産計画を表形式の生産計画として自動的に作成すること
が可能となり、また生産実績情報をアップロードし所定
期間単位の生産計画を補正する場合も、生産実績情報を
その表形式の所定期間単位の生産計画にアップロードす
ることにより、生産管理計算機上で生産実績情報を自動
的に表に変換し、生産計画を自動的に補正することが可
能になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10によ
り説明する。図1において、本実施例の生産計画実行装
置は、上位コンピュータとしての生産管理計算機1と、
プロセスの集中監視を行うCRTを有するプロセス制御
用計算機3及び制御用計算機5からなる下位コンピュー
タとしての制御装置2とを備え、プロセス制御計算機3
は生産管理計算機1とLAN4Aで接続され、制御用計
算機5も同様にプロセス制御計算機3にLAN4Bで接
続されている。制御用計算機5はフィールドのプロセス
機器6に対し入出力動作及び制御動作を実施するもので
ある。
【0024】生産管理計算機1には表計算ソフトが搭載
されており、ここで長期生産計画を表形式で作成する。
また、生産管理計算機1にはファイル変換ソフトが搭載
されており、ここで表形式の長期生産計画を読込んで所
定期間単位、例えば日単位の生産計画表を作成し、当日
分の生産計画表をLAN4Aを使用してプロセス制御計
算機5にダウンロードする。プロセス制御計算機3は、
上記で作成された当日分の生産計画表を入力すると共
に、プロセス機器6から制御用計算機5を使用してLA
N4を介してリアルタイムで原料及びプロセス機器6の
使用状態に関する情報を入手し、この情報を反映しつつ
その当日分の生産計画表に含まれる全製品を生産するた
めの計画実行スケジュールを作成する。また、プロセス
制御計算機3はその計画実行スケジュールに基づく指令
を制御用計算機5に出力する。制御用計算機5はその指
令により対応するプロセス機器の動作を制御し、上記日
単位の生産計画を実行してゆく。
【0025】また、プロセス制御計算機3は、各製品の
生産サイクル(バッチサイクル)毎に測定機器6aまた
は直接プロセス機器6から制御用計算機5、LAN4B
を介して製品の生産実績情報を収集し、バッチ用ロギン
グデータの作成を実施し実績ファイルに蓄積する。この
生産実績情報はLAN4Aを使用してリアルイムで生産
管理計算機1にアップロードされ、生産管理計算機1は
1日の生産実績情報に基づき上記日単位の生産計画を補
正する。また、生産管理者はこの情報を用いることで生
産実績による生産計画の解析等を容易に行うことが可能
になる。
【0026】図2に生産管理計算機1の機能構成をブロ
ック図で示す。生産管理計算機1は、この図に示すよう
に、表計算ソフト7、表計算ソフト7で取り扱う表計算
ファイル8、表計算ファイル8を通信情報ファイル10
に変換を行うファイル変換ソフト9、通信情報ファイル
10の入出力を管理する通信ソフト11からなる。
【0027】表計算ソフト7は、生産管理者が入力した
長期生産計画を表計算ファイル8へ格納する。ファイル
変換ソフト9は表計算ファイル8に格納された長期生産
計画表を読込んで所定期間単位、例えば日単位の生産計
画表を作成し、これを表計算ファイル8及び通信情報フ
ァイル10に格納する。通信情報ファイル10は生産管
理者によって参照可能であり、割り込み的に発生した計
画に実行できるよう日単位の生産計画表を表計算ソフト
7を利用して任意に変更可能である。また、ファイル変
換ソフト9は通信ソフト11がプロセス制御計算機3に
ダウンロードが実施できるフォーマットに日単位の生産
計画表のフォーマット変換を行い、一日の初め(その日
の生産開始時刻)に当日分の生産計画表を通信ソフト1
1を使用しLAN4を介してプロセス計算機3へダウン
ロードする。また、一日の生産開始時刻を過ぎた後でも
生産計画の変更があった場合は、その変更後の生産計画
表を生産管理者の操作で任意にダウンロード可能であ
る。
【0028】また、ファイル変換ソフト9は、リアルタ
イムでプロセス制御計算機3で収集蓄積した生産実績情
報を通信ソフト11を利用して通信情報ファイル10に
アップロードし、当日の生産計画との差分を実績情報と
して日単位の生産計画表の実績値のエリアに格納する。
また、当日の生産終了時にプロセス制御計算機3で収集
蓄積した当日の生産実績情報を通信ソフト11を利用し
て通信情報ファイル10にアップロードし、日単位の生
産計画表の実績値のエリアに格納するとともに、当日生
産計画との差分から翌日の日単位の生産計画を補正す
る。この実績値及び補正結果は表計算ファイル8にも転
送されて表計算ソフト7で取り扱える形で格納され、こ
れにより生産管理者が表計算ソフト7を使用して任意に
参照及び編集作業を行えるようにする。
【0029】図3にプロセス制御計算機3の機能構成を
ブロック図で示す。プロセス制御計算機3は、この図に
示すように、生産管理計算機1とLAN4を介してなさ
れる通信の入出力を制御する通信制御プログラム12、
生産管理計算機1から送られてきた日単位の生産計画を
格納するスケジュールファイル13、製品の品種情報が
予め登録されている品種情報ファイル14、計画実行ス
ケジュールを作成していくにあたりその品種を生産する
のに必要な原料、使用機器等がルールとして予め登録さ
れているスケジュールルールファイル15、これらのフ
ァイル及び実績情報ファイル18を参照し日単位の生産
計画に含まれる製品毎に生産計画の実行可能性をチェッ
クし、各製品の1バッチ毎に1日分の計画実行スケジュ
ール(製品コード及び製品開始時刻等)を作成するスケ
ジュール制御プログラム16、スケジュール制御プログ
ラム16で決定された計画実行スケジュールを格納する
制御情報ファイル17、制御情報ファイル17に格納さ
れた計画実行スケジュールにしたがって登録時刻になる
と登録製品の生産を開始すべく、品種情報ファイル14
に格納されている情報を用い制御用計算機5に品種展開
を行う品種管理プログラム19とを有している。
【0030】また、プロセス制御計算機3は実績情報フ
ァイル18及び実績収集プログラム20を有し、実績収
集プログラム20はプロセス機器6から制御用計算機
5、LAN4を介して実績情報(原料及びプロセス機器
6の使用状態に関する情報と生産実績情報)の収集を行
い、それを実績収集ファイル18へ格納する。また、実
績収集ファイル18に格納された生産実績情報は、リア
ルタイム及び当日の生産終了時に通信制御プログラム1
2により生産管理計算機1の通信情報ファイル10にア
ップロードされる。
【0031】図4は図3におけるスケジュール制御プロ
グラム16の内部動作を示す処理フローである。スケジ
ュール制御プログラム16でのスケジュール作成処理
は、生産管理計算機1から通信制御プログラム12を介
して生産開始時刻及び生産計画変更時にスケジュールフ
ァイル13にダウンロードされる生産計画を基に、スケ
ジュールルールファイル15及び実績情報ファイル18
を用いて行われる。スケジュール制御プログラム16は
プロセス制御計算機上で5分周期で動作し、終日までの
最新のスケジュールを5分毎に作成する。
【0032】すなわち、図4において、処理Aでは、ス
ケジュールファイル13から当日分の生産計画を検出す
る。処理Bでは実績収集ファイル18の原料及びプロセ
ス機器6の使用状態に関する情報をもとに実績値情報タ
イムテーブルに実績値を反映する。処理C−1において
は処理Aで検出した生産計画からその日の生産予定製品
のうちの生産が実行されていないものを読み出し、その
全製品に生産実行可能性のチェックに使用するフラグを
設定し、処理C−2においてフラグが設定状態にある生
産予定製品があるかどうかを判定し、あれば最も優先順
位の高い製品のフラグを解除して処理Dに移行する。処
理Dでは、スケジュールルールファイル15からその製
品を生産するのに必要な原料、使用機器等に関するルー
ルをロードする。処理Eにおいては上記処理Dでロード
したルールに従い使用機器の選択を行い、スケジュール
上機器が空きであれが処理Fに移行する。空いていない
場合は、機器が空く時間まで他の製品をスケジュールす
るように処理C−2に再度移行し、フラグが設定状態の
他の製品について優先順位の高い順に処理D,Eを繰返
す。処理Fは処理E同様にスケジュールルールに従い使
用原料の確認を行い、使用原料が満たされている場合は
処理Gに移行する。使用原料が不足の場合は上記と同様
に処理C−2に移行する。このようにしてフラグを解除
した製品の生産可能性が確認され、処理Gでは製品毎に
生産開始時刻について1日分の計画実行スケジュールが
作成され、制御ファイル17に格納される。処理H−1
では上記スケジュールが実行された場合の機器管理を時
系列のタイムテーブルに登録し、同様に原料等の増減等
も実績値情報タイムテーブルに反映する。次いで処理H
−2では、全製品について計画実行スケジュールの作成
が終了したかどうかを判定し、終了していなければ処理
C−2に戻り、フラグが設定状態の他の製品について優
先順位の高い順に処理D〜H−2を繰返す。
【0033】処理C−2において、全ての生産予定製品
のフラグが解除された場合は処理Iに移行し、24時間
(1日)分の計画実行スケジュールの作成が終了したか
どうかを判定し、スケジュール作成が終了していれば処
理を終了とし、未であれば処理C−1に移行し、スケジ
ュールが完成するまで本処理を続行する。
【0034】次に、本発明の生産計画実行方法を製糖工
場における砂糖生成プラントに適用した場合につき説明
する。
【0035】製糖工場の砂糖生成プラントには、図5に
示すように、原糖から生成される蜜を格納する蜜タンク
101と、製品作成時に抽出される結晶から残った残蜜
を格納する、蜜の濃度の高い順に配列された蜜タンク1
02,103,…,10nと、これらの蜜を配合し砂糖
の結晶を生成する結晶缶104,105と、結晶缶10
4,105で作成される半製品を一度保存するレシーバ
106,107と、そのレシーバ106,107から半
製品を受け取り、製品と残蜜に分ける遠心分離器108
等のプロセス機器が配置されている。
【0036】製品生成時においては、製品の糖種が決定
すると、その糖種に適合した蜜の配合計算を行って最適
の蜜の配分を決定し、結晶缶104(かつ/または10
5)に蜜タンク1〜nの蜜を適量配合する。結晶缶10
4(かつ/または105)においては熱処理が施され、
砂糖の核となるシードを入力後一定時間熱処理すること
により砂糖の結晶が育成され、半製品(液状の粒子)が
生成される。ここでできた半製品は一度レシーバ106
(かつ/または107)に移され、遠心分離器108の
空きを待ち、遠心分離器108が空いたならば、そこで
砂糖の結晶(製品)と残蜜に分けられ、砂糖の結晶は、
この後乾燥工程に送られ製品となる。また、残蜜は蜜濃
度を計られ、蜜濃度に応じて蜜タンク102〜10nに
戻される(振り蜜処理)。一定濃度以下の蜜は廃蜜とし
て廃棄される。
【0037】蜜タンク102,103,…,10nには
レベル計111,112,113,11nが設置され、
このレベル計により蜜の現在量が測定される。また、蜜
タンク102,103,…,10nの出口にはバルブ1
21,122,123,12nが設けられ、これらのバ
ルブを開閉することで結晶缶104,105に対する蜜
の供給が制御される。同様に結晶缶104,105、レ
シーバ106,107、遠心分離器108の出口にはバ
ルブ124,125,126,127,128が設けら
れ、これらのバルブを開閉することで下流側への半製品
または製品の供給が制御される。また、遠心分離器10
8はモータ129により回転駆動される。バルブ124
〜127の動作を検出することで結晶缶104,10
5、レシーバ106,107の使用状態が分かり、モー
タ129の動作を検出することで遠心分離器108の使
用状態が分かる。レベル計111〜11nは図1に示す
測定機器6aに相当し、バルブ121〜128を備えた
結晶缶104,105及びレシーバ106,107とモ
ータ129を備えた遠心分離器108とが図1に示すプ
ロセス機器6に相当する。
【0038】製糖工場における生産プロセスでは、本社
工場から送られる長期生産計画を生産工場においてワー
クステーションに入力し、表計算ソフトを用いて表形式
の長期生産計画表を作成し、これを生産管理計算機1の
表計算ファイル8に読み込ませる。図6に長期生産計画
表の一例を示す。
【0039】生産管理計算機1は、ファイル変換ソフト
9により長期生産計画表から日単位の生産計画表を作成
する。すなわち、ファイル変換ソフト9は、長期生産計
画表から製品コード及び生産量を読み出し、生産期間に
従い在庫量等を確認しながら生産優先順位の高いものか
ら日別に生産計画を作成する。また、このとき、製品の
生成で生じる二次原料(振り蜜処理で出来上がる蜜タン
ク101〜10nの残存量)を考慮しながら製品コード
の次のものの生産計画を作成する。図7に、一例とし
て、図6に示した長期生産計画の第1週分についての日
単位(日別)生産計画表を示す。この例では、製品コー
ド1234,2345,3456,4567,5678
の順に優先順位が高いものとしている。
【0040】なお、製品の生成で生じる二次原料(振り
蜜処理で出来上がる蜜タンク101〜10nの残存量)
を考慮しながら生産計画を作成する場合、生産計画に無
いものも副産物として生成されることがある。具体的に
は、製品aを生成した場合に振り蜜処理で蜜タンク10
2に蜜が振り蜜されるとすると、蜜タンク102を使用
した製品を生成する必要が発生する。日単位の生産計画
表はこれらを考慮しながら作成される。
【0041】このようにして作成された日単位の生産計
画表は前述したように通信情報ファイル10に格納さ
れ、一日の初め(その日の生産開始時刻)に当日分の生
産計画表がLAN4を介してプロセス計算機3へダウン
ロードされる。また、生産開始時刻を過ぎた後でも生産
計画の変更があった場合は、その変更後の生産計画表が
生産管理者の操作でダウンロードされる。
【0042】また、プロセス制御計算機3で収集蓄積し
た生産実績情報は通信ソフト11を利用してリアルタイ
ムで通信情報ファイル10にアップロードされ、当日の
生産計画との差分を実績情報として日単位の生産計画表
の実績値のエリアに格納し、生産管理者がこの情報を用
いることで生産実績による生産計画の解析等を行う。ま
た、当日の生産終了時にもプロセス制御計算機3で収集
蓄積した当日の生産実績情報をアップロードし、日単位
の生産計画表の実績値のエリアに格納するとともに、当
日生産計画との差分から翌日の日単位の生産計画を補正
する。図8に補正後の生産計画表の一例を示す。この例
では、8月1日の製品コード1234001、2345
001の生産計画がそれぞれ2トン、4トンであったの
に対して、実績がそれぞれ1.8トン、4.2トンであ
ったため、8月6日の生産計画をそれぞれ2トン、2ト
ンから2.2トン、1.8トンに修正し、8月1日の製
品コード3456001,5678001の生産計画が
それぞれ2トン、3トンであったのに対して、実績がそ
れぞれ2.1トン、2.9トンであったため、8月2日
の生産計画をそれぞれ2トン、3トンから1.9トン、
3.1トンに修正している。
【0043】プロセス制御計算機3におけるスケジュー
ル作成処理は、生産管理計算機1から通信制御プログラ
ム12を介して生産開始時刻及び生産計画変更時にスケ
ジュールファイル13にダウンロードされる生産計画を
基に、スケジュールルールファイル15及び実績情報フ
ァイル18を用いて作成される。スケジュール制御プロ
グラム16はプロセス制御計算機上で5分周期で動作
し、終日までの最新の計画実行スケジュールを5分毎に
作成する。
【0044】すなわち5分周期の各動作において、まず
当日分の生産計画を検出する(処理A)。この後、実績
情報反映処理として、制御用計算機5がレベル計111
〜11nから入手し実績情報ファイル18に格納されて
いる現状の蜜タンク101〜10nのレベルを参照し、
蜜タンクタイムテーブル(蜜予測テーブル)に現在値で
反映する。また、バルブ124〜127、モータ129
の運転データから入手し実績情報ファイル18に格納さ
れているバルブ124〜127、モータ129の動作状
態を参照し、結晶缶104,105、レシーバ106,
107及び遠心分離器108の使用状態を判定してこれ
らのプロセス機器の始動時刻を記憶し、現在時刻から残
り使用時間を算出し、機器タイムテーブル(機器予測テ
ーブル)に機器使用状況を反映する。同時に、蜜タンク
タイムテーブルにも予測値を反映する(処理B)。
【0045】一例を図9に示す。タイムテーブルは現時
点から将来24時までの状態を予測するためのテーブル
であり、この例では5分刻みで288データ(24時間
分)を有している。機器タイムテーブルは機器が使用さ
れているかどうかの状態を表示し、蜜タンクタイムテー
ブルは将来にわたって蜜がどのように変化するかを表示
する。この例では、処理Aで検出される当日の生産計画
製品を優先順位の高い方からa,b,c,dとし、製品
a〜dは全て同一の機器、例えば蜜タンク101,10
2、結晶缶104、レシーバ106、遠心分離器108
を使用するものとし、製品aは現在生産実行中とする。
処理Bでは、結晶缶104のタイムテーブルには現時刻
から製品aの1バッチ分の処理が終了する15分後の時
刻まで使用中の表示がされ、レシーバ106のタイムテ
ーブルにはその時刻から更に製品aの1バッチ分の処理
が終了する10分後の時刻まで使用中の表示がされ、遠
心分離器108のタイムテーブルには更にその時刻から
製品aの1バッチ分の処理が終了する15分後の時刻ま
で使用中の表示がされる。また、蜜タンク101,10
2のタイムテーブルには製品aを生産することで変化す
る蜜レベルの予測値が表示される。
【0046】上記処理後、スケジュール制御プログラム
16は生産管理計算機からダウンロードされた日別生産
計画の生産予定製品のうち生産が実行されていないもの
を読み出し、その製品にチェック用のフラグを設定し
(処理C−1)、優先順位の最も高い製品のフラグが設
定状態にあるかどうかをチェックし(処理C−2)、設
定状態にあればそのフラグを解除してスケジュールルー
ルファイル15からその製品に対応したスケジュールル
ールを検出する(処理D)。
【0047】次に、上記のようにして検出された製品の
機器使用NOから対応する機器タイムテーブルを参照し
て、プログラム上の現時点での機器使用状態をチェック
する(処理E)。このチェックで空きが確認されれば、
使用蜜の値から配合演算処理を行い、使用する蜜タンク
を決定し、対応する蜜タンクタイムテーブルを参照して
それぞれの蜜のレベルが使用量以上あることを確認し
(処理F)、上記製品の計画実行スケジュールを作成す
る(処理G)。このスケジュールの作成は、その製品の
製品コードと生産開始時刻等を制御ファイル17に登録
することにより行う。この制御ファイル17への登録に
より、品種管理プログラムはその登録時刻になると登録
製品の生産を開始する指令を制御用計算機5に出力し、
自動的に登録製品の生産を開始する。この場合は、生産
開始時刻は現時点の時刻が登録され、直ちに登録製品の
生産が開始される。
【0048】機器が空いていない場合または蜜のレベル
が足りない場合は、次に優先順位の高い製品を選択して
そのフラグを解除し(処理C−2)、その製品について
上記の処理を繰返す。この処理を機器が空くまでまたは
蜜レベルが使用量あることが確認されるまで他の製品に
ついて行い、全ての生産予定製品のフラグが解除された
場合は、24時間(1日)分の計画実行スケジュールの
作成が終了したかどうかを判定し(処理I)、未終了で
あれば生産予定製品のフラグを再度設定し(C−1)、
計画実行スケジュールの次の時刻について上記処理を繰
返す。次の時刻において上記と同様に全ての生産予定製
品のフラグが解除された場合は、更に次の時刻について
同様の処理を行い、この処理を機器の空きがありかつ蜜
のレベルが使用量以上あることが確認されるまで繰返し
て行う。機器の空きがあり蜜のレベルが使用量以上ある
ことが確認されると、その時の製品の計画実行スケジュ
ールを作成する(処理G)。このスケジュールの作成
は、上記と同様にその製品の製品コードと生産開始時刻
等を制御ファイル17に登録することにより行い、この
場合、生産開始時刻は機器の空きが確認された時点の時
刻が登録される。この制御ファイル17への登録によ
り、品種管理プログラムはその登録時刻になると登録製
品の生産を開始する指令を制御用計算機5に出力し、今
までの製品の生産を中止し、自動的に登録製品の生産を
開始する。
【0049】上記の例では、日別生産計画の製品aは既
に生産実行中なので、処理C−1では製品b,c,dが
読み出されてフラグが設定され、処理C2では製品b,
c,dのうち最も優先順位の高い製品bが生産予定製品
として検出され、製品bのフラグが解除される。処理D
では製品bのスケジュールルールをファイル15から検
出する。スケジュールルールファイル15には、その製
品で使用する機器使用情報、結晶缶NO、レシーバN
O、遠心分離器NOや、それらを使用する機器使用時
間、使用蜜の濃度(配合値)、遠心分離時に抽出される
振り蜜(結晶されなかった残蜜)の蜜タンクNO等の情
報が予め登録されている。
【0050】処理Eにおいて図9に示すタイムテーブル
の現時刻のデータから製品bで使用する機器(結晶缶1
04/レシーバ106/遠心分離器108)が空き状態
か確認を行う。この例では結晶缶104は現在製品aで
使用中のため、空き状態でないと判定され、処理C−2
に戻り、次に優先順位の高い製品cを検出し、この製品
cについて上記の処理を繰返し機器が空き状態でないと
判定され、処理C−2に再び戻る。同様に製品dについ
ても上記の処理が繰返された後、処理C−2ではフラグ
が設定状態にある生産予定製品はなしと判定され、処理
Iに移行する。処理Iは5分刻みの管理時刻でタイムテ
ーブルを製品毎に24時間分検出して行くものであり、
ここでは24時間(1日)分の計画実行スケジュールの
作成が未終了であると判定され、処理C−1で生産予定
製品b,c,dのフラグを再度設定し、5分刻みの次の
時刻、すなわち5分後の時刻について上記処理を繰返
す。
【0051】以上の処理を15分後の時刻まで繰り返し
た後、20分後の時刻では処理Eにおいて、製品bで使
用する機器(結晶缶104/レシーバ106/遠心分離
器108)が空き状態であることか確認され、処理Fに
おいて蜜タンク101,102の蜜のレベルが使用量以
上あることが確認され、処理Gで製品bについての計画
実行スケジュールが作成される。すなわち、製品bの製
品コードと生産開始時刻として20分後の時刻が制御フ
ァイル17に登録される。
【0052】上記のように製品コードと生産開始時刻が
登録されると、機器タイムテーブルに対してそれぞれの
機器毎に機器使用開始時間から機器使用時間分使用状態
とする。また、同様に蜜タンクタイムテーブルに対して
も使用密量分減算する。上記の例では、図10に示すよ
うに、結晶缶104のタイムテーブルには管理時刻から
製品bの1バッチ分の処理が終了する時刻まで使用中の
表示がされ、レシーバ106のタイムテーブルにはその
時刻から更に製品aの1バッチ分の処理が終了する時刻
まで使用中の表示がされ、遠心分離器108のタイムテ
ーブルには更にその時刻から製品aの1バッチ分の処理
が終了する時刻まで使用中の表示がされる。また、蜜タ
ンク101,102のタイムテーブルには製品bを生産
することで変化する蜜レベルの予測値が表示される。
【0053】次いで、全製品について計画実行スケジュ
ールの作成が終了したかどうかを判定し(処理H−
2)、終了していなければフラグが設定状態の他の製品
の優先順位の高い順に処理D〜H−2を繰返す。上記の
例では、製品bに続いて製品c,dの順で上記の処理を
繰返す。全製品の計画実行スケジュールが作成されれ
ば、24時間(1日)分の計画実行スケジュールの作成
が終了したかどうかを判定し、この場合はスケジュール
作成が終了しているので、処理を終了する。
【0054】上記の処理は5分周期で繰返して実施さ
れ、終日までの5分毎に最新のスケジュールが作成され
る。
【0055】本実施例によれば、生産管理計算機1の表
計算ソフトを利用して長期生産計画を実行するための日
単位の生産計画を作成し、その日単位の生産計画を下位
のプロセス制御計算機3にダウンロードして計画実行ス
ケジュールを作成するので、最適のスケジュールを生産
管理者の介入を行わず自動で作成することが可能にな
り、生産工程の短縮、原料等の有効利用が図れるととも
に、熟練生産管理者が不在であっても最適のスケジュー
ルを作成することができる。
【0056】また、プロセス制御計算機3で収集した生
産実績情報をリアルタイムに生産管理計算機1の表計算
ソフトにアップロードするので、その生産実績情報に基
づき所定期間単位の生産計画を補正することが可能とな
り、また、生産実績情報による生産計画の解析が容易に
なり、製品の品質向上等の効果がある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、原料及び機器状態にあ
った最適なスケジュールが自動的に作成されるので、ス
ケジュール作成時間の浪費が防止されるとともに、生産
計画のバラツキをなくし、製品生産工程の短縮、原料等
の有効利用を図ることができる。また、熟練生産管理者
不足の問題も解決できる。
【0058】また、その生産実績情報に基づき所定期間
単位の生産計画を補正することが可能となるとともに、
その生産実績情報を用いた製品生産計画解析が容易にな
り、製品の品質向上等を図ることができる。
【0059】また、本発明によれば、長期生産計画を表
計算ソフトを利用して表形式で作成するので、所定期間
単位の生産計画を表形式の生産計画として自動的に作成
することが可能となり、また生産実績情報をアップロー
ドし所定期間単位の生産計画を補正する場合も、生産管
理計算機上で生産実績情報を自動的に表に変換し、生産
計画を自動的に補正することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による生産計画実行方法を実
施するためのシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す生産管理計算機における機能構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示すプロセス制御計算機における機能構
成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すプロセス制御計算機におけるスケジ
ュール制御プログラムの処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の生産計画実行方法が適用される一例と
して製糖工場における砂糖生成プラントの概略図であ
る。
【図6】本発明の生産計画実行方法を製糖工場における
砂糖生成プラントに適用した場合の長期生産計画表の一
例を示す図である。
【図7】図6に示す長期生産計画表から得られる日単位
の生産計画表の一例を示す図である。
【図8】図7に示す日単位の生産計画表を実績情報に基
づき補正した後の状態を示す図である。
【図9】本発明の生産計画実行方法を製糖工場における
砂糖生成プラントに適用した場合に計画実行スケジュー
ルを製作する過程で使用される機器タイムテーブル及び
蜜タンクタイムテーブルを示す図である。
【図10】図9に示す図と同様な機器タイムテーブル及
び蜜タンクタイムテーブルの製品bを登録した後の状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 生産管理計算機 2 制御装置 3 プロセス制御計算機 4A,4B LAN 5 制御用計算機 6 プロセス機器 6a 測定機器 7 表計算ソフト 8 表計算ファイル 9 ファイル変換ソフト 10 通信情報ファイル 11 通信ソフト 12 通信制御プログラム 13 スケジュールファイル 14 品種情報ファイル 15 スケジュールルールファイル 16 スケジュール制御プログラム 17 制御情報ファイル 18 実績収集ファイル 19 品種管理プログラム 20 実績収集プログラム 101〜10n 蜜タンク 104,105 結晶缶 106,107 レシーバ 108 遠心分離器 121〜12n,124〜128 バルブ 129 モータ
フロントページの続き (72)発明者 田内 和博 茨城県東茨城郡内原町三湯字訳山500番地 日立那珂エレクトロニクス株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製品をバッチ方式で生産するバッ
    チプラントにおける生産計画実行方法において、 生産管理計算機に長期生産計画を入力し、この長期生産
    計画を実行するための所定期間単位の生産計画を作成す
    ること;前記所定期間単位の生産計画を各所定期間の始
    めに下位の制御装置にダウンロードすること;前記制御
    装置において前記所定期間単位の生産計画に含まれる製
    品毎に生産計画の実行可能性をチェックし、各製品の生
    産開始時刻について前記所定期間分の計画実行スケジュ
    ールを作成すること;前記計画実行スケジュールに応じ
    てプロセス機器を制御し前記所定期間単位の生産計画を
    実行すること;を特徴とする生産計画実行方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記長期生産計画は表計算ソフトを利用して表形式
    で作成され、前記所定期間単位の生産計画はその表形式
    の長期生産計画をファイル変換ソフトに読込むことで自
    動的に表形式の生産計画として作成されることを特徴と
    する生産計画実行方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記制御装置において原料及びプロセス機器の使用
    状態に関する情報を入手し、この情報を用いて前記製品
    毎の生産計画の実行可能性をチェックすることを特徴と
    する生産計画実行方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の生産計画実行方法におい
    て、前記原料及びプロセス機器の使用状態の現在からの
    推移をタイムテーブルに表示し、このタイムテーブルを
    検索することにより前記製品毎の生産計画の実行可能性
    をチェックすることを特徴とする生産計画実行方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記所定期間単位の生産計画は日単位の生産計画で
    あることを特徴とする生産計画実行方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記制御装置は前記生産管理計算機と通信により接
    続されたプロセス制御用計算機と、このプロセス制御計
    算機に通信により接続され前記プロセス機器の動作を制
    御する制御用計算機とを有し、前記計画実行スケジュー
    ルは前記プロセス制御計算機において作成され、この計
    画実行スケジュールに基づく指令を前記制御用計算機に
    出力し対応するプロセス機器の動作を制御することを特
    徴とする生産計画実行方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記計画実行スケジュールは所定時間間隔で繰返し
    て作成、更新されることを特徴とする生産計画実行方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の生産計画実行方法におい
    て、前記制御装置において製品の生産実績情報を収集
    し、これを前記生産管理計算機にアップロードし、前記
    生産管理計算機においてその生産実績情報に基づき前記
    所定期間単位の生産計画を補正することを特徴とする生
    産計画実行方法。
  9. 【請求項9】 複数の製品をバッチ方式で生産するバッ
    チプラントにおける生産計画実行装置において、長期生
    産計画が入力され、この長期生産計画を実行するための
    所定期間単位の生産計画を作成する生産管理計算機と;
    前記生産管理計算機に通信手段を介して接続され、その
    通信手段を介して前記所定期間の生産計画がダウンロー
    ドされるとともに、その所定期間単位の生産計画に含ま
    れる製品毎に生産計画の実行可能性をチェックし、各製
    品の生産開始時刻について前記所定期間分の計画実行ス
    ケジュールを作成し、その計画実行スケジュールに応じ
    てプロセス機器を制御し、前記所定期間単位の生産計画
    を実行する制御装置と;を有すること特徴とする生産計
    画実行装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記生産管理計算機は、前記長期生産計画を表形
    式で作成するための表計算ソフトと、その表形式の長期
    生産計画を読込んで前記所定期間単位の生産計画を自動
    的に表形式の生産計画として作成するファイル変換ソフ
    トとを有することを特徴とする生産計画実行装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記制御装置は、原料及びプロセス機器の使用状
    態に関する情報を入手し、この情報を用いて前記製品毎
    の生産計画の実行可能性をチェックすることを特徴とす
    る生産計画実行装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の生産計画実行装置に
    おいて、前記制御装置は、前記原料量及びプロセス機器
    の使用状態の現在からの推移を表示するタイムテーブル
    を有し、このタイムテーブルを検索することにより前記
    製品毎の生産計画の実行可能性をチェックすることを特
    徴とする生産計画実行装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記生産管理計算機のファイル変換ソフトは前記
    所定期間単位の生産計画を日単位の生産計画として作成
    することを特徴とする生産計画実行装置。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記制御装置は前記生産管理計算機と前記通信手
    段により接続されたプロセス制御用計算機と、このプロ
    セス制御計算機に通信手段により接続され前記プロセス
    機器の動作を制御する制御用計算機とを有し、前記プロ
    セス制御計算機が前記計画実行スケジュールを作成しか
    つこの計画実行スケジュールに基づく指令を前記制御用
    計算機に出力し、この制御用計算機はその指令に基づき
    対応するプロセス機器の動作を制御することを特徴とす
    る生産計画実行装置。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記制御装置は、前記計画実行スケジュールを所
    定時間間隔で繰返して作成し更新することを特徴とする
    生産計画実行装置。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の生産計画実行装置にお
    いて、前記制御装置は、製品の生産実績情報を収集して
    これを前記通信手段を介して前記生産管理計算機にアッ
    プロードし、前記生産管理計算機はその生産実績情報に
    基づき前記所定期間単位の生産計画を補正することを特
    徴とする生産計画実行装置。
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